JP2006262344A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】原文書に施された修正液等による修正痕を容易に視認できるような形態で画像データを生成すると共に、修正痕を消滅させようとする画像データに対する意図的な修正を排除することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置は、原文書を読み込むスキャナ部と、原文書に含まれ、原文書の下地の明度よりも高い明度の高明度領域を、視認可能に画像処理する画像処理部と、画像処理された前記原文書の画像データを出力する出力部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る画像形成装置は、原文書を読み込むスキャナ部と、原文書に含まれ、原文書の下地の明度よりも高い明度の高明度領域を、視認可能に画像処理する画像処理部と、画像処理された前記原文書の画像データを出力する出力部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置および画像形成方法に係り、特に、文書や画像を入力し、保存、プリント或いは表示する画像形成装置および画像形成方法に関する。
今日、企業等においては、情報の共有化や保存場所の問題を解決するため、紙等に印刷された文書を電子化して画像データとして保存することが一般化してきている。
膨大な印刷文書を電子化し、例えば企業内の特定のサーバに保存することによって情報の共有化が図れ、必要な人が必要なときに電子化情報に容易にアクセスすることが可能となる。また、一旦電子化された情報は必要時にいつでもハードコピーをとることができるため、元の印刷文書を保管する必要がなく保管場所の削減にも寄与する。
しかしながら、現実は必ずしも総ての文書が電子化されるわけではない。例えば、税務関係の帳票類、財務関係書類等、(以下、税務関係書類等という)のいわゆる原本と呼ばれる書類は、企業等において電子化することなく原本のまま紙ベースで保管することが今日でも一般的である。
この理由は、法制度上の制約もあるものの、技術的な観点からみれば、唯一無二の原本を一般文書以上に高い再現性を確保可能に読み取り、また読み取った電子化情報を高い再現性で印刷する技術が必ずしも十分とは言い切れない点にあった。
さらに重要な点は、従来スキャナ等の画像形成装置においては、秘匿性、改竄防止等の保全性確保に関わる技術が必ずしも十分に開発、適用されていなかった点にある。
しかしながら、近年、スキャナ等の画像形成装置の高解像度化や色再現技術の進捗は著しく、また、秘匿性向上、改竄防止等のセキュリティ技術も大きく進展している。このため、技術的な観点から見れば、税務関係書類等の原本を電子化しこれを電子原本として保存、管理すれば、元の紙の原本を保存し続ける必要性はなくなりつつある。
また、これらの技術の進展に呼応して、法制度上も一部の税務関係書類等については電子化された文書を電子原本として認めようとする流れもある。
このように、紙の原本を電子化し、電子原本を生成する場合には、電子原本の改竄防止が重要であることは言うまでもないが、元の紙ベースの原本の改竄を予め防止する技術も重要なる。
従来から、紙の文書に対する改竄を予防する技術の1つとして、原本と複写物とを識別するために原本の下地に特殊な地紋を付す技術がある。地紋の効果として、肉眼では目立たない原本の特定の隠し文字等が複写物では目立つようになる。この効果を利用して原本と複写物との識別を行おうとするものである。
類似の概念をプリンタ等に応用し、プリンタ等で地紋を印刷する技術もある。例えば、特許文献1には、住民票等の公的な書類をプリントするときに、住所氏名等を覆うように地紋も併せて印刷し、複写した場合には特定の文字が浮かび上がるようになる技術が例示されている。
特開2004−280603号公報
ところで、税務関係書類等の文書を電子化する際には一般の文書よりも高い保全性、高再現性を確保して電子化する技術が必要となる。
具体的には、税務関係書類等を電子化する場合、電子化前の紙の原本に対して修正液等による改竄がなされているか否かを識別できるように読み取り、修正痕が容易に視認できるような形態で表示器に表示させたり、或いはプリンタに印刷させたりする機能が求められる。
画像形成装置において修正痕が容易に視認できるようになると、原文書の改竄を抑止する効果があると共に、改竄文書に基づいて電子原本が生成されてしまうことを防止することもできる。
通常、修正液等の白色は、原稿の下地の白色(用紙色)よりも白い(明度が高い)ことが多い。このため、高明度の修正液等の白色をも読み取る機能が求められる。
これに対して、一般の文書を読み取って電子化する場合には、原稿の下地の白色(用紙色)を目立たせないように文書を読み取り、下地の白色が汚れのように見えることを防止する機能を備えている。
具体的には、例えば、スキャナの階調特性を適切に設定することによって、原稿の下地の白色よりも高い明度の白色に対しては、原稿の下地の白色の明度以上とならないように飽和特性を持たせる。そして、印刷時には、原稿の下地の白色が、印刷用紙の白色と同程度の明度となるようにしている。この処理(以下、「通常の下地処理」という)によって、原稿の下地の白色が印刷文書に表れることがなくなり、きれいな印刷文書を作成することができる。
「通常の下地処理」では、原稿の下地の白色よりも高い明度に対しては飽和させる処理としているため、修正液等の高明度の白色は読み取り段階で情報が失われており、読み取ることができない。
このため、修正液等の高明度の白色を読み取るために、下地の白色よりも高い明度でも飽和しない「特殊な下地処理」が求められる。
さらに、修正液等の高明度の白色を飽和させることなく読み取った後であっても、その後の画像処理、特に濃度変換処理の如何によっては修正液による修正痕が消えてしまう場合がある。例えば、修正痕の濃度(明るさ)をプリント用紙の白色以上に設定してしまうと、プリント用紙の白色で飽和し修正痕が消滅する。また、修正痕の白色を目立たせるためには全体の濃度を下げる(暗くする)ことで実現できるが、この場合は修正痕以外の部分も全体的に暗くなり、非常に見づらいプリント出力となってしまう。
このため、修正痕の部分を局所的にコントラストを上げるような画像処理が求められる。
また、仮に修正痕を飽和させることなく読み込んだ画像データが生成できたとしても、この画像データの途中段階で意図的な修正、例えば階調処理を意図的に修正することにより修正痕を消滅させることは原理的に可能である。このため、一旦読み込んだ修正痕に対して意図的な修正、消滅を排除することのできる仕組みも要望される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、原文書に施された修正液等による修正痕を容易に視認できるような形態で画像データを生成すると共に、修正痕を消滅させようとする画像データに対する意図的な修正を排除することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載したように、原文書を読み込むスキャナ部と、前記原文書に含まれ、前記原文書の下地の明度よりも高い明度の高明度領域を、視認可能に画像処理する画像処理部と、画像処理された前記原文書の画像データを出力する出力部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成方法は、請求項12に記載したように、原文書を読み込むステップと、前記原文書に含まれ、前記原文書の下地の明度よりも高い明度の高明度領域を、視認可能に画像処理するステップと、画像処理された前記原文書の画像データを出力するステップとを備えたことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法によれば、原文書に施された修正液等による修正痕を容易に視認できるような形態で画像データを生成すると共に、修正痕を消滅させようとする画像データに対する意図的な修正を排除することができる。
本発明に係る画像形成装置および画像形成方法の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(1)画像形成装置1の全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の構成例を示したものである。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の構成例を示したものである。
画像形成装置1は、原文書を読み込むスキャナ部2と、原文書に含まれ、原文書の下地の明度よりも高い明度の修正痕(高明度領域)を、視認可能に画像処理する画像処理部3と、画像処理された原文書の画像データを出力する出力部5とを備える。
また、画像形成装置1は、画像処理部3から出力される画像データに基づいてハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値を画像データに付加しハッシュ値付画像データを生成するハッシュ値処理部7と、画像形成装置1全体の制御を行う制御部9と、ユーザが各種の操作を行うと共に各種の表示機能を有するコントロールパネル10を備えた構成となっている。
上記構成のうち、画像処理部3は、スキャナ部2で読み込んだ画像データの明度を補正する明度補正部30と、明度補正された画像データのRGB信号をCMYK等の他の色空間の信号に変換する色変換部31と、地紋と呼ばれる特定の繰り返しパターンを生成し、画像処理部3へ出力する地紋生成部8と、地紋生成部8で生成された地紋を画像データに合成する地紋合成部32とを備える。なお、この色変換部31は、出力部5のプリンタ50へ出力する場合にはCMYK等のプリンタ記録のインク信号に変換するが、ディスプレイ51に出力する場合や通信インタフェース53を介して外部に伝送する場合には標準的な色空間、例えばsRGB色空間に変換するものである。
さらに、画像処理部3は、色変換された画像データに対して、或いはこの画像データに地紋を合成した画像データに対して局所的な空間のコントラストを強調するコントラスト強調処理部6を備える。
また、画像形成装置1は、通常に画像処理された画像データとコントラスト強調処理された画像データとを切り換える切換部4を備えている。
また、出力部5は、プリンタ50、ディスプレイ51、記憶装置52,通信インタフェース53を備える。出力部50が備えるこれらの構成品は必ずしも総てを備える必要はなく、これらの構成品の1つ或いは複数を組み合わせた形態でも良い。
(2)画像形成装置1の動作概要
上記のように構成された画像処理装置1全体の動作概要について説明する。
上記のように構成された画像処理装置1全体の動作概要について説明する。
画像形成装置1は、大きく「通常モード」と「特殊モード」との2つの動作モードを有している。
「通常モード」とは、文字や写真等を含む一般文書を取り扱う動作モードをいう。「通常モード」では、一般文書をスキャナ部2で読みこみ、画像処理部3で標準的な画像処理を行った後、例えば出力部5のプリンタ50に出力して一般文書のコピーを生成する。この場合、画像形成装置1は標準的なコピー装置として機能する。また、読み取った一般文書の画像データを、通信インタフェース53を介して外部の例えばパーソナルコンピュータ等に出力する形態では、画像形成装置1は標準的なスキャナ装置と機能する。
これに対して、「特殊モード」とは、税理関係書類等、例えば領収書等の特殊文書を高いセキュリティを確保して取り扱う動作モードをいう。税理関係書類等の紙の原本をスキャナ部2で読み取り、読み取った画像データに基づいて電子原本を生成するような場合の動作モードである。
「通常モード」と「特殊モード」との切換は、例えば、コントロールパネル10に設けられた切り換えスイッチをユーザが操作することによって切り換えられる。或いは、読み取った文書を識別し、文書の種類、内容に応じて自動的に「通常モード」と「特殊モード」とを切り換える形態でも良い。
なお、「特殊モード」で作成された電子原本データを通信インタフェース53を介して外部に伝送し、他の画像形成装置でこの電子原本データを確認する場合には、電子原本データを図示しないインタフェースを介してコントラスト強調処理部6に直接入力し、コントラスト強調処理を行ってディスプレイ51で確認することが可能となる。また、このようなとき、「特殊モード」で電子原本が生成されたことがわかるように、電子原本データのヘッダに「特殊モード」で生成されたことがわかるコードを付加してもよい。
本実施形態に係る画像形成装置1は、「特殊モード」に切り換えられた場合、高いセキュリティを確保するために「通常モード」とは異なる各種の機能を実行する形態としている。このため、「特殊モード」に切り換えられた場合、制御部9から画像処理部3,切換部4等の各構成部に対して各種の制御信号や所定のパラメータを設定することによって、各構成部に「特殊モード」に対応した処理を実行させる形態としている。
画像形成装置1の「特殊モード」が提供するセキュリティ機能の1つは、読み込まれた税理関係書類等の原本に修正液等によって改竄が加えられているか否かを容易に視認できる形態の画像データを生成することである。「通常モード」で処理された画像データでは、税理関係書類等の原本の下地よりも明度の高い修正液等の痕跡は視認困難である。「特殊モード」では、修正痕を目立つように処理する。
画像形成装置1の「特殊モード」が提供する他のセキュリティ機能は、画像データに対する電子的な改竄を防止する機能である。修正痕を視認容易にする画像データが生成できたとしても、そのままでは、電子的な改竄によって修正痕を再び目立たなくする消滅処理が原理的には可能である。そこで、「特殊モード」では画像データに対する電子的な改竄を防止する機能をも提供する。
(3)画像形成装置1の詳細動作
以下の説明では、画像形成装置1が「特殊モード」に設定されたときのセキュリティ機能の動作を中心に説明する。
以下の説明では、画像形成装置1が「特殊モード」に設定されたときのセキュリティ機能の動作を中心に説明する。
なお、スキャナ部2の構成および動作は「通常モード」と「特殊モード」で大きく異なるところはない。スキャナ部2は、例えば、原稿(原文書)に照射する光を発生する光源と、原稿からの反射光を電気信号に変換するCCDセンサと、原稿の反射光をCCDセンサに導く光学系と、光源を機械的に走査する駆動系等から構成される。CCDセンサからの信号はA/D変換された後、画像処理部3に出力される。
(4)明度補正(シェーディング補正)
画像処理部3に入力された信号は、まず、明度補正部30で明度補正される。この明度補正は、シェーディング補正とも呼ばれる処理である。シェーディング補正に係る第1の補正は、主走査方向の明度分布が均一になるように補正することである。スキャナ部2の光源は円柱状をなしており、円柱の軸方向(主走査方向)の光の分布は必ずしも一様ではない。そこで、明度補正部30では、スキャナ部2が備える基準白色板からの反射光の明度に基づいて、主走査方向の明度が一様になるように補正している。
画像処理部3に入力された信号は、まず、明度補正部30で明度補正される。この明度補正は、シェーディング補正とも呼ばれる処理である。シェーディング補正に係る第1の補正は、主走査方向の明度分布が均一になるように補正することである。スキャナ部2の光源は円柱状をなしており、円柱の軸方向(主走査方向)の光の分布は必ずしも一様ではない。そこで、明度補正部30では、スキャナ部2が備える基準白色板からの反射光の明度に基づいて、主走査方向の明度が一様になるように補正している。
シェーディング補正に係る第2の補正は、原稿の下地の白色が出力紙にプリントされたときに汚れ(グレー色)として目立たつことがないようにすることにある。この目的のためにシェーディング補正では、「通常モード」においては、所定以上の明度に対しては飽和特性を持たせる階調特性の補正を行っている。
上記の第2の補正は、「通常モード」においてはきれいなプリントを刷るためには重要な補正である。しかしながら、下地の白色よりもさらに明度の高い修正液等の修正痕も同時に目立たなくさせる処理である。飽和特性を持った階調補正により、修正痕そのものが消滅してしまうためである。
そこで、「特殊モード」においては、シェーディング補正の第2の補正に対して、修正を加えた処理としている。
式(1)において、「通常モード」では一般にK=1に設定される。また、基準白色板の白レベルは、一般的な原稿の下地の白色の明度と同程度或いは下地よりも明るい明度のものである。このため、原稿の下地の白色或いは基準白色板の白色よりも高い明度の修正痕は、ダイナミックレンジDを越えることになり、結果的には飽和してしまう。
これに対して、「特殊モード」では、Kの値を1以下、例えば0.7に設定する。この結果、通常の原稿下地の明度或いは基準白色板の明度よりも高い明度の修正痕であっても飽和することがなくなり、ダイナミックレンジの幅の中に収まる。
(5)コントラスト強調処理
高明度の修正痕を飽和させることなくダイナミックレンジの幅の中に収めたとしても、本来明度の高い修正痕を視認容易にするためには、修正痕の白色と下地の白色との間でコントラストを強調する処理が必要となる。
高明度の修正痕を飽和させることなくダイナミックレンジの幅の中に収めたとしても、本来明度の高い修正痕を視認容易にするためには、修正痕の白色と下地の白色との間でコントラストを強調する処理が必要となる。
従来、コントラストを強調する処理としては、色変換部31における濃度変換特性や、ガンマ特性の調整による処理が行われていた。しかしながら、これらの処理は画像全体のコントラストを強調する処理であるため、局所的な修正痕の部分のみのコントラストを強調することはできず、結果的には画像全体が暗くなってしまい、非常に見苦しい画像になってしまうなどの問題があった。
本実施形態に係る画像形成装置1では、画像全体のコントラストを強調するのではなく、局所的な空間のコントラスト強調を可能とする形態としている。
図2は、画像形成装置1のコントラスト強調処理部6の細部構成例を示した図である。コントラスト強調処理部6は、非線形変換部60、平滑フィルタ61、係数「K1」62,「−K2」63,及び「±D」64,加算部65,及びγ変換部66を備えて構成されている。
色変換部31からの画像データは地紋合成部32を介して、コントラスト強調処理部6の非線形変換部60に入力される。この非線形変換は、濃度リニアや明度リニアに近い非線形変換であり、両者はほぼ類似したガンマ特性を有している。なお、色変換部31においてこの非線形変換を含めた変換処理を行っている場合には、非線形変換部60は不要となる。
非線形変換部60の出力の一方は、平滑フィルタ61に入力される。平滑フィルタ61は、処理対象画素の周囲にある所定範囲の画素信号を所定の重みで重み付け平均処理するものである。平滑フィルタ61をガウスフィルタで構成した場合には、所定範囲の画素信号をガウス関数で重み付けして平均することになる。
加算部65は、平滑フィルタ61の入力に係数「K1」を乗じた信号と、平滑フィルタ61の出力に係数「−K2」を乗じた信号と、「±D」とを加算して出力する。
このうち、「±D」は黒レベルの調整をするためのバイアス値を加減算するものである。
平滑フィルタ61の出力は所定範囲の画素を平滑して出力するものであり、平滑フィルタ61から出力される画像は、ぼけた画像となる。
平滑フィルタ61の入力信号、即ち、コントラスト強調処理前の信号Sinは、例えば、Sin=a+Aで表される。ここで、aは、局所的な明度の変動成分を、またAは、所定範囲における画素信号の平均値を表すものとしている。
一方、平滑フィルタ61は、所定範囲の画素信号を平滑化するものである。従って、平滑フィルタ61の出力Sfは、aがAに比べて十分小さい場合には、Sf=Aで近似される。
説明の便宜上、バイアス値の調整値をゼロ(±D=0)とすると、加算部65の出力Soutは、Sout=K1Sin−K2Sf=K1(a+A)−K2A、となる。ここで、K1、K2を適切に設定することで、局所的な明度の変動成分を強調させることが可能となる。
例えば、K1=2、K2=1、と設定すると、Sout=2a+A、となる。加算部65の出力Soutと平滑フィルタ61の入力Sinとを比べると、局所的な明度の変動成分aが2倍に強調されていることがわかる。即ち、局所的なコントラストが強調されたことになる。
上記の数値例はコントラスト強調処理の動作概念を説明するためのものであり、係数K1、K2の組み合わせによって、Soutの明度(白レベル)を出力紙の白レベルより低く設定することもできる。
図3および図4は、修正液で局所的に修正された領収書を、実際にスキャナ部2で読み取り、読み取った画像データに対してコントラスト強調処理を行った結果を示したものである。比較のため、コントラスト強調処理「有り」のケースと「無し」のケースを併記して示している。また、コントラスト強調処理「有り」のケースと「無し」のいずれのケースも、修正液の白色の明度で飽和が生じないように明度補正され、修正痕の明度はダイナミックレンジの範囲に収まっているものである。
図3(a)は、コントラスト強調処理「無し」のケースの画像データを示したものである。修正液による修正痕Y(略楕円状の修正痕)は視認することができない。
これに対して、図3(c)は、コントラスト強調処理「有り」のケースの画像データを示したものである。修正液による修正痕Y(略楕円状の修正痕)が容易に視認できる形態で出力されている。
図3(b)は、図3(a)の横方向のAA’断線の信号強度を示したグラフである。グラフの縦軸が明度に対応するものであり、数値が大きくなるほど明度が高くなる。数値約「200」が領収書の下地の平均的な白レベルに対応するものである。図3(b)のグラフ中に矢印で示した範囲Y’が、修正痕Yに対応する部分である。コントラスト強調処理「無し」に対応する図3(b)では、信号強度の変化は少ない。
これに対して、図3(d)は、図3(c)のBB’断線の信号強度を示したグラフである。
コントラスト強調処理「有り」に対応する図3(d)では、図3(b)に比べて信号強度の変化が強調されている様子がわかる。
図4は、図3と同一の領収書の修正痕に対して、縦方向のAA’断線或いはBB’断線
における信号強度を示したものである。
における信号強度を示したものである。
図4(a)はコントラスト強調処理「無し」のケースの画像データであり、図3(a)と同一の画像データである。修正痕は視認できない。
図4(c)はコントラスト強調処理「有り」のケースの画像データであり、図3(c)と同一の画像データである。修正痕Yは容易に視認できる。
図4(b)は、図4(a)の縦方向のAA’断線の信号強度を示したグラフである。グラフの縦軸が明度に対応するものであり、数値が大きくなるほど明度が高くなる。修正痕Yに対応する位置Y’は信号強度の変化が少なく、この結果図4(a)では修正痕が視認できなくなっている。なお、グラフの上半分の領域で信号強度が大きく変動しているが、これは、領収書の縞模様に対応する信号強度の変化である。
図4(d)は、図4(c)の縦方向のBB’断線の信号強度を示したグラフである。修正痕Yの領域に対応するY’の部分が、コントラスト強調処理によって信号強度の変動が図4(b)に比べて強調されていることがわかる。特に、修正痕Yのエッジ部分の信号強度が強調されており、この結果、図4(c)において修正痕Yを容易に視認することができるようになっている。
(6)地紋合成処理
上述した明度補正処理(シェーディング補正)とコントラスト強調処理とによって、修正痕部分の明度を飽和させることなく画像データに取り込み、修正痕のコントラストを局所的に強調させることが可能となる。
上述した明度補正処理(シェーディング補正)とコントラスト強調処理とによって、修正痕部分の明度を飽和させることなく画像データに取り込み、修正痕のコントラストを局所的に強調させることが可能となる。
しかしながら、このように処理された画像データであっても、出力部5のプリンタ50やディスプレイ51においてコントラストが高く調整されると、修正痕の白レベルが消えて見えなくなることがある。このように、プリンタ50やディスプレイ51のコントラストが高く調整された場合、もともと修正痕が無かったのか、コントラストの調整によって修正痕が消えたのか判別できなくなる。
本実施形態に係る画像形成装置1では、図1に示したように地紋生成部8で生成した地紋を画像データに合成することにより、この事象を回避している。
具体的には、合成する地紋の濃度を、出力紙の濃度レベルよりも明るく、かつ、修正痕の濃度と同程度或いはやや暗くする。この地紋の濃度設定により、通常はコントラスト強調処理によって地紋が浮かび上がることになる。もし地紋が浮かび上がらない場合には、プリンタ50やディスプレイ51のコントラスト調整(ガンマ特性)が適切ではないことが判明する。このように地紋を画像データに合成することによって、修正痕が視認されなかった場合、本当に修正痕が無かったのか、それともプリンタ50やディスプレイ51のガンマ特性が不適切であったのかを判別することができる。
なお、地紋の具体的なパターンは特に限定するものではないが、例えば、周期的な縞模様や斑点模様等を用いることができる。また、地紋の濃度レベルは1種類に限定されるものではなく、複数の濃度レベルを有する地紋であってもよい。この場合には、どの濃度レベルの地紋まで確認できたかで出力装置(プリンタ50やディスプレイ51等)の再現特性の把握も同時にできる。
(7)ハッシュ値処理等
ところで、上述したように修正痕を視認容易にする画像データを生成することができたとしても、この画像データを、例えば通信インタフェース53を介して外部機器に配信するような場合には、外部機器側で適宜の画像編集ソフトウェアを用いることによって修正痕の白レベルを変更し、修正痕を見えなくする改竄が原理的には可能である。
ところで、上述したように修正痕を視認容易にする画像データを生成することができたとしても、この画像データを、例えば通信インタフェース53を介して外部機器に配信するような場合には、外部機器側で適宜の画像編集ソフトウェアを用いることによって修正痕の白レベルを変更し、修正痕を見えなくする改竄が原理的には可能である。
そこで、本実施形態に係る画像形成装置1では、ハッシュ値処理部7におけるハッシュ値処理によって、画像データに対する電子的な改竄を防止する形態としている。
図5は、ハッシュ値処理部7の細部構成例を示した図である。ハッシュ値処理部7は、ハッシュ値算出部70とハッシュ値付加部71を備えて構成される。
ハッシュ値算出部70では、コントラスト強調処理部6から出力される画像データに秘密鍵データ72とその時点での時間データ73とを付加し、SHA−1等のハッシュ関数を用いて鍵付のハッシュ値を算出する。時間データ73の付加は省略しても良い。
算出されたハッシュ値は、ハッシュ値付加部71で画像データに付加される。このハッシュ値付画像データは、切換部4を介して記憶装置52に保存される。或いは通信インタフェース53を介して外部機器に提供される。
画像データに対して改竄が加えられた場合にはハッシュ値は変化するため、改竄後の画像データのハッシュ値と画像データに付加されているハッシュ値とを比較すれば改竄の有無が直ちに判明する。また画像データに付加されているハッシュ値は秘密鍵で暗号化されているため、元のハッシュ値自体を改竄することも困難である。
このようなハッシュ値処理によって、画像データに対する改竄を防止することができる。なお、図1或いは図5に示した構成では、コントラスト強調処理された画像データに対してハッシュ値を算出しこれを付加する形態としているが、色変換部31から出力される画像データに対してハッシュ値処理を行う形態としてもよい。
画像データに対する改竄防止は、前述した画像データと地紋との合成によっても実現できる。地紋を規則正しい周期的なパターンとしておけば、画像データに改竄された場合には地紋の一部の周期性がくずれ視覚的に違和感のあるパターンとなるため、画像データに対する改竄防止の効果がある。
また、図5のハッシュ値算出部70において、ハッシュ値の算出に替えて、画像データの濃度の合計値、或いは濃度分散値等の濃度統計量を算出し、ハッシュ値付加部71において、ハッシュ値の付加に替えて濃度統計量を画像データに付加する形態としてもよい。画像データに改竄が加えられた場合には濃度統計量が変化するため、付加されている濃度統計量と改竄後の画像データの濃度統計量は異なる。従って濃度統計量を比較することによって画像データに対する改竄の有無を検出することができ、改竄を防止することができる。
ハッシュ値と濃度統計量との双方を算出し、これらを画像データに付加する形態としてもよい。
この他、画像データの中に、いわゆる電子透かし情報を組み込むことによっても画像データの改竄を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1およびその画像形成方法によれば、原文書に施された修正液等による修正痕を容易に視認できるような形態で画像データを生成すると共に、修正痕を消滅させようとする画像データに対する意図的な修正(改竄)を排除することができる。
なお、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 画像形成装置
2 スキャナ部
3 画像処理部
4 切換部
5 出力部
6 コントラスト強調処理部
7 ハッシュ値処理部
8 地紋生成部
9 制御部
10 コントロールパネル
30 明度補正部(シェーディング補正部)
31 色変換部
32 地紋合成部
50 プリンタ
51 ディスプレイ
52 記憶装置
53 通信インタフェース
61 平滑フィルタ(ガウスフィルタ)
62、63、64 係数
65 加算部
70 ハッシュ値算出部
71 ハッシュ値付加部
2 スキャナ部
3 画像処理部
4 切換部
5 出力部
6 コントラスト強調処理部
7 ハッシュ値処理部
8 地紋生成部
9 制御部
10 コントロールパネル
30 明度補正部(シェーディング補正部)
31 色変換部
32 地紋合成部
50 プリンタ
51 ディスプレイ
52 記憶装置
53 通信インタフェース
61 平滑フィルタ(ガウスフィルタ)
62、63、64 係数
65 加算部
70 ハッシュ値算出部
71 ハッシュ値付加部
Claims (22)
- 原文書を読み込むスキャナ部と、
前記原文書に含まれ、前記原文書の下地の明度よりも高い明度の高明度領域を、視認可能に画像処理する画像処理部と、
画像処理された前記原文書の画像データを出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像処理部は、
前記スキャナ部から読み込まれた前記原文書の画像データに対して、前記高明度領域の明度を飽和させない広いダイナミックレンジを確保して明度補正する明度補正部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記明度補正部は、シェーディング補正の係数の設定により広いダイナミックレンジを確保することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記画像処理部は、
前記スキャナ部から読み込まれた前記原文書の画像データに対して、前記高明度領域の明度を飽和させない広いダイナミックレンジを確保して明度補正する明度補正部と、
明度補正された前記画像データに対して、局所的な空間のコントラストを強調するコントラスト強調処理部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記コントラスト強調処理部は、
明度補正された前記原画像データの所定の空間範囲の平滑化を行う平滑フィルタを有し、
前記平滑フィルタの入力に第1の係数を乗じた被強調データから、前記平滑フィルタの出力に第2の係数を乗じた平滑出力を減算することにより、局所的な空間のコントラストを強調する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 所定の地紋を生成する地紋生成部と、
生成された前記地紋と前記原文書の画像データとを合成する地紋合成部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記地紋合成部で合成する地紋の濃度は、
前記高明度領域の濃度と等しいか或いは暗く、かつ、前記出力部が備えるプリンタ部のプリント用紙の濃度と等しいか或いは明るい、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記画像処理部で処理された画像データのハッシュ値を算出するハッシュ値算出部と、
算出された前記ハッシュ値を前記画像データに付加し、ハッシュ値付画像データを生成するハッシュ値付加部とをさらに備え、
出力部は、前記ハッシュ値付画像データを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 所定の地紋を生成する地紋生成部と、
生成された前記地紋と前記原文書の画像データとを合成する地紋合成部とをさらに備え、
前記ハッシュ値を算出する画像データは、前記地紋が合成された画像データであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記画像処理部で処理された画像データの濃度統計量を算出する濃度統計量算出部と、
算出された前記濃度統計量を前記画像データに付加し、濃度統計量付画像データを生成する濃度統計量付加部とをさらに備え、
出力部は、前記濃度統計量付画像データを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記出力部は、前記画像データをプリントするプリンタ、前記画像データを表示するディスプレイ、前記画像データを保存する記憶装置、および前記画像データを外部機器と授受する通信インタフェースの少なくとも1つを含むことを特徴とする、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 原文書を読み込むステップと、
前記原文書に含まれ、前記原文書の下地の明度よりも高い明度の高明度領域を、視認可能に画像処理するステップと、
画像処理された前記原文書の画像データを出力するステップと、
を備えたことを特徴とする画像形成方法。 - 前記画像処理するステップは、
読み込まれた前記原文書の画像データに対して、前記高明度領域の明度を飽和させない広いダイナミックレンジを確保して明度補正するステップを備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。 - 前記明度補正するステップは、シェーディング補正の係数の設定により広いダイナミックレンジを確保することを特徴とする請求項13に記載の画像形成方法。
- 前記画像処理するステップは、
読み込まれた前記原文書の画像データに対して、前記高明度領域の明度を飽和させない広いダイナミックレンジを確保して明度補正するステップと、
明度補正された前記画像データに対して、局所的な空間のコントラストを強調するステップと、
を備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。 - 前記コントラストを強調するステップは、
明度補正された前記原画像データの所定の空間範囲の平滑化を行うステップを有し、
前記平滑化の入力に第1の係数を乗じた被強調データから、前記平滑化の出力に第2の係数を乗じた平滑出力を減算することにより、局所的な空間のコントラストを強調する、
ことを特徴とする請求項15に記載の画像形成方法。 - 所定の地紋を生成するステップと、
生成された前記地紋と前記原文書の画像データとを合成するステップと、
をさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。 - 前記地紋を合成するステップで合成する地紋の濃度は、
前記高明度領域の濃度と等しいか或いは暗く、かつ、前記画像データを出力するステップでプリントするプリント用紙の濃度と等しいか或いは明るい、
ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成方法。 - 前記画像処理をするステップで処理された画像データのハッシュ値を算出するステップと、
算出された前記ハッシュ値を前記画像データに付加し、ハッシュ値付画像データを生成するステップとをさらに備え、
前記画像データを出力するステップは、前記ハッシュ値付画像データを出力することを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。 - 所定の地紋を生成するステップと、
生成された前記地紋と前記原文書の画像データとを合成するステップとをさらに備え、
前記ハッシュ値を算出する画像データは、前記地紋が合成された画像データであることを特徴とする請求項19に記載の画像形成方法。 - 前記画像処理をするステップで処理された画像データの濃度統計量を算出するステップと、
算出された前記濃度統計量を前記画像データに付加し、濃度統計量付画像データを生成するステップとをさらに備え、
前記画像データを出力するステップは、前記濃度統計量付画像データを出力することを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。 - 前記画像データを出力するステップは、前記画像データをプリントするプリンタ、前記画像データを表示するディスプレイ、前記画像データを保存する記憶装置、および前記画像データを外部機器と授受する通信インタフェースの少なくとも1つに対して出力することを特徴とする、請求項12に記載の画像形成方法。
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