JP2006301188A - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 環境によらず現像剤の逐次残量検知を精度良く行うことを目的とする画像形成装置およびプロセスカートリッジの提供。
【解決手段】 使用環境ごとに対応したPAFをもち、逐次残量検知の際は使用環境に応じたPAFを用いて残量検知を行うことを特徴とする画像形成装置およびプロセスカートリッジ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には、電子写真方式を用いた画像形成装置およびプロセスカートリッジに関するものであり、特に、画像形成装置本体に搭載された記憶手段を用いて、プロセスカートリッジ、カートリッジ化された現像装置などとされる、装置本体に装着可能なカートリッジ内の現像剤の量を検知して報知することのできる画像形成装置、カートリッジ及び画像形成システムに関する。
従来、電子写真複写機やレーザービームプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置は、画像情報に対応した光を電子写真感光体に照射して潜像を形成し、この潜像に現像手段を用いて現像剤を供給して顕像化し、更に感光体から記録媒体へ画像を転写することで記録媒体上に画像を形成している。現像手段には現像剤収納容器が連結しており、画像を形成することで現像剤は消費されていく。
このような画像形成装置において、電子写真感光体、現像剤などの消耗品の交換、メンテナンスの簡便性を図る目的で、電子写真感光体と、電子写真感光体に作用するプロセス手段としての現像手段、帯電手段、クリーニング手段、更には現像剤収納容器や廃現像剤容器などを図16のようにプロセスカートリッジとして一体化し、画像形成装置本体に対して着脱可能とするプロセスカートリッジ方式がある。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
このカートリッジ方式の画像形成装置では、使用者は、例えば現像剤が無くなった時点でカートリッジを交換することで、再び画像を形成することができる。そのため、このような画像形成装置は、現像剤が消費された場合にそれを検知し、使用者に報知する手段、即ち、現像剤量検出装置を備えていることがある。
現像剤量検出装置は、カートリッジ内に画像形成に供することができる現像剤がどれくらい残っているかを随時知ることを可能とするために、現像剤残量レベルを検知できる現像剤残量検知手段をカートリッジ又は画像形成装置本体に備えている。特に、現像剤が無くなったことを使用者に報知するだけではなく、現像剤の量を逐次に検知して報知することができれば、使用者の利便性を更に向上することができる。
この現像剤残量検知手段として、少なくとも一対の入力側及び出力側電極を備え、両電極間の静電容量を測定することによって現像剤量を検出する静電容量測定方式がある。その一方式として、プレートアンテナ方式が知られている。このプレートアンテナ方式は、例えば、現像手段が備える現像剤担持体に交流バイアスを印加する現像方式を採用する場合において、電極となる板金を現像剤担持体に対向する箇所に設けて、この板金と現像剤担持体との間、及びこれら板金と板金との間の静電容量が、絶縁性トナーなどの現像剤量に応じて変化することを利用したものである。
即ち、この板金と現像剤担持体との間、若しくは板金と板金との間の空間が現像剤で埋まっていれば、その間の静電容量は大きくなり、現像剤が減るにつれて両者の間の空間を空気が占める率が増え、静電容量は小さくなっていく。従って、この板金と現像剤担持体との間の静電容量、或いは板金間の静電容量と現像剤量の関係を予め求めておけば、静電容量を測定することによって現像剤量レベルを検知することができる。
上述のプレートアンテナ方式による現像剤残量検知手段の場合、現像剤担持体と電極である板金との間の静電容量、又は電極である板金間の静電容量は、それぞれの位置関係によって左右され、それぞれの間に現像剤が無い場合でも、両者の間が近ければ静電容量の絶対値は大きくなり、両者の間が遠ければ小さくなる。
プロセスカートリッジは製造上、板金の間が広いものや、狭いものといった個体差が生じることは避けられない。
このため、特許文献1のように現像剤残量検知手段が現像剤量の最大、つまり静電容量が最大を検出したときの出力値を記憶装置に記憶し、その値を用いて現像剤残量のレベル検知を行うことで個々のカートリッジに則した正確な現像剤残量検知を行うことが提案されている。
特開2002−99185号公報
残量検知の出力値は現像剤容器内に2枚以上配置されたプレートアンテナ間の静電容量の測定値とリファレンスコンデンサの静電容量値とを比較し、電圧値に変換して出力されたものである。残量検知の出力値の推移は検知回路構成によってプレートアンテナ間の静電容量値が小さくなるほど出力電圧が小さくなるものや、静電容量値が小さくなるほど出力電圧値が大きくなるものができる。
図2(a)に静電容量が小さくなるほど出力電圧が大きくなる回路を用いて現像剤の残量と出力電圧の推移を測定した結果を示す。
静電容量が最大を示す出力電圧値(現像剤が十分残っている状態)を保持しておくことで、静電容量が変化したときの出力電圧値(現像剤が少なくなった状態)と保持した値との変化量を検知し、変化量が所定の変化量を超えたときにユーザーに現像剤の残量が残りわずかであることを通知する(この通知を以降「トナーOUT表示」と称する)。
このような方法によって個々のカートリッジ差をなくした現像剤残量レベル検知が行える。
しかしながら、上述のような残量検知方法を行った場合でも実際に現像装置内に残っている現像剤量が一致しないことがある。
それは、温度や湿度といった環境がプロセスカートリッジの使用途中に変化したときである。
たとえば、高温高湿環境で使用した場合と低温低湿環境で使用した場合の残量検知の出力値推移を考える。
ここで一つの例として静電容量が小さくなるほど検出電圧値が大きくなる検知回路を用いた画像形成装置における現像剤の残量と残量検知の出力値との関係を図2(b)にしめす。図2(b)は同一構成のプロセスカートリッジを用いて温度32.5℃/湿度80%の高温高湿環境および温度15.0℃/湿度10%の低温低湿環境におけるトナー残量と残量検知出力値の関係を測定したものである。
図2(b)のようにカートリッジ内の現像剤量が等しい場合でも、高温高湿環境下では現像剤が吸湿し、誘電率が高くなるため低温低湿環境に比べて静電容量が大きくなり残量検知出力値は小さくなる。
例えば現像剤が十分に残っているときに高温多湿環境であり、現像剤が残り少なくなり静電容量値が変化する領域で低温低湿環境に変化した場合は、上述した従来の検知方法では静電容量が変化する領域では使用環境が低温低湿環境であるにもかかわらず、高温多湿環境で得られた静電容量が最大の出力値からの出力値の変化量から残量検知を行ってしまうため残量検知の精度が悪化してしまう。
したがって、プロセスカートリッジの使用環境が途中で変化すると残量検知の精度が悪化して以下のような不具合が生じる可能性があるため、正確な情報をユーザーに知らせるというユーザビリティの面からも更なる改善が望まれる。
1)プロセスカートリッジの使用環境が低温低湿環境から高温高湿環境に変わった場合、トナーOUT表示を行う前に白抜け画像が発生する。
2)プロセスカートリッジの使用環境が高温高湿環境から低温低湿環境に変わった場合、トナーOUT表示から白抜け画像が発生するまでの期間が長い。
そこで、本発明の目的は上記課題を解決しプロセスカートリッジの使用途中で環境が変化した場合も現像剤残量検知を精度良く行う画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することである。
上記目的を達成するために本出願に係わる第1の発明は、
現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有したプロセスカートリッジを着脱可能とし、静電容量の変化によって現像剤の逐次残量検知を行う画像形成装置において、
使用環境を区別する手段を備え、前記不揮発性記憶手段には前記使用環境の複数の水準の記憶領域をもち、使用環境区別手段により検知された使用環境水準に対応する環境水準の記憶領域に、静電容量検出値を書き込み、更新できるようになっており、静電容量が減少する前の期間では環境水準の記憶領域に静電容量が最大を示す値を書き込み、更新して記憶し、
静電容量値が減少する期間で現像剤量の逐次残量検知を行う際には、前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値は更新しないようにし、そのときの使用環境の水準に応じて前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値を選択し、その時に検出された静電容量検出値との差に基づいて前記現像剤収容部内の現像剤量を逐次検知する画像形成装置であることを特徴とする。
上記構成によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第2の発明は、
現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有したプロセスカートリッジを着脱可能とし、静電容量の変化によって現像剤の逐次残量検知を行う画像形成装置において、
使用環境を区別する手段を備え、前記不揮発性記憶手段には前記使用環境の複数の水準の記憶領域をもち、使用環境区別手段により検出された使用環境水準に対応する環境水準の記憶領域に、静電容量検出値を書き込み、更新できるようになっており、静電容量が減少する前の期間では環境水準の記憶領域に静電容量が最大を示す値を書き込み、更新して記憶し、
静電容量値が減少する期間で現像剤量の逐次残量検知を行う際には、前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値は更新しないようにし、そのときの使用環境の水準に応じて前記不揮発性記憶手段に保持されている静電容量値が最大を示す値、あるいはその時に使用環境を区別する手段によって検知された環境水準に最も近い環境水準の記憶領域に保持されている静電容量値が最大を示す値を選択し、その時に検出された静電容量検出値との差に基づいて前記現像剤収容部内の現像剤量を逐次検知する画像形成装置であることを特徴とする。
上記構成によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第3の発明は、
現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有したプロセスカートリッジを着脱可能とし、静電容量の変化によって現像剤の逐次残量検知を行う画像形成装置において、
使用環境を区別する手段を備え、前記不揮発性記憶手段には前記使用環境の複数の水準の記憶領域をもち、使用環境区別手段により検出された使用環境水準に対応する環境水準の記憶領域に、静電容量検出値を書き込み、更新できるようになっており、静電容量が減少する前の期間では環境水準の記憶領域に静電容量が最大を示す値を書き込み、更新して記憶し、
静電容量値が減少する期間で現像剤量の逐次残量検知を行う際には、前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値は更新しないようにし、そのときの使用環境の水準に応じた前記不揮発性記憶手段に保持されている静電容量値が最大を示す値、あるいはその時に使用環境を区別する手段によって判断された環境水準とは異なる環境水準の記憶領域に保持されている静電容量値が最大を示す値から算出されたその時の使用環境に対応する静電容量値が最大を示す値を選択し、その時に検出された静電容量検出値との差に基づいて前記現像剤収容部内の現像剤量を逐次検知する画像形成装置であることを特徴とする。
上記構成によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第4の発明は、
前記使用環境を区別する手段は、
温湿度センサである第1〜第3の発明に記載の画像形成装置であることを特徴とする。
上記構成によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第5の発明は、
前記使用環境を区別する手段は、
転写ローラの抵抗値を利用して得られる情報とする第1〜第3の発明に記載の画像形成装置であることを特徴とする。
上記構成によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第6の発明は、
現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有し、
前記不揮発性記憶手段には使用環境の複数の水準の記憶領域をもった第1〜第5の発明に記載の画像形成装置本体に着脱自在としたプロセスカートリッジであることを特徴とする。
上記構成によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
本発明に係わる第1の発明によれば、
現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有したプロセスカートリッジを着脱可能とし、静電容量の変化によって現像剤の逐次残量検知を行う画像形成装置において、
使用環境を区別する手段を備え、前記不揮発性記憶手段には前記使用環境の複数の水準の記憶領域をもち、使用環境区別手段により検知された使用環境水準に対応する環境水準の記憶領域に、静電容量検出値を書き込み、更新できるようになっており、静電容量が減少する前の期間では環境水準の記憶領域に静電容量が最大を示す値を書き込み、更新して記憶し、
静電容量値が減少する期間で現像剤量の逐次残量検知を行う際には、前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値は更新しないようにし、そのときの使用環境の水準に応じて前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値を選択し、その時に検出された静電容量検出値との差に基づいて前記現像剤収容部内の現像剤量を逐次検知することを特徴とする画像形成装置によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第2の発明によれば、
現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有したプロセスカートリッジを着脱可能とし、静電容量の変化によって現像剤の逐次残量検知を行う画像形成装置において、
使用環境を区別する手段を備え、前記不揮発性記憶手段には前記使用環境の複数の水準の記憶領域をもち、使用環境区別手段により検出された使用環境水準に対応する環境水準の記憶領域に、静電容量検出値を書き込み、更新できるようになっており、静電容量が減少する前の期間では環境水準の記憶領域に静電容量が最大を示す値を書き込み、更新して記憶し、
静電容量値が減少する期間で現像剤量の逐次残量検知を行う際には、前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値は更新しないようにし、そのときの使用環境の水準に応じて前記不揮発性記憶手段に保持されている静電容量値が最大を示す値、あるいはその時に使用環境を区別する手段によって検知された環境水準に最も近い環境水準の記憶領域に保持されている静電容量値が最大を示す値を選択し、その時に検出された静電容量検出値との差に基づいて前記現像剤収容部内の現像剤量を逐次検知することを特徴とする画像形成装置によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第3の発明によれば、
現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有したプロセスカートリッジを着脱可能とし、静電容量の変化によって現像剤の逐次残量検知を行う画像形成装置において、
使用環境を区別する手段を備え、前記不揮発性記憶手段には前記使用環境の複数の水準の記憶領域をもち、使用環境区別手段により検出された使用環境水準に対応する環境水準の記憶領域に、静電容量検出値を書き込み、更新できるようになっており、静電容量が減少する前の期間では環境水準の記憶領域に静電容量が最大を示す値を書き込み、更新して記憶し、
静電容量値が減少する期間で現像剤量の逐次残量検知を行う際には、前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値は更新しないようにし、そのときの使用環境の水準に応じた前記不揮発性記憶手段に保持されている静電容量値が最大を示す値、あるいはその時に使用環境を区別する手段によって判断された環境水準とは異なる環境水準の記憶領域に保持されている静電容量値が最大を示す値から算出されたその時の使用環境に対応する静電容量値が最大を示す値を選択し、その時に検出された静電容量検出値との差に基づいて前記現像剤収容部内の現像剤量を逐次検知することを特徴とする画像形成装置によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第4の発明によれば、
前記使用環境を区別する手段は、
温湿度センサであることを特徴とする第1〜第3の発明に記載の画像形成装置によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第5の発明によれば、
前記使用環境を区別する手段は、
転写ローラの抵抗値を利用して得られる情報であることを特徴とする第1〜第3の発明に記載の画像形成装置によって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
第6の発明によれば、
現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有し、
前記不揮発性記憶手段には使用環境の複数の水準の記憶領域をもった第1〜第5の発明に記載の画像形成装置本体に着脱自在としたことを特徴とするプロセスカートリッジによって、使用環境の変化によらず安定したトナー逐次残量検知を行うことができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
(第1の実施例)
図3を参照して、本発明に従って構成されるプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形成装置の一実施例について説明する。
プロセスカートリッジBは、図3に示すように、現像剤を収納する現像剤収納容器4を有する現像剤枠体11と、現像ローラ5a及び現像ブレード5cなどを保持する現像枠体12とを溶着して一体として現像ユニット(現像装置)Cを形成し、更にこの現像ユニットCに、感光体ドラム1、クリーニングブレード7a及び廃現像剤容器7bなどのクリーニング手段及び帯電ローラ2を取り付けたクリーニング枠体13を一体に結合することによってカートリッジ化されている。
このプロセスカートリッジBは、図4のようにユーザーによって画像形成装置本体に対して着脱可能に装着される。
画像形成装置Aは、現像装置C内の現像剤Tの消費に従ってその残量を逐次検知する。
ここで本実施例の現像剤残量検知手段について詳細を述べる。
本実施例では、現像剤残量検知手段30としてプレートアンテナを有している。図5に示すように、本実施例では、プレートアンテナとして、現像ローラ5aに対向する位置の長手方向全域にわたって設けられた出力板金32と、出力板金32と略同等の長手長さを有し、出力板金32と対向するように設けられた入力板金31を備えている。
プレートアンテナとしての電極対を構成する入力板金31及び出力板金32は、基本的に電流を流すことのできる材料であれば特に限定することなく使用することができる。本実施例では、板金31、32の材料としてSUSを使用している。
本実施例では、現像ローラ5aと入力板金31とは、プロセスカートリッジBが画像形成装置本体Aに装着された状態で、画像形成装置本体Aに設けられた電圧印加手段としての現像バイアス印加手段(不図示)に電気的に接続される。
そして、現像バイアスである1700Vpp、2600Hzの交流バイアスと−450Vの直流バイアスの重畳バイアスが現像ローラ5a及び入力板金31に印加されると、現像ローラ5aと現像ローラ5aに対向した出力板金32との間、及び入力板金31と出力板金32との間で交流電流が流れ、電流測定装置33によって両者の合成電流値が計測される。
こうして、電流測定装置33によって測定された電流値から、現像ローラ5aと出力板金32との間、及び入力板金31と出力板金32との間の静電容量に基づく合成の静電容量が計測される。
このように、プレートアンテナである入力板金31と出力板金32とを現像装置C内に配設し、現像装置C内の現像剤Tの減少に伴って、入力板金31と出力板金32との間、現像ローラ5aと出力板金32との間の静電容量を観測することで、随時現像剤収納容器4内の現像剤量を知ることができる。
図6にプロセスカートリッジ内の現像剤量を検知するための回路構成を示す。
現像剤量は、現像バイアス印加手段としての現像バイアス回路から所定のACバイアスを出力すると、その印加バイアスは、リファレンスコンデンサC1と、現像ローラ5aと、入力板金32とにそれぞれ印加される。これによって、リファレンス用コンデンサC1の両端には電圧V1が発生し、出力板金31側には静電容量(C2+C3)に応じた電流が発生する。この電流を電圧V2に変換する。
電流測定装置の検出回路は入力されるリファレンス用コンデンサC1の両端に発生する電圧V1と電極対間電圧V2の電圧差から電圧V3を生成し、AD変換部に出力する。AD変換部はアナログ電圧V3をデジタル変換した結果を制御部23に出力する。制御部23は、このデジタル値に変換された電圧値Vからプロセスカートリッジ内の現像剤量を求める。
以上のように現像剤残量検出手段30によって、検出された静電容量値は画像形成装置本体の制御部にて電圧に変換され、使用環境が変化しない場合図7のような電圧値Vで出力されている。
次に本実施例の記憶手段について述べる。
本発明では、図3および図4に示すように、プロセスカートリッジBに記憶手段Mが配設される。本実施例では、プロセスカートリッジBには、廃現像剤容器7bの上側面部に、記憶手段Mとして接触式の読み書き可能なメモリを使用した。
本発明に使用される記憶手段Mとしては、不揮発性メモリ、揮発性メモリとバックアップ電池を組み合わせたものなど、通常の半導体による電子的なメモリを特に制限なく使用することができる。
次に、本実施例における記憶手段(以下、メモリともいう)Mの制御構成を説明する。
図3に示すように、プロセスカートリッジB側には、メモリMが配置されており、画像形成装置本体Aに設けられた制御部は、現像剤残量検知部、及び現像剤残量と表示残量の相関テーブルなどを有している。
メモリM内にプロセスカートリッジの現像剤収納容器4内に現像剤が十分に充填されている状態の検出電圧値の最小値(以後「PAF(プレート・アンテナ・フル)」と呼び、PAFとする)情報、現像剤残量Y%値情報などが格納されている。
PAFの値は、画像形成装置が稼働中に検出電圧値Vが最小(静電容量は最大値)を示すと、随時更新されていく。
本実施例の特徴は記憶手段MにPAFの値を保持する領域が温度28℃/湿度70%を超える使用環境の場合と、温度28℃/湿度70%以下の使用環境の場合との2つあることである。そして温度28℃/湿度70%を超える使用環境のPAF値をPAF(H/H)、温度28℃/湿度70%以下の使用環境のPAF値をPAF(L/L)とした。
使用環境を検知する手段は特に定めるものではないが、本実施例では温湿度センサを使用した。
次に現像剤の残量検知について述べる。
現像剤残量の演算は制御部23にあらかじめ保持されている表1に示す変化量の割合と表示残量の関係を示す相関テーブルにより行う。
残量検知は残量30%以下を2%刻みで行い、白抜け画像が発生するポイントをトナー残量0%としてトナー残量2%を検知した際にユーザーに対してトナーの残りがわずかであることを通知する「トナーOUT」表示を行うものとした。
具体的に述べる。
制御部ではPAF値からトナーOUT表示を行う検出電圧値(以後「PAE(プレート・アンテナ・エンプティ)」と呼び、PAEとする)が下記式〔1〕により算出される。
PAE=a×PAF+b‥‥‥式〔1〕
式中にある定数a、bは実験データの蓄積により求められる値である。本実施例ではa=1.57、b=−0.11とした。
次に、そのときの残量検知出力値VのPAF値からの変化量の割合Zを以下の式〔2〕によって求める。
変化量の割合Z=(残量検知出力値V−PAF)/(PAE−PAF)‥‥式〔2〕
そして、式〔2〕で求めた変化の割合Zと表1に示す相関テーブルから変化の割合を超える対応する残量を表示する。
たとえば検出出力値V=1.86V、PAF値=1.50Vの場合は上記式〔1〕、式〔2〕から変化の割合は0.48となるので表1の相関テーブルから残量10%を表示する。
そして、温湿度センサによる使用環境の検知結果に応じて現像剤残量の演算に使用するPAFの値をPAF(H/H)またはPAF(L/L)のどちらかを選択する構成とした。
ここで図1のフローチャートを用いて制御の流れを説明する。
現像剤残量の検出電圧Vの測定と温湿度センサによるプロセスカートリッジの使用環境の判断を行う(ステップ1)。
記憶手段MにPAFの値が記憶されていない場合は、検出電圧Vを使用環境とともにPAFとして記憶手段に保持する(ステップ2)。
PAFが記憶されている場合は検出電圧Vと使用環境に対応するPAFの値を比較し検出電圧値V<PAFならばPAFを更新する(ステップ3)。
出力値>PAFならば変化量の割合とあらかじめ設定された相関テーブルとを比較し、現像剤の適正な残量を求める(ステップ4)。
次に本実施例の構成の画像形成装置を用いて印字テストを行った。
印字テスト条件
使用カートリッジ;現像剤充填量350g
テスト条件:印字率4%画像、連続プリント
本実施例では気温32.5℃/湿度80%の高温多湿環境(以降「H/H環境」を称する)と温度15.0℃/湿度10%の低温低湿環境(以降「L/L環境」と称する)とを可変可能な環境試験室を使用して行った。温湿度センサの測定値が温度28℃かつ湿度70%を上回った場合にH/H環境と判断する設定とした。
評価〔1〕
H/H環境でテスト開始、3000枚印字後にL/L環境に変更。
評価〔2〕
L/L環境でテスト開始、2000枚印字後にH/H環境に変更、さらに4000枚印字後にL/L環境に変更。
比較のために従来の記憶手段に保持するPAFの値が環境によらず一つのみの場合も同時にテストした。
評価〔1〕の場合、検出電圧値の推移は図8のようになった。
使用環境が途中でL/L環境になったことにより出力値が大きくなっている。
残量表示の結果は図9のようになった。
ここで、評価結果の説明を図10を用いて述べる。図10には図8の横軸をパーセント表示に換算したものを示す。パーセント表示への換算は白抜け画像が発生した現像剤量を0%とした。従来の方法の場合、環境がL/L環境に変化してもH/H環境でのPAF(H/H)値=1.46Vが記憶手段に保持されており、この値を用いて残量の計算を行っている。
例えば10%表示のポイントを考える。
表1から残量10%表示を行うときの変化量の割合Zは0.46である。
従来の構成の場合、変化の割合Z=0.46とPAF(H/H)=1.46Vを上記式〔1〕,〔2〕に代入して表示残量が10%になるときの出力電圧Vを求めるとV=1.81Vとなる。
ここで図10において出力電圧V=1.81Vのときの実際の残量は13%であり表示残量とズレが生じている。
一方、本実施例の構成では変化の割合Z=0.46とPAF(L/L)=1.53Vから同様にして表示残量10%になるときの出力電圧Vを求めるとV=1.90Vとなる。
図10において出力電圧V=1.90Vのときの実際の残量は10%であり表示残量とよく一致している。
従って、図9のように従来の構成では残量30%以下の残量検知表示の結果は実際の残量と3%〜6%のズレを生じているが、本実施例の構成にすることで実際の残量とのズレは0〜2%で精度良く検知できた。
評価〔2〕の場合は、検出電圧値の推移は図11のようになった。
この場合も従来の方式ではH/H環境で保持されたPAFの値がトナー残量の計算に使用される。このため、L/L環境で使用された残量30%以下の残量検知表示の結果は実際の残量に対して4〜5%だけ実際の残量とのズレを生じた。
本実施例の場合はL/L環境に応じた適正なPAF(L/L)の値(1.53V)を用いて残量30%以下の残量の計算を行っているため実際の残量と0〜2%の少ないズレで検知できた。
以上、述べたように記憶手段に記憶するPAFの値を使用環境ごとに各々保持し使用環境に対応したPAFを使って現像剤の残量を算出することによって、プロセスカートリッジの使用環境が途中で変化しても精度よく残量検知を行うことができた。
(第2の実施例)
本実施例の特徴は、環境に関する情報は転写ローラの抵抗値を利用して得られることを特徴とする。
転写バイアスVtの制御はATVC方式を用いるものが知られている。
その方法は非画像形成時に所定の電流Iを印加し、転写ローラの抵抗Rを検知し、抵抗Rに応じた転写バイアスVtを決定するものである。
そこで、本実施例では転写ローラの抵抗値RがH/H環境では低く、L/L環境では高くなることを用いて環境検知を行う。
本実施例で使用する画像形成装置はプロセススピード147.6mm/sec、転写ローラは常温常湿環境(温度25.0℃/湿度60%)で抵抗値RがR=2×10^8〜2.5×10^8Ωの転写ローラを使用した。ATVC制御を行う際に印加する電流I1はI1=6μAとした。
上記転写ローラの抵抗値は環境によって変化し、32.5℃80%のH/H環境で抵抗値1.3×10^8、L/L環境では5.0×10^8であった。
従って、電圧V0の測定値によって使用環境を検知することが可能である。
本実施例の場合V0はおおよそ以下のようになる。
L/L環境のV0=3.0kV
常温常湿のV0=1.2kV
H/H環境のV0=0.78kV
静電容量の値はL/L環境と常温常湿環境ではほぼ同等であり、H/H環境の場合は大きくなる。従って、H/H環境を検知できればよいので、本実施例ではH/H環境を検知するための閾値をV0=1.0kVとし、V0≦1.0kVであればH/H環境と判断する。
次に現像剤残量検知について述べる。
実施例1と同様に記憶手段には使用環境に応じてPAF値を複数保持する。本実施例ではV0の値がV0≧1.0kVの場合とV0≦1.0kVの場合とで2つのPAF値をもつ。
図12のフローチャートを用いて詳細に動作を説明する。
転写ATVCのV0の値からプロセスカートリッジの使用環境を判断する。また、現像剤残量の出力値Vを測定する(ステップ1)。
記憶手段にPAFが記憶されていない場合は、出力値を使用環境とともにPAFとして記憶する(ステップ2)。
PAFが記憶されている場合は出力値とPAFを比較し出力値V<PAFならばPAFを更新する(ステップ3)。
出力値V>PAFならば(出力値―PAF)の値とあらかじめ設定された現像剤残量検知の相関テーブルとを比較し、現像剤の適正な残量をユーザーに知らせる(ステップ4)。
ここで本実施例2の構成を用いた画像形成装置を用いて印字テストを行った。
テスト条件は前記実施例1と同様である。
その結果、実施例1と同様に使用環境が変化しても現像剤がなくなる最後まで精度良く現像剤の残量検知を行うことができた。
以上のように転写ローラの抵抗値の変化を利用して使用環境を検知し、使用環境に応じてPAFの値をそれぞれ記憶手段に保持することによって現像剤がなくなる最後まで精度良く現像剤残量検知を行うことができた。
(第3の実施例)
本実施例では、プロセスカートリッジの初期から所定の期間だけ使用環境が変化することなく同一環境で使用された場合は他の使用環境でのPAF値を演算により求め、記憶手段に保持することを特徴とする。
たとえば図13の場合、図中の点Dのときに使用環境がH/H環境からL/L環境に初めて変化している。この場合、記憶手段にはL/L環境に対応するPAFの値が記憶手段に保持されていないため、点DでのL/L環境の出力値をPAF値として記憶手段に保持してしまい残量検知の検知精度のズレが大きくなってしまう。
そこで、本実施例ではプロセスカートリッジの初期から一定の期間Sの間に使用環境に変化がない場合は他の使用環境でのPAF値を演算によって求め、その値を記憶手段に保持する。
本実施例では所定のプリント枚数Sの間にL/L環境のPAF値=PAF(L/L)が保持されないときは、(H/H環境のPAF+定数α)の値をL/L環境のPAF値=PAF(L/L)として記憶手段に保持する。
ここで、上記定数αの値は使用環境と出力値の関係によりあらかじめ求めた値である。また、所定の期間Sはプロセスカートリッジの使用期間が検知できれば特に定めるものではなく、プリント枚数、使用した日付、ピクセルカウントなどで設定できる。
次に実機によるプリントテストを行った。
テストは前記実施例1および2と同様に現像剤充填量350gのプロセスカートリッジを使用し印字率4%の画像を連続プリントして評価した。
本実施例では定数α=0.08V、プリント枚数S=3000枚とした。
環境の変化の仕方:
H/H環境でプリントテストスタート。→トナー残量が150g程度になったところで環境をL/L環境に変更した。
結果は図14に示すようにH/H環境からL/L環境に環境変化が起きたとき、残量検知の精度が悪化することなく良好に検知を行うことができた。
実際の流れを図15のフローチャートに示す。
使用環境と残量検知の出力値の測定を行う(ステップ1)。
使用環境に対応するPAFの値が記憶手段に保持されているか確認し、PAFの値が保持されていなければPAFの値を保持する(ステップ2)。
PAFの値が既に記憶されていれば測定値Vと大小比較を行い、PAF値を更新、あるいは現像剤の残量の演算を行う(ステップ3)。
次に、所定の期間Sのカウントを確認する(ステップ4)。
所定のプリント枚数S=3000枚を超えていればH/H環境およびL/L環境に対応するPAF値の両方ともが記憶手段に保持されているか確認する(ステップ5)。
記憶手段に保持されているPAFの値が片方の環境のみの場合は、現在の使用環境とは異なる環境のPAF値を演算し、その値を記憶手段に保持する(ステップ6)。
上記のような処理を行うことにより、現像剤が少量になった時点で初めて使用環境が変化した場合でも現像剤残量検知を精度良く行うことができた。
上記のようにPAFの値を使用環境毎にそれぞれ保持することにより、現像剤の残量が少量になった時点で使用環境が初めて変化した場合も精度良く残量検知を行うことができた。
また、上記実施例1〜3では2つの環境水準におけるPAF値をそれぞれ保持するとしたが、表2のように環境水準を更に細かく設け、PAF値をそれぞれの環境水準で保持し逐次残量検知を行う際の環境水準に対応したPAF値を用いて残量検知を行うことにより、更に精度良く逐次残量検知が行える。
本発明を示す実施例1のフローチャート図 残量検知出力値の推移(環境差)を示す図 実施例1を説明する画像形成装置を示す図 記憶手段を備えたプロセスカートリッジを示す図 現像剤残量検知手段を示す斜視図 現像剤残量を検知するための回路構成を示す図 残量検知出力値の推移を示す図 実施例1の評価〔1〕のグラフ 実施例1の評価〔1〕のグラフ 実施例1の評価〔1〕のグラフ 実施例1の評価〔2〕のグラフ 実施例2のフローチャート図 実施例3の出力値推移グラフ 実施例3の評価結果を示す図 実施例3のフローチャート図 従来例の画像形成装置を示す図
符号の説明
A 画像形成装置
B プロセスカートリッジ
C 現像装置
T 現像剤
M 記憶手段(メモリ)
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
4 現像剤収容器
5a 現像ローラ
5c 現像ブレード
7a クリーニングブレード
7b クリーニング容器
11 現像剤枠体
12 現像枠体
13 クリーニング枠体
23 制御部
30 現像剤残量検知手段
31 出力板金
32 入力板金
33 電流測定装置

Claims (6)

  1. 現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有したプロセスカートリッジを着脱可能とし、静電容量の変化によって現像剤の逐次残量検知を行う画像形成装置において、
    使用環境を区別する手段を備え、前記不揮発性記憶手段には前記使用環境の複数の水準の記憶領域をもち、使用環境区別手段により検知された使用環境水準に対応する環境水準の記憶領域に、静電容量検出値を書き込み、更新できるようになっており、静電容量が減少する前の期間では環境水準の記憶領域に静電容量が最大を示す値を書き込み、更新して記憶し、
    静電容量値が減少する期間で現像剤量の逐次残量検知を行う際には、前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値は更新しないようにし、そのときの使用環境の水準に応じて前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値を選択し、その時に検出された静電容量検出値との差に基づいて前記現像剤収容部内の現像剤量を逐次検知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有したプロセスカートリッジを着脱可能とし、静電容量の変化によって現像剤の逐次残量検知を行う画像形成装置において、
    使用環境を区別する手段を備え、前記不揮発性記憶手段には前記使用環境の複数の水準の記憶領域をもち、使用環境区別手段により検出された使用環境水準に対応する環境水準の記憶領域に、静電容量検出値を書き込み、更新できるようになっており、静電容量が減少する前の期間では環境水準の記憶領域に静電容量が最大を示す値を書き込み、更新して記憶し、
    静電容量値が減少する期間で現像剤量の逐次残量検知を行う際には、前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値は更新しないようにし、そのときの使用環境の水準に応じて前記不揮発性記憶手段に保持されている静電容量値が最大を示す値、あるいはその時に使用環境を区別する手段によって検知された環境水準に最も近い環境水準の記憶領域に保持されている静電容量値が最大を示す値を選択し、その時に検出された静電容量検出値との差に基づいて前記現像剤収容部内の現像剤量を逐次検知することを特徴とする画像形成装置。
  3. 現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有したプロセスカートリッジを着脱可能とし、静電容量の変化によって現像剤の逐次残量検知を行う画像形成装置において、
    使用環境を区別する手段を備え、前記不揮発性記憶手段には前記使用環境の複数の水準の記憶領域をもち、使用環境区別手段により検出された使用環境水準に対応する環境水準の記憶領域に、静電容量検出値を書き込み、更新できるようになっており、静電容量が減少する前の期間では環境水準の記憶領域に静電容量が最大を示す値を書き込み、更新して記憶し、
    静電容量値が減少する期間で現像剤量の逐次残量検知を行う際には、前記不揮発性記憶手段に保持された静電容量値が最大を示す値は更新しないようにし、そのときの使用環境の水準に応じた前記不揮発性記憶手段に保持されている静電容量値が最大を示す値、あるいはその時に使用環境を区別する手段によって判断された環境水準とは異なる環境水準の記憶領域に保持されている静電容量値が最大を示す値から算出されたその時の使用環境に対応する静電容量値が最大を示す値を選択し、その時に検出された静電容量検出値との差に基づいて前記現像剤収容部内の現像剤量を逐次検知することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記使用環境を区別する手段は、
    温湿度センサであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記使用環境を区別する手段は、
    転写ローラの抵抗値を利用して得られる情報であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 現像剤収容部と、現像剤容器内に備えられ現像剤の残量に応じた静電容量を測定するための現像剤残量検知手段と、不揮発性の記憶手段とを有し、
    前記不揮発性記憶手段には使用環境の複数の水準の記憶領域をもった請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置本体に着脱自在としたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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