JP2006303784A - 画像読取装置及び方法 - Google Patents

画像読取装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006303784A
JP2006303784A JP2005121030A JP2005121030A JP2006303784A JP 2006303784 A JP2006303784 A JP 2006303784A JP 2005121030 A JP2005121030 A JP 2005121030A JP 2005121030 A JP2005121030 A JP 2005121030A JP 2006303784 A JP2006303784 A JP 2006303784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
correction
information
shading correction
digital image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005121030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4448051B2 (ja
JP2006303784A5 (ja
Inventor
Yukichika Ichihashi
幸親 市橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005121030A priority Critical patent/JP4448051B2/ja
Priority to US11/404,665 priority patent/US7796305B2/en
Publication of JP2006303784A publication Critical patent/JP2006303784A/ja
Publication of JP2006303784A5 publication Critical patent/JP2006303784A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4448051B2 publication Critical patent/JP4448051B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/50Image enhancement or restoration by the use of more than one image, e.g. averaging, subtraction
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • G06T2207/10008Still image; Photographic image from scanner, fax or copier

Abstract

【課題】 大型化とコストアップを抑えながら、修正液を利用した文書の印刷物や電子画像について原本の文書に修正液を利用しているかを判別でき、文書の信頼性を確保することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】 画像情報を電位に変換し所望のゲインをかけAD変換し(S1805)、そのデジタル画像に対して高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、高精細な画像処理によって第1のデジタル画像情報を生成し(S1806)、上記デジタル画像に対して高輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成し(S1806)、第1のデジタル画像情報と第2のデジタル画像情報とを合成し第3のデジタル画像情報を生成する(S1807)。
【選択図】 図18

Description

本発明は、画像読取装置及び方法に関する。より詳細には、本発明は、修正液等で修正された原稿の画像を電子化する画像読取装置、画像読取装置によって電子化された画像を記録し印刷するコピー機能を備えた複写機である画像形成装置、コピー機能等を備えた複合機である画像形成装置、画像読取方法、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
図1は、コピー機能、イメージスキャナ機能、イメージ送信機能、イメージ受信機能、プリンタ機能、ボックス保存機能等のうちの任意の機能を備えた、従来の複合機(MFP;Multi Functional Peripheral)である画像形成装置の構成図である。図1に示す画像形成装置は、図中符号101〜104、106によって構成される画像読取装置(いわゆる、スキャナ)を含む。従来の画像形成装置は、図1に示すような構成によって画像読取を行い、画像の電子化、記録を行う。以下、図1を参照し、特に従来の画像読取装置の動作について説明する。
図1において、画像形成装置は、図中符号101のイメージセンサによって原稿画像を電位に置き換え、アナログ電気信号に変換する。この時、102のゲイン装置によってアナログ信号が規定量のゲインを得る。しかし、アナログ信号は、一般的には目標となる紙白・白基準がAD(analog to digital)変換装置103の入力電圧の最大値を超えない程度、若しくは10%〜20%程度入力電圧の最大値より低い値になるように規定される。何故なら、紙白・白基準をAD変換器の前で完全に飛ばしてしまった場合、紙白・白基準の情報が完全に喪失してしまい、高輝度な画像データの情報が消失してしまう為である。また、ゲイン設定を20%以上低く設定すると、高輝度な領域まで原稿情報をデジタル化する事ができる。しかし、この場合、AD変換装置103での離散情報の幅が広くなり、低輝度・中間輝度の精度が悪くなってしまい、結果的に精細な画像を入手する事ができなくなってしまう。
以上のような理由から、一般的には紙白・白基準が飛ばず、低輝度・中間輝度の階調が保たれるように適正な設定をゲイン処理102に設定している。ゲイン処理102によって適正なアナログ電位を得た画像情報は、AD変換装置103によってデジタル画像となる。次に、シェーディング補正装置104によってデジタル画像情報は画素毎に下記の式によりシェーディング補正される。
V'n = C*Vn/Wn
V'n:主走査n画素目のシェーディング補正後のデジタル画像信号
C:シェーディング補正係数
Vn:主走査n画素目のシェーディング補正前のデジタル画像信号
Wn:主走査n画素目の白基準板のデジタル輝度信号(シェーディング補正データ(nは主走査位置))
上記の式により、主走査方向の各画素が補正され、全画素がターゲットとなる白に対して所定のデジタル出力値を出し、画素の出力輝度が揃うように正規化される。この時、輝度の係数であるCを利用して出力最大値、つまり8ビット階調ならば出力255となるレベルを設定するが、この時は一般的には紙白よりも255となる輝度レベルを若干低くし、背景の紙白が完全に255に張り付くように設定する。これは、背景の輝度を低くすると背景が暗くなってしまうためである。この影響として情報圧縮時に圧縮率の低下や、記録時の画質低下、ディスプレイ表示した時の視覚的な問題等がある。
図2は、上述の説明の図で、従来のゲイン調整処理からシェーディング補正までの輝度レベルの調整の説明図である。図2は、イメージセンサ101のユニットが縮小光学系で構成されている場合の一般的な出力輝度の状態を示す図である。図2の上段のグラフに示すように、光が素子に届くまでの距離の差や発光素子の効率の問題で中央部の出力輝度が盛り上がっている。これに対して、図2の中段のグラフに示すように、ゲイン調整で中央のピーク輝度を目標輝度の電位にゲイン処理をし、デジタル化する。その後、図2の下段のグラフに示すように、シェーディング補正で全画素を目標となるデジタル出力となるように、主走査方向に対して全画素を正規化している。
次にシェーディング補正により正規化されたデジタル画像は、画像処理装置106によって、コピーやFAX通信、ネットワーク等を通じてのコンピュータへの転送によるディスプレイ表示を目的として、適正な画像処理が施される。例えば、画像処理装置106では、文字を精細に見せるためのエッジ強調処理や、画像解像度の変換、圧縮処理等が施される。尚、画像処理装置106は、前述のゲイン調整等が自動調整であった場合、ゲイン装置102に対して設定を行う場合もある。
次に、デジタル画像情報は処理装置内のバスを利用して、記憶領域111や記録装置113、ネットワークコントローラ110等に送られて、所望の処理が行われる。
一方、前述の紙白・白基準を基準としている画像読取方法では、修正液等の修正痕が完全に消えてしまう問題がある。つまり、シェーディング補正後の画像において修正液の修正痕は紙白よりも高輝度である為に、修正痕の全ての情報は紙白と同じ最大値(255レベル)とされてしまう。
図5は、上述の問題を説明するための、従来のシェーディング補正後の画像における修正液の修正痕を示す図である。図5に示すように、修正痕は背景と同一となり、原稿を読み取った本人以外の者は、その原稿に修正箇所があるかどうかの判断ができなくなる。この場合、視覚的には美しく精細な画像を入手する事はできる。しかし、領収書や決算書、公文書等の修正液による書換え後にコピー・電子化して提出する事が可能であり、文書の信頼性を著しく失う事になる。
また、修正痕を電子化された原稿画像情報に残す為にシェーディング補正係数を調整すると、前述したように背景も255ではなくなってしまい、出力画像を著しく劣化させる原因となってしまう。
以上の状況を鑑みて、2つの画像読取装置、即ち反射型と透過型の画像読取装置を用いて、両方の差分を取得することによって、修正痕を見分ける方法が提案されている(特許文献1参照)。また、修正前と修正後の画像を比較することによって修正箇所を検出して明示する方法も提案されている(特許文献2参照)。
特開2001−236463号公報 特開2002−118735号公報
しかし、特許文献1の技術では、両方のセンサ(反射型と透過型の画像読取装置)を利用する為には大型化とコストアップが避けられない。また、特許文献2の技術では、前もって修正前画像を読み取る必要があり、文書の修正液による改ざんに対して信頼性の確保は困難である。
よって、従来の画像読取装置と同等の高精細な画像を提供しつつ、大型化とコストアップを抑えたハードウェア構成によって修正液による修正痕を検出できる画像読取装置が求められている。また、電子化された文書が修正液による修正をされているかどうかを電子化後に判断する事が可能な画像読取装置が求められている。このような点において、上記従来技術には未だ改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、大型化とコストアップを抑えながら、修正液を利用した文書の印刷物や電子画像について原本の文書に修正液を利用しているかを判別でき、文書の信頼性を確保することができる、画像読取装置及び方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、1回のスキャン動作において、画像情報を電位に変換し所望のゲインをかけるゲイン手段(302、1202)と、前記ゲイン手段によってゲインをかけられた前記画像情報をデジタル化してデジタル画像を生成するAD変換手段(303、1203)と、前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第1のシェーディング補正手段(304、1204)と、前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第2のシェーディング補正手段(305、1205)と、前記第1のシェーディング補正手段によって得られた画像出力に対して高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理手段(306、1206)と、前記第2のシェーディング補正手段によって得られた画像出力から修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知手段(307、1207)と、前記画像処理手段が生成した前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知手段が生成した前記第2のデジタル画像情報とを合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成手段(308、1208)とを備えたことを特徴とする画像読取装置(実施形態1、2)。
以上の構成により、画像読取装置により第1のシェーディング補正装置と第2のシェーディング補正装置を用いて、第1のシェーディング補正によって従来の高精細な原稿画像を取得し、第2のシェーディング補正によって修正液も読み取る事ができ高輝度まで読み取る事ができるシェーディング補正を行い、上記第1のシェーディング補正装置による第1の画像に対して、上記第2のシェーディング補正装置による第2の画像によって検出した修正痕検出情報を合成する事によって、従来の高精細な原稿画像でありながら、修正痕の情報がわかる画像を提供する(実施形態1、2)。
また上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、スキャン動作において、画像情報を電位に変換し所望のゲインをかけるゲイン手段(1602)と、前記ゲイン手段によってゲインをかけられた前記画像情報をデジタル化してデジタル画像を生成するAD変換手段(1603)と、前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第1の画像出力を生成し、前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第2の画像出力を生成するシェーディング補正手段(1604)と、前記シェーディング補正手段によって得られた前記第1の画像出力に対して高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理手段(1606)と、前記シェーディング補正手段によって得られた前記第2の画像出力から修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知手段(1607)と、前記画像処理手段が生成した前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知手段が生成した前記第2のデジタル画像情報とを合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成手段(1608)とを備えたことを特徴とする(実施形態3)。
以上の構成により、画像読取装置によって、第1のシェーディング補正係数による第1の画像に対して、第2のシェーディング補正係数による第2の画像により検出した修正痕検出情報を合成する事によって、従来の高精細な原稿画像でありながら、修正痕の情報がわかる画像を提供する(実施形態3)。
また上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、上記いずれかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の画像読取方法は、1回のスキャン動作において、ゲイン手段が画像情報を電位に変換し所望のゲインをかけるゲインステップ(S1805、S1905)と、前記ゲインステップにおいてゲインをかけられた前記画像情報をAD変換手段がデジタル化してデジタル画像を生成するAD変換ステップ(S1805、S1905)と、前記AD変換ステップにおいて生成された前記デジタル画像に対して、第1のシェーディング補正手段が白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第1のシェーディング補正ステップ(S1806、S1906)と、前記AD変換ステップにおいて生成された前記デジタル画像に対して、第2のシェーディング補正手段が修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第2のシェーディング補正ステップ(S1806、S1906)と前記第1のシェーディング補正ステップにおいて得られた画像出力に対して、画像処理手段が高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理ステップ(S1806、S1907)と、前記第2のシェーディング補正ステップにおいて得られた画像出力から、修正検知手段が修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知ステップ(S1806、S1907)と、前記画像処理ステップにおいて生成された前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知ステップにおいて生成された前記第2のデジタル画像情報とを、合成手段が合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成ステップ(S1807、S1908)とを備えることを特徴とする(実施形態1、2)。
また上記目的を達成するために、本発明の画像読取方法は、1回目のスキャン動作において、ゲイン手段が画像情報を電位に変換し所望のゲインをかける第1のゲインステップ(S2005)と、前記第1のゲインステップにおいてゲインをかけられた前記画像情報をAD変換手段がデジタル化してデジタル画像を生成する第1のAD変換ステップ(S2005)と、前記第1のAD変換ステップにおいて生成された前記デジタル画像に対して、シェーディング補正手段が白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第1の画像出力を生成する第1のシェーディング補正ステップ(S2006)と、前記第1のシェーディング補正ステップにおいて得られた前記第1の画像出力に対して、画像処理手段が高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理ステップ(S2007)と、2回目のスキャン動作において、前記ゲイン手段が画像情報を電位に変換し所望のゲインをかける第2のゲインステップ(S2008)と、前記第2のゲインステップにおいてゲインをかけられた前記画像情報を前記AD変換手段がデジタル化してデジタル画像を生成する第2のAD変換ステップ(S2008)と、前記第2のAD変換ステップにおいて生成された前記デジタル画像に対して、前記シェーディング補正手段が修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第2の画像出力を生成する第2のシェーディング補正ステップ(S2009)と、前記第2のシェーディング補正ステップにおいて得られた前記第2の画像出力から、修正検知手段が修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知ステップ(S2010)と、前記画像処理ステップにおいて生成された前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知ステップにおいて生成された前記第2のデジタル画像情報とを、合成手段が合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成ステップ(S2011)とを備えることを特徴とする(実施形態3)。
また上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、上記いずれかに記載の画像読取方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、修正痕の輝度に対応する領域を得るために設定された第1の補正係数を用いて、第1の画像データにシェーディング補正を行う第1のシェーディング補正手段と、前記第1の画像データを前記第1のシェーディング補正手段によって補正し生成した第2の画像データに対して、第1の画像処理を行い修正痕の検知を行う修正痕検知手段とを備えたことを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、画像データの修正痕を検知する修正痕検知モードを備えた画像処理装置であって、前記画像データを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された画像データに対して、前記修正痕検知モードが指示されると、前記画像データにシェーディング補正を行うことにより、前記画像データの修正痕を検知する修正痕検知手段とを備えたことを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、画像信号に対して演算処理を行い、前記画像信号を紙白レベルと修正痕レベルに分離する分離手段を備えたことを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の画像処理方法は、修正痕の輝度に対応する領域を得るために設定された第1の補正係数を用いて、第1のシェーディング補正手段が第1の画像データにシェーディング補正を行う第1のシェーディング補正ステップと、前記第1の画像データを前記第1のシェーディング補正ステップにおいて補正し生成した第2の画像データに対して、修正痕検知手段が第1の画像処理を行い修正痕の検知を行う修正痕検知ステップと備えることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の画像処理方法は、画像データの修正痕を検知する修正痕検知モードを備えた画像処理装置の画像処理方法であって、力手段が前記画像データを入力する入力ステップと、記入力ステップにおいて入力された画像データに対して、修正痕検知手段が、前記修正痕検知モードが指示されると、前記画像データにシェーディング補正を行うことにより、前記画像データの修正痕を検知する修正痕検知ステップと備えることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、上記いずれかに記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置の画像処理方法は、分離手段が、画像信号に対して演算処理を行い、前記画像信号を紙白レベルと修正痕レベルに分離することを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、上記に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
尚、特許請求の範囲の構成要素と対応する実施形態中の図中符号等を()で示した。ただし、特許請求の範囲に記載した構成要素は上記()部の実施形態の構成要素に限定されるものではない。
本発明によれば、従来の画像読取装置と比して大型化とコストアップを抑えたハードウェア構成によって修正液による修正痕を検出できる。また、本発明によれば、修正液を利用した文書について、コピー及び電子画像を作った利用者以外の者が、その文書の印刷物や電子画像について原本の文書に修正液を利用しているかを判別できるようになり、文書の信頼性を確保することができる。
以下、図面を参照して本発明を適用できる実施形態を詳細に説明する。尚、本明細書で参照される各図面において同様の機能を有する箇所には同一の符号を付している。
[実施形態1]
(装置構成)
図3は、本発明を適用できる実施形態の画像形成装置の構成図である。図3において、図中符号301は原稿画像を電位に置き換えるイメージセンサである。302はイメージセンサの電位にゲインをかけて所望の電位に引き上げるゲイン装置である。303は電位をデジタル情報に変換するAD変換装置である。304は従来の周知な方法による高精細で適正な画像輝度を得る為の第1のシェーディング補正装置である。305は修正液の輝度を考慮したシェーディング補正を行う第2のシェーディング補正装置である。
306は、第1のシェーディング補正装置304からの入力に対して従来の周知な方法による高精細な画像を得るための画像処理装置である。この画像処理装置では、文字をくっきり見せるエッジ強調やアンシャープマスク、干渉模様(モアレ)を低減させるモアレ補正、利用者の好みに応じた解像度変換やガンマ変換が考えられる。しかし、本実施形態では詳細な処理の説明は周知なために割愛し一般的な画像処理として取り扱う。尚、画像処理装置306は、ゲイン調整等が自動調整であった場合、ゲイン装置302に対して設定を行う場合もある。
307は第2のシェーディング補正装置305からの出力を利用して修正液の修正痕を検知して修正部の位置情報又は修正部マーク画像を出力する修正検知装置である。308は修正検知装置307の検知情報を画像処理装置306からの画像に埋め込む合成装置である。図3に示す画像形成装置は、図中符号301〜308によって構成される画像読取装置を含む。
309は本実施形態の画像形成装置を利用者が操作する為のパネルであり、又表示を行う、ユーザーインタフェースである。310は、本実施形態の画像形成装置において、画像情報、印刷等のタスクをPC(personal computer)等の外部デバイスとLAN(local area network)やUSB(universal serial bus)を利用して連携を行う為のネットワークコントローラである。311は、本実施形態の画像形成装置において、画像情報を一時蓄積する為の画像記憶領域である。312は、本実施形態の画像形成装置の制御を行う為のコントローラであり、画像処理を行う為のCPU(central processing unit)と図18等に示す処理手順に従ってCPUが動作する為のプログラムを含む。313は、本実施形態の画像形成装置において、コピーやプリントをユーザーが選択した場合に画像情報を印刷する為の記録装置である。
図4は、309のユーザーインタフェース部と接続されたオペレーションパネルのボタン操作部の図である。図中符号401は液晶表示部である。402はスタートボタンである。403はボタン部であり、ボタン操作によって本実施形態の画像形成装置の機能モードを決定する。
(動作説明)
図18は、本実施形態の画像形成装置の処理のフローチャートである。上述した画像形成装置の処理を図3も合わせて参照し、以下詳細に説明する。ユーザーが309に繋がる図4に示すオペレーションパネルのボタン操作部において、403を操作することで、公文書モードでの電子画像化を選択した場合または修正痕検知モードを選択した場合を説明する。
コントローラ312はユーザーインタフェース309からの操作情報に基づき、画像読取の開始を行う。先ず、ゲイン装置302に高輝度まで読み取る事ができる状態、つまりゲイン量(Gain1)を小さくした状態でイメージセンサ301に白基準を読み込ませて白基準の電位を得る。この時の白基準は一般的にはリーダー装置に備え付けられた白色板である。この白基準画像はゲイン装置302で小さなゲインをかけられた後にAD変換装置303でデジタル化され、ゲイン調整前デジタル画像が作られる(S1801)。
コントローラ312に制御される画像処理装置306、又はコントローラ312はゲイン調整前デジタル画像の中で最大値になる輝度情報E1(以下、Eは電位を示す)を検出し、実際に原稿を読み取る為の下記のゲインを計算する。
Gain 2= E2 × Gain1 ÷ E1
*E2 は、例えば白基準を2.8Vで出力したい場合は、2.8を代入する。
この時のE2は、本実施形態では修正液の輝度を読み込んだ時の電位がAD変換装置303の入力電圧のレンジ内に納まるようにGain2を調整する(S1802)。Gain2を設定する事でゲイン装置302で適切な電位になったら(S1803)、イメージセンサ301はもう一度白基準を読み込む。読み込まれた画像の電位はGain2によってゲイン装置302でゲインがかけられ、AD変換装置303で画素毎にデジタル変換される。デジタル変換された後に第1のシェーディング補正装置304又は第2のシェーディング補正装置305でシェーディング補正データWn(nは主走査位置)を取得する(S1804)。
次に、イメージセンサ301はユーザーがセットした原稿を読み込む(S1805)。イメージセンサ301が読み込み、原稿の各画素が電位に置き換えられたアナログ画像はゲイン装置302でGain2をかけられて、適正なゲインを得て電位E2となる。次に、AD変換装置303でアナログ画像E2はデジタル画像V2(以下、Vは輝度を示す)に変換されて、第1のシェーディング補正装置304と第2のシェーディング補正装置305へデジタル画像が送られる(S1806)。
S1806において、先ず、第1のシェーディング補正装置304の動作から説明する。第1のシェーディング補正装置304では、高画質な読み取りを行う為に下記の式でのシェーディング補正を行う。
V3n = C1* V2n ÷ Wn
C1:第1のシェーディング補正係数(第1の補正係数)
V3n:シェーディング補正後の主走査n画素目のデジタル画像
V2n :シェーディング補正前の主走査n画素目のデジタル画像
Wn: シェーディング補正データ
一般的には、背景となる紙の白の出力が8ビットの場合は255となる程度のシェーディング補正を行わなくてはならない。その為、C1は紙白を基準として調整を行う。上述したゲイン調整処理からシェーディング補正までの輝度レベルの調整は、図2を参照し説明した従来技術と同じである。
S1806において、次に、第2のシェーディング補正装置305の動作について説明する。第2のシェーディング補正装置305では、修正液を考慮したシェーディング補正を行う。この為の補正式は、
V3n = C2* V2n ÷ Wn(第2の補正係数)
C2:第2のシェーディング補正係数
V3n:シェーディング補正後のn画素目のデジタル画像
V2n :シェーディング補正前のn画素目のデジタル画像
Wn: シェーディング補正データ
である。第2のシェーディング補正係数は、紙白よりも輝度の高い修正液痕が対象となる。この時、第2のシェーディング補正係数C2は、修正液の輝度は255に張り付くが紙白(背景)はサチレーションを起こさない値に設定しておく。つまり修正液部分のみが255になり、それ以外は254以下の情報が得られるようになる。
図6は、この時のC1、C2によるシェーディング補正1と2についての関係を示した図である。図6において、横軸の入力輝度が紙白の230であった場合、第1のシェーディング補正装置304の出力ではVmax(255)に張り付くように正規化される。しかし、同様の入力輝度に対して、第2のシェーディング補正装置305のシェーディング補正では、出力は輝度235のレベルに正規化されている。一方、入力が輝度250である修正液の白の修正痕は、第1のシェーディング補正装置304の出力でも第2のシェーディング補正装置305の出力でも輝度255に正規化される。第2のシェーディング補正装置305を用いることで、入力輝度が紙白レベルであれば出力輝度が200〜250付近になり、入力輝度が修正痕レベルであれば出力輝度がVmax(255)になる。よって、入力輝度に対してシェーディング補正装置2の入出力特性を用いて演算処理を行うことにより、入力輝度を紙白レベルと修正痕レベルに分離することができる。
第1のシェーディング補正装置304からの紙白を考慮した出力値V3は画像処理装置306でユーザーが選択したモードによる画像処理が行われる(S1806)。画像処理装置306での画像処理については、本発明の本質には関係がないため詳細な説明は省略する。画像処理装置306は、一般的にはエッジ強調やガンマ変換等を行い、高画質な画像を得られるように処理を行う。
一方、第2のシェーディング補正装置305から出力される画像は修正検知装置307で修正箇所が検知される(S1806)。修正箇所の検知方法の例として以下、2つの例を説明する。
検知方法(S1806の処理の一部)の例1
図7は、本実施形態の修正液痕検知方法の第1の例のフローチャートである。図6を参照し前述したように255に張り付いている領域が修正液の白を検出している。したがって、図7において、第2のシェーディング補正装置305から出力される画像に対して、コントローラ312は、S701で先ず255若しくは255−α(αは設定可能)を閾値として単純2値による2値化を行う。この時、1を修正液画素、0を非修正液画素とする。S701において2値化された画像の例を図8に示す。
次にS702において、コントローラ312は、修正液とは考えられない孤立点を除去する。孤立点は、ノイズやゴミ等の理由で発生する。孤立点除去は、非修正液部を修正液画素と判定してしまう事を防ぐ。
次に修正液痕検知について説明する。S703で、コントローラ312は、修正液部と非修正液部の境目である閉曲線を検知する。図9は、S703における、本実施形態の修正液痕検知での閉曲線検知の説明図である。図9において、コントローラ312は、主走査方向に走査して最初の修正液画素を探す。この時の修正液画素は非修正液画素との境界線であるので、コントローラ312は、1を検知したらその周辺画素をチェックする。例えば、図9では最初の注目画素の上・右上・左・左上・左下が非修正液画素、右・右下・下が修正液画素である。よって、最初の注目画素の右又は下の画素(境界線)を次の注目画素とする。このような処理を繰り返して修正液画素の端、非修正液画素の境目を走査して行く。そして、もとの最初の注目画素に戻ったら、それまでに走査した注目画素の軌跡は、修正液が乗っている部分のエッジであり、その内側は修正液ということになる。この処理を画像の全領域について行う。
次のS704で、前述の処理をして軌跡の連続画素数が少ない領域、つまり修正液部分が小さい領域は、修正液がついていても文字修正に使われている可能性は少なく、孤立点と同等の扱いができるため、その領域は非修正液とする。一方、修正液のエッジ軌跡の連続量が大きすぎる領域は、一般的な修正液の使い方では起こりえない為、輝度の高い特殊な紙を使用した可能性が高い為、その紙の全てを修正液領域として修正液情報を作成する。これら連続量の閾値については、パラメータとして設定できるようにしておく。以上に述べた修正液部検知の情報を1ページ分作成したら合成装置308に転送する。
検知方法(S1806の処理の一部)の例2
図10は、本実施形態の修正液痕検知方法の第2の例のフローチャートである。図6を参照し前述したように255に張り付いている領域が修正液の白を検出している。したがって、図10において、第2のシェーディング補正装置305から出力される画像に対して、コントローラ312は、S1001で先ず255若しくは255−α(αは設定可能)を閾値として単純2値による2値化を行う。この時、1を修正液画素、0を非修正液画素とする。S1001において2値化された画像の例を図8に示す。
次にS1002において、コントローラ312は、修正液とは考えられない孤立点を除去する。孤立点は、ノイズやゴミ等の理由で発生する。孤立点除去は、非修正液部を修正液画素と判定してしまう事を防ぐ。
次に修正液痕検知について説明する。S1003で、コントローラ312は、修正液部のカタマリを算出する。図11は、S1003における、本実施形態の修正液痕検知でのカタマリ検知の説明図である。図11において、コントローラ312は、図示されたような2値化信号を検出した場合、主走査方向と副走査方向について、修正部領域(図11では「1」の画素)の連続量を測定する。この処理を画像の全領域について行う。
次のS1004で、前述の処理をしてその連続量が主走査・副走査に対して一定量を超えた領域は、修正液による修正箇所と判断する事ができる。反対に、修正領域の主走査・副走査の連続量においてある一定の大きさを超えない領域は、修正液のカタマリとは判断せず、ゴミやノイズの影響と同様の扱い、つまり孤立領域として非修正液痕の領域とする。図11では中央の大きな領域は修正液痕領域とし、右下の小さな領域は孤立領域として非修正液領域とする。尚、当然「0」で表されている領域は全て非修正液痕領域である。これら連続量の閾値については、パラメータとして設定できるようにしておく。以上に述べた修正液部検知の情報を1ページ分作成したら合成装置308に転送する。
画像の合成(S1807)の例1
上記S1806までの処理によって、画像と修正液痕情報を作り出し、合成装置308によって画像と修正液痕情報の画像が合成される。画像の合成方法の例として、合成装置308での画像の合成例1について述べる(S1807)。適正な画像処理が行われた画像処理装置306の画像は合成装置308に送られる。また、修正検知装置307で修正液情報は合成装置308へ送られる。
合成装置308は、この2つの画像情報を合成する。修正液のエッジ部分については画素の輝度を0とする事で、黒い枠線を作り、第3者が視認できる様にする事ができる。
画像の合成(S1807)の例2
上記S1806までの処理によって、画像と修正液痕情報を作り出し、合成装置308によって画像と修正液痕情報の画像が合成される。画像の合成方法の例として、合成装置308での画像の合成例2について述べる(S1807)。適正な画像処理が行われた画像処理装置306の画像は合成装置308に送られる。また、修正検知装置307で修正液情報は合成装置308へ送られる。
合成装置308は、修正検知装置307の修正液情報を電子透かしとして、画像処理装置306から出力された画像に埋め込む。具体的には、画像処理装置306から出力された画像はフーリエ変換され周波数情報に置き換えられる。その周波数情報に修正検知装置307から出力された修正液情報を合成する。次に修正液情報と合成された周波数情報を逆フーリエ変換して元の画像に戻す。こうする事で、修正液情報は画像の中で拡散され、専用の解析処理を行わなければ修正液情報は取り出せなくなる。
後処理
前述の「検知方法の例1」又は「検知方法の例2」、そして「画像の合成の例1」又は「画像の合成の例2」の組み合わせによって、本実施形態の出力デジタル画像を生成する。
以上の処理を終えると、コントローラ312は、出力デジタル画像を画像記憶領域311に出蓄積し(S1808)、ネットワークコントローラ310を通じてネットワークに転送し、パーソナルコンピュータ等に転送する。また、コントローラ312は、出力デジタル画像を記録装置313に送り、プリントアウトを行う事も可能である。また、コントローラ312は、画像の中に修正領域があった場合は、ユーザーインタフェース309を通じてユーザーへの警告等を行う。もし、修正部分が発見されなかった場合には、それを証明するマークを画像に添付する等の処理を行うようにしてもよい。
[実施形態2]
上述の実施形態1では、修正検知装置307において、第2のシェーディング補正装置305からの出力を利用して修正液の修正痕を検知して修正部の位置情報又は修正部マーク画像を出力する実施の形態を示した。
本実施形態2は、修正検知装置において、第1のシェーディング補正装置と第2のシェーディング補正装置からの出力を利用して修正液の修正痕を検知して修正部の位置情報又は修正部マーク画像を出力する。
(装置構成)
図12は、本発明を適用できる実施形態の画像形成装置の構成図である。図12において、図中符号1201は原稿画像を電位に置き換えるイメージセンサである。1202はイメージセンサの電位にゲインをかけて所望の電位に引き上げるゲイン装置である。1203は電位をデジタル情報に変換するAD変換装置である。1204は従来の周知な方法による高精細で適正な画像輝度を得る為の第1のシェーディング補正装置である。1205は修正液の輝度を考慮したシェーディング補正を行う第2のシェーディング補正装置である。
1206は、第1のシェーディング補正装置1204からの入力に対して従来の高精細な画像を得るための画像処理装置である。この画像処理装置では、文字をくっきり見せるエッジ強調やアンシャープマスク、干渉模様(モアレ)を提言させるモアレ補正、利用者の好みに応じた解像度変換やガンマ変換が考えられる。しかし、本実施形態では詳細な処理の説明は周知なために割愛して一般的な画像処理として取り扱う。尚、画像処理装置1206は、ゲイン調整等が自動調整であった場合、ゲイン装置1202に対して設定を行う場合もある。
1207は第1のシェーディング補正装置1204と第2のシェーディング補正装置1205からの出力を利用して修正液の修正痕を検知して修正部の位置情報又は修正部マーク画像を出力する修正検知装置である。1208は修正検知装置1207の検知情報を画像処理装置1206の画像に埋め込合成装置である。図12に示す画像形成装置は、図中符号1201〜1208によって構成される画像読取装置を含む。
1209は本本実施形態の画像形成装置を利用者が操作する為のパネルであり、又表示を行う、ユーザーインタフェースである。1210は、本実施形態の画像形成装置において、画像情報・印刷等のタスクをPC等の外部デバイスとLANやUSBを利用して連携を行う為のネットワークコントローラである。1211は、本実施形態の画像形成装置において、画像情報を一時蓄積する為の画像記憶領域である。1212は、本実施形態の画像形成装置の制御を行う為のコントローラであり、画像処理を行う為のCPUと図19等に示す処理手順に従ってCPUが動作する為のプログラムを含む。1213は、本実施形態の画像形成装置において、コピーやプリントをユーザーが選択した場合に画像情報を印刷する為の記録装置である。
図4は、1209のユーザーインタフェース部と接続されたオペレーションパネルのボタン操作部の図である。図中符号401は液晶表示部である。402はスタートボタンである。403はボタン部であり、ボタン操作によって本実施形態の画像形成装置の機能モードを決定する。
(動作説明)
図19は、本実施形態の画像形成装置の処理のフローチャートである。上述した画像形成装置の処理を図19も合わせて参照し、以下詳細に説明する。ユーザーが1209に繋がる図4に示すオペレーションパネルのボタン操作部において、403を操作することで、公文書モードでの電子画像化を選択した場合を説明する。
コントローラ1212はユーザーインタフェース1209からの操作情報に基づき、画像読取の開始を行う。先ず、ゲイン装置1202に高輝度まで読み取る事ができる状態、つまりゲイン量(Gain1)を小さくした状態でイメージセンサに白基準を読み込ませて白基準の電位を得る。この時の白基準は一般的にはリーダー装置に備え付けられた白色板である。この白基準画像はゲイン装置1202で小さなゲインをかけられた後にAD変換装置1203でデジタル化され、ゲイン調整前デジタル画像が作られる(S1901)。
コントローラ1212に制御される画像処理装置1206又はコントローラ1212はゲイン調整前デジタル画像の中で最大値になる輝度情報E1(以下、Eは電位を示す)を検出し、実際に原稿を読み取る為の下記ゲインを計算する。
Gain 2= E2 × Gain1 ÷ E1
*E2 は、例えば白基準を2.8Vで出力したい場合は、2.8を代入する。
この時のE2は、本実施形態では修正液の輝度を読み込んだ時の電位がAD変換装置1203の入力電圧のレンジ内に納まるようにGain2を調整する(S1902)。Gain2を設定する事でゲイン装置1202で適切な電位になったら(S1903)、イメージセンサ1201はもう一度白基準を読み込む。読み込まれた画像の電位はGain2によってゲイン装置1202でゲインがかけられ、AD変換装置1203で画素毎にデジタル変換される。デジタル変換された後に第1のシェーディング補正装置1204又は第2のシェーディング補正装置1205でシェーディング補正データWi(iは主走査位置)を取得する(S1904)。
次に、イメージセンサ1201はユーザーがセットした原稿を読み込む(S1905)。イメージセンサ1201が読み込み、原稿の各画素が電位に置き換えられたアナログ画像はゲイン装置1202でGain2をかけられて、適正なゲインを得て電位E2となる。次に、AD変換装置1203でアナログ画像E2はデジタル画像V2(以下、Vは輝度を示す)に変換されて、第1のシェーディング補正装置1204と第2のシェーディング補正装置1205へデジタル画像が送られる(S1906)。
S1906において、先ず、第1のシェーディング補正装置1204の動作から説明する。第1のシェーディング補正装置1204では、高画質な読み取りを行う為の下記の式でのシェーディング補正を行う。
V_shd1(i,j) = C1* V_2(i,j) ÷ Wi (iは主走査位置、jは副走査位置)
C1:第1のシェーディング補正係数
V_shd1(i,j):シェーディング補正後の走査(i,j)画素目のデジタル画像
V_2(i,j) :シェーディング補正前の走査(i,j)画素目のデジタル画像
Wi: シェーディング補正データ
一般的には、背景となる紙の白の出力が8ビットの場合は255となる程度のシェーディング補正を行わなくてはならない。その為、C1は紙白を基準として調整を行う。上述したゲイン調整処理からシェーディング補正までの輝度レベルの調整は、図2を参照し説明した従来技術に準じる。
S1906において、次に、第2のシェーディング補正装置1205の動作について説明する。第2のシェーディング補正装置1205では、背景の白紙と修正液を考慮したシェーディング補正を行う。この為の補正式は、
V_shd2(i,j) = C2* V_2(i,j) ÷ Wi
C2:第2のシェーディング補正係数
V_shd2(i,j):シェーディング補正後の(i,j)画素目のデジタル画像
V_2(i,j) :シェーディング補正前の(i,j)画素目のデジタル画像
Wi: シェーディング補正データ
である。第2のシェーディング補正係数は、紙白よりも輝度の高い修正液痕が対象となる。この時、第2の補正係数は、修正液痕も白紙も輝度が255に張り付かない状態に調整する。
図13は、この時のC1、C2によるシェーディング補正1と2における入力輝度と出力輝度の関係を示した図である。図13において、第1のシェーディング補正装置1204では、紙白である入力輝度230も出力輝度は255に張り付いている。また修正液痕の輝度である250も255に張り付いている。一方、第2のシェーディング補正装置1205では、紙白の入力輝度230は出力輝度245となり、修正液痕の入力輝度250は出力輝度253(平均値)となり、いずれも255に張り付いていない。
第1のシェーディング補正装置1204からの紙白を考慮した出力値V_shd1は画像処理装置1206でユーザーが選択したモードによる画像処理が行われる(S1907)。画像処理装置1206での画像処理については、本発明の本質には関係がないため詳細な説明は省略する。画像処理装置1206は、一般的にはエッジ強調やガンマ変換等を行い、高画質な画像を得られるように処理を行う。
一方、第1のシェーディング補正装置1204から出力される画像と第2のシェーディング補正装置1205から出力される画像を利用して修正検知装置1207で修正箇所が検知される(S1907)。修正箇所の検知方法の例を以下説明する。
図14は、本実施形態の修正液痕検知方法(S1907の処理の一部)の例のフローチャートである。コントローラ1212は、S1401で下記式を全画素の処理に適用する。
S(i,j)=V_shd2(i,j) − C2/C1×V_shd1(i,j)
この式を利用する事で、図13の紙白+修正液痕のレベルのみがS(i,j)として残る。次に、コントローラ1212は、S1402でS(i,j)のコントラストを高める。これにより、紙白レベルと修正液痕レベルの境界を広くすることができる。次に、コントローラ1212は、S1403で輝度S(i,j)に対する画素数を表すヒストグラムを取得する。そして、コントローラ1212は、S1404でそのヒストグラムを利用して、紙白の領域と修正液痕の領域の境目の輝度を背景・修正液痕の境界閾値(2値化閾値)として算出する(図15を参照し後述)。
次いで、第2のシェーディング補正装置1205から出力される画像に対して、コントローラ1212は、S1405で上述の2値化閾値によって単純2値による2値化を行う。この時、1を修正液画素、0を非修正液画素とする。
図15は、S1401からS1404の処理について、処理画像をヒストグラムで表した図である。図15の上段のヒストグラムは、処理前のV_shd2についてのヒストグラムを表す。処理前のV_shd2のヒストグラムには、低輝度領域に画像部が存在し、高輝度領域に紙白領域と修正液痕領域が存在する。しかし、図15の下段のヒストグラムに示すように、S1401からS1404の処理後には修正液領域と紙白領域のみが高コントラストな状態で残り、2値化閾値が算出し易くなる。
次にS1406において、コントローラ1212は、修正液とは考えられない孤立点を除去する。孤立点は、ノイズやゴミ等の理由で発生する。孤立点除去は、非修正液部を修正液画素と判定してしまう事を防ぐ。
次に修正液痕検知について説明する。修正液痕検知は、以下のように、閉曲線検知を行う方法、又はカタマリ検知を行う方法がある。
閉曲線検知を行う方法
S1407で、コントローラ312は、修正液部と非修正液部の境目である閉曲線を検知する。図9は、S1407における、本実施形態の修正液痕検知での閉曲線検知の説明図である。図9において、コントローラ1212は、主走査方向に走査して最初の修正液画素を探す。この時の修正液画素は非修正液画素との境界線であるので、コントローラ1212は、1を検知したらその周辺画素をチェックする。例えば、図9では最初の注目画素の上・右上・左・左上・左下が非修正液画素、右・右下・下が修正液画素である。よって、最初の注目画素の右又は下の画素(境界線)を次の注目画素とする。このような処理を繰り返して修正液画素の端、非修正液画素の境目を走査して行く。そして、もとの最初の注目画素に戻ったら、それまでに走査した注目画素の軌跡は、修正液が乗っている部分のエッジであり、その内側は修正液ということになる。この処理を画像の全領域について行う。
次のS1408で、前述の処理をして軌跡の連続画素数が少ない領域、つまり修正液部分が小さい領域は、修正液がついていても文字修正に使われている可能性は少なく、孤立点と同等の扱いができるため、その領域は非修正液とする。一方、修正液のエッジ軌跡の連続量が大きすぎる領域は、一般的な修正液の使い方では起こりえない為、輝度の高い特殊な紙を使用した可能性が高い為、その紙の全てを修正液領域として修正液情報を作成する。これら連続量の閾値については、パラメータとして設定できるようにしておく。以上に述べた修正液部検知の情報を1ページ分作成したら合成装置1208に転送する。
カタマリ検知を行う方法
S1407で、コントローラ1212は、修正液部のカタマリを算出する。図11は、S1407における、本実施形態の修正液痕検知でのカタマリ検知の説明図である。図11において、コントローラ1212は、図示されたような2値化信号を検出した場合、主走査方向と副走査方向について、修正部領域(図11では「1」の画素)の連続量を測定する。この処理を画像の全領域について行う。
次のS1408で、前述の処理をしてその連続量が主走査・副走査に対して一定量を超えた領域は、修正液による修正箇所と判断する事ができる。反対に、修正領域の主走査・副走査の連続量においてある一定の大きさを超えない領域は、修正液のカタマリとは判断せず、ゴミやノイズの影響と同様の扱い、つまり孤立領域として非修正液痕の領域とする。図11では中央の大きな領域は修正液痕領域とし、右下の小さな領域は孤立領域として非修正液領域とする。尚、当然「0」で表されている領域は全て非修正液痕領域である。これら連続量の閾値については、パラメータとして設定できるようにしておく。以上に述べた修正液部検知の情報を1ページ分作成したら合成装置1208に転送する。
画像の合成(S1908)の例1
上記S1907までの処理によって、画像と修正液痕情報を作り出し、合成装置1208によって画像と修正液痕情報の画像が合成される。画像の合成方法の例として、合成装置1208での画像の合成例1について述べる(S1908)。適正な画像処理が行われた画像処理装置1206の画像は合成装置1208に送られる。また、修正検知装置1207で修正液情報は合成装置1208へ送られる。
合成装置1208は、この2つの画像情報を合成する。修正液のエッジ部分については画素の輝度を0とする事で、黒い枠線を作り、第3者が視認できる様にする事ができる。
画像の合成(S1908)の例2
上記S1907までの処理によって、画像と修正液痕情報を作り出し、合成装置1208によって画像と修正液痕情報の画像が合成される。画像の合成方法の例として、合成装置1208での画像の合成例2について述べる(S1908)。適正な画像処理が行われた画像処理装置1206の画像は合成装置1208に送られる。また、修正検知装置1207で修正液情報は合成装置1208へ送られる。
合成装置1208は、修正検知装置1207の修正液情報を電子透かしとして、画像処理装置1206から出力された画像に埋め込む。具体的には、画像処理装置1206から出力された画像はフーリエ変換され周波数情報に置き換えられる。その周波数情報に修正検知装置1207から出力された修正液情報を合成する。次に修正液情報と合成された周波数情報を逆フーリエ変換して元の画像に戻す。こうする事で、修正液情報は画像の中で拡散され、専用の解析処理を行わなければ修正液情報は取り出せなくなる。
後処理
前述の「閉曲線検知を行う方法」又は「カタマリ検知を行う方法」、そして「画像の合成の例1」又は「画像の合成の例2」の組み合わせによって、本実施形態の出力デジタル画像を生成する。
以上の処理を終えると、コントローラ1212は、出力デジタル画像を画像記憶領域1211に出蓄積し(S1909)、ネットワークコントローラ1210を通じてネットワークに転送し、パーソナルコンピュータ等に転送する。また、コントローラ1212は、出力デジタル画像を記録装置1213に送り、プリントアウトを行う事も可能である。また、コントローラ1212は、画像の中に修正領域があった場合は、ユーザーインタフェース1209を通じてユーザーへの警告等を行う。もし、修正部分が発見されなかった場合には、それを証明するマークを画像に添付する等の処理を行うようにしてもよい。
[実施形態3]
上述の実施形態1では、修正検知装置307において、第2のシェーディング補正装置305からの出力を利用して修正液の修正痕を検知して修正部の位置情報又は修正部マーク画像を出力する実施の形態を示した。
本実施形態3は、修正検知装置において、1つのシェーディング補正装置からの2回目スキャンの出力を利用して修正液の修正痕を検知して修正部の位置情報又は修正部マーク画像を出力する。
(装置構成)
図16は、本発明を適用できる実施形態の画像形成装置の構成図である。図16において、図中符号1601は原稿画像を電位に置き換えるイメージセンサである。1602はイメージセンサの電位にゲインをかけて所望の電位に引き上げるゲイン装置である。1603は電位をデジタル情報に変換するAD変換装置である。1604はシェーディング補正を行うシェーディング補正装置である。
1606は、シェーディング補正装置1604からの入力に対して従来の周知な方法による高精細な画像を得るための画像処理装置である。この画像処理装置では、文字をくっきり見せるエッジ強調やアンシャープマスク、干渉模様(モアレ)を低減させるモアレ補正、利用者の好みに応じた解像度変換やガンマ変換が考えられる。しかし、本実施形態では詳細な処理の説明は周知なために割愛し一般的な画像処理として取り扱う。尚、画像処理装置1606は、ゲイン調整等が自動調整であった場合、ゲイン装置1602に対して設定を行う場合もある。
1607はシェーディング補正装置1604からの出力を利用して修正液の修正痕を検知して修正部の位置情報又は修正部マーク画像を出力する修正検知装置である。1608は修正検知装置1607の検知情報を画像処理装置1606からの画像に埋め込む合成装置である。
1609は本実施形態の画像形成装置を利用者が操作する為のパネルであり、又表示を行う、ユーザーインタフェースである。1610は、本実施形態の画像形成装置において、画像情報、印刷等のタスクをPC等の外部デバイスとLANやUSBを利用して連携を行う為のネットワークコントローラである。1611は、本実施形態の画像形成装置において、画像情報を一時蓄積する為の画像記憶領域である。1612は、本実施形態の画像形成装置の制御を行う為のコントローラであり、画像処理を行う為のCPUと図20等に示す処理手順に従ってCPUが動作する為のプログラムを含む。1613は、本実施形態の画像形成装置において、コピーやプリントをユーザーが選択した場合に画像情報を印刷する為の記録装置である。
図4は、1609のユーザーインタフェース部と接続されたオペレーションパネルのボタン操作部の図である。図中符号401は液晶表示部である。402はスタートボタンである。403はボタン部であり、ボタン操作によって本実施形態の画像形成装置の機能モードを決定する。
(動作説明)
図20は、本実施形態の画像形成装置の処理のフローチャートである。上述した画像形成装置の処理を図18も合わせて参照し、以下詳細に説明する。ユーザーが309に繋がる図4に示すオペレーションパネルのボタン操作部において、403を操作することで、公文書モードでの電子画像化を選択した場合を説明する。
コントローラ1612はユーザーインタフェース1609からの操作情報に基づき、画像読取の開始を行う。先ず、ゲイン装置1602に高輝度まで読み取る事ができる状態、つまりゲイン量(Gain1)を小さくした状態でイメージセンサ1601に白基準を読み込ませて白基準の電位を得る。この時の白基準は一般的にはリーダー装置に備え付けられた白色板である。この白基準画像はゲイン装置1602で小さなゲインをかけられた後にAD変換装置1603でデジタル化され、ゲイン調整前デジタル画像が作られる(S2001)。
コントローラ1612に制御される画像処理装置1606、又はコントローラ1612はゲイン調整前デジタル画像の中で最大値になる輝度情報E1(以下、Eは電位を示す)を検出し、実際に原稿を読み取る為の下記のゲインを計算する。
Gain 2= E2 × Gain1 ÷ E1
*E2 は、例えば白基準を2.8Vで出力したい場合は、2.8を代入する。
この時のE2は、本実施形態では修正液の輝度を読み込んだ時の電位がAD変換装置1603の入力電圧のレンジ内に納まるようにGain2を調整する(S2002)。Gain2を設定する事でゲイン装置1602で適切な電位になったら(S2003)、イメージセンサ1601はもう一度白基準を読み込む。読み込まれた画像の電位はGain2によってゲイン装置1602でゲインがかけられ、AD変換装置1603で画素毎にデジタル変換される。デジタル変換された後にシェーディング補正装置1604でシェーディング補正データWn(nは主走査位置)を取得する(S2004)。
次に、イメージセンサ1601はユーザーがセットした原稿を読み込む(S2005)。イメージセンサ1601が読み込み、原稿の各画素が電位に置き換えられたアナログ画像はゲイン装置1602でGain2をかけられて、適正なゲインを得て電位E2となる。次に、AD変換装置1603でアナログ画像E2はデジタル画像V2(以下、Vは輝度を示す)に変換されて、シェーディング補正装置1604へデジタル画像が送られる(S2006)。
S2006において、先ず、シェーディング補正装置1604では、高画質な読み取りを行う為に下記の式でのシェーディング補正を行う。
V3n = C1* V2n ÷ Wn
C1:第1のシェーディング補正係数
V3n:シェーディング補正後の主走査n画素目のデジタル画像
V2n :シェーディング補正前の主走査n画素目のデジタル画像
Wn: シェーディング補正データ
一般的には、背景となる紙の白の出力が8ビットの場合は255となる程度のシェーディング補正を行わなくてはならない。その為、C1は紙白を基準として調整を行う。上述したゲイン調整処理からシェーディング補正までの輝度レベルの調整は、図2を参照し説明した従来技術と同じである。
次にもう一度、イメージセンサ1601はユーザーがセットした原稿を読み込む(S2008)。イメージセンサ1601が読み込み、原稿の各画素が電位に置き換えられたアナログ画像はゲイン装置1602でGain2をかけられて、適正なゲインを得て電位E2となる。次に、AD変換装置1603でアナログ画像E2はデジタル画像V2に変換されて、シェーディング補正装置1604へデジタル画像が送られる(S2009)。
S2009において、次に、シェーディング補正装置1604では、修正液を考慮したシェーディング補正を行う。この為の補正式は、
V3n = C2* V2n ÷ Wn
C2:第2のシェーディング補正係数
V3n:シェーディング補正後のn画素目のデジタル画像
V2n :シェーディング補正前のn画素目のデジタル画像
Wn: シェーディング補正データ
である。第2のシェーディング補正係数は、紙白よりも輝度の高い修正液痕が対象となる。この時、第2の補正係数は、修正液の輝度は255に張り付くが紙白(背景)はサチレーションを起こさない値に設定しておく。つまり修正液部分のみが255になり、それ以外は254以下の情報が得られるようになる。
図17は、この時のC1,C2による1回目スキャン(S2005)と2回目スキャン(S2008)についての関係を示した図である。図17において、横軸の入力輝度が紙白の輝度230であった場合、1回目スキャンの出力では輝度Vmax(255)に張り付くように正規化される。しかし、同様の入力輝度に対して、2回目スキャンのシェーディング補正では、出力は輝度235のレベルに正規化されている。一方、入力が輝度250である修正液の白の修正痕は、1回目スキャンの出力でも2回目スキャンの出力でも輝度255に正規化される。
1回目スキャンでのシェーディング補正装置1604からの紙白を考慮した出力値V3は画像処理装置1606でユーザーが選択したモードによる画像処理が行われる(S2007)。画像処理装置1606での画像処理については、本発明の本質には関係がないため詳細な説明は省略する。画像処理装置1606は、一般的にはエッジ強調やガンマ変換等を行い、高画質な画像を得られるように処理を行う。
一方、2回目スキャンでのシェーディング補正装置1604から出力される画像は修正検知装置1607で修正箇所が検知される(S2010)。修正箇所の検知方法の例として以下、2つの例を説明する。
検知方法(S2010の処理の一部)の例1
図7は、本実施形態の修正液痕検知方法の第1の例のフローチャートである。図17を参照し前述したように255に張り付いている領域が修正液の白を検出している。したがって、図7において、シェーディング補正装置1604から2回目スキャンで出力される画像に対して、コントローラ1612は、S701で先ず255若しくは255−α(αは設定可能)を閾値として単純2値による2値化を行う。この時、1を修正液画素、0を非修正液画素とする。S701において2値化された画像の例を図8に示す。
次にS702において、コントローラ1612は、修正液とは考えられない孤立点を除去する。孤立点は、ノイズやゴミ等の理由で発生する。孤立点除去は、非修正液部を修正液画素と判定してしまう事を防ぐ。
次に修正液痕検知について説明する。S703で、コントローラ1612は、修正液部と非修正液部の境目である閉曲線を検知する。図9は、S703における、本実施形態の修正液痕検知での閉曲線検知の説明図である。図9において、コントローラ1612は、主走査方向に走査して最初の修正液画素を探す。この時の修正液画素は非修正液画素との境界線であるので、コントローラ1612は、1を検知したらその周辺画素をチェックする。例えば、図9では最初の注目画素の上・右上・左・左上・左下が非修正液画素、右・右下・下が修正液画素である。よって、最初の注目画素の右又は下の画素(境界線)を次の注目画素とする。このような処理を繰り返して修正液画素の端、非修正液画素の境目を走査して行く。そして、もとの最初の注目画素に戻ったら、それまでに走査した注目画素の軌跡は、修正液が乗っている部分のエッジであり、その内側は修正液ということになる。この処理を画像の全領域について行う。
次のS704で、前述の処理をして軌跡の連続画素数が少ない領域、つまり修正液部分が小さい領域は、修正液がついていても文字修正に使われている可能性は少なく、孤立点と同等の扱いができるため、その領域は非修正液とする。一方、修正液のエッジ軌跡の連続量が大きすぎる領域は、一般的な修正液の使い方では起こりえない為、輝度の高い特殊な紙を使用した可能性が高い為、その紙の全てを修正液領域として修正液情報を作成する。これら連続量の閾値については、パラメータとして設定できるようにしておく。以上に述べた修正液部検知の情報を1ページ分作成したら合成装置1608に転送する。
検知方法(S2010の処理の一部)の例2
図10は、本実施形態の修正液痕検知方法の第2の例のフローチャートである。図17を参照し前述したように255に張り付いている領域が修正液の白を検出している。したがって、図10において、シェーディング補正装置1604から2回目スキャンで出力される画像に対して、コントローラ1612は、S1001で先ず255若しくは255−α(αは設定可能)を閾値として単純2値による2値化を行う。この時、1を修正液画素、0を非修正液画素とする。S1001において2値化された画像の例を図8に示す。
次にS1002において、コントローラ1612は、修正液とは考えられない孤立点を除去する。孤立点は、ノイズやゴミ等の理由で発生する。孤立点除去は、非修正液部を修正液画素と判定してしまう事を防ぐ。
次に修正液痕検知について説明する。S1003で、コントローラ1612は、修正液部のカタマリを算出する。図11は、S1003における、本実施形態の修正液痕検知でのカタマリ検知の説明図である。図11において、コントローラ1612は、図示されたような2値化信号を検出した場合、主走査方向と副走査方向について、修正部領域(図11では「1」の画素)の連続量を測定する。この処理を画像の全領域について行う。
次のS1004で、前述の処理をしてその連続量が主走査・副走査に対して一定量を超えた領域は、修正液による修正箇所と判断する事ができる。反対に、修正領域の主走査・副走査の連続量においてある一定の大きさを超えない領域は、修正液のカタマリとは判断せず、ゴミやノイズの影響と同様の扱い、つまり孤立領域として非修正液痕の領域とする。図11では中央の大きな領域は修正液痕領域とし、右下の小さな領域は孤立領域として非修正液領域とする。尚、当然「0」で表されている領域は全て非修正液痕領域である。これら連続量の閾値については、パラメータとして設定できるようにしておく。以上に述べた修正液部検知の情報を1ページ分作成したら合成装置1608に転送する。
画像の合成(S2011)の例1
上記S2010までの処理によって、画像と修正液痕情報を作り出し、合成装置1608によって画像と修正液痕情報の画像が合成される。画像の合成方法の例として、合成装置1608での画像の合成例1について述べる(S1011)。適正な画像処理が行われた画像処理装置1606の画像は合成装置1608に送られる。また、修正検知装置1607で修正液情報は合成装置1608へ送られる。
合成装置1608は、この2つの画像情報を合成する。修正液のエッジ部分については画素の輝度を0とする事で、黒い枠線を作り、第3者が視認できる様にする事ができる。
画像の合成(S2011)の例2
上記S2011までの処理によって、画像と修正液痕情報を作り出し、合成装置1608によって画像と修正液痕情報の画像が合成される。画像の合成方法の例として、合成装置1608での画像の合成例2について述べる(S2011)。適正な画像処理が行われた画像処理装置1606の画像は合成装置1608に送られる。また、修正検知装置1607で修正液情報は合成装置1608へ送られる。
合成装置1608は、修正検知装置1607の修正液情報を電子透かしとして、画像処理装置1606から出力された画像に埋め込む。具体的には、画像処理装置1606から出力された画像はフーリエ変換され周波数情報に置き換えられる。その周波数情報に修正検知装置1607から出力された修正液情報を合成する。次に修正液情報と合成された周波数情報を逆フーリエ変換して元の画像に戻す。こうする事で、修正液情報は画像の中で拡散され、専用の解析処理を行わなければ修正液情報は取り出せなくなる。
後処理
前述の「検知方法の例1」又は「検知方法の例2」、そして「画像の合成の例1」又は「画像の合成の例2」の組み合わせによって、本実施形態の出力デジタル画像を生成する。
以上の処理を終えると、コントローラ1612は、出力デジタル画像を画像記憶領域1611に出蓄積し(S2012)、ネットワークコントローラ1610を通じてネットワークに転送し、パーソナルコンピュータ等に転送する。また、コントローラ1612は、出力デジタル画像を記録装置1613に送り、プリントアウトを行う事も可能である。また、コントローラ1612は、画像の中に修正領域があった場合は、ユーザーインタフェース1609を通じてユーザーへの警告等を行う。もし、修正部分が発見されなかった場合には、それを証明するマークを画像に添付する等の処理を行うようにしてもよい。
[他の実施形態]
以上述べた実施形態の他に次の形態を実施できる。
(1)上述の実施形態は、ネットワークを構成するハードウェア等が含まれるものの、各データ処理を順次実施するソフトウェアでも実現できる。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は、記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又は、CPUやMPU)が、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても、本発明を適用できる実施形態が達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が、上述した実施の形態の機能を実現することになり、CD(compact disc)、MD(magnetic disk)、メモリカード、MO(magneto-optic disc)等のさまざまな記憶媒体に書き込み可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけではない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が、実際の処理の一部又は全部を行う。そして、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も、本発明を適用できる実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた場合を考える。この場合、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が、実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって、上述した実施の形態の機能が実現される場合も、0本発明を適用できる実施形態に含まれることは言うまでもない。
(2)上述の実施形態では、複合機である画像形成装置を示したが、複合機のみならず、コピー機能を備えた複写機である画像形成装置、イメージスキャナ機能のみを有する画像読取装置等に、本発明は適用可能である。
[実施形態の効果]
以上説明したように本実施形態によれば、第1の態様として、画像読取装置は、1回のスキャン動作において、画像情報を電位に変換し所望のゲインをかけるゲイン手段(302、1202)と、前記ゲイン手段によってゲインをかけられた前記画像情報をデジタル化してデジタル画像を生成するAD変換手段(303、1203)と、前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第1のシェーディング補正手段(304、1204)と、前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第2のシェーディング補正手段(305、1205)と、前記第1のシェーディング補正手段によって得られた画像出力に対して高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理手段(306、1206)と、前記第2のシェーディング補正手段によって得られた画像出力から修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知手段(307、1207)と、前記画像処理手段が生成した前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知手段が生成した前記第2のデジタル画像情報とを合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成手段(308、1208)とを備えたことを特徴とする画像読取装置(実施形態1、2)。
これにより、画像読取装置により第1のシェーディング補正装置と第2のシェーディング補正装置を用いて、第1のシェーディング補正によって従来の高精細な原稿画像を取得し、第2のシェーディング補正によって修正液も読み取る事ができ高輝度まで読み取る事ができるシェーディング補正を行い、上記第1のシェーディング補正装置による第1の画像に対して、上記第2のシェーディング補正装置による第2の画像によって検出した修正痕検出情報を合成する事によって、従来の高精細な原稿画像でありながら、修正痕の情報がわかる画像を提供する。
ここで、第2の態様として、上記修正検知手段は、上記第1のシェーディング補正手段によって得られた画像出力と上記第2のシェーディング補正手段によって得られた画像出力との差分によって修正痕を検出する(図14)ことを特徴とすることができる(実施形態2)。
これにより、上記第1のシェーディング補正装置による第1の画像に対して、上記第1の画像と上記第2のシェーディング補正装置による第2の画像の差分によって検出した修正痕検出情報を合成する事によって、従来の高精細な原稿画像でありながら、修正痕の情報がわかる画像を提供する。
さらに、第3の態様として、画像読取装置は、スキャン動作において、画像情報を電位に変換し所望のゲインをかけるゲイン手段(1602)と、前記ゲイン手段によってゲインをかけられた前記画像情報をデジタル化してデジタル画像を生成するAD変換手段(1603)と、前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第1の画像出力を生成し、前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第2の画像出力を生成するシェーディング補正手段(1604)と、前記シェーディング補正手段によって得られた前記第1の画像出力に対して高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理手段(1606)と、前記シェーディング補正手段によって得られた前記第2の画像出力から修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知手段(1607)と、前記画像処理手段が生成した前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知手段が生成した前記第2のデジタル画像情報とを合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成手段(1608)とを備えたことを特徴とする(実施形態3)。
ここで、第4の態様として、1回目のスキャン動作において、上記ゲイン手段と上記AD変換手段とを動作させ、上記シェーディング補正手段は上記第1の画像出力を生成し、上記画像処理手段は上記第1のデジタル画像情報を生成し、2回目のスキャン動作において、上記ゲイン手段と上記AD変換手段とを動作させ、上記シェーディング補正手段は上記第2の画像出力を生成し、上記修正検知手段は上記第2のデジタル画像情報を生成する(図20)ことを特徴とすることができる。
これにより、画像読取装置によって、第1のシェーディング補正係数による第1の画像に対して、第2のシェーディング補正係数による第2の画像により検出した修正痕検出情報を合成する事によって、従来の高精細な原稿画像でありながら、修正痕の情報がわかる画像を提供する。
従来の画像形成装置の構成図である。 従来のゲイン調整処理からシェーディング補正までの輝度レベルの調整図である。 本発明を適用できる実施形態の画像形成装置の構成図である。 本発明を適用できる実施形態のオペレーションパネルの図である。 従来のシェーディング補正後の画像における修正液の修正痕を示す図である。 本発明を適用できる実施形態のシェーディング補正1と2に関する入力と出力の関係を示す図である。 本発明を適用できる実施形態の修正液痕検知方法の第1の例のフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の修正液痕検知での2値化処理の図である。 本発明を適用できる実施形態の修正液痕検知での閉曲線検知の説明図である。 本発明を適用できる実施形態の修正液痕検知方法の第2の例のフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の修正液痕検知でのカタマリ検知の説明図である。 本発明を適用できる実施形態の画像形成装置の構成図である。 本発明を適用できる実施形態のシェーディング補正1と2に関する入力と出力の関係を示す図である。 本発明を適用できる実施形態の修正液痕検知方法の例のフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の処理画像をヒストグラムで表した図である。 本発明を適用できる実施形態の画像形成装置の構成図である。 本発明を適用できる実施形態の1回目スキャンと2回目スキャンに関する入力と出力の関係を示す図である。 本発明を適用できる実施形態の処理のフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の処理のフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の処理のフローチャートである。
符号の説明
301 イメージセンサ
302 ゲイン処理
303 AD変換
304 シェーディング補正装置1
305 シェーディング補正装置2
306 画像処理装置
307 修正液痕検知装置
308 合成装置
309 ユーザーインタフェース
310 ネットワークコントローラ
311 画像記憶領域
312 コントローラ
313 記録装置
401 オペレーションパネルの液晶表示部
402 オペレーションパネルの処理スタートボタン
403 オペレーションパネルのモード操作ボタン
1201 イメージセンサ
1202 ゲイン処理
1203 AD変換
1204 シェーディング補正装置1
1205 シェーディング補正装置2
1206 画像処理装置
1207 修正液痕検知装置
1208 画像合成装置
1209 ユーザーインタフェース
1210 ネットワークコントローラ
1211 画像記憶領域
1212 コントローラ
1213 記録装置
1601 イメージセンサ
1602 ゲイン処理
1603 AD変換
1604 シェーディング補正装置
1606 画像処理装置
1607 修正液痕検知装置
1608 画像合成装置
1609 ユーザーインタフェース
1610 ネットワークコントローラ
1611 画像記憶領域
1612 コントローラ
1613 記録装置

Claims (21)

  1. 1回のスキャン動作において、画像情報を電位に変換し所望のゲインをかけるゲイン手段と、
    前記ゲイン手段によってゲインをかけられた前記画像情報をデジタル化してデジタル画像を生成するAD変換手段と、
    前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第1のシェーディング補正手段と、
    前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第2のシェーディング補正手段と、
    前記第1のシェーディング補正手段によって得られた画像出力に対して高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理手段と、
    前記第2のシェーディング補正手段によって得られた画像出力から修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知手段と、
    前記画像処理手段が生成した前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知手段が生成した前記第2のデジタル画像情報とを合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成手段と
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記修正検知手段は、前記第1のシェーディング補正手段によって得られた画像出力と前記第2のシェーディング補正手段によって得られた画像出力との差分によって修正痕を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. スキャン動作において、画像情報を電位に変換し所望のゲインをかけるゲイン手段と、
    前記ゲイン手段によってゲインをかけられた前記画像情報をデジタル化してデジタル画像を生成するAD変換手段と、
    前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第1の画像出力を生成し、前記AD変換手段によって生成された前記デジタル画像に対して、修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第2の画像出力を生成するシェーディング補正手段と、
    前記シェーディング補正手段によって得られた前記第1の画像出力に対して高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理手段と、
    前記シェーディング補正手段によって得られた前記第2の画像出力から修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知手段と、
    前記画像処理手段が生成した前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知手段が生成した前記第2のデジタル画像情報とを合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成手段と
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 1回目のスキャン動作において、前記ゲイン手段と前記AD変換手段とを動作させ、前記シェーディング補正手段は前記第1の画像出力を生成し、前記画像処理手段は前記第1のデジタル画像情報を生成し、
    2回目のスキャン動作において、前記ゲイン手段と前記AD変換手段とを動作させ、前記シェーディング補正手段は前記第2の画像出力を生成し、前記修正検知手段は前記第2のデジタル画像情報を生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 1回のスキャン動作において、ゲイン手段が画像情報を電位に変換し所望のゲインをかけるゲインステップと、
    前記ゲインステップにおいてゲインをかけられた前記画像情報をAD変換手段がデジタル化してデジタル画像を生成するAD変換ステップと、
    前記AD変換ステップにおいて生成された前記デジタル画像に対して、第1のシェーディング補正手段が白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第1のシェーディング補正ステップと、
    前記AD変換ステップにおいて生成された前記デジタル画像に対して、第2のシェーディング補正手段が修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された画像出力を生成する第2のシェーディング補正ステップと、
    前記第1のシェーディング補正ステップにおいて得られた画像出力に対して、画像処理手段が高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理ステップと、
    前記第2のシェーディング補正ステップにおいて得られた画像出力から、修正検知手段が修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知ステップと、
    前記画像処理ステップにおいて生成された前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知ステップにおいて生成された前記第2のデジタル画像情報とを、合成手段が合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成ステップと
    を備えることを特徴とする画像読取方法。
  7. 前記修正検知ステップにおいて、前記修正検知手段は前記第1のシェーディング補正ステップにおいて得られた画像出力と前記第2のシェーディング補正ステップにおいて得られた画像出力との差分によって修正痕を検出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像読取方法。
  8. 1回目のスキャン動作において、ゲイン手段が画像情報を電位に変換し所望のゲインをかける第1のゲインステップと、
    前記第1のゲインステップにおいてゲインをかけられた前記画像情報をAD変換手段がデジタル化してデジタル画像を生成する第1のAD変換ステップと、
    前記第1のAD変換ステップにおいて生成された前記デジタル画像に対して、シェーディング補正手段が白基準に基づく第1の係数によって前記デジタル画像よりも高精彩な画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第1の画像出力を生成する第1のシェーディング補正ステップと、
    前記第1のシェーディング補正ステップにおいて得られた前記第1の画像出力に対して、画像処理手段が高精細な画像処理を行い、該画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理ステップと、
    2回目のスキャン動作において、前記ゲイン手段が画像情報を電位に変換し所望のゲインをかける第2のゲインステップと、
    前記第2のゲインステップにおいてゲインをかけられた前記画像情報を前記AD変換手段がデジタル化してデジタル画像を生成する第2のAD変換ステップと、
    前記第2のAD変換ステップにおいて生成された前記デジタル画像に対して、前記シェーディング補正手段が修正痕に基づく第2の係数によって白より高い輝度まで読み取った画像を得るためのシェーディング補正を行い、当該補正された第2の画像出力を生成する第2のシェーディング補正ステップと
    前記第2のシェーディング補正ステップにおいて得られた前記第2の画像出力から、修正検知手段が修正痕を検出し、該修正痕の検出情報である第2のデジタル画像情報を生成する修正検知ステップと、
    前記画像処理ステップにおいて生成された前記第1のデジタル画像情報と前記修正検知ステップにおいて生成された前記第2のデジタル画像情報とを、合成手段が合成し、前記第1のデジタル画像情報の中に前記第2のデジタル画像情報である修正痕の検出情報を埋め込んだ第3のデジタル画像情報を生成する合成ステップと
    を備えることを特徴とする画像読取方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれかに記載の画像読取方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 修正痕の輝度に対応する領域を得るために設定された第1の補正係数を用いて、第1の画像データにシェーディング補正を行う第1のシェーディング補正手段と、
    前記第1の画像データを前記第1のシェーディング補正手段によって補正し生成した第2の画像データに対して、第1の画像処理を行い修正痕の検知を行う修正痕検知手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記第1の画像処理は、2値化処理、孤立点除去、閉曲線検知、閉曲線領域大きさ判定処理のうちの少なくとも一つの処理であること
    を特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 白色領域を得るために設定された第2の補正係数を用いて、前記第1の画像データにシェーディング補正を行う第2のシェーディング補正手段と、
    前記第1の画像データを前記第2のシェーディング補正手段によって補正し生成した第3の画像データに対して第2の画像処理を行い、該第2の画像処理によって得られる第1のデジタル画像情報を生成する画像処理手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  13. 前記第1のデジタル画像情報に対して、前記修正痕検知手段によって検知された修正痕の情報を電子透かしとして埋め込む合成手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 画像データの修正痕を検知する修正痕検知モードを備えた画像処理装置であって、
    前記画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された画像データに対して、前記修正痕検知モードが指示されると、前記画像データにシェーディング補正を行うことにより、前記画像データの修正痕を検知する修正痕検知手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  15. 画像信号に対して演算処理を行い、前記画像信号を紙白レベルと修正痕レベルに分離する分離手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  16. 修正痕の輝度に対応する領域を得るために設定された第1の補正係数を用いて、第1のシェーディング補正手段が第1の画像データにシェーディング補正を行う第1のシェーディング補正ステップと、
    前記第1の画像データを前記第1のシェーディング補正ステップにおいて補正し生成した第2の画像データに対して、修正痕検知手段が第1の画像処理を行い修正痕の検知を行う修正痕検知ステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  17. 請求項16に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 画像データの修正痕を検知する修正痕検知モードを備えた画像処理装置の画像処理方法であって、
    入力手段が前記画像データを入力する入力ステップと、
    前記入力ステップにおいて入力された画像データに対して、修正痕検知手段が、前記修正痕検知モードが指示されると、前記画像データにシェーディング補正を行うことにより、前記画像データの修正痕を検知する修正痕検知ステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  19. 請求項18に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  20. 分離手段が、画像信号に対して演算処理を行い、前記画像信号を紙白レベルと修正痕レベルに分離することを特徴とする画像処理装置の画像処理方法。
  21. 請求項20に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2005121030A 2005-04-19 2005-04-19 画像読取装置及び方法 Expired - Fee Related JP4448051B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005121030A JP4448051B2 (ja) 2005-04-19 2005-04-19 画像読取装置及び方法
US11/404,665 US7796305B2 (en) 2005-04-19 2006-04-14 Image processing apparatus, image processing method, and program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005121030A JP4448051B2 (ja) 2005-04-19 2005-04-19 画像読取装置及び方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006303784A true JP2006303784A (ja) 2006-11-02
JP2006303784A5 JP2006303784A5 (ja) 2008-06-05
JP4448051B2 JP4448051B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=37108119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005121030A Expired - Fee Related JP4448051B2 (ja) 2005-04-19 2005-04-19 画像読取装置及び方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7796305B2 (ja)
JP (1) JP4448051B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111980A (ja) * 2007-09-10 2009-05-21 Konica Minolta Systems Lab Inc 閉ループ処理における文書の真偽判定
JP2011097201A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Kyocera Mita Corp 画像処理装置
JP2014008176A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Nidek Co Ltd 眼底撮影装置
JP2017098841A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 ブラザー工業株式会社 画像読取システム

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4304678B2 (ja) * 2007-01-16 2009-07-29 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置
US10426252B2 (en) 2014-08-14 2019-10-01 Colgate-Palmolive Company Oral care system and method
US10567670B2 (en) * 2015-03-30 2020-02-18 Sharp Kabushiki Kaisha Image-processing device
JP2017079374A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社リコー 画像読取装置、画像形成装置、およびシェーディングデータ処理方法
JP7329314B2 (ja) * 2018-05-01 2023-08-18 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置の出力画像生成方法および画像読取装置

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07101915B2 (ja) * 1987-09-21 1995-11-01 コニカ株式会社 画像処理装置
US5216498A (en) * 1989-03-22 1993-06-01 Konica Corporation Image processing apparatus capable of detecting marked region
US5048109A (en) * 1989-12-08 1991-09-10 Xerox Corporation Detection of highlighted regions
US5136401A (en) * 1989-12-08 1992-08-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Image layout apparatus for performing pattern modification such as coloring of an original image
JPH05344314A (ja) 1992-06-05 1993-12-24 Konica Corp 画像処理装置
JP3595579B2 (ja) * 1994-08-26 2004-12-02 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JPH09331453A (ja) * 1996-06-13 1997-12-22 Brother Ind Ltd 画像読取装置および記憶媒体
US6175660B1 (en) * 1997-03-25 2001-01-16 Minolta Co., Ltd. Image reading apparatus
JPH10327328A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Asahi Optical Co Ltd 画像読取装置
US6373602B1 (en) * 1999-02-12 2002-04-16 Canon Kabushiki Kaisha Facsimile transmission of highlight information
JP2001236463A (ja) 2000-02-23 2001-08-31 Hitachi Ltd 光学的文字読取装置
US6671684B1 (en) * 2000-09-01 2003-12-30 Ricoh Co., Ltd. Method and apparatus for simultaneous highlighting of a physical version of a document and an electronic version of a document
JP3549478B2 (ja) 2000-10-10 2004-08-04 シミック株式会社 紙メディアの記載修正検出支援方法および支援装置
US6535706B1 (en) * 2000-10-23 2003-03-18 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image editing system and image forming system
US6748102B2 (en) * 2001-01-24 2004-06-08 International Business Machines Corporation Document alteration indicating system and method
EP1475745B1 (en) * 2002-02-12 2014-07-09 Panasonic Corporation Image processing device and image processing method
JP4229714B2 (ja) * 2002-09-19 2009-02-25 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び画像処理プログラムを記憶する記憶媒体
KR100464545B1 (ko) * 2003-04-15 2005-01-03 삼성전자주식회사 화상 스캐닝 장치 및 그의 쉐이딩 보정 방법
JP2005012530A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Ricoh Co Ltd 改ざん検証用文書作成システム、改ざん検証システムおよび改ざん防止システム
US7245740B2 (en) * 2003-07-01 2007-07-17 Oki Electric Industry Co., Ltd. Electronic watermark embedding device, electronic watermark detection device, electronic watermark embedding method, and electronic watermark detection method
US6967605B2 (en) * 2003-07-29 2005-11-22 Nisca Corporation Image reading apparatus and method of determining gain value and offset value for image reading apparatus
US7324243B2 (en) * 2003-11-04 2008-01-29 Microtek International Inc. Fluorescent color scanning method for use in a scanner
JP2006121655A (ja) * 2004-09-24 2006-05-11 Ricoh Co Ltd 改竄検出装置、改竄検出方法、その方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2006261993A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Toshiba Corp スキャナシステムおよびスキャン対象の修正箇所検出方法
JP2006262344A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Toshiba Corp 画像形成装置および画像形成方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111980A (ja) * 2007-09-10 2009-05-21 Konica Minolta Systems Lab Inc 閉ループ処理における文書の真偽判定
JP2011097201A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Kyocera Mita Corp 画像処理装置
JP2014008176A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Nidek Co Ltd 眼底撮影装置
JP2017098841A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 ブラザー工業株式会社 画像読取システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20060232683A1 (en) 2006-10-19
JP4448051B2 (ja) 2010-04-07
US7796305B2 (en) 2010-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4448051B2 (ja) 画像読取装置及び方法
US9734439B2 (en) Image processing apparatus and method thereof
JP4912270B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP6182092B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US20060268311A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2004320701A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体
US8170275B2 (en) Determining document authenticity in a closed-loop process
US7916352B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, program, and recording medium
JP2009278556A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラムならびにこのプログラムを記憶させたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4007376B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2004260523A (ja) 原稿種類判別装置
JP4653006B2 (ja) 潜像画像、背景画像の濃度信号値を決定する方法及び装置及びプログラム
US8681384B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and image processing program
JP4861506B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP4659789B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2009017208A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及びコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体
JP2007150659A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP4267029B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法のプログラム及びその記憶媒体
JP5159660B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法ならびに画像処理方法を実行するプログラム及び記録媒体
JP2010088048A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体及び画像処理方法
JP2004246110A (ja) 検版装置、印刷システム、印刷データの検版方法、およびプログラム
JP2009060216A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP4005243B2 (ja) 画像処理装置
JP4091174B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2008199367A (ja) 原稿読取画像処理装置、コンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140129

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees