JP4049774B2 - 多孔質フィルタ、多孔質フィルタの製造方法、空気清浄装置および空気清浄方法 - Google Patents
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多孔質部材としてアルミニウム膜を酸溶液中で陽極酸化することにより作製された多孔質アルミナ(Whatman社製の「ANODISK47」)を用いた。この多孔質部材は直径43mm、厚さ60μmであって、多孔質部材を貫通する複数の孔の開口部の平均の口径は0.2μm程度であった。
図4に示す本発明の空気清浄装置を用いてホルムアルデヒドを含む空気の清浄を行なった。まず、図4に示すように、過熱水蒸気噴射装置6、分解促進ガス導入口8、外気導入口9および攪拌器10を備えたステンレス製の反応槽13の内部に実施例1で得られた多孔質フィルタ14を設置して空気清浄装置を形成した。
直径43mm、厚さ60μmである多孔質アルミナを貫通する複数の孔の開口部の平均の口径が200nmの多孔質部材の表面に2kg/cm2の噴射圧力で過熱水蒸気を含む分散ガスを10秒間噴射した。ここで、分散ガスは、上記の過熱水蒸気中に粒径が3nm程度の複数のPt粒子(日本ペイント株式会社製)を含有するトルエン溶媒を20ml導入してPt粒子を分散させたものであった。このように処理された多孔質部材を試料Aとした。
Claims (17)
- 複数の孔を有する多孔質部材と、前記多孔質部材の表面の少なくとも一部に形成されたカーボンナノチューブ、カーボンナノワイヤおよびカーボンファイバーからなる群から選択された少なくとも1種からなるナノ構造体と、を含み、前記ナノ構造体は前記多孔質部材側とは反対側の先端および外表面の少なくとも一方に触媒粒子を保持しながら成長して形成されたものであることを特徴とする多孔質フィルタが、過熱水蒸気を含む雰囲気下で有害物質を分解することを特徴とする、空気清浄方法。
- 複数の孔を有する多孔質部材と、前記多孔質部材の表面の少なくとも一部に形成されたカーボンナノチューブ、カーボンナノワイヤおよびカーボンファイバーからなる群から選択された少なくとも1種からなるナノ構造体と、を含み、前記ナノ構造体の前記多孔質部材側とは反対側の先端および外表面の少なくとも一方に触媒粒子が付着していることを特徴とする多孔質フィルタが、過熱水蒸気を含む雰囲気下で有害物質を分解することを特徴とする、空気清浄方法。
- 前記触媒粒子は、Fe、Ni、Co、Cr、Mo、W、Ti、Au、Ag、Cu、Pt、Ta、Al、Pd、Gd、Sm、NdおよびDyからなる群から選択された少なくとも1種の金属からなることを特徴とする、請求項1または2に記載の空気清浄方法。
- 前記多孔質部材は200℃以上の耐熱性を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の空気清浄方法。
- 多孔質部材の表面の少なくとも一部にカーボンナノチューブ、カーボンナノワイヤおよびカーボンファイバーからなる群から選択された少なくとも1種からなるナノ構造体を成長させる工程と、過熱水蒸気を含む分散ガス中に触媒粒子を含有させる工程と、前記触媒粒子を含有した分散ガスを前記ナノ構造体の表面に吹き付けて前記ナノ構造体の表面に前記触媒粒子を付着させる工程と、を含む多孔質フィルタの製造方法により製造された多孔質フィルタが、過熱水蒸気を含む雰囲気下で有害物質を分解することを特徴とする、空気清浄方法。
- 前記ナノ構造体を成長させる工程は、前記ナノ構造体を生成するための生成触媒を前記多孔質部材の表面の少なくとも一部にコーティングする工程と、前記生成触媒を前記ナノ構造体の前記多孔質部材側とは反対側の先端および外表面の少なくとも一方に保持させながら前記ナノ構造体を成長させる工程と、を含む、請求項5に記載の空気清浄方法。
- 多孔質部材の表面の少なくとも一部にカーボンナノチューブ、カーボンナノワイヤおよびカーボンファイバーからなる群から選択された少なくとも1種からなるナノ構造体を生成するための生成触媒をコーティングする工程と、前記生成触媒を前記ナノ構造体の前記多孔質部材側とは反対側の先端および外表面の少なくとも一方に保持させながら前記ナノ構造体を成長させる工程と、を含む多孔質フィルタの製造方法により製造された多孔質フィルタが、過熱水蒸気を含む雰囲気下で有害物質を分解することを特徴とする、空気清浄方法。
- 前記過熱水蒸気を含む雰囲気にエタノールを含有するドライエアを導入することを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の空気清浄方法。
- 複数の孔を有する多孔質部材と、前記多孔質部材の表面の少なくとも一部に形成されたカーボンナノチューブ、カーボンナノワイヤおよびカーボンファイバーからなる群から選択された少なくとも1種からなるナノ構造体と、を含み、前記ナノ構造体は前記多孔質部材側とは反対側の先端および外表面の少なくとも一方に触媒粒子を保持しながら成長して形成されたものであることを特徴とする多孔質フィルタが、過熱水蒸気を含む雰囲気下で前記多孔質フィルタに吸着された有害物質を分解することを特徴とする、空気清浄方法。
- 複数の孔を有する多孔質部材と、前記多孔質部材の表面の少なくとも一部に形成されたカーボンナノチューブ、カーボンナノワイヤおよびカーボンファイバーからなる群から選択された少なくとも1種からなるナノ構造体と、を含み、前記ナノ構造体の前記多孔質部材側とは反対側の先端および外表面の少なくとも一方に触媒粒子が付着していることを特徴とする多孔質フィルタが、過熱水蒸気を含む雰囲気下で前記多孔質フィルタに吸着された有害物質を分解することを特徴とする、空気清浄方法。
- 前記触媒粒子は、Fe、Ni、Co、Cr、Mo、W、Ti、Au、Ag、Cu、Pt、Ta、Al、Pd、Gd、Sm、NdおよびDyからなる群から選択された少なくとも1種の金属からなることを特徴とする、請求項9または10に記載の空気清浄方法。
- 前記多孔質部材は200℃以上の耐熱性を有することを特徴とする、請求項9から11のいずれかに記載の空気清浄方法。
- 多孔質部材の表面の少なくとも一部にカーボンナノチューブ、カーボンナノワイヤおよびカーボンファイバーからなる群から選択された少なくとも1種からなるナノ構造体を成長させる工程と、過熱水蒸気を含む分散ガス中に触媒粒子を含有させる工程と、前記触媒粒子を含有した分散ガスを前記ナノ構造体の表面に吹き付けて前記ナノ構造体の表面に前記触媒粒子を付着させる工程と、を含む多孔質フィルタの製造方法により製造された多孔質フィルタが、過熱水蒸気を含む雰囲気下で前記多孔質フィルタに吸着された有害物質を分解することを特徴とする、空気清浄方法。
- 前記ナノ構造体を成長させる工程は、前記ナノ構造体を生成するための生成触媒を前記多孔質部材の表面の少なくとも一部にコーティングする工程と、前記生成触媒を前記ナノ構造体の前記多孔質部材側とは反対側の先端および外表面の少なくとも一方に保持させながら前記ナノ構造体を成長させる工程と、を含む、請求項13に記載の空気清浄方法。
- 多孔質部材の表面の少なくとも一部にカーボンナノチューブ、カーボンナノワイヤおよびカーボンファイバーからなる群から選択された少なくとも1種からなるナノ構造体を生成するための生成触媒をコーティングする工程と、前記生成触媒を前記ナノ構造体の前記多孔質部材側とは反対側の先端および外表面の少なくとも一方に保持させながら前記ナノ構造体を成長させる工程と、を含む多孔質フィルタの製造方法により製造された多孔質フィルタが、過熱水蒸気を含む雰囲気下で有害物質を分解することを特徴とする、空気清浄方法。
- 前記過熱水蒸気を含む雰囲気にはアルコール類および酸素の少なくとも一方が含まれることを特徴とする、請求項9から15のいずれかに記載の空気清浄方法。
- 前記過熱水蒸気およびエタノールを含む雰囲気下で前記多孔質フィルタに吸着された有害物質を分解することを特徴とする、請求項9から16のいずれかに記載の空気清浄方法。
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