JP2006298866A5 - - Google Patents

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本発明は、この様な状況下為されたものであり、粘度の高いクレンジングクリームなどにおいて、炭酸ジエステルの溶剤効果を遺憾なく発揮する製剤を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは粘度の高いクレンジングクリームなどにおいて、炭酸ジエステルの溶剤効果を遺憾なく発揮する製剤を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩0.1〜0.5質量%と、2)炭酸ジエステル0.1〜50質量%と、3)1気圧、20℃で固形の油脂1〜5質量%含有する乳化剤形の皮膚外用剤がその様な特性を有していることを見出し発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)1)アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩0
.1〜0.5質量%と、2)炭酸ジエステル0.1〜50質量%と、3)1気圧、20℃で固形の油脂1〜5質量%含有することを特徴とする、乳化剤形の皮膚外用剤。
(2)前記炭酸ジエステルが、炭酸ジカプリルであることを特徴とする、(1)に記載の乳化剤形の皮膚外用剤。
(3)更に、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを0.1〜5質量%含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の乳化剤形の皮膚外用剤。
(4)前記1気圧、20℃で固形の油脂において、その50質量%以上が蜜ロウであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の乳化剤形の皮膚外用剤。
(5)粘度が10000mPascal・秒以上であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の乳化剤形の皮膚外用剤。
(6)クレンジング用の皮膚外用剤であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の乳化剤形の皮膚外用剤。
(7)角栓の除去機能を有する旨を表示したものであることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の乳化剤形の皮膚外用剤。
粘度の高いクレンジングクリームなどにおいて、炭酸ジエステルの溶剤効果を遺憾なく発揮する製剤を提供することができる。
(1)本発明の皮膚外用剤の必須成分であるアルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩
本発明の皮膚外用剤は、アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を必須成分として、0.1〜0.5質量%、より好ましくは、0.15〜0.3質量%含有することを特徴とする。カルボキシビニルポリマーは皮膚外用剤の原料としては、増粘剤として汎用されており、市販品も存するので、かかる市販品を購入して利用することが出来る。又、これをアルキル変性したものとしては、アルキル基として、炭素数が10〜30に分布したアルキル基で変性したものが好ましく、又、かかるポリマーは架橋構造を有していても良い。この様なアルキル変性カルボキシビニルポリマーには既に市販品が存し、かかる市販品を購入して利用することが出来る。アルキル変性されたカルボキシビニルポリマーの市販品としては、グッドリッチ社から販売されている、ペムレンTR−1、ペムレンTR−2、カーボポール1382等が存し、これらを利用することが好ましい。かかる成分は、固形脂に代わり系に粘度を付与し、安定性を向上せしめる。通常、クレンジング化粧料のような、クレンジング用の皮膚外用剤では、そのクレンジング効果を液体脂の溶剤効果に依存しているため、含水量が極めて少なく、この様な水溶性の増粘剤は増粘効果を発揮しにくく、この様な増粘剤が存在することにより、油脂成分を水性成分で被覆する効果を奏するので、油脂の溶剤効果を損ないやすいと言われている。この為、クレンジング化粧料などのクレンジング用の皮膚外用剤では使用されない傾向にあった。本願発明においては、炭酸ジエステルがこの様な影響を受けにくい為、上記の配合量の量において利用することが可能になっている。
(2)本発明の皮膚外用剤の必須成分である炭酸ジエステル
本発明の皮膚外用剤は、炭酸ジエステルを0.1〜50質量%、より好ましくは10〜45質量%含有することを特徴とする。前記炭酸ジエステルとしては、例えば、ヘキシルアルコール、カプリルアルコール、カプリニルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコールなどの炭素数、6〜30の、より好ましくは6〜10の飽和、不飽和の1価アルコールとのエステル、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオールなどの炭素数2〜4の2価アルコールとのエステルなど好ましく例示でき、中でも、6〜10の飽和、不飽和の1価アルコールとのエステルが特に好ましく例示できる。具体的な化合物名としては、エチレングリコールとの環状エステルである炭酸エチレン、プロピレングリコールとの環状エステルである炭酸プロピレン、ヘキシルアルコールとの炭酸ジヘキシル、カプリルアルコールとのエステルである炭酸ジカプリル、カプリニルアルコールとのエステルである、炭酸ジカプリニル、ラウリルアルコールとのエステルである炭酸ラウリルなどが好ましく例示でき、中でも炭酸ジカプリル、炭酸ジカプリニルが特に好ましい。これは、その溶剤効果により、角栓除去効果に優れるためである。又、同時に脂質除去効果に優れるため、クレンジング用の皮膚外用剤でありながら、角栓除去効果に優れる皮膚外用剤とすることが出来るためである。前記炭酸ジエステルの含有量の範囲において、かかる効果が奏される。又、前記の炭酸ジエステルは化粧料などの皮膚外用剤用の原料として市販されているため、この様な市販品を購入して利用することが出来る。
(4)本発明の皮膚外用剤
本発明の皮膚外用剤は、乳化剤形であって、前記必須成分を含有することを特徴とする。前記乳化剤形の乳化形態は、皮膚外用剤で知られているものであれば特段の限定無く適用することが出来、例えば、水中油乳化剤形、油中水乳化剤形、水中油中水乳化剤形や油中水中油乳化剤形などの多相乳化剤形などが例示できる。特に好ましい剤形は水中油乳化剤形である。これは、この様な乳化剤形において、角栓の除去効果が如実であるためである。又、本発明の皮膚外用剤は、皮膚に外用で投与されるものであれば特段の限定無く適用することが出来、例えば、化粧料或いは皮膚外用医薬などが好適に例示できる。特に好ましいのは化粧料である。又、皮膚外用剤の機能としては、クレンジング機能が好適であるが、炭酸ジエステルは、使用感に優れる油剤としての性格も兼ね備えるため、保湿化粧料や皮膚外用医薬のベースとして使用することも可能であり、この様な適用も本発明の技術範囲に属する。特に、皮膚外用医薬においては、炭酸ジエステルの溶剤効果を利用して難溶性有効成分を溶解させて担持することも可能であり、本発明の皮膚外用剤は、難溶性有効成分を含有する皮膚外用医薬と言う形態も好ましい。かかる難溶性有効成分としては、例えば、クラリスロマイシンなどのマクロライド系抗生物質やニフェジピンなどの循環器用薬が好適に例示できる。本発明の皮膚外用剤の最も好ましい使用態様は角栓除去効果を有するクレンジング化粧料乃至はクレンジング効果を有する角栓除去化粧料である。

Claims (2)

  1. 前記1気圧、20℃で固形の油脂において、その50質量%以上が蜜ロウであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の乳化剤形の皮膚外用剤。
  2. クレンジング用の皮膚外用剤であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の乳化剤形の皮膚外用剤。
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