JP2006305156A - 医療用観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高倍観察時など視野範囲が狭くなる観察において、術者が意織して装置を微動させなくても、観察対象を見失い難い医療用観察装置を提供する。
【解決手段】ズーム倍率を変更するズームレンズ40、モータ44等が設けられ、被写体を撮像する立体撮像装置と、立体撮像装置を三次元的に移動操作可能とする複数の可動部とその可動部の動きを固定および解除するための電磁ブレーキ14、19などとを備える支持装置とを有する。さらに、ズーム倍率を検出するエンコーダ45を設け、エンコーダ45が検出した検出値に応じて、複数の可動部の操作力量が変化するように電磁ブレーキ14、19を制御する制御装置11を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、医療用観察装置に関し、例えば外科手術、特に脳神経外科、耳鼻科咽喉科、整形外科、形成外科、産婦人科または、眼科などにおいて使用される医療用観察装置に関する。
従来、脳神経外科等においては微細な術部の拡大観察を行うために手術用顕微鏡が使用されている。例えば脳のように微細な組織からなる器官は、その構造組織を肉眼で識別することが困難であるために、器官の処置は顕微鏡下において行われている。脳神経外科の手術は、ごく狭い領域において、血管および神経といった非常に重要かつデリケートな組織を対象としている。そして、前記手術では、それらの対象を観察するだけでなく、実際に血管や神経を繋いだり、血管および神経をよけて腫瘍を取り除いたりする処置を行う。
一般に、光学式の手術用顕微鏡により観察を行う場合、術者はその接眼レンズを覗き込むといった動作を強いられる。そのため、手術用顕微鏡による観察時には、術者は観察位置および観察姿勢の制限を受ける。
特許第3032214号公報には、前述の制限を緩和し、自由な位置と姿勢による観察を可能にする手術用の電子画像顕微鏡が開示されている。その顕微鏡は、対物光学系が組み込まれた対物鏡筒と、接眼光学系が組み込まれた接眼鏡筒とを別体のアームにより支持する構成となっている。そして、対物鏡筒を経た術部の画像は、一旦CCDなどの撮像素子により電子画像化されてモニタにより表示され、その表示が接眼鏡筒において観察されるようになっている。
特許第3032214号公報
顕微鏡観察においては、観察対象を的確にとらえる必要があるため、観察倍率を変えることおよび、観察視野を移動するなどの操作がなされる。
光学式の顕微鏡では、視野移動の際に、対物鏡筒と共に接眼鏡筒および術者の頭の位置も動くため、術者にとっては、対物鏡筒の移動量が把握し易い。
一方、前述した公報に記載の電子画像顕微鏡は、顕微鏡観察時に観察視野を移動する際には、対物鏡筒を支持するアームを操作して視野を移動させる必要がある。
しかしながら、前記電子画像顕微鏡では、対物鏡筒と接眼鏡筒とが分離され、両者の位置に相関性が無い構成となっている。従って、対物鏡筒が移動しても、接眼鏡筒および術者の頭の位置は動かないため、対物鏡筒の移動量は把握し難い。
そして、電子画像顕微鏡では、高倍観察つまり視野が狭くなる場合には、アームを動かし過ぎて目標を視野外に見失ってしまうことがあり、意識して対物鏡筒を支持するアームを微動させる必要があり、操作が煩雑であるという問題があった。
本発明は前述した問題に鑑みてなされたものであり、高倍観察時など視野範囲が狭くなる観察において、術者が意織して装置を微動させなくても、目標となる観察対象を見失い難い医療用観察装置を提供することを目的にしている。
本発明の医療用観察装置は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した画像を表示する表示手段と、前記表示手段への前記画像の表示倍率を変更する変倍手段と、前記撮像手段を三次元空間の所望の位置に移動可能に支持するために、複数の可動部を有する支持手段と、前記複数の可動部の動きを固定および解除するための固定解除手段と、前記変倍手段の前記表示倍率を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記表示倍率の検出値に応じて、前記複数の可動部の操作力量が変化するように前記固定解除手段を制御する制御手段とを有する。
本発明によれば、高倍観察時など視野範囲が狭くなる観察において、術者が意織して装置を微動させなくても、目標となる観察対象を見失い難い医療用観察装置を実現させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1から図6は、第1の実施の形態に係り、図1は、医療用観察装置を含むシステムのうち手術台周囲に配置された装置の概略構成図、図2は、医療用観察装置を含むシステムのうちトロリーに積載された装置の斜視図、図3は、支持装置および立体撮像装置の斜視図、図4は、立体撮像装置の光学系に関する構成図、図5は、制御装置に関連するブロック図、図6は、入力されるズーム倍率に対する制御装置の出力制御を示す波形図である。
図1および図2に示すように、医療用観察装置は、立体撮像装置3、支持装置4、3Dモニタ5、光源装置9、CCU10および、制御装置11等から主に構成されている。
図1に示すように、手術室1内には、手術台2と、撮像手段としての立体撮像装置3と、支持手段としての支持装置4と、表示手段としての3Dモニタ5とが備えられている。
手術台2上には、被写体である患者Aが載せられるようになっている。立体撮像装置3は、例えば脳外科手術における患者Aの術部aを立体的に観察するためのものである。立体撮像装置3は、複数の可動部としての関節部を備えた支持装置4に設けられている。支持装置4は、手術台2の側部に沿って設けられたサイドレール6に固定可能となっている。
3Dモニタ5は、立体撮像装置3が撮像した被写体の画像を立体的つまり3D表示可能となっている。また、3Dモニタ5は、例えば天井から延びた支持アーム7の端部に回動自在に設けられている。
図2に示すように、さらに手術室1には、キャスターにより移動可能なトロリー8が設置されている。トロリー8には、光源装置9、カメラコントロールユニット(以下CCUと略す)10および、制御手段としての制御装置11が積載されている。
光源装置9は、図示しないライトガイドケーブルを介して、立体撮像装置3に照明光を供給し、術部aを照明するための装置である。
CCU10は、立体撮像装置3からの映像信号を受け、3Dモニタ5に表示可能な映像信号に変換して送る装置である。
制御装置11は、立体撮像装置3からのズーム倍率情報信号を受ける。そして、制御装置11は、そのズーム倍率情報に応じて、支持装置4の関節部に設けられた後述の電磁ブレーキへの印加電圧を可変制御する装置である。
光源装置9、CCU10および、制御装置11等は、図示しないライトガイドおよび電気ケーブルにより、各装置間が接続されている。
図3を参照して、支持装置4の構成について説明する。
尚、図3は、支持装置4から立体撮像装置3を取り外した状態を示している。
支持装置4は、手術台2のサイドレール6に係脱可能に係止される取付部12を有している。取付部12には、垂直ロッド13が、サイドレール6に対して直交する方向に沿って設けられている。なお、図3では、垂直ロッド13の軸は、鉛直方向に平行である。
垂直ロッド13の下端部は、取付部12に対し公知の無励磁式の電磁ブレーキ14を介して、垂直ロッド13の軸O1(以下、軸O1を回動軸O1という)の軸周りに回動可能に支持されている。そして、垂直ロッド13の下端部と取付部12との連結部分は、可動部としての関節部を構成している。さらに、垂直ロッド13の上端部には、支持部材15が設けられている。そして、関節部材16が、第2の軸O2(以下、軸O2を回動軸O2という)の軸周りに回動可能に支持部材15の一端部に連結されている。ここで、電磁ブレーキ14は、取付部12に対して垂直ロッド13が回動する動きすなわち関節部の動きの固定および解除を行うものである。
垂直ロッド13の上端部には、立体撮像装置3を保持する平行四辺形リンクからなるリンク機構部が設けられている。垂直ロッド13の上端には、そのリンク機構部の一部を構成している、上述した支持部材15が連結され固定されている。関節部材16は、第2の回動軸O2の周りに回動可能に支持部材15に連結されている。第2の回動軸O2は、垂直ロッド13の回動軸O1と直交している。
また、支持部材15の一端部と旋回アーム17の一端部とは、関節部材16を介して、旋回アーム17が第2の回動軸O2の軸周りに回動可能に連結されている。縦方向に延設された旋回アーム17の軸は、回動軸O2と直交する。また、支持部材15の他端部と下方ロッド18の一端部とは、下方ロッド18が第2の回動軸O2を中心に回動可能に連結されている。下方ロッド18は、回動軸O1およびO2と直交する方向である、横方向に延設している。さらに、支持部材15の一端部には、関節部材16を介して、第2の回動軸O2を中心に配置された無励磁式の電磁ブレーキ19が連結されている。電磁ブレーキ19は、支持部材15に対して旋回アーム17および下方ロッド18が回動する動き、すなわち可動部としての関節部の動きの固定および解除を行うものである。
また、旋回アーム17の上端部には、上方ロッド20の中途部が、関節部材21を介して、旋回アーム17が第3の回動軸O3を中心に回動可能に支持されている。尚、上方ロッド20は、その長手軸方向が、下方ロッド18の長手方向と平行に配置されている。また、上方ロッド20の中途部および関節部材21の中心軸は、第3の回動軸O3と一致している。第3の回動軸O3は、第2の回動軸O2と平行となっている。
さらに、下方ロッド18の他端部は、関節部材22及び23を介して、上方ロッド20の一端部と接続されている。関節部材22及び23は、それぞれ第4及び第5の回動軸O4、O5を中心に回動可能に連結されている。関節部材22と23は、旋回アーム17と平行に配置された旋回アーム連結ロッド24により連結されている。旋回アーム連結ロッド24の下端部には、下方ロッド18の他端部が、関節部材22を介して、旋回アーム連結ロッド24が第4の回動軸O4を中心に回動可能に連結されている。旋回アーム連結ロッド24の上端部には、上方ロッド20の一端部が、関節部材23を介して、旋回アーム連結ロッド24が第5の回動軸O5を中心に回動可能に支持されている。尚、下方ロッド18の他端部および関節部材22の中心軸は、第4の回動軸O4と一致している。また、上方ロッド20の一端部および関節部材23の中心軸は、第5の回動軸O5と一致している。第4、第5の回動軸O4、O5は、第2、第3の回動軸O2、O3と平行となっている。
そして、旋回アーム17、上方ロッド20、下方ロッド18および、連結ロッド24によってリンク機構部47が構成されている。リンク機構部47は、変形可能な平行四辺形リンクであり、後述する保持部を介して立体撮像装置3を保持可能としている。
また、上方ロッド20は、上述した一端部とは逆側の方向に、前記中途部から延出し、延出した他端部に保持部25が連結されている。保持部25は、立体撮像装置3を保持可能に構成されている。
保持部25には、L字型アーム26と、L字型接続部材27とを有する。L字型アーム26は、上方ロッド20の他端部に接続され、上方ロッド20の軸に直交する軸方向を有するL字構成部26aと、L字構成部26aの一端から延出し、上方ロッド20の軸に平行な軸方向を有するL字構成部26bとから構成されている。また、L字型接続部材27は、その一端がL字構成部26bの先端部に接続されるL字構成部27aと、L字構成部27aの一端から延出し、立体撮像装置3を装着可能とするL字構成部27bとから構成されている。
L字構成部26aは、上方ロッド20の延出部に無励磁式の電磁ブレーキ28を介して、第6の回動軸O6の軸周りに回動可能に連結されている。尚、回動軸O6は、上方ロッド20の中心軸である。電磁ブレーキ28は、上方ロッド20に対して保持部25が回動軸O6の軸周りに回動する動きの固定および解除を行うものである。
さらに、L字型アーム26のL字構成部26bの先端部には、L字型接続部材27のL字構成部27aの一端部が、無励磁式の電磁ブレーキ29を介して第7の回動軸O7の周りに回動可能に連結されている。電磁ブレーキ29は、L字構成部26bに対してL字型接続部材27が第7の回動軸O7の周りに回動する動きの固定および解除を行うものである。言い換えると、L字構成部27aの前記一端部は、L字構成部26bの一端部において、L字構成部26aの軸と平行な第7の回動軸O7の軸周りにL字構成部27aが回動可能に支持されている。尚、回動軸O7は、回動軸O6と直交している。
また、L字型接続部材27のL字構成部27bには、手術機器を装着する装着部30が設けられている。装着部30は、電磁ブレーキ31を介して、L字型接続部材27に対し、第7の回動軸O7と直交する第8の回動軸O8の軸周りに回動自在に連結されている。
装着部30には、手術機器としての立体撮像装置3が装着されるようになっている。尚、回動軸O8は、装着部30の長手軸方向に沿った中心軸となっている。
ここで、回動軸O8は、回動軸O7と直交する状態に配置されており、回動軸O6、O7、O8は、交点cにおいて交差している。装着部30のL字型接続部材27に対する回動軸O8周りの回動の動きは、無励磁式の電磁ブレーキ31により固定および解除が行える構成となっている。
また、平行四辺形リンクからなるリンク機構部47には、立体撮像装置3が装着された保持部25との釣り合いをとるための2組のカウンターウェイト32、33が配設されている。第1のカウンターウェイト32は、下方ロッド18から延出するシャフト34の軸に沿って、移動可能に取り付けられている。また、第2のカウンターウェイト33は、関節部材16から延出するガイドアーム35の軸に沿って移動可能に取り付けられている。ガイドアーム35は、旋回アーム17とは反対側にあって、その旋回アーム17と同軸上に配置されている。
立体撮像装置3は、支持装置4との接続を行うための接続部36を有している。立体撮像装置3は、接続部36を支持装置4の装着部30に差し込むことにより、接続部36と装着部30が一体的に固定されるように構成されている。
ここで、立体撮像装置3の重心位置は、支持装置4と接続した場合において、上述した交点cの位置と一致している。
また、装着部30には、指示手段としての固定解除スイッチ37が設けられている。固定解除スイッチ37は、電磁ブレーキ14、19、28、29、31の固定および解除を行う際に操作される。電磁ブレーキ14、19、28、29、31は、可動部の動きを固定及び解除するための固定解除手段を構成している。
さらに、立体撮像装置3の接続部36は、装着部30に対し図示しない位置決めピンなどにより位置決めして接続される構成となっている。従って、立体撮像装置3は、リンク機構部47によって、三次元空間の所望の位置に移動可能に支持されている。
次に、図4を参照して、立体撮像装置3の光学系の構成について説明する。
立体撮像装置3は、焦点距離が可変な対物レンズ38と、対物レンズ38の光束を偏向させるためのミラー39とを有している。さらに、立体撮像装置3は、左右一対のズームレンズ40と、ミラー41、左右一対のCCD42、ズームスイッチ43、モータ44およびエンコーダ45などを有している。尚、図4には、ズームレンズ40およびCCD42は、一方のみを示している。
被写体としての術部aからの光束は、対物レンズ38を介してミラー39に入射され偏向される。ミラー39において反射された光束は、左右一対のズームレンズ40に入射され、さらにミラー41により偏向されて、左右一対のCCD42上に結像するように導かれる。
一対のCCD42は、図示しないケーブルを介してCCU10に電気的に接続されている。CCD42、42が撮像した画像は、CCD42により立体観察可能な像として、3Dモニタ5に表示される。
ズームスイッチ43は、2方向に入力可能なスイッチである撮像倍率操作手段である。具体的には、ズームスイッチ43は、モータ44、図示しないギアおよびガイド等によりズームレンズ40を移動させ、被写体像の倍率を変化させるスイッチである。ズームスイッチ43は、立体撮像装置3の外部に配置されている。ズームレンズ40、ズームスイッチ43、モータ44、ギアおよびガイド等は、被写体からの光をCCD42に導く光学系の撮像倍率を変更する変倍手段を構成している。また、検出手段としてのエンコーダ45は、ズームスイッチ43の操作量に対応するモータ44の回動量により、ズームレンズ40の位置を検出し、検出した位置情報を制御装置11に伝達している。
続いて、図5を参照して、立体撮像装置3、支持装置4及び制御装置11の接続構成について説明する。
立体撮像装置3のズームスイッチ43、モータ44およびエンコーダ45は、図示しないケーブルを介して制御装置11に電気的に接続されている。制御装置11は、ズームスイッチ43の操作入力量に従ってモータ44を駆動し、ズームレンズ40の位置を可変制御するようになっている。また、制御装置11は、エンコーダ45が検出した位置信号、言い換えるとズーム倍率(表示倍率)の信号を監視している。
さらに、制御装置11は、固定解除スイッチ37の操作入力量により、電磁ブレーキ14、19、28,29、31を駆動させるための電圧を出力する構成となっている。
次に、図6を参照して、制御装置11が表示倍率であるズーム倍率に応じて行う各電磁ブレーキへの出力制御について説明する。
制御装置11から各電磁ブレーキに出力される電圧は、エンコーダ45からのズーム倍率の信号に応じ、図6に示すように制御を行っている。すなわち、制御装置11は、所定の倍率Z0を閾値として、以下のように電磁ブレーキを制御している。
(1)ズーム倍率が低倍率ZLの範囲の場合
検出されたズーム倍率が閾値Z0よりも小さいつまり、ZL<Z0の時には、出力電圧をV2とする。尚、V2は、電磁ブレーキの定格電圧である。
(2)ズーム倍率が高倍率Zuの範囲の場合
検出されたズーム倍率が閾値Z0以上つまり、Zu≧Z0の時には、出力電圧をV1とする。尚、V1は、定格電圧V2よりも低い電圧である。
次に、本実施の形態の作用について説明をする。
図1において、術者は支持アーム7を持ち、3Dモニタ5を観察し易い位置に動かす。続いて、低倍率になるようにズームスイッチ43を操作する。それによりモータ44およびギア等によって、ズームレンズ40が移動し、低倍率つまり視野が広範囲な観察が可能になる。
その状態において、図3に示す固定解除スイッチ37を押す。すると、図5に示すように、固定解除スイッチ37からのON信号つまり解除信号は、制御装置11に伝達される。
そして、エンコーダ45が検出したズーム倍率情報も、制御装置11に伝達されている。ここで、ズーム倍率は、低倍側つまり図6におけるZLの範囲になっている。
図6に示すように、制御装置11はズーム倍率の範囲がZLであることから、定格電圧V2を電磁ブレーキ14、19、28、29、31に出力する。
各電磁ブレーキに定格電圧V2が印加されるため、支持装置4の各関節部の電磁ブレーキが完全に解除される。
立体撮像装置3とカウンターウェイト32、33の釣り合い、および立体撮像装置3の重心と支持装置4の各回動軸の交点cとの一致により、立体撮像装置3はバランスがとれた状態にある。さらに、その状態において支持装置4は、各関節部の電磁ブレーキが完全に解除されている。そのため、術者は3Dモニタ5を見ながら立体撮像装置3を素早く粗動できる。
術部aを3Dモニタ5の画面言い換えると視野の略中央に捕らえた状態において、術者が、固定解除スイッチ37を押すのをやめると、固定解除スイッチ37からのOFF信号つまり固定信号が制御装置11に伝達され、各電磁ブレーキへの電圧出力が零となる。そして、無励磁式の各電磁ブレーキが固定されることにより、立体撮像装置3は固定される。
次に、高倍率になるようにズームスイッチ43を操作する。それにより、モータ44およびギア等により、ズームレンズ40が移動し、高倍率つまり被写体像が拡大された観察が可能になる。そして、高倍率の時には、視野範囲は狭くなっている。
その状態において、立体撮像装置3を動かしたい時には、固定解除スイッチ37を押すと、図5に示すように、固定解除スイッチ37からのON信号つまり解除信号は、制御装置11に伝達される。ここで、ズーム倍率は高倍側、つまり図6におけるZuの範囲になっている。
図6に示すように、制御装置11はズーム倍率がZuであることから、電圧V1を電磁ブレーキ14、19、28、29、31に出力する。
各電磁ブレーキに定格電圧V2よりも低い電圧V1が印加されるため、支持装置4の各関節部の電磁ブレーキが完全には解除されず、支持装置4の各関節部が半固定状態となる。各関節部の電磁ブレーキが半固定状態のため、複数の可動部の動きに必要な操作力量が大きくなり、術者は3Dモニタ5を見ながら、立体撮像装置3をゆっくりと微動できる。
術部aを3Dモニタ5の画面、言い換えると視野の略中央に捕らえた状態において、術者が、固定解除スイッチ37を押すのをやめる。すると、固定解除スイッチ37からのOFF信号つまり固定信号が制御装置11に伝達され、各電磁ブレーキへの電圧出力が零となる。そして、無励磁式の各電磁ブレーキが固定されることにより、立体撮像装置3は固定される。
尚、本実施の形態の医療用観察装置は、表示手段である3Dモニタ5と撮像手段である立体撮像装置3との位置的な相関が無い構成であり、自由な位置と姿勢による観察が可能となっている。
本実施の形態によれば、表示倍率が高い程、固定解除手段の解除時の複数の可動部の動きに必要な操作力量が、大きくなるように制御される。従って、低倍観察時には、関節部がスムーズに動いて粗動させることができる。また、高倍観察時には関節部が低倍観察時よりも動きにくくなり、立体撮像装置3を微動させることができる。以上のように、術者はズーム倍率を特に意識することなく、ズーム倍率言い換えると視野範囲に合わせて立体撮像装置3を移動させることができ、目標となる観察対象を見失い難い。そして、術者は、固定解除スイッチ37を押すだけで前述の動作が可能となり、目標をとらえるための操作が容易である。
そして、本実施の形態は、対物鏡筒と接眼鏡筒の位置相関が無い医療用観察装置に適用した場合でも、高倍観察時に術者が対物鏡筒を支持するアームを意織して微動させる必要がなく、目標物を見失い難い。
本実施の形態では、所定のズーム倍率Z0を閾値として、固定解除スイッチ37をONした時に、制御装置の出力電圧をV1、V2の2種類としたが、これに限るものではない。すなわち、制御装置11の構成において、閾値となるズーム倍率の設定値の数は、Z0〜Znつまり複数に増やし、それらに対応して出力電圧の値も細分化して設定する。そして、制御装置11では、エンコーダ45が検出した値と複数の閾値とを比較し、その比較結果に基づき、出力を段階的に切り替える制御を行うようにしても良い。つまり、ズーム倍率が高くなるほど、支持装置4に対する操作力量が重くなるように制御される。
(第2の実施の形態)
図7から図13は、第2の実施の形態に係り、図7は、医療用観察装置を含むシステムのうち手術台周囲に配置された装置の概略構成図、図8は、医療用観察装置を含むシステムのうちトロリーに積載された装置の斜視図、図9は、支持装置および硬性内視鏡の斜視図、図10は、被写体との距離が長い状態の硬性内視鏡の光学系に関する構成図、図11は、被写体との距離が短くなった状態の硬性内視鏡を示す構成図、図12は、制御装置に関連するブロック図、図13は、入力される距離情報に対する制御装置の出力制御を示す波形図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態の立体撮像装置3に代えて、撮像手段として硬性内視鏡50を備えている。また、本実施の形態は、第1の実施の形態の変倍手段であるズームレンズ、ズームスイッチおよびモータ等は除いた構成となっている。そして、本実施の形態では、観察対象を的確に捉えるために、前記支持装置4を移動操作し、被写体と内視鏡先端間の距離を変える構成となっている。さらに、本実施の形態では、第1の実施の形態のエンコーダ45に代えて、検出手段として、被写体と内視鏡先端間の距離を測定する測距センサー59を硬性内視鏡50に設けている。
図7および図8に示すように、医療用観察装置は、硬性内視鏡50、前記支持装置4、モニタ51、前記光源装置9、CCU52および、制御装置53等から主に構成されている。その他、第1の実施の形態と同様の構成は、同じ符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、患者Aの患部aを観察するための撮像手段としての硬性内視鏡50が支持装置4に設けられている。また、硬性内視鏡50が撮像した観察像を表示可能な表示手段としてのモニタ51が、支持アーム7に回動自在に設けられている。
ここで、硬性内視鏡50は、顕微鏡等に比べ視野角が大きく、例えば120°程度の視野角を有している。視野角が大きいために、被写体と硬性内視鏡50先端間の距離に応じてモニタ51上に表示される観察像の大きさが、顕微鏡等に比べ顕著に変わる。距離が近いときには、観察像は大きく表示されつまり高倍率に表示され、距離が遠い時には観察像は小さく表示されつまり低倍率に表示され、ズームと類似の構成となっている。すなわち、被写体と硬性内視鏡50先端間の距離変更を行う支持装置4が変倍手段となっている。
図8に示すように、トロリー8には、前記光源装置9、CCU52および、制御手段としての制御装置53が積載されている。
CCU52は、硬性内視鏡50からの映像信号を受け、モニタ51に表示可能な映像信号に変換して送る装置である。
制御装置53には、硬性内視鏡50の先端部に対向する被写体と内視鏡先端間の距離情報が入力される。そして、制御装置53は、その距離情報に応じて、支持装置4の可動部としての関節部に設けられた電磁ブレーキへの印加電圧を制御するものである。
CCU52および制御装置53等は、図示しない電気ケーブルにより各装置間が接続されている。
図9を参照して、硬性内視鏡50と支持装置4との取り付けについて説明する。尚、図7は支持装置4から硬性内視鏡50を取り外した状態を示している。
リンク機構部47には、硬性内視鏡50が装着された保持部25と釣り合った状態となるように、2組のカウンターウェイト32、33が配設されている。
硬性内視鏡50は、支持装置4との接続を行うための接続部54を有している。接続部54を支持装置4の装着部30に差し込むことにより、接続部54と装着部30が一体的に固定される。硬性内視鏡50は、その重心位置が、支持装置4に接続された状態において、交点cの位置と一致している。
図10を参照して、硬性内視鏡50の構成について説明する。
硬性内視鏡50には、先端側から順に、術部aからの光束を受ける対物レンズ55と、対物レンズ55からの光束をリレーするリレーレンズ56とが設けられている。さらに、硬性内視鏡50には、リレーレンズ56からの光束を結像する結像レンズ57と、結像レンズ57の結像位置に配置された撮像素子であるCCD58とが設けられている。
また、硬性内視鏡50の先端部には、公知の測距センサー59が設けられている。測距センサー59は、光を発する発光素子60と、発光素子60からの光を集光し術部aに導く投光レンズ61と、術部aで反射した光を受ける受光レンズ62および受光素子63とから構成されている。
測距センサー59の発光素子60および投光レンズ61は、対物レンズ55の光軸64と略平行な軸線65上に配置されている。
そして、測距センサー59は、発光素子60を発し、術部aにおいて反射した光が受光素子63に入射する位置の変化により、硬性内視鏡50の先端部から術部aまでの距離を測定する公知の三角測距式の距離検出器となっている。
図12を参照して、硬性内視鏡50、支持装置4及び制御装置53の接続構成について説明する。
硬性内視鏡50の測距センサー59と制御装置53とは、ケーブル50aを介して接続されている。そして、測距センサー59の受光素子63からの電気信号言い換えると測定した距離に応じた信号は、制御装置53に送られるようになっている。制御装置53は、測距センサー59からの距離情報を監視している。
また、固定解除スイッチ37と制御装置53とは、図示しない電気ケーブルを介して接続されている。そして、制御装置53は、固定解除スイッチ37の操作入力により、電磁ブレーキ14、19、28,29、31を駆動させるための電圧を出力する構成となっている。
次に、図13を参照し、制御装置53が入力される距離情報に応じて行う各電磁ブレーキへの出力制御について説明する。
制御装置53は、測距センサー59からの硬性内視鏡50先端と術部aまでの測距情報に応じ、図13に示すように出力電圧の制御を行っている。すなわち、制御装置53は、所定の距離Y0を閾値として、以下のように電磁ブレーキを制御している。
(3)図10に示すように距離が長いY2の範囲の場合
検出された距離が閾値Y0よりも長いつまり、Y2>Y0の時には、出力電圧をV2とする。尚、V2は、電磁ブレーキの定格電圧である。
(4)図11に示すように距離が短いY1の範囲の場合
検出された距離が閾値Y0以下つまり、Y1≦Y0の時には、出力電圧をV1とする。尚、V1は、定格電圧V2よりも低い電圧である。
次に、本実施の形態の作用について説明をする。
図7に示すように、術者は支持アーム7を持ち、モニタ51を観察し易い位置に動かす。
硬性内視鏡50は、被写体との距離が離れるほどいわゆる低倍率つまり視野が広範囲な観察が可能となり、距離が近づくほどいわゆる高倍率による観察つまり拡大観察が可能である。
まず、術部a近傍を広範囲に観察するために、図10に示すように、術部aと硬性内視鏡50の先端部との距離を予め十分離した設定にする。
その状態において、図9に示す固定解除スイッチ37を押すと、図12に示すように、固定解除スイッチ37からのON信号は制御装置53に伝達される。
ここで、測距センサー59の発光素子60を発した光は、術部aにおいて反射され、受光素子63に入射する。測距センサー59は、反射光が受光素子63に入射する位置によって、測距センサー59から術部aまでの距離Y2を検出する。そして、測距センサー59が検出した距離情報は、制御装置53に伝達される。
図13に示すように、制御装置53は、測距センサー59の検出した距離がY2の範囲であることから、電圧V2を電磁ブレーキ14、19、28、29、31に出力する。
各電磁ブレーキに定格電圧V2が印加されるため、支持装置4の各関節部の電磁ブレーキは完全に解除される。
硬性内視鏡50とカウンターウェイト32、33の釣り合い、および硬性内視鏡50の重心と支持装置4の各回動軸の交点cとの一致により、硬性内視鏡50はバランスがとれた状態にある。さらに、その状態において支持装置4は、各関節部の電磁ブレーキが完全に解除されている。そのため、術者は、モニタ51を見ながら硬性内視鏡50を素早く粗動できる。
術部aをモニタ51の画面言い換えると視野の略中央に捕らえた状態において、術者が、固定解除スイッチ37を押すのをやめる。すると、固定解除スイッチ37からのOFF信号が制御装置11に伝達され、各電磁ブレーキへの電圧出力が零となる。そして、無励磁式の各電磁ブレーキが固定されることにより、硬性内視鏡50は固定される。
次に、術部aを拡大観察言い換えると高倍観察するために、支持装置4を移動操作して、硬性内視鏡50の先端部との距離を近づける。その際に、固定解除スイッチ37を押すことにより、各関節部の電磁ブレーキが解除され、硬性内視鏡50が移動可能になる。その状態において術者の操作により、支持装置4の各関節部が回動し、硬性内視鏡50の先端部が被写体である術部aに近づくことにより、拡大つまり高倍率観察が可能になる。
近づけていく間においても、硬性内視鏡50の先端部と術部aとの距離情報は、測距センサー59により検出され、制御装置53に伝達されている。
そして、図11に示すように、測距センサー59が検出した距離がY1の範囲に入ると、つまり閾値のY0以下になると、制御装置53はその検出値を基に、以下の可変制御を行う。図13に示すように、制御装置53は、電圧V1を電磁ブレーキ14、19、28、29、31に出力する。
各電磁ブレーキに定格電圧V2よりも低い電圧V1が印加されるため、支持装置4の各関節部の電磁ブレーキは完全には解除されず、支持装置4の各関節部が半固定状態となる。各関節部の電磁ブレーキが半固定状態のため、術者はモニタ51を見ながら硬性内視鏡50をゆっくりと微動できる。
本実施の形態によれば、撮像手段である硬性内視鏡50と術部a間の距離変化によりいわゆるズームを行う撮像装置においても、第1の実施の形態と同じ効果が得られる。
また、本実施の形態によれば、硬性内視鏡50と被写体との距離を短くする場合に、操作による支持装置4の移動量が微動状態となっているため、操作力量を意識して微動に変える必要が無い。そのため、距離が遠い場合と同様の操作を継続しても、硬性内視鏡50が被写体に接触することを避けることができる。
また、本実施の形態によれば、前記距離を短くした場合に支持装置4を移動操作させる力量が重くなるため、術者は、被写体との距離が短くなったことを認識できる。
尚、本実施の形態では、硬性内視鏡50の先端部と術部aの距離Y0を閾値として、固定解除スイッチ37のON時に、制御装置53の出力電圧をV1、V2の2種類としたが、これに限るものではない。すなわち、制御装置53の構成において、閾値となる距離の設定値の数は、Y0〜Ynつまり複数に増やし、それらに対応して出力電圧の値も細分化して設定する。そして、制御装置53では、測距センサー59が検出した距離と複数の閾値とを比較し、その比較結果に基づき、出力を段階的に切り替える制御を行うようにしても良い。つまり、硬性内視鏡50が被写体に近づくほど、支持装置4に対する操作力量が重くなるように制御される。
(第3の実施の形態)
図14から図20は、第3の実施の形態に係り、図14は、医療用観察装置を含むシステムのうち手術台周囲に配置された装置の概略構成図、図15は、医療用観察装置を含むシステムのうちトロリーに積載された装置の斜視図、図16は、支持装置および立体撮像装置の斜視図、図17は、立体撮像装置の光学系に関する構成図、図18は、制御装置に関連するブロック図、図19は、制御装置の制御のうち第1の組のブレーキに対する出力波形図、図20は、制御装置の制御のうち第2の組のブレーキに対する出力波形図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態のズームレンズおよびモータ等による光学式ズームに代えて、変倍手段としてCCU等による電子式ズーム式の構成とし、小型化を図った点が相違している。また、本実施の形態は、前記固定解除スイッチ37を押したときの関節部の固定および解除の動作が、高倍時に全ての関節部を半固定状態とする第1の実施の形態と相違している。すなわち、本実施の形態では、一部の関節部は半固定にし、残りの関節部は固定つまり解除されない制御に変更した点である。その他、第1の実施の形態と同様の構成は、同じ符号を付して説明を省略する。
図14および図15に示すように、医療用観察装置は、立体撮像装置70、支持装置4、3Dモニタ5、後述する光源装置9、CCU71および、制御装置72等から主に構成されている。
図14に示すように、患者Aの患部aを観察するための撮像手段としての立体撮像装置70が、支持装置4に設けられている。また、立体撮像装置70が撮像した観察像を表示可能な表示手段としての3Dモニタ5が、支持アーム7に回動自在に設けられている。
図15に示すように、トロリー8には、光源装置9、CCU71、制御手段としての制御装置72が積載されている。
CCU71は、立体撮像装置70からの映像信号を受け、3Dモニタ5に表示可能な映像信号に変換して送る装置である。また、CCU71は、後述するズームスイッチからの入力を受けて、取り込んだ画像を電子的に拡大し表示する公知の拡大及び縮小機能(電子式ズーム機能)を含む画像処置手段、例えば画像処理プログラムを備えている。そして、取り込んだ画像をそのまま表示するのが低倍側であり、画像を拡大する方向が高倍側となっている。
制御装置72は、CCU71からの電子式ズームの倍率情報信号を受ける。そして、制御装置72は、その倍率情報に応じて、支持装置4の可動部としての関節部に設けられた電磁ブレーキへの印加電圧を可変制御する制御手段としてのものである。
光源装置9、CCU71、および、制御装置72等は、図示しないライトガイドおよび電気ケーブルにより、各装置間が接続されている。
図16を参照して、支持装置4の概略構成について説明する。
尚、図16は、支持装置4から立体撮像装置70を取り外した状態で示している。
リンク機構部47には、立体撮像装置70が装着された保持部25と釣り合った状態となるように、2組のカウンターウェイト32、33が配設されている。
立体撮像装置70は、支持装置4との接続を行う接続部73を有している。接続部73を支持装置4の装着部30に差し込むことにより、接続部73と装着部30が一体的に固定される。立体撮像装置70の重心位置は支持装置4と接続した場合において、交点cの位置と一致している。
固定解除スイッチ37は装着部30に設けられたスイッチであり、電磁ブレーキ14、19、28、29、31の固定および解除を行う際に操作される。
図17を参照して、立体撮像装置70の構成について説明する。
立体撮像装置70は、対物レンズ38と、対物レンズ38からの光束を結像する左右一対の結像レンズ74と、結像レンズ74の結像位置に配置された左右一対のCCD42とが設けられている。尚、第1の実施の形態と相違して、光学式ズームのズームレンズは設けられていない。
CCD42、42は、ケーブル70aを介して、CCU71に電気的に接続されている。CCD42、42が撮像した画像は、CCU71により映像信号に変換され、3Dモニタ5に立体観察可能な画像として表示されるようになっている。
また、立体撮像装置70は、外部から操作可能な位置にズームスイッチ75を設けている。
ズームスイッチ75は2方向に入力可能なスイッチである。そして、ズームスイッチ75は、CCU71に電気信号を送り、CCD42、42が取り込んだ画像を電子的に拡大させる際に操作するスイッチである。
次に、図18を参照して、立体撮像装置70およびCCU71と、制御装置72との接続構成について説明する。
固定解除スイッチ37、立体撮像装置70およびCCU71と、制御装置72とは、図示しないケーブルを介して電気的に接続されている。
ここで、CCU71は、ズームスイッチ75の操作に応じて、CCU71の画像処理手段は、画像に対する画像処理による倍率変更値を検出し、CCD42、42の画像のズーム倍率を電子式に可変すると共に、そのズーム倍率の情報信号を制御装置72へ出力する。
制御装置72は、固定解除スイッチ37の操作入力により、電磁ブレーキ14、19、28、29、31とを駆動させるための電圧をそれぞれ出力する構成となっている。そして、その際に、制御装置72は、CCU71からの倍率情報信号に応じて、出力する電圧を可変制御している。
次に、図19を参照し、制御装置72がズーム倍率情報に応じて行う各電磁ブレーキへの出力制御について説明する。
ここで、図19に示すように、制御装置72は、第1の組の電磁ブレーキ28、29、31に対して、CCU71からの電子ズーム倍率の信号に応じ、出力電圧を制御している。
すなわち、制御装置72は、所定の倍率Z0を閾値として、以下のように電磁ブレーキを制御している。
(5)ズーム倍率が低倍率ZLの範囲の場合
検出されたズーム倍率が閾値Z0よりも小さいつまり、ZL<Z0の時には、出力電圧をV2とする。尚、V2は、電磁ブレーキの定格電圧である。
(6)ズーム倍率が高倍率Zuの範囲の場合
検出されたズーム倍率が閾値Z0以上つまり、Zu≧Z0の時には、出力電圧をV1とする。尚、V1は、定格電圧V2よりも低い電圧である。
また、制御装置72は、第2の組の電磁ブレーキ14、19に対しては、CCU71からの電子ズーム倍率の信号に応じ、図20に示すように、出力電圧を制御している。すなわち、制御装置72は、所定の倍率Z0を閾値として、以下のように電磁ブレーキを制御している。
(7)ズーム倍率が低倍率ZLの範囲の場合
検出されたズーム倍率が閾値Z0よりも小さいつまり、ZL<Z0の時には、出力電圧をV2とする。尚、V2は、電磁ブレーキの定格電圧である。
(8)ズーム倍率が高倍率Zuの範囲の場合
検出されたズーム倍率が閾値Z0以上つまり、Zu≧Z0の時には、出力電圧を零とする。
つまり、固定解除スイッチ37を押したときにズームが高倍率の場合には、支持装置4の関節部は、以下のように動作をする。電磁ブレーキ28、29、31に対応する各関節部は、それら各ブレーキにより半固定状態で動くこととなる。さらに、電磁ブレーキ14、19に対応する各関節部は、それら各ブレーキにより固定されたまま動かない構成となっている。
次に、本実施の形態の作用について説明をする。
図14において、術者は支持アーム7を持ち、3Dモニタ5を観察し易い位置に動かす。次に、低倍率になるようにズームスイッチ43を操作する。その操作により、CCU71は、立体撮像装置70が取り込んだ映像をそのまま表示する。その際、CCU71が制御装置72に向けて出力するズーム倍率情報は、図19および図20に示すZLの範囲、つまり低倍側になっている。
その状態において、図16に示す固定解除スイッチ37を押す。すると、図18に示すように、固定解除スイッチ37からのON信号は、制御装置72に伝達される。
図19および図20に示すように、制御装置72は、ズーム倍率の範囲がZLであることにより、電圧V2を電磁ブレーキ14、19、28、29、31に出力する。
各電磁ブレーキに定格電圧V2が印加されるため、支持装置4の各関節部の電磁ブレーキが完全に解除される。
立体撮像装置70とカウンターウェイト32、33の釣り合い、および立体撮像装置70の重心と支持装置4の各回動軸の交点cとの一致により、立体撮像装置70はバランスがとれた状態にある。さらに、その状態において支持装置4は、各関節部の電磁ブレーキが完全に解除されている。そのため、術者は3Dモニタ5を見ながら立体撮像装置70を素早く粗動できる。
術部aを3Dモニタ5の画面言い換えると視野の略中央に捕らえた状態において、術者が、固定解除スイッチ37を押すのをやめる。すると、固定解除スイッチ37からのOFF信号が制御装置72に伝達され、各電磁ブレーキへの電圧出力が零となる。そして、無励磁式の各電磁ブレーキが固定されることにより、立体撮像装置70は固定される。
次に、高倍率になるようにズームスイッチ43を操作する。それによりCCU71は、立体撮像装置70が取り込んだ映像を、ズームスイッチ43を押した時間に応じて拡大表示する。それにより、高倍率、つまり拡大観察が可能になる。ズーム倍率は、図19および図20においてZuの範囲、つまり高倍側になっている。
その状態において、立体撮像装置70を動かしたい場合には、固定解除スイッチ37を押す。すると、図18に示すように、固定解除スイッチ37からのON信号は、制御装置72に伝達される。
図19に示すように、制御装置72は、CCU71からのズーム倍率がZuであることから、電圧V1を電磁ブレーキ28、29、31に出力する。
さらに、図20に示すように、制御装置72は、CCU71からのズーム倍率がZuであることから、電磁ブレーキ14、19への出力電圧を零つまり出力無しとする。
それにより、電磁ブレーキ28、29、31により、対応する関節部は半固定状態で動く。同時に、電磁ブレーキ14、19により、対応する関節部は固定されたまま動かなくなる。すなわち、支持装置4において、立体撮像装置70に近い回動軸O6、O7、O8まわりのみの微動が行える。
制御装置72を大きく動かしたい場合には、ズーム倍率を低倍率つまりZL範囲にすることにより可能となる。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、ズーム倍率に応じて、特定の関節部を固定することによって、より細かな操作つまり微動が可能となる。特に、本実施の形態では、立体撮像装置70近傍の関節部のみが微動可能となり、立体撮像装置70に対してより細かな操作が可能である。
尚、本実施の形態では、第1の組の関節部に対応するブレーキ28、29、31と、第2の組の関節部に対応するブレーキ14、19とに対して、異なる制御を構成している。そして、本実施の形態は、2組の関節部に対して、解除スイッチON時にズーム倍率Z0を閾値として、出力電圧を異なる値に切り替えたが、この制御に限らない。
関節部は3組以上とし、各々に違った制御を行うようにしても良い。また、閾値となるズーム倍率の設定値の数をZ0〜Znつまり複数に増やし、それられに対応し各関節部の組への出力電圧の値も細分化して設定し、制御装置72が段階的に出力を切り替え制御するようにしても良い。
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
第1の実施の形態に係り、医療用観察装置を含むシステムのうち手術台周囲に配置された装置の概略構成図。 医療用観察装置を含むシステムのうちトロリーに積載された装置の斜視図。 支持装置および立体撮像装置の斜視図。 立体撮像装置の光学系に関する構成図。 制御装置に関連するブロック図。 入力されるズーム倍率に対する制御装置の出力制御を示す波形図。 第2の実施の形態に係り、医療用観察装置を含むシステムのうち手術台周囲に配置された装置の概略構成図。 医療用観察装置を含むシステムのうちトロリーに積載された装置の斜視図。 支持装置および硬性内視鏡の斜視図。 被写体との距離が長い状態の硬性内視鏡の光学系に関する構成図。 被写体との距離が短くなった状態の硬性内視鏡を示す構成図。 制御装置に関連するブロック図。 入力される距離情報に対する制御装置の出力制御を示す波形図。 第3の実施の形態に係り、医療用観察装置を含むシステムのうち手術台周囲に配置された装置の概略構成図。 医療用観察装置を含むシステムのうちトロリーに積載された装置の斜視図。 支持装置および立体撮像装置の斜視図。 立体撮像装置の光学系に関する構成図。 制御装置に関連するブロック図。 制御装置の制御のうち第1の組のブレーキに対する出力波形図。 制御装置の制御のうち第2の組のブレーキに対する出力波形図。
符号の説明
3…立体撮像装置,4…支持装置,11…制御装置,14、19…電磁ブレーキ,40…ズームレンズ、44…モータ,45…エンコーダ

Claims (6)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮像した画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段への前記画像の表示倍率を変更する変倍手段と、
    前記撮像手段を三次元空間の所望の位置に移動可能に支持するために、複数の可動部を有する支持手段と、
    前記複数の可動部の動きを固定および解除するための固定解除手段と、
    前記変倍手段の前記表示倍率を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記表示倍率の検出値に応じて、前記複数の可動部の操作力量が変化するように前記固定解除手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする医療用観察装置。
  2. 前記制御手段は、前記固定解除手段の解除時の前記複数の可動部の操作力量を、前記表示倍率が高い程、大きくするように制御することを特徴とする請求項1記載の医療用観察装置。
  3. 前記固定解除手段の解除時の前記複数の可動部の操作力量は、前記複数の可動部各々異なることを特徴とする請求項2記載の医療用観察装置。
  4. 前記変倍手段は、前記撮像手段に前記被写体からの光を導き、撮像倍率が変更可能な光学系であり、
    前記検出手段は、前記光学系の撮像倍率により、前記表示倍率を検出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の医療用観察装置。
  5. 前記変倍手段は、前記撮像手段と前記被写体との間の距離を変更する前記支持手段であり、
    前記検出手段は、前記支持手段により変更された前記距離を検出することにより、前記表示倍率を検出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の医療用観察装置。
  6. 前記変倍手段は、前記撮像手段が撮像した前記画像を拡大及び縮小する画像処理手段であり、
    前記検出手段は、前記画像処理手段の前記拡大及び縮小による倍率変更値を検出することにより、前記表示倍率を検出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の医療用観察装置。
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