JPH09238951A - 手術用顕微鏡装置 - Google Patents

手術用顕微鏡装置

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JPH09238951A
JPH09238951A JP8049330A JP4933096A JPH09238951A JP H09238951 A JPH09238951 A JP H09238951A JP 8049330 A JP8049330 A JP 8049330A JP 4933096 A JP4933096 A JP 4933096A JP H09238951 A JPH09238951 A JP H09238951A
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JP
Japan
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main body
observation
microscope
microscope main
moving
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Application number
JP8049330A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Akiyama
宏 秋山
Yuichi Sugino
裕一 杉野
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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Priority to US08/812,213 priority patent/US5995282A/en
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/0012Surgical microscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/20Surgical microscopes characterised by non-optical aspects

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観察条件又は観察状態を変更した場合でも、
観察野の移動速度及び観察方向の変更速度を自動的に一
定に保つことができ、操作性の向上を図ることが可能な
手術用顕微鏡装置を提供すること。 【解決手段】 顕微鏡本体の観察野に対する観察速度を
所定の速度に設定した状態で、モータ44により顕微鏡
本体の観察野に対する観察倍率を変更すると、変倍エン
コーダ57は、その観察倍率の変更を検出して検出結果
を演算手段63に送る。演算手段63は、変倍エンコー
ダ57による観察倍率の変更の検出結果を基に観察倍率
の変化後の顕微鏡本体の観察野に対する移動速度が前記
所定の速度となる駆動条件を求める。Y軸アクチュエー
タ53は、演算手段63により求めた駆動条件により前
記顕微鏡本体を駆動する。これにより、観察倍率を変更
した場合でも、観察野の移動速度を自動的に一定に保つ
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡本体部を移動さ
せて観察野の移動又は観察方向の変更を行う手術用顕微
鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、手術用顕微鏡は、手術中に患部
を拡大観察するものであり、手術中における術者の目と
して機能し、人間の目と同様に観察野や観察方向を意の
ままに移動、変更できることが要求されている。特に、
脳神経外科(以下、「脳外」という。)の手術において
は、頻繁に観察部や観察方向を変更する。
【0003】一般的な脳外の顕微鏡は重力モーメントが
相殺されており、手動で観察部や観察方向の位置決め操
作を行っている。つまり、観察部や観察方向の変更の度
に、術者は患部から手を離さなければならない。これで
は、手術時間が長くなる一方で、患者にも術者にも良い
ことではない。この問題を緩和させるための機能が電動
による観察野の移動、観察方向の変更機構である。
【0004】ここで、観察野の移動機構とは、細かな観
察部の移動を行うための機構であり、術者が患部から手
を離さなくても、フットスイッチで観察部の移動操作を
行えるようになっているものである。また、観察野の移
動機構には、2つの直交する移動回転軸に対して、各々
アクチュエーターが設けられている。このアクチュエー
ターにより、前記移動回転軸で顕微鏡本体部を回転移動
させることができ、顕微鏡本体の焦点は移動回転軸の交
点を中心とする球面を移動する。これにより、観察野の
移動が可能となる。
【0005】また、観察方向の変更機構についても、上
記観察野の移動機構と同様に術者が患部から手を離さな
くても、変更操作が行えるような構造となっている。こ
の観察方向の変更機構においては、顕微鏡本体部の焦点
を中心として顕微鏡本体部を回転移動させることにより
観察方向の変更を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、手術用顕微
鏡を用いた手術中においては、顕微鏡の移動に伴い、頻
繁に焦点合わせを行っている。この焦点合わせは、顕微
鏡本体部を観察軸OZ に沿って移動させることにより行
われるが、この場合、移動前と移動後で顕微鏡本体部の
焦点と移動回転軸との距離が変化してしまう。従って、
顕微鏡本体部の回転移動速度(角速度)は一定でも焦点
の移動速度が変化してしまい、観察野の移動速度が変化
してしまう。
【0007】また、観察部の観察倍率を例えば低倍率か
ら高倍率に変化させた場合、術者には観察部が接近する
状態に見えるため、焦点の移動速度は一定でも、観察野
の移動速度は変化してしまう。
【0008】さらに、例えば垂直方向の観察軸OZ と直
交する一つの移動回転軸OY を回転軸として顕微鏡本体
部を回転移動させ、焦点を移動させた場合、移動回転軸
OYと直交する他の移動回転軸OX と焦点との距離が変
化してしまう。このため、垂直方向の観察軸OZ と直交
する一つの移動回転軸OY に沿って焦点を移動させた
後、さらに顕微鏡本体部を回転移動させると、移動回転
軸OY に沿う方向と移動回転軸OX に沿う方向とで観察
野の移動速度が変化してしまう。
【0009】また、観察方向の変更速度に関しても上記
観察野の移動速度と同様の現象が起きてしまう。
【0010】このように従来の手術用顕微鏡装置では、
焦点位置、焦点距離及び観察倍率等の観察条件を変更し
たり、顕微鏡本体の傾き等の観察状態を変更させると、
変更前と変更後において観察野の移動速度又は観察方向
の変更速度が変化してしまい、その都度術者が顕微鏡本
体の移動速度を調整し直さなければならず、手術の緊急
性に支障をきたす虞があるという問題があった。
【0011】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たものであり、観察条件又は観察状態を変更した場合で
も、観察野の移動速度及び観察方向の変更速度を自動的
に一定に保つことができ、操作性の向上を図ることが可
能な手術用顕微鏡装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、焦点距離固定対物レンズ光学系又は焦点距
離可変対物レンズ光学系、変倍光学系、接眼レンズ光学
系及び顕微鏡上下移動機構のうち少なくとも1つを備
え、顕微鏡本体部が2つ以上の移動回転軸それぞれにお
いて回転移動可能に支持されており、更に前記移動回転
軸それぞれにて駆動可能に配置された駆動手段を有する
ことにより前記顕微鏡本体部の観察野を移動しうる手術
用顕微鏡装置において、前記顕微鏡本体部の観察野の移
動速度を任意の速度に設定する手段と、前記顕微鏡本体
部の観察条件や観察状態の変化を検出又は算出する手段
と、該結果を基に観察条件や観察状態の変化が生じても
前記顕微鏡本体部の観察野の移動速度が前記設定速度と
なるための駆動条件を求める演算手段と、該演算手段に
より求めた駆動条件により前記顕微鏡本体部を駆動させ
る駆動制御手段とを有することを特徴とする。
【0013】このような構成により、手術用顕微鏡装置
は、顕微鏡本体部の観察条件や観察状態の変化を検出又
は算出し、この結果を基に演算手段が観察条件や観察状
態の変化が生じても顕微鏡本体部の観察野の移動速度が
予め決められた設定速度となるための駆動条件を求め、
この駆動条件により顕微鏡本体部を駆動制御する。
【0014】また、上記課題を解決するために本発明
は、焦点距離固定対物レンズ光学系又は焦点距離可変対
物レンズ光学系、変倍光学系、接眼レンズ光学系及び顕
微鏡上下移動機構のうち少なくとも1つを備え、顕微鏡
本体部が2つ以上の移動回転軸それぞれにおいて回転移
動可能に支持されており、更に前記移動回転軸それぞれ
にて駆動可能に配置された駆動手段を有することにより
前記顕微鏡本体部の観察方向を変更しうる手術用顕微鏡
装置において、前記顕微鏡本体部の観察方向の変更速度
を任意の速度に設定する手段と、前記顕微鏡本体部の観
察条件や観察状態の変化を検出又は算出する手段と、該
結果を基に観察条件や観察状態の変化が生じても前記顕
微鏡本体部の観察方向の変更速度が前記設定速度となる
ための駆動条件を求める演算手段と、該演算手段により
求めた駆動条件により前記顕微鏡本体部を駆動させる駆
動制御手段とを有することを特徴とする。
【0015】このような構成により、手術用顕微鏡装置
は、顕微鏡本体部の観察条件や観察状態の変化を検出又
は算出し、この結果を基に演算手段が観察条件や観察状
態の変化が生じても顕微鏡本体部の観察方向の変更速度
が予め決められた設定速度となるための駆動条件を求
め、この駆動条件により顕微鏡本体部を駆動制御する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の手術用顕微鏡装置の実施の
一形態を示す概略の外観図である。
【0018】同図に示すように、この手術用顕微鏡装置
1は、床面2上を走行可能な支持体3と、この支持体3
から立設した支柱4と、この支柱4により支持された第
1アーム5と、一端がこの第1アーム5に取り付けられ
た第2アーム6と、この第2アーム6のもう一端側に取
り付けられた上下移動部7Aと、この上下移動部7A、
の下側に取り付けられた水平移動部7Bと、この水平移
動部7Bの下側に取り付けられた顕微鏡本体8とを有し
て構成されている。また、手術用顕微鏡装置1は、顕微
鏡本体8の移動速度を任意の速度に設定するとともに、
顕微鏡本体8の各種操作を行うためのフットスイッチ5
0を具備している。
【0019】ここで、前記第2アーム6は、図2に示し
たように(図2は、図1における第2アーム6を上方か
ら見た図)、一端がX軸アクチュエータ52を介して第
1アーム5に接続され、もう一端がY軸アクチュエータ
51を介して上下移動部7Aに接続されている。
【0020】前記X軸アクチュエータ52は、第2アー
ム6を、移動回転軸OX の回りに回転駆動するものであ
る。このX軸アクチュエータ52による第2アーム6の
回転駆動により当然、第2アーム6から先の部分の顕微
鏡本体8等が移動回転軸OXの回りに回転するようにな
っている。尚、このX軸アクチュエータ52には、X軸
アクチュエータ52の回転角及び角速度を検出する手段
であるX軸エンコーダ54が取り付けられている。
【0021】前記Y軸アクチュエータ51は、第2アー
ム6の一端において上下移動部7Aを移動回転軸OY の
回りに回転駆動するものであり、これにより第2アーム
6から先の顕微鏡本体8までの部分を移動回転軸OY の
回りに回転可能にするものである。尚、このY軸アクチ
ュエータ51には、Y軸アクチュエータ51の回転角及
び角速度を検出する手段であるY軸エンコーダ53が取
り付けられている。
【0022】前記上下移動部7Aは、顕微鏡本体8を観
察軸OZ 方向に沿って上下移動させる上下移動機構であ
る。尚、この上下移動部7Aには、上下移動部7Aの移
動量を検出する手段である上下エンコーダ55が取り付
けられている。
【0023】前記水平移動部7Bは、顕微鏡本体8を移
動回転軸OY 、移動回転軸OX の方向に沿って平行に水
平移動させるものである。この水平移動部7Bにより、
顕微鏡本体8が移動回転軸OY 、移動回転軸OX の方向
に沿って平行移動することにより、顕微鏡本体8の焦点
位置の移動が可能となる。尚、この水平移動部7Bに
は、水平移動部7Bによる顕微鏡本体8の移動量を検出
する手段である水平エンコーダ56が取り付けられてい
る。
【0024】尚、上述したY軸アクチュエータ51、X
軸アクチュエータ52、上下移動部7A及び前記水平移
動部7Bを単独で駆動させた場合には、当然、観察野が
移動する。また、例えばY軸アクチュエータ51及びX
軸アクチュエータ52を同時に駆動させた場合には、顕
微鏡本体8の焦点は、各移動回転軸の交点を中心とする
球面上を移動し、これにより観察野が移動することにな
る。
【0025】また、Y軸アクチュエータ51又はX軸ア
クチュエータ52、上下移動部7A及び前記水平移動部
7Bを組み合わせることにより、観察方向の移動も可能
となる。この観察方向の移動とは、観察野の移動とは異
なり、観察位置すなわち顕微鏡本体8の焦点位置を移動
させずに、観察する方向のみを移動させることである。
【0026】前記顕微鏡本体8は、全体として筒状に形
成された鏡筒9と、この鏡筒9の上部に取付けられた接
眼鏡筒11と、鏡筒9の側部に取り付けられたランプハ
ウス16とを有して構成されている。
【0027】また、この顕微鏡本体8は、図3の断面図
に示すように、内部に、鏡筒9の下端部に組込まれた対
物レンズ10と、前記ランプハウス16内に組込まれた
照明光学系12と、同じく鏡筒9に組込まれた観察光学
系15とを具備している。
【0028】前記対物レンズ10は、焦点距離を可変と
した対物レンズである。この対物レンズ10は、例えば
2枚構成のレンズを各種カム、ギア等で構成された焦点
距離変更手段により間隔調整可能に組み合わせ焦点距離
を可変としたものである。尚、対物レンズ10による焦
点距離の移動量は後述の図5で示す対物レンズエンコー
ダ58により検出できるようになっている。
【0029】前記照明光学系12は、ランプハウス16
内に配置したハロゲンランプ等の光源17と、この光源
17からの光を集光する集光レンズ18と、鏡筒9内に
配置され、前記集光レンズ18からの光を対物レンズ1
0側に反射するプリズム19とを具備している。また、
この照明光学系12の各光学要素と対物レンズ10とに
より光源17から被検眼Eに至る照明用の光路C1 を形
成するようになっている。
【0030】前記観察光学系15は、対物レンズ10の
上方に配置したアフォーカル変倍を行う変倍光学系20
と、この変倍光学系20の上方に配置した結像レンズ2
1と、この結像レンズ21の更に上方に配置した正立プ
リズム22と、前記接眼鏡筒11に配置した反射ミラー
23、全反射プリズム24及び接眼レンズ25とを具備
している。、また、この観察光学系15は、各光学要素
により観察用の光路C2 を形成するようになっていて、
前記変倍光学系20の変倍動作により観察倍率が可変と
なっている。
【0031】前記変倍光学系20は、図4に示すよう
に、数種類のレンズ20a、20bを備えており、各レ
ンズは、それぞれ筒部40と筒部41の内部に固定部材
で固定されている。ここで、筒部41は、一部に段差を
有しており、この段差部の内周41aに筒部40の一部
分が遊嵌している。
【0032】また、筒部41の段差部の内周41aと筒
部40の外周40aには、各々ねじが設けられ、これら
は互いに螺合するようになっており、さらに筒部40の
外周には、ギア42が設けられている。このギア42
は、モーター44の原動軸に取付けられたギア45と噛
合するようになっていて、モーター44がギア45を回
転駆動すると、ギア42が噛合して回転し、筒部40が
筒部41に対し、相対的に光軸方向にスライドするよう
になっている。これにより、筒部40内のレンズ20a
もレンズ20bに対し、相対的に光軸方向にスライドし
て、光学系の変倍が行える倍率変更手段としての機能を
有するようになっている。この変倍光学系20における
レンズ20aの光軸方向の移動量は、前記モーター44
と同軸に配置した変倍エンコーダ57により検出される
ようになっている。この変倍エンコーダ57は、レンズ
20aの移動量をパルス信号に変換して送出するように
なっている。
【0033】次に、手術用顕微鏡装置1の制御系の構成
を図5を参照して説明する。
【0034】同図に示すように手術用顕微鏡装置1の制
御系は、各種動作プログラムを格納したプログラムメモ
リ62とこのプログラムメモリ62に格納された動作プ
ログラムに基づいて各ブロックの制御を行うCPU61
とからなる制御手段60を備え、さらにCPU61に、
上下移動部7A、水平移動部7B、モータ44、Y軸ア
クチュエータ51、X軸アクチュエータ52、Y軸エン
コーダ53、X軸エンコーダ54、上下エンコーダ5
5、水平エンコーダ56、変倍エンコーダ57、対物レ
ンズエンコーダ58、フットスイッチ50、演算手段6
3、各種データを記憶する記憶手段64を各々接続しこ
れらの制御を行うようになっている。
【0035】ここで、前記演算手段63は、顕微鏡本体
8の観察条件や観察状態の変化が生じても顕微鏡本体8
の観察野の移動速度又は観察方向の変更速度を所定の速
度とするための駆動条件を演算するものである。
【0036】前記CPU61は、演算手段63が求めた
駆動条件により、X軸アクチュエータ52、上下移動部
7A等を制御して顕微鏡本体8を駆動させる駆動制御手
段としての機能を有している。
【0037】次に、上述した手術用顕微鏡装置1の動作
を図6〜図9を参照して説明する。
【0038】まず、観察時に変倍光学系20を用いて、
観察倍率の変化をさせた場合について説明する。
【0039】いま、顕微鏡本体8の観察倍率が1倍であ
るとする。この状態で、図6に示すように、例えば水平
移動部7Bにより顕微鏡本体8を、時間tの間に移動回
転軸OX に沿って平行移動させる。これにより、観察野
が移動し、顕微鏡本体8の焦点は、点Pから点Mに移動
する。
【0040】このように観察倍率が1倍で焦点を点Pか
ら点Mに移動させたとき、点Pから点Mまでの距離をd
とすれば、観察野(焦点)の移動速度v1はv1=d/
tとなる。
【0041】一方、モーター44により変倍光学系20
のレンズ20aをレンズ20bに対し相対的に光軸方向
にスライドさせ、観察倍率を2倍に変更した上で、上記
と同様に顕微鏡本体8を、時間tの間に移動回転軸OX
に沿って平行移動させたとする。この場合には、顕微鏡
本体8の移動距離は上記観察倍率が1倍のときと変わら
ないにもかかわらず、点Pから点Mまでの見掛け上の距
離は(すなわち、観察野での距離は)2dに変化する。
従って、観察野の移動速度v2はv2=2d/tとな
り、このままでは、顕微鏡本体8の観察野の移動速度が
観察倍率が1倍のときよりも速くなってしまう。
【0042】そこで、上述したモーター44による変倍
量を変倍エンコーダ57により検出し、変倍エンコーダ
57の検出結果をCPU61を介して演算手段63に送
り、この演算手段63により観察倍率が2倍のときの観
察野の移動速度v2が1倍のときの移動速度v1と等し
くなるように、顕微鏡本体8の駆動条件を求める。
【0043】そして、CPU61は、この駆動条件を基
に水平移動部7Bを制御し、観察倍率が2倍のときの観
察野の移動速度v2が移動速度v1と等しくなるよう
に、顕微鏡本体8を移動させ(この場合顕微鏡本体8を
1/2の速度で移動させる)、観察野の移動速度を一定
に保つ。これにより、観察野の観察倍率の変更を行った
場合でも観察野の移動速度を自動的に一定に保つことが
できる。
【0044】尚、上記のように観察野の移動速度を一定
に保つ場合、何倍の倍率のときを基準として、顕微鏡本
体8の移動速度を設定するかは設定者(術者)の自由で
あり、任意に設定できる。
【0045】次に、上下方向の焦点変化を伴う場合の動
作を図7を参照して説明する。
【0046】いま、図7に示すように、顕微鏡本体8に
より、点Pに焦点が合っているものとする。このとき、
移動回転軸0Y と点Pとの距離をLY 、移動回転軸0Y
についての角速度をωY とすると、例えばY軸アクチュ
エータ51による移動回転軸OY を回転中心とした顕微
鏡本体8及び観察野の移動速度v1は、v1=ωY ×L
Y である。
【0047】次に、移動回転軸0Y からの距離がLY +
ΔLY である点Qを観察するために上下移動部7Aによ
り顕微鏡本体8を下降させて焦点を点Qに一致させたも
のとする。このとき、上記のように焦点位置が点Pであ
ったときと同様に角速度ωYでY軸アクチュエータ51
により顕微鏡本体8及び観察野を移動させるとすると、
その速度v2は、v2=ωY ×(LY +ΔLY )となっ
てしまい、焦点位置が点Pのときと比べて、点Qの場合
には観察野の移動速度が早くなってしまう。
【0048】そこで、焦点を点Pから点Qに移動させる
際に、上下移動部7Aによる移動量を上下エンコーダ5
5により検出し、この検出結果をCPU61を介して演
算手段63に送り、演算手段63は、上下エンコーダ5
5による検出結果を基にして移動速度v2がv1と等し
くなるような駆動条件としての角速度ωY ´を求める。
【0049】この角速度ωY ´は上記の場合では、 ωY ×LY =ωY ´×(LY +ΔLY ) の式が成立するようなωY ´を演算することにより求め
られる。
【0050】そして、CPU61は、この演算手段63
で求めた駆動条件としての角速度ωY ´を基にY軸アク
チュエータ51を制御し、顕微鏡本体8の移動速度及び
観察野の移動速度を一定に保つ。これにより、観察野の
焦点位置の変化が生じても観察野の移動速度を自動的に
一定に保つことができる。
【0051】このように焦点の変更を行う動作について
は、上述した場合の他、対物レンズ10による焦点距離
の変更によっても同様に実現でき、この場合には、対物
レンズエンコーダ58により焦点距離の変更の検出結果
を基に演算手段63により移動速度v1=ωY ´×(L
Y +ΔLY )が成立するような駆動条件としての角速度
ωY ´を上記と同様に求めればよい。
【0052】尚、上記のように観察野の移動速度を一定
に保つ場合、どの焦点位置での角速度を基準として、顕
微鏡本体8の角速度を設定するかは設定者(術者)の自
由であり、任意に設定できる。
【0053】次に、焦点の移動が回転移動変化を伴う場
合についての動作を図8を参照して説明する。
【0054】いま、図8に示すように、点Pの位置に焦
点が合っているものとし、このとき、の移動回転軸0Y
と点Pとの距離をL1Y 、移動回転軸0X と点Pとの距
離をL1X とすると、L1Y=L1X である。
【0055】この状態から、Y軸アクチュエータ51に
より顕微鏡本体8を駆動して焦点を角θだけ点Mに移動
させるとすると、移動回転軸0Y と点Mとの距離L2Y
は、移動回転軸0Y についての回転移動であるため、L
2Y=L1Y である。一方、移動回転軸0X と点Mとの距
離L2Xは、L2X=L2Y×cosθとなる。
【0056】即ち、移動回転軸OY と点Mとの距離L2Y
と、移動回転軸OX と点Mとの距離L2Xとが異なる値と
なる。このことは、Y軸アクチュエータ51により顕微
鏡本体8を駆動して観察する場合と、X軸アクチュエー
タ52により顕微鏡本体8を駆動して観察する場合と
で、観察野の移動速度ずれが生じることを意味する。
【0057】そこで、Y軸エンコーダ53及びX軸エン
コーダ54により移動回転軸OY に沿う方向と、移動回
転軸OX に沿う方向との各傾斜角度を検出し、演算手段
63により移動回転軸OY に沿う方向及び移動回転軸O
X に沿う方向の観察野の移動速度がともに一定値を保つ
ような駆動条件を求める。
【0058】そして、CPU61によりこの駆動条件に
基づいてY軸アクチュエータ51及びX軸アクチュエー
タ52を制御する。これにより、移動回転軸OY 、移動
回転軸OX のいずれの方向についても観察野の移動速度
を自動的に一定に保つことができる。
【0059】尚、ここまでの説明では、観察野の移動速
度を一定に保つことを説明の中心としたが、本実施の形
態による手術用顕微鏡装置1によれば、図9に示したよ
うに焦点位置の移動を伴わない観察方向の移動速度をも
一定に保つようにすることが可能である。
【0060】この場合、基本動作は上記各動作と同様で
ある。すなわち、例えば観察倍率等の観察条件を変化さ
せた場合、観察条件を変化させる前と後とで、観察方向
の移動速度が一定となるよう、Y軸アクチュエータ51
又はX軸アクチュエータ52、上下移動部7A及び前記
水平移動部7Bの各駆動条件を演算手段64が求め、C
PU61がこの駆動条件に基づいてY軸アクチュエータ
51又はX軸アクチュエータ52等を駆動制御する。こ
れにより、観察野と同様に観察方向の変更速度を自動的
に一定になるよう保つことができる。
【0061】次に、変倍光学系20の変倍量に基づき水
平移動部7Bの移動適性速度を求める場合を例に、変倍
光学系20及び変倍エンコーダ57による変倍動作及び
変倍検出動作のより詳細な具体例を図10及び図11の
フローチャートを参照して説明する。
【0062】図10は、変倍光学系20及び変倍エンコ
ーダ57による変倍動作及び変倍検出動作を示すフロー
チャートである。
【0063】まず、CPU61の制御に基づきモータ4
4が回転動作し(S1)、これに応じてギア45が回転
し、これに噛合したギア42も回転動作し(S2)、筒
部40が筒部41に対し、相対的に光軸方向にスライド
し、筒部40内のレンズ20aもレンズ20bに対し、
相対的に光軸方向にスライドする(S3)。レンズ20
aが移動すると、変倍エンコーダ57は、この移動量を
検出し(S4)、さらに、この移動量をパルス信号に変
換しCPU61を介して演算手段63へ送出する(S
5)。これにより、演算手段63は、変倍光学系20の
変倍動作に伴う駆動条件を求めることができる。
【0064】図11は、変倍光学系20の変倍量を基に
水平移動部7Bの移動適性速度を求める際の動作を説明
するフローチャートである。
【0065】まず、術者が本装置を起動して、例えば観
察倍率u1、移動速度v1で被検眼Eを観察していると
き、この倍率u1、速度v1はCPU61の制御の基に
記憶手段64に記憶される。
【0066】次に、術者が観察倍率をu1から変更する
場合は、CPU61の制御の基に変倍光学系20のレン
ズ20aを移動させ、観察倍率を変更する。変倍エンコ
ーダ57はこの光学系の移動量を検出し(S11)、演
算手段63へ検出結果を送出する。演算手段63はこの
検出結果を基に、変更された観察倍率を演算し(S1
2)、さらに、この演算によって求めた観察倍率u2に
応じた水平移動適性速度(駆動条件)v2を演算した後
(S13)、この演算結果をCPU61へ送出する(S
14)。ここで、演算手段63の演算例として、例えば
水平移動適性速度v2は、v2=v1×u1/u2のよ
うな反比例式に基づいて求められる。そして、この新た
な水平移動適性速度v2と観察倍率u2は、記憶手段6
4に記憶されて、次の観察野の移動に備えることができ
る。
【0067】次にCPU61は、演算手段63により送
出された水平移動適性速度を基に(S15)、水平移動
適性速度v2となるように水平移動部7Bを制御して
(S16)、観察野の移動速度を水平移動適性速度v2
とする(S17)。
【0068】これにより、演算手段63は、変倍光学系
20による観察倍率の変更に合わせて、水平移動適性速
度を演算し、この演算結果に基づいて制御手段61の制
御の基に、水平移動部7Bを動作させ顕微鏡本体8を移
動するので、観察倍率を変更した場合でも、煩雑な動作
なしに適切な観察野の移動速度を保ちつつ、操作性の向
上が図れる。
【0069】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形実施が可能である。
【0070】例えば、水平移動適性速度(駆動条件)を
求める関係式は、速度v、倍率uによる一次式として、
v=a/u+bのように定数a、bを付加した反比例式
でもよい。また、反比例以外の関係式、例えば、v=−
a・u+b(a、bは定数)のように単なる比例式を用
いてもよい。尚、これらの関係式は前記比例、反比例の
ような一次式によらず、他の関数式を用いても本実施の
形態の適用が可能である。
【0071】また、変倍光学系20の移動量を検出し演
算手段63へ送る方法は、モータ44へ送られるパルス
信号を直接演算手段63へ送出するようにしてもよい。
【0072】また、例えば術者が、観察野(図12、図
13では患部O)の内、図12に示すように深度が浅
く、広い観察野を観察するために観察倍率を低くしたと
きには、顕微鏡本体8の移動速度を速く設定し、図13
に示すように深度が深く、狭い観察野を観察するために
観察倍率を高くしたときには、移動速度を遅く設定すれ
ば、術者にとって違和感の無い移動速度が得られ、速や
かな手術が可能となる。
【0073】また、以上で説明した本発明による観察野
の移動速度及び変更速度を一定に保つ機構は、例えば特
公平2−56890号記載のスタンド装置等に適用でき
る。すなわち、カウンターウェイトでバランスを取り、
焦点を中心として顕微鏡本体を動かす様に回転軸を配置
したスタンド装置に上記で説明したようなアクチュエー
タを取り付け、観察方向の変更等を行うような場合にも
本発明は非常に有効である。これにより、該スタンド装
置に適用した場合にも手術時間の短縮を図ることができ
る。
【0074】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、観察野の
移動速度が予め決められた設定速度となるための駆動条
件を求め、この駆動条件により顕微鏡本体部を駆動制御
するので、焦点位置や観察倍率等の観察条件又は観察状
態を変更した場合でも、観察野の移動速度を自動的に一
定に保つことができ、操作性の向上を図るとともに、手
術時間の短縮が可能な手術用顕微鏡装置を提供すること
ができる。
【0075】また、本発明によれば、観察方向の変更速
度が予め決められた設定速度となるための駆動条件を求
め、この駆動条件により顕微鏡本体部を駆動制御するの
で、焦点位置や観察倍率等の観察条件又は観察状態を変
更した場合でも、観察方向の変更速度を自動的に一定に
保つことができ、操作性の向上を図るとともに、手術時
間の短縮が可能な手術用顕微鏡装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の手術用顕微鏡装置の側面図
【図2】本実施の形態の手術用顕微鏡装置の部分平面図
【図3】本実施の形態の顕微鏡本体の断面図
【図4】本実施の形態の変倍光学系を示す概略断面図
【図5】本実施の形態の制御系を示すブロック図
【図6】観察倍率の変更時の動作説明図
【図7】焦点の変更時の動作説明図
【図8】観察野が回転移動の変化を伴う場合の説明図
【図9】観察方向の移動を示す図
【図10】本実施の形態の変倍駆動の動作を示すフロー
チャート
【図11】本実施の形態の変倍駆動と水平駆動との関係
を示すフローチャート
【図12】本実施の形態における観察野が浅い場合の説
明図
【図13】本実施の形態における観察野が浅い場合の説
明図
【符号の説明】
E 被検眼 2 床面 7A 上下移動部 7B 水平移動部 8 顕微鏡本体 15 観察光学系 20 変倍光学系 51 Y軸アクチュエータ 52 X軸アクチュエータ 53 Y軸エンコーダ 54 X軸エンコーダ 55 上下エンコーダ 56 水平エンコーダ 57 変倍エンコーダ 58 対物レンズエンコーダ 60 制御手段 63 演算手段 64 記憶手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離固定対物レンズ光学系又は焦点
    距離可変対物レンズ光学系、変倍光学系、接眼レンズ光
    学系及び顕微鏡上下移動機構のうち少なくとも1つを備
    え、顕微鏡本体部が2つ以上の移動回転軸それぞれにお
    いて回転移動可能に支持されており、更に前記移動回転
    軸それぞれにて駆動可能に配置された駆動手段を有する
    ことにより前記顕微鏡本体部の観察野を移動しうる手術
    用顕微鏡装置において、 前記顕微鏡本体部の観察野の移動速度を任意の速度に設
    定する手段と、 前記顕微鏡本体部の観察条件や観察状態の変化を検出又
    は算出する手段と、 該結果を基に観察条件や観察状態の変化が生じても前記
    顕微鏡本体部の観察野の移動速度が前記設定速度となる
    ための駆動条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  2. 【請求項2】 変倍光学系を備え、顕微鏡本体部が2つ
    以上の移動回転軸各々において回転移動可能に支持され
    ており、更に前記移動回転軸それぞれにて駆動可能に配
    置された駆動手段を有することにより前記顕微鏡本体部
    の観察野を移動しうる手術用顕微鏡装置において、 前記顕微鏡本体部の観察野の移動速度を任意の速度に設
    定する手段と、 観察部の観察倍率を前記変倍光学系により変更する倍率
    変更手段と、 観察倍率を検出又は算出する手段と、 該結果を基に観察倍率の変化が生じても前記顕微鏡本体
    部の観察野の移動速度が前記設定速度となるための駆動
    条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  3. 【請求項3】 焦点距離可変対物レンズ光学系を備え、
    顕微鏡本体部が2つ以上の移動回転軸各々において回転
    移動可能に支持されており、更に前記移動回転軸それぞ
    れにて駆動可能に配置された駆動手段を有することによ
    り前記顕微鏡本体部の観察野を移動しうる手術用顕微鏡
    装置において、 前記顕微鏡本体部の観察野の移動速度を任意の速度に設
    定する手段と、 前記焦点距離可変対物レンズ光学系の焦点距離を変更す
    る焦点距離変更手段と、 焦点距離を検出又は算出する手段と、 該結果を基に焦点距離の変化が生じても前記顕微鏡本体
    部の観察野の移動速度が前記設定速度となるための駆動
    条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  4. 【請求項4】 顕微鏡本体部が2つ以上の移動回転軸各
    々において回転移動可能に支持されており、更に前記移
    動回転軸それぞれにて駆動可能に配置された駆動手段を
    有することにより前記顕微鏡本体部の観察野を移動しう
    る手術用顕微鏡装置において、 前記顕微鏡本体部の観察野の移動速度を任意の速度に設
    定する手段と、 前記移動回転軸それぞれに対する前記顕微鏡本体部の焦
    点位置を変更する顕微鏡上下移動機構と、 前記移動回転軸それぞれに対する前記顕微鏡本体部の焦
    点位置を検出又は算出する手段と、 該結果を基に焦点位置の変化が生じても前記顕微鏡本体
    部の観察野の移動速度が前記設定速度となるための駆動
    条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  5. 【請求項5】 顕微鏡本体部が2つ以上の移動回転軸各
    々において回転移動可能に支持されており、更に前記移
    動回転軸それぞれにて駆動可能に配置された駆動手段を
    有することにより前記顕微鏡本体部の観察野を移動しう
    る手術用顕微鏡装置において、 前記顕微鏡本体部の観察野の移動速度を任意の速度に設
    定する手段と、 前記顕微鏡本体部の回転移動により変更する前記移動回
    転軸それぞれに対する前記顕微鏡本体部の焦点位置を検
    出又は算出する手段と、 該結果を基に焦点位置の変化が生じても前記顕微鏡本体
    部の観察野の移動速度が前記設定速度となるための駆動
    条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  6. 【請求項6】 焦点距離固定対物レンズ光学系又は焦点
    距離可変対物レンズ光学系、変倍光学系、接眼レンズ光
    学系及び顕微鏡上下移動機構のうち少なくとも1つを備
    え、顕微鏡本体部が2つ以上の移動回転軸それぞれにお
    いて回転移動可能に支持されており、更に前記移動回転
    軸それぞれにて駆動可能に配置された駆動手段を有する
    ことにより前記顕微鏡本体部の観察方向を変更しうる手
    術用顕微鏡装置において、 前記顕微鏡本体部の観察方向の変更速度を任意の速度に
    設定する手段と、 前記顕微鏡本体部の観察条件や観察状態の変化を検出又
    は算出する手段と、 該結果を基に観察条件や観察状態の変化が生じても前記
    顕微鏡本体部の観察方向の変更速度が前記設定速度とな
    るための駆動条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  7. 【請求項7】 変倍光学系を備え、顕微鏡本体部が2つ
    以上の移動回転軸それぞれにおいて回転移動可能に支持
    されており、更に前記移動回転軸それぞれにて駆動可能
    に配置された駆動手段を有することにより前記顕微鏡本
    体部の観察方向を変更しうる手術用顕微鏡装置におい
    て、 前記顕微鏡本体部の観察方向の変更速度を任意の速度に
    設定する手段と、 観察部の観察倍率を前記変倍光学系により変更する倍率
    変更手段と、 観察倍率を検出又は算出する手段と、 該結果を基に観察倍率の変化が生じても前記顕微鏡本体
    部の観察方向の変更速度が前記設定速度となるための駆
    動条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  8. 【請求項8】 焦点距離可変対物レンズ光学系を備え、
    顕微鏡本体部が2つ以上の移動回転軸各々において回転
    移動可能に支持されており、更に前記移動回転軸それぞ
    れにて駆動可能に配置された駆動手段を有することによ
    り前記顕微鏡本体部の観察方向を変更しうる手術用顕微
    鏡装置において、 前記顕微鏡本体部の観察方向の変更速度を任意の速度に
    設定する手段と、 前記焦点距離可変対物レンズ光学系の焦点距離を変更す
    る焦点距離変更手段と、 焦点距離を検出又は算出する手段と、 該結果を基に焦点距離の変化が生じても前記顕微鏡本体
    部の観察方向の変更速度が前記設定速度となるための駆
    動条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  9. 【請求項9】 顕微鏡本体部が2つ以上の移動回転軸各
    々において回転移動可能に支持されており、更に前記移
    動回転軸それぞれにて駆動可能に配置された駆動手段を
    有することにより前記顕微鏡本体部の観察方向を変更し
    うる手術用顕微鏡装置において、 前記顕微鏡本体部の観察方向の変更速度を任意の速度に
    設定する手段と、 前記移動回転軸それぞれに対する前記顕微鏡本体部の焦
    点位置を変更する顕微鏡上下移動機構と、 前記移動回転軸それぞれに対する前記顕微鏡本体部の焦
    点位置を検出又は算出する手段と、 該結果を基に焦点位置の変化が生じても前記顕微鏡本体
    部の観察方向の変更速度が前記設定速度となるための駆
    動条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
  10. 【請求項10】 顕微鏡本体部が2つ以上の移動回転軸
    各々において回転移動可能に支持されており、更に前記
    移動回転軸それぞれにて駆動可能に配置された駆動手段
    を有することにより前記顕微鏡本体部の観察方向を変更
    しうる手術用顕微鏡装置において、 前記顕微鏡本体部の観察方向の変更速度を任意の速度に
    設定する手段と、 前記顕微鏡本体部の回転移動により変更する前記移動回
    転軸それぞれに対する前記顕微鏡本体部の焦点位置を検
    出又は算出する手段と、 該結果を基に焦点位置の変化が生じても前記顕微鏡本体
    部の観察方向の変更速度が前記設定速度となるための駆
    動条件を求める演算手段と、 該演算手段により求めた駆動条件により前記顕微鏡本体
    部を駆動させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とする手術用顕微鏡装置。
JP8049330A 1996-03-06 1996-03-06 手術用顕微鏡装置 Pending JPH09238951A (ja)

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