JP2006305422A - フィルター、その製造方法、空気清浄装置 - Google Patents

フィルター、その製造方法、空気清浄装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
触媒粒子の分散度を高め、触媒粒子の触媒性能を高めることができるフィルターを提供すること。
【解決手段】
本発明のフィルターは、複数の貫通孔を有する多孔質基材と、貫通孔内に形成されたナノ構造体を備え、ナノ構造体の表面にスプレー法により触媒粒子が担持されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、有害物質を効率的に除去可能なフィルター、その製造方法、空気清浄装置に関する。
近年では、工場やクリーンルームなどで工業的に発生する悪臭、汚染物質または有害化学物質などによる従来からの環境汚染の問題に加えて、最近のアメニティ志向の高まりに伴い、一般生活空間、たとえば室内や自動車内などにおける悪臭、有害化学物質、花粉、浮遊塵または浮遊細菌などの有害物質による室内環境汚染の問題が注目されており、これらの有害物質の除去に対するニーズが急速に高まっている。その代表的な理由としては、化学物質過敏症にかかる人口が年々増加しており、現時点では10人に1人の割合となっていることが挙げられる。
環境中の悪臭や有害化学物質などの有害物質の除去方法としては、多孔質材料に有害化学物質を分解するための触媒を担持し、この触媒の分解作用を利用することが一般的である。この触媒の分解作用は、内燃機関の排気ガス中に含まれる炭化水素や一酸化炭素、及び窒素化合物を除去や、一般産業、例えば排ガスの脱臭処理等に幅広く利用されている。
これら触媒の担持方法としては、ハニカム状担体などの多孔質材料を、触媒を分散させた分散液に浸漬し、場合によっては、浸漬後、余分な触媒を圧縮空気等で除去する方法がとられていた(たとえば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2004−290896号公報 特公昭62−1784号公報
上記方法でハニカム状担体の孔内に触媒が担持された触媒体が得られるが、この触媒体では触媒の分散が十分でなく、触媒性能が十分に発揮されないことがある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、触媒粒子の分散度を高め、触媒粒子の触媒性能を高めることができるフィルターを提供するものである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のフィルターは、複数の貫通孔を有する多孔質基材と、貫通孔内に形成されたナノ構造体を備え、ナノ構造体の表面にスプレー法により触媒粒子が担持されていることを特徴とする。
本発明によれば、貫通孔内に形成されたナノ構造体の表面に触媒粒子が担持されているので、触媒粒子は高度に分散可能であり、その結果、触媒粒子の触媒性能が高められる。また、スプレー法(詳しくは、後述する。)によって、触媒粒子を担持しているので、触媒粒子は、特に高度に分散されている。従って、このフィルターを用いると、有害物質等を効率的に分解可能であり、高性能な空気清浄装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本願の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
1.フィルターの構成
まず、図1(斜視透視図)を用いて、本発明のフィルター1の構成について説明する。
本発明のフィルター1は、複数の貫通孔2aを有する多孔質基材2と、貫通孔2a内に形成されたナノ構造体3を備え、ナノ構造体3の表面にスプレー法により分解触媒粒子5が担持されていることを特徴とする。ナノ構造体3は、種触媒粒子4を介して貫通孔2a内に形成されている。
1−1.多孔質基材
多孔質基材2を構成する材料としては、たとえばAl23、TiO2、ZrO2、Nb25、SnO2、HfO2若しくはAlPO4などの金属酸化物系材料、SiO2・Al23、SiO2・TiO2、SiO2・V25、SiO2・B23若しくはSiO2・Fe23などのシリケート系材料、Pt、Ag若しくはAuなどからなる金属系材料、Siなどからなる半導体系材料、活性炭若しくは有機高分子などからなる炭素系材料、珪藻土若しくはホタテ貝殻などの生体由来系材料またはSiO2などを用いることができる。ここで、多孔質基材2の表面にナノ構造体3を形成する際には多孔質基材2の温度が200℃以上に加熱されることが多いため、多孔質基材2は200℃以上の耐熱性を有していることが好ましい。なお、本発明において「200℃以上の耐熱性を有している」とは、1気圧下で多孔質基材2の温度が200℃以上になるように多孔質基材2を加熱したときに、多孔質基材2の形状が変形しないことをいう。また、多孔質基材2及び貫通孔2aの形状は特に限定されないが、多孔質基材2が板状であり、貫通孔2aが多孔質基材2の両主面を貫通する形状が好ましい。具体的には、例えば、ハニカム状などである。
また、多孔質基材2を貫通する貫通孔2aの開口部の直径は多孔質基材2を構成する材料によって異なるが、多孔質基材2がたとえばコーディエライトからなるハニカム構造の場合にはたとえば0.5〜数10mm程度になり得る。なお、本明細書において、円以外の対象の「直径」は、その外接円の直径を意味する。
1−2.ナノ構造体
「ナノ構造体」は、幅、長さまたは直径などの少なくとも1つの寸法が1nm以上1000nm未満である構造体であり、好ましくは、繊維状の構造体である。
ナノ構造体3は、内部が中空であってもよく、中空でなくてもよい。また、ナノ構造体3を構成する材料としては、たとえば内部が中空であるカーボンナノチューブ、内部が中空でないカーボンファイバー若しくはカーボンナノワイヤ(カーボンファイバーよりも微細な繊維状のもの)などの炭素系材料、Au、Ag若しくはNiなどの金属系材料、TiO2またはSiなどの材料を用いることができる。なお、図1においては、ナノ構造体3は貫通孔2aの内面のみから形成されているが、貫通孔2aの内面だけでなく多孔質基材2の外面から形成されていてもよい。
ナノ構造体3は、通常、後述するように、種触媒粒子4の触媒作用によって、種触媒粒子4から成長して、貫通孔2a内に形成される。種触媒粒子4を構成する材料としては、ナノ構造体3が上記の炭素系材料からなる場合にはたとえばFe、Ni、Co、Cr、Mo、W、Ti、Au、Ag、Cu、Pt、Ta、Al、Pd、Gd、Sm、NdまたはDyなどの金属を用いることができる。なお、種触媒粒子4の直径は繊維状のナノ構造体3の直径を制御する傾向にあり、種触媒粒子4の直径が小さいほど直径の小さい繊維状のナノ構造体3をプラズマCVD法などの気相成長法によって形成することができる傾向にある。
ナノ構造体3は、長さが100nm以上であることが好ましい。また、ナノ構造体3は必ずしも直線状に成長しないので、貫通孔2aの内壁から100nm以上離れた位置にナノ構造体3の一部が存在する長さがさらに好ましい。この場合、分解触媒粒子5を効率良く担持可能であると同時に、有害化学物質を貫通孔2aの内壁に通す際に、有害化学物質を捕捉することができる。ナノ構造体3が短すぎる場合、担持する分解触媒粒子5同士が会合して、薄膜状に成長する場合がある。この場合、分解触媒粒子5が有害化学物質と反応できる面積が低下し、触媒効果が著しく低下する。
また、ナノ構造体3は、太さが5〜500nmであることが好ましい。5nm以上であれば、分解触媒粒子5を担持するのに十分な剛性があり、500nm以下であれば、貫通孔2aの内壁という限定された領域において有害化学物質との反応領域を十分に確保することができるからである。また、後述するスプレー法により分解触媒粒子5を担持する際、500nmを越える比較的太いナノ構造体3の下に存在する別のナノ構造体3に分解触媒粒子5が含まれるスラリーが塗布されなく(スプレー塗布時の陰が生じる)なってしまうからである。
1−3.分解触媒粒子
分解触媒粒子5は、種々の有害物質を分解(又は無毒化)するための触媒(以下、「分解触媒」と呼ぶ。)の粒子であり、分解触媒は、種触媒と同じものであってもよいが、Fe、Ni、Co、Cr、Mo、W、Ti、Au、Ag、Cu、Pt、Ta、Al、Pd、Gd、Sm、NdまたはDyなどの金属以外にも、PtPd、NiMo、CoMo等の合金類、AlCl3、CuCl2、等の塩化物、TiO2、CuO、Cu2O、V25等の酸化物、RhやCu等が配位した錯体、ゼオライト類等であってもよい。
分解触媒粒子5が分解する化学物質としては、たとえばホルムアルデヒドなどのアルデヒド類、トルエンやキシレンなどのVOC(Volataile Organic Compound;揮発性有機化合物)、一酸化炭素、二酸化炭素、酢酸、アンモニアまたは硫黄含有物質などが挙げられる。これら対象物の種類によって分解触媒粒子5は選択され、一又は複数の種類の分解触媒粒子5をナノ構造体3の表面に担持させる。
1−4.その他
本発明のフィルター1の一方の表面に対して、有害物質を含む気体又は液体が流入する。有害物質は、貫通孔2aの内面に形成されているナノ構造体3に吸着されてもされなくても構わない。図面には記載しないが、フィルター1を加熱できるシステム内に装着し、例えば100℃程度に加熱することで、分解触媒粒子5の活性が高まり、有害物質が除去されて清浄された気体または液体が、流入した側と反対側のフィルター1の表面から流出する。通常、本発明のフィルター1に形成されているナノ構造体3は、それ自体強固であり、多孔質基材2とも強固に結合しており、さらに分解触媒粒子5とナノ構造体3の結合も強固な為、フィルター1自身の破壊によるダストの発生などの二次汚染も発生しにくい。
2.フィルターの製造方法
図2(a)〜(d)及び図3〜6を用いて、本発明のフィルター1の製造方法について説明する。
2−1.種触媒粒子のコーティング
まず、種触媒粒子4を分散媒(例えば水やアセトン、エタノール等の有機溶媒)中に分散させた種触媒スラリーを容器(図示せず)に収容し、多孔質基材2をこの容器内に収容して、これらを容器内で攪拌することにより、多孔質基材2の外面および貫通孔2aの内面に種触媒粒子4をコーティングし、図2(a)に示す構造を得る。種触媒粒子のコーティング方法としては、真空蒸着法、電子ビーム蒸着法、無電解メッキ法、後述するスプレー法などを用いてもよい。
また、コーティング前に、多孔質基材2に紫外線を照射し、多孔質基材2の表面に付着している不純物を除去する工程を含んでいてもよい。この場合、紫外線の光源としてたとえばXe2誘電体バリア放電エキシマランプ装置を用い、中心波長146nmの紫外光を放射照度10mW/cm2で1時間程度照射することが好ましい。
2−2.ナノ構造体の成長
次に、種触媒粒子4がコーティングされた多孔質基材2を、たとえばプラズマCVD装置内に設置し、ナノ構造体3の原料となるガスをこの装置内に流入し、装置内に流入したガスのプラズマを生成させることによって、ナノ構造体3を成長させ、図2(b)に示す構造を得る。また、上記したプラズマCVD法だけでなく熱CVD法などによってもナノ構造体3の形成は可能である。このようにして形成されるナノ構造体3は、種触媒粒子4をその先端に保持して成長する傾向にある。
2−3.分解触媒スラリーの塗布
次に、分解触媒粒子5と分散媒(例えば水やアセトン、エタノール等の有機溶媒)を含む分解触媒スラリー(以下、単に「スラリー」とも呼ぶ。)5aをナノ構造体3に塗布する。スラリー5aの塗布は、図2(c)に示すように、噴霧器(スプレーヘッド機構)6を用いて、ナノ構造体3を成長させた多孔質基材2に対して、容器8に収容されたスラリー5aを噴霧する方法で行う。スラリー5aを噴霧するために、矢印7に示すように、圧縮空気等の圧力気体を容器8中に送り込む。本明細書においては、スラリーを噴霧によって塗布する方法を、「スプレー法」という。
スプレー法によれば、噴霧されたスラリー5aは、霧状になって均一にナノ構造体3に付着するため、ナノ構造体3に分解触媒粒子5を均一に担持させることができる。なお、均一度を高めるため、容器8に収容されたスラリー5aをよく攪拌しておくことが好ましい。また、蒸発による濃度変化を防ぐため、容器8は、密栓できる構造が望ましい。なお、「均一」とは、分解触媒粒子が担持された多孔質基材から無作為に3〜10点程の分析点を抽出し、走査型電子顕微鏡などの評価装置で、ナノ構造体に担持された分解触媒粒子の数を実測したときの数的ばらつきが一桁を超えないことをいう。
また、スラリー5aの分散媒が水やエタノールのような極性溶媒である場合、噴霧と同時に摩擦によってスラリー5aが正電荷を帯びる。一方、上記方法で成長させたナノ構造体3は、通常、負電荷を帯びている。従って、スラリー5aは、静電力によってナノ構造体3に引き付けられ、付着する。
容器8中に送り込む圧力気体は、図3に示す圧縮機(コンプレッサー)9で生成され、圧力調整機(レギュレーター等)10でその圧力が調整される。圧力気体の圧力は、0.1MPaを超える圧力にすることが好ましい。この場合、20mmを超える厚さを持つ多孔質基材2の貫通孔2aの内壁から成長しているナノ構造体3表面に均一にスラリー5aを塗布することが可能になり、分解触媒粒子5を均一に担持することが可能になる。
スラリー5aの噴霧は、図4に示すような、複数の貫通孔11aを有するステージ11上に、多孔質基材2を載置して行うことが好ましい。この場合、噴霧されたスラリー5aは、多孔質基材2の貫通孔2aを通過した後、ステージ11の貫通孔11aを通過することが可能になり、噴霧されたスラリー5aの流れが均一になり、スラリー5aを均一にナノ構造体3に塗布することが可能なる。
さらに、スラリー5aの噴霧は、噴霧されたスラリー5aが、多孔質基材2の貫通孔2aを通って吸引されるように行われることが好ましい。具体的には、噴霧の際に、図4に示すような、複数の貫通孔11aを有するステージ11上に、ナノ構造体3を成長させた多孔質基材2を載置し、ステージ11の下側で吸引ポンプを作動させることによって、噴霧されたスラリー5aをステージ11の下側に吸引する。この場合、噴霧されたスラリー5aは、貫通孔2aを通って吸引され、その流れが均一になり、スラリー5aを均一にナノ構造体3に塗布することが可能なる。
また、スラリー5aの噴霧は、噴霧されたスラリー5aが電界の影響によって多孔質基材2の貫通孔2a内に集束されるように行われることが好ましい。具体的には、図5に示すように、多孔質基材2の貫通孔2aを通るようにワイヤ15aを配置し、噴霧器6の直下に環状ワイヤ15bを配置し、回路15によってこれらの間に電界を形成する。図5の場合は、環状ワイヤ15bは、正に帯電し、ワイヤ15aは、負に帯電する。
スラリー5aは、その分散媒が水やエタノールのような極性溶媒である場合、噴霧器6から飛び出した際に摩擦によって正に帯電する。また、この場合、スラリー5aは、回路15によって形成された電界の影響によってさらに強く正に帯電する。
正に帯電したスラリー5aは、負に帯電したワイヤ15aから吸引力を受ける。また、噴霧された直後には、正に帯電した環状ワイヤ15bから反発力を受ける。このため、噴霧されたスラリー5aは、貫通孔2a内に集束される。また、ワイヤ15a、15bから受ける吸引力及び反発力によって、スラリー5aが加速され、スラリー5aはナノ構造体3に強く衝突し、確実に付着する。
この方法によれば、スラリー5aを特定の貫通孔にのみ噴霧することが可能になる。従って、例えば、一部の貫通孔にはホルムアルデヒドの分解に適した分解触媒粒子を担持させ、残りの貫通孔にはアンモニアの分解に適した分解触媒粒子を担持させることが可能になり、貫通孔ごとに種類の異なる少なくとも2種類の触媒粒子が担持されているフィルターを製造することができる。
なお、スラリー5aが、噴霧器6から飛び出した際に負に帯電する場合、ワイヤ15a,15bに加える電圧の向きを逆にすればよい。
また、スラリー5aの噴霧は、噴霧器6と多孔質基材2が相対移動可能な装置を用いて行われることが好ましい。具体的には、図6に示すように、多孔質基材2をステージ17上に載置し、ステージ17に駆動装置19を取り付ける。駆動装置19は、ステージ17を図6の矢印X,Yで示す二軸方向に移動可能である。なお、駆動装置19は、回転駆動可能なものであってもよい。これによって、噴霧器6に対する多孔質基材2の位置を自在に調節可能になる。この場合、噴霧器6は、固定していてもよく、別の駆動装置によって移動可能であってもよい。なお、噴霧器6のみを移動可能にし、多孔質基材2の位置を固定してもよい。
図6には、アーム21を介して噴霧器6に取り付けられた駆動装置23を示している。駆動装置23は、アーム21を介して噴霧器6の位置を矢印L方向に移動可能である。また、駆動装置23は、軸23aを中心に回転可能であり、噴霧器6の位置を矢印R方向に回転可能である。矢印L及びR方向の移動の組合せによって、噴霧器6の位置は、自在に調節可能である。
また、噴霧器6及びステージ17には、それぞれ、光源23及び光センサー25が取り付けられている。光センサー25は、例えば、多孔質基材2を載置する領域の端に取り付けておく。これにより、スラリー5aを噴霧する領域をより正確に決定できる。また、スラリー5aが無駄に塗布されることを防ぐインターロック機能を設けることもできる。また、光センサー25が光源からの光を受光した位置を原点とし、そこからの移動量を検出することにより、噴霧器6とステージ17の相対位置が常に把握できるので、別途用意したパーソナルコンピューターなどに記憶させてスラリー塗布プログラムを用いて、スラリーの塗布を行うことも可能である。
2−4.分散媒の除去
次に、ナノ構造体3に付着したスラリー5a中に含まれる分散媒を除去する。この除去は、多孔質基材2を加熱し、分散媒を蒸発させることによって行ってもよく、多孔質基材2に圧縮空気を吹き付け、分散媒を吹き飛ばすことによって行ってもよい。
例えば、図2(d)に示すように、多孔質基材2を加熱ステージ29上に載置し、加熱ステージ29を200℃程度に昇温することにより、分散媒を蒸発させて除去する。
分散媒を除去することによって、スラリー5aに含まれる分解触媒粒子5がナノ構造体3に担持される。
ここまで示した各構成は、互いに組み合わせることができる。
次に、本発明の実施例について説明する。本発明は、以下の実施例に限定されない。
1.種触媒(Ni)粒子のコーティング
多孔質基材としてハニセラムの商品名で販売されている日本ガイシ製セラミックスハニカム(コーディエライト)を用いた。この多孔質基材は直径47mm、厚さ5mmであって、多孔質基材を貫通する孔の開口部の平均の口径は1mm程度であった。
まず、Xe2誘電体バリア放電エキシマランプ装置を用い、中心波長146nmの紫外線を放射照度10mW/cm2でこの多孔質基材の表面に1時間照射して多孔質基材の表面の汚染物質を除去した。
次に、容器内に収容されたアセトン中に粒径が10nm程度の複数のNi粒子を含むNiペースト(日本ペイント株式会社製)および紫外線照射後の多孔質基材を収容し、その後容器内に超音波を印加することによってこれらを攪拌した。
次に、攪拌後の多孔質基材を取り出し、これをMPCVD(マイクロ波プラズマCVD)装置の真空チャンバ内の設置台上に設置し、真空チャンバ内の圧力が1×10-5Paになるまで真空ポンプを使って排気した後に600℃で30分間多孔質基材の熱処理を行なった。
2.ナノ構造体の成長
次いで、Ni粒子がコーティングされた多孔質基材の表面にナノ構造体を成長させるプロセスを実施した。
まず、真空チャンバ内の設置台の温度を600℃に維持し、真空チャンバ内の圧力が15〜25Torr程度になるように圧力コントロールバルブにて調整しながら、マスフローコントローラーを通じて真空チャンバ内にH2ガスを100sccm導入し、次に2.45GHzのマイクロ波(350W)を導入することによってH2ガスをプラズマ化し、5〜30分程度、設置台上の多孔質基材の表面をクリーニングした(以下、「H2還元プロセス」と呼ぶ)。
続いて、真空チャンバ内にH2ガスを80sccmおよびCH4ガスを20sccm導入し、さらに2.45GHzのマイクロ波(500W)を導入した。これにより、H2ガスおよびCH4ガスからなる原料ガスをプラズマ化して、設置台上の多孔質基材をプラズマに10分間曝した。この際、設置台に対して、−100Vのバイアス電圧をかけた。これにより、多孔質基材の外面全体および多孔質基材に形成されている複数の孔の内部から先端にNi粒子を備えた炭素からなる繊維状のナノ構造体が複数成長した。成長したナノ構造体のハニカム内孔からのそれぞれの長さは0.5〜50μm、直径は10〜30nmであった。また、ナノ構造体は、内部が中空でないカーボンファイバーと内部が中空であるカーボンナノチューブとがほぼ1:1の割合で混在して構成されていた。このナノ構造体の様子については透過型電子顕微鏡(TEM)や走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて確認した。この時に用いたNi粒子の量は5mgで、得られたナノ構造体は1.5mgであった。なお、Niペースト中に含まれるNi粒子の量と、成長するナノ構造体の数には相関がある。したがって、成長させるナノ構造体の数を増やしたい場合は、Ni粒子の量を増やせばよい。
3.分解触媒(Ag)粒子の担持
このようにして得られたナノ構造体を有する多孔質基材を、噴霧器から90mmの位置に設置した。分解触媒スラリーは、日本ペイント製のAgW−102(30w%)の銀コロイドペーストをイオン交換水で1/300の濃度に希釈し、0.1w%で調製した。このスラリーを別途用意した超音波洗浄槽で30分間攪拌し、更にムサシノ電子製の自動噴霧装置MS−2に設置した。噴霧圧力は0.2MPaに設定し、噴霧量0.5ml/秒で5秒間噴霧(合計噴霧量2.5ml)した。各工程における重量を比較することで、噴霧量あたりの触媒の担持量を見積もると、ほぼ1g/lとなっていた。この後、ホットプレートを200℃に維持し、その上にスラリーを塗布した多孔質基材を載せ、余分な分散媒(イオン交換水)や界面活性剤を除去し、本実施例のフィルターを作製した。
4.フィルターA,B,Cの作製
上記工程で作製されたフィルターをフィルターAとする。
また、次の条件で、フィルターB,Cを作製した。フィルターBは、フィルターAと同様の方法でナノ構造体を成長させた多孔質基材をフィルターAと同一の濃度のスラリーに5秒間浸漬することで作製した。フィルターBに用いた直径47mm、厚さ5mmの多孔質基材を浸漬できるだけのスラリー量は500ml程度であった。フィルターCは、ナノ構造体を形成していない多孔質基材をフィルターAと同一の濃度のスラリーに5秒間浸漬することで作製した。
5.フィルターの性能評価
以下の方法により、上記工程で得られたフィルターの性能評価を行った。
まず、フィルターを、1m3の容量の評価チャンバ内に設置されたステンレス製のハウジングにセットした。次に、外部から抵抗加熱により熱を加えて130℃に維持し、有害物質としてトルエンを含むドライエアを1ppmの濃度で導入し、評価チャンバの出口側で1分間捕集管に気体を捕集した。この捕集された気体中のトルエンの濃度を固相吸着/加熱脱着法とガスクロマトグラフィー/質量分析法の組み合わせによる公知の測定手法により評価した。捕集管にはTenaxを用い、水分を除去するための除湿管、流量を100〜1000ml/分の範囲で制御するためのマスフローコントローラー、捕集流量を確保するためのポンプと、Tenax等に固相吸着された有害物質を加熱脱着し、急冷し、ガスクロマトグラフィー質量分析(GC/MS)を用いて気体中のトルエン量(濃度)を分析することにより行なわれた。
この質量分析結果は表1に示す通りである。浄化率とは、触媒で分解除去された有害化学物質の割合である(すなわち、(フィルター通過による有害化学物質の減少量)/(有害化学物質の注入量))。
表1より、フィルターAは、フィルターB,Cよりトルエンの除去効果が高いことが分かる。これは、スプレー法で作製したフィルターAでは、浸漬法で作製したフィルターBやナノ構造体を保持していないフィルターCと比べて分解触媒粒子が高度に分散しているためであると考えられる。
また、フィルターA,B,CをTEMおよびSEMで観察したところ、フィルターAではナノ構造体の表面にAg粒子が2〜3×1010個/cm2程度で均一に担持されていたのに対し、フィルターBではAg粒子が0.8〜1.8×1010個/cm2程度と僅かに保持量が少なかった。また、フィルターCでは、Ag粒子同士が会合しており、その個数も0.2〜1.0×108個/cm2程度であり、触媒数の場所によるばらつきも大きかった。
実施例2では、以下の点を変更した以外は、実施例1と同様の方法によって、フィルターD,Eを作製した。フィルターDは、H2還元プロセスを省略して作製した。フィルターEは、Ni種触媒の平均粒径を300nm程度に変え、ナノ構造体成長プロセスにおける設置台の温度を450℃に設定して作製した。
フィルターD,Eのナノ構造体の表面をTEMおよびSEMで観察したところ、フィルターDでは、ナノ構造体の長さは、50〜100nm程度であった。フィルターEでは、長さが0.5〜50μm、直径が500nmを超えるナノ構造体が1μm2に数〜10個見られた。また、フィルターEでは、Ag粒子同士が分散できず、薄膜のような連続体を構成していたり、特に噴霧されたスラリーが入ってくる側で分解触媒粒子が凝集してしまい、多孔質基材の厚さ方向へ分解触媒粒子が均一に分散していない様子が確認された。
実施例1と同様の手法でトルエンの浄化率を評価したところ、表2に示すような結果となった。
実施例3では、噴霧圧力を0.01MPaに設定した以外は、実施例1と同様の方法によって、フィルターを作製した。
このフィルターのナノ構造体の表面をTEMおよびSEMで観察したところ、表面から1mmより下側にはAg粒子が確認されず、Ag粒子が不均一に担持されていることが確認された。
従って、噴霧圧力は、塗布する材料の面積や厚みに応じて適宜調整できることが望ましいことが明らかとなった。
実施例4では、加熱機構を有するステージ上に多孔質基材を載置して、スラリーの噴霧を行った以外は、実施例1と同様の方法によって、フィルターを作製した。
このステージは、具体的には、メッシュ構造(各メッシュ径は1.5cmΦ)を有するステンレス板の内部に通電加熱機構を設けたものである。試作的なサイズは縦15cm×横15cm×厚さ5cmとした。通電過熱機構には、埋め込み型のヒーターを用いた。この改良により、スラリーを塗布した多孔質基材を加熱ステージ等に移動させる必要がなくなり、フィルターの生産性が高まった。
実施例5では、メッシュ構造(各メッシュ径は1.5cmΦ)を有するステンレス板からなるステージ及び噴霧器に駆動装置を設けた装置を用いて、スラリーの噴霧を行った以外は、実施例1と同様の方法によって、フィルターを作製した。
ステージ及び噴霧器は、具体的には、ギアボックス付き電気モータからなる駆動装置を備えている。なお、ステージは、実施例4の加熱機構も備えている。
試作的に作製されたシステムにおける駆動可能量は、噴霧器、ステージ供に縦、横それぞれ50cmずつ、高さは15cmずつであった。
また、噴霧器とステージの相対位置を確認するために、噴霧器及びステージにそれぞれ光源及び光センサーを設けた。光源からの光を受光素子が検知できる位置を基準(原点)として、プラス方向、マイナス方向にそれぞれ25cmずつ駆動できることが確認された。
実施例6では、メッシュ構造(各メッシュ径は1.5cmΦ)を有するステンレス板からなるステージ上に多孔質基材を載置し、このステージの下側で吸引ポンプを作動させながら、スラリーの噴霧を行った以外は、実施例1と同様の方法によって、フィルターを作製した。但し、多孔質基材には、55mmΦ、厚さ500mmのハニセラム(日本ガイシ製セラミックスハニカム)を用いた。なお、ステージとポンプ本体の間に、シリカゲルを充填した水分トラップ機構を付け加えることで、ポンプへの水分混入量を最小限に抑えるようにした。
吸引ポンプを作動させた場合と作動させなかった場合の触媒担持形態の違いをTEMおよびSEMで観察した。ポンプを作動させなかった場合、多孔質基材の内壁表面にAg粒子が均一に、それぞれが結合することなく孤立に分散している領域は表面から300mm程度の奥行きまでであった。しかしポンプを作動させた場合、厚さ500mmのハニセラムの内壁表面にAg粒子が均一に、それぞれが結合することなく孤立に分散していた。
このことから、特に、厚い多孔質基材への触媒担持を行う場合には、噴霧されたスラリーが多孔質基材を介して吸引される条件で、スラリーの噴霧を行うことのメリットが確認された。
実施例7では、メッシュ構造(各メッシュ径は1.5cmΦ)を有するステンレス板からなるステージ上に多孔質基材を載置し、このステージの下側から、直径1mmのW製のワイヤを多孔質基材の貫通孔に通し、また、噴霧器の直下0.5mmに環状ワイヤを設置し、両者間に10Vの電圧(環状ワイヤ側が正)を印加しながら、スラリーの噴霧を行った以外は、実施例1と同様の方法によって、フィルターを作製した。
この方法により、多孔質基材の特定の貫通孔にのみスラリーを塗布することが可能となり、例えば一枚のフィルターに、複数種類の触媒を塗布することで、複数の有害化学物質の除去を行うことが可能であることが確認された。勿論、ワイヤ数を増やし、同時に多数の貫通孔にスラリーを塗布することは可能である。
噴霧器やステージを移動する際には、このワイヤは収納することも可能である。つまり噴霧器の直下に絶縁部を設けてリングを設置し、噴霧器、若しくはステージが移動後、ワイヤを出して電界の発生できる機構を作製しても良い。
本発明のフィルターの構造を示す斜視透視図である。 本発明のフィルターの製造工程を示す斜視透視図である。 圧力気体の供給方法を示す斜視透視図である。 フィルターを載置するためのステージを示す斜視透視図である。 電界をかけながらスラリーの噴霧を行う状態を示す斜視透視図である。 相対移動可能な噴霧器とステージを示す斜視透視図である。
符号の説明
1:フィルター、2:多孔質基材、2a:貫通孔、3:ナノ構造体、4:種触媒粒子、5:分解触媒粒子、5a:スラリー、6:スラリーの噴霧器、7:圧力気体の流路、8:容器、9:圧縮機、10:圧力調整機、11:ステージ、11a:貫通孔、15:回路、15a:ワイヤ、15b:環状ワイヤ、17:ステージ、19:駆動装置、21:アーム、23:駆動装置、23a:駆動装置の軸、25:光源、27:光センサー、29:加熱ステージ

Claims (12)

  1. 複数の貫通孔を有する多孔質基材と、貫通孔内に形成されたナノ構造体を備え、ナノ構造体の表面にスプレー法により触媒粒子が担持されていることを特徴とするフィルター。
  2. 多孔質基材は、板状であり、貫通孔は、多孔質基材の両主面を貫通する請求項1に記載のフィルター
  3. ナノ構造体は、長さが100nm以上である請求項1に記載のフィルター。
  4. ナノ構造体は、太さが5〜500nmである請求項1に記載のフィルター。
  5. 貫通孔ごとに種類の異なる少なくとも2種類の触媒粒子が担持されている請求項1に記載のフィルター。
  6. 複数の貫通孔を有する多孔質基材の貫通孔内にナノ構造体を成長させ、
    得られた多孔質基材に対して触媒粒子を分散媒中に分散させてなるスラリーを噴霧し、噴霧されたスラリーをナノ構造体に付着させる工程を備えるフィルターの製造方法。
  7. 噴霧圧力は、0.1MPaを超える圧力である請求項6に記載の方法。
  8. ナノ構造体に付着したスラリー中に含まれる分散媒を除去する工程をさらに備える請求項6に記載の方法。
  9. 噴霧は、噴霧器を用いて行なわれ、かつ、噴霧器と多孔質基材が相対移動可能な装置を用いて行われる請求項6に記載の方法。
  10. 噴霧は、噴霧されたスラリーが多孔質基材の貫通孔を通って吸引されるように行われる請求項6に記載の方法。
  11. 噴霧は、噴霧されたスラリーが電界の影響によって多孔質基材の貫通孔内に集束されるように行われる請求項6に記載の方法。
  12. 請求項1から5に記載のフィルターを装着した空気清浄装置。
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