JP3796461B2 - メモリカード用コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数種のメモリカードを挿入してメモリカードと信号入出力可能なメモリカード用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラ等の普及に伴って記憶容量が大きく且つコンパクトな形状からなるメモリカードが用いられるようになった。
メモリカードも、メモリカードを利用する機器の特性等によって、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(以下、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードは単にコンパクトフラッシュカードという。)、スマートメディアカード、メモリースティックカード、SDカード等種々のものが用いられるようになった。
これに伴い、これら種々のメモリカードへ書込み/読込みを行う装置として、メモリカードリーダライタが、コンピュータ本体内に、或は、外部機器として用いられている。
【0003】
そして、メモリカードリーダライタは、当然のことながら、種々のメモリカードに対応しているのが好ましいので、従来のメモリカードリーダライタにおいては、図6に表すように、リーダライタ本体にメモリカード用コネクタ100を設け、種々のメモリカードを挿入可能とし、挿入されたメモリカードを読み書き可能にしていた。
【0004】
メモリカードは、コンパクトフラッシュカードCF、スマートメディアカードSM、メモリースティックカードMS、SDカード等種々が存在する。そして、メモリカードリーダライタは、これらメモリカードの全て或はこれらの幾つかに対応可能であった。
より具体的には、図6に表すメモリカード用コネクタ100には、対応するメモリカードを挿入可能な挿入口101が開口されている。この従来例では、コンパクトフラッシュカードCF、スマートメディアカードSM、及び、メモリースティックカードMSの3種に対応したものを例に説明する。
【0005】
メモリカード用コネクタ100は、各メモリカードが挿入された状態で、各挿入されたメモリカードの端子部と接続可能に接続端子部を有している(図示せず)。そして、メモリカードを挿入することで、メモリカードと読み書き可能に形成される。
メモリカード用コネクタ100の挿入可能な挿入口101は、同図中上から順にコンパクトフラッシュカードCFに対応するCF用挿入口102、スマートメディアカードSMに対応するSM用挿入口103、メモリースティックカードMSに対応するMS用挿入口104が、夫々対応するメモリカードの形状にあわせて開口されている。
【0006】
このように形成するメモリカード用コネクタ100は、所望するメモリカード、例えばコンパクトフラッシュカードCFをCF用挿入口102に挿入してコンパクトフラッシュカードCFと情報の読み書きを行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のメモリカード用コネクタ100では、複数の挿入口101を開口しているため、複数のメモリカードを同時に挿入することが可能であった。即ち、従来のメモリカード用コネクタ100では、例えば、CF用挿入口102へコンパクトフラッシュカードCFを挿入した状態で、SM用挿入口103へスマートメディアカードSMを挿入できてしまったので、複数のメモリカードが同時に挿入されているときは、複数のカード中、最初に挿入されたメモリカード1種のみ(他の1種でも良い)を認識して読み書き可能としなければならない。
【0008】
そこで、従来のメモリカード用コネクタ100では、メモリカード用コネクタ100自身には、使用可能な1種のメモリカードを選択する機能を有しないので、使用可能な1種のメモリカードのみを選択するためには、即ち、優先使用するメモリカードを選択するためには、従来はメモリカードリーダライタを接続するパソコンに予め選択に必要なソフトをインストールしておきメモリカードリーダライタを動作させなければならなかった。そして、パソコンにインストールするためのソフトウェアは当然開発しなければならないので、開発に要する費用、及び、時間等が余計にかかってしまうという問題点を有した。
【0009】
又、パソコン上ではなく、各挿入口102乃至104に対応するメモリカードが挿入されたことを電気的に検知して選択するようにメモリカードリーダライタを形成しなければならなかった。そして、メモリカードリーダライタに電気的な選択機能を付加するには、検知選択するための回路設計、及び、部品が不可欠であるという問題点を有した。
【0010】
そこでこの発明は、これら問題点に鑑み、複数挿入されているメモリカードを選択するソフトウェア、或は、選択するための回路・部品等を特に必要とせずに、複数のメモリカードに対応したメモリカード用コネクタを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、
複数のメモリカードを挿入可能なメモリカード用コネクタであって、
筐体からなり、挿入されるメモリカードに対応した形状に開口する挿入口を複数並設すると共に挿入口内部には空間部を形成し、挿入口側部には挿入されるカードをガイド可能な導入面を斜めに設け、空間部には挿入されるメモリカードの電極と電気的に接続するコンタクトを設け、挿入されるメモリカードと電気的に接続されるコネクタ本体と、
コネクタ本体の挿入口外側に設けられ、挿入されるメモリカードに対応した形状にコネクタ本体の挿入口と対を成して開口するカード挿入口を設け、コネクタ本体の挿入口開口面に沿って複数の挿入口が設置される方向と交差する方向へ移動可能なスライドカバーとからなり、
コネクタ本体に複数設ける挿入口および該挿入口と対を成すカード挿入口とは、スライドカバーがいずれの位置にあっても該挿入口の空間部全面か、あるいは空間部の一部と導入面とがカード挿入口から望めるように、すべての対が位置されて形成され、
何れかのカードを該カードに対応する挿入口に挿入するとカードが導入面に案内されて挿入口内部の所定位置に位置されることでスライドカバーが移動され、カードが挿入された一対のコネクタ本体の空間部とスライドカバーのカード挿入口との中心が一致し、他の対の挿入口及び対向するカード挿入口では挿入口に設ける導入面及び空間部の一部が望めるように相対的にずれた位置となり中心が一致しないことを特徴とするメモリカード用コネクタ、
を提供する。
【0012】
そして、この発明の作用は、以下の通りである。
即ち、所望するメモリカードを、メモリカードに対応したスライドカバーのカード挿入口に挿入する。すると、メモリカードは、スライドカバーを経由して挿入したカード挿入口と対を成すコネクタ本体の挿入口を経由して空間部内に挿入されることとなる。すると、メモリカードはメモリカード用コネクタにセットされ、メモリカード用コネクタでは挿入されたメモリカードの電極と電気的に接続される。
【0013】
この状態では、メモリカード用コネクタは、メモリカードが挿入された一対の空間部及びカード挿入口の中心が一致しているので、挿入したカード挿入口以外のカード挿入口にメモリカードを挿入しようとしても、他のカード挿入口の中心及び該挿入口に対向する空間部の中心は一致しておらず挿入できない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はこの発明の実施の形態であるメモリカード用コネクタを表す下方から見た斜視説明図であり、図2はメモリカードを挿入した状態における同斜視説明図であり、図3はこの発明の実施の形態であるメモリカード用コネクタのコネクタ本体を表す上方斜視説明図であり、図4は同スライドカバーを表す上方斜視説明図であり、図5は同作動状態を表す説明図である。
【0015】
1は、メモリカード用コネクタである。メモリカード用コネクタ1は、図示しないが、メモリカードを利用する機器、例えば、パソコン、デジタルカメラ等に組み込んでメモリカードとのインターフェースとして、或は、メモリカードを利用するためのメモリカードリーダライタに組み込んで使用するものである。メモリカードは、形状及び機能から、例えば、コンパクトフラッシュカードCF、スマートメディアカードSM、メモリースティックカードMS、SDカード等種々のカードがある。この実施の形態では、メモリカード用コネクタ1は、コンパクトフラッシュカードCF、スマートメディアカードSM、メモリースティックカードMSの3種を使用可能なコネクタを例に説明するが、上記3種以外のメモリカードの組合わせでも良く、又、同種のカードを2枚或は3枚利用可能としても良く、更には、異種、同種に拘らず2枚或は4枚等更には前記したメモリカード全種を利用可能に形成しても良い。
【0016】
メモリカード用コネクタ1は、筐体形状からなりメモリカードがセットされるコネクタ本体2と、コネクタ本体2の前面に摺動自在に取付けるスライドカバー3とからなる。
【0017】
コネクタ本体2は、図1及び図3に表すように、筐体形状を成すハウジングであり、前面から内部にかけて挿入口21a乃至21cが開口され、内部にメモリカードが挿入される空間部22a乃至22cを穿設してなる。挿入口21aは、コンパクトフラッシュカードCF形状よりやや幅広に開口されており、内部の空間部22aはコンパクトフラッシュカードCFの形状に穿設されており、図5に表すように、コンパクトフラッシュカードCFを空間部22aに挿入時には、コンパクトフラッシュカードCFの電極側が奥となるように挿入される。同様に、空間部22bは、スマートメディアカードSM形状よりやや幅広に開口されており、内部の空間部22bはスマートメディアカードSM形状に穿設されており、スマートメディアカードSM挿入時にはスマートメディアカードSMの電極側が奥となるように挿入される。空間部22cも同様に、メモリースティックカードMS形状よりやや幅広に開口され、内部の空間部22cはメモリースティックカードMS形状に穿設されており、メモリースティックカードMS挿入時にはメモリースティックカードMSの電極側が奥となるように挿入される。
【0018】
そして、空間部22a乃至22cは、縦方向に上から空間部22a、空間部22b、空間部22cの順に、幅方向の中心が一致するように、即ちコネクタ本体2の略中心となるように設けられる。
【0019】
又、空間部22aの挿入口21a側には、空間部22aより幅広に設けられている挿入口21aの両端部からスロープ状に導入面23を設ける。このように導入面23を設けることで、コンパクトフラッシュカードCFが空間部22aより横方向へややずれた状態で挿入されても導入面23によって案内されてスムーズに空間部22a内に挿入可能となる。更に、空間部22bの挿入口21b側には、空間部22bより幅広に設けられている挿入口21bの向かって右側端部からスロープ状に導入面23を設ける。このように導入面23を設けることで、スマートメディアカードSMが空間部22bより右側横方向へややずれた状態で挿入されても導入面23によって案内されてスムーズに空間部22b内に挿入可能となる。同様に、空間部22cの挿入口21c側には、空間部22cより幅広に設けられている挿入口21cの向かって左側端部からスロープ状に導入面23を設ける。このように導入面23を設けることで、メモリースティックカードMSが空間部22cより左側横方向へややずれた状態で挿入されても導入面23によって案内されてスムーズに空間部22c内に挿入可能となる。
【0020】
更に、コネクタ本体2には、メモリカードを奥まで挿入したときにメモリカードの電極と電気的に接続するためのコンタクトを各空間部22a乃至22cに奥側に設ける。コンタクト24は、各メモリカードが奥まで挿入された時点で、各メモリカードの電極と接触し、メモリカード用コネクタ1とメモリカードとを電気的に接続する。
【0021】
更に、コネクタ本体2には、上面25の挿入口21a乃至21c側端部に挿入口21a乃至21cに沿って溝部26を設け、同様に、下面27の挿入口21a乃至21c側端部に挿入口21a乃至21cに沿って溝部28を設ける。この溝部26及び28には、スライドカバー3が嵌合され、スライドカバー3が溝部26及び28によって案内されて挿入口21a乃至21c前面で摺動可能とする。
【0022】
スライドカバー3は、コネクタ本体2の挿入口21a乃至21c側面と略同じ表面形状を成す板状からなり、コネクタ本体2の挿入口21a乃至21c側面に沿って載置される。スライドカバー3には、挿入口21a乃至21c側面に沿って載置されたときの上端部に、L字状に形成する摺動係止部31を設け、同様に、挿入口21a乃至21c側面に沿って載置されたときの下端部に、L字状に形成する摺動係止部32を設ける。スライドカバー3は、摺動係止部31がコネクタ本体2の溝部26に挿入され、摺動係止部32がコネクタ本体2の溝部28に挿入されることで、コネクタ本体2の前面で摺動可能となる。又、スライドカバー3表面には、カード挿入口33a乃至33cを開口する。カード挿入口33a乃至33cは、上からカード挿入口33a、カード挿入口33b、カード挿入口33cの順に開口する。
【0023】
カード挿入口33aは、コンパクトフラッシュカードCFの断面形状に開口し、同様にカード挿入口33bはスマートメディアカードSMの断面形状に、カード挿入口33cはメモリースティックカードMSの断面形状に夫々開口される。又、カード挿入口33aの開口位置は、図1に表すように、コネクタ本体2の前面中心にスライドカバー3が位置したときに、コネクタ本体2の空間部22aと一致するよう穿設し、スライドカバー3が同位置にある時にコンパクトフラッシュカードCFを空間部22aの奥まで挿入可能な位置となる。
【0024】
又、カード挿入口33bは、カード挿入口33aの中心Aに対し、カード挿入口33bの中心Bが同図中右方向に僅かにずらせた状態で開口する。従って、カード挿入口33bは、カード挿入口33aの中心Aが空間部22aの中心と一致した位置、即ち、スライドカバー3がコネクタ本体2前面の中央に位置した位置では、カード挿入口33bの中心Bと空間部22bの中心とが一致しておらず、カード挿入口33bが同図中において空間部22bに対して僅かに右にずれた状態なので、スマートメディアカードSMを空間部22bの奥まで挿入することはできない位置となる。
更に又、カード挿入口33cは、カード挿入口33aの中心Aに対し、カード挿入口33cの中心Cが同図中左方向に僅かにずらせた状態で開口する。従って、カード挿入口33cは、カード挿入口33aの中心Aが空間部22aの中心と一致した位置、即ち、スライドカバー3がコネクタ本体2前面の中央に位置した位置では、カード挿入口33cの中心Cと空間部22cの中心とが一致しておらず、カード挿入口33cが同図中において空間部22cに対して僅かに右にずれた状態なので、メモリースティックカードMSを空間部22cの奥まで挿入することはできない位置となる。
【0025】
このように、各カード挿入口33a乃至33cを夫々僅かにずらして設けることで、夫々のカード挿入口33a乃至33cが、対を成す空間部22a乃至22cと対応していない位置では、夫々のカード挿入口33a乃至33cに対応したメモリカードを空間部22a乃至22cの奥まで挿入できない状態を作ることができるので、カード挿入口33a乃至33cのどれかにメモリカードが空間部22a乃至22cの奥まで挿入されている状態では、他のカード挿入口33a乃至33cから空間部22a乃至22cに対応するメモリカードを挿入不可能とすることができる。
【0026】
この実施の形態では、コンパクトフラッシュカードCFの中心Aに対し正面から見て、スマートメディアカードSMの中心Bを右方向へ1.5mmずらし、メモリースティックカードMSの中心Cを左方向へ1.5mmずらして設けた。従って、スマートメディアカードSMをカード挿入口33bに挿入したときには、コンパクトフラッシュカードCFは空間部22aの中心よりカード挿入口33aが同図正面視左に1.5mmずれた状態となり、メモリースティックカードMSは同様に空間部22cの中心より3.0mmずれた状態となるので、挿入口21aに設けた導入面23は1.5mm以上、挿入口21cに設けた導入面23は3.0mm以上設ければ足りる。尚、コネクタ本体2に設けた空間部22a乃至22cは正面視中心を揃えて設けたが、必ずしも揃えて設ける必要はなく、カード挿入口33a乃至33cに対応する挿入口33a乃至33cの中心が夫々偏心した状態に設ければよく、偏心量も、何れかのメモリカードが挿入されたときに他のメモリカードの挿入が夫々の導入面23によって阻止されるよう設ければ良く、これらの条件を満たせば上記同様の作用が得られる。
【0027】
次いで、この発明の実施の形態であるメモリカード用コネクタ1の作用を説明する。説明に当っては、コンパクトフラッシュカードCFを挿入した場合を例とする。
利用者は、コンパクトフラッシュカードCFを、メモリカード用コネクタ1のカード挿入口33aへ挿入する。すると、コンパクトフラッシュカードCFは、カード挿入口33aから挿入口21a内に挿入される。この時、スライドカバー3のカード挿入口33aが、空間部22aとずれた状態でも、挿入口21aと一致している状態であればコンパクトフラッシュカードCFを空間部22a奥まで挿入することは可能である。即ち、この状態でコンパクトフラッシュカードCFを挿入するとコンパクトフラッシュカードCFの角部が挿入口21aの端部に設けた導入面23に当接し、更にコンパクトフラッシュカードCFを空間部22a内に挿入させようと押圧することで、導入面23に沿ってコンパクトフラッシュカードCFが挿入されて行くので、スライドカバー3はコネクタ本体2の前面に沿って摺動し、やがてスライドカバー3のカード挿入口33aとコネクタ本体2の空間部22aとが一致した状態となり、コンパクトフラッシュカードCFを空間部22aの奥まで挿入できる状態となる。更に、コンパクトフラッシュカードCFを挿入することで、コンパクトフラッシュカードCFは空間部22aの奥まで挿入され、コンパクトフラッシュカードCFの電極とコンタクト24とが接触し電気的に接続されることとなる。
【0028】
このように、コンパクトフラッシュカードCFを空間部22aの奥まで挿入すると、スライドカバー3のカード挿入口33aとコネクタ本体2の空間部22aとが一致した状態となると共に、コンパクトフラッシュカードCFによってカード挿入口33a及び空間部22aの位置が固定された状態となる。又、カード挿入口33a及び空間部22aの位置が一致した状態なので、カード挿入口33と空間部22bとの位置、及び、カード挿入口33cと空間部22cとの位置は、一致していない状態で固定される。
【0029】
従って、この状態でスマートメディアカードSMをカード挿入口33bから挿入すると、カード挿入口33bを経由して挿入口21bへは挿入されるものの、スマートメディアカードSMの角部が挿入口21bの端部から斜めに設けた導入面23と当接し、スマートメディアカードSMをそれ以上空間部22b内部に挿入することはできない。同様に、メモリースティックカードMSをカード挿入口33cから挿入しようとしても、メモリースティックカードMSの角部が空間部22cの端部から斜めに設けた導入面23と当接し、メモリースティックカードMSをそれ以上空間部22c内部に挿入することはできない。
【0030】
次いで、カード挿入口33a乃至33cにメモリカードが挿入されていない状態で、スマートメディアカードSMをカード挿入口33bから挿入する場合を説明する。
スマートメディアカードSMをカード挿入口33bから挿入すると、スマートメディアカードSMの角部が挿入口21bの端部から斜めに設けた導入面23と当接する。更にスマートメディアカードSMを押圧することで、スマートメディアカードSMが導入面23に沿って奥側へ移動し、この移動に伴いスライドカバー3もコネクタ本体2の前面に沿って摺動する。
【0031】
更にスマートメディアカードSMを挿入すると、やがてカード挿入口33bと空間部22bとが一致し、スマートメディアカードSMは空間部22bの奥まで挿入され、スマートメディアカードSMの電極と空間部22b内に設けたコンタクト24とが接触して電気的に接続された状態となる。
【0032】
この状態では、カード挿入口33bと空間部22bとが一致し、挿入されたスマートメディアカードSMによって相互の位置が固定されるので、カード挿入口33aと空間部22a、及び、カード挿入口33cと空間部22cの位置は、相互に一致せず、コンパクトフラッシュカードCF及びメモリースティックカードMSは挿入できない状態となる。
【0033】
更に、メモリースティックカードMSをメモリカード用コネクタ1に挿入した場合にも、同様にカード挿入口33aと空間部22a、及び、カード挿入口33bと空間部22bの位置は、相互に一致せず、コンパクトフラッシュカードCF及びスマートメディアカードSMは挿入できない状態となる。
尚、この実施の形態では、導入面23は、挿入口21aには両端に、挿入口22b及び22cには夫々一方端にのみ設けたが、挿入口21b及び21cにも両端に設けても良い。
【0034】
【発明の効果】
上述のように、この発明によれば、メモリカード用コネクタに1枚のメモリカードが挿入されると、スライドカバーが当該メモリカードをコネクタ本体へ挿入できる位置に移動して固定され、物理的に他の挿入口にはメモリカードを挿入できない状態にでき、少ない部品点数で1枚のメモリカードだけが挿入できる状態とできるので、複数のメモリカードが同時に挿入された場合にメモリカードを選択するソフトウェアが必要なく、又、選択するための回路・部品等を特に必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態であるメモリカード用コネクタを表す下方から見た斜視説明図
【図2】 同メモリカードを挿入した状態における同斜視説明図
【図3】 この発明の実施の形態であるメモリカード用コネクタのコネクタ本体を表す上方斜視説明図
【図4】 同スライドカバーを表す上方斜視説明図
【図5】 同作動状態を表す説明図
【図6】 従来例図
【符号の説明】
CF コンパクトフラッシュカード
SM スマートメディアカード
MS メモリースティックカード
1 メモリカード用コネクタ
2 コネクタ本体
21a CF用挿入口
21b SM用挿入口
21c MS用挿入口
22a CF用空間部
22b SM用空間部
22c MS用空間部
23 導入面
24 コンタクト
25 上面
26 溝部
27 下面
28 溝部
3 スライドカバー
31 摺動係止部
32 摺動係止部
33a CF用カード挿入口
33b SM用カード挿入口
33c MS用カード挿入口

Claims (1)

  1. 複数のメモリカードを挿入可能なメモリカード用コネクタであって、
    筐体からなり、挿入されるメモリカードに対応した形状に開口する挿入口を複数並設すると共に挿入口内部には空間部を形成し、挿入口側部には挿入されるカードをガイド可能な導入面を斜めに設け、空間部には挿入されるメモリカードの電極と電気的に接続するコンタクトを設け、挿入されるメモリカードと電気的に接続されるコネクタ本体と、
    コネクタ本体の挿入口外側に設けられ、挿入されるメモリカードに対応した形状にコネクタ本体の挿入口と対を成して開口するカード挿入口を設け、コネクタ本体の挿入口開口面に沿って複数の挿入口が設置される方向と交差する方向へ移動可能なスライドカバーとからなり、
    コネクタ本体に複数設ける挿入口および該挿入口と対を成すカード挿入口とは、スライドカバーがいずれの位置にあっても該挿入口の空間部全面か、あるいは空間部の一部と導入面とがカード挿入口から望めるように、すべての対が位置されて形成され、
    何れかのカードを該カードに対応する挿入口に挿入するとカードが導入面に案内されて挿入口内部の所定位置に位置されることでスライドカバーが移動され、カードが挿入された一対のコネクタ本体の空間部とスライドカバーのカード挿入口との中心が一致し、他の対の挿入口及び対向するカード挿入口では挿入口に設ける導入面及び空間部の一部が望めるように相対的にずれた位置となり中心が一致しないことを特徴とするメモリカード用コネクタ。
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