JP2006309528A - 配信装置および配信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
入力機器と出力機器の処理効率を向上させるようにした配信装置および配信制御方法を提供する。
【解決手段】
配信装置20は内部に、その時間帯に出力先となる出力機器30が規定されるとともに、その出力機器30に対するジョブの発行条件、ジョブ再送処理の繰り返し条件、ジョブ発行後の監視条件等が規定される配信ルールを有し、入力機器10からデータ処理要求を受信すると、この配信ルールに基づいて出力先を選択するとともに、入力機器10から受信したデータ処理要求に基づいて当該出力機器30に対してジョブを発行(生成および送信)する。さらに、ジョブの発行後、配信ルールに基づいて出力機器30で実行されるジョブを所定時間監視する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力機器からの処理要求に基づき該処理要求に係わるデータと該データに対する処理の命令とを含むジョブを出力機器へ発行する配信装置および配信制御方法に係わり、詳しくは、出力機器にジョブを発行するための条件と、ジョブの再送処理繰り返し条件と、ジョブ発行後に出力機器で実行されるジョブの処理状況の監視条件とを含む配信ルールを時間帯および出力先に応じて設定できるようにした配信装置および配信制御方法に関する。
近年、コンピュータ(ファイルサーバ等)やスキャナ、ファックスなどの入力機器とネットワークで接続されたコンピュータ上で、これら入力機器からのデータを受信して、同じくネットワークに接続されたプリンタ、ファックス(これらの機能を含む複合機)などの出力機器に、ジョブを送信してプリントやファックスなどのサービスを実現する配信システムが提案されている。
従来、この種の配信システムに関連する技術として、ネットワークに接続された複数台のプリンタから、最適な出力機器(プリンタ)を選択し、かかるプリンタに対して印刷要求(ジョブ)を発行(ジョブの生成および送信)するといったネットワークシステムにおけるプリンタの管理方法が知られている。
例えば、特許文献1では、印刷データに含まれるデータの種類をチェックし、当該データを印刷可能なプリンタを選択して、印刷要求(ジョブ)を発行する技術について言及されている。
また、データではなく出力機器(プリンタ)の状態に応じて出力先を選択する技術としては、特許文献2に記載されるように、プリンタ上の出力待ちジョブ数と、そのプリンタの出力速度に基づいて出力終了予定時間を求め、最も出力処理が早く終了するプリンタを選択し、印刷要求を発行する技術や、特許文献3に記載されるように、予めプリンタを登録しておき、印刷出力に際して登録されたプリンタの中から使用可能状態にあるプリンタを選択し、印刷要求を発行する技術や、特許文献4に記載されるように、時刻指定の印刷要求があると、出力待ちジョブ数と指定時刻を勘案し、最適なプリンタを選択し、印刷要求を発行する技術が知られている。
ところで、出力機器に処理状況の状態を通知する機能を設け、出力機器での処理状況をユーザ端末で確認できるようにし、出力機器での処理状況を監視できるという方法が知られている。
このことを踏まえると、従来の技術を組み合わせることにより、入力機器からデータを受信して、最適な出力機器を選択し、出力機器に対しジョブを発行し、その処理状況を監視するといった配信システムを実現することができる。
また、プリンタやファックスなどの出力機器が1台しかない場合にも、その出力機器が一定の条件を満たし、処理可能状態になるまでジョブの発行を待機する配信システムも、従来の技術から実現可能であった。
特開平2−99377号 特開平1−196624号 特開平3−122715号 特開3−157716号
しかしながら、複数種類の出力機器に対して入力機器からの処理要求を配信する配信システムにおいては、ある出力機器が処理できない状態であっても、時間帯によっては、ユーザに通知すれば、次のジョブの発行を行っても良い場合がある。
例えば、昼間などユーザが近くに居る、すなわち、ユーザに処理状況を通知できる時間帯に、ファイルサーバへの蓄積とプリンタへの出力とを同時に行った場合に、プリンタへの出力が失敗したとしても、ユーザに通知されていれば、後からその処理を実行できるため、大きな問題とならない。
そのため、昼間など処理が頻繁に発生する時間帯には、出力機器の処理を止めてしまい業務に支障が出る方が問題となるため、次のジョブを発行し、処理を順次実行した方がよい。
また、出力機器がスキャナ機能を備える複合機である場合、時間帯によっては、スキャナ機能の作業を優先させたいため、印刷要求の処理を抑えたい場合もある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、入力機器と出力機器の処理効率を向上させるようにした配信装置および配信制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、入力機器からの処理要求に基づき該処理要求に係わるデータと該データに対する処理の命令とを含むジョブを出力機器へ発行する配信装置において、前記ジョブを前記出力機器へ発行するための配信条件を規定する配信ルールを時間帯に対応して設定する配信ルール設定手段と、前記配信ルール設定手段で設定した配信ルールを格納する配信ルール格納手段と、前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器に対する前記ジョブの発行を制御する出力制御手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記配信ルールは、前記出力機器に対するジョブの発行を許可する該出力機器で実行予定のジョブ数の制限値を規定する第1の条件と、前記出力機器に対するジョブ再送処理の回数および該ジョブ再送処理の待機間隔を含むジョブ再送繰り返し条件を規定する第2の条件とを含み、前記出力制御手段は、前記第1の条件と前記第2の条件とを含む配信ルールに基づき前記出力機器に対するジョブの発行を制御することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記配信ルールは、前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視を行う待機時間を規定する第3の条件を含み、前記出力制御手段は、前記第3の条件を含む配信ルールに基づき前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視を行うことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視結果をユーザに通知するユーザ通知手段を更に具備することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4の発明において、前記配信ルール設定手段は、前記配信ルールを前記時間帯に加えて、曜日若しくは日付に対応して設定することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、入力機器からの処理要求に基づき該処理要求に係わるデータと該データに対する処理の命令とを含むジョブを出力機器へ発行する配信装置において、前記ジョブを前記出力機器へ発行するための配信条件を規定する配信ルールを時間帯に対応して設定する配信ルール設定手段と、前記配信ルール設定手段で設定した配信ルールを格納する配信ルール格納手段と、前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器に対する前記ジョブの発行を制御する出力制御手段と、前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視を行う監視手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、入力機器からの処理要求に基づき該処理要求に係わるデータと該データに対する処理の命令とを含むジョブを出力機器へ発行する配信装置の配信制御方法において、前記ジョブを前記出力機器へ発行するための配信条件を規定する配信ルールを時間帯に対応して配信ルール設定手段で設定し、前記配信ルール設定手段で設定した配信ルールを配信ルール格納手段で格納し、前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器に対する前記ジョブの発行を出力制御手段で制御し、前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視を監視手段で行うことを特徴とする。
本発明によれば、出力機器にジョブを発行するための条件と、ジョブの再送処理繰り返し条件と、ジョブ発行後に出力機器で実行されるジョブの処理状況の監視条件とを含む配信ルールを時間帯および出力先に応じて設定できるようにしたため、ユーザの使用環境に応じた配信装置を構築できる。
そのため、出力機器を占有して使用できる時間帯には、配信装置から多くのジョブを発行できるように配信ルールを設定し、出力機器が他の用途(配信装置からのジョブ以外)に使用される時間帯には、配信装置からのジョブを抑えるように配信ルールを設定し、ユーザが出力機器での不具合に対応できない時間帯には、できるだけジョブの失敗を防ぐ設定等を行うことができるので、入力機器と出力機器の処理効率を向上させることができる。
以下、この発明に係わる配信装置および配信制御方法の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる配信装置20を適用した配信システムの全体構成の一例を示す図である。
この配信システムは、入力機器10と、配信装置20と、出力機器30とを具備して構成される。また、それぞれの装置は、LAN(Local Area Network)などで構成されたネットワークを介して通信可能に接続される。なお、本発明の機能が実現されるのであれば、LAN以外のもので接続されていても良く、特に接続形態は問わない。
入力機器10は、配信装置20にデータ処理要求を入力(送信)する装置である。例えば、この入力機器10には、ファックス(受信用)、スキャナ、ファイルサーバ等のコンピュータ等が該当し、配信装置20に対してデータ処理要求を入力する装置であればよい。このデータ処理要求には、処理対象のデータと、かかるデータに対する処理要求とが含まれる。
出力機器30は、配信装置20から出力(送信)されるジョブを実行する装置である。例えば、この出力機器30には、ファックス(送信用)、プリンタ、ファイルサーバ等のコンピュータ等が該当し、配信装置20から出力されるジョブを実行する装置であればよい。
配信装置20から出力機器30に送信されるジョブには、入力機器10から受信した処理対象データと、同じく受信した処理要求に基づいた命令とが含まれる。
例えば、出力機器30がファックスであれば、データと、そのデータをファックス送信するための宛先(宛先番号、通知モード、発信者コード等)や、送信画質、原稿サイズを指定した命令とを含むジョブがファックスに送信される。これを受信したファックスでは、その宛先に対してファックス送信を行う。
また、出力機器30がファイルサーバであれば、データと、そのデータを格納するパスを指定した命令とを含むジョブがファイルサーバに送信される。これを受信したファイルサーバでは、指定されたディレクトリにデータを格納する。
また、出力機器30がプリンタであれば、データと、そのデータを印刷するための印刷命令(印刷設定値等)とを含むジョブがプリンタに送信される。これを受信したプリンタでは、その指示に従って印刷処理を行う。
本発明の要部である配信装置20は、内部に配信ルールを有し、かかる配信ルールに基づいて、入力機器10から受信したデータ処理要求に基づいたジョブを出力機器30に発行(ジョブの生成および送信)する。さらに、配信装置20はジョブの発行後、配信ルールに基づいて出力機器30で実行されるジョブの処理状況を所定時間監視する。
この配信ルールは、時間帯に対応して設けられる。配信ルール内には、その時間帯に出力先となる出力機器30が規定されるとともに、その出力機器30に対するジョブの発行条件、ジョブ再送処理の繰り返し条件、ジョブ発行後の監視条件等が規定される。配信装置20は、この配信ルールに基づいて、時間帯に応じて出力先や、その出力先に対するジョブ発行方法等を変更することとなる。
この配信装置20を適用した配信システムにおける配信制御処理の流れとしては、例えば、入力機器10であるスキャナで画像データの読み取りが行われると、スキャナから配信装置20に読み取られた画像データと、かかるデータに対する処理要求とが含まれたデータ処理要求が送信される。このデータ処理要求を受信した配信装置20は、現在時刻と対応する配信ルールに基づいてジョブの発行先となる出力機器30を選択する。
出力機器30を選択すると、配信装置20は、入力機器10から受信した画像データと、そのデータに対する命令とを含むジョブを当該出力機器30に対して発行する。例えば、出力機器30がプリンタである場合には、プリンタに対してデータと、そのデータを印刷するための印刷命令とを含むジョブを発行する。また、配信装置20はジョブの発行後、配信ルールに基づいてプリンタで実行される印刷処理の状況を所定時間監視する。
ここで、上述した配信ルールの詳細について説明する。図2には、配信ルールの一例が示される。
同図に示されるように、配信ルールには、入力機器10のIPアドレス等が設定される「入力機器識別情報」と、時間帯が設定される「配信条件」と、出力機器30に関する情報が設定される「出力機器の情報」と、エラーやジョブの完了をユーザに通知する方法が設定される「通知方法」とを含む設定項目が設けられる。
この配信ルールの読み方を説明する。配信装置20に対して「入力機器識別情報」に設定された入力機器10から「配信条件」に設定された時間帯にデータ処理要求が送られてきた場合、配信装置20は、「出力機器の情報(1)」および「出力機器の情報(2)」に設定された出力機器30に対してジョブを発行する。また監視結果は、「通知方法」に設定された方法によりユーザに通知することとなる。
なお、本実施例においては「配信条件」に時間帯を設定する場合を説明するが、時間の他、曜日や、日付を設定してもよいし、時間と曜日、時間と日付を組み合わせた「配信条件」を設定してもよい。
まず、「出力機器の情報(1)」について説明する。「出力機器の情報(1)」には、出力機器30のIPアドレス等が設定される「出力機器識別情報」と、その出力方法が設定される「出力内容」と、「出力機器の条件」とを設定するための詳細項目が設けられる。
「出力機器の条件」には、さらに「動作条件」と、「繰り返し条件」と、「監視時間」と、「出力機器アクセス情報」とを設定するための詳細項目が設けられる。
「動作条件」には、配信装置20から出力機器30にジョブを発行するための条件が設定される。すなわち、この「動作条件」に設定された条件を満たした場合に、配信装置20から出力機器30に対してジョブが発行されることとなる。
この「動作条件」には、送信待ちジョブ数の制限値が設定され、配信装置20内で、当該出力機器30に対して送信待ちとなっているジョブ数が、ここに設定された制限値を越えている場合には、「動作条件」を満たさないため、ジョブの送信を保留する。
この「動作条件」に送信待ちジョブ数の制限値を小さく設定した場合には、ジョブの再送処理が減少するため、配信装置20からのジョブによる出力機器30の負荷が低減するが、出力機器30へジョブが送れない事態が頻繁に発生する可能性がある。そのため通常、処理が頻繁に発生する昼時間帯には制限値を小さく設定し、再送処理回数を減少させて配信装置20の処理速度を向上させる。昼時間帯であれば、出力機器30へジョブが送れなかったとしても、ユーザが近くに居るため、ユーザに通知することで直ぐに出力機器30の不具合等に対応できるため、特に問題はない。
一方、「動作条件」に送信待ちジョブ数の制限値を大きく設定した場合には、配信装置20からのジョブが確実に出力機器30へ送信される可能性が高くなる。そのため通常、ユーザが出力機器10の不具体等に対応できない夜時間帯に、送信待ちジョブ数の制限値を大きく設定する。
また、「動作条件」を満たさなかった場合、配信装置20は、「繰り返し条件」の詳細項目である「待機時間」および「回数」に設定された条件に基づいてジョブの再送処理を行う。すなわち、「待機時間」に設定された待機時間分待機して「回数」に設定された回数分、出力機器20に対してジョブの再送処理を繰り返し行う。
この「待機時間」を短く設定した場合には、ジョブの再送処理が短い時間間隔で繰り返されるため、出力機器30に負荷がかかるが、処理速度は向上するので、通常、処理が頻繁に発生する昼時間帯には、「待機時間」を短く設定する。
また、「待機時間」を長く設定した場合には、ジョブの再送処理が長い時間間隔で繰り返されるため、配信装置20からのジョブによる出力機器30の負荷が低減するとともに、ジョブの再送処理が失敗する可能性も低くなるので、通常、夜時間帯には、「待機時間」を長く設定する。
「監視時間」には、ジョブの発行後、出力機器30で実行されるジョブの処理状況を監視する待機時間が設定される。
この「監視時間」を短く設定すれば、配信装置20の負荷が軽減されるが、出力機器30でジョブが終了する前に監視が終了する可能性があり、正確な監視結果をユーザに通知できなくなる。そのため通常、処理が頻繁に発生する昼時間帯には、「監視時間」を短く設定する。なお、昼時間帯に処理の途中で監視が終了したとしても、ユーザが近くに居るため、ユーザに通知することで直ぐに処理状況を確認できるため、特に問題はない。
一方、「監視時間」を長く設定すれば、出力機器30で実行されるジョブが終了するまで出力機器30を監視できる可能性が高くなり、正確な監視結果をユーザに通知することができる。そのため通常、夜時間帯には、「監視時間」を長く設定する。
次に、「出力機器の情報(2)」について説明する。この「出力機器の情報(2)」は、上述した「出力機器の情報(1)」と略同様の設定項目であるが、「出力機器の情報(2)」には、「出力機器の条件」が設定されていない。このことは、ジョブの発行後、出力機器30で実行されるジョブの監視を行わないことを意味する。例えば、ファイルサーバにジョブを発行した場合、ファイルサーバでは、指定されたディレクトリにデータを格納するだけなので不具合が発生する可能性が極めて低い。このような場合には、「出力機器の条件」を設定せず、監視を行わないようにして配信装置20の負荷を低減させる。
「通知方法」には、エラー発生時の通知方法が設定される「エラー通知」と、ジョブ正常終了時の通知方法が設定される「ジョブの完了通知」とを設定するための詳細項目が設けられる。すなわち、ジョブの再送処理時や、出力機器30の監視時にエラー若しくは、ジョブが正常に完了した旨をユーザに通知する方法が設定される。
この「エラー通知」および「ジョブの完了通知」には、エラー若しくは、ジョブの完了をユーザに通知するか否かが設定される「通知有無」と、その通知方法(例えば、電子メール等)が設定される「通知方法」と、通知先のユーザや管理者の電子メールアドレス等が設定される「通知先」とを設定するための詳細項目が設けられる。
ここで、図3および図4を用いて配信ルールと、その配信ルールに基づいた配信制御処理の概要を説明する。
図3には、配信ルールの一部が配信ルール(a)および配信ルール(b)として示される。
同図に示される配信ルール(a)では、「配信条件」に9:00〜20:00の時間帯が設定され、この「配信条件」に合致する時間帯に、配信装置20に対して入力機器10からデータ処理要求が送られてきた場合、配信装置20は、この配信ルール(a)に規定された「出力機器の条件」に基づいて出力機器(1)にジョブの発行を行うこととなる。
配信ルール(a)では、「動作条件」に5個(送信待ちジョブ数の制限値)が設定されている。この場合、配信装置20内で当該出力機器30に対して送信待ちとなっているジョブ数が5個を越えていない、すなわち「動作条件」を満たす場合、配信装置20は、出力機器30にジョブを発行する。
一方、送信待ちとなっているジョブ数が5個を越えている、すなわち「動作条件」を満たさない場合、配信装置20は、「繰り返し条件」に設定された条件に従って、10分間隔で最大5回までジョブの再送処理を繰り返し実行することとなる。また、出力機器30にジョブ発行後、「監視時間」に設定された10分間、出力機器30で実行されるジョブの処理状況を監視する。
また、配信ルール(b)には、「配信条件」に20:01〜08:59の時間帯が設定されており、配信ルール(a)と比べて「動作条件」の制限値が大きく、また「繰り返し条件」には、待機時間は短いが回数が多く設定されている。さらに「監視時間」も長く設定されている。
これは、配信ルール(b)の「配信条件」に設定された20:01〜08:59の夜時間帯には、出力機器30の不具合に対応できるユーザが近くに居ないため、できるだけジョブの失敗を防ぎ、監視を確実に行うためである。
例えば、このような配信ルール(a)および配信ルール(b)が規定されている場合には、図4に示すように、9:00〜20:00の時間帯に、配信装置20に対して入力機器10からデータ処理要求が送られてきたならば、出力機器(1)に対してジョブが発行されることになり一方、20:01〜08:59の時間帯に、配信装置20に対して入力機器10からデータ処理要求が送られてきたならば、出力機器(2)に対してジョブが発行されることになる。また、出力機器30でジョブの実行が終了すると、配信装置20からユーザにエラー若しくはジョブの完了が通知される。
図5は、図1に示した入力機器10および配信装置20および出力機器30の内部構成を示すブロック図である。なお、図5においては、入力機器10を受信用ファックス10aとし、出力機器30をファイルサーバ30aおよび送信用ファックス30bとして説明する。
入力機器10としての受信用ファックス10aは、公衆回線やLAN等を介して画像データの受信、送信を行う。具体的には、送信側ファックス(不図示)から画像データの受信、若しくは受信側ファックス(不図示)に画像データを送信するといったファックス通信を行う。但し、本実施例においては、受信用ファックス10aは、画像データをファックス受信する受信側ファックスとしての役割を果たす。
この受信用ファックス10aは、送信側ファックス(不図示)からファックス送信された画像データを受信するとともに、一時的に蓄積後、画像データと、かかるデータに対する処理要求とが含まれたデータ処理要求を配信装置20に送信する。受信用ファックス10aは、各種処理機能部として、ファックス送信および受信に際してその通信制御処理を司る通信制御部11と、ファックス受信した画像データを一時的に蓄積する受信データ蓄積部12と、受信データ蓄積部12に蓄積された画像データを含むデータ処理要求を配信装置20に送信するデータ送信部13とを具備して構成される。
受信データ蓄積部12は、ファックス受信した画像データを一時的に蓄積するメモリ等であり、同図には、画像データ1と、画像データ2とが一時的に蓄積されている状態が示される。
次に、配信装置20について説明する。
配信装置20は、受信用ファックス10aからデータ処理要求を受信するとともに、配信ルールに基づいてファイルサーバ30aおよび送信用ファックス30bの両方若しくはいずれかに対してジョブを発行する。また、ジョブの発行後、これら出力機器30で実行されるジョブの処理状況を監視する。
配信装置20は、各種処理機能部として、データ受信部21と、データ格納部22と、配信ルール管理部23と、条件判定機能部24と、出力制御部25と、ユーザ通知部26と、出力監視機能部27とを具備して構成される。
データ受信部21は、受信用ファックス10aに一時的に蓄積された画像データを含むデータ処理要求を受信する役割を果たす。なお、本実施例においては、受信用ファックス10aに蓄積された画像データは、受信用ファックス10a側のデータ送信部13から配信装置20に送信される場合を説明するが、配信装置20側、すなわち、データ受信部21により、受信用ファックス10aに蓄積されている画像データを取得するようにしてもよい。
データ格納部22は、データ受信部21で受信用ファックス10aから受信したデータ処理要求を一時的に蓄積する。また、出力機器30に発行するジョブを、出力機器30での受け付けが可能になるまで蓄積する役割を果たす。
配信ルール管理部23は、配信ルールの管理全般を行う。具体的には、1または複数の配信ルールを格納する配信ルール格納部23bと、この配信ルールにユーザ所望の設定値を設定(規定)するための配信ルール設定部23aとを備えて構成される。なお、配信ルール管理部23に通信機能を設け、この通信機能により入力機器10に配信ルールを送信し、入力機器10の表示部(不図示)にこの配信ルールを表示するようにしてもよい。この場合、入力機器10側にさらにユーザ認証機構を設けることにより、ユーザ毎に配信ルールを変更するといった運用が可能になる。
条件判定機能部24は、現在時刻を取得し、この取得した現在時刻と、配信装置20にデータ処理要求を入力した入力機器10の識別情報とに基づいて、配信ルール管理部23に管理された1または複数の配信ルールの中から、条件に合致する配信ルールを特定する。具体的には、配信装置20に対してデータ処理要求を入力した入力機器のIPアドレス等が配信ルール(図2参照)の「入力機器識別情報」に、そのデータ処理要求を受信した現在時刻が配信ルール(図2参照)の「配信条件」に合致する配信ルールを特定する。
出力制御部25は、出力機器30へジョブを発行(ジョブの生成および送信)する処理部である。具体的には、条件判定機能部24が特定した配信ルールから「出力機器の情報」を取得し、その取得した情報に基づいて出力機器30に対しジョブを発行する。先に述べた通り、この出力制御部25で発行されるジョブには、入力機器10から受信した処理要求に基づいた命令と、その処理対象となるデータとが含まれる。この命令は、配信ルール(図2参照)の「出力内容」に基づいて新たに生成される場合もある。すなわち、入力機器10からの処理要求を無視して、配信ルールに従って新たに命令を生成することもできる。
ユーザ通知部26は、配信ルールに基づいてエラーやジョブの完了をユーザに通知する処理部である。具体的には、出力制御部25および後述する出力監視機能部27から通知を受けると、配信ルール(図2参照)の「通知方法」に設定された方法によりユーザに処理状況を通知する。
出力監視機能部27は、出力制御部25によるジョブの発行後、出力機器30で実行されるジョブの処理状況を所定時間監視する処理部である。具体的には、出力制御部25によりジョブが発行されると、配信ルール(図2参照)の「監視時間」に設定された待機時間分、出力機器30で実行されるジョブの処理状況を監視する。監視結果は、ユーザ通知部26に通知され、ユーザ通知部26から出力機器30の処理状況、すなわち、ジョブのエラー、完了等がユーザに通知される。
次に、出力機器30について説明する。
出力機器30としてのファイルサーバ30aは、記憶装置を有するコンピュータ等であり、文書ファイル等を記憶し、複数のユーザでファイルを共有することを可能にする。
また、同じく出力機器30としての送信用ファックス30bは、公衆回線やLAN等を介して画像データの受信、送信を行う。上述した受信用ファックス10aと略同様の機能を備える。但し、本実施例においては、送信用ファックス10bは、配信装置20からジョブを受信し、そのジョブに基づいてファックス送信を行う送信側ファックスとしての役割を果たす。
送信用ファックス30bは、各種処理機能部として、配信装置20からのジョブを一旦蓄積し、そのジョブに基づいてファックス送信を行うジョブ実行部31と、配信装置20に対してジョブの実行状態等を通知する通知機能部32とを具備して構成される。
通知機能部32は内部に、動作状態通知部32aと、処理状況通知部32bとを備えて構成される。動作状態通知部32aは、送信用ファックス30bの動作状態を配信装置20に通知する役割を果たす。動作状態とは、起動中、待機中、ジョブ実行中…等の情報であり、ジョブ実行中の場合には、実行待ちジョブ数も同時に通知される。なお、本実施例においては、動作状態通知部32aにより通知される動作状態は、配信装置20側で特に使用されない。
処理状況通知部32bは、配信装置20から受信したジョブの処理状況を通知する処理部である。処理状況とは、ジョブのエラー、ジョブの完了…等の情報である。この処理状況通知部32bから配信装置20にジョブの処理状況が通知されることで、配信装置20の出力監視機能部27は、出力機器30で実行されるジョブの処理状況の監視を行うことができる。
以上が本発明に係わる入力機器10および配信装置20および出力機器30の内部構成を示すブロック図の説明である。なお、上述した入力機器10としての入力用ファックス10a、出力機器30としてのファイルサーバ30aおよび送信用ファックス30bは、従来からの周知技術で構成されるものである。
図6乃至8を用いて、本発明に係わる配信装置20の動作を説明する。
図6は、配信ルールを設定する際の配信装置20における動作を説明するフローチャートである。
ユーザによって、配信ルールを設定するためのユーザインターフェースの起動が指示されると、その指示とともに、配信ルール管理部23は、ユーザインターフェースを起動させる(ステップS101)。この起動とともに、配信装置20に備わる表示部(不図示)にユーザインターフェースが表示される。
このユーザインターフェース上でユーザにより操作部(不図示)から入力機器が入力されると、配信ルール設定部23aは、その入力に従って配信ルールに入力機器を設定する(ステップS102)。続いて出力機器が入力されると、配信ルール設定部23aは、上記同様に、その入力に従って配信ルールに出力機器を設定する(ステップS103)。
さらに配信ルール設定部23aは、対応する配信条件、通知方法等をユーザの入力に従って配信ルールに設定する(ステップS104)。このようにして配信ルール(図2参照)の設定項目に対応した設定値の入力が完了すると、配信ルール格納部23bにその配信ルールが格納されて(ステップS105)、この処理は終了する。
図7は、本発明に係わる配信装置20におけるジョブ発行処理の動作を説明するフローチャートである。
配信装置20に入力機器10からデータ処理要求が入力されると(ステップS201)、この処理は開始される。配信装置20は、入力機器10からのデータ処理要求をデータ受信部21で受信するとともに、そのデータ処理要求を一旦データ格納部22に格納する(ステップS202)。
データ処理要求が格納されると、条件判定機能部24は、現在時刻を取得し、この取得した現在時刻と、配信装置20に対してデータ処理要求を入力した入力機器10の識別情報とに基づいて、配信ルール管理部23に管理された1または複数の配信ルールの中から、条件に合致する配信ルールを特定する(ステップS203)。具体的には、配信装置20に対してデータ処理要求を入力した入力機器のIPアドレス等が配信ルール(図2参照)の「入力機器識別情報」に、そのデータ処理要求を受信した現在時刻が配信ルール(図2参照)の「配信条件」に合致する配信ルールを特定する。
以下、ステップS204以降の処理は主として、出力制御部25の制御により行われる。このようにして配信ルールが特定されると、その特定された配信ルール(図2参照)から「出力機器の情報」すなわち、「出力機器識別情報」と、「出力内容」と、「出力機器の条件」とを取得する(ステップS205)。
そして、配信装置20内で、当該出力機器30に対して送信待ちとなっているジョブ数を取得し(ステップS206)、取得したジョブ数が配信ルール(図2参照)の「動作条件」に設定された送信待ちジョブ数の制限値を越えているか否かを判断する(ステップS207)。
ここで、取得した送信待ちジョブ数が、配信ルール(図2参照)の「動作条件」に設定された制限値を越えていない場合には(ステップS206でNO)、入力機器10から受信した処理要求に基づいた命令と、その処理対象となるデータとが含まれたジョブを出力機器30に発行し(ステップS207)、この処理を終了する。
一方、取得した送信待ちジョブ数が、配信ルール(図2参照)の「動作条件」に設定された制限値を越えている場合には(ステップS206でYES)、ジョブの再送処理が既に、所定回数以上繰り返されているか否かを判断する(ステップS208)。すなわち、配信ルール(図2参照)の「繰り返し条件」の「回数」に設定された回数分、ジョブの再送処理を行ったか否かの判断である。
ここで、ジョブの再送処理の回数が、所定回数を越えていない場合には(ステップS208でNO)、カウンタ変数cntに1加算し(ステップS211)、所定時間待機後(ステップS212)、ステップS206に戻り、ジョブの再送処理を行う。この所定時間待機とは、配信ルール(図2参照)の「繰り返し条件」の「待機時間」に設定された待機時間分待機することを示している。
また、ジョブの再送処理の回数が、所定回数を越えている場合には(ステップS208でYES)、ユーザ通知部26からエラーの旨がユーザに通知されるとともに、ジョブの再送処理を中止し(ステップS210)、この処理を終了する。
図8は、本発明に係わる配信装置20における監視処理の動作を説明するフローチャートである。なお、この処理は、出力機器30にジョブが発行された後に(図7参照)、開始される処理である。
まず、出力機器30にジョブを発行した旨が出力制御部25から出力監視機能部27に通知される。この通知を受けると、出力監視機能部27は、配信ルールから監視に必要な動作情報を取得する(ステップS301)。具体的には、上記図7のステップS203で条件判定機能部24により特定された配信ルール(図2参照)から「監視時間」と、「出力機器アクセス情報」とを取得する。
出力監視機能部27は、このようして取得した監視に必要な動作情報に基づいて、出力機器30の監視を開始する(ステップS302)。
監視が開始されると、出力監視機能部27は、出力機器30からジョブの処理状況を受信するか(ステップS303でNO)、若しくは監視時間が経過するまで待機する(ステップS304でNO)。
この待機中に、出力機器30からジョブの処理状況を受信すると(ステップS303でYES)、出力監視機能部27は、その通知内容を確認する。すなわち、エラー通知であるか、ジョブの完了通知であるのかを確認する。
この受信した通知内容がエラー通知でもジョブの完了通知でもない場合は(ステップS305でNOの後、ステップS306でNO)、ステップS303に戻り、再び、待機を継続するが、受信した通知内容がエラー通知である場合は(ステップS305でYES)、その通知内容が出力監視機能部27からユーザ通知部26に伝えられ、ユーザ通知部26からエラーの旨がユーザに通知される(ステップS307)。また、このエラーに伴って、出力監視機能部27は、監視処理を終了する(ステップS308)。そして、この処理は終了する。
また、受信した通知内容がジョブの完了通知である場合は(ステップS305でNOの後、ステップS306でYES)、その通知内容が出力監視機能部27からユーザ通知部26に伝えられ、ユーザ通知部26からジョブが正常に完了した旨がユーザに通知される(ステップS307)。また、ジョブの正常完了に伴って、出力監視機能部27は、監視処理を終了する(ステップS308)。そして、この処理は終了する。
また、上記ステップS303および上記ステップS304での待機中に、監視時間が経過した場合には(ステップS303でNOの後、ステップS304でYES)、ジョブの途中で監視が終了した旨が出力監視機能部27からユーザ通知部26に伝えられ、ユーザ通知部26からその旨がユーザに通知される(ステップS307)。また、監視時間が終了したため、出力監視機能部27は、監視処理を終了する(ステップS308)。そして、この処理は終了する。
以上説明したように本発明においては、出力機器30にジョブを発行するための条件と、ジョブの再送処理繰り返し条件と、ジョブ発行後に出力機器30で実行されるジョブの処理状況の監視条件とを含む配信ルールを時間帯および出力先に応じて設定できるようにしたため、ユーザの使用環境に応じた配信装置20を構築できる。
そのため、出力機器30を占有して使用してもよい時間帯には、配信装置20が多くジョブを発行できるように配信ルールを設定し、出力機器30が他の用途(配信装置20からのジョブ以外)に使用される時間帯には、配信装置20からのジョブを抑えるように配信ルールを設定し、ユーザが出力機器30での不具合に対応できない時間帯には、できるだけジョブの失敗を防ぐ設定等を行うことができるので、入力機器10と出力機器30の処理効率を向上させることができる。
なお、本発明は、上記および図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。上述した実施例で説明した配信装置20におけるその他変形実施例を下記にいくつか列挙する。
a)上記実施例では、配信ルールの「動作条件」に送信待ちジョブ数の制限値を設定する場合を説明したが、これに出力機器30内で実行待ちとなっているジョブ数を含めてもよい。この場合、配信装置20からの問合せに応じて、出力機器30(送信用ファックス30b)の動作状態通知部32bから実行待ちジョブ数を応答することにより、配信装置20側で出力機器30内で実行待ちとなっているジョブ数を把握する。
b)上記実施例では、入力機器10と配信装置20とを別々の装置として説明したが、入力機器10内に配信装置20を組み込み、入力機器10により配信制御処理を行うようにしてもよい。
c)上記実施例では、出力機器30に該当するコンピュータとしてファイルサーバの場合を説明したが、この他、出力機器30はメールサーバ等であってもよい。メールサーバの場合には、例えば、配信ルールの「動作条件」には、ディスク容量等が設定され、メールサーバのディスク容量が少なければ、ジョブの発行を行わないといった配信制御処理を行う。このことは、上記実施例で説明したファイルサーバ30aにも同様に適用可能であり、ファイルサーバのディスク容量が少ない場合には、ジョブを発行しないという「動作条件」で本発明を実施してもよい。
d)上記実施例では、入力機器10から配信装置20に対してデータ処理要求(処理対象のデータと、かかるデータに対する処理要求)が送られる場合を説明したが、入力装置10から配信装置10に対して処理要求のみを送るようにしてもよい。この場合、処理要求にデータ格納場所を指し示す情報、例えばファイルサーバ内の所定のディレクトリを指し示すアドレス情報を持たせ、配信装置20により所定のサーバからデータを取得するようにする。
e)上記実施例では、入力機器10から配信装置20に対してデータ処理要求(処理対象のデータと、かかるデータに対する処理要求)が送られる場合を説明したが、入力機器10から配信装置20に対してデータのみを送るようにしてもよい。この場合、配信装置20は、配信ルール内の「出力内容」に基づいて受信したデータに対する命令を生成する。
本発明の配信装置および配信制御方法は、入力機器からの処理要求に基づき該処理要求に係わるデータと該データに対する処理の命令とを含むジョブを出力機器へ発行する配信装置全般に適用可能であり、特に、入力機器と出力機器とが配設されたオフィス(企業、官公庁)等において有効に利用することができる。
本発明に係わる配信装置20を適用した配信システムの全体構成の一例を示す図である。 配信ルールの一例を示す図である。 配信ルールの一部の設定項目に値を設定した一例を示す図である。 配信装置20における配信ルールに基づいた配信制御処理の概要を説明する。 図1に示した入力機器10および配信装置20および出力機器30の内部構成を示すブロック図である。 配信ルールを設定する際の配信装置20における動作を説明するフローチャートである。 本発明に係わる配信装置20におけるジョブ発行処理の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係わる配信装置20における監視処理の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 入力機器
10a 受信用ファックス(入力機器)
11 通信制御部
12 受信データ蓄積部
13 データ送信部
20 配信装置
21 データ受信部
22 データ格納部
23 配信ルール管理部
23a 配信ルール設定部
23b 配信ルール格納部
24 条件判定機能部
25 出力制御部
26 ユーザ通知部
27 出力監視機能部
30 出力機器
30a ファイルサーバ(出力機器)
30b 送信用ファックス(出力機器)
31 ジョブ実行部
32 通知機能部
32a 動作状態通知部
32b 処理状況通知部

Claims (7)

  1. 入力機器からの処理要求に基づき該処理要求に係わるデータと該データに対する処理の命令とを含むジョブを出力機器へ発行する配信装置において、
    前記ジョブを前記出力機器へ発行するための配信条件を規定する配信ルールを時間帯に対応して設定する配信ルール設定手段と、
    前記配信ルール設定手段で設定した配信ルールを格納する配信ルール格納手段と、
    前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器に対する前記ジョブの発行を制御する出力制御手段と
    を具備することを特徴とする配信装置。
  2. 前記配信ルールは、
    前記出力機器に対するジョブの発行を許可する該出力機器で実行予定のジョブ数の制限値を規定する第1の条件と、前記出力機器に対するジョブ再送処理の回数および該ジョブ再送処理の待機間隔を含むジョブ再送繰り返し条件を規定する第2の条件とを含み、
    前記出力制御手段は、
    前記第1の条件と前記第2の条件とを含む配信ルールに基づき前記出力機器に対するジョブの発行を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の配信装置。
  3. 前記配信ルールは、
    前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視を行う待機時間を規定する第3の条件を含み、
    前記出力制御手段は、
    前記第3の条件を含む配信ルールに基づき前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の配信装置。
  4. 前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視結果をユーザに通知するユーザ通知手段
    を更に具備することを特徴とする請求項3記載の配信装置。
  5. 前記配信ルール設定手段は、
    前記配信ルールを前記時間帯に加えて、曜日若しくは日付に対応して設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の配信装置。
  6. 入力機器からの処理要求に基づき該処理要求に係わるデータと該データに対する処理の命令とを含むジョブを出力機器へ発行する配信装置において、
    前記ジョブを前記出力機器へ発行するための配信条件を規定する配信ルールを時間帯に対応して設定する配信ルール設定手段と、
    前記配信ルール設定手段で設定した配信ルールを格納する配信ルール格納手段と、
    前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器に対する前記ジョブの発行を制御する出力制御手段と、
    前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視を行う監視手段と
    を具備することを特徴とする配信装置。
  7. 入力機器からの処理要求に基づき該処理要求に係わるデータと該データに対する処理の命令とを含むジョブを出力機器へ発行する配信装置の配信制御方法において、
    前記ジョブを前記出力機器へ発行するための配信条件を規定する配信ルールを時間帯に対応して配信ルール設定手段で設定し、
    前記配信ルール設定手段で設定した配信ルールを配信ルール格納手段で格納し、
    前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器に対する前記ジョブの発行を出力制御手段で制御し、
    前記配信ルール格納手段に格納された配信ルールに基づいて前記出力機器における前記ジョブに対する処理の監視を監視手段で行う
    ことを特徴とする配信装置の配信制御方法。
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