JP2006309057A - 画像露光装置 - Google Patents

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淳 廣岡
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
Takeshi Nishihara
猛 西原
Yozo Oki
洋造 大木
Satoshi Morikawa
聡 森川
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Abstract

【課題】液晶シャッターを用いて画像形成を行う場合に、副走査方向の尾引きの影響をなくし、かつ高解像度の画像を形成可能な画像露光装置を提供すること。
【解決手段】少なくとも第1露光光学系と第2露光光学系の2つの光学系を備えており、各露光光学系は、ハロゲンランプ20と、ランプ20の前方側に配置され、露光光の透過・遮断を制御可能であり、主走査方向に沿って配置される画素群と、副走査方向に沿って配置される画素群により構成される液晶シャッター21と、液晶シャッター21の前方側に配置される結像レンズ22とを備え、1画素分の露光を行うに際し、ランプ20から照射された光を副走査方向に沿って配置される画素群を透過させた後、結像レンズ22により1画素分の大きさに集束させるように構成し、第1露光光学系により形成される写真感光材料上での露光画素と露光画素の間に、第2露光光学系により形成される露光画素を位置させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成媒体を副走査方向に沿って移動させつつ、画像形成媒体の表面の主走査方向に露光光を照射することで、画像形成媒体の表面に画像形成を行う画像露光装置に関するものである。
写真感光材料(画像形成媒体に相当)に画像データに基づいて露光光を照射することで、写真感光材料の表面に画像形成を行う画像露光装置として、下記特許文献1に開示される画像露光装置が提案されている。この画像露光装置は、光軸に沿って、R,G,B各色のLED、シリンドリカルレンズ、液晶シャッター、SLA(自己集束性ファイバーアレイ)が配置されている。LEDから発行した光の各々は、シリンドリカルレンズを透過すると、感光材料の1ライン方向(主走査方向)に対応する方向のスリット光線となり、これが液晶シャッターを透過して感光材料に結像される。
特開平7−301868号公報(要約、特許請求の範囲等)
一方、液晶シャッターを用いる場合、液晶には尾引きと呼ばれる現象が画質に悪影響を及ぼすことがある。これを図12で説明する。図12(a)は、写真感光材料にある画素を露光させた状態を概念的に示している。画素の濃度が周囲に比べてかなり濃くなるような場合は、(b)に示すように尾を引いたような状態に露光されることがあり、これを尾引きと称する。このような尾引き現象は、画質の低下を招くため、これを改善する必要がある。また、尾引き現象は、主走査方向と副走査方向の両方において発生しうる現象であり、主走査方向のみについては、電子的な信号処理等により尾引きを消去することが可能であるが、副走査方向に発生する尾引きまで消去することは難しい状況である。
また、液晶シャッターを用いて写真感光材料に画像形成をする場合、所定の解像度を得るためには、液晶シャッターを構成する画素の大きさを小さくすればよいが、あまり小さくしすぎると、隣接する画素間で発生する漏れ光により、画質低下を招くという問題が生じる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、液晶シャッターを用いて画像形成を行う場合に、副走査方向の尾引きの影響をなくし、かつ高解像度の画像を形成可能な画像露光装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る画像露光装置は、
画像形成媒体を副走査方向に沿って移動させつつ、画像形成媒体の表面の主走査方向に露光光を照射することで、画像形成媒体の表面に画像形成を行う画像露光装置であって、
少なくとも第1露光光学系と第2露光光学系の2つの光学系を備えており、各露光光学系は、
露光用光源と、
露光用光源の光軸方向前方側に配置されると共に、露光光の透過・遮断を制御可能であり、主走査方向に沿って配置される画素群と、副走査方向に沿って配置される画素群により構成される液晶シャッターと、
液晶シャッターの光軸方向前方側に配置され、露光光を画像形成媒体の表面に結像させる結像レンズとを備え、
1画素分の露光を行うに際し、露光用光源から照射された光を副走査方向に沿って配置される画素群を透過させた後、結像レンズにより1画素分の大きさの露光光に集束させるように構成し、かつ、
第1露光光学系により形成される画像形成媒体上での露光画素と露光画素の間に、第2露光光学系により形成される露光画素が位置するように、各露光光学系が構成されていることを特徴とするものである。
かかる画像露光装置の作用・効果を説明する。この画像露光装置は、光軸方向に沿って、露光用光源、液晶シャッター、結像レンズからなる露光光学系が設けられ、かかる露光光学系が少なくとも2つ設けられる。画像露光装置は、主走査方向に沿って1ラインずつ画像を順次形成していくものであるが、液晶シャッターは画素がライン状に並んでいる構成ではなく、主走査方向に沿った画素群と、副走査方向に沿った画素群により構成されている。すなわち、液晶シャッターの光透過部の形状はライン状ではなく、面状に形成される。また、1画素分の露光を行うに際し、副走査方向に配置された画素群を用いて画像露光が行われる。すなわち、1画素分の画素を画像形成媒体に形成させるため、副走査方向の画素群を用いて露光光を透過させたのち、結像レンズにより画像形成媒体上に集束させる。このように1画素分の露光光を複数の画素群に分割した形になるので、液晶シャッター上では隣接する画素間の濃度差を低下させ、尾引きの影響をなくすことができる。
また、露光光学系が少なくとも2つ設けられており、第1露光光学系で形成される画像形成媒体上での露光画素と露光画素の間に、第2露光光学系により形成される露光画素が位置するように、各露光光学系が構成される。従って、露光光学系を2つ設ける場合は、1つだけ設ける場合と比較して、解像度を高くすることができる。その結果、液晶シャッターを用いて画像形成を行う場合に、副走査方向の尾引きの影響をなくし、かつ高解像度の画像を形成可能な画像露光装置を提供することができる。
本発明において、第1露光光学系と第2露光光学系とは、共通の露光用光源を使用するように構成されていることが好ましい。露光用光源を共用することで、部品を減らしコスト低減に寄与することができる。
本発明において、液晶シャッターの前面に、主走査方向の画素間を仕切るメッシュ部材を配置していることが好ましい。かかるメッシュ部材を配置することで、隣接する画素間における漏れ光の影響をなくし、画質のよい画像を形成することができる。
本発明に係る別の画像露光装置は、
露光用光源と、
露光用光源の光軸方向前方側に配置されると共に、露光光の透過・遮断を制御可能であり、主走査方向に沿って配置される画素群と、副走査方向に沿って配置される画素群により構成される液晶シャッターと、
液晶シャッターの光軸方向前方側に配置され、露光光を画像形成媒体の表面に結像させる結像レンズとを備え、
1画素分の露光を行うに際し、露光用光源から照射された光を副走査方向に沿って配置される画素群を透過させた後、結像レンズにより1画素分の大きさの露光光に集束させるように構成し、かつ、
液晶シャッターの前面に、主走査方向の画素間を仕切るメッシュ部材を配置していることを特徴とするものである。
かかる構成により、液晶シャッターを用いて画像形成を行う場合に、副走査方向の尾引きの影響をなくし、かつ高解像度の画像を形成可能にすると共に、隣接する画素間における漏れ光の影響をなくし、画質のよい画像を形成することができる。
本発明に係る画像露光装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、画像露光装置が用いられている写真処理システムの構成を示す模式図である。この写真処理システムは、写真フィルムや記憶メディアからデジタルの画像データを取得して、写真プリントを作成する機能を有する。
<写真処理システムの構成>
フィルムスキャナー1は、現像済みの写真フィルム(ネガフィルムやポジフィルム)に形成されているコマ画像をスキャニングして、コマ画像の画像データを取得する機能を有する。媒体装着部2は、記憶メディアを装着することができ、記憶メディアに格納されている画像データを読み出すことができる。記憶メディアとしては、デジタルカメラ用のコンパクトフラッシュ(登録商標)スマートメディア(登録商標)等の記録媒体や、MOディスク、CD−R等の記録媒体が例としてあげられる。これらフィルムスキャナー1と媒体装着部2は、画像入力部として機能する。入力された画像データは、画像データ記憶部3に記憶される。画像データ記憶部3は、ハードディスク等の記憶装置により構成することができ、取得した画像データをオーダー単位(フィルム1本、記録メディア1個等)で記憶・管理する。
取得した画像データを用いて写真プリントが作成されることになるが、直ちにプリント処理を行うのではなく、画像処理部4において画像処理が施された後にプリント処理が行われる。補正パラメータ設定手段4aは、補正パラメータを設定する機能を提供する。例えば、画像データをモニター5に表示させ、色・濃度が適切な状態で写真プリントが作成されるか否かをオペレータが判定する。必要に応じて、色・濃度の補正値が入力され、これが補正パラメータとして設定される。そのほかに、赤目補正、逆光補正等の特殊補正を行った場合や、トリミングを行った場合にも、これらの補正パラメータが設定される。画像補正手段4bは、設定された補正パラメータと、画像入力部により入力されたオリジナルの画像データを用いて、補正された画像データを作成する機能を有する。補正パラメータによる補正結果は、モニター5において確認することが可能である。
画像データ分割手段4cは、1画素分の画素データを更に分割する機能を有する。写真プリントに形成される画像は、多数の画素が集合した状態で形成されるものと考えることができ、画像全体のデータを表す場合を画像データと称し、画像を構成する画素のデータを画素データと称することにする。カラー画像データであれば、通常、個々の画素データは(R,G,B)の形態で表現することが可能であるが、本発明の場合は、画素データが更に(R1,G1,B1)(R2,G2,B2)・・・(Rn,Gn,Bn)のようにn個に分割される。これについては、後述する。
プリント用画像データ生成手段4dは、オリジナルの画像データ、前述した補正パラメータ、画像データ分割手段4cによる分割機能、その他の補正機能(CMS処理による補正、シェーディング補正等)に基づいて、写真プリントを作成するためのプリント画像データを生成する機能を提供する。
画像転送部5は、生成されたプリント画像データを露光制御部6へ転送させる機能を有する。画像転送部5には、バッファとして機能する転送メモリ5aが設けられている。
露光エンジン7(画像露光装置として機能する。)は、液晶シャッター21を用いて写真感光材料の乳剤面に画像を焼付露光させる機能を有する。露光エンジン7には、露光用光源としてのハロゲンランプ20と、ハロゲンランプ20から照射される照射光(露光光に相当)の透過と遮断(ON/OFF)を制御する液晶シャッター21と、液晶シャッター21を通過した光を写真感光材料上に集束させるシリンドリカルレンズ22(結像レンズに相当)が設けられている。詳しくは詳述するが、露光エンジン7には、第1露光光学系と第2露光光学系が設けられており、夫々がハロゲンランプ20、液晶シャッター21、シリンドリカルレンズ22により構成される。ただし、ハロゲンランプ20については、共通の光源として使用されている。
露光制御部6は、露光エンジン7に対する制御を行う機能を有し、シャッター制御手段6aは、画像転送部5から転送されてくるプリント画像データに基づいて、液晶シャッター21の駆動を制御し、そのための液晶駆動回路を備えている。光源駆動制御手段6bは、ハロゲンランプ20の点灯・消灯の駆動制御を行う。露光制御部6のほかの機能については後述する。
次に、写真感光材料(ペーパーとも言い、画像形成媒体に相当する)の処理系に関する構成を簡単に説明する。ペーパーマガジン10には、写真感光材料がロールに巻き取られた状態で収容されている。ペーパーマガジン10から引き出された長尺状の写真感光材料は、ペーパーカッター11により所定のプリントサイズに切断される。プリントサイズに切断された写真感光材料は、露光エンジン7へと搬送され、露光搬送ローラ12により搬送経路に沿って搬送されつつ、露光エンジン7による画像の焼付露光が行われる。露光搬送ローラ12に対する駆動制御も露光制御部6により行われる。
画像が焼付露光された写真感光材料は、搬送機構により搬送された後、現像処理部13及び乾燥処理部14で現像処理及び乾燥処理が施された後、プリント排出部15から仕上がりの写真プリントとして装置外部に排出される。
<露光エンジンの構成>
次に、露光エンジン7の構成を図2(斜視図)及び図3(側面図)において詳細に説明する。既に説明したように、第1露光光学系と第2露光光学系を備えている。第1露光光学系は、露光光軸に沿って、上端側から順に、ハロゲンランプ20、フィルター23、液晶シャッター21A、シリンドリカルレンズ22Aが配置されている。なお、光軸に沿って配置される光学要素は、これらのみに限定されるわけでなく、例えば、更に付加的な光学要素(例えば、拡散板)を配置してもよい。また、光軸は一直線である必要はなく、スペース等の事情に応じて光路が曲がっていてもよい。この場合は、ミラーやプリズム等の光学要素が更に配置されることになる。
回転フィルター23は、R,G,Bの各色のカラーフィルター23R,23G,23Bを備えており、いずれか1つのフィルターを光路上に挿入させる。これにより、ハロゲンランプ20からの照射光を各色の露光光に変換することができ、カラー画像を形成することができる。回転フィルター23は、不図示の回転駆動機構により回転駆動される。回転フィルター23は、フィルター駆動制御手段6cは、回転フィルター23の駆動を制御する。
また、第2露光光学系も、露光光軸に沿って、ハロゲンランプ20、フィルター23、液晶シャッター21B、シリンドリカルレンズ22Bが配置されている。ただし、ハロゲンランプ20とフィルター23は、第1露光光学系と共通に使用されるものであり、これにより、部品点数を削減して構成を簡素化している。
写真感光材料Pは、図2に示すように、露光搬送ローラ12により搬送経路に沿って、すなわち、副走査方向に沿って搬送される。この露光搬送ローラ12の駆動は、露光搬送ローラ制御手段6dにより制御される。写真感光材料Pの乳剤面に画像を焼付露光する場合は、写真感光材料Pを副走査方向に沿って搬送させながら、主走査方向に沿って1ラインずつ(Lで示される)露光光を照射し、画像を順次形成していく。
第1露光光学系の液晶シャッター21Aは、主走査方向に沿って画素G11,G21・・・Gn1が配置され、副走査方向に沿って画素G11,G12・・・G18が配置される。主走査方向に沿った画素の集まりを第1画素群と称し、副走査方向に沿った画素の集まりを第2画素群と称する。図2の例では、第1画素群はn個の画素により構成され、第2画素群は8個の画素群により構成される。すなわち、液晶シャッター21A全体としては、8×n個の画素数により構成される。また、第1画素群の画素数nは、写真感光材料Pに形成される主走査方向の画素の画素数に対応するものであるが、第2画素群の画素数8は、写真感光材料P上では1画素に相当する。すなわち、液晶シャッター21の時点では露光光は面の状態であるが、写真感光材料Pにおいてはライン状に集束される。シリンドリカルレンズ22Aは、露光光を集束させる機能を備えている。
また、第2露光光学系の液晶シャッター21Bも、同じく主走査方向に沿って配置される第1画素群F11・・・Fn1と、副走査方向に沿って配置される第2画素群F11,F12・・・F18とを備えており、同じく8×n個の画素群により構成される。同じく、シリンドリカルレンズ22Bにより、写真感光材料Pにおいてはライン状に集束される。
以上のように副走査方向に沿った第2画素群により1画素を表現するため、画素データは画像データ分割手段4cにより分割する必要がある。分割する方法は種々考えられ、例えば、均等に分割することができる。例えば、画素の濃度値が80であれば、これを単純平均して、G11=10、G12・10・・G18=10とすることができる。F11,F12・・・F18についても同様に分割することができる。もちろん、これに限定されるものではなく、他のルールに従って画素データを分割することができる。
このような露光方式によれば、図2に模式的に示すように、液晶シャッター21に副走査方向の尾引きH1が生じていたとしても、写真感光材料P上においてはH2に示すように集束されるため、尾引きの影響による画質低下を防ぐことができる。本実施形態では、副走査方向の8画素が実際の1画素になるように集束されるが、副走査方向における画素の分割数については、これに限定されるものではない。なお、主走査方向に発生する尾引きについては、電子的な信号処理によりなくすことができる。
本発明において、露光光学系を2つ設けており、各露光光学系により主走査される写真感光材料P上での位置は、図2,3の例では同じとなるように設定されている(図3のラインL)。このときに、写真感光材料に形成される画素(液晶シャッター21の画素と区別するため露光画素と称する)の位置を図5により説明する。図5(a)において、左右方向が主走査方向に相当し、第1露光光学系により形成される第1露光画素はJ1,J2・・・で示され、第2露光光学系により形成される第2露光画素はJ1’,J2’・・・で示される。図5(a)に示すように、第1露光画素と第1露光画素の間に第2露光画素が重なるような形で露光画素が形成される。これにより、液晶シャッター21を1つだけ設ける場合に比べて、解像度を2倍にすることができる。第1露光画素J1,J2・・と第2露光画素J1’,J2’・・は、対応する露光画素が全く同じとなるようにしてもよいが、より効果的に解像度を高くするために、第1露光画素J1,J2・・から補間演算をすることでと第2露光画素J1’,J2’・・を求めることが好ましい。なお、図5(b)のように、第1露光画素と第1露光画素の間に第2露光画素を挿入するような形で露光画素を形成してもよい。
従って、図1に示すプリント用画像データ生成手段4dによりプリント画像データを作成する場合は、夫々の液晶シャッター21A,21Bに送信すべきプリント画像データを別個に作成し、画像データ分割手段4cは夫々のプリント画像データについて画素データを分割するように演算処理を行う。
画像データは、R,G,Bの夫々についてデータを有しており、回転フィルター23を切り換えながら、各色の露光光を生成させ、各色の画像を写真感光材料P上に焼付露光させる。また、画像データを構成する各画素データは、第2画素群の数(8)に対応して8分割された上で、露光制御部6に転送される。この分割された画素データに基づいて、液晶シャッター21に対する駆動制御が行われる。液晶シャッター21の各画素はON/OFFをすることができ、ON時間の長さを制御することで、階調表現を行うことができる。あるいは、個々の画素に対する印加電圧により光の透過率を制御することで階調表現を行うようにしてもよい。
画像形成の順序としては、例えば、次のように行うことができる。まず、回転フィルター23のR(赤)のフィルター23Rを光路に臨ませ、Rの画像データにより液晶シャッター21A,21Bを制御し、Rの露光光により1ライン分の画像が写真感光材料P上に形成され、次にG(緑)のフィルター23Gを光路に臨ませ、Gの露光光により1ライン分の画像を形成し、次にB(青)のフィルター23Bを光路に臨ませ、Bの露光光により1ライン分の画像を形成させる。これにより、1ライン分のR,G,Bの画像(潜像)が焼付露光される。続いて、次の1ライン分のR,G,Bの画像露光を同様に繰り返すことで、画像形成を行うことができる。写真感光材料Pの副走査方向の搬送速度及び回転フィルター23の回転速度は、上記の主走査方向における走査速度に対応して決めることができる。
また、液晶シャッター11については、その環境温度が所定温度になるような温度調整機構を設けておくことが好ましい。一般的に液晶は低温では反応速度が遅く、高温では速くなる。このような温度特性により、環境温度が変化すると、写真感光材料へ照射される露光光の強度が変化することになる。そこで、所定温度になるように調整することで、液晶のON/OFF切換能力が低下することを防止することができる。
<露光光学系の別構成例>
図3では、第1露光光学系と第2露光光学系とで、写真感光材料P上で同じ位置を主走査するように光学系が配置されているが、これに限定されるものではなく、図4に示すように、異なるライン(副走査方向で距離がDだけ離れている)を主走査するようにしてもよい。この場合は、液晶シャッター21Aを制御するための画像データと、液晶シャッター21Bを制御するための画像データは、距離Dに相当する分だけタイミングをずらせて送信するようにする。これにより、図5に示すように同じ主走査ライン上に適切に露光画素を形成することができる。
図6は、露光光学系の更に別の構成例を示す図である。図3においては、露光用光源であるハロゲンランプ20と回転フィルター23を共通で使用しているが、各露光光学系がハロゲンランプ20と回転フィルター23を備えていてもよい。
図7は、露光用光源としてLED25を使用した構成例を示す側面図である。すなわち、露光用光源としてハロゲンランプに代えて、R(第1色),G(第2色),B(第3色)の各色のLED25R,25G,25Bを配置した構成例である。ハロゲンランプ20の場合は、寿命が短いため交換のためのメンテナンスや、経時変化の問題などがある。また、ハロゲンランプ20の場合は、回転フィルター23が必要となるが、図7のようにLED25を用いた場合は、回転フィルター23は不要となると共に、寿命も長いため、ハロゲンランプ20の有する問題をなくすことができる。
LED25を使用する場合は、図7に示すようにLED25と液晶シャッター21とをある程度離して配置することができる。この場合、各LED25から液晶シャッター21の裏面へと露光光を導くための光学系が必要とされる。各LED25は、多数のLEDチップにより構成され、主走査方向に沿って多数のLEDチップが配置されることになる。
図示は省略するが、液晶シャッター21のすぐ裏面側に多数のLEDチップ25を配置して構成することもできる。この場合、R,G,Bの各色のチップを液晶シャッター21を構成する画素に対応して配置することができる。従って、液晶シャッター21は、Rの画像を形成する領域、Gの画像を形成する領域、Bの画像を形成する領域に予め分割されていることになる。
図7の構成例で画像形成を行う場合は、図2で説明したのと同じようにすることができる。すなわち、まずR―LED25Rを点灯させて、Rの画像データに基づいてRの画像を焼付露光し、ついでGの画像、Bの画像を順次焼付露光することで1ライン分の画像を焼付露光する。以下、これを繰り返すことで写真感光材料P上に画像形成を行うことができる。またLEDチップを液晶シャッター21のすぐ背面に配置する場合は、予め各色の領域が設定されているので、3色分の画像を写真感光材料P上に同時に形成することができる。従って、画像形成時間を速くすることができる。
<漏れ光対策>
液晶シャッター21を使用して画像露光を行う場合には、漏れ光の影響を極力抑える必要がある。漏れ光とは、液晶シャッター21の特定の画素が特に明るい(透過光量が多い)場合、その影響が隣接する画素に対して影響を及ぼす現象のことを指す。そこで、漏れ光の影響をなくすために、メッシュ部材35を液晶シャッター21のすぐ前面に配置する。図8に示すようにメッシュ部材35には、多数のスリット35aが形成されており、主走査方向において隣接する画素間の漏れ光により影響を抑制する。図8に示すように、主走査方向には仕切りが設けられる形になるが、副走査方向については、結像レンズ22により1画素に集束させる構成であるため、仕切りは必要はない。
図11は、メッシュ部材35を設けた場合、液晶シャッター21から出力される露光光の広がる様子を概念的に示す図である。液晶シャッター21から出力される露光光は、進行していくに従い広がっていくが、メッシュ部材35を設けているため、隣接する画素間における影響がでない程度の広がりに抑制することができる。
また、図9や図10に示すような小さなアパーチュア26a,37aを有する格子状のメッシュ部材36,37を液晶シャッター21の前面に配置してもよい。この場合、アパーチュア26a,37aの位置は、液晶シャッター21を構成する画素位置に対応するように設けられる。
また、かかるメッシュ部材は、ユニフォミティ対策として用いることができ、液晶シャッターだけではなく、MLVA(Micro Light Valve Array)を用いた画像露光装置の場合にも適用することができる。
<別実施形態>
本実施形態では、画像形成媒体として写真感光材料を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、他の種類の感光材料、例えば、回転駆動される感光ドラムであってもよい。結像レンズは、シリンドリカルレンズ以外のレンズを用いてもよい。結像レンズは単一のレンズではなく、複数のレンズやその他の光学部材を用いてもよい。
本実施形態では、露光光学系が2つの場合を例示しているが、これに限定されるものではなく、3つ以上の露光光学系を使用してもよい。この場合も、露光用光源等を共通で使用するか否かについて、適宜決めることができる。露光用光源として、本実施形態で説明した以外の光源、例えば、白色LEDを用いてもよい。
本実施形態では、メッシュ部材を配置する場合の露光光学系の構成として、液晶シャッターを2つ(複数)設ける場合を説明したが、液晶シャッターが1つだけ配置される露光光学系の場合にも、同じようにメッシュ部材を設けて漏れ光の影響をなくすことができる。
写真処理システムの構成を示す模式図 画像露光装置の構成を示す模式図 画像露光装置の構成を示す側面図 露光光学系の別構成例を示す側面図 露光画素の形成位置を説明する図 露光光学系の別構成例を示す図 露光用光源としてLEDを使用した画像露光装置の構成を示す図 液晶シャッターの前面にメッシュ部材を配置した構成例を示す図 液晶シャッターの前面にメッシュ部材を配置した構成例を示す図 液晶シャッターの前面にメッシュ部材を配置した構成例を示す図 メッシュ部材を用いた場合の露光光の広がり状態を示す図 尾引き現象を説明する図
符号の説明
4 画像処理部
4c 画像データ分割手段
4d プリント用画像データ生成手段
6 露光制御部
6a シャッター制御手段
6b 光源駆動制御手段
6c フィルター駆動制御手段
6d 露光搬送ローラ制御手段
7 露光エンジン(画像露光装置)
20 ハロゲンランプ
21,21A,21B 液晶シャッター
22,22A,22B シリンドリカルレンズ
23 回転フィルター
35,36,37 メッシュ部材
35a スリット
P 写真感光材料

Claims (3)

  1. 画像形成媒体を副走査方向に沿って移動させつつ、画像形成媒体の表面の主走査方向に露光光を照射することで、画像形成媒体の表面に画像形成を行う画像露光装置であって、
    少なくとも第1露光光学系と第2露光光学系の2つの光学系を備えており、各露光光学系は、
    露光用光源と、
    露光用光源の光軸方向前方側に配置されると共に、露光光の透過・遮断を制御可能であり、主走査方向に沿って配置される画素群と、副走査方向に沿って配置される画素群により構成される液晶シャッターと、
    液晶シャッターの光軸方向前方側に配置され、露光光を画像形成媒体の表面に結像させる結像レンズとを備え、
    1画素分の露光を行うに際し、露光用光源から照射された光を副走査方向に沿って配置される画素群を透過させた後、結像レンズにより1画素分の大きさの露光光に集束させるように構成し、かつ、
    第1露光光学系により形成される画像形成媒体上での露光画素と露光画素の間に、第2露光光学系により形成される露光画素が位置するように、各露光光学系が構成されていることを特徴とする画像露光装置。
  2. 第1露光光学系と第2露光光学系とは、共通の露光用光源を使用するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像露光装置。
  3. 液晶シャッターの前面に、主走査方向の画素間を仕切るメッシュ部材を配置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像露光装置。
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