JP4944550B2 - カード用コネクタ - Google Patents

カード用コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4944550B2
JP4944550B2 JP2006252956A JP2006252956A JP4944550B2 JP 4944550 B2 JP4944550 B2 JP 4944550B2 JP 2006252956 A JP2006252956 A JP 2006252956A JP 2006252956 A JP2006252956 A JP 2006252956A JP 4944550 B2 JP4944550 B2 JP 4944550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
bottom plate
plate portion
side bottom
back side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006252956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008077875A (ja
Inventor
幸一 桐生
千春 笹岡
敏弘 草谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Fujitsu Component Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Component Ltd filed Critical Fujitsu Component Ltd
Priority to JP2006252956A priority Critical patent/JP4944550B2/ja
Publication of JP2008077875A publication Critical patent/JP2008077875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4944550B2 publication Critical patent/JP4944550B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明はカード用コネクタに係り、特に、ディジタルカメラ等の電子機器に組み込まれ、第1のカード及び第2のカードが選択的に装着可能であり、二種類のカードに適用可能である構成のカード用コネクタに関する。
ディジタルカメラ、携帯オーディオ機器、携帯電話機、電子複写機等の電子機器にはカード用コネクタが組み込んであり、電子機器は、半導体記憶素子が内蔵してあるカードをカード用コネクタに装着された状態で使用される。
現在、カードは複数種類存在している。よって、電子機器を複数種類のカードに適用可能な構成にしようとする場合には、通常は、電子機器に、第1のカードに専用の第のカードコネクタと、第2のカードに専用の第2のカードコネクタとを並べて組み込んだ構成となる。しかし、小型化が求められている電子機器においては、カード用コネクタを2つ組み込むことは望ましくない。
この問題を解決するカード用コネクタとして、二種類のカードに適用可能である構成としたカード用コネクタが、特許文献1に示されている。
このカード用コネクタは、一つのカード挿入口から第1のカード及び第2のカードのいずれもが選択的に挿入されて装着可能である構成である。第1のカードの長さは第2のカードよりも長い。
このカード用コネクタは、ハウジングの内部に、第1のカードの接点に対応する第1のコンタクト部材及び第2のカードの端子に対応する第2のコンタクト部材を配置してなり、第1のカードが挿入されると、その端子が第1のコンタクト部材に接触した状態となって、第2のカードが挿入された場合には、その端子が第2のコンタクト部材に接触した状態となって、第2のカードが装着される構成である。
特開2001−223044号公報
しかし、第1のカードを挿入する場合に第2のコンタクト部材が挿入される第1のカードによって無用に曲げられてしまわないように保護する対策が十分ではなかった。
そこで、本発明は、上記課題を解決したカード用コネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
共通のカード挿入口と、
前記カード挿入口に近い側のカード挿入口側底板部分と、
該カード挿入口側底板部分に配置してある第2のコンタクト部材と、
該カード挿入口側底板部分より奥側に位置しており、前記カード挿入口側底板部分よりも高く配置してある奥側底板部分と、
該奥側底板部分に配置してある第1のコンタクト部材とを有し、
短い長さを有する第2のカードと長い長さを有する第1のカードとが前記カード挿入口に選択的に挿入されて、前記第2のカードが前記第2のコンタクト部材と電気的に接続されて且つ前記カード挿入口側底板部分に装着され、前記第1のカードが前記第1のコンタクト部材と電気的に接続されて且つ前記奥側底板部分に前記第2のカードの幅方向の中心線に対して前記第1のカードの幅方向の中心線が片側にずれた位置関係にて装着される構成のカード用コネクタであって、
前記奥側底板部分より前記カード挿入口側底板部分の方向に向かって斜め下向きに張り出しており、挿入される前記第1のカードの先端を前記奥側底板部分に案内する案内面部を前記片側に有する構成としたことを特徴とする。
案内面部が存在することによって、第1のカードを装着するときには、第1のカードの先端部分は、案内面部が存在していない構成に比較して、早い段階で案内され始めて上方へ変位され、よって、挿入される第1のカードによって第2のコンタクト部材が撓まされる量を従来に比べて少なくすることが出来、第1のカードの先端部分の第2のコンタクトへの当たりが弱くなって、第2のコンタクトの傷みを従来に比べて軽減出来る。また、案内面部の寸法形状によっては、第1のカードが第2のコンタクト部材に接触しないようにすることも出来る。第1のカードを引き抜くときには、案内面部が存在することによって、第1のカードの先端の下方への変位が遅れ、第2のコンタクト部材が撓まされる量を従来に比べて少なくすることが出来、第2のコンタクトの傷みを従来に比べて軽減出来る。また、案内面部の寸法形状によっては、第1のカードが第2のコンタクト部材に接触しないようにすることも出来る。
次に本発明の実施の形態について説明する。
各図中、X1−X2は幅方向、Y1−Y2は長手方向、Z1−Z2は厚さ(高さ)方向である。
先ず、カード用コネクタに装着される第1、第2のカードについて説明する。
図1は第1のカード10をその裏面側を見上げて示す。第1のカード10は、メモリスティク(商標)であり、内部にICメモリを有し、長さL1、幅W1,厚さT1を有し、裏面11、表面12、側面部13,14、先端部15、後端部16を有し、且つ、裏面11のうち先端部15側に、複数の端子17がリブ18によって仕切られて幅方向に並んでいる構成である。L1aは後端部16から端子17までの寸法である。第1のカード10には、向きを識別するための切欠き部19aが、先端部15のうちX2側に形成してある。第1のカード10の先端部15のうちX1側は、角部19bである。CL10は第1のカード10のY1−Y2方向に延在する中心線である。
図2は第2のカード20をその裏面側を見上げて示す。第2のカード20は、SDカード(商標)であり、内部にICメモリを有し、長さL2、幅W2,厚さT2を有し、裏面21、表面22、側面部23,24、先端部25、後端部26を有し、且つ、裏面21のうち先端部25側に、複数の端子27がリブ28によって仕切られて幅方向に並んでいる構成である。側面部23,24には、ガイドリブ23a,24aが形成してある。L2aは後端部26から端子27までの寸法である。第2のカード20には、向きを識別するための切欠き部29が、先端部25のうちX1側に形成してある。CL20は第2のカード20のY1−Y2方向に延在する中心線である。
第1のカード10と第2のカード20とは、幅W1とW2とは略同じであり、且つ、厚さT1とT2とも略同じであるけれども、長さL1が長さL2の約2倍と長く、主に、長さが相違している。また、向きを識別するための切欠き部19a、29の位置が相違している。
第1、第2のカード10、20において、Y1はカード用コネクタへ挿入する方向であり、Y2は引き抜き方向である。
[第1実施例]
図3は本発明の第1実施例のカード用コネクタ30を第1、第2のカード10、20と対応させて示す。
[カード用コネクタ30の概略]
カード用コネクタ30は、図3に示すように、コンタクト部材付きハウジング40を金属板製のカバー部材35で覆った構造であり、長さL10、幅W10、高さH10の偏平の直方体形状を有し、内部に、第1及び第2のカード用コンタクト部材を有し、Y2側に、第1、第2のカード10、20に共通である一つのカード挿入口31を有する。また、カード用コネクタ30は、内部に、カード挿入口31と連通しており、第1、第2のカード10、20に共通である一つのカード収容空間32を有する。
カード用コネクタ30は、コンタクト部材の端子部及びカバー部材の端子部を半田付けしてプリント基板37上に実装してあり、カード挿入口31が電子機器の外形の表面に露出している。
図4(A)、(B)、(C)は、第1のカード10の装着位置と第2のカード20の装着位置との関係を示す。Z1側から見て、第1のカード10と第2のカード20とは略同じ位置に、Y2及びX1側から見て、第1のカード10はカード収容空間32のZ1側寄りの部位に、第2のカード20は、カード収容空間32のZ2側寄りの部位に装着される。カード用コネクタ30内の装着されたカードを収容する空間の一部が、第1のカード10と第2のカード20とで共通に利用されている。また、図4(C)に示すように、第1のカード10と第2のカード20とはその中心線CL10、CL20が寸法δ(約0.5mm)食い違えて位置している。これによって、カード用コネクタ30内における第1のカード10の端子17の位置と第2のコンタクト部材100の位置とをX方向上ずれた位置関係とし、リブ18が端子17上を滑り、端子17がコンタクト部100aと接触してしまうことが回避される。
また、上記のカード用コネクタ30は、取り出す操作は、操作者が指で各カードをその後部を掴んで引き出すことによってなされるようにしてある。よって、装着された状態で、第1、第2のカード10、20の後端部16、26の部分が掴みしろの部分10a,20aとしてカード挿入口31より突き出ている。
本発明は、図4(C)中、二点鎖線で示す三角形の領域39、即ち、装着された第2のカード20の切欠き部29に対向する領域に、案内面部58を形成し、この案内面部58を、第1のカード10を挿入するときの第1のカード10のZ1方向への案内に利用し、第1のカード10を引き抜くときには、第1のカード10のZ2方向への案内に利用するようにしてある点に特徴を有する。
[カード用コネクタ30の構成]
図5はカード用コネクタ30の正面図、図6はカード用コネクタ30の縦断側面図である。図7はカバー部材35(図3参照)を取り外した状態のカード用コネクタ30の平面図、図8及び図9はカバー部材35を取り外した状態のカード用コネクタ30を異なる方向から見て示す斜視図である。図10(A)、(B)、図11(A)乃至(D)、図12はコンタクト部材を省略した状態のハウジング40を示す。図12は図11(B)中、XII-XII線に沿う断面図である。
カード挿入口31はハウジング40とカバー部材35とによって形成されている。
ハウジング40は、底板部50と、両側の側板部60,70と、奥部の壁部80とを有し、合成樹脂製の成形部品であり、第1のカード用コンタクト部材90及び第2のカード用コンタクト部材100がインサート成形してある。
底板部50は、カード挿入口に近い側のカード挿入口側底板部分51と、奥側に位置している奥側底板部分52とよりなる。奥側底板部分52は、カード挿入口側底板部分51より寸法a高くなっており(図12参照)、後述するように第1のカード10を支持する。カード挿入口側底板部分51は後述するように第2のカード20を支持する。カード挿入口側底板部分51には、カード挿入口側に開口窓53、奥側に開口窓54が形成してある。奥側底板部分52には、開口窓55、誤挿入防止用突起部56が形成してある。奥側底板部分52のY2端は傾斜面57としてある。傾斜面57の下側の縁57aのZ方向の高さと、カード挿入口側底板部分51の上面のZ方向の高さとは同じである。奥側底板部分52のY2端のうちX1側の三角形の領域に、案内面部58が形成してある。この案内面部58については後述する。
側板部60は、後述するように第1のカード10のX1側の側面部14を案内し、且つ、第2のカード20のガイドリブ24aを案内する。
特に図8、図10(A)、図12に示すように、側板部60の内側面のうちカード挿入口側の部分には、凹み部が形成されて、相対的に複数の突起部が形成してある。複数の突起部は、Z1側に位置してY方向に整列している突起部群61と、Z2側に位置してY方向に整列している突起部群62とよりなる。突起部群61と突起部群62との間には、第2のカード20のガイドリブ24aを案内するガイド溝63が形成してある。突起部群61を構成する複数の突起部のうちカード挿入口31に一番近い位置の突起部64は、そのZ2側に傾斜面64aを有する。この傾斜面64aは、第2のカード20のガイドリブ24aをガイド溝63に導く。
側板部70は、後述するように第1のカード10のX2側の側面部13を案内し、且つ、第2のカード20のガイドリブ23aを案内する。
特に図9及び図10(A)に示すように、側板部70の内側面のうちカード挿入口側の部分には、凹み部が形成されて、相対的に複数の突起部が形成してある。複数の突起部は、Z1側に位置してY方向に整列している突起部群71と、Z2側に位置してY方向に整列している突起部群72とよりなる。突起部群71と突起部群72との間には、第2のカード20のガイドリブ23aを案内するガイド溝73が形成してある。突起部群71を構成する複数の突起部のうちカード挿入口31に一番近い位置の突起部74は、そのZ2側に傾斜面74aを有する。この傾斜面74aは、第2のカード20のガイドリブ23aをガイド溝73に導く。
また、側板部70には、第2のカード用ライトプロテクトスイッチ可動接点部材75、第2のカード検出用コンタクト部材76等が取り付けてある。
図8及び図9に示すように、第1のカード用コンタクト部材90は、壁部80を貫通して並んで設けてあり、そのコンタクト部90aは、開口窓55内に並んでおり、その端子部90bは、ハウジング40の外側に並んでいる。
同じく図8及び図9に示すように、第2のカード用コンタクト部材100は、底板部分51を貫通して並んで設けてあり、そのコンタクト部100aは、開口窓54内に並んでおり、その端子部100bは、開口窓53内に並んでいる。
[案内面部58の構成]
次に案内面部58について説明する。図13に拡大して示すように、案内面部58は奥側底板部分52より開口窓54内のうちX1とY1とのコーナに張り出しており、且つ側板部60の内側面と繋がっており、機械的に十分な強度を有している。また、案内面部58は、傾斜面57の下側の縁57aよりもY2方向に張り出ている。
案内面部58は点P1と点P2と点P3とを結ぶ三角形である。点P1は傾斜面57の上端が側板部60と交差する点であり、点P2、点P3よりも高い位置にある。点P2は傾斜面57の下端の位置であり、側板部60よりX2側にシフトした位置にある。点P3は、点P2と同じ高さであり、側板部60の内側面上であって傾斜面57よりもY2側にシフトした位置である。点P1、点P2、点P3のZ軸の座標をz1,z2,z3とすると、z1>z2,z1>z3、z2=z3の関係にある。
よって、案内面部58は、点P3から点P1に向かって辿るにつれて徐々に高くなり、且つ、点P2から点P1に向かって辿るにつれて徐々に高くなる傾斜した面である。また、点P3から点P1に向かう部分の傾斜の角度θ1は、前記の傾斜面57の傾斜の角度θ2よりも小さい。
案内面部58が開口窓54のX1とY1とのコーナに張り出して形成出来ている理由、換言すれば、案内面部58を開口窓54のコーナに張り出して形成しても問題が起きない理由は、第2のカード20の向きを識別するための切欠き部29が先端部25のうちX1側に形成してあり、この関係から、第2のカード用コンタクト部材100のうち最もX1側に位置する第2のカード用コンタクト部材100−1のコンタクト部100−1aの長さが他の第2のカード用コンタクト部材のコンタクト部の長さに比べて短くなっていることに因る。
図13中、ハッチングを付して示す部分59は、傾斜面57の下側の縁57aよりもY2方向に張り出している部分である。
案内面部58は、第2のカード20に対しては、挿入される第2のカード20とは干渉しないように形成してある。案内面部58は、第1のカード10に対しては、第1のカード10が挿入されるときに、先端部15を従来の場合よりも早くに迫り上げて奥側底板部分52に案内し、第1のカード10を引き出すときに、先端部15を従来の場合よりも遅くまで支えて下方への変位を遅らせるように作用する。これによって、後述するように、第1のカード10は第2のカード用コンタクト部材100のコンタクト部100aを従来ほどには撓ませないでコンタクト部100aを乗り越える。
[第1のカード10及び第2のカード20の選択的な装着]
次に、上記のカード用コネクタ30への第1のカード10及び第2のカード20の選択的な装着について説明する。
(1)第2のカード20の装着
操作者は、図14(A)に示すように、第2のカード20を、カード挿入口31より、Y1方向に押し込んで挿入する。挿入する位置はカード挿入口31の内側のZ1−Z2方向上どこでもよい。
第2のカード20は、ガイドリブ24a、23aを夫々突起部64、74の傾斜面64a、74aによって案内されてガイド溝63、73に導かれ、その後は、ガイドリブ24a、23aを夫々ガイド溝63、73に案内されて、図14(B)、(C)に示すように、ガイド溝63、73の終端に突き当たる最終位置まで差し込まれて、端子27が第2のカード用コンタクト部材100のコンタクト部100aと接触して電気的に接続されて、カード収容空間32のうちZ2側寄りの部位に装着される。
また、第2のカード用ライトプロテクトスイッチ可動接点部材75と、第2のカード検出用コンタクト部材76とが変形されて、スイッチが動作される(図7参照)。


なお、第2のカード20は、案内面部58と干渉しないで装着される。
また、操作者が第2のカード20のうち突き出ている部分20aを掴んでY2方向に引き出すことによって、第2のカード20はカード用コネクタ30から取り出される。
(2)第1のカード10の装着
操作者は、図15(A)に示すように、第1のカード10を、カード挿入口31より、Y1方向に押し込んで挿入する。挿入する位置はカード挿入口31の内側のZ1−Z2方向上どこでもよい。
第1のカード10は、図15(B)に示すように、側面部14を側板部60に案内され、側面部13を側板部70に案内されてカード挿入口31内に挿入される。通常は、第1のカード10は、カード収容空間32のうちZ2側寄りの部位に挿入される。
第1のカード10が図15(C)に示す途中の位置まで挿入されると、即ち、第1のカード10の先端部15が傾斜面57に到達する少し手前の位置まで挿入されると、角部19bが、図13に示すように、案内面部58のうちY2方向張り出し部分59内の点であって、Y2方向張り出し部分59のうちのY2側の点Q1に当たる。
第1のカード10が更に挿入されると、図13に示すように、角部19bが案内面部58を破線110に沿って点Q2に向かって移動し、第1のカード10の先端部15は徐々にZ1方向に上昇され、コンタクト部100aを乗り越えて、図15(D)に示すように、奥側底板部分52に円滑に乗りあがる。また、第1のカード10の先端部15は傾斜面57に案内されることによっても奥側底板部分52に円滑に乗りあがる。
ここで、第1のカード10の先端部15は、傾斜面57に到達する少し手前の位置でZ1方向への上昇を開始する。よって、第1のカード10の先端部15が傾斜面57に到達してからZ1方向への上昇を開始する場合に比較して、コンタクト部100aのZ2方向への撓み量は小さくて足りる。よって、第1のカード10の先端部15は、コンタクト部100aを無用に傷めることなくコンタクト部100aを乗り越える。
また、案内面部58の点P3から点P1に向かう部分の傾斜の角度θ1が前記の傾斜面57の傾斜の角度θ2よりも小さいため、第1のカード10の先端部15のZ1方向への上昇も、傾斜面57で案内される場合に比較して円滑になされる。
その後は、第1のカード10は、奥側底板部分52上に支持されて挿入されて、最終位置まで差し込まれる。第1のカード10が奥側底板部分52上に支持された状態では、第1のカード10の裏面11は、コンタクト部100aから離れた高さ位置にある。
第1のカード10は、図15(E),(F)に示すように、端子17が第1のカード用コンタクト部材90のコンタクト部90aと接触して電気的に接続されて、カード収容空間32のうちZ1側寄りの部位に装着される。
また、操作者が第1のカード10のうち突き出ている部分10aを掴んでY2方向に引き出すことによって、第1のカード10はカード用コネクタ30から取り出される。
図16(A)は第1のカード10が途中まで引き出され、先端部15が奥側底板部分52から外れるときの状態を示す。
図16(B)に示すように、角部19bは案内面部58に支持されつつ、上記とは逆に点Q2より点Q1に向かって移動し、Y2方向張り出し部分59に支持されつつ移動し、点Q1に到り、その後に案内面部58から離れる。
よって、第1のカード10の先端部15が傾斜面57によって支持される場合に比較して、第1のカード10の先端部15は、第1のカード10が更に引き出される状態まで支え続けられ、第1のカード10の先端部15のZ2方向への下降は、徐々に行われ、且つ、長い時間に亘って行われる。
よって、第1のカード10の先端部15及びこの近傍の部分がコンタクト部100aの上側の部分を通過するときに、第1のカード10の先端部15及びこの近傍の部分がコンタクト部100aに接触する強さは弱く、コンタクト部100aをY2方向に引き寄せる力は弱く、コンタクト部100aに座屈は発生しない。また、コンタクト部100aの傷みも少ない。
[変形例]
上記カード用コネクタ30は、上記の案内面部58に代えて、別の案内面部が、奥側底板部分52のY2側の縁のうちX方向上適当な箇所から、開口窓54内に、第2のカード用コンタクト部材100のコンタクト部100aと干渉しないように且つ挿入される第2のカード20と干渉しないように、張り出して形成してある構成としてもよい。
また、上記の案内面部58の形状をカード挿入口31の方向に更に延在した形状とすることによって、挿入される第1のカード10の先端部15をより早い時点から迫り上げるように案内し、第1のカード10の先端部分が第2のカード用コンタクト部材100のコンタクト部100aをこれに接触しないで乗り越えるようにすることも可能である。この構成の場合には、第1のカード10が第2のカード用コンタクト部材100へ接触することで発生する虞れがある誤作動を防止することが出来る。
第1のカードをその裏面側を見上げて示す図である。 第2のカードをその裏面側を見上げて示す図である。 本発明の第1実施例になるカード用コネクタを第1、第2のカードと対応させて示す斜視図である。 装着された第1、第2のカードの位置関係を示す図である。 カード用コネクタの正面図である。 カード用コネクタの縦断側面図である。 カバー部材を取り外した状態のカード用コネクタの平面図である。 カバー部材を取り外した状態のカード用コネクタの斜視図である。 カバー部材を取り外した状態のカード用コネクタを別の方向から見て示す斜視図である。 コンタクト部材を省略した状態のハウジングを示す斜視図である。 コンタクト部材を省略した状態のハウジングを示す斜視図である。 図11(B)中、XII-XII線に沿うハウジングの断面図である。 図8中、案内面部及びその周囲の部分を拡大して示す図である。 第2のカードのカード用コネクタへの装着を説明するための図である。 第1のカードのカード用コネクタへの装着を説明するための図である。 第1のカードのカード用コネクタからの抜き出しを説明するための図である。
符号の説明
10 第1のカード
20 第2のカード
30 カード用コネクタ
31 カード挿入口
32 カード収容空間
35 カバー部材
40 ハウジング
50 底板部
51 カード挿入口側底板部分
52 奥側底板部分
54 開口窓
60,70 側板部
80 壁部
90 第1のカード用コンタクト部材
90a コンタクト部
100 第2のカード用コンタクト部材
100a コンタクト部

Claims (5)

  1. 共通のカード挿入口と、
    前記カード挿入口に近い側のカード挿入口側底板部分と、
    該カード挿入口側底板部分に配置してある第2のコンタクト部材と、
    該カード挿入口側底板部分より奥側に位置しており、前記カード挿入口側底板部分よりも高く配置してある奥側底板部分と、
    該奥側底板部分に配置してある第1のコンタクト部材とを有し、
    短い長さを有する第2のカードと長い長さを有する第1のカードとが前記カード挿入口に選択的に挿入されて、前記第2のカードが前記第2のコンタクト部材と電気的に接続されて且つ前記カード挿入口側底板部分に装着され、前記第1のカードが前記第1のコンタクト部材と電気的に接続されて且つ前記奥側底板部分に前記第2のカードの幅方向の中心線に対して前記第1のカードの幅方向の中心線が片側にずれた位置関係にて装着される構成のカード用コネクタであって、
    前記奥側底板部分より前記カード挿入口側底板部分の方向に向かって斜め下向きに張り出しており、挿入される前記第1のカードの先端を前記奥側底板部分に案内する案内面部を前記片側に有する構成としたことを特徴とするカード用コネクタ。
  2. 請求項1に記載のカード用コネクタにおいて、
    前記カード挿入口側底板部分と前記奥側底板部分との間に開口窓を有し、
    前記案内面部は、前記奥側底板部分より前記開口窓内に張り出している構成としたことを特徴とするカード用コネクタ。
  3. 請求項1に記載のカード用コネクタにおいて、
    前記第1のカード及び第2のカードの側面を案内する側板部を有し、
    前記カード挿入口側底板部分と前記奥側底板部分との間に開口窓を有し、
    前記案内面部は、前記奥側底板部分より前記開口窓のうちのコーナに張り出して且つ前記側板部と繋がっている構成としたことを特徴とするカード用コネクタ。
  4. 請求項3に記載のカード用コネクタにおいて、
    前記案内面部は、三角形状である構成としたことを特徴とするカード用コネクタ。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか一項に記載のカード用コネクタにおいて、
    前記案内面部の前記第1のカード及び第2のカードの挿入する方向の傾斜角度は、前記奥側底板部分のうち前記開口窓側の傾斜面の傾斜角度よりも小さいことを特徴とするカード用コネクタ。
JP2006252956A 2006-09-19 2006-09-19 カード用コネクタ Expired - Fee Related JP4944550B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006252956A JP4944550B2 (ja) 2006-09-19 2006-09-19 カード用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006252956A JP4944550B2 (ja) 2006-09-19 2006-09-19 カード用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008077875A JP2008077875A (ja) 2008-04-03
JP4944550B2 true JP4944550B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=39349734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006252956A Expired - Fee Related JP4944550B2 (ja) 2006-09-19 2006-09-19 カード用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4944550B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102347561A (zh) * 2010-07-28 2012-02-08 Smk株式会社 卡连接器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5554655B2 (ja) * 2010-07-28 2014-07-23 京セラ株式会社 電子機器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3396457B2 (ja) * 2000-02-08 2003-04-14 山一電機株式会社 カードコネクタ
JP3796461B2 (ja) * 2002-04-03 2006-07-12 Smk株式会社 メモリカード用コネクタ
JP2006049239A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Honda Tsushin Kogyo Co Ltd メモリーカード用コネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102347561A (zh) * 2010-07-28 2012-02-08 Smk株式会社 卡连接器
CN102347561B (zh) * 2010-07-28 2014-03-12 Smk株式会社 卡连接器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008077875A (ja) 2008-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5818366B2 (ja) カード用コネクタ
JP6442258B2 (ja) カード保持部材及びカード用コネクタ
JP5160936B2 (ja) カード用コネクタ
JP5749589B2 (ja) カード用コネクタ
JP5738689B2 (ja) カード用コネクタ
JP4866459B2 (ja) カード用コネクタ
JP4848980B2 (ja) カードコネクタ
JP4944550B2 (ja) カード用コネクタ
JP2012123976A (ja) カード用コネクタ
US7794281B2 (en) Card connector
JP6714056B2 (ja) コネクタ
JP2012113984A (ja) カード用コネクタ
JP4489643B2 (ja) カード用コネクタ
JP2004220787A (ja) カード用コネクタ
JP3965282B2 (ja) ロック装置付きカードコネクタ
WO2007146169A2 (en) Card connector
TWM521284U (zh) 卡托及卡連接器
EP1338946A1 (en) External storage device unit, and information processing equipment with the unit
JP5732304B2 (ja) コネクタ、トレイ、及びコネクタとトレイとを備えるコネクタ装置
JP6423174B2 (ja) カード用トレイおよびカード用トレイを備えるカード用コネクタ
JP6357400B2 (ja) ソケット及びカードコネクタ
JP5125456B2 (ja) メモリカードコネクタ
JP4668467B2 (ja) 端子保護装置付きカードコネクタ
JP2005108764A (ja) カードコネクタ
JP4630493B2 (ja) カードコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees