JPH1185527A - ソフトウェア配布システムにおける配布対象ファイルの選定方法 - Google Patents

ソフトウェア配布システムにおける配布対象ファイルの選定方法

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JPH1185527A
JPH1185527A JP9243749A JP24374997A JPH1185527A JP H1185527 A JPH1185527 A JP H1185527A JP 9243749 A JP9243749 A JP 9243749A JP 24374997 A JP24374997 A JP 24374997A JP H1185527 A JPH1185527 A JP H1185527A
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JP9243749A
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Inventor
Akihisa Mizushima
明久 水嶋
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアの配布元がすべての配布先に同
一バージョンのファイルを画一的に配布するのではな
く、配布先の現在のバージョンに応じて遷移に必要とす
る配布対象ファイルを選定する方法。 【解決手段】 ソフトウェア送信処理部2は、関連する
いくつかのソフトウェアファイルをそれぞれまとめた複
数の各グループにバージョン番号を付与し、前記各グル
ープのバージョン更新時に実施された各ソフトウェアフ
ァイル単位毎の操作をファイル操作管理情報3として記
憶しておき、ソフトウェア受信処理部5からの現在のグ
ループバージョンより所望のグループバージョンへ遷移
するのに各ソフトウェアファイル毎に必要とする操作の
問い合わせに基づき、配布対象のバージョンに応じて必
要とする配布対象ソフトウェアファイルを選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクライアン
ト/サーバ型等の分散システムにおける各コンピュータ
に配布するソフトウェアの配布対象ファイルの選定方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばソフトウェア開発システムの場合
に、従来はホスト集中型のシステム形態が主流であった
が、現在ではシステムのダウンサイジングに伴い、クラ
イアント/サーバ型の分散環境が構築されることが一般
的となっている。そしてこのクライアント/サーバ型の
分散システムでは、物理的にも、また台数的にも広範囲
に及ぶクライアント及びサーバのソフトウェアの入れ替
え作業は、ホスト集中型システムの場合とは異なり、相
応の人的及び時間的コストを必要とし、また管理者に依
存する作業では、人為的なミスが少なからず発生するこ
とが多い。そこで、1つの拠点機器から、複数のコンピ
ュータに対して、自動的にソフトウェアの配布やバージ
ョン(版数)アップが可能なソフトウェア配布システム
が開発されるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記ソフトウェア配布システムでは、“指定されたソフ
トウェアを指定されたディレクトリ配下へと配布する”
ことのみを目的としており、“配布対象コンピュータに
既に搭載されているソフトウェアのバージョンに応じて
動的に配布対象ソフトウェアを選択する”ことが不可能
であった。即ち、現在のクライアント/サーバシステム
におけるソフトウェアのバージョン管理業務において
は、一般的に、全てのコンピュータ(特にクライアン
ト)が全て同一のバージョンのソフトウェアを搭載して
いるとは限らないため、各配布対象コンピュータの現時
点でのバージョンを確認したうえで、各々のバージョン
から特定のバージョンへと遷移させるためのソフトウェ
アの組み合わせを各々別個に登録する必要があるという
課題が残っていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るソフトウェ
ア配布システムにおける配布対象ファイルの選定方法
は、ソフトウェア送信処理手段を含む単一の配布元マシ
ンと、この配布元マシンとネットワークを介して接続さ
れるそれぞれソフトウェア受信手段を含む単数又は複数
の配布先マシンとよりなるソフトウェア配布システムに
おいて、前記ソフトウェア送信手段は、関連するいくつ
かのソフトウェアファイルをそれぞれまとめた複数の各
グループにバージョン番号を付与し、前記各グループの
バージョン更新時に実施された各ソフトウェアファイル
単位毎の操作をファイル操作管理情報として記憶してお
き、前記ソフトウェア受信処理手段からの現在のグルー
プバージョンより所望のグループバージョンへ遷移する
のに各ソフトウェアファイル毎に必要とする操作の問い
合わせに基づき、配布対象のバージョンに応じて必要と
する配布対象ソフトウェアファイルを選定するものであ
る。
【0005】その結果、ソフトウェア受信手段がソフト
ウェア送信手段に1回アクセスするのみで、ソフトウェ
ア受信手段の現在のグループバージョンがどのようなバ
ージョンであっても、この現在のグループバージョンか
ら所望のグループバージョンへ遷移する際に必要且つ十
分な配布対象ソフトウェアファイルがダイナミックに選
定されて配布され、ファイル転送処理を必要最低限の回
数にとどめて所望のグループバージョンへ遷移すること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施形態1 図1は本発明の実施形態1、2に係るソフトウェア配布
システムの構成図である。図1のシステムは、基本的に
は、内部にソフトウェア送信処理部2を含む配布元マシ
ン1と、この配布元マシン1とネットワーク7を介して
接続される内部にソフトウェア受信処理部5を含む配布
先マシン4とにより構成されるが、前記ソフトウェア送
信処理部2はその送信処理に必要なバージョン管理情報
3を保有し、またソフトウェア受信処理部5はその受信
処理なバージョン管理情報6を保有している。
【0007】即ち、ソフトウェア送信処理部2は、ソフ
トウェア受信処理部5へと配布するソフトウェアに関し
て、そのファイル名やバージョン番号等を管理し、自身
のバージョン管理情報3として保有している。またソフ
トウェア受信処理部5は、自身がソフトウェア送信処理
部2から受信したソフトウェアに関してのみ、そのバー
ジョン番号等を自身のバージョン管理情報6として保有
している。なお図1の配布元マシン1はこのシステムに
おいて1つのみ存在するが、配布先マシン4はネットワ
ーク7に複数N個を接続できる。そして配布先マシン4
が複数N個存在する場合に、各配布先マシン4に個別に
ソフトウェアを配布することもできるが、ある何個かの
配布先マシン4に並列的にソフトウェアを配布すること
も可能である。
【0008】図1の動作を説明する。最初に、配布元マ
シン1上のソフトウェア送信処理部2が管理しているバ
ージョン管理情報3について説明する。まず配布元マシ
ン1上のソフトウェア送信処理部2に対して、実際に配
布を行うファイルを登録する。この時、ファイルのグル
ープ化及びグループセット化を行い、そのグループ及び
グループセットに対して各々バージョン番号を1つ付与
する。
【0009】図2はソフトウェアのファイル、グループ
及びグループセットの関係を示す図である。図2におい
て、グループ12とは、関連するいくつかのファイル1
3をまとめたものである。また、グループセット11と
は関連するいくつかのグループ12をまとめたものであ
る。グループ12とグループセット11は、ともにバー
ジョン管理を行うための論理的な管理単位である。ソフ
トウェア送信処理部2では、上記のグループセット1
1、グループ12及びファイル13の関係を管理し、バ
ージョン管理情報3として保有している。また、ソフト
ウェア送信処理部2では、グループセット11及びグル
ープ12に関して、1世代前のバージョンからどの様な
操作を受けることにより本バージョンへ遷移したのかと
いう情報も管理する。
【0010】グループセット11の場合にはグループ1
2の“操作”が操作対象となり、グループ12の場合に
はファイル13の“操作”が操作対象になる。また、こ
こで、“操作”とは、“追加”、“変更”、“削除”の
何れかである。更に、グループセット11の場合には各
々のグループセットバージョンのメンバーグループ及び
そのバージョンの管理を行い、またグループ12の場合
には各々のグループバージョンに関してメンバーファイ
ル及びそのバージョン識別情報の管理を行う。
【0011】図3は図1のソフトウェア送信処理部2が
保有するバージョン管理情報3の概要図である。図3の
バージョン管理情報3には、グループセットバージョン
管理情報(イ)と、この(イ)に関連するグループ操作
管理情報(ロ)及びメンバーグルーブ管理情報(ハ)
と、この(ハ)に関連するグループバージョン管理情報
(ニ)と、前記(ロ)及び(ニ)に関連するファイル操
作情報(ホ)と、前記(ニ)に関連するメンバーファイ
ル管理情報(ヘ)がある。また前記(ホ)及び(ヘ)に
関連してデポー(ト)がある。なお、図3においては、
グループセットAのみの管理情報とデポー(DEPO
T、保管所)の関連を示しているが、グループセット
B、Cにおいても同様に存在する。
【0012】図3のグループセットバージョン管理情報
(イ)は、グループセット単位毎に存在し、各グループ
セットのバージョン履歴管理状態、即ち履歴管理中(こ
の例ではバージョン33,34)、切戻待機中(この例
ではバージョン35,36)、現適用中(この例ではバ
ージョン37)及び予約中(この例ではバージョン3
8,39)の情報を保有する。従って履歴管理世代数で
4バージョン、切戻待機世代数で2バージョンの情報を
保有する。グループ操作管理情報(ロ)は、管理対象と
なる全更新分に関する情報を保有し、メンバーグループ
管理情報(ハ)は活性化し得る全グループセットバージ
ョンに関する情報を保有する。
【0013】グループバージョン管理情報(ニ)は全メ
ンバーグループに関するバージョン履歴管理情報を保有
し、ファイル操作情報(ホ)は各グループ毎に管理対象
となる全更新分に関する情報を保有する。またメンバー
ファイル管理情報(ヘ)は各グループ毎に活性化し得る
全グループバージョンに関する情報を保有する。デポー
(ト)は、ソフトウェアの切戻実体(この例ではバージ
ョン17から16への切戻しの際に再び必要となる旧フ
ァイルの実体)、予約実体(この例ではバージョン17
から18へ更新の際に追加・変更する新ファイルの実
体)及び現適用中実体(この例では現在適用中のバージ
ョン17の全ファイルの実体)を保管する。
【0014】図4は図3のグループバージョン管理情
報、メンバーファイル管理情報及びファイル操作管理情
報の格納例(1)を示す図である。図4のグループバー
ジョン管理情報41は、全ての各グループに関して、バ
ージョン遷移の履歴を管理するための情報であり、ここ
には次の情報が格納される。 グループ名42:対象となるグループの名称である。 バージョン番号43:グループのバージョン番号であ
る。 登録シーケンス番号44:バージョン番号の更新順序を
記録するものである。 状態45:各グループバージョンの現在の状態である。
【0015】図4のメンバーファイル管理情報46は、
状態が“現適用中”もしくは“切戻待機中”のグループ
バージョンに関して、メンバーファイルを定義するため
の情報であり、ここには、次の情報が格納される。 グループ名47:対象となるグループの名称である。 バージョン番号48:対象となるグループバージョン番
号である。 内部ファイル番号49:ソフトウェア送信処理部2が自
身の管理・保有している配布対象ファイルを一意に識別
するために、内部的に付与する番号である。 内部バージョン番号50:ソフトウェア送信処理部2
が、内部ファイル番号49で識別される各ファイル毎
に、バージョンを識別するために付与する番号である。
【0016】図4のファイル操作管理情報51は、グル
ープバージョン遷移に際して、どのファイルがどの様な
操作を受けたかを管理するための情報であり、ここには
次の情報が格納される。 グループ名52:対象となるグループの名称である。 Fromバージョン番号53:対象となるグループバー
ジョン遷移の、遷移元バージョン番号である。 Toバージョン番号54:対象となるグループバージョ
ン遷移の、遷移先バージョン番号である。 操作対象内部ファイル番号55:対象となるグループバ
ージョン遷移時に何らかの操作を受けたファイルの内フ
ァイル番号である。 操作56:受けた操作である。即ち“追加”、“変
更”、“削除”の何れかである。 From内部バージョン57:ファイルがバージョン遷
移した際の、遷移元内部バージョン番号である。 To内部バージョン58:ファイルがバージョン遷移し
た際の、遷移先内部バージョン番号である。
【0017】本実施形態においては、ソフトウェアの配
布先であるソフトウェア受信処理部5が、現在のバージ
ョンから例えば最新のバージョンや切戻しする旧バージ
ョン等の所望のバージョンへの変更を希望する場合に、
ソフトウェア受信処理部5がソフトウェアの配布元であ
るソフトウェア送信処理部2にアクセスすることによっ
てソフトウェアの配布動作が起動される。即ちソフトウ
ェア送信処理部2から能動的に(一方的に)ソフトウェ
ア受信処理部5に最新バージョン等を配布するものでは
ない。以下ソフトウェア送信処理部2が、ソフトウェア
受信処理部5からバージョン変更の問い合わせがあった
ときに、ソフトウェア受信処理部5の現在のバージョン
から所望のバージョンへの変更希望に応じて、ダイナミ
ックに配布対象ファイルを選択する動作原理につてい説
明する。
【0018】まず、ソフトウェア受信処理部5がソフト
ウェア送信処理部2にアクセスし、最新のグループバー
ジョンを認識する。ソフトウェア受信処理部5は、自身
のバージョン管理情報6で保有しているグループバージ
ョンと比較することにより、もし異なっている場合に
は、自身の現在のグループバージョンから所望のグルー
プバージョンに遷移するためには、どのファイルに対し
てどの様な操作を実行する必要があるかをソフトウェア
送信処理部2に問い合わせる。次に、ソフトウェア送信
処理部2では、図3のバージョン管理情報を参照して、
ソフトウェア受信処理部5のグループバージョンから希
望のグループバージョンに遷移するために、必要なファ
イル及びその操作を検索する。
【0019】以下、図4を用いて、上記配布対象ファイ
ルを選択する具体例を示す。なお、図4では、Grou
p#1の現適用中バージョンは“17.00”としてい
る。従って、各ソフトウェア受信処理部搭載マシン上の
Group#1のバージョンを、“17.00”に整合
することになる。また、ここでは、ソフトウェア受信処
理部5が、Group#1という1つのグループのみを
サポートするケースで説明を行うが、通常はソフトウェ
ア受信処理部5は複数のグループをサポートして良く、
その場合には各々のグループ単位毎に下記の様な処理が
行われる。
【0020】実施形態1の具体例 例1:ソフトウェア受信処理部のバージョンが“16.
00”の場合 グループバージョン管理情報41を検索することによ
り、Group#1のバージョン“16.00”から
“17.00”に遷移するためには、”16.00→
“17.00”の1回のバージョンアップを行えば良い
ことがわかる。ここで、ファイル操作管理情報51を
“Fromバージョン番号53=16.00、Toバー
ジョン番号54=17.00”の条件で検索すると、
“操作対象内部ファイル番号55=1のファイルが内部
バージョン9から10にバージョンアップされたこと”
と、“内部ファイル番号55=4のファイルが新たに追
加されたこと(内部バージョン1)”が分かる。従っ
て、このソフトウェア受信処理部が“17.00”に遷
移するためには、“内部ファイル番号=1で内部バージ
ョン=10のファイル”と、“内部ファイル番号=4で
内部バージョン=1のファイル”を転送すれば良いこと
が分かる。
【0021】例2:ソフトウェア受信処理部のバージョ
ンが“15.00”の場合(例えば長期休眠から復帰等
の場合) グループバージョン管理情報41を検索することによ
り、Group#1のバージョン“15.00”から
“17.00”に遷移するためには、まず“15.00
→16.00”のバージョンアップ、更に“16.00
→17.00”のバージョンアップと2度のバージョン
アップを行えば良いことが分かる。そこで、ファイル操
作管理情報51をまず“Fromバージョン番号53=
15.00、Toバージョン番号54=16.00”の
条件で検索すると、“内部ファイル番号55=1のファ
イルが内部バージョン=8から9へバージョンアップさ
れたこと”と、“内部ファイル番号54=2のファイル
が内部バージョン3から4へバージョンアップされたこ
と”が分かる。従って、このソフトウェア受信処理部が
“16.00”に遷移するためには、“内部ファイル番
号=1で内部バージョン=9のファイル”と、“内部フ
ァイル番号=2で内部バージョン=4のファイル”を転
送すれば良いことが分かる。
【0022】次に、ファイル操作管理情報51を“Fr
omバージョン番号53=16.00、Toバージョン
番号54=17.00”で検索すると、“内部ファイル
番号=1のファイルが内部バージョン9から10にバー
ジョンアップされたこと”と、“内部ファイル番号=4
のファイルが新たに追加されたこと(内部バージョン
1)”が分かる。従って、“16.00”の状態から
“17.00”に遷移するためには、“内部ファイル番
号=1で内部バージョン=10のファイル”と、“内部
ファイル番号=4で内部バージョン=1のファイル”を
転送すれば良いことが分かる。
【0023】ここで、“15.00→16.00”の遷
移と“16.00→17.00”の遷移をマージ(併
合)してみると、結果的には、“内部ファイル番号=1
のファイルが内部バージョン=8から10へバージョン
アップされたこと”と、“内部ファイル番号=2のファ
イルが内部バージョン=3から4へバージョンアップさ
れたこと”と、“内部ファイル番号=4のファイルが新
たに追加されたこと(内部バージョン=1)”になる。
従ってこのソフトウェア受信処理部が“15.00”か
ら“17.00”へ遷移するためには、“内部ファイル
番号=1で内部バージョン=10のファイル”と、“内
部ファイル番号=2で内部バージョン=4のファイル”
と、“内部ファイル番号=4で内部バージョン=1のフ
ァイル”を転送すれば良いことが分かる。
【0024】例3:ソフトウェア受信処理部にGrou
p#1を未配布の場合 ソフトウェア受信機能に対してGroup#1をまだ配
布していないため、Group#1のバージョン“1
7.00”を構成するための全てのファイルを転送する
必要がある。この場合には、図4のメンバーファイル管
理情報46を“バージョン番号48=17.00”の条
件で検索することにより、Group#1のバージョン
“17.00”を構成するためには、“内部ファイル番
号=1で内部バージョン=10のファイル”と、“内部
ファイル番号=2で内部バージョン=4のファイル”
と、“内部ファイル番号=3で内部バージョン=8のフ
ァイル”と、“内部ファイル番号=4で内部バージョン
=1のファイル”が必要であることが分かる。従って、
このソフトウェア受信処理部には、これら4つのファイ
ルを転送すれば良いことが分かる。
【0025】例4:ソフトウェア受信処理部のバージョ
ンが“18.00”の場合(切戻して旧バージョンに戻
る場合) 何らかの要因で、ソフトウェア受信処理部のバージョン
が先行してしまったケースである。この場合、グループ
バージョン管理情報41を検索することにより、Gro
up#1のバージョン“18.00”は、“17.0
0”からバージョンアップされたことが分かる。従っ
て、バージョン“18.00”から“17.00”に遷
移するためには、“17.00→18.00”の1回の
バージョンアップ時に行われた操作の逆操作を実施すれ
ば良いことが分かる。ここで、ファイル操作管理情報5
1を“Fromバージョン53=17.00、Toバー
ジョン54=18.00”の条件で検索すると、“内部
ファイル番号=1で内部バージョン=10のファイルが
削除されたこと”と、“内部ファイル番号=3のファイ
ルが内部バージョン=8から9にバージョンアップされ
たこと”が分かる。従って、その逆の操作は“内部ファ
イル番号=1で内部バージョン=10のファイルを追加
すること”と、“内部ファイル番号=3のファイルを内
部バージョン=9から8にバージョンダウンすること”
である。従って、このソフトウェア受信処理部が“1
7.00”に遷移するためには、“内部ファイル番号=
1で内部バージョン=10のファイル”と、“内部ファ
イル番号=3で内部バージョン=8”のファイルを転送
すれば良いことが分かる。
【0026】実施形態2 図5は図3のグループバージョン管理情報、メンバーフ
ァイル管理情報及びファイル管理情報の格納例(2)を
示す図である。図5では、Group#1について、バ
ージョン“17.00”に遷移した際に、バージョン
“16.00”のメンバーファイルを全て削除したケー
スを示している。従って、図5により“17.00”に
遷移するということは、Group#1のファイルを全
て削除することであることを実施形態2の具体例として
説明する。
【0027】実施形態2の具体例 例5:ソフトウェア受信処理部のバージョンが“16.
00”の場合 グループバージョン管理情報61を検索することによ
り、Group#1のバージョン“16.00”から
“17.00”に遷移するためには、“16.00→1
7.00”の1回のバージョンアップを行えば良いこと
が分かる。ここで、ファイル操作管理情報71を“Fr
omバージョン番号73=16.00、Toバージョン
番号74=17.00”の条件で検索すると、“内部フ
ァイル番号=1(内部バージョン=9)のファイルが削
除されたこと”と、“内部ファイル番号=2(内部バー
ジョン=4)のファイルが削除されたこと”と、“内部
ファイル番号=3(内部バージョン=8)のファイルが
削除されたこと”が分かる。従って、このソフトウェア
受信処理部が“17.00”に遷移する(Group#
1のファイルを全て削除した状態になる)ためには、
“内部ファイル番号=1(内部バージョン=9)のファ
イル”と、“内部ファイル番号=2(内部バージョン=
4)のファイル”と、“内部ファイル番号=3(内部バ
ージョン=8)のファイル”を削除すれば良いことが分
かる。
【0028】例6:ソフトウェア受信処理部のバージョ
ンが“15.00”の場合 グループバージョン管理情報61を検索することによ
り、Group#1のバージョン“15.00”から
“17.00”に遷移するためには、まず“15.00
→16.00”のバージョンアップ、更に“16.00
→17.00”へのバージョンアップと2度のバージョ
ンアップを行えば良いことが分かる。そこで、ファイル
操作管理情報71をまず“Fromバージョン番号73
=15.00、Toバージョン番号74=16.00”
の条件で検索すると、“内部ファイル番号=1のファイ
ルが内部バージョン=8から9へバージョンアップされ
たこと”と、“内部ファイル番号=2のファイルが内部
バージョン=3から4にバージョンアップされたこと”
が分かる。従って、このソフトウェア受信処理部が“1
6.00”に遷移するためには、“内部ファイル番号=
1で内部バージョン=9のファイル”と、“内部ファイ
ル番号=2で内部バージョン=4のファイル”を転送す
れば良いことが分かる。
【0029】次に、ファイル操作管理情報71を“Fr
omバージョン番号73=16.00、Toバージョン
番号74=17.00”の条件で検索すると、“内部フ
ァイル番号=1(内部バージョン=9)のファイルが削
除されたこと”と、“内部ファイル番号=2(内部バー
ジョン=4)のファイルが削除されたこと”と、“内部
ファイル番号=3(内部バージョン=8)のファイルが
削除されたこと”が分かる。従って、このソフトウェア
受信処理部が“16.00”の状態から“17.00”
に遷移するためには、“内部ファイル番号=1(内部バ
ージョン=9)のファイル”と、“内部ファイル番号=
2(内部バージョン=4)のファイル”と、“内部ファ
イル番号=3(内部バージョン=8)のファイル”を削
除すれば良いことが分かる。
【0030】ここで、“15.00→16.00”の遷
移と“16.00→17.00”の遷移をマージしてみ
ると、結果的には“内部ファイル番号=1(内部バージ
ョン=9)が削除されたこと”と、“内部ファイル番号
=2(内部バージョン=4)のファイルが削除されたこ
と”と、“内部ファイル番号=3(内部バージョン=
8)のファイルが削除されたこと”になる。従って、こ
のソフトウェア受信処理部が“17.00”に遷移する
(Group#1のファイルを全て削除した状態にな
る)ためには、“内部ファイル番号=1(内部バージョ
ン=9)のファイル”と、“内部ファイル番号=2(内
部バージョン=4)のファイル”と、“内部ファイル番
号=3(内部バージョン=8)のファイル”を削除すれ
ば良いことが分かる。
【0031】なお、クライアント/サーバシステム等に
おいては、すべてのクライアントが、それぞれのコンピ
ュータに搭載するソフトウェアについては、常に最新の
バージョンへ自動的に遷移されることを希望するとは限
らない場合がある。即ちクライアントは自己のコンピュ
ータに接続される入出力機器等の設置状況や、使用する
ソフトウェアファイルの内容に応じて、自己のコンピュ
ータに搭載するソフトウェアバージョンを自己の意思で
選択できることを望む場合があり、このような場合に本
実施形態は有効である。即ち本実施形態においては、ソ
フトウェアの配布先であるソフトウェア受信処理部5
が、ソフトウェア配布元であるソフトウェア送信処理部
2に対して、現在のグループバージョンから希望するグ
ループバージョンへ遷移するのに各ソフトウェアファイ
ル毎に必要とする操作を問い合わせ、ソフトウェア送信
処理部2は、この問い合わせに基づき、配布対象のバー
ジョンに応じて必要とする配布対象ソフトウェアファイ
ルをダイナミックに選定して配布するようにしているか
らである。このように本実施形態においては、すべての
ソフトウェアの配布先が最新のバージョンを希望する場
合は、この希望の通り最新バージョンが配布されるが、
ソフトウェアの配布元の意思によって画一的にすべての
配布先に最新バージョンを配布するものではない。
【0032】以上の様に本実施形態1、2によれば、ソ
フトウェア送信処理部では、ソフトウェア受信処理部で
の現在のバージョンに応じて、動的に配布対象のファイ
ルを選択することが可能である。即ち、ネットワーク内
に存在するソフトウェア受信処理部がどの様なバージョ
ンであっても、1度のソフトウェア送信処理部へのアク
セスで、ソフトウェア送信処理部で必要なファイル・操
作を検索し、ファイル転送処理を必要最低限の回数に止
めつつ、所望のバージョンへと遷移することが可能であ
る。また本実施形態1、2によれば、新規にネットワー
クにコンピュータを増設する場合でも、所望のバージョ
ンのファイルを転送・インストールすることが可能であ
り、また障害等で長期間休眠しており、その間のバージ
ョンアップを受けることができなかったコンピュータに
対しても、ネットワークに復帰後1度ソフトウェア送信
処理部にアクセスするだけで、所望のバージョンへと遷
移することが可能である。
【0033】また本実施形態2によれば、前記ソフトウ
ェア受信処理部からの現在のグループバージョンより、
所望のグループバージョンへ遷移するのに各ソフトウェ
アファイル毎に必要とする操作の問い合わせに基づき、
配布対象のバージョンに応じて必要とする配布対象ソフ
トウェアファイルの追加・変更に伴うソフトウェアファ
イルを選定して転送するのみならず、不要なソフトウェ
アファイルを削除することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ソフトウ
ェア送信処理手段を含む単一の配布元マシンと、この配
布元マシンとネットワークを介して接続されるそれぞれ
ソフトウェア受信手段を含む単数又は複数の配布先マシ
ンとよりなるソフトウェア配布システムにおいて、前記
ソフトウェア送信手段は、関連するいくつかのソフトウ
ェアファイルをそれぞれまとめた複数の各グループにバ
ージョン番号を付与し、前記各グループのバージョン更
新時に実施された各ソフトウェアファイル単位毎の操作
をファイル操作管理情報として記憶しておき、前記ソフ
トウェア受信処理手段からの現在のグループバージョン
より所望のグループバージョンへ遷移するのに各ソフト
ウェアファイル毎に必要とする操作の問い合わせに基づ
き、配布対象のバージョンに応じて必要とする配布対象
ソフトウェアファイルを選定するようにしたので、その
結果ソフトウェア受信手段がソフトウェア送信手段に1
回アクセスするのみで、ソフトウェア受信手段の現在の
グループバージョンがどのようなバージョンであって
も、この現在のグループバージョンから所望のグループ
バージョンへ遷移する際に必要且つ十分な配布対象ソフ
トウェアファイルがダイナミックに選定されて配布さ
れ、ファイル転送処理を必要最低限の回数にとどめて所
望のグループバージョンへ遷移することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1、2に係るソフトウェア配
布システムの構成図である。
【図2】ソフトウェアのファイル、グループ及びグルー
プセットの関係を示す図である。
【図3】図1のソフトウェア送信処理部2が保有するバ
ージョン管理情報3の概要図である。
【図4】図3のグループバージョン管理情報、メンバー
ファイル管理情報及びファイル操作管理情報の格納例
(1)を示す図である。
【図5】図3のグループバージョン管理情報、メンバー
ファイル管理情報及びファイル操作管理情報の格納例
(2)を示す図である。
【符号の説明】
1 配布元マシン 2 ソフトウェア送信処理部 3 バージョン管理情報 4 配布先マシン 5 ソフトウェア受信処理部 6 バージョン管理情報 11 グループセット 12 グループ 13 ファイル 41,61 グループバージョン管理情報 46,66 メンバーファイル管理情報 51,71 ファイル操作管理情報

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェア送信処理手段を含む単一の
    配布元マシンと、この配布元マシンとネットワークを介
    して接続されるそれぞれソフトウェア受信手段を含む単
    数又は複数の配布先マシンとよりなるソフトウェア配布
    システムにおいて、 前記ソフトウェア送信手段は、関連するいくつかのソフ
    トウェアファイルをそれぞれまとめた複数の各グループ
    にバージョン番号を付与し、前記各グループのバージョ
    ン更新時に実施された各ソフトウェアファイル単位毎の
    操作をファイル操作管理情報として記憶しておき、前記
    ソフトウェア受信処理手段からの現在のグループバージ
    ョンより所望のグループバージョンへ遷移するのに各ソ
    フトウェアファイル毎に必要とする操作の問い合わせに
    基づき、配布対象のバージョンに応じて必要とする配布
    対象ソフトウェアファイルを選定することを特徴とする
    ソフトウェア配布システムにおける配布対象ファイルの
    選定方法。
  2. 【請求項2】 ソフトウェア送信処理手段を含む単一の
    配布元マシンと、この配布元マシンとネットワークを介
    して接続されるそれぞれソフトウェア受信手段を含む単
    数又は複数の配布先マシンとよりなるソフトウェア配布
    システムにおいて、 前記ソフトウェア送信手段は、関連するいくつかのソフ
    トウェアファイルをそれぞれまとめた複数の各グループ
    にバージョン番号を付与し、前記各グループのバージョ
    ン更新時に実施された各ソフトウェアファイル単位毎の
    操作をファイル操作管理情報として記憶しておき、前記
    ソフトウェア受信処理手段からの現在のグループバージ
    ョンより所望のグループバージョンへ遷移するのに各ソ
    フトウェアファイル毎に必要とする操作の問い合わせに
    基づき、配布対象のバージョンに応じて必要とする配布
    対象ソフトウェアファイルの追加・変更に伴うソフトウ
    ェアファイルを選定して転送するのみならず、不要なソ
    フトウェアファイルを削除することを特徴とするソフト
    ウェア配布システムにおける配布対象ファイルの選定方
    法。
JP9243749A 1997-09-09 1997-09-09 ソフトウェア配布システムにおける配布対象ファイルの選定方法 Pending JPH1185527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9243749A JPH1185527A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 ソフトウェア配布システムにおける配布対象ファイルの選定方法

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1185527A true JPH1185527A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17108420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9243749A Pending JPH1185527A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 ソフトウェア配布システムにおける配布対象ファイルの選定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1185527A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302174A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Olympus Corp 端末機能更新システム
JP2007299425A (ja) * 2007-07-23 2007-11-15 Ntt Data Corp 仮想マシン管理サーバ、及びプログラム

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