JP2018018273A - 情報処理システム、情報処理装置、更新制御装置および更新制御プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、更新制御装置および更新制御プログラム Download PDF

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正人 河村
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浩 市川
信和 桐ヶ谷
Nobukazu Kirigatani
信和 桐ヶ谷
哲彦 村松
Tetsuhiko Muramatsu
哲彦 村松
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洋行 下井
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Abstract

【課題】情報処理装置に対して正しいパッチを効率よく適用できる。【解決手段】情報処理装置10は、第1のプログラム11aを識別する第1の識別情報を、情報処理装置20に通知する通知部を有する。情報処理装置20は、情報処理装置10用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、情報処理装置20用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、情報処理装置10にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報22aを記憶する記憶部22と、プログラム対応情報22aに登録されたパッチの中から、通知された第1の識別情報と、第2のプログラム21aを識別する第2の識別情報との組み合わせに対応する特定パッチを特定し、特定パッチを情報処理装置10に送信して第1のプログラム11aを更新させる更新制御部23とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は情報処理システム、情報処理装置、更新制御装置および更新制御プログラムに関する。
コンピュータにインストールされているOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの一部を更新するため、パッチと呼ばれる修正プログラムが配布されることがある。パッチは、例えば、バグやセキュリティホールなどの不具合の修正、機能の追加などを目的として配布される。
パッチに関する技術の例として、次のようなシステムが提案されている。このシステムでは、クライアント端末は、クライアント端末が搭載しているOSおよびアプリケーションソフトウェアのパッチプログラムの適用状況をサーバに送信する。サーバは、データベースの情報に基づいて必要最小限のパッチプログラムをクライアント端末に送信する。
また、プログラム更新に関する技術の例として、装置の形式にあわせて機能セットであるOS、ドライバおよびファームウェアを変更する技術が提案されている。
特開2005−222453号公報 特開2007−188374号公報
ところで、処理の実行を要求する第1の情報処理装置と、要求された処理を実行する第2の情報処理装置とを含む情報処理システムの構成においては、各情報処理装置で様々な種別や版数のプログラムが実行され得る。このため、各情報処理装置で実行されるプログラムの種別や版数の組み合わせが多くなる。また、これらの組み合わせに応じて、第1の情報処理装置のプログラムに適用すべきパッチも異なる。このため、第1の情報処理装置に対しパッチを適用する作業時間が長時間となり、作業員による判断ミスなどが生じるリスクが高くなっている。
1つの側面では、本発明は、情報処理装置に対して正しいパッチを効率よく適用可能な情報処理システム、情報処理装置、更新制御装置および更新制御プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、情報処理システムが提供される。情報処理システムは、第1の情報処理装置と、第1の情報処理装置からの要求に応じて処理を実行する第2の情報処理装置とを有する。第1の情報処理装置は、第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報を、第2の情報処理装置に通知する通知部を有する。第2の情報処理装置は、記憶部と更新制御部とを有する。記憶部は、第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する。更新制御部は、プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、通知された第1の識別情報と、第2の情報処理装置にインストールされている第2のプログラムを識別する第2の識別情報との組み合わせに対応する特定パッチを特定し、特定パッチを第1の情報処理装置に送信して第1のプログラムを更新させる。
また、1つの態様では、情報処理システムが提供される。情報処理システムは、第1の情報処理装置と、複数の第2の情報処理装置とを有する。第1の情報処理装置は、収集部と、通知部とを有する。収集部は、複数の第2の情報処理装置のそれぞれにインストールされている第2のプログラムをそれぞれ識別する複数の第2の識別情報を、複数の第2の情報処理装置から収集する。通知部は、第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報と、複数の第2の識別情報とを、複数の第2の情報処理装置の中から選択された第3の情報処理装置に通知する。複数の第2の情報処理装置の少なくとも1つは、記憶部と更新制御部とを有する。記憶部は、第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、複数の第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する。更新制御部は、プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、第1の識別情報と複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせに対応する特定パッチを特定し、特定パッチを第1の情報処理装置に送信して第1のプログラムを更新させる。
また、1つの態様では、上記の情報処理システムにおける第2の情報処理装置と同様の処理を実行する情報処理装置が提供される。
また、1つの態様では、上記の情報処理システムにおける複数の第2の情報処理装置のうちの1つと同様の処理を実行する更新制御装置が提供される。
また、1つの態様では、上記の情報処理システムにおける第2の情報処理装置と同様の処理をコンピュータに実行させる更新制御プログラムが提供される。
また、1つの態様では、上記の情報処理システムにおける複数の第2の情報処理装置のうちの1つと同様の処理をコンピュータに実行させる更新制御プログラムが提供される。
1つの側面では、情報処理装置に対して正しいパッチを効率よく適用できる。
第1の実施の形態の情報処理システムを示す図である。 第2の実施の形態のストレージシステムを示す図である。 サーバ装置のハードウェア例を示す図である。 CMのハードウェア例を示す図である。 サーバ装置の機能例を示す図である。 CMの機能例を示す図である。 サーバ装置に対するパッチのインストール処理の例を示すシーケンス図である。 マスタ情報テーブルの例を示す図である。 ストレージ情報テーブルの例を示す図である。 OS情報テーブルの例を示す図である。 パッチDBの例を示す図である。 受信情報管理テーブルの例を示す図である。 判定テーブルの例を示す図である。 情報収集通知処理の例を示すフローチャートである。 判定テーブル作成処理の例を示すフローチャート(その1)である。 判定テーブル作成処理の例を示すフローチャート(その2)である。 パッチ適用要否判定処理の例を示すフローチャート(その1)である。 パッチ適用要否判定処理の例を示すフローチャート(その2)である。 パッチインストール判定処理の例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の情報処理システムを示す図である。
情報処理システムは、情報処理装置10と情報処理装置20とを有する。
情報処理装置10は、情報処理装置20に対して処理の実行を要求するコンピュータである。情報処理装置20は、情報処理装置10からの要求に応じて処理を実行するコンピュータである。例えば、このような処理のために、情報処理装置10は、処理の実行を要求する処理要求部11を有し、情報処理装置20は、要求された処理を実行する処理実行部21を有する。要求される処理としては、例えば、記憶装置に対するアクセスなどがある。この場合、情報処理装置20は、ストレージ制御装置として実現されてもよい。なお、処理要求部11の処理は、情報処理装置10のプロセッサが第1のプログラム11aを実行することで実現される。処理実行部21の処理は、情報処理装置20が第2のプログラム21aを実行することで実現される。
また、情報処理装置10はさらに、通知部12を有する。通知部12の処理は、例えば、情報処理装置10のプロセッサが所定のプログラムを実行することで実現される。このプログラムは、第1のプログラム11aと同一であっても、あるいはこれとは別であってもよい。
通知部12は、情報処理装置10にインストールされている第1のプログラム11aの識別情報を、情報処理装置20に通知する。第1のプログラム11aの識別情報とは、例えば、プログラムのファイル名、プログラムの種別、プログラムの版数の少なくとも1つを示す情報である。図1の例では、通知部12は、第1のプログラム11aの識別情報として識別情報X1を通知したものとする。
一方、情報処理装置20はさらに、記憶部22および更新制御部23を有する。
記憶部22は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置でもよいし、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置でもよい。記憶部22は、プログラム対応情報22aを記憶する。
プログラム対応情報22aには、情報処理装置10用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、情報処理装置20用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、情報処理装置10にインストールすべきパッチが登録されている。情報処理装置10用のプログラムとは、第1のプログラム11aとして情報処理装置10にインストールされ得るプログラムである。情報処理装置20用のプログラムとは、第2のプログラム21aとして情報処理装置20にインストールされ得るプログラムである。
図1の例では、情報処理装置10,20にそれぞれ識別情報X1,Y1で特定されるプログラムがインストールされている場合に情報処理装置10にインストールすべきパッチとして、パッチP1が登録されている。また、情報処理装置10,20にそれぞれ識別情報X2,Y2で特定されるプログラムがインストールされている場合に情報処理装置10にインストールすべきパッチとして、パッチP2が登録されている。
更新制御部23の処理は、情報処理装置20のプロセッサが所定のプログラムを実行することで実現される。このプログラムは、第2のプログラム21aと同一であっても、あるいはこれとは別であってもよい。
更新制御部23は、プログラム対応情報22aに登録されたパッチの中から、通知部12から通知された第1の識別情報と、情報処理装置20にインストールされている第2のプログラム21aを識別する第2の識別情報との組み合わせに対応するパッチを特定する。図1の例では、第1の識別情報として識別情報X1が通知されている。また、第2のプログラム21aの識別情報が識別情報Y1であったとする。この場合、更新制御部23は、プログラム対応情報22aから、識別情報X1,Y1に対応付けられたパッチP1を特定する。
更新制御部23は、特定されたパッチP1を情報処理装置10に送信して、第1のプログラム11aを更新させる。情報処理装置10は、パッチP1によって第1のプログラム11aを更新する。
このように、情報処理装置20は、情報処理装置10で稼働するプログラムと情報処理装置20で稼働するプログラムとの組み合わせに応じて、情報処理装置10に対して適用すべき正しいパッチを、人手を介さずに効率的に決定できる。また、処理を要求する側で稼働するプログラムを、処理を要求される側で稼働するプログラムに合わせて自動的に正しく更新できる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態として、図1の情報処理システムの例としてストレージシステムを適用した場合について説明する。
図2は、第2の実施の形態のストレージシステムを示す図である。図2に示すストレージシステムは、サーバ装置100a,100b、ストレージ装置200a,200b,200c、およびスイッチ300を含む。なお、以下の説明では、特にサーバ装置、ストレージ装置を特定せずに説明する場合には、サーバ装置100、ストレージ装置200と記載する。
サーバ装置100とストレージ装置200とは、スイッチ300を介して接続される。スイッチ300は、例えば、ファイバチャネル(FC:Fibre Channel)である。
サーバ装置100は、ユーザに対して所定のサービスを提供する装置である。サーバ装置100は、サービス提供のための処理の実行に伴い、ストレージ装置から提供される記憶領域にアクセスする。この記憶領域は、例えば、論理記憶領域として提供される。
ストレージ装置200aは、CM(Controller Module)210aおよびDE(Device Enclosure)250aを有する。ストレージ装置200bも同様に、CM210bおよびDE250bを有し、ストレージ装置200cも同様に、CM210cおよびDE250cを有する。なお、以下の説明では、特にCM、DEを特定せずに説明する場合には、CM210、DE250と記載する。
CM210は、ストレージ装置200全体を制御する。CM210は、DE250に搭載された記憶装置の記憶領域を用いて論理記憶領域を作成し、サーバ装置100からの要求に応じて論理記憶領域へのアクセスを制御する。また、CM210は、サーバ装置100にパッチファイルをインストールするための情報を格納し、サーバ装置100からの要求によりパッチファイルの適用の要否の判定をする。パッチファイルとは、プログラムを更新や修正するファイルであり、以下の説明ではパッチと記載する。
DE250は、複数の記憶装置を搭載する。DE250は、記憶装置としてHDDを備えたディスクアレイ装置である。なお、DE250に搭載される記憶装置は、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の記憶装置であってもよい。
なお、ストレージシステムに含まれるサーバ装置100の台数は、2台に限定されるものではない。また、ストレージシステムに含まれるストレージ装置200の台数も、3台に限定されるものではない。
次に、サーバ装置のハードウェアについて、説明する。
図3は、サーバ装置のハードウェア例を示す図である。サーバ装置100は、プロセッサ101、RAM102、HDD103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、読み取り装置106および通信インタフェース107を有する。各ユニットがサーバ装置100のバス108に接続されている。
プロセッサ101は、サーバ装置100全体を制御する。プロセッサ101は、複数のプロセッシング要素を含むマルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などである。また、プロセッサ101は、CPU、DSP、ASIC、FPGAなどのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM102は、サーバ装置100の主記憶装置である。RAM102は、プロセッサ101に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM102は、プロセッサ101による処理に用いる各種データを記憶する。
HDD103は、サーバ装置100の補助記憶装置である。HDD103は、内蔵した磁気ディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。サーバ装置100は、フラッシュメモリやSSDなどの他の種類の補助記憶装置を備えてもよく、複数の補助記憶装置を備えてもよい。
グラフィック処理装置104は、プロセッサ101からの命令に従って、サーバ装置100に接続された表示装置104aに画像を出力する。表示装置104aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなど各種のディスプレイを用いることができる。
入力インタフェース105は、サーバ装置100に接続された入力装置105aから入力信号を取得し、プロセッサ101に出力する。入力装置105aとしては、マウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスやキーボードなどの各種の入力デバイスを用いることができる。サーバ装置100には、複数の種類の入力装置が接続されてもよい。
読み取り装置106は、可搬型記録媒体106aに格納されたプログラムやデータを読み取る装置である。読み取り装置106は、例えば、プロセッサ101からの命令に従って、可搬型記録媒体106aから読み取ったプログラムやデータをRAM102またはHDD103に格納する。
通信インタフェース107は、ネットワーク107aを介してスイッチ300やストレージ装置200と通信するためのインタフェースである。
次に、CM210のハードウェアについて、説明する。
図4は、CMのハードウェア例を示す図である。CM210は、プロセッサ211、RAM212、SSD213、CA(Channel Adapter)214およびDI(Device Interface)215を有する。
プロセッサ211は、CM210の情報処理を制御する。プロセッサ211は、複数のプロセッシング要素を含むマルチプロセッサであってもよい。
RAM212は、CM210の主記憶装置である。RAM212は、プロセッサ211に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM212は、プロセッサ211による処理に用いる各種データを記憶する。
SSD213は、CM210の補助記憶装置である。SSD213は、不揮発性の半導体メモリである。SSD213には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、CM210は、補助記憶装置として、SSD213の代わりにHDDを備えていてもよい。
CA214は、サーバ装置100と通信するためのインタフェースである。DI215は、DE250と通信するためのインタフェースである。
ところで、上記のストレージシステムには、様々な機種のストレージ装置200が接続される可能性がある。ストレージ装置200の機種ごとに、実行されるファームウェアプログラムの種別が異なる。また、同じ機種のストレージ装置200でも、版数の異なるファームウェアプログラムが実行される可能性がある。さらに、ストレージシステムには、ストレージ装置200が交換される場合や、増設される場合がある。交換や増設により、それまでとは異なる種別や版数のファームウェアがインストールされたストレージ装置200が接続されることもあり得る。
一方、ストレージシステムに含まれるサーバ装置100でも、様々な種別や版数のOSプログラムが実行される可能性がある。また、OSベンダからは、OSプログラムに対応するパッチが提供されることがある。
OSベンダから提供されるパッチの中には、サーバ装置100とストレージ装置200との接続を検証した結果、サーバ装置100への適用が必須となるものが存在する。適用が必須のパッチをサーバ装置100に適用しないと、サーバ装置100とストレージ装置200との間で正しい処理が実行されない、あるいは動作が不安定になるといった問題が発生する可能性がある。
サーバ装置100への適用が必須となるパッチは、ストレージ装置200で実行されるファームウェアプログラムの種別や版数によって異なる。また、そのようなパッチは、サーバ装置100にインストールされたOSプログラムの種別や版数によっても異なる。従って、サーバ装置100に適用すべきパッチは、サーバ装置100側のOSプログラムの種別や版数と、ストレージ装置200側のファームウェアプログラムの種別や版数との組み合わせによって異なることになる。
さらに、本実施の形態のように複数のストレージ装置200が接続される場合には、サーバ装置100に適用すべきパッチがストレージ装置200ごとに異なる場合もある。このため、ストレージ装置200ごとに適用が必須のパッチ間での整合性を考慮する必要もある。
管理者が上記のような事情を考慮してサーバ装置100に適用すべきパッチを判別する作業は、非常に煩雑であるため、作業に長い時間がかかり、また間違いも発生しやすい。そこで、本実施の形態では、各サーバ装置100に適用すべきパッチを自動的に判断する次のような機能が提供される。
サーバ装置100は、ストレージ装置200a〜200cから、インストールされているファームウェアの種別と版数の情報を収集する。サーバ装置100は、収集した情報と、自装置にインストールされたOSプログラムの種別と版数の情報とを、ストレージ装置200a〜200cの中から選択されたマスタストレージに通知する。マスタストレージ内のCM210は、通知された情報と、後述するパッチDB(データベース)とに基づいて、サーバ装置100に適用すべきパッチを選択し、選択したパッチをサーバ装置100に送信してインストールさせる。
次に、サーバ装置100が有する機能について説明する。
図5は、第2の実施の形態のサーバ装置の機能例を示す図である。サーバ装置100は、OS110、記憶部111、ドライバ112を有する。なお、OS110は図1の処理要求部11の一例であり、ドライバ112は図1の通知部12の一例である。
OS110の処理は、プロセッサ101がOSプログラム111aを実行することで実現される。OS110上では、ユーザにサービスを提供するためのアプリケーション(図示せず)が動作する。また、OS110は、ストレージ装置200から提供される論理記憶領域を認識する。OS110は、アプリケーションからの要求に応じて、ストレージ装置200に対し、論理記憶領域へのデータの書き込みや論理記憶領域からのデータの読み出しの命令を送信する。
ドライバ112の処理は、プロセッサ101がドライバプログラム(図示せず)を実行することで実現される。ドライバ112は、情報収集部112a、情報通知部112bおよびパッチ適用部112cを有する。
情報収集部112aは、CM210a〜210cからストレージ装置200a〜200cの機種、ストレージ装置200a〜200cで実行しているファームウェア版数などの情報を収集する。また、情報収集部112aは、サーバ装置100で実行されるOSプログラム111aの種別や版数などの情報を収集する。
情報通知部112bは、ストレージ装置200a〜200cの中からマスタストレージを選択し、収集した情報をマスタストレージのCM210に送信する。
パッチ適用部112cは、マスタストレージのCM210から受信したパッチをサーバ装置100にインストールして、OSプログラム111aを更新する。
記憶部111は、例えば、RAM102またはHDD103に確保した記憶領域として実装される。記憶部111は、OSプログラム111a、マスタ情報テーブル111b、ストレージ情報テーブル111cおよびOS情報テーブル111dを記憶する。
OSプログラム111aは、OS110の処理を実現するプログラムファイルである。
マスタ情報テーブル111bには、マスタストレージの情報が登録される。マスタストレージとは、サーバ装置100に対してパッチの適用についての指示をするストレージ装置200である。
ストレージ情報テーブル111cには、サーバ装置100が収集したストレージ装置200a〜200cの機種やファームウェア版数が登録される。
OS情報テーブル111dには、OSプログラム111aの種別、版数、適用したパッチの名称および版数が登録される。
次に、CM210が有する機能について説明する。
図6は、第2の実施の形態のCMの機能例を示す図である。
CM210は、アクセス制御部220、記憶部221、情報通知部222、情報受信部223およびパッチ選択部224を有する。なお、アクセス制御部220は図1の処理実行部21の一例であり、記憶部221は図1の記憶部22の一例であり、情報受信部223およびパッチ選択部224は更新制御部23の一例である。
アクセス制御部220、情報通知部222、情報受信部223およびパッチ選択部224の処理は、プロセッサ211がファームウェアプログラム221aを実行することによって実現される。
アクセス制御部220は、DE250に搭載された記憶装置の記憶領域を用いて論理記憶領域を作成する。アクセス制御部220は、サーバ装置100から論理記憶領域に対するアクセスの命令を受信し、論理記憶領域に割り当てられたDE250内の記憶装置にアクセスすることで、命令に応じたアクセス制御を実行する。
情報通知部222は、サーバ装置100に対しストレージ装置200が保持する情報や指示を通知する。
情報受信部223およびパッチ選択部224は、CM210が搭載されたストレージ装置200がマスタストレージとして選択された場合に動作する。情報受信部223は、サーバ装置100が保持する情報をサーバ装置100から受信する。パッチ選択部224は、パッチDB221bに基づきサーバ装置100に適用するパッチを選択し、サーバ装置100にインストールする。
記憶部221は、例えば、RAM212またはSSD213に確保した記憶領域として実装される。記憶部221は、ファームウェアプログラム221a、パッチDB221b、受信情報管理テーブル221cおよび判定テーブル221dを記憶する。
ファームウェアプログラム221aは、アクセス制御部220、情報通知部222、情報受信部223およびパッチ選択部224の処理を実現するプログラムファイルである。
パッチDB221bには、ストレージ装置200とサーバ装置100との間において動作が確認されたパッチの名称および版数およびパッチのファイルが登録される。例えば、パッチDB221bには、ストレージシステムに搭載可能な全ての機種のストレージ装置200のファームウェアに対し、動作が確認されたサーバ装置100用のOSのパッチの名称や版数などが登録される。パッチDB221bは、管理者によって予め記憶部221に格納される情報である。
受信情報管理テーブル221cには、サーバ装置100から通知されたサーバ装置100で稼働するOSの種別や版数およびパッチの適用状況とサーバ装置100に接続されているストレージ装置200a〜200cの機種などが登録される。受信情報管理テーブル221cは、情報通知部222がサーバ装置100から受信した情報が登録される。
判定テーブル221dには、パッチDB221bと受信情報管理テーブル221cに基づきパッチ選択部224がパッチの適用の要否を判定した情報が登録される。
次に、本実施の形態のストレージシステムにおける処理手順について、シーケンス図を用いて説明する。以下の説明では、サーバ装置100aにパッチをインストールする場合について記載するが、サーバ装置100bに対するパッチのインストールも同様の手順で実行可能である。
図7は、サーバ装置に対するパッチのインストール処理の例を示すシーケンス図である。
まず、サーバ装置100aに対する管理者の起動操作やOS110の稼動中にデバイスの認識(例えば、ストレージ装置200のディスカバリ)を実行した際に、サーバ装置100aがストレージ装置200a〜200cから情報を収集する処理を実行する。
[ステップS11]サーバ装置100aの情報収集部112aは、ストレージ装置200a〜200cのCM210a〜210cからストレージ機種、ファームウェア版数、パッチDB221bの更新日時を収集する。
情報収集部112aは、収集した情報とマスタ情報テーブル111bに登録された情報とを比較し、パッチDB221bの更新日付が新しい方の情報をマスタ情報テーブル111bに残す。なお、マスタ情報テーブル111bは初期において空のテーブルである。マスタ情報テーブル111bが空のテーブルである場合、情報収集部112aは、最初にCM210から収集した情報をマスタ情報テーブル111bに登録する。
また、情報収集部112aは、収集した全てのストレージ機種とファームウェア版数とをストレージ情報テーブル111cに登録する。
ここで、マスタ情報テーブル111bについて図8を用いて説明する。図8は、マスタ情報テーブルの例を示す図である。
マスタ情報テーブル111bは、マスタストレージを決定するために使用されるテーブルである。マスタ情報テーブル111bは、記憶部111に格納される。マスタ情報テーブル111bは、ストレージ機種、ファームウェア版数、パッチDB更新日付の項目を含む。
ストレージ機種の項目には、CM210が搭載されたストレージ装置200の機種が登録される。ファームウェア版数の項目には、CM210にインストールされているファームウェアプログラム221aの版数が登録される。パッチDB更新日付には、CM210が保持しているパッチDB221bの更新日付が登録される。
マスタ情報テーブル111bには最終的に、各ストレージ装置200から送信されたストレージ機種、ファームウェア版数およびパッチDB更新日付の組のうち、パッチ更新日付が最新のものが登録される。以下の説明では、ストレージ装置200aのCM210aから取得したパッチDB更新日付が最新の情報であったものとする。この場合、マスタ情報テーブル111bには、図8に示すように、ストレージ機種がA、ファームウェア版数がA−2、パッチDB更新日付が2016/1/22というCM210aから取得した情報が登録されたものとする。
ここで、ストレージ情報テーブル111cについて図9を用いて説明する。図9は、ストレージ情報テーブルの例を示す図である。
ストレージ情報テーブル111cは、記憶部111に格納される。ストレージ情報テーブル111cは、ストレージ機種、ファームウェア版数の項目を含む。ストレージ機種およびファームウェア版数の項目は、マスタ情報テーブル111bの項目と同様であるが、ストレージ情報テーブル111cにおいてはサーバ装置100が認識して情報を取得した全てのストレージ装置200に関する情報が登録される。
例えば、情報収集部112aは、CM210aの情報通知部222から送信されたストレージ機種Aおよびストレージファームウェア版数A−2をストレージ情報テーブル111cに登録する。また、情報収集部112aは、CM210bの情報通知部222から送信されたストレージ機種Bおよびストレージのファームウェア版数B−1をストレージ情報テーブル111cに登録する。また、情報収集部112aは、CM210cの情報通知部222から送信されたストレージ機種Cおよびストレージのファームウェア版数C−2をストレージ情報テーブル111cに登録する。
再び、サーバ装置に対するパッチのインストール処理のシーケンスの説明に戻る。
[ステップS12]情報収集部112aは、サーバ装置100aにインストールされているOSプログラム111aについてのOS種別およびOS版数を収集する。情報収集部112aは、収集した情報をOS情報テーブル111dに登録する。
ここで、OS情報テーブル111dについて図10を用いて説明する。図10は、OS情報テーブルの例を示す図である。
OS情報テーブル111dは、記憶部111に格納される。OS情報テーブル111dは、OS種別、OS版数、パッチ版数の項目を含む。OS種別の項目には、サーバ装置100にインストールされているOSプログラム111aの種別が登録される。OS種別とは、例えば、Windows(登録商標)やUNIX(登録商標)などである。OS版数の項目には、OSプログラム111aの版数が登録される。パッチ版数の項目には、OSプログラム111aに適用済みのパッチの版数が登録される。
例えば、OS情報テーブル111dには、OS種別がOS−A、OS版数がR1、パッチ版数がPa−2、Pb−1、Pc−1という情報が登録される。これは、サーバ装置100aのOSプログラム111aの種別がOS−Aであり、OSプログラム111aの版数がR1であり、OSプログラム111aに適用されたパッチの版数がPa−2、Pb−1、Pc−1であることを示す。
再び、サーバ装置に対するパッチのインストール処理のシーケンスの説明に戻る。
[ステップS13]情報通知部112bは、マスタ情報テーブル111bに登録されているストレージ装置200をマスタストレージとして決定する。また、情報通知部112bは、ストレージ情報テーブル111cおよびOS情報テーブル111dの内容をマスタストレージのCM210に通知する。
ここで、情報通知部112bは、マスタ情報テーブル111bに基づき、ストレージ装置200aをマスタストレージとして決定し、情報を通知したものとする。
なお、ステップS11,S12,S13の情報収集通知処理の詳細については、後で図14を用いて説明する。
[ステップS14]CM210aの情報受信部223は、サーバ装置100aの情報通知部112bから受信した情報を受信情報管理テーブル221cに登録する。CM210aのパッチ選択部224は、受信情報管理テーブル221cとパッチDB221bとに基づいて判定テーブル221dを作成し、判定テーブル221dに基づき、サーバ装置100aのOSプログラム111aに適用するパッチを判定する。
ここで、パッチDB221bについて図11を用いて説明する。図11は、パッチDBの例を示す図である。
パッチDB221bは、記憶部221に格納される。パッチDB221bは、OS種別、OS版数、パッチ版数、パッチファイル、ストレージ機種、ファームウェア版数の項目を含む。
OS種別、OS版数、パッチ版数の項目は、OS情報テーブル111dと同様の項目であるが、パッチDB221bにおいてはストレージ装置に対して動作が検証されたOSプログラムに関する情報が登録される。パッチファイルの項目は、パッチ版数の項目で特定されるパッチのプログラムファイルが登録される。パッチファイルの項目は、プログラムファイルの実体であってもよいし、プログラムが格納された場所を示す情報であってもよい。
ストレージの機種の項目は、パッチの動作が検証されたストレージ装置200の機種を示す情報が登録される。ファームウェア版数の項目は、パッチの動作が検証された、ストレージ装置用のファームウェアプログラムの版数が登録される。なお、図11に示すように、ストレージ機種A,B,Cのそれぞれに対して、ファームウェア版数A−1,A−2、ファームウェア版数B−1,B−2、ファームウェア版数C−1,C−2が対応付けられている。これは、ファームウェア版数における「A」、「B」、「C」が、インストール可能なストレージ機種を識別しているとともに、ファームウェアプログラムの種別を識別していることを示す。
例えば、パッチDB221bには、OS種別がOS−A、OS版数がR1、パッチ版数がPd−1、パッチファイルがFile−Pd−1という情報が登録される。また、パッチ版数Pd−1に対応するファームウェア版数C−1の項目には、適用必須を示す丸印「○」が登録されている。これは、C−1で特定されるファームウェアプログラムがストレージ装置200にインストールされている場合、OS−AおよびR1で特定されるサーバ用のOSプログラムに対してパッチファイルFile−Pd−1の適用が必須であることを示す。
また、パッチ版数Pd−1に対応するファームウェア版数A−1の項目には、適用不可を示すバツ印「×」が登録されている。これは、A−1で特定されるファームウェアプログラムがストレージ装置200にインストールされている場合、OS−AおよびR1で特定されるサーバ用のOSプログラムに対してパッチファイルFile−Pd−1の適用が不可であることを示す。適用が不可であるパッチファイルを不適パッチと記載する。
なお、ファームウェア版数の項目が空欄である場合、下記の例外を除いて、パッチファイルが適用不可ではなく、必須でもない(すなわち、適用してもしなくてもよい)ことを示す。
パッチ版数の数字のみが異なるパッチは、同じ機能に関する版数の異なるパッチを示す。数字が新しい方が版数の新しいパッチを示す。例えば、パッチ版数Pa−1,Pa−2は、同じ機能に関するパッチであり、パッチ版数Pa−2の方が版数が新しい。また、同じ機能に関するパッチに関しては、版数の古いパッチに適用必須を示す「○」が登録されている場合、版数の新しい方のパッチを適用することも可能であるものとする。逆に、版数の新しいパッチに適用必須を示す「○」が登録されている場合には、版数の古い方のパッチは適用不可であるものとする。
ここで、受信情報管理テーブル221cについて図12を用いて説明する。図12は、受信情報管理テーブルの例を示す図である。
受信情報管理テーブル221cは、記憶部221に格納される。受信情報管理テーブル221cには、サーバ装置100から送信されたOS情報テーブル111dおよびストレージ情報テーブル111cの内容がそのまま登録される。
ここで、判定テーブル221dについて図13を用いて説明する。図13は、判定テーブルの例を示す図である。
判定テーブル221dは、記憶部221に格納される。判定テーブル221dは、OS種別、OS版数、パッチ版数、サーバの適用状況、ファームウェア版数、適用要否判定の項目を含む。OS種別およびOS版数の項目は、サーバ装置100から送信された受信情報管理テーブル221cの項目と同様であるため説明を省略する。パッチ版数の項目には、受信情報管理テーブル221cのOS種別およびOS版数に対応するパッチ版数をパッチDB221bから抽出したものが登録される。
サーバの適用状況の項目には、サーバ装置100にパッチの適用が済んでいるか否かを示す情報が登録される。具体的には、サーバの適用状況の項目は、受信情報管理テーブル221cに含まれるパッチ版数に対して適用済であることを示す「済」が登録され、含まれないパッチ版数に対して未適用であることを示す「未」が登録される。
ファームウェア版数の項目には、受信情報管理テーブル221cに含まれるファームウェア版数が登録される。ファームウェア版数の項目に登録された情報は、ストレージシステムに現在接続されている各ストレージ装置200にインストールされているファームウェアプログラムの版数を示す。
適用要否判定の項目には、パッチ版数で特定されるパッチについてサーバ装置100に対する適用の要否を示す情報を登録する。例えば、適用要否判定の項目には、パッチ版数で示されるパッチについてサーバ装置100に適用を要する場合に「要」が登録され、適用を要しない場合に「否」が登録される。
再び、サーバ装置に対するパッチのインストール処理のシーケンスの説明に戻る。
なお、ステップS14の判定テーブル221dの作成処理の詳細については、後で図15および図16を用いて説明する。また、ステップS14の判定テーブル221dに基づくパッチの適用要否判定処理については、後で図17および図18を用いて説明する。
[ステップS15]パッチ選択部224は、判定テーブル221dで判定した結果に基づき、適用が必要なパッチファイルをサーバ装置100に送信し、送信したパッチファイルによるOSプログラム111aの更新を指示する。
図13に示した判定テーブル221dの登録情報に基づく場合、パッチ選択部224は、サーバ装置100aに対してパッチ版数Pb−2を適用する必要があると判定する。パッチ選択部224は、適用するパッチファイルFile−Pb−2をパッチDB221bから取得し、サーバ装置100aに送信する。
なお、ステップS15の処理の詳細については、後で図17を用いて説明する。
[ステップS16]サーバ装置100aのパッチ適用部112cは、CM210aから送信されたパッチファイルをサーバ装置100aにインストールして、OSプログラム111aを更新する。
なお、ステップS16の処理の詳細については、後で図19を用いて説明する。
次に、サーバ装置100における情報収集通知処理について説明する。
図14は、情報収集通知処理の例を示すフローチャートである。図14の処理は、サーバ装置100に対する管理者の入力操作に応じて、サーバ装置100がストレージ装置200を認識することで開始される。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS21]サーバ装置100の情報収集部112aは、ストレージ装置200を1台認識する。
[ステップS22]情報収集部112aは、認識したストレージ装置200のCM210からストレージ機種、ファームウェア版数を取得する。認識されたストレージ装置200のCM210では、情報通知部222によってストレージ機種とファームウェア版数とが送信される。
[ステップS23]情報収集部112aは、ステップS22で取得した情報をストレージ情報テーブル111cに登録する。
[ステップS24]情報収集部112aは、認識したストレージ装置200が保持するパッチDB221bの更新日付を認識したストレージ装置200から取得する。認識されたストレージ装置200のCM210では、情報通知部222によってパッチDB221bの更新日付が送信される。
[ステップS25]情報収集部112aは、マスタ情報テーブル111bに現在登録されているパッチDB更新日付とステップS24で取得した更新日付とを比較する。情報収集部112aは、取得した更新日付がマスタ情報テーブル111bのパッチDB更新日付よりも新しい場合、または、マスタ情報テーブル111bに情報が未登録の場合、処理をステップS26に進める。情報収集部112aは、取得した更新日付がマスタ情報テーブル111bのパッチDB更新日付よりも古い場合、処理をステップS27に進める。
[ステップS26]情報収集部112aは、マスタ情報テーブル111bの情報を更新する。具体的には、情報収集部112aは、ステップS22で取得したストレージ機種およびファームウェア版数と、ステップS24で取得した更新日付とを、マスタ情報テーブル111bに上書きして登録する。
[ステップS27]情報収集部112aは、未だ情報を取得していない他のストレージ装置200の認識処理を実行し、他のストレージ装置200を認識できたか否かを判定する。
情報収集部112aは、他のストレージ装置200を認識できた場合、処理をステップS22に進める。この場合、認識された他のストレージ装置200についてステップS22以降の処理が実行される。一方、情報収集部112aは、他のストレージ装置200を認識できなかった場合、処理をステップS28に進める。
[ステップS28]情報収集部112aは、サーバ装置100にインストールされているOSプログラム111aについてのOS種別およびOS版数と、このOSプログラム111aに適用済みのパッチについてのパッチ版数とを取得する。情報収集部112aは、取得した情報をOS情報テーブル111dに登録する。
[ステップS29]情報通知部112bは、マスタ情報テーブル111bに登録されたストレージ装置200をマスタストレージとして選択し、マスタストレージにストレージ情報テーブル111cとOS情報テーブル111dを送信する。この処理では結果的に、更新日付が最新のパッチDB221bを保持しているストレージ装置200が、マスタストレージとして選択される。
次に、マスタストレージとして選択されたストレージ装置200における判定テーブル作成処理について、図15および図16を用いて説明する。
図15は、判定テーブル作成処理の例を示すフローチャート(その1)である。図16は、判定テーブル作成処理の例を示すフローチャート(その2)である。図15および図16の処理は、ストレージ装置200がストレージ情報テーブル111cとOS情報テーブル111dをサーバ装置100から受信することで開始される。以下、図15および図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
なお、判定テーブル作成処理は、判定テーブル221dに含まれるOS種別、OS版数、パッチ版数、サーバの適用状況、ストレージのファームウェア版数が登録される処理である。判定テーブル221dに含まれる適用要否判定が登録される処理については、後で図17および図18を用いて説明する。
[ステップS41]ストレージ装置200の情報受信部223は、ストレージ情報テーブル111cとOS情報テーブル111dをサーバ装置100から受信する。
[ステップS42]ストレージ装置200の情報受信部223は、ストレージ情報テーブル111cとOS情報テーブル111dの内容を受信情報管理テーブル221cに登録する。
[ステップS43]ストレージ装置200のパッチ選択部224は、受信情報管理テーブル221cからファームウェア版数を取得する。
[ステップS44]パッチ選択部224は、判定テーブル221dのファームウェア版数の項目として、ステップS43で取得した各ファームウェア版数を示す項目を登録する。
[ステップS45]パッチ選択部224は、受信情報管理テーブル221cからOS種別およびOS版数を取得する。
[ステップS46]パッチ選択部224は、記憶部221からパッチDB221bを読み出し、ステップS45で取得したOS種別およびOS版数に該当する情報がパッチDB221bに存在するか否かを判定する。
パッチ選択部224は、パッチDB221bに取得したOS種別およびOS版数が存在しない場合、処理をステップS47に進める。一方、パッチ選択部224は、パッチDB221bに取得したOS種別およびOS版数が存在する場合、処理をステップS48に進める。
[ステップS47]パッチ選択部224は、サポート対象外のOS種別およびOS版数である旨をサーバ装置100に通知し、判定テーブル作成処理を終了する。
[ステップS48]パッチ選択部224は、該当するOS種別およびOS版数に対応付けられた先頭のパッチ版数をパッチDB221bから取得する。
例えば、該当するOS種別がOS−A、該当するOS版数がR1であるとする。この場合、パッチ選択部224は、パッチDB221bにおいてOS種別OS−A、OS版数R1に含まれるパッチ版数Pa−2からPd−1(図11参照)のうち、先頭のパッチ版数Pa−2を取得する。
[ステップS49]パッチ選択部224は、受信情報管理テーブル221cにステップS48でパッチDB221bから取得したパッチ版数が存在するか否かを判定する。パッチ選択部224は、受信情報管理テーブル221cに該当するパッチ版数が存在しない場合、処理をステップS50に進める。一方、パッチ選択部224は、受信情報管理テーブル221cに該当するパッチ版数が存在する場合、処理をステップS51に進める。
[ステップS50]パッチ選択部224は、判定テーブル221dの該当するパッチ版数に対応するサーバの適用状況に「未」を登録する。
[ステップS51]パッチ選択部224は、判定テーブル221dの該当するパッチ版数に対応するサーバの適用状況に「済」を登録する。
[ステップS52]パッチ選択部224は、パッチDB221bに基づいて、判定テーブル221dの該当するパッチ版数に対応する各ファームウェア版数の項目に、パッチの適用可否を示す情報を登録する。パッチDB221bにおいて、該当するパッチ版数と該当するファームウェア版数とに対応付けて適応必須を示す「○」または適用不可を示す「×」が登録されている場合、判定テーブル221dの該当項目にも同じ情報(「○」または「×」)が登録される。
[ステップS53]パッチ選択部224は、パッチDB221bにおいて該当するOS種別およびOS版数に対応付けられたパッチ版数の中から、次のパッチ版数を取得する。
パッチ選択部224は、該当するOS版数に対応する次のエントリが存在していてそのエントリからパッチ版数を取得できた場合、処理をステップS49に進める。一方、パッチ選択部224は、該当するOS版数に対応する最後のエントリまでチェック済みであり、次のエントリのパッチ版数を取得できない場合、判定テーブル作成処理を終了する。
次に、マスタストレージとして選択されたストレージ装置200におけるパッチ適用要否判定処理について、図17および図18を用いて説明する。
図17は、パッチ適用要否判定処理の例を示すフローチャート(その1)である。図18は、パッチ適用要否判定処理の例を示すフローチャート(その2)である。図17および図18の処理は、ストレージ装置200が判定テーブル作成処理を終了したことで開始される。以下、図17および図18に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS61]ストレージ装置200のパッチ選択部224は、記憶部221から判定テーブル221dを取得する。
[ステップS62]パッチ選択部224は、判定対象とするパッチ版数のエントリを取得する。以下の説明では、判定対象とするパッチ版数を対象パッチ版数と記載する。パッチ選択部224は、判定テーブル221dに登録されたパッチ版数のうち先頭のパッチ版数から順に対象パッチ版数として判定対象にする。
[ステップS63]パッチ選択部224は、対象パッチ版数に対応するサーバの適用状況を判定する。パッチ選択部224は、対象パッチ版数に対応するサーバの適用状況が「未」である場合、処理をステップS64に進める。パッチ選択部224は、対象パッチ版数に対応するサーバの適用状況が「済」である場合、処理をステップS67に進める。
[ステップS64]パッチ選択部224は、対象パッチ版数に対応する、各ファームウェア版数について適用可否を示す情報の中に、適用不可を示す情報「×」が存在するか否かを判定する。パッチ選択部224は、適用不可を示す情報「×」が存在する場合、処理をステップS65に進める。パッチ選択部224は、適用不可を示す情報「×」が存在しない場合、処理をステップS73に進める。
[ステップS65]パッチ選択部224は、対象パッチ版数に対応する、各ファームウェア版数について適用可否を示す情報の中に、適用必須を示す情報「○」が存在するか否かを判定する。パッチ選択部224は、適用必須を示す情報「○」が存在する場合、処理をステップS66に進める。パッチ選択部224は、適用必須を示す情報「○」が存在しない場合、処理をステップS68に進める。
[ステップS66]パッチ選択部224は、サーバ装置100に接続不可の通知と完了コード「2」を送信し、パッチ適用要否判定処理を終了する。
ここで、ステップS65,S66の順に処理が実行されるケースとは、対象パッチ版数について、適用必須であるストレージ装置と適用不可であるストレージ装置とが存在しており、ストレージ装置間でパッチ適用可否の不整合が発生しているケースである。パッチ選択部224は、判定テーブル221dに基づいてこのようなケースを自動的に判別し、動作異常が発生しないようにパッチ適用処理を中断するとともに、完了コード「2」の送信によってサーバ装置100に警告することができる。
[ステップS67]パッチ選択部224は、対象パッチ版数に対応する、各ファームウェア版数について適用可否を示す情報の中に、適用不可を示す情報「×」が存在するか否かを判定する。パッチ選択部224は、適用不可を示す情報「×」が存在する場合、処理をステップS66に進める。パッチ選択部224は、適用不可を示す情報「×」が存在しない場合、処理をステップS68に進める。
ここで、ステップS67,S66の順に処理が実行されるケースとは、少なくとも1つのストレージ装置について適用不可であるパッチが、サーバ装置100にすでに適用されてしまっているケースである。パッチ選択部224は、判定テーブル221dに基づいてこのようなケースを自動的に判別し、動作異常が発生しないようにパッチ適用処理を中断するとともに、完了コード「2」の送信によってサーバ装置100に警告することができる。
[ステップS68]パッチ選択部224は、対象パッチ版数に対応する適用要否判定の項目に「否」を登録する。
[ステップS69]パッチ選択部224は、判定テーブル221dにおいて対象パッチ版数の次のパッチ版数が存在するか否かを判定する。パッチ選択部224は、次のパッチ版数が存在する場合、処理をステップS62に進める。パッチ選択部224は、次のパッチ版数が存在しない場合、処理をステップS70に進める。後者の場合、判定テーブル221d内の全てのパッチ版数に対応する適用要否判定の項目に、「要」または「否」が登録されている状態となる。
[ステップS70]パッチ選択部224は、判定テーブル221dの適用要否判定に「要」が存在するか否かを判定する。パッチ選択部224は、判定テーブル221dの適用要否判定に「要」が存在しない場合、処理をステップS71に進める。パッチ選択部224は、判定テーブル221dの適用要否判定に「要」が存在する場合、処理をステップS72に進める。
[ステップS71]パッチ選択部224は、サーバ装置100に適用すべきパッチがないことを示す完了コード「0」を送信し、パッチ適用要否判定処理を終了する。
[ステップS72]パッチ選択部224は、サーバ装置100に、パッチの適用を指示する完了コード「4」と適用すべきパッチファイルとを送信し、パッチ適用要否判定処理を終了する。この処理では、パッチ選択部224は、判定テーブル221dにおいて適用要否判定「要」が付されたパッチ版数で特定されるパッチファイルをパッチDB221bから取得し、サーバ装置100に送信する。
[ステップS73]パッチ選択部224は、対象パッチ版数よりも新しい版数のパッチ版数についてサーバの適用状況を判定する。対象パッチ版数より新しい版数のパッチ版数とは、対象パッチ版数が示すパッチと同じ機能に関するパッチのうち、より版数の新しいパッチのパッチ版数である。これは、パッチ版数の数字のみが対象パッチ版数より新しいものを指す。例えば、対象パッチ版数がPa−1の場合、パッチ版数Pa−2がパッチ版数Pa−1より新しい版数に該当する。
パッチ選択部224は、このようなパッチ版数が判定テーブル221dに存在しない場合は、無条件に処理をステップS74に進める。一方、パッチ選択部224は、このようなパッチ版数が判定テーブル221dに存在する場合、そのパッチ版数についてのサーバの適用状況に応じて次のような処理を実行する。パッチ選択部224は、サーバの適用状況が「済」である場合、言い換えると、対象パッチ版数よりも新しい版数のパッチがサーバ装置100に適用されている場合、処理をステップS68に進める。パッチ選択部224は、サーバの適用状況が「未」である場合、言い換えると、対象パッチ版数よりも新しい版数のパッチがサーバ装置100に適用されていない場合、処理をステップS74に進める。
[ステップS74]パッチ選択部224は、対象パッチ版数よりも新しい版数のパッチ版数について適用要否判定が「要」であるか「否」であるかを判定する。パッチ選択部224は、適用要否判定が「要」である場合、処理をステップS68に進める。このケースでは、対象パッチ版数についての適用要否判定がステップS68で「否」と登録されるが、これは、新しい版数のパッチ版数を対象パッチ版数としたときの処理であらためて適用要否判定が行われるからである。一方、パッチ選択部224は、適用要否判定が「否」である場合、処理をステップS75に進める。なお、パッチ選択部224は、新しい版数のパッチ版数が判定テーブル221dに存在しない場合にも、処理をステップS75に進める。
[ステップS75]パッチ選択部224は、対象パッチ版数に対応する、各ファームウェア版数について適用可否を示す情報の中に、適用必須を示す情報「○」が存在するか否かを判定する。パッチ選択部224は、適用必須を示す情報「○」が存在する場合、処理をステップS76に進める。パッチ選択部224は、適用必須を示す情報「○」が存在しない場合、処理をステップS68に進める。
[ステップS76]パッチ選択部224は、対象パッチ版数に対応する適用要否判定の項目に「要」を登録し、処理をステップS69に進める。
以上の図17、図18の処理によれば、サーバ装置100にインストールされたOSプログラム111aの種別および版数と、ストレージ装置200a〜200cにインストールされたファームウェアプログラム221aの種別および版数との組み合わせに基づき、サーバ装置100に適用すべきパッチと適用してはいけないパッチとが判定される。そして、適用すべきパッチがサーバ装置100に適用されていない場合、完了コード「4」と適用すべきパッチファイルとがサーバ装置100に送信される。また、適用すべきパッチが特に存在しない場合や、適用すべきパッチがサーバ装置100にすでに適用済みの場合には、完了コード「0」がサーバ装置100に送信され、適用すべきパッチがないことが通知される。また、適用してはいけないパッチがある場合や、ストレージ装置間で適用すべきパッチと適用してはいけないパッチとの不整合がある場合には、パッチ適用処理が中断されるとともに、完了コード「2」の送信によってサーバ装置100に警告が発せられる。
このように、適用が必要なパッチが自動的に判定されてサーバ装置100への適用が指示されることで、人手を介さずに、サーバ装置100に対して必要なパッチを正確に適用させることができる。また、動作異常を防止するための措置が自動的に実行されることにより、ストレージシステムの運用中の異常の発生を未然に防止することができる。
次に、サーバ装置100におけるパッチインストール判定処理について説明する。
図19は、パッチインストール判定処理の例を示すフローチャートである。図19の処理は、サーバ装置100がマスタストレージとして選択したストレージ装置200からパッチ適用要否判定と完了コードを受信したことで開始される。以下、図19に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS81]サーバ装置100のパッチ適用部112cは、ストレージ装置200から完了コードを受信する。また、パッチ適用部112cは、パッチ完了コードの内容によってはパッチファイルも受信する。
[ステップS82]パッチ適用部112cは、完了コードを判定する。パッチ適用部112cは、完了コードが「0」である場合、パッチインストール判定処理を終了する。なお、パッチ適用部112cは、完了コードが「0」である場合、適用すべきパッチがないことを示す情報を表示装置104aに表示してもよい。パッチ適用部112cは、完了コードが「2」である場合、処理をステップS83に進める。パッチ適用部112cは、完了コードが「4」である場合、処理をステップS84に進める。
[ステップS83]パッチ適用部112cは、サーバ装置100の現状のOS環境ではストレージ装置200との接続が不可である旨のメッセージを表示装置104aに表示し、パッチインストール判定処理を終了する。
なお、パッチ適用部112cは、接続が不可である旨のメッセージとともに、OS種別、OS版数、パッチ版数、ストレージのファームウェア版数などを表示装置104aに表示してもよい。
[ステップS84]パッチ適用部112cは、ストレージ装置から受信したパッチファイルをサーバ装置100にインストールしてOSプログラム111aを更新し、パッチインストール判定処理を終了する。
なお、パッチ適用部112cは、ストレージ装置から受信したパッチファイルのファイル名およびパッチファイルをインストールする旨のメッセージを表示装置104aに表示してもよい。
このように、ストレージシステムにおいて、サーバ装置で稼働するプログラムとストレージ装置で稼働するプログラムとの組み合わせに応じて、サーバ装置に対して適用するパッチを決定できる。
また、上記の各実施の形態に示した装置(例えば、情報処理装置10,20、サーバ装置100a,100b、ストレージ装置200a〜200c)の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、各装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供され、そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
以上の第1〜第2の実施の形態を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置からの要求に応じて処理を実行する第2の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
前記第1の情報処理装置は、
前記第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報を、前記第2の情報処理装置に通知する通知部、
を有し、
前記第2の情報処理装置は、
前記第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する記憶部と、
前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、通知された前記第1の識別情報と、前記第2の情報処理装置にインストールされている第2のプログラムを識別する第2の識別情報との組み合わせに対応する特定パッチを特定し、前記特定パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる更新制御部と、
を有する情報処理システム。
(付記2) 前記通知部は、前記第1のプログラムに適用済みのパッチを識別するパッチ識別情報を前記第2の情報処理装置に通知し、
前記更新制御部は、前記パッチ識別情報に基づいて、前記特定パッチの中から前記第1のプログラムに未適用の未適用パッチを判別し、前記未適用パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる、
付記1記載の情報処理システム。
(付記3) 前記第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置からの要求に応じて記憶装置に対するアクセスを制御するストレージ制御装置である、
付記1または2記載の情報処理システム。
(付記4) 第1の情報処理装置と、複数の第2の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
前記第1の情報処理装置は、
前記複数の第2の情報処理装置のそれぞれにインストールされている第2のプログラムをそれぞれ識別する複数の第2の識別情報を、前記複数の第2の情報処理装置から収集する収集部と、
前記第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報と、前記複数の第2の識別情報とを、前記複数の第2の情報処理装置の中から選択された第3の情報処理装置に通知する通知部と、
を有し、
前記複数の第2の情報処理装置の少なくとも1つは、
前記第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記複数の第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する記憶部と、
前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、前記第1の識別情報と前記複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせに対応する特定パッチを特定し、前記特定パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる更新制御部と、
を有する情報処理システム。
(付記5) 前記通知部は、前記第1のプログラムに適用済みのパッチを識別するパッチ識別情報を前記第3の情報処理装置に通知し、
前記更新制御部は、前記パッチ識別情報に基づいて、前記特定パッチの中から前記第1のプログラムに未適用の未適用パッチを判別し、前記未適用パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる、
付記4記載の情報処理システム。
(付記6) 前記プログラム対応情報には、前記第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記複数の第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせの少なくとも1つに対して、インストールが適用不可である不適パッチが登録され、
前記更新制御部は、前記プログラム対応情報において、前記第1の識別情報と前記複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせの少なくとも1つに対して前記不適パッチが登録されており、前記パッチ識別情報が示すパッチの中に前記不適パッチが含まれている場合には、前記第1のプログラムの更新制御を停止して警告情報を出力する、
付記5記載の情報処理システム。
(付記7) 前記更新制御部は、前記プログラム対応情報において、前記第1の識別情報と前記複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせに対して、前記特定パッチと前記不適パッチの両方が登録されている場合、前記第1のプログラムの更新制御を停止して警告情報を出力する、
付記6記載の情報処理システム。
(付記8) 前記記憶部および前記更新制御部は、前記複数の第2の情報処理装置のそれぞれに備えられ、
前記収集部は、前記複数の第2の情報処理装置のそれぞれから、記憶されている前記プログラム対応情報の更新日を収集し、
前記通知部は、前記複数の第2の情報処理装置のうち、収集された前記更新日が最も新しい情報処理装置を前記第3の情報処理装置として選択する、
付記4乃至7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記9) 前記第1の識別情報、前記複数の第2の識別情報のそれぞれ、および、前記プログラム対応情報に登録された識別情報のそれぞれは、プログラムの種別および版数を識別する情報である、
付記4乃至8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記10) 前記複数の第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置からの要求に応じて処理を実行する装置である、
付記4乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記11) 前記複数の第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置からの要求に応じて記憶装置に対するアクセスを制御するストレージ制御装置である、
付記4乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記12) 他の情報処理装置からの要求に応じて処理を実行する情報処理装置において、
前記他の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記他の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する記憶部と、
前記他の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報を前記他の情報処理装置から受信し、前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、受信した前記第1の識別情報と、前記情報処理装置にインストールされている第2のプログラムを識別する第2の識別情報との組み合わせに対応する特定パッチを特定し、前記特定パッチを前記他の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる更新制御部と、
を有する情報処理装置。
(付記13) 第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、複数の第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する記憶部と、
前記第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報と、前記複数の第2の情報処理装置のそれぞれにインストールされている第2のプログラムをそれぞれ識別する複数の第2の識別情報とを、前記第1の情報処理装置から受信し、前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、前記第1の識別情報と前記複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせに対応する特定パッチを特定し、前記特定パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる更新制御部と、
を有する更新制御装置。
(付記14) 他の情報処理装置からの要求に応じて処理を実行するコンピュータに、
前記他の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報を前記他の情報処理装置から受信し、
前記他の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記他の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を参照して、前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、受信した前記第1の識別情報と、前記情報処理装置にインストールされている第2のプログラムを識別する第2の識別情報との組み合わせに対応する特定パッチを特定し、
前記特定パッチを前記他の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる、
処理を実行させる更新制御プログラム。
(付記15) コンピュータに、
第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報と、複数の第2の情報処理装置のそれぞれにインストールされている第2のプログラムをそれぞれ識別する複数の第2の識別情報とを、前記第1の情報処理装置から受信し、
前記第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記複数の第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を参照して、前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、前記第1の識別情報と前記複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせに対応する特定パッチを特定し、
前記特定パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる、
処理を実行させる更新制御プログラム。
10,20 情報処理装置
11 処理要求部
11a 第1のプログラム
12 通知部
21 処理実行部
21a 第2のプログラム
22 記憶部
22a プログラム対応情報
23 更新制御部
P1,P2 パッチ
X1,X2,Y1,Y2 識別情報

Claims (10)

  1. 第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置からの要求に応じて処理を実行する第2の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報を、前記第2の情報処理装置に通知する通知部、
    を有し、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する記憶部と、
    前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、通知された前記第1の識別情報と、前記第2の情報処理装置にインストールされている第2のプログラムを識別する第2の識別情報との組み合わせに対応する特定パッチを特定し、前記特定パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる更新制御部と、
    を有する情報処理システム。
  2. 前記通知部は、前記第1のプログラムに適用済みのパッチを識別するパッチ識別情報を前記第2の情報処理装置に通知し、
    前記更新制御部は、前記パッチ識別情報に基づいて、前記特定パッチの中から前記第1のプログラムに未適用の未適用パッチを判別し、前記未適用パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる、
    請求項1記載の情報処理システム。
  3. 第1の情報処理装置と、複数の第2の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記複数の第2の情報処理装置のそれぞれにインストールされている第2のプログラムをそれぞれ識別する複数の第2の識別情報を、前記複数の第2の情報処理装置から収集する収集部と、
    前記第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報と、前記複数の第2の識別情報とを、前記複数の第2の情報処理装置の中から選択された第3の情報処理装置に通知する通知部と、
    を有し、
    前記複数の第2の情報処理装置の少なくとも1つは、
    前記第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記複数の第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する記憶部と、
    前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、前記第1の識別情報と前記複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせに対応する特定パッチを特定し、前記特定パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる更新制御部と、
    を有する情報処理システム。
  4. 前記通知部は、前記第1のプログラムに適用済みのパッチを識別するパッチ識別情報を前記第3の情報処理装置に通知し、
    前記更新制御部は、前記パッチ識別情報に基づいて、前記特定パッチの中から前記第1のプログラムに未適用の未適用パッチを判別し、前記未適用パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる、
    請求項3記載の情報処理システム。
  5. 前記プログラム対応情報には、前記第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記複数の第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせの少なくとも1つに対して、インストールが適用不可である不適パッチが登録され、
    前記更新制御部は、前記プログラム対応情報において、前記第1の識別情報と前記複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせの少なくとも1つに対して前記不適パッチが登録されており、前記パッチ識別情報が示すパッチの中に前記不適パッチが含まれている場合には、前記第1のプログラムの更新制御を停止して警告情報を出力する、
    請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記記憶部および前記更新制御部は、前記複数の第2の情報処理装置のそれぞれに備えられ、
    前記収集部は、前記複数の第2の情報処理装置のそれぞれから、記憶されている前記プログラム対応情報の更新日を収集し、
    前記通知部は、前記複数の第2の情報処理装置のうち、収集された前記更新日が最も新しい情報処理装置を前記第3の情報処理装置として選択する、
    請求項3乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 他の情報処理装置からの要求に応じて処理を実行する情報処理装置において、
    前記他の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記他の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する記憶部と、
    前記他の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報を前記他の情報処理装置から受信し、前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、受信した前記第1の識別情報と、前記情報処理装置にインストールされている第2のプログラムを識別する第2の識別情報との組み合わせに対応する特定パッチを特定し、前記特定パッチを前記他の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる更新制御部と、
    を有する情報処理装置。
  8. 第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、複数の第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を記憶する記憶部と、
    前記第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報と、前記複数の第2の情報処理装置のそれぞれにインストールされている第2のプログラムをそれぞれ識別する複数の第2の識別情報とを、前記第1の情報処理装置から受信し、前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、前記第1の識別情報と前記複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせに対応する特定パッチを特定し、前記特定パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる更新制御部と、
    を有する更新制御装置。
  9. 他の情報処理装置からの要求に応じて処理を実行するコンピュータに、
    前記他の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報を前記他の情報処理装置から受信し、
    前記他の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記他の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を参照して、前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、受信した前記第1の識別情報と、前記情報処理装置にインストールされている第2のプログラムを識別する第2の識別情報との組み合わせに対応する特定パッチを特定し、
    前記特定パッチを前記他の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる、
    処理を実行させる更新制御プログラム。
  10. コンピュータに、
    第1の情報処理装置にインストールされている第1のプログラムを識別する第1の識別情報と、複数の第2の情報処理装置のそれぞれにインストールされている第2のプログラムをそれぞれ識別する複数の第2の識別情報とを、前記第1の情報処理装置から受信し、
    前記第1の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報と、前記複数の第2の情報処理装置用の複数のプログラムをそれぞれ識別する識別情報との組み合わせごとに、前記第1の情報処理装置にインストールすべきパッチが登録されたプログラム対応情報を参照して、前記プログラム対応情報に登録されたパッチの中から、前記第1の識別情報と前記複数の第2の識別情報のそれぞれとの組み合わせに対応する特定パッチを特定し、
    前記特定パッチを前記第1の情報処理装置に送信して前記第1のプログラムを更新させる、
    処理を実行させる更新制御プログラム。
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