JP5426955B2 - 配線ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート壁内又は吹き付けの断熱材内に埋設される配線ボックスに関する。
例えば、コンクリート壁内に埋設される配線ボックスは、コンクリート壁内に埋設される前、開口側にボックスカバー(塗代カバー)が予め取り付けられた状態で、支骨鉄筋に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のボックスカバーは、四角枠状をなし、中央部が開口するとともに、その開口の周囲には塗代壁が形成されている。そして、ボックスカバーが配線ボックスに取り付けられることにより、配線ボックスの開口側に塗代壁が設けられ、配線ボックスの開口周縁側が閉塞されて塗代が設けられるとともに、塗代壁の内側から配線ボックスの内部空間の一部が開口される。
また、コンクリートが打設される前、支骨鉄筋に取り付けられた配線ボックスに対しては、配線ボックスの側壁に形成された透孔から配線ボックス内に配線器具接続用のケーブルが引き込まれる。このケーブルは透孔に連結された電線管内に挿通されるが、電線管は、透孔を利用して配線ボックスに連結された電線管接続具を介して配線ボックスに連結される。この電線管接続具は、筒状をなす本体の一端部に螺子部を備えるとともに、螺子部に螺合可能なロックナットを備える。そして、電線管接続具は、配線ボックスの透孔に螺子部を挿通するとともに、配線ボックス内で螺子部にロックナットを螺合することで配線ボックスに連結される。
支骨鉄筋に配線ボックスが支持された状態において、コンクリート壁を構築する際、型枠の内面を塗代壁の開口端に当接させることで、配線ボックス内にコンクリートが入り込むことが防止される。また、電線管によってケーブルが保護される。型枠除去後は、塗代壁の内側から配線ボックスの内部空間がコンクリート壁の外部に向けて開口し、塗代壁から配線ボックス内のケーブルを引出してケーブルに配線器具が接続されるとともに、配線器具が配線ボックスに取り付けられる。
特開2006−166663号公報
ところが、コンクリート埋設用の配線ボックスにおいて、ボックスカバーの塗代壁内の空間は狭いため、塗代壁の内側からロックナットと螺子部とを螺合する作業が行いにくく、電線管接続具を配線ボックスに連結する作業の作業性が悪い。さらに、上記作業性の悪さから、電線管接続具の連結のため、ボックスカバーを配線ボックスから取り外すことがあり、この場合ボックスカバーを再度取り付ける手間が掛かったり、ボックスカバーの取付忘れが生じたりして作業性が悪いという問題もあった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、電線管接続具の連結の際の作業性を向上させることができる配線ボックスを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、コンクリート壁内又は吹き付けの断熱材内に埋設される配線ボックスであって、四角板状の底壁と、該底壁の対向する一方の側縁から立設された第1側壁及び対向する他方の側縁から立設された第2側壁と、前記第1及び第2側壁の反底壁側に設けられるとともに四角枠状をなし前記第1側壁に沿って延びる第1辺部及び第2側壁に沿って延びる第2辺部とからなる塗代壁と、が一体成形されてなり、前記第1側壁と前記第1辺部とが略同一平面上に位置しており、また、一対の第1側壁の少なくとも一方に電線管接続具を連結可能とする連結部が設けられるとともに、前記塗代壁よりも底壁寄りでの前記配線ボックスの内部空間を広げるため、前記第1側壁の側部が前記第2辺部の外面より外側方に延設されるとともに、前記第2辺部の外面よりも外側方には、前記第1側壁の側部、前記第2側壁全体、及び底壁からなる膨出部が形成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配線ボックスにおいて、前記膨出部は、両第2辺部の外面より外側方に形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配線ボックスにおいて、前記連結部は前記第1側壁に貫設された貫通孔であることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の配線ボックスにおいて、前記貫通孔は、前記第1側壁の中央部寄りの位置から前記第2辺部の内面よりも前記第2側壁寄りの位置まで延びるように形成されていることを要旨とする。
本発明によれば、電線管接続具の連結の際の作業性を向上させることができる。
実施形態の配線ボックスを支骨鉄筋に支持させた状態を示す斜視図。 実施形態の配線ボックスを示す斜視図。 実施形態の配線ボックスを示す図2の3−3線断面図。 実施形態の配線ボックスを示す図2の4−4線断面図。 配線ボックスに電線管接続具を連結した状態を示す正面図。 配線ボックスに電線管接続具を連結した状態を示す図5の6−6線断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、コンクリート壁(図示せず)に埋設される配線ボックス11は、コンクリート壁の支骨鉄筋24にバインド線25等により結束、固定されることにより、支骨鉄筋24に支持されるとともに、この配線ボックス11には電線管接続具30が連結される。
図5に示すように、電線管接続具30は、円筒状をなす接続具本体31を備え、この接続具本体31の軸方向一側部(図5では下側部)の外周面には螺子部31aが形成されるとともに、接続具本体31の他側部(図5では上側部)には管接続部32が形成されている。そして、図1に示すように、管接続部32に電線管Dの端部を挿入することにより、電線管接続具30に電線管Dが抜け止めされた状態で接続されるようになっている。また、接続具本体31の外周面において、螺子部31aよりも管接続部32寄りには当接部31bが形成されている。この当接部31bは、螺子部31aを配線ボックス11内へ挿通させたとき、配線ボックス11の外面に当接する。さらに、図5に示すように、電線管接続具30は、螺子部31aに螺合可能なロックナット33を備えている。
次に、図2〜図4に従って配線ボックス11について説明する。なお、図2の矢印Y1に示す方向を配線ボックス11の深さ方向、矢印Y2に示す方向を配線ボックス11の幅方向、矢印Y3に示す方向を配線ボックス11の高さ方向とする。図3に示すように、配線ボックス11は、四角板状の底壁12を備えるとともに、この底壁12には、後述する配線器具取付部27を成形するため等の各種透孔12aが形成されている。また、図2に示すように、底壁12において、高さ方向(上下方向)に対向する一方の側縁それぞれには矩形板状の第1側壁13が立設されるとともに、幅方向(左右方向)に対向する他方の側縁それぞれには略矩形板状の第2側壁14が立設されている。そして、配線ボックス11は、底壁12と第1側壁13と第2側壁14によって四角箱状に形成されるとともに、配線ボックス11内には内部空間Sが区画されている。
図3に示すように、底壁12の内面における両第1側壁13寄りそれぞれには、バー材挿通部21が両第2側壁14の対向する内面間に架設されている。各バー材挿通部21には挿通孔21aが形成されるとともに、挿通孔21aの両端は両第2側壁14外面から開放されている。そして、挿通孔21aには手により屈曲可能なバー材22(図1参照)が挿通されるようになっている。
図2に示すように、各第1側壁13には連結部としての貫通孔13aが、第1側壁13の長さ方向(配線ボックス11の幅方向)に2つ並列した状態で形成されている。貫通孔13aには、接続具本体31の螺子部31aを挿通可能になっている。また、螺子部31aを貫通孔13aに挿通したとき、当接部31bが第1側壁13の外面に当接し、接続具本体31が貫通孔13aを通過しないようにしている。すなわち、貫通孔13aの孔径は、当接部31bの外径より小さくなっている。また、2つの貫通孔13aは、貫通孔13aそれぞれに螺子部31aが挿通された状態で両接続具本体31の管接続部32同士が接触しないように互いに所定距離だけ離間させた位置に形成されている。なお、各貫通孔13aは、貫通孔13aの未使用時にはノック部13bによって閉塞されている。
また、第1側壁13及び第2側壁14の反底壁12側には、四角枠状の塗代壁15が底壁12と対向するように形成されている。塗代壁15は、各第1側壁13に沿って平行に延びる第1辺部15aと、各第2側壁14に沿って平行に延びる第2辺部15bとから形成されている。第1辺部15aの長さ方向(配線ボックス11の幅方向)への長さは、第1側壁13の長さ方向への長さより短くなっており、第1辺部15aは、その長さ方向両端が第1側壁13の長さ方向両端より内寄りに位置するように配置されている。そして、第1側壁13と第1辺部15aとを合わせた平面視では略T字状になっている。
また、第1辺部15aは外面が第1側壁13の外面と同一平面上に位置するとともに、内面が第1側壁13の内面と同一平面上に位置している。すなわち、第1辺部15aは第1側壁13と厚みが同じであるともに、面一となるように第1側壁13に連設されている。第2辺部15bの長さ方向(配線ボックス11の高さ方向)への長さは、第2側壁14の長さ方向(配線ボックス11の高さ方向)への長さと同じになっている。なお、第2側壁14は、底壁12の他方の側縁から立設された矩形板状をなす部位と、その矩形板状をなす部位の端縁と、第2辺部15bの基端縁とを繋ぐ矩形板状をなす部位とからなる。よって、第2側壁14全体は、第2辺部15bの外面より外側方に配設されている。
配線ボックス11において、第1側壁13の長さ方向の両側部は、配線ボックス11の幅方向において、塗代壁15の第2辺部15bの外面より外側方まで延設されている。また、両第2側壁14は、第2辺部15bの外面よりも外側方に配設されており、さらに、底壁12の両第2側壁14側も、第2辺部15bの外面よりも外側方に配設されている。そして、配線ボックス11の幅方向における塗代壁15の両側(両第2辺部15bの外面よりも外側方)には、第1側壁13の長さ方向の側部、第2側壁14、及び底壁12の第2側壁14側の側部からなる膨出部20が形成されている。膨出部20は、塗代壁15より底壁12寄りに形成されている。
図4に示すように、配線ボックス11において、対向する第2側壁14の内面間の幅W1は、塗代壁15における対向する第2辺部15bの内面間の幅W2より長くなっている。また、図5に示すように、配線ボックス11において、対向する第1側壁13の内面間の高さH1は、塗代壁15における対向する第1辺部15aの内面間の高さH2と同じになっている。
よって、図2に示すように、膨出部20が形成されることにより、配線ボックス11の内部空間Sは、塗代壁15よりも底壁12寄りで第2辺部15b内面よりも外側方に広がるように形成されている。そして、配線ボックス11の幅方向に沿った内部空間Sの長さが、配線ボックス11の幅方向に沿った塗代壁15の内部空間の長さより長くなっている。すなわち、配線ボックス11の幅方向に沿った内部空間Sの開口長さは塗代壁15によって狭められ、配線ボックス11の幅方向において塗代壁15の両側に塗代が設けられている。また、配線ボックス11に膨出部20が形成されることにより、第2辺部15bの外面と第2側壁14の外面との間には段差が形成されている。
塗代壁15において、各第1辺部15aの長さ方向中央部の内面には配線器具取付部27が形成されている。この配線器具取付部27には締結具(図示せず)が螺着可能な螺着孔27aが形成されている。また、図4に示すように、第1側壁13に形成された貫通孔13aは、第1側壁13の長さ方向中央部側の端縁が、配線ボックス11の深さ方向における配線器具取付部27より底壁12側に位置している。一方、貫通孔13aは、第2側壁14側の端縁が膨出部20の内部と対向する位置まで達するように、第1側壁13の長さ方向の中央部から第2側壁14側にまで形成されている。このため、貫通孔13aを用いて電線管接続具30を第1側壁13に連結した場合、図6に示すように、螺子部31aの径方向の一部(第2側壁14側の一部)が膨出部20内に収容されるとともに、第2辺部15bの外面よりも外側方に位置するようになっている。
次に、配線ボックス11をコンクリート壁に埋設する方法について説明する。まず、配線ボックス11の各種透孔12aがトロ防止テープにより塞がれて配線ボックス11内には、塗代壁15以外は全て密閉された内部空間Sが形成される。次に、図1に示すように、両バー材挿通部21の挿通孔21aにバー材22を挿通し、バー材22の長さ方向における両側部を両第2側壁14外面から突出させる。次に、バー材22の両側部それぞれを、コンクリート壁の支骨鉄筋24にバインド線25等により結束、固定する。すると、支骨鉄筋24に対して配線ボックス11が支持される。
次に、上側の第1側壁13の両ノック部13bを第1側壁13から除去し、貫通孔13aを開放させる。次に、ロックナット33を塗代壁15の内側を通過させて配線ボックス11の内部空間Sに配置するとともに、ロックナット33の端面を第1側壁13の内面に当接させる。そして、一方の手でロックナット33の端面を第1側壁13内面に当接させた状態を維持しながら、他方の手で貫通孔13aに接続具本体31の螺子部31aを挿通するとともにロックナット33内に挿通する。その後、ロックナット33を回転させないようにしながら接続具本体31を回転させ、螺子部31aをロックナット33に螺合する。当接部31bが第1側壁13外面に当接すると、当接部31bとロックナット33によって第1側壁13が挟持されるとともに、電線管接続具30が第1側壁13に連結される。
その後、電線管接続具30に電線管Dが接続されるとともに、電線管D内にケーブル(図示せず)が挿通され、ケーブルは余長部を有した状態で配線ボックス11の内部空間Sに収容される。コンクリート壁を構築する際、配線ボックス11の前後に型枠が立設されるとともに、前側の型枠の内面に塗代壁15の開口端が当接される。そして、コンクリートが打設されると、塗代壁15の周囲(塗代)がコンクリートに埋設されるとともに、電線管Dによってケーブルが保護される。型枠除去後は、塗代壁15の内側から配線ボックス11の内部空間Sがコンクリート壁の外部に向けて開口し、その塗代壁15から配線ボックス11内のケーブルを引出してケーブルに配線器具(図示せず)が接続されるとともに、配線器具が配線ボックス11に取り付けられる。最後に、塗代壁15の開口が化粧プレート(図示せず)によって閉塞される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)塗代壁15によって配線ボックス11の開口は狭められているが、膨出部20が形成されることによって、配線ボックス11の内部空間Sは塗代壁15の第2辺部15b内面より外側方に広げられている。このため、配線ボックス11内の広い内部空間Sを利用してロックナット33を第1側壁13内面に当接させる作業を容易に行うことができる。さらに、配線ボックス11における第1側壁13内面と塗代壁15の第1辺部15a内面とは同一平面上に位置し、第1側壁13の内面が塗代壁15内面から凹んだ位置にない。このため、ロックナット33を当接させた状態を維持しながらロックナット33と螺子部31aを螺合する作業を容易に行うことができる。したがって、塗代壁15によって配線ボックス11の開口が狭められていても、電線管接続具30を配線ボックス11に連結する作業の作業性を向上させることができる。その結果として、電線管接続具30を配線ボックス11に連結する作業性を向上させるために、配線ボックス11からボックスカバーを取り外すといった作業が必要ないため、電線管接続具30の連結後に、ボックスカバーを再度取り付ける手間が無く、しかも、ボックスカバーの取付忘れが生じる虞も無くすことができる。
(2)配線ボックス11には、塗代壁15が一体成形されている。このため、配線ボックス11に塗代壁15を設けるため、塗代壁を備えたボックスカバーを配線ボックス11に取り付ける必要がなく、ボックスカバー取付のための手間を省くことができる。
(3)配線ボックス11に膨出部20が形成されることにより、第1側壁13の側部は、塗代壁15における第2辺部15b内面より外側方へ延設されている。よって、塗代壁15によって開口が狭められていても、第1側壁13に2つの電線管接続具30を並列させた状態で接続することができる。
(4)膨出部20の内部には、第1側壁13に連結された電線管接続具30の螺子部31aの径方向一部を収容することができる。よって、膨出部20を形成することにより、電線管接続具30を第2側壁14寄りの位置に連結することができ、電線管接続具30同士の接触を無くすことができる。その結果として、ロックナット33と螺子部31aを螺合する際の接続具本体31の回転作業をスムーズに行うことができる。
(5)第1側壁13に電線管接続具30を連結するための連結部は第1側壁13に貫設された貫通孔13aである。このため、電線管接続具30の螺子部31aを、貫通孔13aを貫通させて膨出部20内に配置することができる。よって、連結部を貫通孔13aとすることで、膨出部20を利用して第1側壁13に複数の電線管接続具30を並列に連結することができる。
(6)貫通孔13aはノック部13bによって閉塞されており、電線管接続具30が連結される場合にノック部13bは除去される。よって、配線ボックス11がコンクリート壁に埋設されるとき、ノック部13bによってコンクリートが配線ボックス11内に侵入することを防止することができる。
(7)塗代壁15によって配線ボックス11の開口は狭められているが、膨出部20が形成されることにより、配線ボックス11の内部空間Sは塗代壁15の第2辺部15b内面より外側方へ広がっている。このため、塗代壁15が形成されていない配線ボックスの開口全体を化粧プレートで閉塞する場合と比べると、本実施形態の配線ボックス11を用いることで化粧プレートを小さくすることができるとともに、第1側壁13には2つの電線管接続具30を介して2本の電線管Dを連結することができる。
(8)膨出部20は、第1側壁13間で第2側壁14が延びる方向、すなわち第2側壁14の長さ方向全体に亘って延びるように形成されている。よって、配線ボックス11の内部空間Sを塗代壁15の内側より広くすることができ、例えば、配線ボックス11内に引き込まれたケーブルの余長部を長くすることができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 膨出部20は、両第2側壁14のうちいずれか一方の第2側壁14側のみに形成されていてもよい。
・ 電線管接続具30は、螺子部31aとロックナット33との螺合により第1側壁13に連結されなくてもよく、接続具本体31の一端に形成した係止爪を第1側壁13内面に係止させて電線管接続具30を第1側壁13に連結してもよい。
・ 第1側壁13に連結される電線管接続具30の数、電線管接続具30の大きさに合わせて貫通孔13aの数、口径を変更してもよい。
・ 実施形態では、塗代壁15は、第1辺部15aが第1側壁13に沿って平行に延び、第2辺部15bが第2側壁14に沿って平行に延びるように形成されているが、第1辺部15aが第1側壁13に対し若干傾斜していたり、第2辺部15bが第2側壁14に対し若干傾斜していてもよい。
・ 実施形態では、第1辺部15aと第1側壁13とが同じ厚みで形成されていたが、ロックナット33を当接させた状態を維持しながらロックナット33と螺子部31aを螺合する作業を容易に行うことができれば、第1辺部15aと第1側壁13とが異なる厚みで形成されていてもよい。
・ 配線ボックス11は吹き付けの断熱材内に埋設されてもよい。
・ 実施形態では、両第1側壁13に貫通孔13aを形成したが、いずれか一方の第1側壁13のみに貫通孔13aを形成してもよい。
・ 配線器具取付部27を第1側壁13の内面から形成してもよい。
・ 実施形態において、貫通孔13aは、第1側壁13にほぼ全体が形成されるとともに一部が第1辺部15aに掛かるように形成されていてもよい。
次に前記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記第1側壁には前記電線管接続具を複数並列して連結可能に形成されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配線ボックス。
S…内部空間、11…配線ボックス、12…底壁、13…第1側壁、13a…連結部としての貫通孔、14…第2側壁、15…塗代壁、15a…第1辺部、15b…第2辺部、20…膨出部、30…電線管接続具。

Claims (4)

  1. コンクリート壁内又は吹き付けの断熱材内に埋設される配線ボックスであって、
    四角板状の底壁と、該底壁の対向する一方の側縁から立設された第1側壁及び対向する他方の側縁から立設された第2側壁と、前記第1及び第2側壁の反底壁側に設けられるとともに四角枠状をなし前記第1側壁に沿って延びる第1辺部及び第2側壁に沿って延びる第2辺部とからなる塗代壁と、が一体成形されてなり、
    前記第1側壁と前記第1辺部とが略同一平面上に位置しており、
    また、一対の第1側壁の少なくとも一方に電線管接続具を連結可能とする連結部が設けられるとともに、
    前記塗代壁よりも底壁寄りでの前記配線ボックスの内部空間を広げるため、前記第1側壁の側部が前記第2辺部の外面より外側方に延設されるとともに、前記第2辺部の外面よりも外側方には、前記第1側壁の側部、前記第2側壁全体、及び底壁からなる膨出部が形成されていることを特徴とする配線ボックス。
  2. 前記膨出部は、両第2辺部の外面より外側方に形成されている請求項1に記載の配線ボックス。
  3. 前記連結部は前記第1側壁に貫設された貫通孔である請求項1又は請求項2に記載の配線ボックス。
  4. 前記貫通孔は、前記第1側壁の中央部寄りの位置から前記第2辺部の内面よりも前記第2側壁寄りの位置まで延びるように形成されている請求項3に記載の配線ボックス。
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