JP4412045B2 - 管理システムおよびその管理センター - Google Patents

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Description

本発明は、複数の管理対象機器を管理する管理システム、および、これに用いられる管理センターに関する。
従来から、複数の管理対象機器、例えば、複合機やコンピュータ端末等を一元的に管理したいという要望がある。そこで、ネットワークに接続された管理サーバを設け、この管理サーバで各管理対象機器の状態把握と操作とを行なう管理システムが提案されている。管理サーバでの各管理対象機器の状態把握は、各管理対象機器から管理サーバに対して情報を送信することにより行なう。また、管理サーバでの各管理対象機器の操作は、管理サーバから管理対象機器に対して操作内容を記述したリクエストを送信することにより行なう。このような管理システムによれば、複数の管理対象機器を管理センターで一元的に管理することができる。
しかし、この管理システムでは、ファイアウォールを越えての管理ができない。すなわち、通常、各管理対象機器が設定されているオフィスのネットワーク環境には外部からの不正なアクセスを防止するためファイアウォールが設けられており、ファイアウォールの外側に位置する管理サーバから各管理対象機器に対してリクエストを送信できない。そこで、特許文献1には、ファイアウォールの有無に関わらず、被管理装置(管理対象機器)を中継サーバ(管理サーバ)で管理できる管理システムが開示されている。これは、被管理装置から定期的に中継サーバに対してリクエストの有無を問い合わせる(ポーリングする)ことで、中継サーバから被管理装置へのリクエストの通知を実現する。これにより、ファイアウォールの有無に関わらず、ファイアウォールの外側にある中継サーバからファイアウォールの内側にある被管理装置を管理できる。
特開2002−82792号公報
しかし、通常、管理者側である管理サーバに対して、管理対象機器(被管理装置)は多数である。この多数の管理対象機器からポーリングが発生すると管理サーバに大きな負荷が生じる。この対応策としては、ポーリング間隔を長くする、または、管理サーバを増設することが考えられる。しかし、ポーリング間隔を長くすると、管理対象機器にリクエストの有無を迅速に通知することができない。また、管理サーバの増設は、システム全体に大きな変更が必要となり、多大な費用や手間が必要となる。
そこで、本発明では、管理サーバへの負荷を低減できる管理システム、管理センターを提供することを目的とする。
本発明の管理システムは、管理センターと管理センターにネットワークを介して接続された複数の管理対象機器とを備え、管理センターからのリクエストを管理対象機器に通知することにより当該管理対象機器を操作して複数の管理対象機器を管理する管理システムであって、管理対象機器は、自己に対する管理センターからのリクエストの有無を確認するために、管理センターに対して確認ポーリングを行う確認ポーリング手段と、確認ポーリングにより、自己に対するリクエストがあることが確認できれば、当該リクエストのデータであるリクエストデータを取得するリクエスト取得手段と、取得したリクエストデータに記録された操作を実行するリクエスト実行手段と、を有し、管理センターは、少なくとも、管理サーバと、通信サーバと、を備え、管理サーバは、各管理対象機器へのリクエストデータを記憶するリクエスト記憶手段と、リクエストデータの対象となる管理対象機器を示すリクエスト対象情報を通信サーバに通知するリクエスト対象情報通知手段と、を備え、通信サーバは、管理サーバから通知されたリクエスト対象情報を記憶するリクエスト対象情報記憶手段と、管理対象機器からの確認ポーリングを受け付け、リクエスト対象情報に基づいて当該管理対象機器に対するリクエストがあるかを判断し、有ると判断した場合は管理サーバにアクセスして当該管理対象機器に対するリクエストデータを返し、当該管理対象機器へのリクエストが無いと判断した場合は管理サーバにアクセスすることなくリクエストが無い旨を返す、ポーリング受付手段と、を有し、管理センターは、通信サーバを複数有し、管理センターは、更に、複数の通信サーバに接続され、各管理対象機器からの確認ポーリングを複数の通信サーバに分散して通知する分散装置を有することを特徴とする。
好適な態様では、管理対象機器は、当該管理対象機器の状態を示す対象機器情報を管理センターに送信する対象機器情報送信手段を備え、管理サーバは、各管理対象機器から送信された対象機器情報を記憶する対象機器情報記憶手段を備え、管理センターは、更に、管理サーバに接続された複数の管理端末を備え、管理端末は、対象機器情報記憶手段に記憶された対象機器情報を参照する対象機器情報参照手段と、参照した対象機器情報に基づいて作成されたリクエストデータを管理サーバに送信するリクエスト送信手段と、を備える。
別の好適な態様では、管理対象機器は、リクエストの実行後にその成否を管理センターに通知する成否通知手段を備え、管理サーバは、送信された成否に基づいてリクエスト記憶手段を更新する更新手段を備え、通信サーバのリクエスト対象情報記憶手段は、管理サーバのリクエスト記憶手段の更新に応じて、記憶するリクエスト対象情報を更新する。
他の本発明である管理センターは、複数の管理対象機器にネットワークを介して接続され、各管理対象機器にリクエストを通知することにより当該管理対象機器を操作して、複数の管理対象機器を管理する管理システムの管理センターであって、管理センターは、少なくとも、管理サーバと、通信サーバと、を備え、管理サーバは、各管理対象機器へのリクエストデータを記憶するリクエスト記憶手段と、リクエストデータの対象となる管理対象機器を示すリクエスト対象情報を通信サーバに通知するリクエスト対象情報通知手段と、を備え、通信サーバは、管理サーバから通知されたリクエスト対象情報を記憶するリクエスト対象情報記憶手段と、リクエストの有無を確認するための管理対象機器からの確認ポーリングを受け付け、リクエスト対象情報に基づいて当該管理対象機器に対するリクエストがあるかを判断し、有ると判断した場合は管理サーバにアクセスして当該管理対象機器に対するリクエストデータを返し、当該管理対象機器へのリクエストが無いと判断した場合は管理サーバにアクセスすることなくリクエストが無い旨を返す、ポーリング受付手段と、を有し、管理センターは、通信サーバを複数有し、管理センターは、更に、複数の通信サーバに接続され、各管理対象機器からの確認ポーリングを複数の通信サーバに分散して通知する分散装置を有する。
他の本発明である管理システムは、管理センターと管理センターにネットワークを介して接続された複数の管理対象機器とを備え、管理センターからのリクエストを管理対象機器に通知することにより当該管理対象機器を操作して複数の管理対象機器を管理する管理システムであって、管理対象機器は、自己に対する管理センターからのリクエストの有無を確認するために、管理センターに対して確認ポーリングを行う確認ポーリング手段と、
確認ポーリングにより、自己に対するリクエストがあることが確認できれば、当該リクエストのデータであるリクエストデータを取得するリクエスト取得手段と、取得したリクエストデータに記録された操作を実行するリクエスト実行手段と、を有し、管理センターは、少なくとも、管理サーバと、通信サーバと、を備え、管理サーバは、各管理対象機器へのリクエストデータを記憶するリクエスト記憶手段と、リクエストデータの対象となる管理対象機器を示すリクエスト対象情報を通信サーバに通知するリクエスト対象情報通知手段と、を備え、通信サーバは、管理サーバから通知されたリクエスト対象情報を記憶するリクエスト対象情報記憶手段と、管理対象機器からの確認ポーリングを受け付け、リクエスト対象情報に基づいて当該管理対象機器に対するリクエストがあるかを判断し、有ると判断した場合は管理サーバにアクセスして当該管理対象機器に対するリクエストデータを返し、当該管理対象機器へのリクエストが無いと判断した場合は管理サーバにアクセスすることなくリクエストが無い旨を返す、ポーリング受付手段と、を有し、管理対象機器は、当該管理対象機器の状態を示す対象機器情報を管理センターに送信する対象機器情報送信手段を備え、管理サーバは、各管理対象機器から送信された対象機器情報を記憶する対象機器情報記憶手段を備え、管理センターは、更に、管理サーバに接続された複数の管理端末を備え、管理端末は、対象機器情報記憶手段に記憶された対象機器情報を参照する対象機器情報参照手段と、参照した対象機器情報に基づいて作成されたリクエストデータを管理サーバに送信するリクエスト送信手段と、を備えることを特徴とする。
他の本発明である管理センターは、複数の管理対象機器にネットワークを介して接続され、各管理対象機器にリクエストを通知することにより当該管理対象機器を操作して、複数の管理対象機器を管理する管理システムの管理センターであって、管理センターは、少なくとも、管理サーバと、通信サーバと、を備え、管理サーバは、各管理対象機器へのリクエストデータを記憶するリクエスト記憶手段と、リクエストデータの対象となる管理対象機器を示すリクエスト対象情報を通信サーバに通知するリクエスト対象情報通知手段と、を備え、通信サーバは、管理サーバから通知されたリクエスト対象情報を記憶するリクエスト対象情報記憶手段と、リクエストの有無を確認するための管理対象機器からの確認ポーリングを受け付け、リクエスト対象情報に基づいて当該管理対象機器に対するリクエストがあるかを判断し、有ると判断した場合は管理サーバにアクセスして当該管理対象機器に対するリクエストデータを返し、当該管理対象機器へのリクエストが無いと判断した場合は管理サーバにアクセスすることなくリクエストが無い旨を返す、ポーリング受付手段と、を有し、管理対象機器は、当該管理対象機器の状態を示す対象機器情報を管理センターに送信する対象機器情報送信手段を備え、管理サーバは、各管理対象機器から送信された対象機器情報を記憶する対象機器情報記憶手段を備え、管理センターは、更に、管理サーバに接続された複数の管理端末を備え、管理端末は、対象機器情報記憶手段に記憶された対象機器情報を参照する対象機器情報参照手段と、参照した対象機器情報に基づいて作成されたリクエストデータを管理サーバに送信するリクエスト送信手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、管理対象機器とは、ネットワークに接続可能な各種機器、例えば、通信機能を備えた複合機や、コンピュータ端末、通信端末などを指す。また、リクエストデータの作成は、手動、自動のいずれで作成されてもよい。
本発明によれば、各複合機からの確認ポーリングを管理サーバにアクセスすることなく通信サーバだけで処理することができるこれにより、管理サーバへの負荷を低減できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、複合機を管理対象機器とした管理システムについて説明する。しかし、適宜、管理対象機器や、送信されるリクエストデータなどを変更することで、他の種類の機器を管理する管理システムにも適用できる。図1に本発明の実施の形態である管理システムの概略全体図を示す。
複合機管理システム10は、複数の複合機14と、これらを管理する管理センター12と、を備える。複合機14は、少なくとも、通信機能と印刷機能とを備えた複合型プリンタで、ファイアウォール16を介してインターネット18に接続されている。この複合機14の状態、例えば、障害の発生状況などを示す複合機情報は、インターネット18を介して管理センター12に送信される。
管理センター12は、通信サーバ22、管理サーバ20、および、管理サーバ20に接続された複数の管理端末24を備えている。この管理センター12は、複合機14の状態把握と、遠隔操作とを行なうことにより、複数の複合機14の管理を行なっている。複合機14の状態把握は、各複合機14から送信された複合機情報を記憶、管理することにより行なう。また、複合機14の遠隔操作は、管理センター12の管理者が作成したリクエストを遠隔操作が必要な複合機14に提供することにより行なう。リクエストは、その複合機14に行なってもらいたい操作内容や操作に必要な情報を記録したものである。このリクエストを取得した複合機14は、そのリクエストに記録された操作を実行するようになっている。したがって、管理センター12から複合機14にリクエストを送信することにより、複合機14を管理センター12から遠隔操作できるようになっている。
ただし、上述したように各複合機14は、ファイアウォール16を介してインターネット18に接続されている。周知のようにファイアウォール16は、内部から外部への通信は許容する一方で、外部から内部への通信は所定の形態の通信しか許容しない。これにより、外部からの不正なアクセスを防止している。外部から内部への通信のうち、許容される通信としては、HTTP通信などにおける要求メッセージに対するレスポンスメッセージや、電子メールメッセージなどがある。
このファイアウォール16が構築されている複合機14に対して、管理センター12から直接リクエストを送信することはできない。そこで、本実施の形態では後に詳説するように、複合機からのポーリングを利用したリクエストの送信を行なうとともに、ポーリングによる通信負荷の軽減、および、通信速度の高速化を図っている。以下、この複合機管理システム10について詳説する。
はじめに、管理センター12の管理サーバ20について図2を用いて説明する。図2は、管理サーバ20の機能構成を示すブロック図である。管理サーバ20は、通信サーバ22および管理端末24にLANによって接続されている。そして、適宜、通信サーバ22および管理端末24との通信を行なうとともに、各種情報を蓄積管理している(図1参照)。管理サーバ20は、2つのデータベース28,30(以下、「DB」という)、通信サーバ用通信部34、管理端末用通信部36、リクエスト更新部32、および、通信インターフェース26(以下、「通信I/F26」という)を備えている。
2つのDBとしては、複合機情報管理DB28とリクエスト管理DB30とがある。複合機情報管理DB28は、各複合機14から送信された複合機14の状態を示す情報、複合機情報が蓄積管理されている。この複合機情報管理DB28には、例えば、各複合機14の障害情報や、メータ値など、各複合機14の内部に保持される情報が複合機14の識別IDと関連付けられて記憶されている。管理センター12の管理者は、この複合機情報を参照することにより、各複合機14の状態を把握し、必要に応じてリクエストを作成する。
リクエスト管理DB30は、管理者により作成されたリクエストデータを管理蓄積するデータベースである。リクエストデータは、管理者によって管理端末24で作成され、管理センター12内のLANを介して管理サーバ20に送信される。各リクエストデータには、リクエストの対象となる複合機14の識別ID、リクエストの識別ID、対象の複合機14に行なわせたい操作の内容、その操作に必要な情報などが記憶されている。このリクエストデータは、適宜、通信サーバ22により対象となる複合機14に提供される。
ここで、管理センター12から複合機14に送信されるリクエストについて簡単に説明する。管理センター12から複合機14に送信されるリクエストは、後述する複合機14からのポーリングを行う際のポーリング間隔の変更指示や複合機14内のファームウェアの更新指示、複合機14にコピーカウントや消耗品の状況などを通知させる通知指示など、いくつかの種類がある。ポーリング間隔の変更指示のリクエストを受けた複合機14は、管理センター12に対して行うポーリングのポーリング間隔を当該リクエストで与えられた数値に変更する。また、ファームウェアの更新指示のリクエストを受けた複合機14は管理センター12から、または、図示しない他のファームウェア記憶サーバから更新ファームウェアのデータを取得する。そして、例えば、複合機14内のNVM(不揮発性メモリ)に記憶されているファームウェアの更新処理を行う。また、通知指示のリクエストを受けた複合機14は、複合機14が保持している各種の状態、例えばコピー枚数や出力枚数の数値、トナーや用紙などの消耗品の状態、または印刷/コピー処理の動作の履歴などの情報を管理センター12または図示しない他のサーバに通知する。
このようなリクエストを管理するリクエスト管理DB30は、リクエスト更新部32により更新される。リクエスト更新部32は、管理端末24および通信サーバ22から提供される情報に基づいてリクエスト管理DB30の更新をする。具体的には、管理端末24から管理者により作成されたリクエストデータが提供されれば、当該リクエストデータをリクエスト管理DB30に追加する。
また、通信サーバ22からは、各複合機14によるリクエストデータの実行の成否情報が提供される。リクエスト更新部32は、各複合機14においてリクエストデータが正常に実行されれば、当該リクエストデータをリクエスト管理DB30から削除する。一方、実行が失敗した場合は、エラーの内容に応じて、当該リクエストデータの削除、または、保存などを判断し、判断に基づいてリクエスト管理DB30の更新を行なう。
このリクエスト管理DB30の更新の内容は、後述するリクエスト対象情報提供部40にも通知される。リクエスト対象情報提供部40は、通知された更新内容に応じて、通信サーバ22にリクエスト対象情報の更新情報を提供する。
通信サーバ用通信部34は、通信サーバ22との通信処理を行なう。これは、複合機情報受付部38、リクエスト対象情報提供部40、成否情報受付部42を備える。複合機情報受付部38は、通信サーバ22から送信される複合機情報(例えば、複合機14の障害情報など)を受け付け、これを複合機情報管理DB28に追加、更新する。
リクエスト対象情報提供部40は、発行されたリクエストの対象となる複合機14の情報を通信サーバ22に提供する。ここで送信されるリクエスト対象情報は、現在、作成されているリクエストのID(リクエストID)と、このリクエストの対象となる複合機14のID(複合機ID)からなる。このリクエスト対象情報は、後述するリクエスト受付部44から渡される。また、このリクエスト対象情報提供部40には、成否情報に基づいてリクエスト管理DB30が更新された場合、リクエスト更新部32からその更新内容が通知される。リクエスト対象情報提供部40は、更新内容がリクエストデータの削除である場合は、その削除されたリクエストデータのリクエストIDと削除された旨を通信サーバ22に提供する。
成否情報受付部42は、各複合機14におけるリクエストデータの実行の成否情報を受け付ける。この成否情報は、各複合機14から通信サーバ22、通信サーバ22から管理サーバ20へ送信される。成否情報受付部42は、受け取った成否情報をリクエスト更新部32に渡す。
管理端末用通信部36は、管理端末24との通信処理を行なう。これは、複合機情報提供部46と、リクエスト受付部44と、を備える。複合機情報提供部46は、各管理端末24からの要求に応じて、複合機情報管理DBに記憶されている複合機情報を各管理端末24に提供する。各管理端末24を使用する管理者は、ここで提供される複合機情報を見て、リクエストデータ作成の可否、作成する場合のリクエストデータの内容などを決める。
リクエスト受付部44は、管理端末24で管理者により作成されたリクエストデータを受け付ける。リクエスト受付部44は、受け取ったリクエストデータをリクエスト更新部32に渡す。また、リクエストデータに基づいて、リクエスト対象情報(リクエストIDとその対象となる複合機14の複合機ID)を作成し、これをリクエスト対象情報提供部40に渡す。すなわち、リクエスト受付部44は、リクエストの実体データはリクエスト管理DB30に、リクエストの対象情報だけは通信サーバ22に渡るようにする。通常、このリクエストの実体データ、リクエストデータは、リクエスト対象情報に比べデータ容量の大きなものとなる。
次に、通信サーバ22について図3を用いて説明する。図3は、通信サーバ22の機能構成を示すブロック図である。通信サーバ22は、各複合機14への通信を処理するとともに、複合機14から提供された情報を管理サーバ20に渡す。この通信サーバ22は、リクエスト対象情報処理部50、ポーリング受付部52、中継部54、および、各複合機14や管理サーバ20との通信機能を提供する通信I/F48を備える。
リクエスト対象情報処理部50は、管理サーバ20から提供されるリクエスト対象情報を処理、管理する。これは、リクエスト対象情報受付部58とリクエスト対象情報記憶部56とから構成される。リクエスト対象情報受付部58は、管理サーバ20から送信されるリクエスト対象情報を受信し、これをリクエスト対象情報記憶部56に記憶する。また、管理サーバ20からリクエストデータが削除された旨を通知されれば、当該リクエストデータについてのリクエスト対象情報の削除を行なう。
リクエスト対象情報記憶部56は、管理サーバ20から提供されたリクエスト対象情報を蓄積、記憶する記憶部である。つまり、この記憶部に記憶されているリクエスト対象情報に係るリクエストは現在、存在するリクエストであると言える。したがって、このリクエスト対象情報記憶部56を読み込むことにより、現在、管理サーバ20内にどの複合機14に対するリクエストがあるかが判断できるようになっている。
ポーリング受付部52は、各複合機14から送られる確認ポーリングを処理する。後に詳説するが、各複合機14は自己に対するリクエストの有無を確認するために、リクエストの有無確認のメッセージを繰り返し送信する確認ポーリングを行なう。ポーリング受付部52は、この各複合機14からの確認メッセージを受信するとともに、リクエストの有無を返す。その処理を行なうために、ポーリング受付部52は、受信部60、判断部62、リクエスト取得部64、応答部66を備える。
受信部60は、各複合機14から送信された確認メッセージを受信し、これを判断部62に渡す。判断部62は、確認メッセージを読み込み、当該メッセージを送信した複合機14を特定する。そして、当該複合機14に対して現在リクエストがあるかを判断する。このリクエストの有無判断は、リクエスト対象情報記憶部56を読み込むことにより可能となる。すなわち、リクエスト対象情報記憶部56には、現在、存在するリクエストとその対象となる複合機14のIDが記憶されている。したがって、当該確認メッセージを送信した複合機14のIDがリクエスト対象情報記憶部56にあるかを確認することで、リクエストの有無が確認できる。判断部62は、当該複合機14に対するリクエストが有ると判断すれば、リクエスト取得部64にその旨を渡す。また、リクエストが無いと判断すれば、その旨を応答部66に渡す。
リクエスト取得部64は、当該複合機14に対するリクエストの実体データ、リクエストデータを管理サーバ20から所得する。すなわち、管理サーバ20のリクエスト管理DB30にアクセスし、当該複合機14に対するリクエストデータを検索、取得する。取得したリクエストデータは、応答部66に渡される。
応答部66は、各複合機14からの確認メッセージに対しレスポンスを返す。このレスポンスの内容は、判断部での判断結果によって異なる。すなわち、当該複合機14に対するリクエストが無いと判断された場合はレスポンスとして「EMPTY」のメッセージ、すなわち、リクエストが存在しない旨のメッセージを返す。一方、リクエストが有る場合は、当該リクエストデータをレスポンスとして複合機14に返す。このリクエストデータは、複合機14からの確認メッセージに対するレスポンスであるため、ファイアウォール16を通過して、複合機14に送信することができる。
中継部54は、各複合機14から送信された情報を管理サーバ20に送信する処理を行なう。これは、成否情報中継部68、複合機情報中継部70からなる。成否情報中継部68は、各複合機14から送信されたリクエストの実行の成否情報を、管理サーバ20に送信する。複合機情報中継部70は、各複合機14から送信された複合機情報(例えば、障害情報やメータ値など)を管理サーバ20に転送する。つまり、この中継部54は、各複合機14と管理サーバ20との通信を中継するものといえる。
次に、管理端末24について簡単に説明する。管理端末24は、管理サーバ20に接続されており、一つの管理センター12内に複数設けられる(図1参照)。この管理端末24は、管理者が直接操作するためのパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)などである。管理端末24には、管理サーバ20の複合機情報管理DB28にアクセスして、これを表示する複合機情報参照部と、管理者の指示を受け付けてリクエストを生成するリクエスト生成部と、作成されたリクエストを管理サーバ20に送信するリクエスト送信部と、を備える。管理者は、管理端末24の表示部(例えば、ディスプレイ)などに表示された複合機情報を参照して、現在の複合機14の状態を把握する。そして、必要があれば、複合機14に対するリクエストの生成指示を行い、リクエストを作成する。作成されたリクエストは、リクエスト送信部により管理サーバ20に送信される。
次に、各複合機14について図4を用いて説明する。図4は、複合機14の機能構成の一例を示すブロック図である。ただし、複合機14は、その機種やバージョンなどによって、適宜、その構成が異なる。
複合機14は、基本機能部72と、被管理部74と、に大別される。基本機能部72は、複合機14本来の機能、言い換えれば、複合機14のユーザが直接使用する各種機能が設けられている。この基本機能部72の構成は、機種やバージョンなどによって様々であるが、例えば、ユーザと複合機14とのインターフェースを提供するユーザインターフェース76(以下、「U/I76」という)や、複写機能を提供する複写部78、プリンタ機能を提供するプリンタ部80などを備える。また、他の通信機器や管理センター12との通信を実現するための通信I/F84なども設けられている。この基本機能部72での処理情報や障害情報などは複合機情報送信部86に渡される。
被管理部74は、管理センター12による管理を実現するためのものである。この被管理部74には、複合機情報送信部86、確認ポーリング部88、リクエスト取得部90、リクエスト実行部92、成否情報送信部94が設けられている。複合機情報送信部86は、基本機能部72での処理情報や障害情報などを含む複合機情報を、複合機IDとともに管理センター12に送信する。この複合機情報の送信は、定期的に行なってもよく、また、何かのイベント発生時(例えば、障害発生時や電源投入時など)に行なってもよい。
確認ポーリング部88は、管理センター12に対して、自己に対するリクエストの有無を確認する確認メッセージを繰り返し送信する確認ポーリングを行なう。確認メッセージには、複合機14の識別IDと確認メッセージである旨のフラグが含まれる。この確認メッセージは、所定のポーリング間隔で繰り返し送信される。送信した確認メッセージのレスポンスとして「EMPTY」メッセージが返されれば、一定時間間隔(例えば24時間毎)で、確認メッセージの送信を繰り返す。また、確認メッセージのレスポンスとしてリクエストデータが返されれば、このリクエストデータに基づく処理の実行を行なう。
リクエスト取得部90は、確認ポーリングのレスポンスとして送信されたリクエストデータを受信する。そして、受信したリクエストデータを読み込み、その内容をリクエスト実行部92に渡す。リクエスト実行部92は、リクエストデータに記憶された内容に従った処理を実行する。実行結果、すなわち、実行が成功したか否か、失敗した場合にはそのエラー内容といった成否情報は、成否情報送信部94に渡される。成否情報送信部94は、渡された成否情報を管理センター12に送信する。
以上、説明したような管理センター12および複数の複合機14で、本実施の形態の複合機管理システム10は構成される。次に、この複合機管理システム10での複合機14の管理の流れについて図5を用いて説明する。図5は、複合機管理システム10での管理の流れを示すシーケンス図である。
まず、各複合機14からその状態を示す情報、複合機情報が管理センター12に送信される(M10)。この複合機情報は、通信サーバ22で受信された後、管理サーバ20に送信される(M12)。管理サーバ20は、受信した複合機情報を複合機情報管理DB28に保存する(S10)。
一方、複合機14は、常時、所定のポーリング間隔で、自己に対するリクエストの有無を確認する確認ポーリングを管理センター12に対して行なう(M14,M18,M22など)。すなわち、各複合機14は、確認メッセージを通信サーバ22に送信する。確認メッセージを受けた通信サーバ22は、リクエスト対象情報記憶部56を検索し、当該複合機14に対するリクエストの有無を確認する。すなわち、リクエスト対象情報記憶部56には、現在、存在するリクエストのIDとその対象となる複合機14のIDとが記録されている。したがって、当該複合機14のIDがリクエスト対象情報記憶部56にあるかを検索し、無い場合は、当該複合機14に対するリクエストは現在無いと判断できる。反対に、当該複合機14のIDがリクエスト対象情報記憶部56有る場合は、当該複合機14に対するリクエストは現在有ると判断できる。
現在リクエストが無いと判断した場合は、確認メッセージのレスポンスとして「EMPTY」メッセージを当該複合機14に返す(M16,M20,M24)。ここで、このリクエストの有無の判断は、通信サーバ22が保持するリクエスト対象情報に基づいて判断できるため、通信サーバ22のみで行なうことができる。言い換えれば、管理サーバ20との通信を行なうことなく、迅速に判断できる。また、このリクエスト対象情報は、リクエストの実体データに比べ情報量が少なく、高速に検索することができる。したがって、当該複合機14にリクエストが無いと判断されるとき、言い換えれば、「EMPTY」メッセージを返す場合は、通信サーバ22は管理サーバ20に問い合わせることなく、高速に処理できる。
また、通常、管理サーバ20や管理端末24に対して複合機14の数は極めて多い。したがって、確認ポーリングの結果は、空振り(リクエストを取得できない)場合が多い。言い換えれば、通信サーバ22のポーリング受付部52で行なう処理の多くは、複合機14からの確認メッセージに対して「EMPTY」メッセージを返す処理といえる。本実施の形態では、複合機14からの確認メッセージに対して「EMPTY」メッセージを返す処理を、通信サーバ22でリクエスト対象情報を保持することにより、迅速に処理できる。これにより、全体として多数の複合機14からの確認ポーリングを迅速に処理できるとともに、管理サーバ20に対する負荷を低減できる。
各複合機14に対するリクエストは管理者により管理端末24で作成される。管理端末24は、管理サーバ20の複合機情報管理DB28にアクセスすることで、複合機情報を参照することができる(M26)。参照された複合機情報は、管理端末24の表示部に表示される。管理者は、その表示を見て、必要であればリクエストの作成を指示する(S12)。管理端末24は、管理者の指示に応じてリクエストを作成するとともに、当該リクエストデータを管理サーバ20に送信する(M28)。
管理サーバ20は、送信されたリクエストデータをリクエスト管理DB30に保存する(S14)。また、そのリクエストについてのリクエスト対象情報(リクエストIDと対象となる複合機ID)を作成し、通信サーバ22に送信する(M30)。
通信サーバ22は、送信されたリクエスト対象情報をリクエスト対象情報記憶部56に保存する(S16)。この保存の後に、リクエストの対象となる複合機14から確認メッセージが送信(確認ポーリング)された場合(M32)、通信サーバ22は、当該複合機14に対するリクエストがあると判断できる(S18)。すなわち、この時点では当該複合機14のIDがリクエスト対象情報記憶部56に存在する。したがって、当該複合機14に対するリクエストが現在有ると判断できる。通信サーバ22は、リクエストが有ると判断した場合、管理サーバ20のリクエスト管理DB30にアクセスして当該リクエストの実体データを取得する(M34)。そして、取得したリクエストデータを、確認メッセージに対するレスポンスとして複合機14に送信する(M36)。なお、このリクエストデータの送信は、複合機14(ファイアウォール16の内側)からの要求に対するレスポンスとして返すため、通信サーバ22(ファイアウォール16の外側)からの通信であっても、ファイアウォール16を通過することができる。
このように、通信サーバ22は、リクエストの実体データが必要な場合だけ、管理サーバ20のリクエスト管理DB30にアクセスする。したがって、リクエスト管理DB30に対する過剰な負荷を防止でき、ひいては、迅速な管理処理ができる。
複合機14は、通信サーバ22からリクエストデータを受信すれば、当該リクエストデータを読み込み、当該リクエストデータの内容に従った処理を実行する(S20)。これにより、複合機14と離れた位置にある管理センター12から複合機14の遠隔操作が実現できる。
複合機14は、リクエストを実行すれば、その成否情報を通信サーバ22に送信する(M38)。ここでは、リクエストが正常に実行できた場合(成功の場合)について説明する。通信サーバ22は、複合機14から成功の成否情報を受信すれば、これを、管理サーバ20に送信する(M40)。管理サーバ20は成否情報の内容に応じた処理を実行する。成功の場合は、当該リクエストデータをリクエスト管理DB30から削除する(S24)。また、失敗の場合は、その失敗原因(エラーの内容)に応じて、当該リクエストデータを削除するか否かを判断する。当該リクエストデータを削除する場合は、その旨を通信サーバ22に通知する(M42)。
管理サーバ20からリクエストデータの削除が通知されれば、通信サーバ22は、当該リクエストデータについてのリクエスト対象情報を削除する(S26)。これにより、通信サーバ22と管理サーバ20とで保持する情報の同期を取ることができる。そして、通信サーバ22のみで、各複合機14に対するリクエストの有無を判断することができる。したがって、この削除の後、当該複合機14から通信サーバ22に対して確認メッセージが送信されても、通信サーバ22は、管理サーバ20に問い合わせることなく、リクエスト無しと判断できる。そして、リクエスト管理DB30に負荷をかけることなく、迅速に「EMPTY」メッセージを返すことができる。また、管理者は、管理端末24を介してリクエスト管理DB30を参照することにより(M48)、リクエストの現状を把握できる(S28)。
以上、説明したように本実施の形態によれば、通信サーバ22でリクエスト対象情報を保持することにより、リクエスト管理DB30に対する負荷を低減できる。また、多く発生する確認ポーリングの空振りに対して、迅速な処理が可能となる。
なお、本実施の形態では、管理者が管理端末24を用いてリクエストデータを作成しているが、管理端末24、または、管理サーバ20において自動的にリクエストデータを生成するようにしてもよい。また、複合機14がリクエストデータを実行後、当該リクエストデータについてのリクエスト対象情報の更新は管理サーバ20からの通知に基づいて行なっているが、通信サーバ22自身でリクエスト対象情報を更新の判断をしてもよい。
次に、他の実施の形態について図6を用いて説明する。図6は、他の実施の形態である複合機管理システム10の全体構成を示す図である。この複合機管理システム10は、上述の実施の形態に比べ、より多数の複合機14を管理する場合に特に好適である。また、複合機14の数に応じて、システム全体のスケールを柔軟に変更することができる。以下、この複合機管理システム10について詳説する。
この複合機管理システム10の基本的構成は、上述の実施の形態とほぼ同じであるが、この複合機管理システム10の管理センター12は、複数の通信サーバ22と、一つの分散装置100を備える点が異なる。
分散装置100は、各複合機14からの通信を受け付けるとともに、その通信を複数の通信サーバ22に分散して送信する。この通信の分散は、各通信サーバ22の通信負荷などに応じて、特定の通信サーバ22だけが通信負荷過剰とならないように行なう。また、分散装置100は、各通信サーバ22から送信された情報を受け付け、適宜、複合機14に送信する。つまり、分散装置100は、複合機14と通信サーバ22との間を中継する装置といえる。
各通信サーバ22の構成は上述の実施の形態とほぼ同じである。異なる点は、各通信サーバ22は、分散装置100および管理サーバ20の両方に接続されている点である。したがって、通信サーバ22は、各複合機14からの通信を直接受け付けず、必ず、分散装置100を介して受け付ける。また、各複合機14からの通信は、分散装置100により分散されて通信サーバ22に送信されるため、各通信サーバ22に対する通信負荷は軽減される。
各複合機14、管理サーバ20、および、管理端末24の構成は上述の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省力する。
次に、この複合機管理システム10での管理の流れについて図7、図8を用いて簡単に説明する。図7は、複合機管理システム10における複合機情報の流れを模式的に示す図である。また、図8は、リクエストの確認ポーリング時の流れを模式的に示す図である。また、図7,図8においては、複合機管理システム10は、ID=123の第一複合機14a、ID=456の第二複合機14b、第一通信サーバ22a,第二通信サーバ22bを備えるものとする。
はじめに、各複合機14a,14bの状態を示す複合機情報は、各複合機14a,14bから分散装置100に送信される。分散装置100は、各複合機14a,14bからの通信を分散して通信サーバ22に送信する。ここで、第一複合機14a(ID=123)から送信された複合機情報は第一通信サーバ22aに、第二複合機14b(ID=456)から送信された複合機情報は第二通信サーバ22bに、分散して送信されたとする。
第一通信サーバ22aは、受信した複合機情報を管理サーバ20に送信し、管理サーバ20は、これを複合機情報管理DB28に保存する。また、第二通信サーバ22bも、受信した複合機情報を管理サーバ20に送信し、管理サーバ20は、これを複合機情報管理DB28に保存する。つまり、いずれの通信サーバ22を経由しても複合機情報は、管理サーバ20の複合機情報管理DB28に保存される。そのため、管理端末24からは、管理サーバ20の複合機情報管理DB28にアクセスすることにより、全ての複合機14の複合機情報が参照できる。つまり、分散装置100と複数の通信サーバ22を設けた場合であっても、各管理端末24は複合機情報を正常に取得できる。
次に、管理端末24で第一複合機14aに対するリクエストデータが作成された場合について説明する。管理端末24は、リクエストデータ(対象はID=123の第一複合機14a)を作成した場合、これを管理サーバ20に送信する。管理サーバ20は、当該リクエストデータをリクエスト管理DB30に保存する。また、ID=123の第一複合機14aに対してリクエストが作成されことを各通信サーバ22に通知する。この通知は、リクエストのIDと複合機14のID(すなわち、「123」)をリクエスト対象情報として送信することによりなされる。第一通信サーバ22aおよび第二通信サーバ22bは、リクエスト対象情報を受信すれば、これを記憶する。
一方、各複合機14a,14bからは、自己に対するリクエストの有無を確認する確認メッセージが送信される。分散装置100は、この確認メッセージを、適宜、分散して通信サーバ22に送信する。ここで、第一複合機14a(ID=123)からの確認メッセージを第一通信サーバ22aに、第二複合機14b(ID=456)からの確認メッセージを第二通信サーバ22bに送信した場合を考える。
第一通信サーバ22a,第二通信サーバ22bは、ともに、複合機ID=123に対するリクエスト対象情報を保持している。したがって、第一複合機14a(ID=123)からの確認メッセージを受けた第一通信サーバ22aは、この第一複合機14aに対するリクエストが現在あると判断する。そして、管理サーバ20のリクエスト管理DB30にアクセスして、第一複合機14aに対するリクエストデータを取得し、これを第一複合機14aに返す。
一方、第二複合機14b(ID=456)からの確認メッセージを受けた第二通信サーバ22bは、複合機ID=456に対するリクエスト対象情報を保持していない。そのため、この第二複合機14b(ID=456)に対するリクエストは現在無いと判断できる。この判断は、管理サーバ20へアクセスすることなく、迅速にできる。そして、第二通信サーバ22bは、迅速に第二複合機14bに対してリクエストが無い旨(「EMPTY」メッセージ)を返すことができる。
また、複数の通信サーバ22を設けることにより、一つの通信サーバ22で処理すべき通信量が低減できる。したがって、多数の複合機14を管理する場合でも、各通信サーバ22への負荷を低減できる。特に、複合機14が多数の場合、リクエストデータや複合機情報の送信量も増えるが、それ以上に確認ポーリングが極めて多くなる。この非常に多くなる確認ポーリングに対する処理は、多くの場合(当該複合機14に対するリクエストデータが存在しない場合)、通信サーバ22でのみ処理できる通信である。したがって、通信サーバ22を増やすことで、この非常に大量の確認ポーリングを処理することができる。
ここで、通信サーバ22で行なう処理は、確認ポーリングの処理の他、複合機14と管理サーバ20との中継的処理である。このような処理を行なう通信サーバ22は、管理サーバ20に比べて、比較的、低性能であってもよく、低コストで構築できる。そして、低コストで構築できる通信サーバ22を複数設け、比較的高コストで構築される管理サーバ20の数を抑えることにより、複合機管理システム10全体を低コストで実現できる。
また、通信サーバ22のみを複数とすることで、管理対象の複合機14の増減に対して柔軟に対応できる。すなわち、複合機14の数が増えた場合には、通信サーバ22のみを増設すればよく、複合機管理システム10全体での変更を少なくすることができる。
本発明の実施の形態である複合機管理システムの全体構成を示す図である。 管理サーバの機能構成を示すブロック図である。 通信サーバの機能構成を示すブロック図である。 複合機の機能構成の一例を示すブロック図である。 複合機管理システムでの管理の流れを示すシーケンス図である。 他の実施の形態である複合機管理システムの全体構成を示す図である。 複合機管理システムでの管理の流れを示す模式図である。 複合機管理システムでの管理の流れを示す模式図である。
符号の説明
10 複合機管理システム、12 管理センター、14 複合機、16 ファイアウォール、18 インターネット、20 管理サーバ、22 通信サーバ、24 管理端末、28 複合機情報管理DB、30 リクエスト管理DB、52 ポーリング受付部、56 リクエスト対象情報記憶部、86 複合機情報送信部、88 確認ポーリング部、92 リクエスト実行部、94 成否情報送信部、100 分散装置。

Claims (6)

  1. 管理センターと管理センターにネットワークを介して接続された複数の管理対象機器とを備え、管理センターからのリクエストを管理対象機器に通知することにより当該管理対象機器を操作して複数の管理対象機器を管理する管理システムであって、
    管理対象機器は、
    自己に対する管理センターからのリクエストの有無を確認するために、管理センターに対して確認ポーリングを行う確認ポーリング手段と、
    確認ポーリングにより、自己に対するリクエストがあることが確認できれば、当該リクエストのデータであるリクエストデータを取得するリクエスト取得手段と、
    取得したリクエストデータに記録された操作を実行するリクエスト実行手段と、
    を有し、
    管理センターは、少なくとも、管理サーバと、通信サーバと、を備え
    管理サーバは、
    各管理対象機器へのリクエストデータを記憶するリクエスト記憶手段と、
    リクエストデータの対象となる管理対象機器を示すリクエスト対象情報を通信サーバに通知するリクエスト対象情報通知手段と、
    を備え、
    通信サーバは、
    管理サーバから通知されたリクエスト対象情報を記憶するリクエスト対象情報記憶手段と、
    管理対象機器からの確認ポーリングを受け付け、リクエスト対象情報に基づいて当該管理対象機器に対するリクエストがあるかを判断し、有ると判断した場合は管理サーバにアクセスして当該管理対象機器に対するリクエストデータを返し、当該管理対象機器へのリクエストが無いと判断した場合は管理サーバにアクセスすることなくリクエストが無い旨を返す、ポーリング受付手段と、
    を有し、
    管理センターは、通信サーバを複数有し、
    管理センターは、更に、複数の通信サーバに接続され、各管理対象機器からの確認ポーリングを複数の通信サーバに分散して通知する分散装置を有する、
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 請求項1に記載の管理システムであって、
    管理対象機器は、当該管理対象機器の状態を示す対象機器情報を管理センターに送信する対象機器情報送信手段を備え、
    管理サーバは、各管理対象機器から送信された対象機器情報を記憶する対象機器情報記憶手段を備え、
    管理センターは、更に、管理サーバに接続された複数の管理端末を備え、
    管理端末は、
    対象機器情報記憶手段に記憶された対象機器情報を参照する対象機器情報参照手段と、
    参照した対象機器情報に基づいて作成されたリクエストデータを管理サーバに送信するリクエスト送信手段と、
    を備えることを特徴とする管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の管理システムであって、
    管理対象機器は、リクエストの実行後にその成否を管理センターに通知する成否通知手段を備え、
    管理サーバは、送信された成否に基づいてリクエスト記憶手段を更新する更新手段を備え、
    通信サーバのリクエスト対象情報記憶手段は、管理サーバのリクエスト記憶手段の更新に応じて、記憶するリクエスト対象情報を更新することを特徴とする管理システム。
  4. 複数の管理対象機器にネットワークを介して接続され、各管理対象機器にリクエストを通知することにより当該管理対象機器を操作して、複数の管理対象機器を管理する管理システムの管理センターであって、
    管理センターは、少なくとも、管理サーバと、通信サーバと、を備え
    管理サーバは、
    各管理対象機器へのリクエストデータを記憶するリクエスト記憶手段と、
    リクエストデータの対象となる管理対象機器を示すリクエスト対象情報を通信サーバに通知するリクエスト対象情報通知手段と、
    を備え、
    通信サーバは、
    管理サーバから通知されたリクエスト対象情報を記憶するリクエスト対象情報記憶手段と、
    リクエストの有無を確認するための管理対象機器からの確認ポーリングを受け付け、リクエスト対象情報に基づいて当該管理対象機器に対するリクエストがあるかを判断し、有ると判断した場合は管理サーバにアクセスして当該管理対象機器に対するリクエストデータを返し、当該管理対象機器へのリクエストが無いと判断した場合は管理サーバにアクセスすることなくリクエストが無い旨を返す、ポーリング受付手段と、
    を有し、
    管理センターは、通信サーバを複数有し、
    管理センターは、更に、複数の通信サーバに接続され、各管理対象機器からの確認ポーリングを複数の通信サーバに分散して通知する分散装置を有する、
    ことを特徴とする管理センター。
  5. 管理センターと管理センターにネットワークを介して接続された複数の管理対象機器とを備え、管理センターからのリクエストを管理対象機器に通知することにより当該管理対象機器を操作して複数の管理対象機器を管理する管理システムであって、
    管理対象機器は、
    自己に対する管理センターからのリクエストの有無を確認するために、管理センターに対して確認ポーリングを行う確認ポーリング手段と、
    確認ポーリングにより、自己に対するリクエストがあることが確認できれば、当該リクエストのデータであるリクエストデータを取得するリクエスト取得手段と、
    取得したリクエストデータに記録された操作を実行するリクエスト実行手段と、
    を有し、
    管理センターは、少なくとも、管理サーバと、通信サーバと、を備え
    管理サーバは、
    各管理対象機器へのリクエストデータを記憶するリクエスト記憶手段と、
    リクエストデータの対象となる管理対象機器を示すリクエスト対象情報を通信サーバに通知するリクエスト対象情報通知手段と、
    を備え、
    通信サーバは、
    管理サーバから通知されたリクエスト対象情報を記憶するリクエスト対象情報記憶手段と、
    管理対象機器からの確認ポーリングを受け付け、リクエスト対象情報に基づいて当該管理対象機器に対するリクエストがあるかを判断し、有ると判断した場合は管理サーバにアクセスして当該管理対象機器に対するリクエストデータを返し、当該管理対象機器へのリクエストが無いと判断した場合は管理サーバにアクセスすることなくリクエストが無い旨を返す、ポーリング受付手段と、
    を有し、
    管理対象機器は、当該管理対象機器の状態を示す対象機器情報を管理センターに送信する対象機器情報送信手段を備え、
    管理サーバは、各管理対象機器から送信された対象機器情報を記憶する対象機器情報記憶手段を備え、
    管理センターは、更に、管理サーバに接続された複数の管理端末を備え、
    管理端末は、
    対象機器情報記憶手段に記憶された対象機器情報を参照する対象機器情報参照手段と、
    参照した対象機器情報に基づいて作成されたリクエストデータを管理サーバに送信するリクエスト送信手段と、
    を備えることを特徴とする管理システム。
  6. 複数の管理対象機器にネットワークを介して接続され、各管理対象機器にリクエストを通知することにより当該管理対象機器を操作して、複数の管理対象機器を管理する管理システムの管理センターであって、
    管理センターは、少なくとも、管理サーバと、通信サーバと、を備え
    管理サーバは、
    各管理対象機器へのリクエストデータを記憶するリクエスト記憶手段と、
    リクエストデータの対象となる管理対象機器を示すリクエスト対象情報を通信サーバに通知するリクエスト対象情報通知手段と、
    を備え、
    通信サーバは、
    管理サーバから通知されたリクエスト対象情報を記憶するリクエスト対象情報記憶手段と、
    リクエストの有無を確認するための管理対象機器からの確認ポーリングを受け付け、リクエスト対象情報に基づいて当該管理対象機器に対するリクエストがあるかを判断し、有ると判断した場合は管理サーバにアクセスして当該管理対象機器に対するリクエストデータを返し、当該管理対象機器へのリクエストが無いと判断した場合は管理サーバにアクセスすることなくリクエストが無い旨を返す、ポーリング受付手段と、
    を有し、
    管理対象機器は、当該管理対象機器の状態を示す対象機器情報を管理センターに送信する対象機器情報送信手段を備え、
    管理サーバは、各管理対象機器から送信された対象機器情報を記憶する対象機器情報記憶手段を備え、
    管理センターは、更に、管理サーバに接続された複数の管理端末を備え、
    管理端末は、
    対象機器情報記憶手段に記憶された対象機器情報を参照する対象機器情報参照手段と、
    参照した対象機器情報に基づいて作成されたリクエストデータを管理サーバに送信するリクエスト送信手段と、
    を備えることを特徴とする管理センター。
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