JP2006311098A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツの視聴中に電子メールの着信に関する通知により利用者に不快感を与えることを軽減することができる携帯端末装置を提供すること。
【解決手段】放送や音楽の視聴動作中には電子メールの着信通知を一時的に抑制し、視聴中の放送に含まれているCM枠や楽曲間を検出したときに自動的に通知する。また、同様に、受信チャネルの切替を検出した場合や、視聴動作の終了の操作を検出した場合にも着信通知の抑制を解除する。
【選択図】図4

Description

本発明は、少なくとも電子メール(以下、『電子メール』または略称して単に『メール』と記述する。)の受信機能と、映像および音響の少なくとも一方を含むコンテンツを受信もしくは再生して該コンテンツを利用者に伝える機能と、を備える携帯端末装置に関する。
近年、携帯無線電話端末装置(即ち、いわゆる携帯電話機)、PDA(即ち、Personal Digital Assistance)、等といった携帯端末装置に様々な機能を搭載することが試みられている。
例えば近年の携帯無線電話端末装置は、通話機能および電子メールの通信機能を備えるだけでなく、地上波アナログテレビジョン放送、ラジオ放送、等の放送コンテンツを受信、もしくは記録された該放送コンテンツを再生して視聴できる機能や、配信される音楽等の音響コンテンツもしくは記録媒体に記録された音楽等の音響コンテンツを再生して視聴できる機能をも備えている。
また、地上波ディジタルテレビジョン放送の放送コンテンツを受信して視聴できる機能を携帯端末装置に付加することも試みられている。
この種の技術に関連して、放送を受信して得られた映像が表示されている画面上に重なるように、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)技術を用いて、受信した電子メールのメッセージを表示する提案が為されている(例えば、特許文献1参照)。
その他、携帯端末装置に対してテレビジョン放送の放送コンテンツの配信を行う際、各利用者に、より適した内容のコマーシャル情報を放送コンテンツの途中に挿入する提案も為されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、テレビジョン放送、ラジオ放送、音楽、等といったコンテンツを携帯端末装置で視聴している際に電子メールの着信に関する通知があると、利用者が、視聴に集中できず、不快に感じることが多い。
特に携帯端末装置の表示画面は小さいので、この表示画面で例えばテレビジョン番組を利用者が視ている際に該表示画面の周辺部に電子メールの着信に関する小さな通知マーク等が表示されただけでも、テレビジョン番組を視ることの妨げとなる。
同様に、携帯端末装置に設けられたスピーカあるいは携帯端末装置に接続されたイヤホンを介して例えば音楽を利用者が聴いている際に該スピーカあるいは該イヤホンから電子メールの着信に関する通知音が鳴った場合も、音楽を聴くことの妨げとなる。
特開2004−274140号公報 特開2003−339040号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、コンテンツの視聴中に電子メールの着信に関する通知により利用者に不快感を与えることを軽減することができる携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、電子メールの受信機能と、映像および音響の少なくとも一方を含むコンテンツを受信もしくは再生して該コンテンツを利用者に伝える機能と、を備える携帯端末装置であって、
前記電子メールの着信を検出し、当該電子メールの着信に関する通知を利用者に対して行う着信通知手段と、
前記コンテンツにおける区切り位置を検出する区切り検出手段と、
前記コンテンツが利用者に伝えられている間に、前記着信通知手段が前記電子メールの着信を検出した場合に前記電子メールの着信に関する前記着信通知手段の通知動作を抑制し、その後、前記区切り位置が前記区切り検出手段により検出されてから前記着信通知手段に前記通知を行うことを許可する着信通知制御手段と、
を有する。
この構成では、携帯端末装置が、コンテンツを利用者に伝えている間に電子メールを着信した場合に当該電子メールの着信に関する通知を行わず、その後、コンテンツにおける区切り位置を検出してから前記通知を行う。従って、コンテンツにおける区切り位置が、そこから電子メール着信の通知表示や通知音が現れてもコンテンツの視聴の妨げになり難い位置であれば、コンテンツ視聴中の利用者に不快感を与えることを軽減できる。
本発明の携帯端末装置の一態様では、
前記コンテンツが、放映中のテレビジョン放送の映像および音響、もしくはテレビジョン放送の映像および音響を記録したものであり、
前記区切り検出手段が、前記コンテンツにおいてテレビジョン番組の前後あるいは途中に現れるコマーシャル枠の開始を前記区切り位置として検出し、
前記コンテンツの映像が表示手段により表示され且つ前記コンテンツの音響が音響出力手段により発音されて利用者に伝えられている間に前記コマーシャル枠の開始が前記区切り検出手段により検出された場合、前記表示手段による前記電子メールの着信に関する通知の表示および前記音響出力手段による前記電子メールの着信に関する通知の発音の少なくとも一方がコマーシャル中に開始されるように前記着信通知制御手段が前記着信通知手段に前記通知を許可する。
この構成では、携帯端末装置が、コンテンツの映像を表示手段により表示し且つコンテンツの音響を音響出力手段により発音して利用者に視聴させている間にコマーシャル枠の開始を検出した場合、コマーシャル中に電子メールの着信に関する通知を開始する。このように、コンテンツにおける区切り位置をテレビジョンの視聴において重要視され難い広告、宣伝、等といったコマーシャルの開始位置に設定し、当該コマーシャル中に電子メール着信の通知を開始することにより、コンテンツ視聴中の利用者に不快感を与えることを軽減できる。
更に、本発明の携帯端末装置の一態様では、
前記区切り検出手段による前記コマーシャル枠の開始の検出を契機に直ちに前記コマーシャル中に前記通知を行うと好ましい。
この構成では、携帯端末装置が、コマーシャル枠の開始を検出すると直ちに電子メール着信の通知を行うので、コンテンツ視聴中の利用者に不快感を与えることを軽減しつつも、電子メールを着信していることをより早く利用者に伝えることができる。
更に、本発明の携帯端末装置の一態様では、
前記区切り検出手段が、前記コマーシャル枠へ切り替わる際に前記コンテンツの音響に生じるモノラル音からステレオ音への切り替わりを前記区切り位置として検出することが好ましい。
この構成では、携帯端末装置が、コンテンツにおけるモノラル音からステレオ音への切り替わりを区切り位置として検出するので、区切り位置の検出精度を高めることができる。一般に、コマーシャルには音響としてステレオ音が用いられる場合が多いのに対し、コンテンツの主体であるテレビジョン番組には音響としてモノラル音が用いられる場合が多いので、モノラル音からステレオ音への変化を検出すれば、テレビジョン番組からコマーシャルへの切り替わりを検出できることになる。尚、逆に、区切り検出手段が、ステレオ音からモノラル音への変化をコマーシャル終了の区切り位置として検出すれば、コマーシャルからテレビジョン番組への切り替わりを検出できる。
また、本発明の携帯端末装置の他の一態様では、
前記コンテンツが音響であり、
前記区切り検出手段は、前記コンテンツにおける音間の無音状態が所定時間を越える時を前記区切り位置として検出し、
前記コンテンツの音響が音響出力手段により発音されて利用者に伝えられている間に前記無音状態が所定時間を越える時が前記区切り検出手段により検出された場合、前記コンテンツが無音状態のうちに前記音響出力手段による前記電子メールの着信に関する通知の発音が開始されるように前記着信通知制御手段が前記着信通知手段に前記通知を許可する。
この構成では、携帯端末装置が、コンテンツの音を音響出力手段により利用者に聴かせている間に所定時間を越えるコンテンツにおける無音状態を検出した場合、コンテンツが無音状態のうちに前記電子メールの着信に関する通知の発音を開始する。このように、コンテンツにおける区切り位置をコンテンツを聴く上で重要視され難い無音状態の時に設定し、当該無音状態のうちに電子メール着信の通知音を発することにより、コンテンツを聴いている利用者に不快感を与えることを軽減できる。
その上、本発明の携帯端末装置の他の一態様における前記コンテンツが音楽である場合には、音楽を楽しんでいる利用者に不快感を与えることを軽減できる。これは、連続的に複数の楽曲を聴く場合であっても、複数の楽曲を繋ぎ合わせた、いわゆるノン・ストップ・ミュージックでない限り、楽曲と楽曲との間には必ず所定時間以上の無音区間が存在するのが一般的であることから、この無音区間を利用して電子メール着信の通知音を発すれば、音楽を楽しんでいる利用者に不快感を与えることが軽減されるであろうという思想に基づくものである。
また、本発明に係る他の携帯端末装置は、
電子メールの受信機能と、放映中のテレビジョン放送の映像および音響または放送中のラジオ放送の音響であるコンテンツを受信して該コンテンツを利用者に伝える機能と、を備える携帯端末装置であって、
前記電子メールの着信を検出し、当該電子メールの着信に関する通知を利用者に対して行う着信通知手段と、
前記コンテンツの放送チャネルの切り替えを検出するチャネル切り替え検出手段と、
前記コンテンツが利用者に伝えられている間に、前記着信通知手段が前記電子メールの着信を検出した場合に前記電子メールの着信に関する前記着信通知手段の通知動作を抑制し、その後、前記放送チャネルの切り替えが前記チャネル切り替え検出手段により検出された際に前記着信通知手段に前記通知を行うことを許可する着信通知制御手段と、
を有する。
この構成では、携帯端末装置が、コンテンツを利用者に伝えている間に電子メールを着信した場合に当該電子メールの着信に関する通知を行わず、その後、放送チャネルの切り替えを検出してから前記通知を行う。これは、放送チャネルの切り替え時に電子メール着信の通知表示や通知音が現れても、利用者に不快感を与え難いので、利用者のコンテンツ視聴の集中の妨げにはなり難い。
本発明に係る他の携帯端末装置の一態様では、
前記コンテンツが、前記放映中のテレビジョン放送の映像および音響であり、
前記コンテンツの映像が表示手段により表示され且つ前記コンテンツの音響が音響出力手段により発音されて利用者に伝えられている間に前記放送チャネルの切り替えが前記チャネル切り替え検出手段により検出された際に、前記表示手段による前記電子メールの着信に関する通知の表示および前記音響出力手段による前記電子メールの着信に関する通知の発音の少なくとも一方が行われるように前記着信通知制御手段が前記着信通知手段に前記通知を許可する。
この構成では、携帯端末装置が、コンテンツの映像を表示手段により表示し且つコンテンツの音響を音響出力手段により発音して利用者に視聴させている間に放送チャネルの切り替えを検出すると、電子メールの着信に関する通知を行うので、コンテンツ視聴中の利用者に不快感を与えることを軽減できる。
更に、本発明に係る他の携帯端末装置の一態様では、
前記チャネル切り替え検出手段による前記放送チャネルの切り替えの検出を契機に直ちに前記通知を行うと好ましい。
この構成では、携帯端末装置が、放送チャネルの切り替えを検出すると直ちに電子メール着信の通知を行うので、コンテンツ視聴中の利用者に不快感を与えることを軽減しつつも、電子メールを着信していることをより早く利用者に伝えることができる。
本発明に係る他の携帯端末装置のその他の態様では、
前記コンテンツが、放送中のラジオ放送の音響であり、
前記コンテンツの音響が音響出力手段により発音されて利用者に伝えられている間に前記放送チャネルの切り替えが前記チャネル切り替え検出手段により検出された際に、前記電子メールの着信に関する通知が音として前記音響出力手段により発せられるように前記着信通知制御手段が前記着信通知手段に前記通知を許可する。
この構成では、携帯端末装置が、コンテンツの音を音響出力手段により利用者に聴かせている間に放送チャネルの切り替えを検出すると、電子メールの着信に関する通知音を発するので、コンテンツを聴いている利用者に不快感を与えることを軽減できる。
更に、本発明に係る他の携帯端末装置のその他の態様では、
前記チャネル切り替え検出手段による前記放送チャネルの切り替えの検出を契機に直ちに前記通知が音として前記音響出力手段により発せられると好ましい。
この構成では、携帯端末装置が、放送チャネルの切り替えを検出すると直ちに電子メール着信の通知音を発するので、コンテンツを聴いている利用者に不快感を与えることを軽減しつつも、電子メールを着信していることをより早く利用者に伝えることができる。
尚、上述した本発明に係る携帯端末装置では、
前記着信通知制御手段が、前記電子メールの着信に関する前記着信通知手段の通知動作を抑制した後に前記コンテンツの終了を検出した場合、前記着信通知手段に前記通知を行うことを許可すると、コンテンツ視聴中の利用者に全く不快感を与えることがないので好ましい。
尚、本発明の携帯端末装置の例としては、携帯無線電話端末装置(即ち、いわゆる携帯電話機)、PDA(即ち、Personal Digital Assistance)、等が挙げられる。但し、本発明の携帯端末装置が、近年世の中で非常に普及している携帯無線電話端末装置であると、その小さな筐体を用いたコンテンツの視聴において利用者に不快感を与え難いものとなるので特に好ましい。
本発明によれば、コンテンツの視聴中に電子メールの着信に関する通知により利用者へ与える不快感を軽減できる。
以下、図1〜図9を参照しながら、本発明に係る携帯端末装置の複数の好適な実施形態について説明する。尚、ここでは、本発明の実施形態として、近年世の中で非常に普及している携帯無線電話端末装置(即ち、いわゆる携帯電話機)を挙げて説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について図1〜図4を参照しながら説明する。図1は第1実施形態の構成例を示すシステムブロック図、図2は第1実施形態のアプリケーション制御部の構成例を示すシステムブロック図、図3は第1実施形態の表示画面の表示例および表示の変化を具体的に示す正面図、そして図4は第1実施形態のアプリケーション制御部の主要な動作の具体例を示すフローチャートである。
この携帯無線電話端末装置には、単に通話機能だけでなく、電子メールの通信機能、放送受信機能、およびその他機能(後に詳述する。)が備わっている。ここでは、携帯無線電話端末装置が放送受信機能により受信可能な放送として、地上波ディジタルテレビジョン放送を想定しているが、その他、例えば、地上波アナログテレビジョン放送、ラジオ放送、等といった放送であってもよい。従って、本例の携帯無線電話端末装置は、放映中の地上波ディジタルテレビジョン放送の映像および音響といったコンテンツを受信可能な装置であるが、例えば前に放送されたテレビジョン放送の映像および音響からなるコンテンツやラジオ放送の音響からなるコンテンツを予め記録した、内蔵メモリあるいは着脱自在なメモリといった記録媒体を再生する装置としてもよい。そのような再生機能を備える携帯無線電話端末装置の場合には、放送受信機能が備わっていなくともよい。
図1に示されるように、この携帯無線電話端末装置は、通信用アンテナ11、無線通信部12、通信制御部13、放送受信用アンテナ14、チューナ15、チャネルデコーダ16、アプリケーション制御部100、キー操作部17、表示制御部18、表示部19、入出力インタフェース20、データメモリ21、スピーカ22、レシーバ23、およびマイク24を備える。
通信用アンテナ11は、所定の移動体通信システムの無線基地局との間で無線信号の送受信を行うために利用される。無線通信部12は、送信信号を所定の変調方式で変調して送信用の無線信号を生成するとともに、受信した無線信号を復調して受信信号を取り出すものであり、送受信用の無線通信回路を内蔵している。通信制御部13は、無線基地局と携帯無線電話端末装置との間の音声やデータの送受信を制御する機能を備えており、具体的には予めメモリに記録された処理プログラムに従って制御用のマイクロプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)が動作することにより所定の通信プロトコルに基づいた通信制御を行う。
放送受信用アンテナ14は、地上波ディジタルテレビジョン放送の電波を受信することが可能なアンテナであり、携帯無線電話端末装置上に搭載できるように十分に小型に形成されている。チューナ15は、希望するチャネルの無線信号を放送受信用アンテナ14を介して受信し、所定の中間周波数の受信信号に変換して出力する。希望するチャネルについては、アプリケーション制御部100の制御により変更できる。チャネルデコーダ16は、チューナ15から入力される中間周波数の受信信号を受け取り、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)復調処理した後、誤り訂正処理を施して得られるトランスポートストリーム(TS)データをアプリケーション制御部100に対して出力する。
アプリケーション制御部100は、この装置の主制御部であり、装置各部の統括制御や信号処理を行う制御手段である。具体的には、例えば、放送を受信して得られる受信データに対する処理を行ったり、電子メールの作成、受信、送信、等に伴う信号処理や動作制御を行う。実際のアプリケーション制御部100については、予めメモリに記録された処理プログラムに従って制御用のマイクロプロセッサ(CPU)が動作することにより実現される。
キー操作部17は、利用者(即ち、携帯無線電話端末装置のユーザ)が操作可能な複数のキー(即ち、キースイッチ)を備えた操作入力手段であって、操作された各キーに割り当てられたキーコードの信号をアプリケーション制御部100に対して出力する。即ち、キー操作部17は利用者がこの携帯無線電話端末装置の動作を操作するために利用される。
表示部19は、多数の表示素子が二次元に配列された例えばLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)であって、表示手段の表示部を構成する表示装置である。この表示部19の表示画面上には、実際には、発信先の電話番号、メール着信通知、メールメッセージ、メール作成画面、地上波ディジタルテレビジョン放送の動画等の映像、写真画像、時計、カレンダ、電話帳、発着信履歴、携帯無線電話端末装置の動作や操作に関する各種情報、等の画像が表示される。尚、表示部19にLCD等の表示装置に加えて発光ダイオード等の発光素子を設けてもよい。尚、表示部19に発光素子が設けられている場合、例えばメール着信通知を当該発光素子の点灯、点滅、あるいは消灯によって表示してもよい。
表示制御部18は、表示手段の制御部を構成する部分であり、アプリケーション制御部100から入力される様々な画像表示用のデータを表示部19の画面上に表示するための制御を行う。また、表示部19に発光素子が設けられている場合、表示制御部18は、アプリケーション制御部100から入力される様々な通知情報を当該発光素子で表示するための制御を行う。
入出力インタフェース20は、様々な外部機器との間でデータの入出力を行うために利用される。例えば、入出力インタフェース20を介して携帯無線電話端末装置の外部に所定のパーソナルコンピュータを接続し、画像データや文字データ、等の入出力を行うことができる。実際には、入出力インタフェース20として、ブルートゥースやIrDA(赤外線通信)を用いた無線通信インタフェースや、シリアルあるいはパラレルの有線通信インタフェースを用いることができる。また、入出力インタフェース20として着脱自在なメモリカード等の記録媒体を用いてもよく、本体にこのメモリカード等の記録媒体を装着し、このメモリカード等の記録媒体内にデータを格納することも可能である。このメモリカード等の記録媒体に上述したように例えば前に放送されたテレビジョン放送の映像および音響からなるコンテンツやラジオ放送の音響からなるコンテンツを記録しておき、携帯無線電話端末装置により再生してもよい。
データメモリ21は、内蔵メモリであって、例えばフラッシュメモリのような記録媒体で構成されており、電話番号およびメールアドレスを含む電話帳データや、電子メールデータおよびURLアドレス情報等のデータを格納するために利用される。このデータメモリ21に上述したように例えば前に放送されたテレビジョン放送の映像および音響からなるコンテンツやラジオ放送の音響からなるコンテンツを記録し且つ再生するように携帯無線電話端末装置を構成してもよい。
スピーカ22は、増幅器等も含む音響出力手段であって、電話着信通知音の出力、メール着信通知音の出力、通話音の出力、通話相手からの受信音声の出力、携帯無線電話端末装置の使用における報知音の出力、地上波ディジタルテレビジョン放送の受信音声の出力、等に用いられる。
レシーバ23は、通話相手からの受信音声の出力等に使用される。
マイク24は、携帯無線電話端末装置を使用する利用者の音声の入力に使用される。
前述のアプリケーション制御部100には、主要な機能として、図2に示すように放送受信データ処理部110とメール着信制御部120とが備わっている。
放送受信データ処理部110には、TSデコード部111、音声デコード部112、映像デコード部113、データ放送デコード部114、データ放送ブラウザ部115、提示処理部116、およびCM(コマーシャル)枠検知部117が備わっている。
メール着信制御部120には、メール着信検知部121、メール着信処理部122、メール着信通知制御部123、およびメール着信通知部124が備わっている。
TSデコード部111は、チャネルデコーダ16から入力されるTSデータを処理し、素データの種類に応じて、音声デコード部112、映像デコード部113、およびデータ放送デコード部114のいずれかに振り分けて出力する。実際のTSデータには音声、映像およびデータ放送のパケットが含まれており、各パケットの先頭部分には、PID(Packet ldentifier)が付加されている。TSデコード部111は各パケットの先頭のPIDを読み取ることで、音声データ、映像データおよびデータ放送のコンテンツをそれぞれ識別することができる。
音声デコード部112は、TSデコード部111から出力される音声データを受け取って復号した後、D/A変換(ディジタル・アナログ変換)して得られるアナログ音声信号をスピーカ22に出力する。
映像デコード部113は、TSデコード部111から出力される映像データを受け取ってデコードした後、画像を仮想画像プレーンに描画して、提示処理部116に出力する。例えば地上波ディジタルテレビジョン放送を受信した場合には、H.264符号化方式で符号化された映像データが入力されるので、映像デコード部113はこれを復号してから、仮想画像プレーンに描画し提示処理部116に出力する。
データ放送デコード部114は、TSデコード部111から入力される放送コンテンツ、即ち文字図形や静止画、字幕、電子番組表、等の情報を含むコンテンツを復元して出力する。
データ放送ブラウザ部115は、コンテンツ記述言語で記述されたデータをデータ放送デコード部114から受け取り、仮想画像プレーンにデータ放送のコンテンツを描画して、提示処理部116に出力する。地上波ディジタルテレビジョン放送の場合には、コンテンツ記述言語としてBML(Broadcast Markup Language)が用いられる。
提示処理部116は、映像デコード部113およびデータ放送ブラウザ部115から出力される複数の仮想画像プレーンを合成して1つの画像プレーンを構成し、映像出力として出力する。この映像出力は、表示制御部18を介して表示部19の画面に表示される。
CM枠検知部117は、受信した放送番組のコンテンツの中に含まれているCM枠(コマーシャル枠)の情報を検出する。この例では、CM枠検知部117は、CM枠を検出するために、コンテンツにおけるテレビジョン番組がコマーシャルへ切り替わる際に音響に生じるモノラル音からステレオ音への変化、即ち、切り替わりを区切り位置として検出する区切り検出手段である。
一般に、コマーシャルには音響としてステレオ音が用いられる場合が多いのに対し、コンテンツの主体であるテレビジョン番組には音響としてモノラル音が用いられる場合が多い。そこで、モノラル音からステレオ音への変化をCM開始タイミングとして検出すれば、テレビジョン番組からコマーシャルへの切り替わりを検出できることになる。尚、逆に、ステレオ音からモノラル音への変化をCM終了タイミングとして検出すれば、コマーシャルからテレビジョン番組への切り替わりを検出できることにもなる。このように、CM枠検知部117は、コンテンツ中の音声情報の特徴の変化を識別することにより、CMの開始および終了のタイミング、即ち、CM枠を検出することができる。
CM枠検知部117は、このようにして音声信号に基づいてCM枠の検知を行い、CM情報部分が検知されるとCM枠検知信号を出力する。
メール着信制御部120のメール着信検知部121は、携帯無線電話端末装置の無線通信機能を利用して、例えば定期的に移動体通信システムのセンターに対して受信メールの問い合わせを行い、携帯無線電話端末装置の利用者宛の電子メールが送達されているかどうかを確認する。
メール着信処理部122は、メール着信制御部120の問い合わせの結果、携帯無線電話端末装置の利用者宛の電子メールが送達されていることを確認した場合に、センターから受信メールのデータをダウンロードし、データメモリ21に格納する処理を行う。
メール着信通知制御部123は、メール着信検知部121の検知状態と前述のCM枠検知部117から出力されるCM枠検知信号とに基づいて、メール着信通知に関する制御を行う着信通知制御手段である。具体的に、メール着信通知制御部123は、コンテンツの視聴動作中でなければ、メール着信検知部121がメール着信を検出すると直ちにそれを通知するように、メール着信通知部124を制御する。また、メール着信通知制御部123は、コンテンツの視聴動作中であれば、メール着信検知部121がメール着信を検出した時に、CM枠検知信号がアクティブ、即ちCM中であればメール着信通知部124にメール着信通知を許可し、CM中でなければCMが開始されるまでメール着信通知部124によるメール着信通知を禁止して、CM枠の開始の検出を契機に直ちにCM中にメール着信通知部124にメール着信通知を許可する。
着信通知手段であるメール着信通知部124は、メール着信通知制御部123によりメール着信通知を許可されると直ちに、メール着信に関する通知マークを表示部19に表示するように表示制御部18に対して表示情報を出力し、同時に、メール着信に関する通知音であるメール着信メロディがスピーカ22から発せられるように処理を行う。尚、メール着信の通知に関する表示部19による表示とスピーカ22からの発音については、設定により、いずれか一方にすることができるものとする。
表示部19には例えば図3に示すような表示画面200が表示される。図3の例では、ディジタルテレビジョン放送視聴中にメール着信が発生した直後の画面(図3の左側参照。)には、テレビジョン放送表示画面201、データ放送表示画面202、サブメニュー表示部203、保存表示部204、およびメール作成表示部205が表示されている。また、テレビジョン放送視聴中にメール着信が発生した後で、放送の内容がCM枠に変化した時の画面(図3の右側参照。)には、メール着信表示部210の通知マークが現れている。
つまり、メール着信表示部210の表示については、通常のテレビジョン番組の視聴中は抑制され、テレビジョン番組がCM枠に切り替わった時にアクティブになる。このため、メール着信表示部210の通知マークによってテレビジョン番組の視聴が妨げられるのを避けることができる。尚、メール着信表示部210の通知マークは、点滅表示であってもよい。
次に、アプリケーション制御部100の具体的な動作について図4を参照しながら説明する。図4に示される動作は、携帯無線電話端末装置で地上波ディジタルテレビジョン放送を視聴しているときに、電子メールの着信が検出される場合の制御を表している。
まず、携帯無線電話端末装置の電源をオン(ON)にすると、アプリケーション制御部100から通信制御部13への制御により、携帯無線電話端末装置は待ち受け状態になる(即ち、ステップS11)。
地上波ディジタルテレビジョン放送のコンテンツを視聴するために、利用者がキー操作部17を操作して希望のチャネルを選択し該当チャネルの放送受信を指示すると、アプリケーション制御部100はチューナ15およびチャネルデコーダ16にそのための制御信号を出力する。
この場合、図4のステップS12の“Yes”、そしてステップS13に進み、放送の視聴が開始される。即ち、チューナ15は希望するチャネルの放送を受信し、中間周波信号に変換して出力する。放送の視聴が開始されない場合(即ち、ステップS12が“No”の場合)、再びステップS11に戻って携帯無線電話端末装置は待ち受け状態になる。
放送視聴状態において、チャネルデコーダ16は、チューナ15から中間周波信号を受取り、OFDM復調し、誤り訂正処理をしてトランスポートストリーム(TS)データをアプリケーション制御部100に出力する。このトランスポートストリームデータは前述のように処理され、画像は表示部19のテレビジョン放送表示画面201に表示され、音声情報はスピーカ22から音響として出力される。
このような放送視聴状態においても、メール着信検知部121は、移動体通信システムのセンターへの受信メールの問い合わせを定期的に行い、電子メールが送達されているかどうかを自動的に確認する(即ち、ステップS14)。
そして、電子メールが送達されていない場合(即ち、ステップS14が“No”の場合)にはステップS13に戻り、放送視聴動作を継続する。また、電子メールが送達されていることを検出した場合(即ち、ステップS14が“Yes”の場合)には、メール着信検知部121はメール着信処理部122およびメール着信通知制御部123に対して電子メールが送達されたことを伝達し、ステップS15に進む。
ステップS15では、CM枠検知部117が出力するCM枠検知信号がアクティブか否かを調べることにより、CM放映中か否かを識別する。CM放映中でなければ(即ち、ステップS15が“No”の場合には)、即ち、通常のテレビジョン番組を視聴している途中であれば、ステップS13に戻り、このまま放送視聴動作を継続する。尚、この時にはメール着信通知部124の動作を抑制するので、メール着信の通知は待機状態になる。
そして、CM枠に切り替わったことを検知した場合(即ち、ステップS15が“Yes”の場合)には、ステップS16に進む。ステップS16では、メール着信通知部124の動作を許可する。これにより、メール着信通知部124はメール着信の通知を画面上に表示する(図3のメール着信表示部210参照。)と同時に、ステップS17のように、メール着信通知部124はメール着信メロディが発音されるように処理し、メールの着信があったことを利用者に通知する。尚、メール着信通知制御部123が、電子メールの着信に関するメール着信通知部124の通知動作を抑制した後に、CM枠の検出なく、放送視聴の終了(即ち、コンテンツの終了)を検出した場合、メール着信通知部124に通知を行うことを許可すると好ましい。
尚、地上波ディジタルテレビジョン放送の視聴動作中であり且つメール着信の通知を抑制している期間中であっても、メール着信処理部122は電子メールが送達されたことを検知した場合には、受信メールをセンターからダウンロードしてデータメモリ21に格納する処理を行う。従って利用者がメールの着信を通知された後、所定の操作を行うことによりデータメモリ21から記憶された受信メールの内容を読み出して直ちに表示することができる。
ステップS18では、放送の視聴を終了するか否かを識別する。具体的には、利用者によるキー操作部17への入力操作により、放送の視聴を終了するか継続するかを選択することができる。利用者が終了の操作を行った場合(即ち、ステップS18が“Yes”の場合)にはステップS11に戻って、待ち受け状態に移行し、利用者から終了の指示がない場合(即ち、ステップS18が“No”の場合)にはステップS13に戻り、放送の視聴動作を継続する。
尚、利用者が緊急性の高い電子メールの着信を待っている間に地上波ディジタルテレビジョン放送等を視聴する可能性もある。従って、現実的には図4に示すような制御モードを利用者によるキー操作部17への入力操作により選択的にオン・オフできるように変更するのが望ましい。このような入力操作については、例えば図3に示すサブメニュー表示部203に相当するメニューの操作で行えばよい。
尚、第1実施形態では放送局から送信されているコンテンツをリアルタイムで受信し且つ視聴する場合について説明したが、放送局から送信されたコンテンツを予め適当な記録媒体に録画および録音しておき、該記録媒体から読み出したコンテンツを再生しながら視聴する場合にも上記とほぼ同様の制御を実施することができる。
以上、説明したように、第1実施形態によれば、コンテンツの映像を表示制御部18および表示部19により表示し且つコンテンツの音響をスピーカ22により発音して利用者に視聴させている間にCM枠の開始をCM枠検知部117が検出した場合、CM中に電子メールの着信に関する通知を開始する。このように、コンテンツにおける区切り位置をテレビジョンの視聴において重要視され難い広告、宣伝、等といったCM枠の開始位置に設定し、当該CM中に電子メール着信の通知を開始することにより、コンテンツ視聴中の利用者に不快感を与えることを軽減できる。
また、第1実施形態によれば、CM枠の開始を検出すると直ちに電子メール着信の通知を行うので、コンテンツ視聴中の利用者に不快感を与えることを軽減しつつも、電子メールを着信していることをより早く利用者に伝えることができる。
また、第1実施形態によれば、コンテンツにおけるモノラル音からステレオ音への切り替わりを区切り位置として検出するので、区切り位置の検出精度を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図5および図6を参照しながら説明する。図5は第2実施形態のアプリケーション制御部の構成例を示すシステムブロック図、そして図6は第2実施形態のアプリケーション制御部の主要な動作の具体例を示すフローチャートである。
この第2実施形態は第1実施形態の変形例であり、構成要素および制御の内容の大部分は第1実施形態と同一である。また、図5および図6において第1実施形態と同様または類似の機能を有する構成要素には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化あるいは省略する。
図5に示されるように、第2実施形態ではアプリケーション制御部100Aにチャネル切替判定部130が備わっている。このチャネル切替判定部130は、放送局を選択、換言すれば、放送コンテンツを選択するために利用者が受信チャネルの切り替え操作をキー操作部17に対して行う際に、その入力操作を検出し、チャネル切替検知信号を出力する。
また、メール着信通知制御部123Bは、前述のCM枠検知信号の代わりに、チャネル切替判定部130が出力するチャネル切替検知信号を監視する。
アプリケーション制御部100Aは図6に示す制御を実施する。第1実施形態と異なるのはステップS15Bだけである。ステップS15Bにおいては、前述のチャネル切替判定部130が出力するチャネル切替検知信号の有無を識別し、その結果に応じてメール着信通知を行うか待機するかを自動的に選択する。
即ち、チャネル切替検知信号が検出されない時(即ち、ステップS15Bが“No”のとき)には、利用者が番組のコンテンツを視聴中であるものとみなし、ステップS13に戻って放送の視聴動作を継続する。そして、チャネル切替検知信号を検出した場合(即ち、ステップS15Bが“Yes”の場合)には、利用者が視聴する番組を切り替えるためにチャネルを切り替えている、つまり番組の視聴を中断しているとみなすことができるので、ステップS16に進みメールの着信通知を実行する。
以上、説明したように、第2実施形態によれば、コンテンツを利用者に伝えている間に電子メールを着信した場合に当該電子メールの着信に関する通知を行わず、その後、放送チャネルの切り替えを検出してから電子メールの着信に関する通知を行う。これは、放送チャネルの切り替え時に電子メール着信の通知表示や通知音が現れても、利用者に不快感を与え難いので、利用者のコンテンツ視聴の集中の妨げにはなり難い。
また、第2実施形態によれば、コンテンツの映像を表示制御部18および表示部19(図1参照。)により表示し且つコンテンツの音響をスピーカ22(図1参照。)により発音して利用者に視聴させている間に放送チャネルの切り替えを検出すると、電子メールの着信に関する通知を行うので、コンテンツ視聴中の利用者に不快感を与えることを軽減できる。
また、第2実施形態においても、放送チャネルの切り替えを検出すると直ちに電子メール着信の通知を行うので、コンテンツ視聴中の利用者に不快感を与えることを軽減しつつも、電子メールを着信していることをより早く利用者に伝えることができる。
尚、第2実施形態においてコンテンツを放送中のラジオ放送の音響とした場合、コンテンツの音響をスピーカ22(図1参照。)により発音して利用者に聴かせている間に放送チャネルの切り替えが検出されると、電子メールの着信に関する通知音が発せられるので、コンテンツを聴いている利用者に不快感を与えることを軽減できる。
また、この場合も、放送チャネルの切り替えが検出されると直ちに電子メール着信の通知音が発せられるようにすれば、コンテンツを聴いている利用者に不快感を与えることを軽減しつつも、電子メールを着信していることをより早く利用者に伝えることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図7を参照しながら説明する。図7は第3実施形態のアプリケーション制御部の主要な動作の具体例を示すフローチャートである。
この第3実施形態も第1実施形態の変形例であり、構成要素および制御の内容の大部分は第1実施形態と同一である。また、図7において第1実施形態と同様な要素には同一符号を付して説明を簡略化あるいは省略する。
図7に示されるように、第3実施形態ではステップS19の処理が追加されている。このステップS19は、上述した第1実施形態の説明において、『メール着信通知制御部123が、電子メールの着信に関するメール着信通知部124の通知動作を抑制した後に、CM枠の検出なく、放送視聴の終了(即ち、コンテンツの終了)を検出した場合、メール着信通知部124に通知を行うことを許可すると好ましい。』と述べた内容を具体的に示すものである。
ステップS19では、放送の視聴を終了するか否かを識別する。具体的には、利用者によるキー操作部17(図1参照。)への入力操作により、放送の視聴を終了するか継続するかを選択することができる。利用者が終了の操作を行った場合(即ち、ステップS19が“Yes”の場合)にはステップS16に進み、CM中の場合と同様にメール着信通知を実行する。利用者が終了の操作を行わない場合(即ち、ステップS19が“No”の場合)には放送の視聴動作が継続される。
以上、説明したように、第3実施形態によれば、コンテンツ視聴中の利用者に全く不快感を与えることがないので好ましい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について図8を参照しながら説明する。図8は第4実施形態のアプリケーション制御部の主要な動作の具体例を示すフローチャートである。
この第4実施形態も第1実施形態の変形例であり、構成要素および制御の内容の大部分は第1実施形態と同一である。また、図8において第1実施形態と同様な要素には同一符号を付して説明を簡略化あるいは省略する。
図8に示されるように、第4実施形態では前述のステップS15がステップS15Cに置き換えられている。
第4実施形態では、利用者が携帯無線電話端末装置を用いて聴くコンテンツが連続的に再生される音楽である場合を想定している。尚、この例では音楽であるコンテンツが放送によって送信されたものであって、それを受信して聴く場合を想定しているが、予め音楽データを蓄積した記録媒体から読み出して再生して聴く場合にも同様に適用できる。
この形態では、連続的に再生される複数の楽曲の区切り位置を検出する曲間検知部(不図示)がアプリケーション制御部に設けられている。この曲間検知部は、視聴動作中に再生している音声信号のレベルを監視して、無音レベルの状態が所定時間(例えば3秒間)継続した場合に曲間の区切り位置であるものとみなす。この曲間検知部は、無音レベルの状態ではなくなったことも検出して次の楽曲の開始も区切り位置として検出できるので、楽曲間の無音区間を検出できる。尚、各楽曲の長さ(時間)を予め把握できる場合には、今回の楽曲の演奏開始時刻からの経過時間を監視することにより、次の区切り位置を予め予測することも可能である。
図8のステップS15Cにおいては、楽曲間の無音区間、即ち、区切り位置を前記曲間検知部が検出したか否かを識別し、区切り位置を検出した場合(即ち、ステップS15Cが“Yes”の場合)にはステップS16に進みメールの着信通知を実行する。前記曲間検知部が区切り位置を検出しない場合(即ち、ステップS15Cが“No”の場合)にはステップS13に戻って視聴動作を継続する。
つまり、この形態では、連続的に複数の楽曲を聴く場合であっても、複数の楽曲を繋ぎ合わせた、いわゆるノン・ストップ・ミュージックでない限り、楽曲と楽曲との間には必ず所定時間以上の無音区間が存在するのが一般的であることから、この無音区間を利用して電子メール着信の通知音を発すれば、音楽を楽しんでいる利用者に不快感を与えることが軽減されるであろうという思想に基づくものである。
以上、説明したように、第4実施形態によれば、コンテンツの音をスピーカ22(図1参照。)により発音して利用者に聴かせている間に所定時間を越えるコンテンツにおける無音状態を検出した場合、コンテンツが無音状態のうちに電子メールの着信に関する通知の発音を開始する。このように、コンテンツにおける区切り位置をコンテンツを聴く上で重要視され難い無音状態の時に設定し、当該無音状態のうちに電子メール着信の通知音を発することにより、コンテンツを聴いている利用者に不快感を与えることを軽減できる。
さて、図9は本発明に係る携帯無線電話端末装置の外観の一例を示す正面図である。
携帯無線電話端末装置500は、その筺体に、上述した第1実施形態〜第4実施形態のいずれかの各種機能ブロックを全て収納しており、図9に示されるように、通信用アンテナ11と、キー操作部17と、表示部19と、スピーカ22と、レシーバ23と、マイク24と、を備えている。尚、携帯無線電話端末装置500は、通信用アンテナ11が外部アンテナとして設けられた形態であるが、この形態を採る代わりに、放送受信用アンテナ14とともに内部アンテナを構成する形態であってもよいことは言うまでもない。
尚、本発明の主要な制御については、マイクロプロセッサで所定のプログラムを実行することにより実現してもよいし、専用のハードウェア(電子回路)で実現することもできる。また、本発明を実施する場合には、前述の複数の実施形態の処理を組み合わせてもよい。
本発明の携帯端末装置は、コンテンツの視聴中に電子メールの着信に関する通知により利用者へ与える不快感を軽減できるという効果を奏するので、少なくとも電子メールの受信機能と、映像および音響の少なくとも一方を含むコンテンツを受信もしくは再生して該コンテンツを利用者に伝える機能と、を備える種々の携帯端末装置として有用である。
本発明の第1実施形態の構成例を示すシステムブロック図 第1実施形態のアプリケーション制御部の構成例を示すシステムブロック図 第1実施形態の表示画面の構成および変化の具体例を表す正面図 第1実施形態のアプリケーション制御部の主要な動作の具体例を示すフローチャート 第2実施形態のアプリケーション制御部の構成例を示すシステムブロック図 第2実施形態のアプリケーション制御部の主要な動作の具体例を示すフローチャート 第3実施形態のアプリケーション制御部の主要な動作の具体例を示すフローチャート 第4実施形態のアプリケーション制御部の主要な動作の具体例を示すフローチャート 本発明に係る携帯無線電話端末装置の外観の一例を示す正面図
符号の説明
11 通信用アンテナ
12 無線通信部
13 通信制御部
14 放送受信用アンテナ
15 チューナ
16 チャネルデコーダ
17 キー操作部
18 表示制御部
19 表示部
20 入出力インタフェース
21 データメモリ
22 スピーカ
23 レシーバ
24 マイク
100 アプリケーション制御部
110 放送受信データ処理部
111 TSデコード部
112 音声デコード部
113 映像デコード部
114 データ放送デコード部
115 データ放送ブラウザ部
116 提示処理部
117 CM枠検知部
120 メール着信制御部
121 メール着信検知部
122 メール着信処理部
123 メール着信通知制御部
124 メール着信通知部
130 チャネル切替判定部
200 表示画面
201 テレビジョン放送表示画面
202 データ放送表示画面
203 サブメニュー表示部
204 保存表示部
205 メール作成表示部
210 メール着信表示部

Claims (13)

  1. 電子メールの受信機能と、
    映像および音響の少なくとも一方を含むコンテンツを受信もしくは再生して該コンテンツを利用者に伝える機能と、
    を備える携帯端末装置であって、
    前記電子メールの着信を検出し、当該電子メールの着信に関する通知を利用者に対して行う着信通知手段と、
    前記コンテンツにおける区切り位置を検出する区切り検出手段と、
    前記コンテンツが利用者に伝えられている間に、前記着信通知手段が前記電子メールの着信を検出した場合に前記電子メールの着信に関する前記着信通知手段の通知動作を抑制し、その後、前記区切り位置が前記区切り検出手段により検出されてから前記着信通知手段に前記通知を行うことを許可する着信通知制御手段と、
    を有する携帯端末装置。
  2. 請求項1記載の携帯端末装置であって、
    前記コンテンツが、放映中のテレビジョン放送の映像および音響、もしくはテレビジョン放送の映像および音響を記録したものであり、
    前記区切り検出手段が、前記コンテンツにおいてテレビジョン番組の前後あるいは途中に現れるコマーシャル枠の開始を前記区切り位置として検出し、
    前記コンテンツの映像が表示手段により表示され且つ前記コンテンツの音響が音響出力手段により発音されて利用者に伝えられている間に前記コマーシャル枠の開始が前記区切り検出手段により検出された場合、前記表示手段による前記電子メールの着信に関する通知の表示および前記音響出力手段による前記電子メールの着信に関する通知の発音の少なくとも一方がコマーシャル中に開始されるように前記着信通知制御手段が前記着信通知手段に前記通知を許可する携帯端末装置。
  3. 請求項2記載の携帯端末装置であって、
    前記区切り検出手段による前記コマーシャル枠の開始の検出を契機に直ちに前記コマーシャル中に前記通知を行う携帯端末装置。
  4. 請求項2または3記載の携帯端末装置であって、
    前記区切り検出手段が、前記コマーシャル枠へ切り替わる際に前記コンテンツの音響に生じるモノラル音からステレオ音への切り替わりを前記区切り位置として検出する携帯端末装置。
  5. 請求項1記載の携帯端末装置であって、
    前記コンテンツが音響であり、
    前記区切り検出手段は、前記コンテンツにおける音間の無音状態が所定時間を越える時を前記区切り位置として検出し、
    前記コンテンツの音響が音響出力手段により発音されて利用者に伝えられている間に前記無音状態が所定時間を越える時が前記区切り検出手段により検出された場合、前記コンテンツが無音状態のうちに前記音響出力手段による前記電子メールの着信に関する通知の発音が開始されるように前記着信通知制御手段が前記着信通知手段に前記通知を許可する携帯端末装置。
  6. 請求項5記載の携帯端末装置であって、
    前記コンテンツが音楽である携帯端末装置。
  7. 電子メールの受信機能と、放映中のテレビジョン放送の映像および音響または放送中のラジオ放送の音響であるコンテンツを受信して該コンテンツを利用者に伝える機能と、を備える携帯端末装置であって、
    前記電子メールの着信を検出し、当該電子メールの着信に関する通知を利用者に対して行う着信通知手段と、
    前記コンテンツの放送チャネルの切り替えを検出するチャネル切り替え検出手段と、
    前記コンテンツが利用者に伝えられている間に、前記着信通知手段が前記電子メールの着信を検出した場合に前記電子メールの着信に関する前記着信通知手段の通知動作を抑制し、その後、前記放送チャネルの切り替えが前記チャネル切り替え検出手段により検出された際に前記着信通知手段に前記通知を行うことを許可する着信通知制御手段と、
    を有する携帯端末装置。
  8. 請求項7記載の携帯端末装置であって、
    前記コンテンツが、前記放映中のテレビジョン放送の映像および音響であり、
    前記コンテンツの映像が表示手段により表示され且つ前記コンテンツの音響が音響出力手段により発音されて利用者に伝えられている間に前記放送チャネルの切り替えが前記チャネル切り替え検出手段により検出された際に、前記表示手段による前記電子メールの着信に関する通知の表示および前記音響出力手段による前記電子メールの着信に関する通知の発音の少なくとも一方が行われるように前記着信通知制御手段が前記着信通知手段に前記通知を許可する携帯端末装置。
  9. 請求項8記載の携帯端末装置であって、
    前記チャネル切り替え検出手段による前記放送チャネルの切り替えの検出を契機に直ちに前記通知を行う携帯端末装置。
  10. 請求項7記載の携帯端末装置であって、
    前記コンテンツが、放送中のラジオ放送の音響であり、
    前記コンテンツの音響が音響出力手段により発音されて利用者に伝えられている間に前記放送チャネルの切り替えが前記チャネル切り替え検出手段により検出された際に、前記電子メールの着信に関する通知が音として前記音響出力手段により発せられるように前記着信通知制御手段が前記着信通知手段に前記通知を許可する携帯端末装置。
  11. 請求項10記載の携帯端末装置であって、
    前記チャネル切り替え検出手段による前記放送チャネルの切り替えの検出を契機に直ちに前記通知が音として前記音響出力手段により発せられる携帯端末装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか一項記載の携帯端末装置であって、
    前記着信通知制御手段は、前記電子メールの着信に関する前記着信通知手段の通知動作を抑制した後に前記コンテンツの終了を検出した場合、前記着信通知手段に前記通知を行うことを許可する携帯端末装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか一項記載の携帯端末装置である携帯無線電話端末装置。
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