JP2005309145A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 攪拌部材を備えた現像装置においても、攪拌部材の影響を受けることなく、正確なトナー残量を検出することの出来る画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像バイアスを印加する現像スリーブと、トナー残量検知電極間の静電容量の変化を検知して、トナー残量を検知する画像形成装置において、攪拌部材によってトナーが攪拌される周期Aで検知される電圧値が上下する。画像形成期間Bは攪拌周期Aよりも短いため、Bのタイミングによって検出される電圧値もばらつきを生じる。この場合に、Bよりも短い区間Dの平均値を検出し、それを攪拌周期Aよりも長い区間Cの間繰り返す。その中で得られた平均値の内、最小を示すものを検出電圧値として採用し、この値に基づいてトナー残量を算出することで、正確なトナー残量検知を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特にレーザービームプリンタ等の電子写真方式による電子写真画像形成装置に関するものである。
ホストコンピュータから送られる画像信号に基づいて画像を形成する画像形成装置には、電子写真方式、インクジェット方式、感熱方式等様々な方式の装置がある。これらの中で電子写真方式の画像形成装置は、高速、高画質、静粛性等の利点から近年大いに普及している。
<画像形成プロセスについて>
図16は、従来の電子写真方式を利用した画像形成装置の一例を示す構成概略図である。
この画像形成装置111は、プロセスカートリッジ110を着脱自在として備えている。感光ドラム101を矢印方向(時計方向)に回転駆動し、その表面を帯電バイアスが印加された帯電ローラ102で均一に帯電した後、レーザー露光装置103によって入力画像信号に応じた画像露光Lを行い、静電潜像を形成する。この静電潜像は、トナー104aを表面に薄層担持した現像装置105の現像スリーブ106によりトナー像104bとして現像される。感光ドラム101上に形成されたトナー像104bは、感光ドラム101と転写ローラ107間の転写ニップ部Nに搬送される用紙などの転写材Pに、転写バイアスが印加された転写ローラ107によって転写される。
即ち、転写ニップ部Nにて感光ドラム101に接する転写ローラ107には、トナーと逆極性の転写バイアスが印加され、転写材Pのトナー像が形成されていない背面側からトナーと逆極性の電荷が付与されることにより、感光ドラム101上のトナー像104bが転写材P表面に転写される。
転写材Pは転写されたトナー像104cを保持し定着装置108に搬送され、この定着装置108でトナー像を転写材P表面に熱定着した後、外部に排出される。また、上記転写後に感光ドラム101上に残留している転写残トナー104dは、クリーニングブレード109で除去されて回収される。これら一連の画像形成プロセスの内、感光ドラム101、帯電ローラ102、現像装置105、現像スリーブ106、クリーニングブレード109を一体的に包含してプロセスカートリッジ110としている。
このようなレーザー露光方式による画像形成装置111は、外部情報処理機器(不図示)から送られた画像データに基づいてレーザーON/OFF信号を生成し、これによって半導体レーザーダイオードを駆動して発光させることで画像露光Lを行い、入力した画像データに対応したレーザー露光によって静電潜像を形成し画像形成を行っている。
<プロセスカートリッジについて>
電子写真方式の画像形成装置の各構成部品は、画像形成を行う度に磨耗若しくは消耗していく為、一定量の画像形成を行った後にメンテナンスを行う必要がある。特にトナーは画像形成によって消費されていく為交換の必要性が生じてくる。
そこで、これら消耗品の交換を出来るだけ容易に行う為に、感光ドラムユニットとトナーカートリッジを独立に交換可能に構成した方式や、前述のように感光ドラム、帯電ローラ、現像装置、現像スリーブ、クリーニングブレード等をコンパクトに一体化したプロセスカートリッジ方式を採る場合が多い。前者は主に複写機等で用いられており、感光ドラムが寿命に達した場合は感光ドラムユニットのみ、トナーが無くなった場合はトナーカートリッジのみ交換する。各々の寿命は各寿命検知手段によって画像形成装置の表示パネル等によって警告を発するなどしてユーザーに知らしめる。
一方、後者のプロセスカートリッジ方式では、トナーが無くなった場合にプロセスカートリッジごと交換する為、扱いが容易であるという長所を有する。又、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行うことが出来る為操作性を格段に向上することが可能となる。近年、レーザービームプリンタをはじめとする小型の画像形成装置を中心に広く普及している。
このようなプロセスカートリッジではトナーの枯渇による画像不良発生を防ぐ為、何らかの手段によってトナー残量に関する情報を検知し、その結果を画像形成装置、若しくは接続しているホストコンピュータ等に報知し、ユーザーに知らしめることが多い。
<トナー残量検知について>
トナー残量の検知手段としては各種の方式があり、ピエゾ素子やフォトカプラによって、複数のトナー残量レベルを検出する方法(下記特許文献1)や、トナーを収容するトナー容器内部を透過する光量を検知する光学方式(下記特許文献2)、画像形成装置内またはプロセスカートリッジ内に配設された板金状の電極部材と、トナーを感光体上の現像部へと搬送する現像剤担持体の間の静電容量を測定することにより、トナーの量を逐次に検出する方法(下記特許文献3)が提案されている。
このような現像剤残量検出装置によって検出したトナー量は、ユーザーが認識出来るように表示手段に表示する。ユーザーはこれを確認し、トナーの残量が少ない為次のプロセスカートリッジを用意すべきか否か、又は多量のプリントをするがトナー残量は十分か、等を認識する事が出来、プリント作業を効率良く行え、プロセスカートリッジを有効に使うことが出来るのである。
上述の方法のうちでも、電極部材間の静電容量を測定することによってトナーの残量を検出する方法は、付加する回路が比較的簡単であり精度的にも高い為、広くプロセスカートリッジに用いられている。この方法を用いた場合にはトナー残量検知として、出力側となる電極たる板金を現像スリーブに対向する箇所に、入力側となる電極たる板金を出力側電極板金に対向する箇所等に設け、それぞれをコンデンサの電極として用い、静電容量がトナー量に応じて変化する事を利用している。即ち、この板金と現像スリーブで構成されたコンデンサ間の空間がトナーで埋まっていれば静電容量は大きくなり、トナー量の減少と共に上記空間に空気の占める割合が多くなり静電容量が小さくなることを利用するものである。
図17は、上述の静電容量によってトナー残量を検知する方式を用いた現像装置の概略断面図であり、106は像担持体たる現像スリーブ、113は現像容器105内のトナーを攪拌する為の攪拌部材、112は像担持体上のトナーを規制するための現像ブレード、114はトナー残量を検知する為の静電容量検知部材としての検知電極である。この場合、現像スリーブに印加される現像バイアスを静電容量の検知電圧として用いており、画像形成期間中にトナー残量を検知する。
攪拌部材113は図17中の破線で示した軌跡に沿って矢印の方向に回転運動をする。攪拌部材としてシート状の部材を用いた場合、回転運動に伴ってトナーは攪拌、搬送される。その為、攪拌部材の回転周期で現像スリーブ106と検知電極114との間の静電容量が変化し、攪拌部材の位置によって検知されるトナー量が変化してしまうことがあった。
これを防止する為、攪拌部材の位置を検知する位置検知手段を有し、トナー残量検知に影響を与えない位置である時に検知を行う方法(下記特許文献4)や、記録媒体1枚に対する画像形成期間中に、少なくとも攪拌部材が1周期以上の周回運動をする場合に、出力のピーク値に基づいてトナー残量を検知する方法(下記特許文献5)が開示されている。
特開昭61−176962号公報 特許第2606886号公報 特開2000−206774号公報 特開平8−248759号公報 特開平9−211961号公報
しかしながら、上記従来技術では記録媒体1枚に対する画像形成期間中に攪拌部材が1周期以上の運動を行えば良いが、記録媒体1枚に対する画像形成期間中よりも攪拌部材の1周期の方が長い場合には対応できず、検出した信号が大きくばらついてしまうことがあった。
特に、攪拌部材がシート状部材等の搬送力の強い部材で構成されている場合、攪拌部材の動きに応じてトナーも大きく動く。従って、検知したトナー残量が攪拌部材の周期によって大きく振れ、トナー残量検知を行う記録媒体1枚に対する画像形成期間中に攪拌部材が動いた位置によって検出した信号にばらつきが生じてしまう。図18に示したように、トナー残量出力値は攪拌周期Aと同じ周期的な変化をする。画像形成期間Bは攪拌周期Aよりも小さい為、1回目のトナー残量検出区間B1での検出値と2回目のトナー残量検出区間B2の検出値は大きく異なってしまう。これは、記録媒体1枚に対する画像形成期間と、攪拌部材1周期の時間の差が大きいほど顕著なものとなる。
そのため、実際のトナー残量に応じない静電容量値を検知してしまい、十分なトナー残量があるにもかかわらずトナー少量の表示がなされたり、反対に、画像に影響を及ぼす程度にトナーが消費されていてもトナー少量表示がなされないといったことが起きる可能性があった。
又、攪拌部材の位置を検知する位置検知手段を設ける場合は、装置が複雑、大型化してしまい好ましくない。
画像形成装置、プロセスカートリッジは高速化、長寿命化、大容量化が進んでおり、現像容器内のトナーへの負荷を小さくするためにも、攪拌部材を速く回転させることが困難となってきている。そのため、記録媒体1枚に対する画像形成期間と、攪拌部材1周期の時間の差が大きいことが多く起こり得る。
本発明は係る問題点に鑑みて為されたものであり、装置の複雑化及びコスト面での不具合を生じることなく、現像容器内の現像剤残量を攪拌部材の影響を極力排除し、精度よく検出できる画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明に於いては、以下の構成を有する。
(1)現像剤収容部と、前記現像剤を静電潜像に現像する為の現像剤担持体と、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部内の現像剤残量に応じた信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、
を有するプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置において、
前記現像剤残量検知手段は、画像形成期間中に印加される前記現像剤を静電潜像に現像する為のバイアスによって、少なくとも2つの電極間の現像剤残量に応じた静電容量を測定することによって得られる信号を出力し、
前記攪拌手段の1周期は記録媒体1枚に対する画像形成期間よりも長く、
前記現像剤残量検知手段は、前記攪拌手段1周期と、記録媒体1枚に対する画像形成期間よりも短い区間での検出信号を平均化し、前記攪拌手段1周期よりも長い期間の間平均化を複数回繰り返し、平均化された複数の前記信号の中で、前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知すること、
を特徴とする画像形成装置。
(2)複数の異なるサイズの記録媒体に画像形成を行うことが可能で、用いる記録媒体の内、最大サイズの記録媒体の画像形成期間よりも前記攪拌手段の1周期の方が長いこと、
を特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記攪拌手段は回転軸を中心に回転するシート状の部材であること、
を特徴とする前記(1)又は(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記現像剤残量検知手段の前記電極の内、一方が現像剤担持体であること、
を特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)前記現像剤残量検知手段は、所定の期間内で検出された信号の内、現像剤残量が最大と検知した時の出力からの、前記現像剤残量検知手段の出力の変化量に基づいて現像剤残量を検知すること、
を特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記プロセスカートリッジは記憶手段を有し、前記記憶手段は読み込み、書き込み可能な不揮発性メモリ、又は電源を備えた揮発性メモリであること、
を特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)前記記憶手段は、現像剤の最大を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値と、過去の現像剤残量の内、最小を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値を記憶すること、
を特徴とする前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の画像形成装置。
(8)現像剤収容部と、前記現像剤を静電潜像に現像する為の現像剤担持体と、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部内の現像剤残量に応じた信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、
を有するプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置において、
前記現像剤残量検知手段は、画像形成期間中に印加される前記現像剤を静電潜像に現像する為のバイアスによって、少なくとも2つの電極間の現像剤残量に応じた静電容量を測定することによって得られる信号を出力し、
前記攪拌手段の1周期は記録媒体1枚に対する画像形成期間よりも長く、
前記現像剤残量検知手段は、前記攪拌手段1周期よりも長い期間の間所定のタイミングで検出信号を検知し、前記信号の中で前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知すること、
を特徴とする画像形成装置。
(9)複数の異なるサイズの記録媒体に画像形成を行うことが可能で、用いる記録媒体の内、最大サイズの記録媒体の画像形成期間よりも前記攪拌手段の1周期の方が長いこと、
を特徴とする前記(8)に記載の画像形成装置。
(10)前記攪拌手段は回転軸を中心に回転するシート状の部材であること、を特徴とする前記(8)又は(9)に記載の画像形成装置。
(11)前記現像剤残量検知手段の前記電極の内、一方が現像剤担持体であること、
を特徴とする前記(8)乃至(10)のいずれかに記載の画像形成装置。
(12)前記現像剤残量検知手段は、所定の期間内で検出された信号の内、現像剤残量が最大と検知した時の出力からの、前記現像剤残量検知手段の出力の変化量に基づいて現像剤残量を検知すること、
を特徴とする前記(8)乃至(11)のいずれかに記載の画像形成装置。
(13)前記プロセスカートリッジは記憶手段を有し、前記記憶手段は読み込み、書き込み可能な不揮発性メモリ、又は電源を備えた揮発性メモリであること、を特徴とする前記(8)乃至(12)のいずれかに記載の画像形成装置。
(14)前記記憶手段は、現像剤の最大を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値と、過去の現像剤残量の内、最小を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値を記憶すること、
を特徴とする前記(8)乃至(13)のいずれかに記載の画像形成装置。
(15)現像剤収容部と、前記現像剤を静電潜像に現像する為の現像剤担持体と、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部内の現像剤残量に応じた信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、
を有するプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置において、
前記現像剤残量検知手段は、画像形成期間中に印加される前記現像剤を静電潜像に現像する為のバイアスによって、少なくとも2つの電極間の現像剤残量に応じた静電容量を測定することによって得られる信号を出力し、
前記攪拌手段の周期に応じて前記現像剤残量検知手段の出力信号が変化し、変化幅が現像剤残量によって変わり、前記変化幅の大きさに応じて前記出力信号の処理を変えること、
を特徴とする画像形成装置。
(16)前記出力信号の処理は、前記変化幅が所定の値より大きくなった場合に、前記攪拌手段の1周期よりも短い区間で検知された出力信号を平均化し、前記攪拌手段の1周期よりも長い期間平均化を複数回繰り返し、平均化された複数の前記信号の中で、前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知する処理であること、
を特徴とする前記(15)に記載の画像形成装置。
(17)前記出力信号の処理は、前記変化幅が所定の値より大きくなった場合に、前記攪拌手段の1周期よりも長い期間で出力信号を検知し、前記信号の中で前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知する処理であること、
を特徴とする前記(15)に記載の画像形成装置。
(18)複数の異なるサイズの記録媒体に画像形成を行うことが可能で、用いる記録媒体の内、最大サイズの記録媒体の画像形成期間よりも前記攪拌手段の1周期の方が長いこと、
を特徴とする前記(15)乃至(17)のいずれかに記載の画像形成装置。
(19)前記攪拌手段は回転軸を中心に回転するシート状の部材であること、を特徴とする前記(15)乃至(18)のいずれかに記載の画像形成装置。
(20)前記現像剤残量検知手段の前記電極の内、一方が現像剤担持体であること、
を特徴とする前記(15)乃至(19)のいずれかに記載の画像形成装置。
(21)前記現像剤残量検知手段は、所定の期間内で検出された信号の内、現像剤残量が最大と検知した時の出力からの、前記現像剤残量検知手段の出力の変化量に基づいて現像剤残量を検知すること、
を特徴とする前記(15)乃至(20)のいずれかに記載の画像形成装置。
(22)前記プロセスカートリッジは記憶手段を有し、前記記憶手段は読み込み、書き込み可能な不揮発性メモリ、又は電源を備えた揮発性メモリであること、を特徴とする前記(15)乃至(21)のいずれかに記載の画像形成装置。
(23)前記記憶手段は、現像剤の最大を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値と、過去の現像剤残量の内、最小を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値を記憶すること、
を特徴とする前記(15)乃至(22)のいずれかに記載の画像形成装置。
現像剤収容部と、前記現像剤を静電潜像に現像する為の現像剤担持体と、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部内の現像剤残量に応じた信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、を有するプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置において、前記現像剤残量検知手段は、画像形成期間中に印加される前記現像剤を静電潜像に現像する為のバイアスによって、少なくとも2つの電極間の現像剤残量に応じた静電容量を測定することによって得られる信号を出力し、前記攪拌手段の1周期は記録媒体1枚に対する画像形成期間よりも長く、前記現像剤残量検知手段は、前記攪拌手段1周期と、記録媒体1枚に対する画像形成期間よりも短い区間での検出信号を平均化し、前記攪拌手段1周期よりも長い期間の間平均化を複数回繰り返し、平均化された複数の前記信号の中で、前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知するので、検出電圧値は攪拌部材の影響を極力排除することが出来、その電圧値に基づいて精度の良いトナー残量検知を行うことが出来るのである。又、別途攪拌部材位置検知手段等を設けることなく、精度の良いトナー残量検知を行うことが出来るのである。
又、本出願に係る第8の発明によれば、現像剤収容部と、前記現像剤を静電潜像に現像する為の現像剤担持体と、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部内の現像剤残量に応じた信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、を有するプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置において、前記現像剤残量検知手段は、画像形成期間中に印加される前記現像剤を静電潜像に現像する為のバイアスによって、少なくとも2つの電極間の現像剤残量に応じた静電容量を測定することによって得られる信号を出力し、前記攪拌手段の1周期は記録媒体1枚に対する画像形成期間よりも長く、前記現像剤残量検知手段は、前記攪拌手段1周期よりも長い期間の間所定のタイミングで検出信号を検知し、前記信号の中で前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知するので、検出電圧値は攪拌部材の影響を極力排除することが出来、その電圧値に基づいて精度の良いトナー残量検知を行うことが出来るのである。又、別途攪拌部材位置検知手段等を設けることなく、精度の良いトナー残量検知を行うことが出来るのである。
又、本出願に係る第15の発明によれば、現像剤収容部と、前記現像剤を静電潜像に現像する為の現像剤担持体と、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部内の現像剤残量に応じた信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、を有するプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置において、前記現像剤残量検知手段は、画像形成期間中に印加される前記現像剤を静電潜像に現像する為のバイアスによって、少なくとも2つの電極間の現像剤残量に応じた静電容量を測定することによって得られる信号を出力し、前記攪拌手段の周期に応じて前記現像剤残量検知手段の出力信号が変化し、変化幅が現像剤残量によって変わり、前記変化幅の大きさに応じて前記出力信号の処理を変えるので、検出電圧値は攪拌部材の影響を極力排除することが出来、その電圧値に基づいて精度の良いトナー残量検知を行うことが出来るのである。又、別途攪拌部材位置検知手段等を設けることなく、精度の良いトナー残量検知を行うことが出来るのである。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明に於ける第1の実施例について説明する。
<画像形成装置及び画像形成プロセス説明>
図2は本実施例の画像形成装置の概略機構を示す模式断面図である。電子写真技術を利用した画像形成装置12は、像担持体としての感光ドラム1を備えている。感光ドラム1の周囲には感光ドラム1の回転方向に沿って順に、帯電ローラ2、現像装置3、転写ローラ4、クリーニングブレード5が配設されており、帯電ローラ2と現像装置3間の上方には露光装置6が配設されている。感光ドラム1と転写ローラ4間に形成される転写ニップNの転写材搬送方向の下流側には、定着装置7が配設されている。そしてこれらの内、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置3、クリーニングブレード5が一体的に包含され、画像形成装置12本体に着脱自在なプロセスカートリッジ13を形成している。
感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム基体上にOPC感光層を有しており、画像形成装置12側に設けられた駆動手段(不図示)により所定の周速で矢印方向(時計方向)に回転駆動され、その回転過程において接触する帯電ローラ2により負極性の一様な帯電を受ける。帯電手段としての帯電ローラ2は、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって感光ドラム1を所定の極性、電位に均一に帯電する。帯電バイアスとしては帯電ローラ2が十分に放電するAC電圧Vppに、ドラム上暗部電位Vdに相当するDC電圧Vprdcを重畳印加する。帯電バイアスの交流AC成分は、感光ドラム1、帯電ローラ2間に常に一定の電流が流れるような定電流制御を行っている。露光装置6は、入力される画像情報に基づいてレーザー出力部(不図示)から出力し、帯電された感光ドラム1表面を走査露光Lすることにより、画像情報に対応した静電潜像を形成する。
現像装置3は、開口部に感光ドラム1表面と対向し配接され、所定の間隔を保持して回転自在な現像スリーブ8、現像剤としてのトナー9、トナーを攪拌する回転自在な攪拌部材10、現像スリーブ8上のトナーを摩擦帯電する為の現像ブレード11を備えている。攪拌部材10は厚さ200μmのPPSシートを用い、5秒で1回転する。この攪拌部材10によって現像スリーブ8へと搬送され、トナー9は現像スリーブ8に取り込まれ、その際にトナー9は現像ブレード11によって層厚を規制され、同時に摩擦によって帯電され現像領域に送られる。現像領域において感光ドラム1上の静電潜像にトナー9を付着させてトナー像として顕像化する。現像スリーブ8中には、磁極N・Sが交互に複数個形成されたマグネットローラ(不図示)が現像スリーブ8に対して不動に配設されている。マグネットローラは回転動作を行わず、常に一定の位置に保持され、同じ磁極の方向に保たれる。現像ブレード11はトナー9に現像に必要な電荷を与え、現像スリーブ8上のトナーの層厚規制をする。トナー9には1成分磁性現像剤を用い、反転現像を行う。尚、トナーは1成分磁性現像剤を用いたが、これに限られたものではない。現像スリーブ8からは不図示の電源から直流DCと交流ACを重畳印加した現像バイアスにより、現像領域内に送られたトナーは感光ドラム1上に飛翔する。現像バイアスはDC電圧をVdc=−600Vとして、AC電圧のVppはVpp=1500Vで、周波数2500Hzの矩形波を用いた。
転写手段としての転写ローラ4は、感光ドラム1表面に所定の押圧力で接触して転写ニップ部Nを形成し、転写バイアス電源(不図示)から印加される転写バイアスにより、感光ドラム1と転写ローラ4間の転写ニップ部Nにて感光ドラム1表面のトナー像を用紙などの転写材Pに転写する。定着装置7は、内部にハロゲンヒータ(不図示)を備えた加熱ローラと加圧ローラを有しており、定着ローラと加圧ローラ間の定着ニップにて転写材Pを挟持搬送しながら、転写材Pの表面に転写されたトナー像を加熱、溶融、加圧して熱定着させ、永久画像とする。定着が終了した転写材P上の永久画像は、画像形成装置12外へと排出される。
クリーニング手段としてのクリーニングブレード5は、感光ドラム1上に転写されずに残留したトナーをクリーニングし、感光ドラム1は再度画像形成に供される。
プロセスカートリッジ13は500gのトナーを充填しており、A4用紙4%印字で10,000枚の寿命としている。
又、プロセスカートリッジには記憶手段(メモリ)14が設けられており、カートリッジ固有の情報が格納出来るようになっている。
<トナー残量検知説明>
次に図3を用いて、本実施例に使用される静電容量値の変化を利用したトナー残量検知手段について説明する。
プロセスカートリッジ13には、現像装置3内に現像剤残量検知の為のプレートアンテナ板金(以下PAと略記する)15と、PA板金16の2枚の平行板金がプロセスカートリッジ内の長手方向に伸び、互いが対向するように固定配設されている。
現像バイアスには電源17から直流と交流成分を重畳した現像バイアスが印加され、トナーを感光ドラム1へと飛翔させる。PA16には現像バイアスと同一の電源17から残量検出バイアスを印加する。その際にPA15に誘起される電流値を測定し、トナー残量検知検出部18によってPA15、16間、又はPA15、現像スリーブ8間の静電容量を測定する事が出来る。
トナー残量は、トナー残量が多い場合には現像装置3内に十分にトナーが充填されている状態であるので、PA15、16間の静電容量を測定する事により検知し、トナー残量が少ない場合には現像装置3内にはトナーが少なく、現像スリーブ8近傍にある程度なので、PA15、現像スリーブ8間の静電容量を測定する事により検知する事が出来る。
PA16は画像形成装置12の現像剤残量検知機構における、検出電圧が入力される入力電極部材であり、PA15はPA16、又は現像スリーブ8との間に存在する現像剤量(トナー残量)に応じた静電容量を画像形成装置12に出力する出力電極部材として機能するのである。
2枚の電極部材である板金間の静電容量Cは、板金の面積S、距離d、2枚の板金間の比誘電率Kεと以下の式(1)の関係にある。
C=Kε×S/d ・・・(1)
比誘電率Kεは板金間のトナーの量に応じて変化する値である。板金間でのトナーの割合が多いとKεは大きくなり、少ないとKεは小さくなる事からトナー残量と静電容量が関係付けられ、比誘電率Kεよりトナー残量を換算する。
本実施例で用いた構成としては、PA15及びPA16に面積S=15cmの非磁性のSUS板を用いた。現像スリーブ8とPA15の距離が2.5mm、PA15とPA16の距離は3mmである。本実施例ではSUS板を使用したが、導電性を持つ材料であれば特に限定されること無く使用することが出来る。
<トナー残量検知回路説明>
次に、図4及び図5を用いて本実施例に使用されるトナー残量検知回路の一例を説明する。
図4にカートリッジ13が画像形成装置12に正常に装着されたときのトナー残量検知部18の回路構成を示す。画像形成装置12とプロセスカートリッジ13には不図示の電気接点が設けられており、プロセスカートリッジ13が画像形成装置12に装着された際にこの電気接点を通じてPA板金15、16と画像形成装置12内のトナー残量検知検出部18が電気的に接続される。
現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源17から所定のACバイアスを出力すると、その印加バイアスは、リファレンス用コンデンサ19(静電容量C1;固定値)と、現像スリーブ8と、入力用PA板金16とにそれぞれ印加される。これによって、リファレンス用コンデンサ19の両端には電圧V1が発生する。そして、現像スリーブ8とPA板金15間の静電容量(静電容量C2;トナー残量によって可変)と、PA板金15、16間の静電容量(静電容量C3;トナー残量によって可変)との合成容量(C4=C2+C3)に対しては電圧V2が発生する。検出回路20はこの電圧V1、V2との電圧差から測定値である電圧V3を生成し、AD変換部21に出力し、AD変換部21はアナログ電圧V3をデジタル変換した結果を制御部22に出力する。制御部22は、このデジタル値に変換された電圧値V(以下この値を検出値と呼ぶ、単位はV)からプロセスカートリッジ内の現像剤量を求める。測定には現像バイアスを用いている為、現像プロセスと同時にトナー残量の測定も行っている。
以上のようにトナー残量検知検出部18によって、検出された検出値は画像形成装置本体の制御部22にて電圧に変換され、通常の場合図5のような電圧値Vで出力されている。このトナー残量検知機構によって、画像形成装置12は現像装置3内のトナー9の消費に応じて逐次にその残量を検知する。本実施例の方式では、図5の領域Aまでは検出値は大きく変化せず、トナー残量がある程度少量となった時点から、即ち領域Bからの逐次の残量検知が可能となるトナーニアエンド方式である。又、本実施例ではトナーの残量が少量となり、静電容量が減少すると、出力電圧値が増加する回路を用いたが、トナーが少量となった場合に、出力電圧値が減少する回路を採用しても問題はない。
<記憶手段(メモリ)>
次に図4及び図6に示すように記憶手段について述べる。
プロセスカートリッジ13には記憶手段(メモリ)14が設けられている。このメモリ14への情報の書き込み、読み込みを制御する為のプロセスカートリッジ側の伝達部25を備えている。プロセスカートリッジ13が画像形成装置12本体に装着された場合は、カートリッジ伝達部25と本体制御部26が互いに対向して配置される。この本体制御部26は本体側の伝達手段としての機能も含んでいる。
本体制御部26は、残量検知検出部18、演算部21、制御部22、本体側メモリ23、残量検知補正テーブル24を含んでおり、カートリッジ側メモリ14の情報の書き込み、呼び出しを行う為の制御手段が構成される。
本実施例においてはメモリ14として接触型の不揮発性メモリを用いたが、データの通信を電磁波によって行う非接触型のメモリ、又は揮発性メモリとバックアップ電源を組み合わせたもの等を用いても問題ない。
カートリッジ側のメモリ14に書き込まれている情報は、プロセスカートリッジ13の使用開始時に本体側メモリ23へと送られる。
<トナー残量算出>
図5に示すようにトナー残量の変化に応じて検出電圧が変化していくが、検出電圧の殆ど変化をしない領域Aの値をトナー残量検知の基準値とし、この基準値からの変化量を用いてトナー残量検知を行う。
基準値としては、トナーが十分に充填されている状態(静電容量値としては最大値)の検出電圧値の最小値(以後「F(プレート・アンテナ・フル)」と呼び、F値と記す)を用いる。本実施例では後述する通り、所定の区間での平均値をF値として採用する。このF値は、画像形成装置が稼働中に検出電圧値Vが最小(静電容量は最大値)を示すと、随時更新されていく。
それぞれのプロセスカートリッジ13、及び画像形成装置12は製造公差を持っており、この基準値となるF値に個体差が生じる。この差は、現像バイアス、コンデンサの容量、PA板金の大きさ、設置された位置のずれ等によって生じているものである。よって、このF値をカートリッジ毎に測定し、その値からの変化量に応じてトナー残量を検知することで精度の良いトナー残量検知が可能となる。トナー残量の演算は本体制御部26内の残量検知補正テーブル24にあらかじめ保持されている変化量の割合と表示残量の関係を示す補正テーブルにより行う。
本実施例においてはトナー残量検知を残量15%(トナー量約75g)以下を1%刻みで行い、白抜け画像が発生するポイントをトナー残量0%としてトナー残量1%を検知した際にユーザーに対してトナーの残りが僅かであることを通知する「トナーOUT」表示を画像形成装置12本体の表示手段27に行うものとした。
本体制御部26ではF値からトナーOUT表示を行う検出電圧値(以後「E(プレート・アンテナ・エンプティ)」と呼び、E値と記す)が下記式(2)により算出される。
E=a×F+b ・・・式(2)
式中にある定数a、bは実験データの蓄積により求められる値である。本実施例ではa=1.0、b=50とした。
次に、そのときの残量検知出力値VのF値からの変化量の割合Zを以下の式(3)によって求める。
変化量の割合Z=(残量検知出力置V−F)/(E−F) ・・・式(3)
そして、式(3)で求めた変化の割合Zと残量検知補正テーブル24に保持されている補正テーブルによって、対応する残量を表示する。
プリント時(現像バイアスの印加時)には上述の方法によってトナー残量が計算され、画像形成装置12に備えられた表示手段27にトナー残量を表示する。トナー残量が変化し更新された場合には随時表示手段27の表示を更新していく。これらの計算値、トナー残量は計算される毎にカートリッジ側メモリ14に記憶させる。
しかし、これらの手段を用いても常にトナー残量を完全に検知することは困難であり、カートリッジの傾きによるトナーの偏り、測定の誤差等の原因によって実際のトナー残量と検知した残量との間に誤差が生じる可能性がある。この結果トナー量が全く同じであるのに検出値が上下動したり、実際のトナー量は減少しているのに検出値は変化しない、若しくは増加するという可能性も考え得る。
本実施例においては、これらの事態が起きてもユーザーを惑わせることが無いように、トナー残量が最大の場合に対応するF値と共に、トナー残量の最小値を表示した際の検出電圧値はカートリッジ側のメモリ14にも記憶させる。又、トナー残量の表示値及びメモリ値は減少方向にしか変化しないような一方向の書き込み制御を用いている。即ち過去に記憶された値、及び算出された表示値の中の最小値を採用している。例えば、上記のようにトナー残量10%を表示した後に、測定誤差等により12%となる値を検出しても、12%と表示は行わず、10%の値を保持するのである。
<T攪拌の影響>
図7に示すように、現像容器内のトナーは攪拌部材によって攪拌されるため、攪拌部材の位置によってトナーの存在する場所は大きく異なる。
図7−aに示すように、トナーが十分に充填されている状態では、現像スリーブ−PA1間、PA1−2間に空間が存在しない程度にトナーが充填されている。従って攪拌部材によってトナーが攪拌されても、その間の静電容量値は変化することがなく、ほぼ一定の値(本実施例においてはF値)を取る。図7−bに示すように、トナーがある程度現像容器内から減った場合、現像スリーブ−PA1間、PA1−2間に空間が存在し、静電容量値が変化し始める。図7−bの場合のような攪拌部材の位置であれば、トナーの位置は水平面に対してほぼ並行になり、静電容量値も攪拌部材の影響を受けることがない。しかし、攪拌部材は破線で示したような軌跡を描いて回転運動を行うため、図7−cや、図7−dに示すような位置に攪拌部材が移動した場合、トナーは攪拌部材によって大きく動かされる。図7−cのように、現像スリーブに近い位置に攪拌部材が動いた場合、トナーは現像スリーブ−PA1間、PA1−2間に多く存在する。逆に図7−dのように、現像スリーブから離れた位置に攪拌部材が動いた場合、トナーは現像スリーブ−PA1間、PA1−2間に少なく存在する。
従って、トナー残量検知回路によって検知される検出電圧値は、図8に示すように、攪拌周期Aの振れを持つことになる。本実施例では攪拌周期Aを5sec.で構成しているため、5sec.周期で出力電圧値も上下する。図7−cで示したような位置に攪拌部材がいる場合、静電容量値としては見かけ上大きくなっている為、図8中の出力値の下限値を示すことになる。逆に図7−dで示したような位置に攪拌部材がいる場合、静電容量値としては見かけ上小さくなっている為、図8中の出力値の上限値を示すことになる。
記録媒体1枚に対する画像形成期間(現像バイアスが現像スリーブ、PA2に印加されている時間)Bは1.5sec.で構成されているために、攪拌周期Aよりも画像形成期間Bは短いものとなる。図8では連続でプリントした場合を示しており、それぞれ1枚目から3枚目の画像形成期間をB1〜3としている。プリント間の時間は0.3sec.としており、攪拌部材が1周する間に画像形成期間Bは3回弱行われる。B1〜B3の検出電圧値を比較すると大きくばらつきを持っていることが分かる。従って期間B内で平均化処理等を行っている場合、図5のように安定した推移が得られず、図9に示したように、検出電圧は大きくばらつきを持ってしまう。結果として本来のトナー残量とは異なる表示を行ってしまう可能性がある。
そこで、本実施例においては図1に示すように、攪拌部材の1周する期間Aよりも長い期間C(本実施例では6.5sec.=攪拌周期の5/4倍)の間、検出電圧値を検知する。検知するタイミングは画像形成期間B内で30msec.毎に検出電圧値を検知し、それを画像形成期間Bよりも短い区間D(本実施例では0.3sec.)繰り返し、得られた10個の検出値を平均化する。従って画像形成期間B中に平均化した5個の検出値を得る。これを期間Cの間繰り返し、連続プリントの場合得られた18個の平均値の内、最小値を採用する。
検出電圧値の最小値は、静電容量値としては最大を示しており、現像容器内のトナーの状態は図7−cのようになっている。図7−dの場合には検出電圧値は最大値を示すが、この場合は攪拌部材によって搬送されたトナーが、PA1、2近傍から、重力によって下に落下していく状態であり、トナー量は常に安定したものとなり難い。逆に図7−cの状態では、シート状の攪拌部材によってトナーがPA1、2近傍へ搬送された状態であり、より安定したトナー量が測定できる。
又、トナーは攪拌部材によって常に攪拌されているため、測定される静電容量値も常に微小に変動をしている。そこで、区間Dでの10個の測定値を平均化することで、より安定した推移を得ることが出来る。
本実施例におけるトナー残量検知の制御の流れを図10のフローチャートを用いて詳しく述べる。
電源ONによりスタート(S101)し、カートリッジ側メモリ14内にある残量検知情報を画像形成装置本体12へ送り、トナー残量値がある場合には表示手段27にトナー残量を表示し、プリント待機する(S102)。プリントが開始(S103)されると、現像バイアスの印加時間(画像形成期間Bに対応、本実施例では1.5sec.)を積算(S104)する。そして、区間D(検出電圧値の平均化区間Dに対応、本実施例では0.3sec.)内で検出電圧値を検知し、平均値Xを算出(S105)する。次に、Xを前の値Xn−1がある場合はそれぞれを比較し、Xn−1>Xの場合には、XをXmin.として採用(S106)する。
次にS107において、積算された現像バイアスの印加時間と所定の時間(検出電圧値の取得期間Cに対応、本実施例では6.5sec.)を比較し、所定の時間に満たない場合(NOの場合)、はS114へ進み、プリントを終了する。積算された現像バイアスの印加時間が、所定の時間を超えた場合(YESの場合)はS108へと進む。
S108にて、積算された現像バイアスの印加時間をリセットし、Xmin.とF値を比較(S109)する。そして、Xmin.の方がF値よりも小さい場合(NOの場合)、S115へ進み、F値をXmin.に更新(S115)し、S114でプリントを終了する。Xmin.の方がF値よりも大きい場合(YESの場合)、S110へ進み、F値とXmin.に基づいてトナー残量を算出する。
次にS111において、現在本体に表示されているトナー残量と、算出されたトナー残量を比較し、表示残量よりも算出された残量が大きい場合(NOの場合)はS114に進み、プリントを終了する。表示残量よりも算出された残量が小さい場合(YESの場合)は、S112へ進み新たに算出されたトナー残量を本体側メモリに上書きする。そして、本体へトナー残量を表示して、カートリッジ側のメモリへと上書き(S113)し、プリントを終了(S114)する。
従って、各区間Dでの平均値の内、期間C内での最小値を採用することで、攪拌部材の回転による影響を極力排除し、図5に示したような安定した検出電圧値の推移が検知出来るのである。これに基づいて、トナー残量を求めることで、正確なトナー残量検知が可能となる。
本発明に於ける第2の実施例について説明する。
本実施例は、画像形成装置及びプロセスカートリッジ、トナー残量検知手段の構成等は実施例1と同様であり、それ以外のトナー残量検知の制御部分のみ説明する。
実施例2は、攪拌部材の1周する期間A、記録媒体1枚に対する画像形成期間Bよりも長い期間C(本実施例では6.5sec.=攪拌周期の5/4倍)の間、検出電圧値を検知する。その中で得られた最小値を検出電圧値として採用することを特徴とする。
実施例1においては、画像形成期間Bよりも短い区間Dで平均化処理を行ったが、実施例2では平均化処理は行わず、所定のタイミングで電圧値の検出を行う。
図11に示すような画像形成期間B(1.5sec.)内で、50msec.毎に電圧値の検出を行う。これを攪拌部材1周期(5sec.)よりも長い期間C(本実施例では7.5sec.=攪拌周期の3/2倍)の間検知する。画像形成期間B中に30個の検出値が得られ、それをCの間繰り返し、その中の検出値から最小値を、検出電圧値として採用する。
本実施例におけるトナー残量検知の制御の流れを図12のフローチャートを用いて詳しく述べる。
電源ONによりスタート(S201)し、カートリッジ側メモリ14内にある残量検知情報を画像形成装置本体12へ送り、トナー残量値がある場合には表示手段27にトナー残量を表示し、プリント待機する(S202)。プリントが開始(S203)されると、現像バイアスの印加時間(画像形成期間Bに対応、本実施例では1.5sec.)を積算(S204)する。そして、所定のタイミング(本実施例では50msec.毎)で検出電圧値を検知し、電圧値Yを算出(S205)する。次に、Yを前の値Yn−1がある場合はそれぞれを比較し、Yn−1>Yの場合には、YをYmin.として採用(S206)する。
次にS207において、積算された現像バイアスの印加時間と所定の時間(検出電圧値の取得期間Cに対応、本実施例では7.5sec.)を比較し、所定の時間に満たない場合(NOの場合)、はS214へ進み、プリントを終了する。積算された現像バイアスの印加時間が、所定の時間を超えた場合(YESの場合)はS208へと進む。
S208にて、積算された現像バイアスの印加時間をリセットし、Ymin.とF値を比較(S209)する。そして、Ymin.の方がF値よりも小さい場合(NOの場合)、S215へ進み、F値をYmin.に更新(S215)し、S214でプリントを終了する。Ymin.の方がF値よりも大きい場合(YESの場合)、S210へ進み、F値とYmin.に基づいてトナー残量を算出する。
次にS211において、現在本体に表示されているトナー残量と、算出されたトナー残量を比較し、表示残量よりも算出された残量が大きい場合(NOの場合)はS214に進み、プリントを終了する。表示残量よりも算出された残量が小さい場合(YESの場合)は、S212へ進み新たに算出されたトナー残量を本体側メモリに上書きする。そして、本体へトナー残量を表示して、カートリッジ側のメモリへと上書き(S213)し、プリントを終了(S214)する。
このような方法をとっても、攪拌部材の回転による影響を極力排除し、図5のような安定した電圧値の推移が得られることとなる。
尚、実施例1、2共に、攪拌周期A、画像形成期間B、検出電圧値の取得期間C、及び検出電圧の平均化区間Dは本実施例の時間に限定されるものではなく、画像形成装置のプロセススピード、記録媒体の大きさ、プロセスカートリッジの容量、寿命、等に応じて変えても、それぞれの大小関係が同様であれば、何ら本発明の効果を損なうものではない。
本発明に於ける第3の実施例について説明する。
本実施例は、画像形成装置及びプロセスカートリッジ、トナー残量検知手段の構成等は実施例1、2と同様であり、それ以外のトナー残量検知の制御部分のみ説明する。
実施例3は、トナーの残量によって検出電圧値の攪拌周期での振幅が生じる場合に、振幅の大きさによって検出電圧値の取得の方法を変えることに特徴がある。
トナー残量に伴う検出電圧値の推移は、図13に示したようになる。トナー残量が十分にある図7−aのような場合には、攪拌部材が回転しても、測定される静電容量値は殆ど変化しない為、検出電圧値も振幅を殆ど持たない(図13−(1))。しかし、トナーがある程度消費され、現像スリーブ−PA1間、PA1−2間に空間が存在し始める図7−b〜dのような場合には、検出電圧値は攪拌周期での振幅を持ち始める(図13−(2))。
本実施例では、検出電圧値の攪拌周期での振幅に対し閾値を設け、検出電圧値の振幅が閾値を超えた場合に制御を変更する。
トナー残量が多い場合は、図14に示すように、検出電圧値の攪拌周期での振幅は小さいものとなる。記録媒体1枚に対する画像形成期間B(プリント1枚目、2枚目がB1、B2に対応)内で検出された電圧値を平均化し、平均化された値を採用してトナー残量を算出する。検出電圧の振幅が小さい為、攪拌周期Aよりも画像形成期間Bが短い状態で検出電圧値を平均化処理した値を採用しても、各B1、B2で得られた電圧値に大きな差は生じない。
しかし、攪拌周期での検出電圧の振幅が大きくなった場合は、画像形成期間Bで平均化された値を採用すると図8のように、各B1、B2で大きなばらつきが生じる。そこで、検出電圧値の振幅が、図14に示した閾値を超えた場合には、図1に示した検出電圧値取得の方法(実施例1と同様の方法)によって検出電圧値を採用するように切替える。この切替えは、B1で平均化された値と、B2で平均化された値とを比較し、その差分が閾値の値を超えた場合に切替えれば良い。本実施例では、一度切替えた後は、常に図1に示した検出電圧値取得の方法を採用するようにしている。
本実施例におけるトナー残量検知の制御の流れを図15のフローチャートを用いて詳しく述べる。
電源ONによりスタート(S301)し、カートリッジ側メモリ14内にある残量検知情報を画像形成装置本体12へ送り、トナー残量値がある場合には表示手段27にトナー残量を表示し、プリント待機する(S302)。プリントが開始(S303)される。
次にZを平均値、min.値のどちらで定義しているかを判断(S304)する。Z≡平均値の場合(YESの場合)、S305へ進む。Z≡min.値の場合(NOの場合)、S315へ進む。
≡平均値の場合は、検出電圧を所定のタイミング(本実施例では30msec.)で検知し、プリント1枚での画像形成期間中に得られた電圧値を平均化し、平均値Zを算出(S305)する。次に、Zと、1つ前のZn−1があった場合、両者の差分の絶対値と、所定の閾値とを比較(S306)する。│Z−Zn−1│が閾値を超えている場合(NOの場合)、Z≡min.値と定義を変更(S307)し、S315へ進む。│Z−Zn−1│が閾値を超えていない場合(YESの場合)、S308へ進む。ZとZn−1を比較し、Zが小さかった場合、Zmin.値としてZを採用(S308)する。
次に、Zmin.とF値を比較(S309)し、Zmin.の方がF値よりも小さい場合(NOの場合)、S315へ進み、F値をZmin.に更新(S320)し、S314でプリントを終了する。Zmin.の方がF値よりも大きい場合(YESの場合)、S310へ進み、F値とZmin.に基づいてトナー残量を算出する。
次にS311において、現在本体に表示されているトナー残量と、算出されたトナー残量を比較し、表示残量よりも算出された残量が大きい場合(NOの場合)はS314に進み、プリントを終了する。表示残量よりも算出された残量が小さい場合(YESの場合)は、S312へ進み新たに算出されたトナー残量を本体側メモリに上書きする。そして、本体へトナー残量を表示して、カートリッジ側のメモリへと上書き(S313)し、プリントを終了(S314)する。
一方、S304でNOとした場合、即ちZ≡min.値とされている場合、現像バイアスの印加時間(画像形成期間Bに対応、本実施例では1.5sec.)を積算(S315)する。そして、区間D(検出電圧値の平均化区間Dに対応、本実施例では0.3sec.)内で検出電圧値を検知し、平均値Zを算出(S316)する。次に、Zを前の値Zn−1がある場合はそれぞれを比較し、Zn−1>Zの場合には、ZをZmin.として採用(S317)する。
次にS318において、積算された現像バイアスの印加時間と所定の時間(検出電圧値の取得期間Cに対応、本実施例では6.5sec.)を比較し、所定の時間に満たない場合(NOの場合)、はS314へ進み、プリントを終了する。積算された現像バイアスの印加時間が、所定の時間を超えた場合(YESの場合)はS319へと進む。
S319にて、積算された現像バイアスの印加時間をリセットし、その後は上述したのと同様に、S309からの処理を繰り返す。
これによって、図13に示した、(1)の場合には、画像形成期間B(本実施例では1.5sec.)内で平均化された値を採用し、(2)の場合には、画像形成期間Bよりも短い区間D(本実施例では0.3sec.)での平均化処理を攪拌周期A(本実施例では5sec.)よりも長い期間C(本実施例では6.5sec.)繰り返し、最小値を採用する。このようにして検出電圧値を採用することで、図5のような安定した推移が得られるのである。
尚、実施例3の場合でも、攪拌周期A、画像形成期間B、検出電圧値の取得期間C、検出電圧の平均化区間D、及び閾値は本実施例の時間に限定されるものではなく、画像形成装置のプロセススピード、記録媒体の大きさ、プロセスカートリッジの容量、寿命、等に応じて変えても、それぞれの大小関係が同様であれば、何ら問題はない。
第1乃至3の実施例の場合に於いて、画像形成装置は単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像、或いはフルカラー等)を形成する、画像形成装置においても適用する事ができる。
又、実施例中においては画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、トナーと感光ドラムを用い、双方が一体的に包含されたプロセスカートリッジを用いていれば良い。例えば電子写真複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロセッサ等の他の画像形成装置に使用することも可能な事は云うまでも無い。
本発明に係る実施例1のトナー残量検知制御の概略図 実施例1乃至3に係る画像形成装置及びプロセスカートリッジの断面概略図 実施例1乃至3に係るプロセスカートリッジの概略断面図 実施例1乃至3に係る残量検知回路、記憶手段、及び残量検知検出部の概略図 トナー残量とトナー残量検知の検出電圧の関係図 実施例1乃至3に係る本体制御部の概略図 現像容器内のトナーと攪拌部材の影響を示した図 現像容器内のトナーと攪拌部材の影響を示した図 現像容器内のトナーと攪拌部材の影響を示した図 現像容器内のトナーと攪拌部材の影響を示した図 トナー残量検知の出力電圧と、攪拌周期、画像形成期間の関係図 攪拌部材の影響が大きい場合のトナー残量とトナー残量検知の検出電圧の関係図 本発明に係る実施例1のトナー残量検知制御のフローチャート 本発明に係る実施例2のトナー残量検知制御の概略図 本発明に係る実施例2のトナー残量検知制御のフローチャート トナー残量とトナー残量検知の検出電圧、及び攪拌部材の影響の関係図 攪拌部材の影響が小さい場合のトナー残量とトナー残量検知の検出電圧の関係図 本発明に係る実施例3のトナー残量検知制御のフローチャート 従来の画像形成装置の概略断面図 従来の現像装置の断面図 トナー残量検知の出力電圧と、攪拌周期、画像形成期間の関係図
符号の説明
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3 現像装置
4 転写ローラ
5 クリーニングブレード
6 露光装置
7 定着装置
8 現像スリーブ
9 現像剤(トナー)
10 現像剤攪拌部材
11 現像ブレード
12 画像形成装置
13 プロセスカートリッジ
14 記憶装置(メモリ)
15 PA1(出力側電極部材)
16 PA2(入力側電極部材)
17 現像バイアス電源
18 現像剤残量検知回路
19 比較コンデンサ
20 検出回路
21 演算部(AD変換部)
22 制御部
23 本体側メモリ
24 残量検知補正テーブル
25 カートリッジ伝達部
26 本体制御部
27 表示手段
101 感光ドラム
102 帯電ローラ
103 レーザー露光装置
104a トナー
104b トナー像
104c トナー像
104d 転写残トナー
105 現像装置
106 現像スリープ
107 転写ローラ
108 定着装置
109 クリーニングブレード
110 プロセスカートリッジ
111 画像形成装置
112 現像ブレード
113 攪拌部材
114 検知電極
A 攪拌部材の回転周期
B 記録媒体1枚に対する画像形成の期間
C 検出電圧値の取得期間
D 検出電圧値の平均化区間
L 画像露光
N 転写ニップ部
P 転写材

Claims (23)

  1. 現像剤収容部と、前記現像剤を静電潜像に現像する為の現像剤担持体と、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部内の現像剤残量に応じた信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、
    を有するプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置において、
    前記現像剤残量検知手段は、画像形成期間中に印加される前記現像剤を静電潜像に現像する為のバイアスによって、少なくとも2つの電極間の現像剤残量に応じた静電容量を測定することによって得られる信号を出力し、
    前記攪拌手段の1周期は記録媒体1枚に対する画像形成期間よりも長く、
    前記現像剤残量検知手段は、前記攪拌手段1周期と、記録媒体1枚に対する画像形成期間よりも短い区間での検出信号を平均化し、前記攪拌手段1周期よりも長い期間の間平均化を複数回繰り返し、平均化された複数の前記信号の中で、前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の異なるサイズの記録媒体に画像形成を行うことが可能で、用いる記録媒体の内、最大サイズの記録媒体の画像形成期間よりも前記攪拌手段の1周期の方が長いこと、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記攪拌手段は回転軸を中心に回転するシート状の部材であること、
    を特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤残量検知手段の前記電極の内、一方が現像剤担持体であること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤残量検知手段は、所定の期間内で検出された信号の内、現像剤残量が最大と検知した時の出力からの、前記現像剤残量検知手段の出力の変化量に基づいて現像剤残量を検知すること、
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記プロセスカートリッジは記憶手段を有し、前記記憶手段は読み込み、書き込み可能な不揮発性メモリ、又は電源を備えた揮発性メモリであること、
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記記憶手段は、現像剤の最大を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値と、過去の現像剤残量の内、最小を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値を記憶すること、
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 現像剤収容部と、前記現像剤を静電潜像に現像する為の現像剤担持体と、
    前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部内の現像剤残量に応じた信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、
    を有するプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置において、
    前記現像剤残量検知手段は、画像形成期間中に印加される前記現像剤を静電潜像に現像する為のバイアスによって、少なくとも2つの電極間の現像剤残量に応じた静電容量を測定することによって得られる信号を出力し、
    前記攪拌手段の1周期は記録媒体1枚に対する画像形成期間よりも長く、
    前記現像剤残量検知手段は、前記攪拌手段1周期よりも長い期間の間所定のタイミングで検出信号を検知し、前記信号の中で前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 複数の異なるサイズの記録媒体に画像形成を行うことが可能で、用いる記録媒体の内、最大サイズの記録媒体の画像形成期間よりも前記攪拌手段の1周期の方が長いこと、
    を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記攪拌手段は回転軸を中心に回転するシート状の部材であること、
    を特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記現像剤残量検知手段の前記電極の内、一方が現像剤担持体であること、
    を特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記現像剤残量検知手段は、所定の期間内で検出された信号の内、現像剤残量が最大と検知した時の出力からの、前記現像剤残量検知手段の出力の変化量に基づいて現像剤残量を検知すること、
    を特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記プロセスカートリッジは記憶手段を有し、前記記憶手段は読み込み、書き込み可能な不揮発性メモリ、又は電源を備えた揮発性メモリであること、
    を特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記記憶手段は、現像剤の最大を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値と、過去の現像剤残量の内、最小を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値を記憶すること、
    を特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 現像剤収容部と、前記現像剤を静電潜像に現像する為の現像剤担持体と、前記現像剤収容部の現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部内の現像剤残量に応じた信号を逐次出力可能な現像剤残量検知手段と、
    を有するプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置において、
    前記現像剤残量検知手段は、画像形成期間中に印加される前記現像剤を静電潜像に現像する為のバイアスによって、少なくとも2つの電極間の現像剤残量に応じた静電容量を測定することによって得られる信号を出力し、
    前記攪拌手段の周期に応じて前記現像剤残量検知手段の出力信号が変化し、変化幅が現像剤残量によって変わり、前記変化幅の大きさに応じて前記出力信号の処理を変えること、
    を特徴とする画像形成装置。
  16. 前記出力信号の処理は、前記変化幅が所定の値より大きくなった場合に、前記攪拌手段の1周期よりも短い区間で検知された出力信号を平均化し、前記攪拌手段の1周期よりも長い期間平均化を複数回繰り返し、平均化された複数の前記信号の中で、前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知する処理であること、
    を特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記出力信号の処理は、前記変化幅が所定の値より大きくなった場合に、前記攪拌手段の1周期よりも長い期間で出力信号を検知し、前記信号の中で前記現像剤残量の最大に対応した値に基づいて、前記現像剤収容部内の現像剤残量を検知する処理であること、
    を特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  18. 複数の異なるサイズの記録媒体に画像形成を行うことが可能で、用いる記録媒体の内、最大サイズの記録媒体の画像形成期間よりも前記攪拌手段の1周期の方が長いこと、
    を特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. 前記攪拌手段は回転軸を中心に回転するシート状の部材であること、
    を特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記載の画像形成装置。
  20. 前記現像剤残量検知手段の前記電極の内、一方が現像剤担持体であること、
    を特徴とする請求項15乃至19のいずれかに記載の画像形成装置。
  21. 前記現像剤残量検知手段は、所定の期間内で検出された信号の内、現像剤残量が最大と検知した時の出力からの、前記現像剤残量検知手段の出力の変化量に基づいて現像剤残量を検知すること、
    を特徴とする請求項15乃至20のいずれかに記載の画像形成装置。
  22. 前記プロセスカートリッジは記憶手段を有し、前記記憶手段は読み込み、書き込み可能な不揮発性メモリ、又は電源を備えた揮発性メモリであること、
    を特徴とする請求項15乃至21のいずれかに記載の画像形成装置。
  23. 前記記憶手段は、現像剤の最大を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値と、過去の現像剤残量の内、最小を検出した時の前記現像剤残量検知手段の出力値を記憶すること、
    を特徴とする請求項15乃至22のいずれかに記載の画像形成装置。
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