JP2006302174A - 端末機能更新システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 容易にクライアント端末を管理する。
【解決手段】 医療設備管理部300は、設備記憶部310、更新状況記憶部312、更新ファイル記憶部314、設備管理部316、更新状況管理部318、更新ファイル管理部320、送受信部322を備えている。設備記憶部310は、各医療施設が導入した医療システムにおける設備がどのように構成されているかが格納される。設備管理部316は、例えば更新ファイルがある場合に、設備記憶部310に記憶された設備情報を参照し、該設備情報に基づいて更新ファイルを送信するかを判断する。更新状況管理部318は、更新状況記憶部312に格納されている各設備の更新状況を参照し、その更新ファイルのバージョンと比較することにより、医療システムのPDAがその更新ファイルによる更新が済んでいるかを判断する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、更新技術に関し、特に端末の機能を更新する技術に関する。
近年の医療施設では、目的に応じた医療用のデータや医療用ソフトウエアなどを使用することにより、効率的かつ的確な医療の実現を図っている。効率の良い医療を実現するには、日常の業務の変化に対応できるように、プログラムの更新を随時行っていく必要があり、コンピュータのデータやプログラムを的確に管理する必要がある。複雑化するシステムにおいては、該システムを構成する機器やプログラムのバージョン管理、さらには更新作業自体にも手間と時間がかかり、確実かつ正確に管理情報を把握することが困難になってきている。このため、例えば特許文献1では、実施する医療行為に関する実施データ入力手段を有する端末と、該端末から入力された実施データを記録・管理する管理手段を有する病院内情報管理システムが提案されている。
特開2004−110818号公報
コンピュータのデータやプログラムを更新する場合、コンピュータの一つ一つに新しいデータないしはプログラムをインストールしなければならず、コンピュータにおいて更新が適切に完了しているか否か、さらには、更新後の環境においても適切に動作しているか、各医療施設が独自に管理しなければならない。このように、独自に各システムにおいてコンピュータのプログラムまたはデータの更新などを的確に管理するには、多くの時間と労力を必要とする。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易にクライアント端末を管理することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の端末機能更新システムは、所定の機能を実行する端末と、端末に、機能更新ファイルと該機能更新ファイルの動作確認用のテストファイルとを送信する端末管理装置と、を備える。端末は、端末管理装置から送信された機能更新ファイルとテストファイルとを受信する受信部と、受信部にて受信した機能更新ファイルを組み込んで、機能更新ファイルによる機能を実行可能とする機能実行部と、機能実行部にて機能更新ファイルの組み込みが完了したことを確認する更新確認部と、更新確認部にて組み込みが完了したことを確認した後に、テストファイルを用いて、機能更新ファイルが組み込まれた機能実行部の動作確認を行う動作確認部と、を有する。
ここで、「端末」とは、端末管理装置によって管理される、パーソナルコンピュータ、携帯端末などを指す。また、「端末管理装置」とは、端末を管理する装置であって、医療システムにおける医療設備を管理するサーバ、パーソナルコンピュータを指す。また、「機能更新ファイル」とは、端末の機能を更新するための更新プログラム、および/または、更新データを指す。ここで、「更新」とは、既存の機能のバージョンアップや、新たな機能の追加を含み、また全ての機能の再設定も含む。また、「テストファイル」は、機能更新ファイルの動作を確認するためのファイルであり、動作確認に必要なプログラムやデータなどを含んで構成される。この態様によると、端末自らが、機能更新ファイルの更新処理、および更新後に正常動作することを確認することができ、端末管理装置の負担を減らすことができる。
端末は、さらに、動作確認部における動作確認結果を端末管理装置に送信する送信部を有してもよい。端末管理装置は、送信部から送られた動作確認結果をもとに、端末における機能の更新情報を管理する更新状況管理部と、を有してもよい。この態様によると、端末における機能更新ファイルの更新処理、および更新後の正常動作について端末管理装置で確認することができ、管理を容易とする。
本発明の別の態様もまた、端末機能更新システムである。この端末機能更新システムは、所定の機能を実行する端末と、端末に、機能更新ファイルを送信する端末管理装置と、を備える。端末管理装置は、端末における機能の更新情報を管理する更新状況管理部と、更新状況管理部にて管理されている機能の更新情報をもとに、当該端末と同一の機能をもつ擬似端末を構成する擬似端末構成部と、擬似端末構成部にて構成された擬似端末の動作確認を行う動作確認部と、を有する。端末管理装置が、機能更新ファイルを端末に送信する前に、擬似端末構成部は、機能更新ファイルを用いて、擬似端末機能を更新し、動作確認部は、該機能更新ファイルの動作確認用のテストファイルを使って、更新された擬似端末機能の動作確認を行う。
ここで、「擬似端末」とは、当該端末の有する全てのソフトウェア機能を動作するエミュレータ、もしくは、当該端末の有する全てのソフトウェアをインストールするためのハードウェアなどを含む。また、「擬似端末を構成する」とは、擬似端末がエミュレータとして構成される場合、端末管理装置の内部のメモリに、当該端末の有する機能プログラムを組み込み、擬似端末として動作できるような環境を構成することを指す。また、擬似端末がハードウェアを指す場合は、当該ハードウェアに当該端末の有する機能プログラムを組み込むことを指す。この態様によると、端末管理装置内において、管理する端末相当の機能を構成することによって、機能更新ファイルの動作が正常に行われることを、端末に送信する前に確認することができるので、端末の管理が容易となる。
端末管理装置は、動作確認部における動作確認結果が良好な場合、機能更新ファイルを端末に送信し、更新状況管理部は、端末の機能の更新情報を更新する。この態様によると、端末は、同一の環境下で正常に動作することが確認されている機能更新ファイルを使用することができる。
本発明の医療設備管理システムによれば、容易に端末機能の更新処理を管理することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)について説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を具体的に説明する前に、まず本実施形態にかかる医療設備管理システムについて簡単に述べる。本実施形態にかかる医療設備管理システムは、クライアント端末である携帯端末と、携帯端末を管理するパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と記載する。)とを有する医療システムと、医療システムの機器またはソフトウェアからなる設備を管理している医療設備管理部を有している。医療設備管理部は、医療システムの設備に関する設備情報を有し、この設備情報に基づいて、携帯端末のプログラムまたはデータを更新するための更新ファイルを端末の管理を行うPCに送信する。PCは、受信した更新ファイル、および、更新ファイルの動作確認を行うためのテストファイルを携帯端末に送信し、携帯端末は、受信した更新ファイルに基づいてクライアント端末のプログラムまたはデータを更新し、テストファイルを用いて動作の確認を行う。
図1は、第1の実施形態にかかる医療設備管理システム500の全体構成を示す図である。
医療設備管理システム500は、第1医療システム100a、第2医療システム100bなど、異なる医療施設に導入された複数の医療システム(以下、医療システムを符号100で代表させる)を有し、WAN(Wide Area Network)やインターネットなどのネットワーク400を通じて医療設備管理部300に接続されている。ここで、一つの医療システム100とは、一つの病院に導入されていてもよく、系列の病院など、複数の場所に設けられた1または複数の病院に導入されてもよい。一つの医療システム100が導入された医療施設は、医療設備管理部300による管理や、メンテナンスなどのサービスなどを一体的に受けることができる。医療設備管理部300は、例えば、医療システム100以外の外部機関によって管理される。
第1医療システム100aは、ネットワークサーバ110a、PC120で総称される第1PC120a、第2PC120b、AP160で総称されるアクセスポイント160a、AP160b、携帯端末140(以下、「PDA140」と記載する。)で総称される第1PDA140a、第2PDA140b、第3PDA140c、第4PDA140dを含む。第1医療システム100aは、ネットワークサーバ110aを介して、医療設備管理部300と接続されている。また、PC120は、ローカルサーバとしての機能を有し、無線または有線により、AP160を介して、PDA140と接続されており、相互に情報の送受信が可能となっている。また、第2医療システム100bが導入された医療施設では、第1医療システム100aと同様に、ネットワークサーバ110b、PC120、AP160、PDA140を含み、PC120およびPDA140は相互に接続されている。
これら第1医療システム100aと第2医療システム100bとでは、コストや専門とする医療部門、その他医療施設の規模などに応じて、例えば種類の異なるソフトウエアや、異なる機種のPC120やPDA140を使うことができ、また、PC120やPDA140で使用するソフトウェアなども異なるものを使用することができる。
図2は、第1の実施形態にかかる医療設備管理部300の構成を示す概念図である。医療設備管理部300は、医療システム100が導入された複数の医療施設を管理するため、医療施設とは別の場所に設けられており、WANもしくはインターネットを介して、第1医療システム100a、第2医療システム100bなどが導入された各医療施設に情報を送受信可能に接続されている。医療設備管理部300がサーバーとしての機能を持つものであってもよく、医療設備管理部300がサーバーを介してWANもしくはインターネットなどのネットワーク400に接続するものでもよい。
医療設備管理部300は、設備記憶部310、更新状況記憶部312、更新ファイル記憶部314、設備管理部316、更新状況管理部318、更新ファイル管理部320、送受信部322を備えている。
設備記憶部310は、各医療施設が導入した医療システム100における設備の構成を格納する。医療システム100における設備とは、例えばPDA140やプリンタ、記憶装置など、PC120に接続されることによりデータの送受信を行う機器やこれらを使用するために必要なドライバやデータ、または医療用ソフトウエアのようにPC120にインストールされるソフトウエア、その他、PC120やネットワークサーバ110などをいう。
設備管理部316は、例えば更新ファイルがある場合に、設備記憶部310に記憶された設備情報を参照し、該設備情報に基づいて更新ファイルを送信するかを判断する。
更新状況記憶部312には、医療システム100において、ローカルサーバとしてのPC120に接続されるPDA140などの設備のうち、どの設備がプログラムおよび/またはデータの更新が済んでいるかを示す更新状況の情報が記憶されている。プログラムとは、例えばPDA140にインストールされる医療用ソフトウエアなどをいう。また、データとは、例えば医療に関するデータや、PDA140にインストールされたソフトウエアが利用するデータを含む。
更新状況管理部318は、更新状況記憶部312に格納されている各設備の更新状況を参照し、その更新ファイルのバージョンと比較することにより、医療システム100のPDA140がその更新ファイルによる更新が済んでいるかを判断する。また、PC120はPDA140からプログラムまたはデータの更新が済んだ旨の情報を受信し、これを医療設備管理部300に送信する。更新状況管理部318は、PC120からPDA140のプログラムまたはデータの更新が済んだ旨の情報を受信すると、更新状況記憶部312にPDA140のプログラムまたはデータの更新が済んだ旨の情報を格納する。
更新ファイル記憶部314は、医療システム100に導入されているPDA140などの設備の更新ファイル、および、更新ファイルを組み込んだ端末の動作を確認するためのテストファイルが格納される。テストファイルとは、動作を確認するためのテストプラグラムであってもよい。例えば、PDA140のためのテストファイルは、更新ファイルを組み込んだ当該PDA140が、PC120との間で正常にデータを送受信できるかどうかを確認するためのプログラムであってもよい。更新ファイル管理部320は、更新ファイル記憶部314に更新ファイルおよびテストファイルがあるか否かを判断し、送受信部322は、送信すべき更新ファイルおよびテストファイルが存在した場合には、医療システム100のPC120に送信する。
更新状況管理部318は、送受信部322を介して受信した、後述するPC120からの更新状況の報告をもとに、更新状況記憶部312に格納されている当該PC120に管理されているPDA140の更新状況を更新する。具体的には、更新状況に係る報告が、PDA140の更新が正常に完了した旨を示す情報であった場合には、更新状況記憶部312に格納されている当該PDA140にかかるプログラムまたはデータのバージョンを、更新ファイルに係るバージョンに書き換える。一方、更新状況に係る報告が、PDA140の更新が完了しなかった旨を示す情報であった場合には、更新状況記憶部312に格納されている当該PDA140に係るプログラムまたはデータのバージョンを書き換えないこととなる。
図3は、第1の実施形態にかかる医療システム100におけるPC120と、PC120に管理されるPDA140の構成を示した概念図である。PC120は、PDA140などを管理する管理装置としての機能を有しており、PDA140とLANによりAP160を介して接続されている。
PC120は、更新ファイル記憶部121、更新状況記憶部122、設備記憶部123、更新ファイル管理部124、更新状況管理部125、設備管理部126、送受信部127などを有している。
送受信部127は、医療設備管理部300から送信された更新ファイルおよびテストファイルを受信する。更新ファイル管理部124は、送受信部127において、医療設備管理部300から更新ファイルおよびテストファイルが受信されると、更新ファイル記憶部121に格納する。これにより、更新ファイル記憶部121には、新たな更新ファイルおよびテストファイルが格納される。また、更新ファイル管理部124は、更新ファイル記憶部121に更新ファイルおよびテストファイルが格納されているかを判断する。
更新状況記憶部122には、PC120が管理するPDA140のプログラムまたはデータの更新状況が格納される。更新状況管理部125は、更新状況記憶部122に格納されたPDA140のプログラムまたはデータの更新状況を参照し、PDA140のプログラムまたはデータの更新を行う必要があるか否かを判断する。具体的には、PDA140における現状のプログラムまたはデータのバージョンと更新ファイルのバージョンとを比較し、一致していない場合、すなわち更新ファイルのバージョンの方が新しい場合は、「更新を行う必要がある」と判断される。このとき、送受信部127は、更新ファイルおよびテストファイルなどをPDA140に送信する。一方、一致している場合は、最新のバージョンがすでに組み込まれていると考えられるので、「更新を行う必要がない」と判断されることとなる。
更新状況管理部125は、送受信部127を介して、後述するPDA140からの更新状況の報告をもとに、更新状況記憶部122に格納されている当該PDA140の更新状況を更新する。具体的には、PDA140において、更新が正常に完了し、かつ、動作確認が正常に完了している場合には、更新状況記憶部122に格納されている当該PDA140にかかるプログラムまたはデータのバージョンを更新ファイルに係るバージョンに書き換える。さらに、送受信部127は、PDA140の更新が完了した旨を示す情報を医療設備管理部300に送信する。一方、PDA140において、更新が正常に完了せず、および/または、動作確認が正常でなかった場合は、更新状況記憶部122に格納されている当該PDA140に係るプログラムまたはデータのバージョンを書き換えることは行わない。この場合、送受信部127は、PDA140の更新が正常に完了しなかった旨を示す情報を医療設備管理部300に送信する。
設備管理部126は、PC120が管理するPDA140などの設備情報を設備記憶部123に格納し、設備に変更が生じた場合は設備情報を更新する。このとき、送受信部127は、医療設備管理部300に更新された設備情報などを送信する。なお、PC120が外部入力機器などから操作されることにより、必要に応じて設備記憶部123に格納された設備情報を、図示しないPC120の画面に表示してもよい。
PC120は、AP160を介して複数のPDA140が接続されている。PDA140は、PC120から送信された医療情報を、PDA140に設けられた画面に表示することができ、またPDA140に医療情報をユーザが入力したり、使用したまたは使用予定の医療器具を識別タグで読み取るなどして、PDA140に医療情報が入力され、入力された医療情報はPC120に送信できるようになっている。PC120に格納された医療情報は、他のPDA140にも送信することができ、また医療設備管理部300に送信することができるようになっている。このように、本実施形態におけるクライアント端末であるPDA140を利用することにより、効率的かつ確実な医療を実現することが可能となっている。
PDA140は、更新ファイル記憶部141、更新状況記憶部142、更新ファイル管理部143、更新状況管理部144、更新部145、機能実行部149、送受信部146、更新確認部147、動作確認部148などを有している。機能実行部149は、当該PDA140の機能ファイルを組み込んで、その機能ファイルによる機能を実行可能とする。ここで、機能ファイルとは、たとえば、PDA140を動作もしくは制御する1以上のプログラムファイルを指す。
送受信部146は、PC120から送信された更新ファイルおよびテストファイルを受信する。
更新ファイル記憶部141は、PC120から送信された更新ファイルおよびテストファイルを記憶する。更新状況記憶部142は、PDA140に格納されたプログラムまたはデータのバージョンやプログラムまたはデータのバージョンまたは更新が済んでいるかを示す情報を記憶する。更新ファイル管理部143は、更新ファイル記憶部141に更新ファイルおよびテストファイルがあるか否かを判断する。更新状況管理部144は、更新状況記憶部に記憶されたプログラムまたはデータのバージョンもしくは更新が済んでいるかの更新状況の情報を参照し、更新の必要があるか否かを判断する。
更新部145は、更新ファイル管理部143がプログラムまたはデータの更新の必要があると判断した場合には、更新ファイル記憶部141に格納された更新ファイルによって、機能実行部149のプログラムまたはデータの更新を行う。これにより、機能実行部149は、機能更新ファイルによる機能を実行可能な状態となる。プログラムまたはデータの更新とは、例えば機能実行部149に組み込まれた、もしくは、インストールされたソフトウエアの更新をする場合や、機能実行部149にインストールされたソフトウエアに利用されるデータを更新する場合などをいう。
更新確認部147は、更新部145によって機能実行部149のプログラムまたはデータの更新が正常にされたか否かを確認する。動作確認部148は、更新確認部147において、正常に更新されたこと、すなわち、更新ファイルが正常に組み込まれたことを確認した場合には、更新ファイルの動作確認を行うためのテストファイルを用いて、機能実行部149により、正常に動作が行われるか否かを確認する。また、動作確認部148は、正常に動作していることを確認した場合、プログラムまたはデータのバージョンもしくは更新が済んでいるかの更新状況の情報を更新し、更新状況記憶部142に格納する。送受信部146は、正常に更新がされた旨を示す更新情報をPC120に送信する。一方、正常に更新されなかった場合、もしくは、正常に動作しなかった場合は、正常に更新できなかった旨を示す更新情報をPC120に送信する。
図4は、医療設備管理部300、PC120、およびPDA140に格納された医療システム100にかかる設備情報および更新状況の情報を示す図であり、図4(a)はPDA140に格納された設備情報および更新状況の情報を示す図であり、図4(b)はPC120に格納された設備情報および更新状況の情報を示す図であり、図4(c)は医療設備管理部300に格納された設備情報および更新状況の情報を示す図である。
PDA140の更新状況記憶部142には、図4(a)のように、プログラムおよびデータのそれぞれのバージョンと、そのバージョンが組み込まれているか否かを示す更新状況に関する情報が格納される。本図ではプログラムおよびデータについて1種類ずつしか例示していないが、複数のプログラムまたはデータについてバージョンと更新済みであるか否かの情報を格納してもよい。プログラムまたはデータの追加や削除がされた場合、プログラムまたはデータの更新がされた場合は、この情報も履歴として蓄積され、蓄積された更新状況はPC120に送信される。PDA140に格納されたプログラムまたはデータのバージョンまたは更新済みであるか否かの情報は、ユーザの入力などによりPDA140の画面に表示することができる。なお、バージョンの更新とは、既存のプログラム等を改良するための更新、または、既存のプログラムに新たな機能を追加することなどを含む。
PC120には、図4(b)のように、PC120が管理するPDA140などの設備情報およびPDA140などの設備についてプログラムおよびデータのそれぞれのバージョンと、そのバージョンが組み込まれているか否かを示す更新状況に関する情報が格納される。PDA140においてプログラムまたはデータの追加や削除がされた場合やプログラムまたはデータの更新がされた場合は、この更新状況の情報が追加され、PDA140から追加された更新状況の情報がPC120に送信される。PC120に格納されたプログラムまたはデータのバージョンまたは更新済みであるか否かの更新状況の情報は、ユーザの入力などによりPC120の画面に表示することができる。
医療設備管理部300には、図4(c)のように、医療システム100が有するPDA140やPC120の設備情報および、各設備のプログラムおよびデータのそれぞれのバージョンと、そのバージョンが組み込まれているか否かを示す更新状況に関する情報が格納される。設備の更新の情報は、医療設備管理部300においては、各医療施設に導入される医療システム100ごとに管理される。PDA140は、それぞれのPDA140が管理されるPC120との対応関係が明確になるように管理されており、PC120も医療システム100との対応関係が明確になるように管理されている。
図5は、第1の実施形態にかかる医療設備管理部300が、PDA140のプログラムまたはデータを更新する更新ファイルおよびテストファイルを送信する送信動作を示すフローチャートである。医療設備管理部300は、更新対象の医療システム100の入力を受け付ける(S11)。更新対象の医療システム100の入力は、キーボードやマウスなどにより対象となる医療システム100を特定することにより行われる。これにより、例えば更新を希望するユーザの医療システム100にのみ更新ファイルおよびテストファイルを送信することができるなど、サービス性を向上することができる。なお、医療設備管理部300が管理するすべての医療システム100を指定してもよい。これにより一括してすべての医療システム100について更新ファイルおよびテストファイルを送信することができる。
更新対象の医療システム100の入力を受け付けると、医療設備管理部300の更新ファイル管理部320は、更新ファイル記憶部314に更新ファイルおよびテストファイルがあるか否かを判断する(S12)。更新ファイルおよびテストファイルがない場合は(S12のN)、更新ファイルおよびテストファイルがない旨を図示しない医療設備管理部300の画面に表示し(S17)、本フローを終了する。
更新ファイル記憶部314に更新ファイルおよびテストファイルがある場合は(S12のY)、医療設備管理部300は、更新対象として指定された医療システム100に、更新対象となるPDA140があるか否かを判断する(S13)。更新対象となるPDA140があるか否かは、例えば、医療設備管理部300の設備記憶部310に格納された医療システム100の設備情報を、設備管理部316が参照することにより判断する。具体的には、PDA140の機種や製造年月日、製造番号またはPDA140にインストールされているソフトウエアのバージョンなどを参照し、プログラムまたはデータの更新が必要な機種か、またはPDA140にインストールされているソフトウエアの更新が必要かなどにより判断する。更新対象として指定された医療システム100に更新が必要なPDA140がないなど、更新対象がないと判断された場合には(S13のN)、更新対象がない旨を医療設備管理部300の画面に表示して(S18)、本フローを終了する。これにより、更新ファイルを送信する必要のない医療システム100に対して、更新ファイルを送信する事態を回避できる。
更新対象として指定された医療システム100に、更新対象であるPDA140がある場合(S13のY)、医療設備管理部300は、iを1に設定し(S14)、医療設備管理部300の送受信部322により、PCiに更新ファイルを送信する(S15)。iとは、例えば、図4(c)におけるPC120のNo.など、PC120を特定するための識別情報をいう。本実施形態においては、PC120を特定するための識別情報として、連続した番号をPC120に割り当てている。医療設備管理部300がPCiに更新ファイルを送信すると、医療設備管理部300は、iが更新の対象である医療システム100においてPDA140のプログラムまたはデータの更新を行うかを判断する最後のiであるか否かを判断する(S16)。
i=iである場合は(S16のY)、本フローを終了する。i=iでない場合は(S16のN)、i+1をiに設定し(S19)、医療設備管理部300の送受信部322はPCiに更新ファイルおよびテストファイルを送信する(S15)。以上により、更新対象として指定された医療システム100の中で、すべてのPC120に更新ファイルおよびテストファイルを送信することができる。
図6は、第1の実施形態にかかるPC120がPDA140のプログラムまたはデータを更新する更新ファイルおよびテストファイルを送信する送信動作を示すフローチャートである。本フローチャートは所定期間ごとに開始してもよく、また、PC120の電源がオンにされた場合や、医療システム100のユーザによるPDA140への更新ファイルの送信指示をPC120が受け付けることなどにより開始してもよい。なお、ユーザからの入力を受け付けることによりPDA140へ更新ファイルおよびテストファイルを送信する場合には、更新ファイルおよびテストファイルを医療設備管理部300からPC120が受信した際に、更新ファイルおよびテストファイルを受信した旨またはPDA140への更新ファイルおよびテストファイルの送信を承認するかなどをPC120の画面に表示してもよい。
PC120の更新ファイル管理部124は、更新ファイルおよびテストファイルが更新ファイル記憶部121にあるか否かを判断する(S31)。更新ファイルおよびテストファイルがあり(S31のY)、かつ、更新状況管理部125にて更新の必要があると判断された場合、すなわち、当該PDA140のプログラムのバージョンが最新のバージョンでなかった場合(S32のY)には、PDA140に更新ファイルおよびテストファイルを送信し(S33)、本フローを終了する。なお、PDA140が複数存在する場合は、それぞれに対して更新ファイルおよびテストファイルを送信する。一方、更新ファイル記憶部121に更新ファイルおよびテストファイルがないと判断した場合(S31のN)、もしくは、更新状況管理部125にて更新の必要がないと判断された場合、すなわち当該PDA140のプログラムのバージョンが最新のバージョンであった場合(S32のN)には、更新ファイルおよびテストファイルを送信することなく、本フローを終了する。
図7は、第1の実施形態にかかるPDA140のプログラムまたはデータの更新動作を示すフローチャートである。本フローチャートは所定期間ごとに実行してもよく、また、PDA140がPC120にデータの送受信可能に接続された場合に実行してもよい。
PDA140の更新ファイル管理部143は、更新ファイル記憶部141に更新ファイルおよびテストファイルがあるか否かを判断する(S41)。更新ファイルおよびテストファイルがある場合は(S41のY)、PDA140は、更新状況記憶部142の更新状況を参照し、プログラムまたはデータの更新が済んでいるか、または更新ファイルおよびテストファイルのバージョンとPDA140のプログラムまたはデータのバージョンを比較し、更新が必要か否かを判断する(S42)。更新が必要であると判断した場合には(S42のY)、PDA140の更新部145は、機能実行部149のプログラムまたはデータを更新し、更新確認部147は、正常に更新されたか否かを確認する(S43)。正常に更新されたことが確認された場合(S43のY)、動作確認部148は、更新ファイルの動作を確認するためのテストファイルを用いて動作確認を行う(S44)。
具体的には、テストファイルを用いて、所定の動作を行わしめるプログラムを実行し、または、動作確認のためのテストデータとして入力し、更新ファイルが組み込まれた機能実行部149を動作させ、所望の動作が行われ、または、所望の結果が出力されることを確認する(S44)。正常に所望の動作が完了し、または、所望の結果が出力された場合(S44のY)は、送受信部146は、PC120に正常に更新が完了した旨を示す情報をPC120に送信して(S47)、本フローを終了する。正常に完了せずエラーが生じたような場合や所望の結果以外の結果が出力されたような場合には、動作確認結果は不良と判断され(S44のN)、送受信部146は、正常に更新が完了しなかった旨を示す情報をPC120に送信する(S46)。また、更新ファイルおよびテストファイルがないと判断された場合(S41のN)、更新が必要でないと判断された場合(S42のN)、もしくは、更新が正常に完了しなかった場合(S43のN)にも同様に、更新が完了しなかった旨を示す情報をPC120に送信し(S46)、本フローを終了する。
なお、図7に示すフローは、PDA140のユーザによる、PDA140の機能実行部149のプログラムまたはデータを更新させるための更新要求の入力を受け付けることなどにより開始してもよい。ユーザからの入力を受け付けることによりPDA140のプログラムまたはデータの更新を行う場合は、PDA140の更新ファイル管理部143が、更新ファイル記憶部141に更新ファイルがあると判断した場合(S41のY)、更新ファイルを受信した旨または更新を承認するかなどをPDA140の画面に表示し、更新の要否の判断(S42)は、医療システム100のユーザにより行ってもよい。これにより、PDA140のプログラムまたはデータの更新に、ユーザの意志を反映することができる。
本発明の第1の実施形態において、医療設備管理部300がPC120を介してPDA140のプログラム等の更新を行うとして説明した。しかしながらこれに限らず、医療設備管理部300が、PDA140を管理する端末管理装置として機能することによって、直接、PDA140のプログラム等の更新を行うとしてもよい。また、医療設備管理部300が、PC120のプログラム等の更新を行うとしてもよい。この場合、PC120の構成に、更新確認部、動作確認部を設け、更新ファイルの更新処理、更新処理の完了、さらに、テストファイルを用いて更新後の環境について動作確認を行うようにすればよい。また、医療設備管理部300が、PC120およびPDA140の双方の更新を同時に指示するようにしてもよい。この場合、PC120およびPDA140に対する更新指示の双方をPC120に送り、それを受けて、PC120は更新処理を実施する。さらに、PC120は、更新処理完了判定を実施し、判定結果がOKであれば、PDA140への更新処理を開始するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態を具体的に説明する前に、まず本実施形態にかかる医療設備管理システムについて簡単に述べる。本実施形態にかかる医療設備管理システムは、第1の実施形態と同様に、クライアント端末である携帯端末と、携帯端末を管理するPCとを有する医療システムと、医療システムの機器またはソフトウェアからなる設備を管理している医療設備管理部を有している。第1の実施形態との違いは、医療設備管理部において、テストファイルを用いて、更新ファイルの動作の確認を行った後に、携帯端末に更新ファイルのみを送信するという点である。医療設備管理部は、まず、クライアント端末と同等の機能を有する擬似端末を構成する。次に、更新ファイルを擬似端末に組み込む。さらに、テストファイルを用いて、更新ファイルが組み込まれた擬似端末の動作確認を行い、正常に動作した場合のみ、クライアント端末に更新ファイルを送る。その後、クライアント端末は、動作が保証された更新ファイルを更新する処理を行う。ここで、「擬似端末」とは、当該端末の有する全てのソフトウェア機能を動作するエミュレータ、もしくは、当該端末の有する全てのソフトウェアをインストールするためのハードウェアなどを含む。また、「擬似端末を構成する」とは、擬似端末がエミュレータの場合、端末管理装置の内部のメモリに、当該端末の有する機能プログラムを組み込み、擬似端末として動作できるような環境を構成することを指す。また、擬似端末がハードウェアを指す場合は、当該ハードウェアに当該端末の有する機能プログラムを組み込むことを指す。この態様によると、端末管理装置内において、管理する端末相当の機能を構成することができる。以下において、「擬似端末」がエミュレータとして構成される場合について説明を行う。
図8は、第2の実施形態にかかる医療システムにおける医療設備管理部300と、PDA140の構成を示した概念図である。なお、第1の実施形態と共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
医療設備管理部300は、更新ファイル記憶部314、更新状況記憶部312、設備記憶部310、更新ファイル管理部320、更新状況管理部318、設備管理部316、送受信部322、動作確認部324、および、擬似端末構成部326などを有している。
擬似端末構成部326においては、まず、機能を更新すべきPDA140と同一の動作環境を構成する。ここで、「動作環境を構成する」とは、医療設備管理部300内のメモリに、当該PDA140の有する機能プログラムを組み込み、擬似端末として動作できるような環境を構成することを指す。このとき擬似端末構成部326は、更新状況記憶部312に記憶された更新状況を参照して、これまでPDA140に対して更新してきた機能を全て含めることで、同一の動作環境を構成する。例えば、PDA140に対して複数の更新ファイルを組み込んできた場合には、同一順序でその複数の更新ファイルを擬似端末に組み込むことによって、当該PDA140と同一の動作環境を実現する。さらに、当該PDA140の更新に係る更新ファイルを擬似端末の動作環境に組み込む処理を行う。
動作確認部324は、動作確認を行うためのテストファイルを用いて、擬似端末構成部326にて構成された擬似端末の動作確認を行う。動作確認部234にて、擬似端末の動作が正常に行われていた場合、送受信部322は、更新ファイルをPDA140に送信する。ここで、「動作が正常に行われていた」とは、たとえば、テストファイルを用いて、所定の動作を行わしめるプログラムを実行し、または、動作確認のためのテストデータとして入力し、更新ファイルが組み込まれた擬似端末を動作させ、所望の動作が行われ、または、所望の結果が出力されることを確認することなどをいう。一方、動作確認部324にて動作確認が正常になされなかった場合は、送受信部322は、PDA140に更新ファイルを送らないこととなる。
さらに、医療設備管理部300は、動作確認の結果に基づいて、更新状況管理部318が更新状況記憶部312に記憶されている当該PDA140の更新状況を更新する処理を行う。具体的には、擬似端末装置において動作が正常に行われていた場合には、更新状況記憶部312に格納されている、当該擬似端末に係るPDA140のプログラムまたはデータのバージョンを更新ファイルに係るバージョンに書き換える。一方、擬似端末において更新が正常に完了せず、および/または、動作確認が正常でなかった場合は、更新状況記憶部312に格納されている、当該擬似端末に係るPDA140のプログラムまたはデータのバージョンを書き換えないこととなる。
PDA140は、更新ファイル記憶部141、更新状況記憶部142、更新ファイル管理部143、更新状況管理部144、更新部145、送受信部146、機能実行部149を有している。更新確認部、動作確認部がない以外は、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。このような構成をとることにより、PDA140は、動作の保証された更新ファイルを確実に使用することができるようになる。言い換えると、PDA140が更新ファイルの動作確認をする必要がなくなるので、PDA140の負荷を低減することができることとなる。
本発明の第2の実施形態において、医療設備管理部300がPDA140のプログラム等の更新を行うとして説明した。しかしながらこれに限らず、医療設備管理部300がPC120のプログラム等の更新を行うとしてもよい。また、擬似端末がエミュレータであるとして説明したが、これに限らずハードウェアであっても同様の効果を得ることができる。この場合、医療設備管理部300は、ハードウェアとしての擬似端末を別途有し、擬似端末構成部326がそのハードウェアに当該端末の有する機能ソフトウェアおよび更新ファイルをインストールすることで当該端末相当の擬似端末を構成すればよい。また、医療設備管理部300が、PC120およびPDA140の双方の更新を指示してもよい。この場合、PC120およびPDA140に対する更新指示の双方をPC120に送り、それを受けて、PC120は更新処理を実施する。さらに、PC120は、更新処理および更新処理完了判定を実施し、判定結果がOKであれば、PDA140への更新処理を開始するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態を具体的に説明する前に、まず本実施形態にかかる医療設備管理システムについて簡単に述べる。本実施形態にかかる医療設備管理システムは、第2の実施形態と同様に、クライアント端末である携帯端末と、携帯端末を管理するPCとを有する医療システムと、医療システムの機器またはソフトウェアからなる設備を管理している医療設備管理部を有している。第2の実施形態との違いは、PCが擬似端末を構成する点である。具体的には、PC内に、一時記憶のためのテンポラリデータベース(以下、「テンポラリDB」と表記する。)を設け、テンポラリDBに擬似端末環境を構成する。PCは、テンポラリDBを用いてクライアント端末と同一の機能を有する擬似端末を構成する。次に、医療設備管理部から送られてきた更新ファイルを擬似端末に組み込む。さらに、医療設備管理部から送られてきたテストファイルを用いて、更新ファイルが組み込まれた擬似端末の動作確認を行う。動作確認後は、テンポラリDBを消去することによって、外部からのデータ改竄等を防止することができる。また、テンポラリDBを用いることによって、擬似端末を構成するための専用のメモリ空間を予め設けておく必要がない。以上より、本実施形態を用いることによって、医療設備管理システムの導入、維持、管理コストを低減することができる。
図9は、第3の実施形態にかかる医療システムにおけるPC120と、PC120に管理されるPDA140の構成を示した概念図である。なお、第1の実施形態、もしくは、第2の実施形態と共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
PC120は、更新ファイル記憶部121、更新状況記憶部122、設備記憶部123、更新ファイル管理部124、更新状況管理部125、設備管理部126、送受信部127、動作確認部128、擬似端末構成部129、およびテンポラリDB130などを有している。
図10は、図9のPC120の内部の構成を示す図である。ここでは、図9のPC120のうち、送受信部127、動作確認部128、擬似端末構成部129、およびテンポラリDB130のみ図示した。なお、第2の実施形態と共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
擬似端末構成部129においては、まず、更新すべきPDA140と同一の動作環境をテンポラリDB130に構成する。さらに、医療設備管理部300から送受信部127を介して送られてきた当該PDAの更新に係る更新ファイルを、擬似端末に組み込む処理を行う。ここで、「動作環境を構成する」とは、テンポラリDB130に、当該PDA140の有する機能プログラムを組み込み、擬似端末として動作できるような環境を構成することを指す。
動作確認部128は、テンポラリDB130に擬似端末が構成されたことを擬似端末構成部129から通知された場合、医療設備管理部300から送られてきたテストファイルを用いて、テンポラリDB130に構成された擬似端末の動作確認を行う。動作確認部128にて動作確認が正常になされた場合、送受信部127は、更新ファイルをPDA140に送信する。一方、動作確認部128にて動作確認が正常になされなかった場合は、送受信部127は、PDA140に更新ファイルを送らないこととなる。さらに、送受信部127は、医療設備管理部300に対し、更新ファイルについての動作確認の結果とを報告する。医療設備管理部300は、動作確認の結果に基づいて、図9に示す更新状況管理部318が更新状況記憶部312の更新状況を更新する処理を行う。また、動作確認の結果に基づいて、更新状況管理部125は、更新状況記憶部122に記憶されている当該PDA140の更新状況を更新する。さらに、動作確認部128は、動作確認の完了後に、テンポラリDB130に記憶されている擬似端末を消去する処理を行う。
このような構成をとることにより、テンポラリDB130には、必要な時以外は擬似端末が構成されていないこととなるため、外部からのデータ改竄等を防止することができる。また、テンポラリDB130を用いることによって、擬似端末を構成するための専用のメモリ空間を予め設けておく必要がなくなる。さらに、医療設備管理システムの導入、維持、管理コストを低減することができる。
本実施形態において、PC120は、擬似端末のテストを行った後に、PDA140に更新ファイルなどを送るとして説明した。しかしながらこれに限らず、医療設備管理部300が、PC120およびPDA140の双方の更新を指示してもよい。この場合、PC120およびPDA140に対する更新指示の双方をPC120に送り、それを受けて、PC120は更新処理を実施する。さらに、PC120は、更新処理および更新処理完了判定を実施し、判定結果がOKであれば、PDA140への更新処理を開始するようにしてもよい。また、テンポラリDB130における動作確認後、実際に更新処理を実施する段階で、更新状況記憶部122における当該端末のモジュール構成に変化がないかどうかを判定してもよい。この判定処理では、テンポラリDB130におけるテスト環境と、判定処理時点の端末のモジュール構成とを比較し、もし相違がある場合は、その旨のメッセージを表示してもよい。さらに、テンポラリDB130に、変化後の当該端末の環境と更新ファイルを組み込んで、再び動作確認を行ってから当該PDA140に対する更新処理を開始してもよい。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、実施形態相互の組み合わせ、または、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第1の実施形態にかかる医療設備管理システムの全体構成を示す図である。 図1の医療設備管理部の構成を示す概念図である。 図1のPCとPDAの構成を示した概念図である。 図1のPDA、PC、医療設備管理部に格納された設備情報および更新状況の情報を示す図である。 第1の実施形態にかかる医療設備管理部の送信動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態にかかるPCの送信動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態にかかるPDAの更新動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる医療システムの構成を示した概念図である。 第3の実施形態にかかる医療システムの構成を示した概念図である。 図9のPCの内部の構成を示した図である。
符号の説明
100 医療システム、 110 ネットワークサーバ、 120 PC、 140 PDA、 300 医療設備管理部、 400 ネットワーク。

Claims (4)

  1. 所定の機能を実行する端末と、
    前記端末に、機能更新ファイルと該機能更新ファイルの動作確認用のテストファイルとを送信する端末管理装置と、
    を備え、
    前記端末は、
    前記端末管理装置から送信された機能更新ファイルとテストファイルとを受信する受信部と、
    前記受信部にて受信した機能更新ファイルを組み込んで、機能更新ファイルによる機能を実行可能とする機能実行部と、
    前記機能実行部にて機能更新ファイルの組み込みが完了したことを確認する更新確認部と、
    前記更新確認部にて組み込みが完了したことを確認した後に、前記テストファイルを用いて、前記機能更新ファイルが組み込まれた機能実行部の動作確認を行う動作確認部と、
    を有することを特徴とする端末機能更新システム。
  2. 前記端末は、さらに、前記動作確認部における動作確認結果を前記端末管理装置に送信する送信部を有し、
    前記端末管理装置は、
    前記送信部から送られた動作確認結果をもとに、前記端末における機能の更新情報を管理する更新状況管理部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の端末機能更新システム。
  3. 所定の機能を実行する端末と、
    前記端末に、機能更新ファイルを送信する端末管理装置と、
    を備え、
    前記端末管理装置は、
    前記端末における機能の更新情報を管理する更新状況管理部と、
    前記更新状況管理部にて管理されている機能の更新情報をもとに、当該端末と同一の機能をもつ擬似端末を構成する擬似端末構成部と、
    前記擬似端末構成部にて構成された擬似端末の動作確認を行う動作確認部と、
    を有し、
    前記端末管理装置が、前記機能更新ファイルを前記端末に送信する前に、
    前記擬似端末構成部は、前記機能更新ファイルを用いて、前記擬似端末機能を更新し、
    前記動作確認部は、該機能更新ファイルの動作確認用のテストファイルを使って、更新された擬似端末機能の動作確認を行う、
    ことを特徴とする端末機能更新システム。
  4. 前記端末管理装置は、
    前記動作確認部における動作確認結果が良好な場合、前記機能更新ファイルを前記端末に送信し、前記更新状況管理部は、前記端末の機能の更新情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項3記載の端末機能更新システム。
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