JP2006302718A - カードコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プッシュ−プッシュ式カードコネクタにおいて部品点数の削減を図ること。
【解決手段】 カム部60と、フォロワー50と、フォロワー50をカム部60に追従させるようにして弾性支持する弾性支持部材40とを備えるイジェクト機構を有するカードコネクタにおいて、フォロワー50と弾性支持部材40とは金属カバー10と一体形成されている。カム部60は、金属カバー10と一体形成しても良いし、ベース部材と一体形成しても良い。
【選択図】図2

Description

本発明は、カードコネクタ、特に、プッシュ操作の繰り返しによって、カードのコネクタへの挿入動作とコネクタからの排出動作とを行うことができるプッシュ−プッシュ式カード用コネクタに関する。
近年、音声データや、携帯電話、デジタルカメラで撮影した画像データを記録するために、小型のメモリカードが広く使用されるようになっている。このようなカードを使用する機器側のコネクタには、挿入され接続されたカードを簡易な操作で排出できるようにすべく、プッシュ-プッシュ式のイジェクト機構を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−281100号公報
従来のカードコネクタのイジェクト機構は、それぞれ別部品からなるイジェクトバーと、スプリングとフォロワーで構成されている。イジェクトバーはハウジング内の側面近傍にスライド可能に保持されている。イジェクトバーにはハートカム部が形成されており、ハートカム部にはフォロワーが係合されている。このような構成を有するイジェクト機構においては、スプリングによるイジェクトバーのカード排出方向への付勢力を利用してフォロワーをハートカム部に追従させることにより、プッシュ−プッシュ機能が実現されている。
本発明は、上述したプッシュ−プッシュ機能と同様な機能をより少ない部品点数で実現してなる、カードコネクタを提案することを目的とする。
本発明によれば、第1のカードコネクタとして、
カードと接続する端子、該端子を保持するベース部材及び該ベース部材を覆う金属カバー、及びカードの排出を行うイジェクト機構を備えたカードコネクタにおいて、
前記イジェクト機構は、カム部と、フォロワーと、該フォロワーを前記カム部に追従させるようにして弾性支持する弾性支持部材とを備えており、
前記フォロワーと前記弾性支持部材とは前記金属カバーと一体形成されている
ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第2のカードコネクタとして、前記第1のカードコネクタにおいて、
前記弾性支持部材は、カード挿入方向に直交する直線である原線と該原線上の一点である原点を含む所定平面に直交する方向に前記フォロワーを突出させるようにして支持していると共に、前記所定平面内において前記原点を中心とした所定半径の円を所定円とし且つ前記原線と所定角をなす径を所定径とした場合における前記所定円と前記所定径との交差位置である初期位置に前記フォロワーを付勢するものであり、
前記カム部は、
前記所定平面内において第1点から第2点まで連続したガイド線を形成する第1ガイド部であって、前記第1点と前記原点とを結ぶ線が前記原線となす角である第1角は前記第2点と前記原点とを結ぶ線と前記原線となす角である第2角より大きく、且つ前記ガイド線と前記所定円との交点と前記原点とを結ぶ線と前記原線とがなす角は前記所定角よりも小さくなるように構成された第1ガイド部と、
前記所定平面内において前記所定円に対して前記第2点と同じ側に位置する第3点乃至第5点を連続して通る鉤状線を形成する受部であって、前記第3点と前記原点とを結ぶ線が前記原線となす角である第3角は前記第2点と前記原点とを結ぶ線が前記原線となす角である第2角よりも大きく、且つ前記第3点は前記第2点よりも前記所定円に近い位置に位置しており、前記第4点と前記原点との結ぶ線が前記原線となす角である第4角は前記第3角よりも大きく且つ前記第4点は前記所定円に対して前記第3点よりも近い位置に位置しており、前記第5点と前記原点とを結ぶ線が前記原線となす角である第5角は前記第4角よりも小さくなるように構成されている受部と、
前記カード排出動作時において、前記第5点に対応する前記所定円上の点である第6点から前記初期位置まで前記所定円上を通るように前記フォロワーを誘導する第2ガイド部と、
を備えている、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第3のカードコネクタとして、前記第2のカードコネクタにおいて、
前記弾性支持部材は、前記フォロワーが前記所定径から外れた場合に前記フォロワーを前記所定径上に復帰させる第1復元力と、前記フォロワーが前記所定円から外れた際に前記フォロワーを前記所定円上に復帰させる第2復元力とを提供するものであり、
前記第2ガイド部は、前記弾性支持部材の前記第1復元力を利用して前記フォロワーを前記第6点から前記初期位置まで誘導する、ことを特徴とするカードコネクタ。
本発明によれば、第4のカードコネクタとして、前記第3のカードコネクタにおいて、
前記金属カバーと一体に形成された前記第1復元力を増大させる弾性片を更に備える、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第5のカードコネクタとして、前記第3又は前記第4のカードコネクタにおいて、
前記弾性支持部材は、前記第1復元力を提供する第1弾性部と前記第2復元力を提供する第2弾性部を備え、
前記第1弾性部は、前記所定平面内において前記原点を通るようにして延設されており、
前記第1弾性部の一端は、前記原点を中心に前記所定径より径の小さい円上に位置しており、
前記第2弾性部は、前記第1弾性部の前記一端に設けられると共に前記フォロワーを支持する、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第6のカードコネクタとして、前記第5のカードコネクタにおいて、
前記第1弾性部は、所定平面内において前記原線と平行に延びる基部と、該基部と前記連結された可動部とを備え、
前記可動部は、所定平面内において前記原点と前記第1弾性部の一端とを結ぶ直線を形成し、
前記第2弾性部は、屈曲部を有している、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第7のカードコネクタとして、前記第6のカードコネクタにおいて、
前記屈曲部は、前記可動部が前記所定平面内になす直線上から外れている位置に位置し、
前記屈曲部と前記原点とを結ぶ線と前記原線とのなす角は、前記可動部のなす前記直線と前記原線とのなす角よりも大きく、
前記第2弾性部は、カード挿入動作時におけるカード挿入力を前記フォロワーに伝達する一方でカード排出動作時における前記フォロワーの動きをカードに対してカード排出力として伝達するための伝達部を構成している、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第8のカードコネクタとして、前記第2乃至前記第7のいずれかのカードコネクタにおいて、
前記カム部は、補助ガイド部を更に備え、
前記補助ガイド部は、前記所定平面内において第1補助点から第2補助点まで連続した補助ガイド線を形成するガイド部であり、
前記補助ガイド線は、前記第2点と前記第5点とを結ぶ直線と交差しており、
前記第1補助点と前記原点との結ぶ線が前記原線となす角である第1補助角は、前記第2補助点と前記原点との結ぶ線が前記原線となす角である第2補助角よりも大きく、
前記第2補助角は、前記第2角及び前記第5角よりも小さく、
前記第2補助点は、前記所定円に対して前記第2点よりも近い位置に位置しており、
前記補助ガイド部は、前記カード挿入動作時において前記第2点を通過した前記フォロワーを前記受部まで誘導する、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第9のカードコネクタとして、前記第8のカードコネクタにおいて、
前記第1補助点は、前記所定平面内において前記所定円に対して前記第3点よりも近い位置に位置している、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第10のカードコネクタとして、前記第8又は前記第9のカードコネクタにおいて、
前記第1ガイド部、前記受部及び前記第2ガイド部並びに前記補助ガイド部は、一体に形成されている、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第11のカードコネクタとして、前記第10のカードコネクタにおいて、
前記カム部は、前記第2ガイド部の前記第6点に相当する部位と前記補助ガイド部とを連結する連結部を備えており、
前記第2ガイド部の前記第6点に相当する部位は、前記受部の前記第5点に相当する部位よりも前記フォロワーの突出する方向に窪んだ凹部であり、
前記凹部は、前記カード排出動作時において、前記受部を離れた前記フォロワーを前記所定円上に誘導する、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第12のカードコネクタとして、前記第2乃至前記第11のいずれかのカードコネクタにおいて、
前記第2ガイド部は、傾斜部を備え、
前記傾斜部は、前記所定平面内において前記所定円と重なる位置に位置し、前記原線から遠ざかるにつれて前記フォロワーの突出方向とは逆方向に高くなるように設けられている、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第13のカードコネクタとして、前記第1乃至前記第12のいずれかのカードコネクタにおいて、
前記カム部は、前記金属カバーの一部に形成されている、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第14のカードコネクタとして、前記第13のカードコネクタにおいて、
前記カム部は、前記金属カバーの材料を打ち抜いて前記金属カバーの主面となる部位と一箇所のみでつながっている所定形状の金属片を形成し、該金属片を複数回折り曲げることにより得ることができるものである、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第15のカードコネクタとして、前記第13のカードコネクタにおいて、
前記カム部は、前記金属カバーの材料に切り込みを入れて前記金属カバーの主面となる部位と一箇所のみでつながっている金属片を複数個形成し、該金属片のそれぞれを曲げ起こすことにより得ることができるものである、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第16のカードコネクタとして、前記第15のカードコネクタにおいて、
前記カム部の前記第1ガイド部は、前記所定円と交差する位置において、カード挿入方向の逆方向であるカード排出方向に向けて緩やかに反るように形成されている、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第17のカードコネクタとして、前記第1乃至前記第12のいずれかのカードコネクタにおいて、
前記カム部は、前記ベース部材に一体形成されている、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第18のカードコネクタとして、前記第1乃至前記第17のいずれかのカードコネクタにおいて、
2つの電気的接点を更に備え、
前記2つの電気的接点は、前記ベース部材に保持され、カード挿入動作状態又はカード排出動作状態を検知するスイッチを構成している、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明によれば、第19のカードコネクタとして、前記第1乃至前記第17のいずれかのカードコネクタにおいて、
2つの電気的接点を更に備え、
前記2つの電気的接点の一方はベース部材に保持され、他方が前記金属カバーに一体に形成されることにより、
前記2つの電気的接点は、カード挿入動作状態又はカード排出動作状態を検知するスイッチを構成している、ことを特徴とするカードコネクタが得られる。
本発明の第1のカードコネクタにおいては、フォロワーと弾性支持部材とが金属カバーと一体形成された弾性支持部材の弾性力を利用してフォロワーをカム部に追従させている。これにより、部品点数の削減が図られている。
本発明の第2のカードコネクタにおいては、カム部が所定の場所に固定された状態でプッシュ−プッシュ式イジェクト機構が実現されている。これにより、カードコネクタ内のデッドスペースの有効活用の可能性が高められている。
例えば、最近のメモリカードには、先端の角部が面取りされたものも存在している。かかるメモリカードが、カードコネクタに装着された場合、面取り部分がコネクタ内でデッドスペースを生むこととなる。
しかしながら、従来のカードコネクタでは、ハートカム部をイジェクトバー内に形成していた。従って、イジェクトバーをある程度の大きさ以下とすることは困難であり、イジェクト機構の設置位置を、例えば、従来例のようにハウジング内の側面近傍とせざるを得なかった。そのため、従来のカードコネクタでは、前述のデッドスペースを有効に活用することはできなかった。
これに対して、本発明の第2のカードコネクタによれば、例えば、カム部を前述のメモリカードに起因したデッドスペースに配置させた場合には、デッドスペースの有効活用を図ることができる。
本発明の第3のカードコネクタによれば、第1復元力及び第2復元力という2つの力を利用してフォロワーをカム部に追従させることが可能となる。即ち、初期状態においてカード後端部が押圧されると、その力が伝達部を通じてフォロワーに伝達され、フォロワーは、第1ガイド部へ押しつけられる。この状態において、更にカードが押し込まれると、フォロワーは第1ガイド部に沿って移動する。フォロワーが第2点を超えると、弾性支持部材は第2復元力によりフォロワーを所定円に近づけようとする一方、第1復元力によりフォロワーを所定径に近づけようとする。その結果、フォロワーは受部に受け止められる。カード排出動作時において、カード後端部が再度押し込まれると、フォロワーは受部の第4点から第5点に向けて移動させられる。フォロワーが第5点を超えると第2復元力が機能して第6点上に移動させられる。即ち、フォロワーは所定円上に位置することとなる。この状態においてカード後端部に加えていた力を解放すると、フォロワーは第1復元力により第2ガイド部上を誘導されて初期位置まで移動する。このフォロワーの動きは伝達部を通じてカードに伝達されカードが排出される。
本発明の第4のカードコネクタによれば、第1復元力を増大させて、カード排出動作を確実に行うことができる。
本発明の第5のカードコネクタによれば、第1弾性部が径方向に伸縮しないことからフォロワーの位置制御を容易にすることができる。
本発明の第6のカードコネクタによれば、屈曲部を備えるという簡易な手段により第2復元力を提供することができる。
本発明の第7のカードコネクタによれば、第2弾性部が、従来のイジェクトバーとしての機能を兼ね備えていることによりイジェクトバーを省略することができる。
本発明の第8のカードコネクタによれば、カード挿入時に第1ガイド部を越えたフォロワーを受部に適切に誘導することができる。
本発明の第9のカードコネクタによれば、フォロワーの軌跡を考慮せずともフォロワーを受部に確実に誘導することができる。
本発明の第10のカードコネクタによれば、部品点数を少なくすることができる。
本発明の第11のカードコネクタによれば、カード排出時に受部の第5点から所定円上の第2ガイド部の第6点まで確実にフォロワーを誘導することできる。
本発明の第10のカードコネクタによれば、カード排出時にフォロワーをスムーズに初期位置まで戻すことできる。また、傾斜部が原線から遠ざかる方向につれて高くなっているため、カード挿入時におけるフォロワーの直行方向前方には第1ガイド部による壁又は当接部が形成されることとなる。従って、フォロワーが経路を誤って第2ガイド部に誘導されることを防止することができる。
本発明の第12乃至第16のカードコネクタによれば、部品点数を更に少なくすることができる。特に、第16のカードコネクタによれば、第1ガイド部を部分的にカード排出方向に向けて迫り上げるという簡易な手段で、第2ガイド部の一部が実現されている。
本発明の第17のカードコネクタによれば、部品点数を更に少なくすることができる。また、例えば、ベース部材が樹脂からなる場合は、カム部材のベース部材をモールド成型にて製造することができる。
本発明の第18又は第19のカードコネクタによれば、カード挿入動作状態とカード排出動作状態を把握することができる。
(第1の実施の形態)
以下、図1乃至図14を用いて、本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタについて詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施の形態によるカードコネクタ100は、金属カバー10とベース部材20を備えている。ベース部材20と金属カバー10は、カード200を収容するカード収容スペースを規定している。ベース部材20は、複数の端子30を保持している。各端子30は、Z方向においてカードコネクタ内に突出している。各端子30は、バネ性を有することからカード200がX方向から挿入された際には、カード200は各端子30により金属カバー10側に押し付けられることになる。
図2に示されるように、本実施の形態による金属カバー10は、弾性支持部材40とフォロワー50とカム部60を一体形成してなるイジェクト機構を有している。金属カバー10は、XY平面と平行な主面11と、Z方向に立設されると共にY方向に延びる壁面12を備えており、主面11にはカム部60が形成されている。壁面12には弾性支持部材40の一端が固定され、弾性支持部材40の他端にはフォロワー50がZ方向に突出して形成されている。弾性支持部材40は、フォロワー50をカム部60に追従させるようにして弾性支持している。
図3を用いて、XY平面における弾性支持部材40とフォロワー50の動作について説明する。尚、以下の説明においては理解の促進を図るため、円座標系による表現も導入する。XY座標変換と円座標変換は、X=−rsinθ、Y=rcosθ にしたがうこととする。本実施においては、壁面12がXY平面に投影されてなる線を原線とし、壁面12と弾性支持部材40との分岐点を原点Oとする。しかしながら、以下の説明から明らかなように、原線は動作説明上必要とされる仮想直線であって実体を要するものではないことから、壁面が必ずしも原線を規定するものでなければならないわけではない。即ち、壁面は平面でなく曲面で構成されていても良い。
弾性支持部材40は、原点Oを中心とした半径r0の円である所定円と、原線と角θとなす径である所定径とが交差する位置である初期位置P(r、θ)にフォロワー50を付勢している。
弾性支持部材40は、フォロワー50が所定径から外れた場合にフォロワー50を所定径上に復帰させる第1復元力を提供する第1弾性部41と、フォロワー50が所定円から外れた際にフォロワー50を所定円上に復帰させる第2復元力を提供する第2弾性部42を備えている。
第1弾性部41は、壁面12に固定されている基部43と主面11上を移動可能とする可動部44を備えている。基部43は、壁面12と平行に延びるように形成されている。可動部44は、基部43と連結され原点Oと第1弾性部41の一端41aとを結ぶ直線を形成する。本実施における可動部44は、実質的には伸縮しない。従って、第1弾性部41の一端41a、即ち可動部44の一端は、原点Oを中心とした円であって所定円より径の小さい円上に位置している。
第2弾性部42は、屈曲部45を有している。本実施における屈曲部45は、カード排出方向に突出している。即ち、屈曲部45は、可動部44がなす直線上から外れるようにして位置しており、且つ、屈曲部45と原点Oとを結ぶ線と原線とのなす角は、可動部44のなす直線と原線とのなす角よりも大きい。第2弾性部42の一端は第1弾性部41の一端に接続され、他端はフォロワー50を支持している。本実施の形態における第2弾性部42は、上述の屈曲部45を有していることから、カード挿入動作時におけるカード挿入力をフォロワー50に伝達する一方、カード排出動作時におけるフォロワー50の動きをカード200に対してカード排出力として伝達する伝達部としても機能する。
次に、図3に示すようにして位置制御されるフォロワー50との関連でハートカム機能を実現させるためにカム部60を設計するに際して考慮すべき条件について、図4を用いて説明する。
図4に示されるように、カム部60は、第1ガイド部61、受部62と第2ガイド部63と補助ガイド部64を備えている。第1ガイド部61は、カード挿入動作時に所定円上から外れる方向にフォロワー50を誘導するものである。受部62は、第1ガイド部61から外れたフォロワー50を受け止めて保持しておくものである。第2ガイド部63は、カード排出動作時に受部62を離れたフォロワー50を所定円上を通るように誘導しつつ初期位置Pに復帰させるものである。補助ガイド部64は、第1ガイド部61を超えて移動してきたフォロワー50を受部62まで確実に誘導させるための付加的なガイド部である。以下、各ガイド部の相互位置関係を具体的に説明する。
第1ガイド部61は、第1点P(r、θ)から第2点P(r、θ)まで連続したガイド線を形成している。角θは、角θより大きい。ガイド線は、初期位置P(r、θ)よりも原線に近い位置で所定円と交差している。
受部62は、第3点P(r、θ)と第4点P(r、θ)と第5点P(r、θ)を連続して通る鉤状線を形成している。第3点P乃至第5点Pは、所定円に対して第2点Pと同じ側に位置する。本実施の形態においては、第2点Pは所定円の外側にあるので第3点P乃至第5点Pも所定円の外側に位置している。第3点Pは、第2点Pよりも所定円に近い位置に位置し、且つ角θは、角θより大きい。第4点Pは、第3点Pよりも所定円に近い位置に位置し、且つ角θは、角θよりも大きい。角θは、角θよりも小さい。
第2ガイド部63は、フォロワー50が第6点P(r、θ)から初期位置P(r、θ)まで所定円上を通って戻れるように、構成されている。即ち、第2ガイド部63によるフォロワー50の誘導経路は、第1ガイド部61の形成するガイド線と交差している。なお、第6点Pは、第5点Pに対応する所定円上の点である。本実施における角θは、実質的に角θと同一の径上に位置している。
補助ガイド部64は、第1補助点P(r、θ)から第2補助点P(r、θ)まで連続する補助ガイド線を形成している。補助ガイド線は、第2点Pと第5点Pを結ぶ直線と交差している。角θは、角θよりも大きい。第8点Pは、第2点Pよりも所定円に近い位置に位置し、且つ、角θは、角θ及び角θよりも小さい。本実施における第1補助点Pは、第3点Pよりも所定円に近い位置に位置している。
図5に示されるように、本実施におけるカム部60は、第1ガイド部61と受部62と第2ガイド部と補助ガイド部64が連続して一体に形成されているものである。即ち、第2点Pと第3点Pは連続して形成され、且つ、第2ガイド部63と補助ガイド部64が連結部65を介して連続して形成されている。また、カム部60は、コネクタ内のデッドスペースに配置されているものである。なお、初期位置Pは、カム部60形成時に主面11に設けられた打抜き部分内に位置している。
図示されたカム部60は、金属カバー10の材料の一部を打ち抜いて、主面11と一箇所で接続された所定形状の金属片13を形成し、その金属片13を複数回に折り曲げて形成して得たものである。
第1ガイド部61と受部62は、金属片13の縁を利用して構成されており、第2ガイド部62は、金属片13の表面を利用して構成されている。従って、フォロワー50は、第1ガイド部61及び受部62に対してはZ方向と直交する方向にて当接するようにしてガイドされ、カード排出動作時には第2ガイド部63(図5において点線で示されている)上を摺動することとなる。特に、本実施の形態における第2ガイド部63は、第6点Pの位置において、受部62の第5点Pに相当する部位よりもZ方向に窪んだ凹部66を有している。この凹部66により、カード排出動作時において受部62より奥に移動したフォロワー50は、第2ガイド部63上に誘導される。加えて、第2ガイド部63は、壁面12から遠ざかるにつれてZ方向とは逆方向に高くなる傾斜部67を一部に備えている。従って、カード排出動作時において第1復元力を受けているフォロワー50は、スムーズに初期位置まで戻ることができる。
図6乃至図8を用いて、カード挿入時における弾性支持部材40とカム部60の動作を説明する。尚、本実施におけるカード200は、先端の角部が面取りされたものである。図6に示すように、カード200の後端部が押圧され、カードコネクタ100内にカード200が挿入されると、弾性支持部材40の第2弾性部42、即ち伝達部にカード200が当接する。これにより、初期位置Pに位置していたフォロワー50は、伝達部を介してカード挿入力を受けて、第1ガイド部61へ押し付けられる。
次に図7に示すように、更にカード200が押し込まれると、フォロワー50は第1ガイド部61に沿って第2点Pの位置へ移動させられる。フォロワー50が第2点P2の位置を越えると、フォロワー50は、弾性支持部材40の第2復元力により所定円に向けて移動させられ、補助ガイド部64に当接する。その一方で、フォロワー50は、弾性支持部材40の第1復元力を受けて、所定径に近づく方向に移動させられる。この結果、フォロワー50は、受部62へ押し付けられる。この際、フォロワー50には第1復元力がまだ作用しているため、フォロワー50は受部62に保持される。この状態が、カード接続状態である。
図9乃至図12を用いて、カード排出時における弾性支持部材40とカム部60の動作を説明する。図9に示すように、再度、カード200の後端部が押圧されると、フォロワー50は、受部62の第4点Pから第5点Pに向けて移動させられる。フォロワー50は、第5点Pの位置を越えると、弾性支持部材40の第2復元力により凹部66を通って第2ガイド部63上へ移動させられる。
図10に示すように、その結果、フォロワー50は、所定円上に位置することとなる。この状態において、カード200の後端部に加えていた力を開放すると、フォロワー50は、弾性支持部材40の第1復元力により初期位置Pへ押し戻される。図11に示すように、フォロワー50は、傾斜部67を乗り越え、第2ガイド部63上を誘導されるようにして初期位置Pまで移動させられる。このフォロワー50の動きは伝達部を通じてカード200に伝達され、それにより、カード200が排出方向へ排出される(図12)。
フォロワー50が所定円上に位置している際には第2復元力が作用しないことからも明らかなように、本実施の形態においては、フォロワー50が第2ガイド部63上をガイドされる際にフォロワー50に作用しているのは事実上第1復元力だけである。即ち、カードを排出する力は第1復元力による。
図13には、この第1復元力を補強するようにして設計された変形例が示されている。図示された変形例において、金属カバー10の壁面12には、弾性片68が一体形成されて備えられている。弾性片68の自由端はコネクタ内に突出している。弾性片68にはバネ性が付与されており、弾性片68の自由端がX方向に変位した場合には元の位置に戻るように構成されている。カード排出動作時においては、弾性支持部材40の可動部44が金属カバー10の壁面12に近づく過程で弾性片68の自由端を壁面12側に移動させることから、弾性片68にはその自由端を元の位置に戻す力が蓄えられる。この弾性片68のバネ性に起因した力は、カード排出動作時において第1復元力と同方向に働く。従って、カード200の排出も確実に行われる。
図14には更に他の変形例が示されている。この変形例においては、カム部60における金属カバー10の主面11との接続部である梁部69を図2に示されるものよりも長くし、カム部60のZ方向におけるバネ性を高めている。これにより、フォロワー50のカム部60に対する押付け追従性を高めることができる。
更に他の変形例としては、第1ガイド部61をカード収容スペース内に向けて捲り上げてなるものも挙げられる(図示せず)。第1ガイド部61をこのように変形することにより、カード挿入動作時においてフォロワー50を確実に第1ガイド部61に沿って移動させることができる。
(第2の実施の形態)
以下、図15乃至図16を用いて、本発明の第2の実施の形態によるカードコネクタについて説明する。
本実施の形態におけるカム部60aは、それぞれ別個の金属片を折り曲げ形成してなる第1ガイド部61a、受部62a及び補助ガイド部64aを備えている。かかるカム部60aは、例えば、金属カバー10の材料に切り込みを入れて、金属カバー10の主面11となる部位と一箇所のみでつながっている金属片を複数個形成し、金属片のそれぞれを曲げ起こすことにより得ることができる。
加えて、図15及び図16から理解されるように、本実施の形態における第1ガイド部61aは、所定円と交差する位置において、カード排出方向に向けて緩やかに反るようにして形成されている。この緩やかな反返り部61a1は、本実施の形態における第2ガイド部63aの一部をなし、所定円上をカード排出方向に向けて戻るフォロワー50を初期位置P0までスムーズに誘導する一方、カード挿入動作時にはフォロワー50が第1ガイド部61aに確実にガイドする役目を果たす。
このようにして構成されたカム部60aにおいては、第1の実施の形態におけるカム部60とは異なり、第1ガイド部61a上の第2点Pと受部62a上の第3点Pとが一致していない。しかしながら、図4を用いて説明したカム部の設計上の要件は満たしているため、第1の実施の形態におけるプッシュ−プッシュ式イジェクト機構と同様の構成を得ることができる。
(第3の実施の形態)
以下、図17乃至図19を用いて、本発明の第3の実施の形態によるカードコネクタについて説明する。
本実施の形態におけるカム部60bは、前述の第1及び第2の実施の形態とは異なり、ベース部材20と一体に形成されている。詳しくは、ベース部材20は、金属カバー10の主面11に対向する面21を備えており、カム部60bは面21上に設けられている。
カム部60bは、ほぼ一定の厚みを有する主部60b1と、補助ガイド部64bとを備えている。第1ガイド部61b及び受部62bは、主部60b1の側壁として形成されており、互いに連続している。即ち、本実施の形態においては第1の実施の形態と同様に、第1ガイド部61b上の第2点Pと受部62b上の第3点Pとは一致している。主部60b1には、カード排出方向に向かうにつれてフォロワー50の突出方向とは逆方向に向かって傾斜してなる傾斜部67bが形成されている。この傾斜部67bは第2ガイド部63bの一部をなし、カード排出動作時においてフォロワー50を初期位置Pまでスムーズに誘導する役割を果たす。
本実施の形態におけるカム部60bも、第1及び第2の実施の形態におけるカム部60及び60aと同様に、図4を用いて説明したカム部の設計条件を満たしているものであり、従って、第1の実施の形態におけるプッシュ−プッシュ式イジェクト機構と同様の構成が実現されている。
図20及び図21には、第3の実施の形態によるカードコネクタに対して、カード挿入状態又はカード排出状態を検知するスイッチを付加してなる変形例が示されている。
図20に示される例においては、2つの電気的接点81、82がベース部材20に保持されており、カード挿入に伴って電気的接点81、82が接触するように構成されている。この電気的接点81及び82の接触・非接触によりカード挿入状態又はカード排出状態を検知することができる。
一方、図21に示される例においては、弾性支持部材40が電気的接点を兼ねており、他方の電気的接点83は、ベース部材20に保持されている。弾性支持部材40は、金属カバー10の耳部14を通じて、カードコネクタが搭載される基板上の接点と接続される。この例においても、図20の例と同様に、電気的接点83と弾性支持部材40の接触・非接触によりカード挿入状態又はカード排出状態を検知することができる。
本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタを示す分解斜視図である。 図1に示される金属カバーを示す斜視図である。 図2に示される弾性支持部材によるフォロワーの位置制御を示す図である。 図2に示されるカム部の設計条件を説明する図である。 図2に示されるカム部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタの動作の一過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタの動作の一過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタの動作の一過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタの動作の一過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタの動作の一過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタの動作の一過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタの動作の一過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタの一変形例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるカードコネクタの他の変形例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態によるカードコネクタにおける金属カバーを示す斜視図である。 図15に示されるカム部を示す上面図である。 本発明の第3の実施の形態によるカードコネクタ示す一部破断斜視図である。 図17に示されるカム部を示す上面図である。 図17に示されるカム部を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態によるカードコネクタの一変形例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態によるカードコネクタの他の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
100 カードコネクタ
10 金属カバー
11 主面
12 壁面
13 金属片
14 耳部
200 カード
20 ベース部材
30 端子
40 弾性支持部材
41 第1弾性部
42 第2弾性部
43 基部
44 可動部
45 屈曲部
50 フォロワー
60,60a,60b カム部
60b1 主部
61,61a,61b 第1ガイド部
61a1 反返り部
62,62a,62b 受部
63,63a,63b 第2ガイド部
64,64a,64b 補助ガイド部
65 連結部
66 凹部
67,67b 傾斜部
68 金属片
69 栞部
81,82,83 電気的接点


Claims (7)

  1. カードと接続する端子、該端子を保持するベース部材及び該ベース部材を覆う金属カバー、及びカードの排出を行うイジェクト機構を備えたカードコネクタにおいて、
    前記イジェクト機構は、カム部と、フォロワーと、該フォロワーを前記カム部に追従させるようにして弾性支持する弾性支持部材とを備えており、
    前記フォロワーと前記弾性支持部材とは前記金属カバーと一体形成されている
    ことを特徴とするカードコネクタ。
  2. 請求項1記載のカードコネクタにおいて、
    前記弾性支持部材は、カード挿入方向に直交する直線である原線と該原線上の一点である原点を含む所定平面に直交する方向に前記フォロワーを突出させるようにして支持していると共に、前記所定平面内において前記原点を中心とした所定半径の円を所定円とし且つ前記原線と所定角をなす径を所定径とした場合における前記所定円と前記所定径との交差位置である初期位置に前記フォロワーを付勢するものであり、
    前記カム部は、
    前記所定平面内において第1点から第2点まで連続したガイド線を形成する第1ガイド部であって、前記第1点と前記原点とを結ぶ線が前記原線となす角である第1角は前記第2点と前記原点とを結ぶ線と前記原線となす角である第2角より大きく、且つ前記ガイド線と前記所定円との交点と前記原点とを結ぶ線と前記原線とがなす角は前記所定角よりも小さくなるように構成された第1ガイド部と、
    前記所定平面内において前記所定円に対して前記第2点と同じ側に位置する第3点乃至第5点を連続して通る鉤状線を形成する受部であって、前記第3点と前記原点とを結ぶ線が前記原線となす角である第3角は前記第2点と前記原点とを結ぶ線が前記原線となす角である第2角よりも大きく、且つ前記第3点は前記第2点よりも前記所定円に近い位置に位置しており、前記第4点と前記原点との結ぶ線が前記原線となす角である第4角は前記第3角よりも大きく且つ前記第4点は前記所定円に対して前記第3点よりも近い位置に位置しており、前記第5点と前記原点とを結ぶ線が前記原線となす角である第5角は前記第4角よりも小さくなるように構成されている受部と、
    前記カード排出動作時において、前記第5点に対応する前記所定円上の点である第6点から前記初期位置まで前記所定円上を通るように前記フォロワーを誘導する第2ガイド部と、
    を備えている、ことを特徴とするカードコネクタ。
  3. 請求項2に記載のカードコネクタにおいて、
    前記弾性支持部材は、前記フォロワーが前記所定径から外れた場合に前記フォロワーを前記所定径上に復帰させる第1復元力と、前記フォロワーが前記所定円から外れた際に前記フォロワーを前記所定円上に復帰させる第2復元力とを提供するものであり、
    前記第2ガイド部は、前記弾性支持部材の前記第1復元力を利用して前記フォロワーを前記第6点から前記初期位置まで誘導する、ことを特徴とするカードコネクタ。
  4. 請求項3に記載のカードコネクタにおいて、
    前記金属カバーと一体に形成された前記第1復元力を増大させる弾性片を更に備える、ことを特徴とするカードコネクタ。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のカードコネクタにおいて、
    前記弾性支持部材は、前記第1復元力を提供する第1弾性部と前記第2復元力を提供する第2弾性部を備え、
    前記第1弾性部は、前記所定平面内において前記原点を通るようにして延設されており、
    前記第1弾性部の一端は、前記原点を中心に前記所定径より径の小さい円上に位置しており、
    前記第2弾性部は、前記第1弾性部の前記一端に設けられると共に前記フォロワーを支持する、ことを特徴とするカードコネクタ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のカードコネクタにおいて、
    前記カム部は、前記金属カバーの一部に形成されている、ことを特徴とするカードコネクタ。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のカードコネクタにおいて、
    前記カム部は、前記ベース部材に一体形成されている、ことを特徴とするカードコネクタ。
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