JP5526663B2 - 情報処理装置、ソフトウェア管理システム、及びソフトウェア管理方法 - Google Patents

情報処理装置、ソフトウェア管理システム、及びソフトウェア管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、データ伝送路を介して接続される1又は複数の機器が搭載するソフトウェアを管理する情報処理装置、ソフトウェア管理システムに関し、特に、パッケージ管理機能を用いてソフトウェアを更新する技術に関するものである。
例えば特許文献1には、コンピュータ・ネットワークを通じてソフトウェアを配布する技術が提案されている。
これらの技術が提案される背景には、ソフトウェアを利用するユーザの利便性がある。ソフトウェアを利用する際には、様々な管理作業を要する。例えば、ソフトウェアの機能拡張、バグ修正、アップデートなどである。例えば、ユーザ環境に設定される相当数の機器に導入されているソフトウェアが、メーカからCD(Compact Disk)などの記録媒体により提供される場合には、インストール機器ごとに作業を行う必要があり煩雑である。また、ソフトウェアの契約数が多い場合にも、メーカから提供されるソフトウェアに係る情報(機能拡張、バグ修正、アップデートなどの各種情報通知)や記録媒体などを管理・保管する必要があり煩雑である。
そこで、ユーザは、上記提案技術(ソフトウェア管理システム)を用いることで、上記ソフトウェアに係る管理作業を簡便に行うことができる(管理作業の負荷を軽減できる)。
このようなソフトウェア管理システムでは、ソフトウェアの提供手段(ソフトウェア更新機能)として、FTP(File Transfer Protocol)を用いる場合がある。
しかし、FTPを用いてソフトウェア更新機能を実装する場合には、多くの開発工数を必要とする。なぜなら、ソフトウェア更新機能には、「更新可能なパッケージ」と「そのパッケージをインストールするために必要なパッケージ」との情報(インストールするソフトウェア群の依存関係に係る情報)を基にダウンロード/インストールを行う仕組みが必要となるためである。
そこで、YUM(Yellow dog Updater, Modified)などのパッケージ管理機能を用いて、インストールするソフトウェア群の依存関係を解決し、ダウンロード/インストールを行う方法が挙げられる。YUMは、Linux(登録商標)のRPM(RPM Package Manager)互換パッケージ管理システムである。パッケージ管理システムとは、OS(Operating System)と言う一つの環境で、各種のソフトウェアの導入と削除、そしてソフトウェア同士やライブラリとの依存関係を管理するシステムである。
このようなパッケージ管理機能を用いたソフトウェア更新機能では、「更新可能なパッケージ」と「そのパッケージをインストールするために必要なパッケージ」の判断を行うことにより、上記依存関係を意識することなく、ダウンロード/インストールを行うことができる。これにより、パッケージ管理機能を用いたソフトウェア更新機能では、実装に係る開発工数を減らすことができる。
しかしながら、パッケージ管理機能を用いたソフトウェア更新機能では、本来、正規ユーザ(契約後のユーザ)しかダウンロードできないはずのソフトウェア(更新データ)が、不特定多数の人によってダウンロードされてしまう問題がある。
パッケージ管理システムは、管理対象パッケージの特性により、ソフトウェアを、インターネット上で公開されている場所(不特定対数の人からアクセス可能なリポジトリ(パッケージ管理サーバ))に置く構成となっている。そのため、上記問題が生じてしまう。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、不特定対数の人からアクセス可能な場所に置かれているソフトウェアを、正規ユーザのみ利用可能とすることができる情報処理装置、ソフトウェア管理システム、及びソフトウェア管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、外部に公開されている、パッケージの依存関係を解決させてダウンロードさせるパッケージ管理サーバ機能を有するセンターと、所定のデータ伝送路を介して接続され、ソフトウエアが動作する1又は複数の機器とも接続する情報処理装置であって、前記センターから、ソフトウェア更新に必要な情報として、パッケージとして保持するソフトウェアの1又は複数の更新データに係る情報、及び前記更新データをインストールするために必要な更新用キーに係る情報を、取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得した情報、及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認する確認手段と、前記確認手段による依存関係解決可否の確認結果に基づき、前記センターから、更新するソフトウェアの更新データをダウンロードするダウンロード手段と、前記機器から更新データのダウンロード要求を受けると、前記機器に前記更新データをダウンロードさせる手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によって、本発明に係る情報処理装置は、パッケージ管理サーバ機能を有するセンターから、ソフトウェア更新に必要な情報(更新用キー及び更新データに係る情報)を取得する。情報処理装置は、パッケージ管理機能を利用して、取得情報及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認する。情報処理装置は、依存関係が解決可能であれば、センターから、更新するソフトウェアの更新データをダウンロードする。
このように、本発明に係る情報処理装置では、パッケージ管理機能を利用して、正規ユーザに対して発行される更新用キーを用いたソフトウェア更新における依存関係の解決可否判定に基づき、センターからソフトウェアに係る更新データのダウンロードを制御する。
これによって、本発明に係る情報処理装置は、不特定対数の人からアクセス可能な場所に置かれているソフトウェアを、正規ユーザのみ利用可能とすることができる(正規ユーザ以外の利用を防止できる)。
上記目的を達成するため、本発明に係るソフトウェア更新システムは、外部に公開されている、パッケージの依存関係を解決させてダウンロードさせるパッケージ管理サーバ機能を有するセンターと、所定のデータ伝送路を介して接続され、ソフトウエアが動作する1又は複数の機器とも接続される情報処理装置とを有するソフトウェア管理システムであって、前記情報処理装置が、前記センターから、ソフトウェア更新に必要な情報として、パッケージとして保持するソフトウェアの1又は複数の更新データに係る情報、及び前記更新データをインストールするために必要な更新用キーに係る情報を、取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得した情報、及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認する確認手段と、前記確認手段による依存関係解決可否の確認結果に基づき、前記センターから、更新するソフトウェアの更新データをダウンロードするダウンロード手段と、前記機器から更新データのダウンロード要求を受けると、前記機器に前記更新データをダウンロードさせる手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るソフトウェア管理方法は、外部に公開されている、パッケージの依存関係を解決させてダウンロードさせるパッケージ管理サーバ機能を有するセンターと、所定のデータ伝送路を介して接続され、ソフトウエアが動作する1又は複数の機器とも接続される情報処理装置におけるソフトウェア管理方法であって、前記センターから、ソフトウェア更新に必要な情報として、更新用キーと依存関係にある、パッケージとして保持するソフトウェアの1又は複数の更新データに係る情報、及び前記更新データをインストールするために必要な更新用キーに係る情報を、取得する情報取得手順と、前記情報取得手順により取得した情報、及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認する確認手順と、前記確認手順による依存関係解決可否の確認結果に基づき、前記センターから、更新するソフトウェアの更新データをダウンロードするダウンロード手順と、前記機器から更新データのダウンロード要求を受けると、前記機器に前記更新データをダウンロードさせる手順と、を有することを特徴とする。
このような手順によって、本発明に係るソフトウェア管理方法は、パッケージ管理機能を利用して、パッケージ管理サーバ機能を有するセンターから取得したソフトウェア更新に必要な情報(更新用キー及び更新データに係る情報)、及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認し、依存関係が解決可能であれば、センターから、更新するソフトウェアの更新データをダウンロードすると言う動作を実現する。
これによって、本発明に係るソフトウェア管理方法は、不特定対数の人からアクセス可能な場所に置かれているソフトウェアを、正規ユーザのみ利用可能な環境を提供できる。
本発明によれば、パッケージ管理機能を利用して、正規ユーザに対して発行される更新用キーを用いたソフトウェア更新における依存関係の解決可否判定に基づき、センターからソフトウェアに係る更新データのダウンロードを制御することで、不特定対数の人からアクセス可能な場所に置かれているソフトウェアを、正規ユーザのみ利用可能とする情報処理装置、ソフトウェア管理システム、及びソフトウェア管理方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置(ソフトウェア管理サーバ,センター,機器)のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア管理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア更新情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る依存関係の解決に従ったダウンロード制御例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動更新の予約設定を行う処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア更新予約の設定画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動更新スクリプトファイルのデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェアを更新する処理手順例を示すシーケンス図(その1)である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェアを更新する処理手順例を示すシーケンス図(その2)である。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」と言う)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
まず、機器管理システムの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るソフトウェア管理システム1の構成例を示す図である。
図1には、ソフトウェアを提供するメーカ側のシステム(以下「メーカ側システム」と言う)Sと、ソフトウェアが導入された1又は複数のユーザ側のシステム(以下「ユーザ側システム」と言う)Ua,Ubとが、インターネットなどの外部ネットワークIで接続されるシステム構成例が示されている。上記各システムS,Ua,Ubは、例えばFW(Fire Wall)を介して外部ネットワークIと接続される。
メーカ側システムSには、ソフトウェアを提供するソフトウェア提供装置(以下単に「センター」と言う)300が設置されている。つまり、センター300が、上述した、不特定対数の人からアクセス可能なリポジトリであるパッケージ管理サーバ機能を有する装置にあたる(インターネット上で公開されている場所にあたる)。
ユーザ側システムUaには、ソフトウェア管理機能を有する情報処理装置(ソフトウェア管理サーバ)100aと、更新対象(インストール対象)であるソフトウェアが動作する1又は複数の機器(クライアント)200a,200a,200aとが配置されている。これらの装置は、LAN(Local Area Network)などの内部ネットワークNaで接続される。ユーザ側システムUbも同様である。
このようなシステム構成により、ソフトウェア管理システム1では、次のようなソフトウェア更新に係る動作を実現できる。
例えば、ユーザ側システムUaの情報処理装置100aは、外部ネットワークIを介して、センター300からサーバ用及び/又はクライアント用ソフトウェアに係る更新データをダウンロードする。
情報処理装置100aは、ダウンロードしたサーバ用ソフトウェアに係る更新データを当該装置にインストールする。また、情報処理装置100aは、ダウンロードしたクライアント用ソフトウェアに係る更新データを所定の記憶領域に保持する。
機器200a,200a,200aは、内部ネットワークNaを介して、情報処理装置100aからクライアント用ソフトウェアに係る更新データをダウンロードする。機器200a,200a,200aは、ダウンロードしたクライアント用ソフトウェアに係る更新データを当該装置にインストールする。
このように、ソフトウェア管理システム1は、ユーザ環境における機能追加・更新(変更及び拡張を含む)・削除などのソフトウェア管理サービス(ソフトウェア管理機能)を提供することができる。
なお、以降の説明において、複数のユーザ側システムUa,Ubを総称する場合には、「ユーザ側システムU」とする。同様に、システムUを構成する複数の情報処理装置100a,100bを総称する場合には、「情報処理装置100」とする。また、システムUを構成する複数の機器200a,200a,200a,200b,200b,200bを総称する場合には、「機器200」とする。
<ハードウェア構成>
次に、上記ソフトウェア管理システム1を構成する各装置のハードウェア構成について説明する。本実施形態では、「ソフトウェア管理サーバ」,「センター」,「機器」それぞれが、PC(Personal Computer)であるものとし、「ソフトウェア管理サーバ」である情報処理装置100を代表して説明する。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置100(ソフトウェア管理サーバ,センター,機器)のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、情報処理装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボード及びマウスなどを含み、情報処理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、情報処理装置100による処理結果(例えば「ソフトウェア管理情報」)などを表示する。
インタフェース装置107は、情報処理装置100を所定のデータ伝送路に接続するインタフェース(NIC:Network I/F Card)である。よって、情報処理装置100は、インタフェース装置107を介して、機器200やセンター300とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、各種プログラム及びデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラム及びデータには、例えば、情報処理装置100全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(登録商標:以下略)」や「UNIX(登録商標:以下略)」などの基本ソフトウェアであるOS)、及び情報処理システム上において各種機能(例えば「ソフトウェア管理機能」)を提供するアプリケーションなどがある。また、HDD108は、格納している上記プログラム及びデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、情報処理装置100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、情報処理装置100が起動されるときに実行されるBIOS(Basic Input/Output System)や、情報処理装置100のシステム設定及びネットワーク関連設定などのデータが格納されている。
RAM104は、上記各種記憶装置から読み出されたプログラム及びデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記RAM104上に読み出したプログラムを実行することにより、情報処理装置100の全体制御及び各種搭載機能の動作を実現する。
このようなハードウェア構成により、情報処理装置100は、例えば、HDD108からRAM104上に読み出したプログラム(搭載機能を実現するソフトウェア部品)をCPU106により実行し、搭載機能を実現することができる。
なお、機器200に関しては、上記ハードウェア構成の限りでない。例えば、機器200は、画像処理装置であってもよい。この場合、機器200は、例えば、上記ハードウェア構成を制御基板であるコントローラ(非図示)に備え、さらに、用紙に出力画像を形成するプロッタ(非図示)や、原稿の読み取り画像を生成するスキャナ(非図示)と言った各種画像処理部をバスBでコントローラに接続する構成となる。
<ソフトウェア管理機能>
本実施形態に係るソフトウェア管理機能について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置(ソフトウェア管理サーバ)100では、パッケージ管理サーバ機能を有するセンター300から、ソフトウェア更新に必要な情報(更新用キー及び更新データに係る情報)を取得する。情報処理装置100は、パッケージ管理機能を利用して、取得情報及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認する。情報処理装置100は、依存関係が解決可能であれば、センター300から、更新するソフトウェアの更新データをダウンロードする。情報処理装置100は、このようなソフトウェア管理機能を有している。
ソフトウェアの提供手段として、FTPを用いるソフトウェア管理システム1では、ソフトウェア更新機能を実装する場合、インストールするソフトウェア群の依存関係に係る情報を基にダウンロード/インストールを行う仕組みが必要となるため、多くの開発工数を必要とする。
そこで、YUMなどのパッケージ管理機能を用いたソフトウェア更新機能の実現方法が挙げられる。
しかし、パッケージ管理機能を用いたソフトウェア更新機能では、本来、正規ユーザ(契約後のユーザ)しかダウンロードできないはずのソフトウェア(更新データ)が、不特定多数の人によってダウンロードされてしまう問題がある。
そこで、本実施形態に係る情報処理装置100では、パッケージ管理機能を利用して、正規ユーザに対して発行される更新用キーを用いたソフトウェア更新における依存関係の解決可否判定に基づき、センター300からソフトウェアに係る更新データのダウンロードを制御する。すなわち、本実施形態では、パッケージ管理機能を利用して、更新用キーを用いて、ソフトウェア更新における依存関係が解決されなければ、センター300から更新データをダウンロードすることができない仕組みを提供する。
これによって、本実施形態に係る情報処理装置100では、不特定対数の人からアクセス可能な場所に置かれているソフトウェアを、正規ユーザのみ利用可能とすることができる(正規ユーザ以外の利用を防止できる)。
以下に、上記ソフトウェア管理機能の構成とその動作について説明する。
図3は、本実施形態に係るソフトウェア管理機能の構成例を示す図である。
図3に示すように、ソフトウェア管理機能は、ソフトウェア管理システム1を構成する各装置が有する機能部により実現される。
まず、情報処理装置(ソフトウェア管理サーバ)100の周辺装置(センター及び機器)が有する機能部について説明する。
《センター》
センター300は、自動更新予約制御部31及び更新データ保持部(センター用)32などを有している。
自動更新予約制御部31は、受け付けた予約設定に基づき、情報処理装置100及び機器200で動作するソフトウェア(サーバ・クライアント用ソフトウェア)に係る自動更新を制御する機能部である。自動更新予約制御部31は、予約設定を情報処理装置100に送信し、後述する自動更新制御部11に更新予約を行う。その結果、自動更新予約制御部31は、情報処理装置100から予約結果を受け取り、予約完了の旨を通知する。なお、上記自動更新予約制御部31の詳細については、以降の機能動作で後述する。
更新データ保持部(センター用)32は、サーバ用及び/又はクライアント用ソフトウェアに係る更新データを所定の記憶領域に保持する機能部である。つまり、更新データ保持部(センター用)32は、当該装置が備える記憶装置(例えば「HDD」)が有する機能である。ここで言う「サーバ用ソフトウェアに係る更新データ」とは、ソフトウェア管理サーバである情報処理装置100で動作するソフトウェアに係る更新データである。また、「クライアント用ソフトウェアに係る更新データ」とは、機器200で動作するソフトウェアに係る更新データである。よって、更新データ保持部(センター用)32は、メーカ側から正規ユーザに対して提供するソフトウェア群をパッケージとして管理し保持している。なお、上記更新データ保持部(センター用)32が保持する更新データの詳細については、以降の自動更新制御部11の説明で後述する。
《機器》
機器200は、更新確認部21などを有している。
更新確認部21は、当該機器で動作するソフトウェア(クライアント用ソフトウェア)のバージョン(カレントバージョン)に基づき、ソフトウェア更新の要否を確認する機能部である。更新確認部21は、情報処理装置100に対して行ったクライアント用ソフトウェアの最新バージョンの確認結果に基づき、更新要否判定を行う。その結果、更新確認部21は、情報処理装置100から最新バージョンの更新データをダウンロードする。これにより、機器200では、クライアント用ソフトウェアの更新処理が行える。なお、上記更新確認部21の詳細については、以降の機能動作で後述する。
《情報処理装置(ソフトウェア管理サーバ)》
情報処理装置100は、自動更新制御部11及び更新データ保持部(機器用)12などを有している。
更新データ保持部(機器用)12は、機器200で動作するソフトウェア(クライアント用ソフトウェア)に係る更新データを所定の記憶領域に保持する機能部である。つまり、更新データ保持部(機器用)12は、当該装置が備える記憶装置(例えば「HDD」)が有する機能である。よって、更新データ保持部(機器用)12には、後述する自動更新制御部11によりセンター300からダウンロードした更新データ群を管理し保持している。
また、更新データ保持部(機器用)12には、正規ユーザに対して発行される更新用キーも保持している。なお、上記更新データ保持部(機器用)12が保持する更新キーの詳細については、次の自動更新制御部11の説明で後述する。
自動更新制御部11は、更新予約に従って、当該装置で動作するソフトウェア(サーバ用ソフトウェア)の自動更新、及び/又は機器200で動作するソフトウェア(クライアント用ソフトウェア)のダウンロードを制御する機能部である。自動更新制御部11は、センター300が有する自動更新予約制御部31により設定された更新予約に従って上記制御を行う。
例えば、センター300が有する自動更新予約制御部31は、情報処理装置100に対して、更新日時などの予約設定とともに、パッケージ管理機能を用いてソフトウェア更新を行う処理手順が定義された自動更新スクリプトファイルを送信する。
よって、自動更新制御部11は、設定された更新日時に、受信した上記自動更新スクリプトファイルに定義される処理手順を実行することで、ソフトウェアの自動更新制御を行う。そのため、自動更新制御部11は、自動更新スクリプトファイルを実行する機能部であるスクリプト実行部111、及び、自動更新後にファイルを削除する機能部であるスクリプト削除部115を有している。
さらに、自動更新制御部11では、スクリプト実行部111により自動更新スクリプトファイルが実行されると、主に、依存関係解決確認部112、更新データ正当性確認部113、及び更新データ格納部114などの各機能部が動作する。つまり、自動更新スクリプトファイルには、これらの機能部が動作するような処理手順が定義されている。
依存関係解決確認部112は、例えば、「更新可能なパッケージ」と「そのパッケージをインストールするために必要なパッケージ」などのソフトウェア更新における依存関係の解決(解決済み/未解決)を確認する機能部である。依存関係解決確認部112は、スクリプト実行により動作するパッケージ管理機能を利用して、正規ユーザに対して発行される更新用キーを用いたソフトウェア更新における依存関係の解決可否判定を行う。依存関係解決確認部112は、センター300から取得したソフトウェア更新に必要な情報(更新用キー及び更新データに係る情報)、及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持している更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを判定する。
ここで、依存関係をもつソフトウェア更新情報と、これらの依存関係を解決する動作例について説明する。
図4は、本実施形態に係るソフトウェア更新情報のデータ例を示す図である。
図4には、情報処理装置100が有する更新データ保持部(機器用)12及びセンター300が有する更新データ保持部(センター用)32が保持するソフトウェア更新情報の例が示されている。
更新データ保持部(機器用)12は、正規ユーザに対して発行された更新用キー12Dを保持している。更新用キー12Dには、暗号化された更新データの正当性を確認するための公開鍵12Dと、センター300との通信用証明書12Dとが含まれる。
更新データ保持部(センター用)32は、ソフトウェアに係る更新データ群32Dを保持している。更新データ群32Dには、サーバ用更新データ32D及びクライアント用更新データ32Dと、これらのデータに対して親にあたる親更新データ32Dとが含まれる。
図中の破線矢印は、上記各種ソフトウェア更新情報の依存関係を表している。例えば、上述したように、サーバ用更新データ32D及びクライアント用更新データ32Dは、親更新データ32Dと依存関係にある。つまり、サーバ用更新データ32D及びクライアント用更新データ32Dのインストール(これらのデータによるソフトウェア更新)には、親更新データ32Dを必要とする。また、更新データ32Dは、更新用キー12Dと依存関係にある。つまり、更新データ32Dに含まれる親更新データ32D、サーバ用更新データ32D、及びクライアント用更新データ32Dのインストールには、更新用キー12Dを必要とする。
YUMなどのパッケージ管理機能は、このような依存関係を動的に解決する。そこで、依存関係解決確認部112では、上記パッケージ管理機能の特性(依存関係の解決)を利用して、センター300からのソフトウェアに係る更新データ32Dのダウンロードを制御する。
図5は、本実施形態に係る依存関係の解決に従ったダウンロード制御例を示す図である。
例えば、図5(A)には、正規ユーザのソフトウェア更新環境が示されている。この場合、情報処理装置100では、次のようなダウンロード制御が行われる。
まず、情報処理装置100では、センター300に対して、ソフトウェア更新に必要な情報(更新用キー及び更新データに係る情報)を取得する。このとき得られた情報が、依存関係を示す情報となる。情報処理装置100は、この取得情報に基づき、ソフトウェア更新時に解決しなければならないソフトウェア群の依存関係を把握する。情報処理装置100は、依存関係解決確認部112により、取得情報に基づき把握した依存関係の解決を確認する。その結果、情報処理装置100では、センター300の更新データ保持部(センター用)32で保持する更新データ32Dをインストールするときに必要な更新用キー12Dを、更新データ保持部(機器用)12で保持していることから、依存関係が解決されることが確認できる。このように、情報処理装置100は、依存関係解決確認部112により、依存関係が解決可能であると判定された場合(解決済みと確認された場合)、センター300からソフトウェアに係る更新データ32Dをダウンロードできる。
一方、図5(B)には、第三者のソフトウェア更新環境が示されている。この場合、情報処理装置100では、次のようなダウンロード制御が行われる。なお、情報処理装置100がソフトウェア群の依存関係を把握するまでは、上述した通りである。
情報処理装置100は、依存関係解決確認部112により、取得情報に基づき把握した依存関係の解決を確認する。その結果、情報処理装置100では、センター300の更新データ保持部(センター用)32で保持する更新データ32Dをインストールするときに必要な更新用キー12Dを、更新データ保持部(機器用)12が保持していないことから、依存関係が解決されないことが確認できる。つまり、情報処理装置100は、更新用キー12Dを保持していないことから、正規ユーザが所有するソフトウェア管理サーバではないことが確認される。そのため、情報処理装置100は、依存関係が解決不可能であると判定された場合(未解決と確認された場合)、ソフトウェアに係る更新データをセンター300からダウンロードすることができない。
このようにして、情報処理装置100では、パッケージ管理機能による依存関係の上記解決可否判定に基づき、センター300からソフトウェアに係る更新データのダウンロードが制御される。
更新データ正当性確認部113は、上記制御によりダウンロードされ暗号化された更新データ32Dの正当性を確認する機能部である。更新データ正当性確認部113は、更新データ保持部(機器用)12で保持する更新用キー12Dに含まれる正当性確認用公開鍵12Dを用いて更新データ32Dの正当性を確認する。このとき、情報処理装置100では、更新データ正当性確認部113により、正当性が確認できなければ、その旨を通知し、ソフトウェア更新に係る処理を終了する。
更新データ格納部114は、正当性が確認されたクライアント用更新データ32Dを、更新データ保持部(機器用)12に格納する機能部である。更新データ格納部114は、所定の格納先(予め決められた記憶領域の配置先)に従って、クライアント用更新データ32Dを格納する。
また、自動更新制御部11は、当該装置で動作するソフトウェア(サーバ用ソフトウェア)のバージョン(カレントバージョン)に基づき、ソフトウェア更新の要否を確認する。自動更新制御部11は、センター300に対して行ったサーバ用ソフトウェアの最新バージョンの確認結果に基づき、更新要否判定を行う。なお、上記自動更新制御部11の詳細については、以降の機能動作で後述する。
このように、本実施形態に係るソフトウェア管理機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
次に、ソフトウェア管理機能の詳細な動作(機能部群の連係動作)について、処理手順を示すシーケンス図を用いて説明する。
ソフトウェア管理機能は、主に、情報処理装置100に搭載(インストール)されるプログラム(ソフトウェア管理機能を実現するソフトウェア部品)が、CPU106により、格納先(例えば「ROM」など)からRAM104上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
なお、以下の説明では、「自動更新予約に係る処理」(前処理)と、「ソフトウェア更新に係る処理」(処理2)とに分けて説明する。
《自動更新予約に係る処理》
図6は、本実施形態に係る自動更新の予約設定を行う処理手順例を示すシーケンス図である。ソフトウェア管理システム1では、情報処理装置100とセンター300との間で、外部ネットワークIを介して次のような自動更新予約に係る処理が行われる。
図6に示すように、センター300では、自動更新予約制御部31により、ソフトウェアに係る自動更新の予約設定を所定のGUI(Graphical User Interface)を介して受け付ける(ステップS101)。自動更新予約制御部31は、例えば、図7に示すような設定画面を、センター300が備える表示装置(非図示)に表示する。
図7は、本実施形態に係るソフトウェア更新予約の設定画面例を示す図である。
図7(A)には、自動更新に係る各種情報の一覧画面例が示されている。ユーザは、このような一覧画面を閲覧し、現在の自動更新状況を確認することができる。例えば、図7(A)に示す一覧画面からは、自動更新の種別を識別する更新種別識別子[ID01]の自動更新処理が完了していることが分かる。また、更新種別識別子[ID02]の自動更新処理は未完了であることが分かる。
上記未完了の自動更新処理に対しては、例えば、一覧画面上の[作成]リンクをクリックすることで、設定画面から自動更新に係る予約設定ができる。
図7(B)には、自動更新に係る予約設定画面例が示されている。ユーザは、このような設定画面を介して、自動更新に係る各種設定を行うことができる。例えば、図7(B)に示す設定画面からは、更新種別、更新日時、及び自動更新スクリプトファイルなどを指定できる。自動更新スクリプトファイルの指定は、設定画面上の[参照]ボタンをクリックすることで、ユーザにより作成・保存されたファイルを選択することにより指定できる。
ここで、ユーザにより作成される自動更新スクリプトファイルについて説明する。
図8は、本実施形態に係る自動更新スクリプトファイル41のデータ例を示す図である。
図8には、シェルスクリプトによる自動更新スクリプトファイル41の例が示されている。シェルスクリプトとは、複数の処理をまとめて行うとき(バッチ処理時)に用いられる、OSのシェルが直接解釈・処理可能なスクリプトである。
図8に示す自動更新スクリプトファイル41には、"yum update"が記述されており、YUM(パッケージ管理機能)によるアップデート実行(ソフトウェア更新実行)の処理手順が定義されている。これが依存関係解決確認部112の動作実行定義にあたる。
このように、自動更新スクリプトファイル41には、依存関係解決確認部112だけでなく、更新データ正当性確認部113及び更新データ格納部114などの各機能部が動作するような処理手順を、所定のスクリプト言語により記述することで定義できる。
図6に戻り、自動更新予約に係る処理について説明する。
センター300は、自動更新予約制御部31により、上記設定画面を介して受け付けた予約設定を、外部ネットワークIを介して情報処理装置100に送信する(ステップS102)。このとき、自動更新予約制御部31は、更新種別及び更新日時とともに、指定された自動更新スクリプトファイルを送信する。このように、センター300では、情報処理装置100に対して、ソフトウェアに係る自動更新の予約を要求する。
情報処理装置100は、受信情報を自動更新制御部11に渡す。これにより、情報処理装置100では、自動更新制御部11による自動更新予約が行われる(ステップS103)。このとき、自動更新制御部11は、受信した自動更新スクリプトファイルを、更新種別及び更新日時の情報に関連付けて、所定の記憶領域に格納する。
情報処理装置100は、自動更新制御部11による自動更新予約結果[OK/NG]を、外部ネットワークIを介して、予約要求元のセンター300に送信し応答する。これにより、センター300では、自動更新予約制御部31により、情報処理装置100から受信した予約結果に基づき、予約完了の旨を通知する。
本実施形態に係るソフトウェア管理システム1では、上記処理手順に示すソフトウェアの自動更新予約に係る処理が実行されることで、情報処理装置100で行うソフトウェア更新が予約される。
《ソフトウェア更新に係る処理》
図9及び図10は、本実施形態に係るソフトウェアを更新する処理手順例を示すシーケンス図(その1,2)である。ソフトウェア管理システム1では、情報処理装置100及びセンター300の間で、外部ネットワークIを介して次のようなソフトウェア更新に係る処理が行われる。
図9に示すように、情報処理装置100は、自動更新制御部11により、当該装置で動作するソフトウェア(サーバ用ソフトウェア)のバージョンを確認する(ステップS201)。このとき、自動更新制御部11は、ソフトウェアのカレントバージョンを取得する。
情報処理装置100は、自動更新制御部11により、外部ネットワークIを介して、センター300が有する更新データ保持部(センター用)32にアクセスし、当該装置で動作するソフトウェアの最新バージョンを確認する(ステップS202)。これにより、自動更新制御部11は、ソフトウェアの最新バージョンを取得する。
情報処理装置100は、自動更新制御部11により、カレントバージョンと最新バージョンとに基づき、当該装置で動作するソフトウェアの更新要否を判定する(ステップS203)。自動更新制御部11は、カレントバージョンが最新バージョンと異なる場合、ソフトウェアの更新が必要と判定する。
続いて、情報処理装置100は、自動更新制御部11が有するスクリプト実行部111により、自動更新予約受付時に設定された更新日時に従って、指定された自動更新スクリプトファイル41(更新種別に基づき特定したスクリプト)を実行する(ステップS204)。
情報処理装置100は、自動更新スクリプトファイル41が実行されると、次のような処理を行う。以下に説明する図9の処理手順は、例えば、実行された自動更新スクリプトファイル41に記述されたYUM(パッケージ管理機能)によるアップデートが実行された場合の処理手順である。
スクリプト実行部111は、外部ネットワークIを介して、センター300が有する更新データ保持部(センター用)32にアクセスし、ソフトウェア更新に必要な情報(更新用キー12D及び更新データ32Dに係る情報)を取得する(ステップS205)。これにより、スクリプト実行部111は、ソフトウェア群の依存関係を示す情報を取得する。
続いて、スクリプト実行部111は、スクリプト内に定義されている依存関係解決確認部112による処理を実行する。
依存関係解決確認部112は、取得情報と、情報処理装置100が有する更新データ保持部(機器用)12に保持される更新用キー12Dとに基づき、ソフトウェア更新に係る依存関係の解決を確認する(ステップS206)。依存関係解決確認部112は、取得情報に基づき、ソフトウェアの更新データ32Dをインストールするために必要な更新用キー12Dを特定する。依存関係解決確認部112は、特定した更新用キー12Dが、情報処理装置100が有する更新データ保持部(機器用)12に保持されているか否かを判定する(更新用キーの存在を判定する)。その結果、依存関係解決確認部112は、更新用キー12Dが保持されている場合(存在する場合)、ソフトウェア更新に係る依存関係が解決されることを確認する。一方、更新用キー12Dが保持されていない場合(存在しない場合)には、ソフトウェア更新に係る依存関係が解決されないことを確認する。
依存関係解決確認部112は、更新用キー12Dが存在し、依存関係が解決可能であることが確認された場合(ステップS207:YES)、その確認結果を、スクリプト実行部111に返す。
スクリプト実行部111は、上記確認結果に基づき、外部ネットワークIを介して、センター300に更新データ32Dのダウンロードを要求する(ステップS208)。つまり、スクリプト実行部111は、センター300が有する更新データ保持部(センター用)32にアクセスし、該当する更新データ32Dを取得する。このとき、スクリプト実行部111は、依存関係を解決した更新用データ12Dに含まれるセンター通信用証明書12Dを用いて、センター300との通信を行う。
一方、スクリプト実行部111は、依存関係解決確認部112から、更新用キー12Dが存在せず、依存関係が解決不可能であることが確認された旨の結果が返された場合、正規ユーザによるソフトウェア更新処理でない可能性があるとして、所定のエラー処理を行い、処理を終了する。
このように、情報処理装置100では、依存関係の解決確認に基づき判別された正規ユーザに対してのみ、センター300からの更新データ32Dのダウンロードが許可される。
続いて、スクリプト実行部111は、スクリプト内に定義されている更新データ正当性確認部113による処理を実行する。
更新データ正当性確認部113は、センター300からダウンロードした更新データ32Dの正当性を確認する(ステップS209)。更新データ正当性確認部113は、依存関係を解決した更新用キー12Dに含まれる正当性確認用公開鍵12Dを用いて、暗号化された更新データ32Dを復号し、正当なデータか否かを判定する。
更新データ正当性確認部113は、更新データ32が正当なデータであると確認された場合(ステップS210:YES)、その確認結果を、スクリプト実行部111に返す。
ここからは、図10に示す処理手順について説明する。
続いて、スクリプト実行部111は、スクリプト内に定義されている更新データ格納部114による処理を実行する。
一方、スクリプト実行部111は、更新データ正当性確認部113から、更新データ32が正当なデータでないことが確認された旨の結果が返された場合、ソフトウェア更新処理が正常に行えない可能性があるとして、所定のエラー処理を行い、処理を終了する。
更新データ格納部114は、上記確認結果に基づき、正当性が確認された更新データ32Dを、情報処理装置100が有する更新データ保持部(機器用)12に格納する(ステップS211)。このとき、更新データ格納部114は、正当性が確認された更新データ32Dを、既存データの記憶先(記憶領域)に格納し、データ更新を行う。正当性が確認された更新データ32Dがサーバ用更新データ32Dである場合には、ステップS203による更新要否の判定結果に基づき、既存データが更新される。
更新データ格納部114は、更新データ32格納後、その実行結果を、スクリプト実行部111に返す。
スクリプト実行部111では、このようにして、スクリプト内に定義されているソフトウェアの自動更新に係る処理手順を実行する。
スクリプト実行部111は、自動更新スクリプトファイル41の実行を終えると、その実行結果を、自動更新制御部11に返す。
情報処理装置100は、上記実行結果を受けて、自動更新制御部11が有するスクリプト削除部115により、実行後の自動更新スクリプトファイル41を削除する(ステップS212)。これにより、情報処理装置100は、自動更新制御部11により削除結果を得て、一連の処理を終了する。
また、ソフトウェア管理システム1では、情報処理装置100及び機器200の間で、内部ネットワークNを介して次のようなソフトウェア更新に係る処理が行われる。
機器200は、更新確認部21により、当該装置で動作するソフトウェア(クライアント用ソフトウェア)のバージョンを確認する(ステップS301)。このとき、更新確認部21は、ソフトウェアのカレントバージョンを取得する。
機器200は、更新確認部21により、内部ネットワークNを介して、情報処理装置100が有する更新データ保持部(機器用)12にアクセスし、当該装置で動作するソフトウェアの最新バージョンを確認する(ステップS302)。これにより、更新確認部21は、ソフトウェアの最新バージョンを取得する。
機器200は、更新確認部21により、カレントバージョンと最新バージョンとに基づき、当該装置で動作するソフトウェアの更新要否を判定する(ステップS303)。更新確認部21は、カレントバージョンが最新バージョンと異なる場合、ソフトウェアの更新が必要と判定する。
更新確認部21は、上記確認結果に基づき、内部ネットワークNを介して、情報処理装置100にクライアント用更新データ32Dのダウンロードを要求する(ステップS304)。つまり、更新確認部21は、情報処理装置100が有する更新データ保持部(機器用)12にアクセスし、該当するクライアント用更新データ32Dを取得する。
機器200では、このようにしてダウンロードした更新データ32Dを用いて、ソフトウェアが更新される。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、パッケージ管理サーバ機能を有するセンター300から、ソフトウェア更新に必要な情報(更新用キー及び更新データに係る情報:依存関係を示す情報)を取得する。
情報処理装置100は、パッケージ管理機能を利用して、取得情報及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キー12Dに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認する。
このとき、情報処理装置100は、次のように依存関係の解決を確認する。情報処理装置100は、取得情報に基づき、ソフトウェアの更新データ32Dをインストールするために必要な更新用キー12Dを特定する。情報処理装置100は、特定した更新用キー12Dが、当該装置が有する更新データ保持部(機器用)12に保持されているか否かを判定する(更新用キーの存在を判定する)。その結果、情報処理装置100は、更新用キー12Dが保持されている場合(存在する場合)、ソフトウェア更新に係る依存関係が解決されることを確認する。一方、更新用キー12Dが保持されていない場合(存在しない場合)には、ソフトウェア更新に係る依存関係が解決されないことを確認する。
情報処理装置100は、依存関係が解決可能であれば、センター300からソフトウェアに係る更新データ32Dをダウンロードする。
つまり、情報処理装置100では、パッケージ管理機能を利用して、正規ユーザに対して発行される更新用キー12Dを用いたソフトウェア更新における依存関係の解決可否判定に基づき、センター300からソフトウェアに係る更新データ32Dのダウンロードを制御する。
これによって、本実施形態では、更新用キー12Dを用いて、ソフトウェア更新における依存関係が解決されなければ、センター300から更新データ32Dをダウンロードすることができない仕組みを提供することができる。
その結果、パッケージ管理機能を用いることで少ない開発工数での実装されるソフトウェア更新機能において、不特定対数の人からアクセス可能な場所に置かれているソフトウェアを、正規ユーザのみ利用可能とすることができる(正規ユーザ以外の利用を防止できる)。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る情報処理装置100が有する「ソフトウェア管理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、CPU106により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。上記記録媒体103aには、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびにSDメモリカード(SD Memory Card)及びUSB(Universal Serial Bus)メモリなどがある。
よって、上記プログラムは、上記記録媒体103aに記憶させることで、記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103などを介して情報処理装置100にインストールすることができる。また、情報処理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、インターネットなどの電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 ソフトウェア管理システム
11 自動更新制御部
111 スクリプト実行部
112 依存関係解決確認部
113 更新データ正当性確認部
114 更新データ格納部
115 スクリプト削除部
12 更新データ保持部(機器用)
12D 更新用キー(D:正当性確認用公開鍵,D:センター通信用証明書)
21 更新確認部
31 自動更新予約制御部
32 更新データ保持部(センター用)
32D 更新データ(D:親更新データ,D:サーバ用更新データ,D:クライアント用更新データ)
41 自動更新スクリプトファイル
100 情報処理装置(ソフトウェア管理サーバ)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 機器(情報処理装置:クライアント)
300 ソフトウェア提供装置(情報処理装置:パッケージ管理サーバ:センター)
I 外部ネットワーク(インターネット)
N 内部ネットワーク(LAN)
S メーカ側システム
U ユーザ側システム
特開2006−309497号公報

Claims (7)

  1. 外部に公開されている、パッケージの依存関係を解決させてダウンロードさせるパッケージ管理サーバ機能を有するセンターと、所定のデータ伝送路を介して接続され、ソフトウエアが動作する1又は複数の機器とも接続する情報処理装置であって、
    前記センターから、ソフトウェア更新に必要な情報として、パッケージとして保持するソフトウェアの1又は複数の更新データに係る情報、及び前記更新データをインストールするために必要な更新用キーに係る情報を、取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得した情報、及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段による依存関係解決可否の確認結果に基づき、前記センターから、更新するソフトウェアの更新データをダウンロードするダウンロード手段と、
    前記機器から更新データのダウンロード要求を受けると、前記機器に前記更新データをダウンロードさせる手段と、を有することを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記確認手段は、
    前記情報取得手段により取得した情報に含まれる前記更新用キーに係る情報に基づき、当該装置の所定の記憶領域に、前記更新データをインストールするために必要な更新用キーが保持されているか否かを判定し、
    更新用キーが保持されていると判定された場合に、
    依存関係が解決可能であると確認することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ダウンロード手段は、
    前記確認手段により、依存関係が解決可能であると確認された場合に、
    前記センターから前記更新データをダウンロードすることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  4. 前記ダウンロード手段は、
    前記確認手段により依存関係の解決を確認したときの更新用キーに含まれる通信用証明書を用いて、前記センターとの通信を行い、前記更新データをダウンロードすることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 当該装置で動作するソフトウェアに係る更新要否の判定結果に基づき、前記ソフトウェアを更新する機器と、所定のデータ伝送路で接続されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 外部に公開されている、パッケージの依存関係を解決させてダウンロードさせるパッケージ管理サーバ機能を有するセンターと、所定のデータ伝送路を介して接続され、ソフトウエアが動作する1又は複数の機器とも接続される情報処理装置とを有するソフトウェア管理システムであって、
    前記情報処理装置が、
    前記センターから、ソフトウェア更新に必要な情報として、パッケージとして保持するソフトウェアの1又は複数の更新データに係る情報、及び前記更新データをインストールするために必要な更新用キーに係る情報を、取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得した情報、及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段による依存関係解決可否の確認結果に基づき、前記センターから、更新するソフトウェアの更新データをダウンロードするダウンロード手段と、
    前記機器から更新データのダウンロード要求を受けると、前記機器に前記更新データをダウンロードさせる手段と、を有することを特徴とするソフトウェア管理システム。
  7. 外部に公開されている、パッケージの依存関係を解決させてダウンロードさせるパッケージ管理サーバ機能を有するセンターと、所定のデータ伝送路を介して接続され、ソフトウエアが動作する1又は複数の機器とも接続される情報処理装置におけるソフトウェア管理方法であって、
    前記センターから、ソフトウェア更新に必要な情報として、更新用キーと依存関係にある、パッケージとして保持するソフトウェアの1又は複数の更新データに係る情報、及び前記更新データをインストールするために必要な更新用キーに係る情報を、取得する情報取得手順と、
    前記情報取得手順により取得した情報、及び正規ユーザに対して発行され当該装置の所定の記憶領域に保持される更新用キーに基づき、ソフトウェア更新における依存関係が解決可能か否かを確認する確認手順と、
    前記確認手順による依存関係解決可否の確認結果に基づき、前記センターから、更新するソフトウェアの更新データをダウンロードするダウンロード手順と、
    前記機器から更新データのダウンロード要求を受けると、前記機器に前記更新データをダウンロードさせる手順と、を有することを特徴とするソフトウェア管理方法。
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