JP2003297489A - メモリカード用コネクタ - Google Patents
メモリカード用コネクタInfo
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
枚が挿入されることで、他のメモリカードの挿入を阻止
できるメモリカード用コネクタの提供。 【解決手段】 複数のメモリカードを挿入可能なメモリ
カード用コネクタ1であって、挿入されるメモリカード
に対応した形状に開口する挿入口21を複数設けると共
に挿入口21内部には空間部22を形成し、空間部22
には挿入されるメモリカードの電極と電気的に接続する
コンタクト24を設けるコネクタ本体2と、挿入口21
外側に設けられ、挿入されるメモリカードに対応した形
状に挿入口21と対を成して開口すると共に挿入口21
相互の相対位置とはずらして開口するカード挿入口33
を設け、挿入口21開口面に沿って移動可能なスライド
カバー3とから構成する。従って、空間部22及びカー
ド挿入口33の一対の中心が一致したときには、他の空
間部22とこれに対向するカード挿入口33との対の中
心は一致しない。
Description
リカードを挿入してメモリカードと信号入出力可能なメ
モリカード用コネクタに関する。 【0002】 【従来の技術】 近年、デジタルカメラ等の普及に伴っ
て記憶容量が大きく且つコンパクトな形状からなるメモ
リカードが用いられるようになった。メモリカードも、
メモリカードを利用する機器の特性等によって、コンパ
クトフラッシュ(登録商標)カード(以下、コンパクト
フラッシュ(登録商標)カードは単にコンパクトフラッ
シュカードという。)、スマートメディアカード、メモ
リースティックカード、SDカード等種々のものが用い
られるようになった。これに伴い、これら種々のメモリ
カードへ書込み/読込みを行う装置として、メモリカー
ドリーダライタが、コンピュータ本体内に、或は、外部
機器として用いられている。 【0003】そして、メモリカードリーダライタは、当
然のことながら、種々のメモリカードに対応しているの
が好ましいので、従来のメモリカードリーダライタにお
いては、図6に表すように、リーダライタ本体にメモリ
カード用コネクタ100を設け、種々のメモリカードを
挿入可能とし、挿入されたメモリカードを読み書き可能
にしていた。 【0004】メモリカードは、コンパクトフラッシュカ
ードCF、スマートメディアカードSM、メモリーステ
ィックカードMS、SDカード等種々が存在する。そし
て、メモリカードリーダライタは、これらメモリカード
の全て或はこれらの幾つかに対応可能であった。より具
体的には、図6に表すメモリカード用コネクタ100に
は、対応するメモリカードを挿入可能な挿入口101が
開口されている。この従来例では、コンパクトフラッシ
ュカードCF、スマートメディアカードSM、及び、メ
モリースティックカードMSの3種に対応したものを例
に説明する。 【0005】メモリカード用コネクタ100は、各メモ
リカードが挿入された状態で、各挿入されたメモリカー
ドの端子部と接続可能に接続端子部を有している(図示
せず)。そして、メモリカードを挿入することで、メモ
リカードと読み書き可能に形成される。メモリカード用
コネクタ100の挿入可能な挿入口101は、同図中上
から順にコンパクトフラッシュカードCFに対応するC
F用挿入口102、スマートメディアカードSMに対応
するSM用挿入口103、メモリースティックカードM
Sに対応するMS用挿入口104が、夫々対応するメモ
リカードの形状にあわせて開口されている。 【0006】このように形成するメモリカード用コネク
タ100は、所望するメモリカード、例えばコンパクト
フラッシュカードCFをCF用挿入口102に挿入して
コンパクトフラッシュカードCFと情報の読み書きを行
っていた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
のメモリカード用コネクタ100では、複数の挿入口1
01を開口しているため、複数のメモリカードを同時に
挿入することが可能であった。即ち、従来のメモリカー
ド用コネクタ100では、例えば、CF用挿入口102
へコンパクトフラッシュカードCFを挿入した状態で、
SM用挿入口103へスマートメディアカードSMを挿
入できてしまったので、複数のメモリカードが同時に挿
入されているときは、複数のカード中、最初に挿入され
たメモリカード1種のみ(他の1種でも良い)を認識し
て読み書き可能としなければならない。 【0008】そこで、従来のメモリカード用コネクタ1
00では、メモリカード用コネクタ100自身には、使
用可能な1種のメモリカードを選択する機能を有しない
ので、使用可能な1種のメモリカードのみを選択するた
めには、即ち、優先使用するメモリカードを選択するた
めには、従来はメモリカードリーダライタを接続するパ
ソコンに予め選択に必要なソフトをインストールしてお
きメモリカードリーダライタを動作させなければならな
かった。そして、パソコンにインストールするためのソ
フトウェアは当然開発しなければならないので、開発に
要する費用、及び、時間等が余計にかかってしまうとい
う問題点を有した。 【0009】又、パソコン上ではなく、各挿入口102
乃至104に対応するメモリカードが挿入されたことを
電気的に検知して選択するようにメモリカードリーダラ
イタを形成しなければならなかった。そして、メモリカ
ードリーダライタに電気的な選択機能を付加するには、
検知選択するための回路設計、及び、部品が不可欠であ
るという問題点を有した。 【0010】そこでこの発明は、これら問題点に鑑み、
複数挿入されているメモリカードを選択するソフトウェ
ア、或は、選択するための回路・部品等を特に必要とせ
ずに、複数のメモリカードに対応したメモリカード用コ
ネクタを提供する。 【0011】 【課題を解決するための手段】 この発明は、複数のメ
モリカードが挿入可能なメモリカード用コネクタであっ
て、筐体からなり、挿入されるメモリカードに対応した
形状に開口する挿入口を複数設けると共に挿入口内部に
は空間部を形成し、空間部には挿入されるメモリカード
の電極と電気的に接続するコンタクトを設け、挿入され
るメモリカードと電気的に接続されるコネクタ本体と、
コネクタ本体の挿入口外側に設けられ、挿入されるメモ
リカードに対応した形状にコネクタ本体の挿入口と対を
成して開口するカード挿入口を設け、コネクタ本体の挿
入口開口面に沿って移動可能なスライドカバーとからな
り、一対のコネクタ本体の空間部とスライドカバーのカ
ード挿入口との中心が一致したときに、他の対の空間部
及び対向するカード挿入口の中心が一致しないことを特
徴とするメモリカード用コネクタを提供する。 【0012】そして、この発明の作用は、以下の通りで
ある。即ち、所望するメモリカードを、メモリカードに
対応したスライドカバーのカード挿入口に挿入する。す
ると、メモリカードは、スライドカバーを経由して挿入
したカード挿入口と対を成すコネクタ本体の挿入口を経
由して空間部内に挿入されることとなる。すると、メモ
リカードはメモリカード用コネクタにセットされ、メモ
リカード用コネクタでは挿入されたメモリカードの電極
と電気的に接続される。 【0013】この状態では、メモリカード用コネクタ
は、メモリカードが挿入された一対の空間部及びカード
挿入口の中心が一致しているので、挿入したカード挿入
口以外のカード挿入口にメモリカードを挿入しようとし
ても、他のカード挿入口の中心及び該挿入口に対向する
空間部の中心は一致しておらず挿入できない。 【0014】 【発明の実施の形態】 以下に、この発明の実施の形態
を図面に基づき説明する。図1はこの発明の実施の形態
であるメモリカード用コネクタを表す下方から見た斜視
説明図であり、図2はメモリカードを挿入した状態にお
ける同斜視説明図であり、図3はこの発明の実施の形態
であるメモリカード用コネクタのコネクタ本体を表す上
方斜視説明図であり、図4は同スライドカバーを表す上
方斜視説明図であり、図5は同作動状態を表す説明図で
ある。 【0015】1は、メモリカード用コネクタである。メ
モリカード用コネクタ1は、図示しないが、メモリカー
ドを利用する機器、例えば、パソコン、デジタルカメラ
等に組み込んでメモリカードとのインターフェースとし
て、或は、メモリカードを利用するためのメモリカード
リーダライタに組み込んで使用するものである。メモリ
カードは、形状及び機能から、例えば、コンパクトフラ
ッシュカードCF、スマートメディアカードSM、メモ
リースティックカードMS、SDカード等種々のカード
がある。この実施の形態では、メモリカード用コネクタ
1は、コンパクトフラッシュカードCF、スマートメデ
ィアカードSM、メモリースティックカードMSの3種
を使用可能なコネクタを例に説明するが、上記3種以外
のメモリカードの組合わせでも良く、又、同種のカード
を2枚或は3枚利用可能としても良く、更には、異種、
同種に拘らず2枚或は4枚等更には前記したメモリカー
ド全種を利用可能に形成しても良い。 【0016】メモリカード用コネクタ1は、筐体形状か
らなりメモリカードがセットされるコネクタ本体2と、
コネクタ本体2の前面に摺動自在に取付けるスライドカ
バー3とからなる。 【0017】コネクタ本体2は、図1及び図3に表すよ
うに、筐体形状を成すハウジングであり、前面から内部
にかけて挿入口21a乃至21cが開口され、内部にメ
モリカードが挿入される空間部22a乃至22cを穿設
してなる。挿入口21aは、コンパクトフラッシュカー
ドCF形状よりやや幅広に開口されており、内部の空間
部22aはコンパクトフラッシュカードCFの形状に穿
設されており、図5に表すように、コンパクトフラッシ
ュカードCFを空間部22aに挿入時には、コンパクト
フラッシュカードCFの電極側が奥となるように挿入さ
れる。同様に、空間部22bは、スマートメディアカー
ドSM形状よりやや幅広に開口されており、内部の空間
部22bはスマートメディアカードSM形状に穿設され
ており、スマートメディアカードSM挿入時にはスマー
トメディアカードSMの電極側が奥となるように挿入さ
れる。空間部22cも同様に、メモリースティックカー
ドMS形状よりやや幅広に開口され、内部の空間部22
cはメモリースティックカードMS形状に穿設されてお
り、メモリースティックカードMS挿入時にはメモリー
スティックカードMSの電極側が奥となるように挿入さ
れる。 【0018】そして、空間部22a乃至22cは、縦方
向に上から空間部22a、空間部22b、空間部22c
の順に、幅方向の中心が一致するように、即ちコネクタ
本体2の略中心となるように設けられる。 【0019】又、空間部22aの挿入口21a側には、
空間部22aより幅広に設けられている挿入口21aの
両端部からスロープ状に導入面23を設ける。このよう
に導入面23を設けることで、コンパクトフラッシュカ
ードCFが空間部22aより横方向へややずれた状態で
挿入されても導入面23によって案内されてスムーズに
空間部22a内に挿入可能となる。更に、空間部22b
の挿入口21b側には、空間部22bより幅広に設けら
れている挿入口21bの向かって右側端部からスロープ
状に導入面23を設ける。このように導入面23を設け
ることで、スマートメディアカードSMが空間部22b
より右側横方向へややずれた状態で挿入されても導入面
23によって案内されてスムーズに空間部22b内に挿
入可能となる。同様に、空間部22cの挿入口21c側
には、空間部22cより幅広に設けられている挿入口2
1cの向かって左側端部からスロープ状に導入面23を
設ける。このように導入面23を設けることで、メモリ
ースティックカードMSが空間部22cより左側横方向
へややずれた状態で挿入されても導入面23によって案
内されてスムーズに空間部22c内に挿入可能となる。 【0020】更に、コネクタ本体2には、メモリカード
を奥まで挿入したときにメモリカードの電極と電気的に
接続するためのコンタクトを各空間部22a乃至22c
に奥側に設ける。コンタクト24は、各メモリカードが
奥まで挿入された時点で、各メモリカードの電極と接触
し、メモリカード用コネクタ1とメモリカードとを電気
的に接続する。 【0021】更に、コネクタ本体2には、上面25の挿
入口21a乃至21c側端部に挿入口21a乃至21c
に沿って溝部26を設け、同様に、下面27の挿入口2
1a乃至21c側端部に挿入口21a乃至21cに沿っ
て溝部28を設ける。この溝部26及び28には、スラ
イドカバー3が嵌合され、スライドカバー3が溝部26
及び28によって案内されて挿入口21a乃至21c前
面で摺動可能とする。 【0022】スライドカバー3は、コネクタ本体2の挿
入口21a乃至21c側面と略同じ表面形状を成す板状
からなり、コネクタ本体2の挿入口21a乃至21c側
面に沿って載置される。スライドカバー3には、挿入口
21a乃至21c側面に沿って載置されたときの上端部
に、L字状に形成する摺動係止部31を設け、同様に、
挿入口21a乃至21c側面に沿って載置されたときの
下端部に、L字状に形成する摺動係止部32を設ける。
スライドカバー3は、摺動係止部31がコネクタ本体2
の溝部26に挿入され、摺動係止部32がコネクタ本体
2の溝部28に挿入されることで、コネクタ本体2の前
面で摺動可能となる。又、スライドカバー3表面には、
カード挿入口33a乃至33cを開口する。カード挿入
口33a乃至33cは、上からカード挿入口33a、カ
ード挿入口33b、カード挿入口33cの順に開口す
る。 【0023】カード挿入口33aは、コンパクトフラッ
シュカードCFの断面形状に開口し、同様にカード挿入
口33bはスマートメディアカードSMの断面形状に、
カード挿入口33cはメモリースティックカードMSの
断面形状に夫々開口される。又、カード挿入口33aの
開口位置は、図1に表すように、コネクタ本体2の前面
中心にスライドカバー3が位置したときに、コネクタ本
体2の空間部22aと一致するよう穿設し、スライドカ
バー3が同位置にある時にコンパクトフラッシュカード
CFを空間部22aの奥まで挿入可能な位置となる。 【0024】又、カード挿入口33bは、カード挿入口
33aの中心Aに対し、カード挿入口33bの中心Bが
同図中右方向に僅かにずらせた状態で開口する。従っ
て、カード挿入口33bは、カード挿入口33aの中心
Aが空間部22aの中心と一致した位置、即ち、スライ
ドカバー3がコネクタ本体2前面の中央に位置した位置
では、カード挿入口33bの中心Bと空間部22bの中
心とが一致しておらず、カード挿入口33bが同図中に
おいて空間部22bに対して僅かに右にずれた状態なの
で、スマートメディアカードSMを空間部22bの奥ま
で挿入することはできない位置となる。更に又、カード
挿入口33cは、カード挿入口33aの中心Aに対し、
カード挿入口33cの中心Cが同図中左方向に僅かにず
らせた状態で開口する。従って、カード挿入口33c
は、カード挿入口33aの中心Aが空間部22aの中心
と一致した位置、即ち、スライドカバー3がコネクタ本
体2前面の中央に位置した位置では、カード挿入口33
cの中心Cと空間部22cの中心とが一致しておらず、
カード挿入口33cが同図中において空間部22cに対
して僅かに右にずれた状態なので、メモリースティック
カードMSを空間部22cの奥まで挿入することはでき
ない位置となる。 【0025】このように、各カード挿入口33a乃至3
3cを夫々僅かにずらして設けることで、夫々のカード
挿入口33a乃至33cが、対を成す空間部22a乃至
22cと対応していない位置では、夫々のカード挿入口
33a乃至33cに対応したメモリカードを空間部22
a乃至22cの奥まで挿入できない状態を作ることがで
きるので、カード挿入口33a乃至33cのどれかにメ
モリカードが空間部22a乃至22cの奥まで挿入され
ている状態では、他のカード挿入口33a乃至33cか
ら空間部22a乃至22cに対応するメモリカードを挿
入不可能とすることができる。 【0026】この実施の形態では、コンパクトフラッシ
ュカードCFの中心Aに対し正面から見て、スマートメ
ディアカードSMの中心Bを右方向へ1.5mmずら
し、メモリースティックカードMSの中心Cを左方向へ
1.5mmずらして設けた。従って、スマートメディア
カードSMをカード挿入口33bに挿入したときには、
コンパクトフラッシュカードCFは空間部22aの中心
よりカード挿入口33aが同図正面視左に1.5mmず
れた状態となり、メモリースティックカードMSは同様
に空間部22cの中心より3.0mmずれた状態となる
ので、挿入口21aに設けた導入面23は1.5mm以
上、挿入口21cに設けた導入面23は3.0mm以上
設ければ足りる。尚、コネクタ本体2に設けた空間部2
2a乃至22cは正面視中心を揃えて設けたが、必ずし
も揃えて設ける必要はなく、カード挿入口33a乃至3
3cに対応する挿入口33a乃至33cの中心が夫々偏
心した状態に設ければよく、偏心量も、何れかのメモリ
カードが挿入されたときに他のメモリカードの挿入が夫
々の導入面23によって阻止されるよう設ければ良く、
これらの条件を満たせば上記同様の作用が得られる。 【0027】次いで、この発明の実施の形態であるメモ
リカード用コネクタ1の作用を説明する。説明に当って
は、コンパクトフラッシュカードCFを挿入した場合を
例とする。利用者は、コンパクトフラッシュカードCF
を、メモリカード用コネクタ1のカード挿入口33aへ
挿入する。すると、コンパクトフラッシュカードCF
は、カード挿入口33aから挿入口21a内に挿入され
る。この時、スライドカバー3のカード挿入口33a
が、空間部22aとずれた状態でも、挿入口21aと一
致している状態であればコンパクトフラッシュカードC
Fを空間部22a奥まで挿入することは可能である。即
ち、この状態でコンパクトフラッシュカードCFを挿入
するとコンパクトフラッシュカードCFの角部が挿入口
21aの端部に設けた導入面23に当接し、更にコンパ
クトフラッシュカードCFを空間部22a内に挿入させ
ようと押圧することで、導入面23に沿ってコンパクト
フラッシュカードCFが挿入されて行くので、スライド
カバー3はコネクタ本体2の前面に沿って摺動し、やが
てスライドカバー3のカード挿入口33aとコネクタ本
体2の空間部22aとが一致した状態となり、コンパク
トフラッシュカードCFを空間部22aの奥まで挿入で
きる状態となる。更に、コンパクトフラッシュカードC
Fを挿入することで、コンパクトフラッシュカードCF
は空間部22aの奥まで挿入され、コンパクトフラッシ
ュカードCFの電極とコンタクト24とが接触し電気的
に接続されることとなる。 【0028】このように、コンパクトフラッシュカード
CFを空間部22aの奥まで挿入すると、スライドカバ
ー3のカード挿入口33aとコネクタ本体2の空間部2
2aとが一致した状態となると共に、コンパクトフラッ
シュカードCFによってカード挿入口33a及び空間部
22aの位置が固定された状態となる。又、カード挿入
口33a及び空間部22aの位置が一致した状態なの
で、カード挿入口33と空間部22bとの位置、及び、
カード挿入口33cと空間部22cとの位置は、一致し
ていない状態で固定される。 【0029】従って、この状態でスマートメディアカー
ドSMをカード挿入口33bから挿入すると、カード挿
入口33bを経由して挿入口21bへは挿入されるもの
の、スマートメディアカードSMの角部が挿入口21b
の端部から斜めに設けた導入面23と当接し、スマート
メディアカードSMをそれ以上空間部22b内部に挿入
することはできない。同様に、メモリースティックカー
ドMSをカード挿入口33cから挿入しようとしても、
メモリースティックカードMSの角部が空間部22cの
端部から斜めに設けた導入面23と当接し、メモリース
ティックカードMSをそれ以上空間部22c内部に挿入
することはできない。 【0030】次いで、カード挿入口33a乃至33cに
メモリカードが挿入されていない状態で、スマートメデ
ィアカードSMをカード挿入口33bから挿入する場合
を説明する。スマートメディアカードSMをカード挿入
口33bから挿入すると、スマートメディアカードSM
の角部が挿入口21bの端部から斜めに設けた導入面2
3と当接する。更にスマートメディアカードSMを押圧
することで、スマートメディアカードSMが導入面23
に沿って奥側へ移動し、この移動に伴いスライドカバー
3もコネクタ本体2の前面に沿って摺動する。 【0031】更にスマートメディアカードSMを挿入す
ると、やがてカード挿入口33bと空間部22bとが一
致し、スマートメディアカードSMは空間部22bの奥
まで挿入され、スマートメディアカードSMの電極と空
間部22b内に設けたコンタクト24とが接触して電気
的に接続された状態となる。 【0032】この状態では、カード挿入口33bと空間
部22bとが一致し、挿入されたスマートメディアカー
ドSMによって相互の位置が固定されるので、カード挿
入口33aと空間部22a、及び、カード挿入口33c
と空間部22cの位置は、相互に一致せず、コンパクト
フラッシュカードCF及びメモリースティックカードM
Sは挿入できない状態となる。 【0033】更に、メモリースティックカードMSをメ
モリカード用コネクタ1に挿入した場合にも、同様にカ
ード挿入口33aと空間部22a、及び、カード挿入口
33bと空間部22bの位置は、相互に一致せず、コン
パクトフラッシュカードCF及びスマートメディアカー
ドSMは挿入できない状態となる。尚、この実施の形態
では、導入面23は、挿入口21aには両端に、挿入口
22b及び22cには夫々一方端にのみ設けたが、挿入
口21b及び21cにも両端に設けても良い。 【0034】 【発明の効果】 上述のように、この発明によれば、メ
モリカード用コネクタに1枚のメモリカードが挿入され
ると、スライドカバーが当該メモリカードをコネクタ本
体へ挿入できる位置に移動して固定され、物理的に他の
挿入口にはメモリカードを挿入できない状態にでき、少
ない部品点数で1枚のメモリカードだけが挿入できる状
態とできるので、複数のメモリカードが同時に挿入され
た場合にメモリカードを選択するソフトウェアが必要な
く、又、選択するための回路・部品等を特に必要としな
い。
コネクタを表す下方から見た斜視説明図 【図2】 同メモリカードを挿入した状態における同斜
視説明図 【図3】 この発明の実施の形態であるメモリカード用
コネクタのコネクタ本体を表す上方斜視説明図 【図4】 同スライドカバーを表す上方斜視説明図 【図5】 同作動状態を表す説明図 【図6】 従来例図 【符号の説明】 CF コンパクトフラッシュカード SM スマートメディアカード MS メモリースティックカード 1 メモリカード用コネクタ 2 コネクタ本体 21a CF用挿入口 21b SM用挿入口 21c MS用挿入口 22a CF用空間部 22b SM用空間部 22c MS用空間部 23 導入面 24 コンタクト 25 上面 26 溝部 27 下面 28 溝部 3 スライドカバー 31 摺動係止部 32 摺動係止部 33a CF用カード挿入口 33b SM用カード挿入口 33c MS用カード挿入口
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のメモリカードが挿入可能なメモリ
カード用コネクタであって、 筐体からなり、挿入されるメモリカードに対応した形状
に開口する挿入口を複数設けると共に挿入口内部には空
間部を形成し、空間部には挿入されるメモリカードの電
極と電気的に接続するコンタクトを設け、挿入されるメ
モリカードと電気的に接続されるコネクタ本体と、 コネクタ本体の挿入口外側に設けられ、挿入されるメモ
リカードに対応した形状にコネクタ本体の挿入口と対を
成して開口するカード挿入口を設け、コネクタ本体の挿
入口開口面に沿って移動可能なスライドカバーとからな
り、 一対のコネクタ本体の空間部とスライドカバーのカード
挿入口との中心が一致したときに、他の対の空間部及び
対向するカード挿入口の中心が一致しないことを特徴と
するメモリカード用コネクタ。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2002101645A JP3796461B2 (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | メモリカード用コネクタ |
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---|---|---|---|
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