JP2006298202A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 氷上性能の低下を抑えつつ優れた雪上性能を発揮しうる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 トレッド部2に、タイヤ周方向に連続してのびる2本の縦溝3、3で挟まれる領域又は1本の縦溝3とトレッド端Eとで挟まれる領域Shを有する空気入りタイヤである。前記領域Shには、幅方向にのび該領域を横切る複数本の横溝6と、タイヤ周方向で隣り合う前記横溝6、6間を継ぐ補助縦溝7とが設けられることにより複数個のブロックが区分される。前記横溝6は、その溝中心線6Cの実質的に同じ位置P0から前記補助縦溝7がタイヤ周方向の一方及び他方にのびることにより一つの十字状溝交差部10を持つ第1の横溝6aと、前記溝中心線6Cの異なる位置から前記補助縦溝7がタイヤ周方向の一方及び他方にのびることにより2つのT字状溝交差部11を有する第2の横溝6bとを含み、しかも第1の横溝6aと第2の横溝6bとがタイヤ周方向に交互に設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、氷上性能を低下させることなく優れた雪上性能を発揮しうる空気入りタイヤに関する。
スタッドレスタイヤを含む冬期の使用に適した冬用タイヤ(以下、これらを総称して「スタッドレスタイヤ等」という。)は、雪路を走行する際、トレッド部に設けられた溝の中に雪を押し固めることにより雪柱を形成し、それをせん断しながら駆動力乃至制動力を得る(雪柱せん断力)。従って、雪路において大きな駆動力等を得るためには、路面から容易に切断されない強い雪柱を形成することが重要である。このため、従来では、主としてし溝の幅を大きくすることが行われていた。
しかしながら、溝幅を大きくしたタイヤは、接地面積が減少するため、いわゆるミラーバーンと称されるつるつるの氷路面において十分な駆動力等を得ることが難しい。また、深雪やシャーベット状の雪道では、本来的に強固な雪柱を得ることが難しく、しかもこのような路面では、押し固められた雪柱の破断が様々な箇所で生じ、それが溝に目詰まりする傾向がある。このような目詰まりが生じた溝は、本来の性能を全く発揮することができず、雪上性能の大幅な低下を招く。
スタッドレスタイヤ等に関連する文献としては次のものがある。
特開平4−278808号公報 特開平11−180116号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、トレッド部に設けられる溝の配置等を改善することを基本として、溝内への雪柱の目詰まりを最小限に抑え、ひいては氷上性能の低下を防止しつつ良好な雪上性能が得られる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる2本の縦溝で挟まれる領域又は1本の縦溝とトレッド端とで挟まれる領域を有し、前記領域には、幅方向にのび該領域を横切る複数本の横溝と、タイヤ周方向で隣り合う前記横溝間を継ぐ補助縦溝とが設けられることにより複数個のブロックが区分され、かつ前記横溝は、その溝中心線の実質的に同じ位置から前記補助縦溝がタイヤ周方向の一方及び他方にのびることにより一つの十字状溝交差部を持つ第1の横溝と、前記溝中心線の異なる位置から前記補助縦溝がタイヤ周方向の一方及び他方にのびることにより2つのT字状溝交差部を有する第2の横溝とを含み、しかも前記第1の横溝と前記第2の横溝とがタイヤ周方向に交互に設けられている空気入りタイヤである。
また請求項2記載の発明は、前記第2の横溝は、一方のトレッド端側の一方のT字状溝交差部と、他方のトレッド端側の他方のT字状溝交差部とを有し、前記一方のT字状溝交差部は、前記他方のトレッド端側に前記補助縦溝の溝壁と前記横溝の溝壁とが交わる他方のコーナ部を含むとともに、前記他方のT字状溝交差部は、前記一方のトレッド端側に前記補助縦溝の溝壁と前記横溝の溝壁とが交わる一方のコーナ部を含み、かつ該他方のコーナ部は、前記一方のコーナ部とタイヤ軸方向で同じ位置又は前記一方のトレッド端側に位置することを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記横溝の溝幅は、前記補助縦溝の溝幅よりも大きい請求項1又は2記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記横溝の溝幅は、前記補助縦溝の溝幅の2倍以上である請求項1又は2記載の空気入りタイヤである。
また請求項5記載の発明は、前記各補助縦溝は、タイヤ周方向に対して同方向に傾きかつ直線状にのびる請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項6記載の発明は、前記T字状溝交差部は、前記補助縦溝の溝壁と前記横溝の溝壁とが交わるコーナ部にエッジを有する請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項7記載の発明は、前記トレッド部は、67〜75%のランド比を有し、かつ少なくとも路面と接地するトレッドゴムは、JISデュロメータA硬さが42〜50度である請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤは、補助縦溝内への雪柱の目詰まりを抑制でき、ひいては良好な雪上性能が得られる。また、補助縦溝がタイヤ周方向で連続しないため、実接地幅の低下を防ぎ、ひいては氷上性能の低下をも防止できる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は、空気入りタイヤ(全体図示せず)のトレッド部2の展開図を示す。トレッド部2には、タイヤ周方向に連続してのびる2本の縦溝3、3が設けられる。縦溝3の配設本数は特に限定されいない。従って、縦溝3は、例えば3本以上でも良い。
該縦溝3は、例えば直線状、ジグザグ状又は波状など種々の形状で構成され、本実施形態では直線状である。また縦溝3は、タイヤ赤道Cの両側で、かつ、該タイヤ赤道Cを中心とした実質的な線対称位置に配されている。縦溝3の溝幅は特に限定されないが、旋回時での十分な雪柱せん断力を得るために、好ましくはトレッド幅TWの3.0%以上、より好ましくは3.5%以上、さらに好ましくは4.0%以上が望ましい。また、接地面積の減少を防ぐためにも、縦溝3の溝幅は、好ましくは9.0%以下、より好ましくは7.0%以下、さらに好ましくは6.0%以下が望ましい。
前記トレッド幅TWは、タイヤを正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の状態である正規状態において、トレッド端E、E間のタイヤ軸方向の距離として定められる。また、トレッド端Eは、明瞭なエッジによって特定可能な場合にはそのエッジとするが、エッジが不明瞭な場合には、正規状態のタイヤに正規荷重を負荷しかつキャンバー角0度で平面に接地させた状態でトレッド部の最もタイヤ軸方向外側の接地端部として定める。
また、「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"とする。また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。さらに「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
本実施形態において、トレッド部2には、該縦溝3、3で挟まれるセンター領域Crと、1本の縦溝3とそれに近い側のトレッド端Eとで挟まれるショルダー領域Sh、Shとが区画される。
前記センター領域Crには、前記縦溝3、3間を継いでのびるセンター横溝4がタイヤ周方向に隔設される。これにより、センター領域Crには、縦溝3及びセンター横溝4で区分されたセンターブロック5がタイヤ周方向に並ぶ。本実施形態において、センター横溝4は、タイヤ軸方向に対して比較的小さい角度、例えば0度よりも大かつ15度以下程度で傾斜する。このように、タイヤ軸方向に対して小さい角度で傾斜するセンター横溝4は、直進走行時の大きな雪柱せん断力を生じさせるとともに、旋回時に役立つ周方向の溝エッジ成分を獲得できる。
前記ショルダー領域Shには、その幅方向にのび該領域Shを横切る複数本のショルダー横溝6と、タイヤ周方向で隣り合う前記ショルダー横溝6、6間を継ぐ補助縦溝7とが設けられる。これらの溝6、7により、ショルダー領域Shには、センター領域Cr側に位置する内のブロック8及びトレッド端E側に位置する外のブロック9の各々がタイヤ周方向に並べられる。なお各ブロック5、8及び9には、慣例に従ってサイピングが設けられるのが好ましい。
本実施形態において、前記補助縦溝7は、いずれもタイヤ周方向に対して同方向に傾きかつ直線状にのびている。ここで、補助縦溝7のタイヤ周方向に対する角度θ1(図2に示す。)が大きすぎると、ブロック8、9の周方向剛性が低下しやすく操縦安定性が悪化する傾向がある。このような観点より、補助縦溝7の前記角度θ1は、好ましくは30度以下、より好ましくは25度以下、さらに好ましくは20度以下が望ましい。また、補助縦溝7は、図3に示されるように、タイヤ周方向に沿ってのびるものでも良いが、このような態様ではブロック8,9に偏摩耗が生じやすい。従って、補助縦溝7の前記角度θは、好ましくは5度以上、より好ましくは7度以上、さらに好ましくは10度以上が望ましい。
また、前記ショルダー横溝6は、タイヤ軸方向に対して比較的小さい角度θ2(図2に示す。)で傾斜しており、この例ではいずれも実質的に平行にのびている。ショルダー横溝6の前記角度θ2も特に限定されないが、直進時の雪柱せん断力及び旋回時のエッジ成分を考慮すると、好ましくはタイヤ軸方向に対して0度よりも大、より好ましくは5度以上、さらに好ましくは15度以上が望ましく、かつ、上限については、好ましくは45度以下、より好ましくは40度以下、さらに好ましくは30度以下が望ましい。なお本実施形態のように、ショルダー横溝6が円弧状で滑らかに湾曲するような場合、前記角度θ1、θ2は、溝の両端を結ぶ直線の角度とする。
また、前記ショルダー横溝6は、第1のショルダー横溝6aと、第2のショルダー横溝6bとを含む。
図2に示されるように、前記第1のショルダー横溝6aは、その溝中心線6Cのタイヤ軸方向の実質的に同じ位置P0から補助縦溝7がタイヤ周方向の一方A及び他方Bにそれぞれのびることにより一つの十字状溝交差部10を持っている。前記十字状溝交差部10では、該ショルダー横溝6の溝中心線6C上の一つの位置P0で、前記補助縦溝7の溝中心線の延長線7C、7Cが交わる。言い換えると、第1のショルダー横溝6aに接続される2本の補助縦溝7、7は、それらの溝中心線の延長線7Cが滑らかに連続する。
また、前記第2のショルダー横溝6bは、その溝中心線6Cのタイヤ軸方向の異なる位置P1、P2から補助縦溝7がタイヤ周方向の一方及び他方にそれぞれのびることにより2つのT字状溝交差部11を有する。従って、第2のショルダー横溝6bに接続される2本の補助縦溝7、7は、十字状溝交差部10のように溝中心線の延長線7Cが滑らかに連続せず、横溝6の溝中心線6Cを介してクランク状に連なる。
さらに、第1のショルダー横溝6aと第2のショルダー横溝6bとはタイヤ周方向に交互に設けられる。これにより、ショルダー領域Shには、十字状溝交差部10から四方にのびる第1のショルダー横溝6a及び補助縦溝7により、略十字状溝パターンが繰り返し現れる。また、この略十字状溝パターンの間には、第2のショルダー横溝6bが介在する。なお、前記横溝に関して、「交互」とは、必ずしも一つおきに第1及び第2のショルダー横溝6a、6bが現れる態様に限定されるものではなく、例えば、第1のショルダー横溝6aが2つ連続した後、一つの第2のショルダー横溝6bが現れるような態様をも含むものとする。
図4には、図2で踏み固められた雪路面のフットプリントFPの一例を部分的に示す。ブロック8、9によって押し固められた領域は濃いグレーで示される。また、ドットは溝で押し固められた雪柱20、22を示す。
T字状溝交差部11、11付近における第2のショルダー横溝6bと補助縦溝7との境界では、横方向のせん断力によって、雪柱20、22に切断部21が生じやすい。従って、ハッチングで示される第2のショルダー横溝6bで押し固められた雪柱20は、ショルダー横溝6bの蹴り出し時に外部に放出されるか又は溝に詰まるかもしれない。これに対して、十字状溝交差部10を含む溝部分では、より多くの路面の雪を溝の中に取り込むことでより強固な十字状の雪柱22が形成される。この雪柱22は、雪柱強度が大きいため、タイヤに大きな駆動力及び制動力を与えるとともに、切断され難く、その結果、路面に残りやすい。言い換えると、雪柱22はタイヤの溝に詰まり難い。このように、大きな溝面積を占める略十字状溝パターンにより、強固な十字状の雪柱22を形成するとともに、その周方向の両端を切断されやすくことにより、雪柱22の目詰まりを最小限に抑え、雪路での十分な駆動力等を確保しうる。
ここで、例えば図5(A)に示されるように、第2のショルダー横溝6bがタイヤ周方向に繰り返して配置されるようなパターンでは、T字状溝交差部11により、補助縦溝7の周方向の両端で切断された雪柱24が該補助縦溝7に連続して目詰まりしやすい。従って、このようなパターン部分は、補助縦溝7を利用した雪柱せん断力を全く発揮できず、雪上性能の向上が十分に期待できない。
また、図4(B)に示されるように、第1のショルダー横溝6aがタイヤ周方向に繰り返して配置されるパターン部分では、雪柱の目詰まりは抑えうる。しかし、十字状溝交差部10が連続するため、トレッド部2の実接地幅(周方向ストレート溝の溝幅を差し引いた接地幅)が減少し、氷上での十分な走行性能が得られない。
また、ショルダー横溝6の溝幅Gw1は、前記補助縦溝7の溝幅Gw2よりも大であるのが望ましい。これらの溝幅の比(Gw1/Gw2)が大きいほど、前記切断部21による雪柱の切断が生じやすくなる。これは、雪柱22をより確実に路面に残すのに役立つ。特に好ましくは、ショルダー横溝6の溝幅Gw1は、補助縦溝7の溝幅Gw2の1.5倍以上、より好ましくは2倍以上が望ましい。なお、各々又はいずれかの溝幅が変化する場合、その平均値で比較することができる。
ショルダー横溝6の溝幅Gw1の絶対値などは、特に限定されないが、十分な駆動力を得るために、好ましくは4mm以上、より好ましくは5mm以上、さらに好ましくは6mm以上が望ましい。逆に前記溝幅Gw1が大きすぎると、接地面積が減少して氷上性能の低下を招きやすい。このような観点より、前記溝幅Gw1は、好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下が望ましい。
また、第2のショルダー横溝6bは、一方のトレッド端E1側の一方のT字状溝交差部11aと、他方のトレッド端E2側の他方のT字状溝交差部11bとを有する。各T字状溝交差部11a、11bは、補助縦溝7及び第2のショルダー横溝6bの各溝壁が交わるコーナ部を含む。このコーナ部は、他方のトレッド端E2側に近い他方のコーナ部13と、一方のトレッド端E側に近い一方のコーナ部14とを各々含む。
雪上性能を高めるために、一方のT字状溝交差部11aの他方のコーナ部13は、他方のT字状溝交差部11bの一方のコーナ部14とタイヤ軸方向で同じ位置又は本実施形態のように前記一方のトレッド端E1側に位置するのが好ましい。これにより、実接地幅の低下を抑え、氷上性能の悪化を抑制し得る。特に好ましくは、他方のT字状溝交差部11bの一方のコーナ部14から一方のT字状溝交差部11aの他方のコーナ部13までのタイヤ軸方向の距離X(一方のトレッド端E側に向かう方向を正とする。)は、好ましくは−3mm以上、より好ましくは0mm以上、さらに好ましくは2mm以上が望ましい。
図5には、他の実施形態としてショルダー領域Shの部分展開図を示す。この例では、前記距離Xが負、即ち、一方のT字状溝交差部11aの他方のコーナ部13は、他方のT字状溝交差部11bの一方のコーナ部14よりも他方のトレッド端E2側に位置する。このような態様は、図1の態様に比べると実接地幅が相対的小さくなる傾向はあるものの、本発明の作用を奏することができる。
また、各補助縦溝7は、既述の通り、直線状にのびるものが好ましい。このような補助縦溝7は、T字状溝交差部11でのショルダー横溝6との境界部以外での雪柱の破壊を防止でき、より大きな雪柱せん断力を得るのに役立つ。他方、図7に示されるように、補助縦溝7をクランク状に折れ曲がる第1の補助縦溝7Aと、直線状にのびる第2の補助縦溝7Bとを交互に設けることによって、第1のショルダー横溝6aと第2のショルダー横溝6bとを形成することもできる。この態様では、横方向のせん断力が作用した場合、第1の補助縦溝7Aのクランク状の部分においても雪柱に破断部Ctが形成されやすい。従って、好ましくは、図1のパターンのように、全ての補助縦溝7を直線状かつタイヤ周方向に対して傾く傾斜溝とし、そのタイヤ軸方向の位置を違えて配したものが特に好ましい。
また、図1の態様において、各々の補助縦溝7は互いに平行であるが、図8に示されるように、第2のショルダー横溝6bの両側の補助縦溝7をタイヤ周方向に対して逆向きに傾けることもできる。
また、雪上性能をさらに向上するために、図9(A)、(B)に拡大して示されるように、T字状溝交差部11は、前記コーナ部13及び14をエッジとすることが望ましい。エッジは、曲率半径が1mm以上の円弧で面取されていない角であることが好ましく、それが鋭角であるか又は鈍角であるかは問わない。このようなエッジは、前記雪柱の切断部21の形成をより促進するのに役立つ。
また、特に限定はされないが、本発明をスタッドレスタイヤ等として適用する場合、前記トレッド部2は、67〜75%のランド比を有し、かつ少なくとも路面と接地するトレッドゴムがJISデュロメータA硬さで42〜50度のゴム組成物で構成されるのが望ましい。
前記ランド比は、実際に路面と接地する接地面(前記正規リム、正規内圧及び正規荷重での接地面)の全面積Scと、トレッド部2に設けられた全ての溝を埋めたと仮定した状態でのトレッド面の全表面積Saとの比(Sc/Sa)である。前記ランド比が67%未満であると、十分な接地面積が得られず、氷上性能の低下が大きく、逆に75%を超えると溝容積が大幅に低下し、基本的な雪上性能が得られない傾向がある。該ランド比は、特に好ましくは68%以上、より好ましくは69%以上が望ましく、上限については、特に好ましくは73%以下、より好ましくは71%以下が望ましい。
また、トレッドゴムのJISデュロメータA硬さが42度未満の場合、各ブロックの剛性が著しく小さくなり、操縦安定性の低下及び偏摩耗が生じるおそれがあり、逆に50度を超える場合、氷路面などでブロックの柔軟性が損なわれ、十分なエッジ効果を発揮することができない。
また、図1に示される実施形態では、各溝3、4、6及び7は、タイヤ赤道C上の任意の点を中心とする実質的な点対称の位置に配される。このような点対称パターンは、自由なタイヤローテンションを可能として汎用性を高め得る。しかし、本発明は、図10に示されるように、タイヤ赤道Cを中心とする線対称の配置を持つ態様を包含する。この場合、回転方向によって、横溝の作用が異なるため、それに適した回転方向が定められる。
図11には、本発明の他の実施形態を示す。この実施形態では、トレッド部2に、タイヤ赤道Cの両側でタイヤ周方向に連続してのびる一対の内の縦溝3a、3aと、その外側にそれぞれ配された一対の外の縦溝3b、3bとが設けられる。これにより、トレッド部2には、内の縦溝3a間のセンター領域Crと、外の縦溝3bとトレッド端との間のショルダー横溝Shと、前記内の縦溝3aと前記外の縦溝3bとで挟まれるミドル領域Mdとが区分される点で前記実施形態と異なる。
またこの実施形態では、前記センター領域Crにはセンター横溝4により複数のブロック5が、またショルダー領域Shにはショルダー横溝18により複数のブロック19がそれぞれ区分される。
前記ミドル領域Mdには、幅方向にのび該ミドル領域Mdを横切る複数本のミドル横溝16と、タイヤ周方向で隣り合う前記ミドル横溝16間を継ぐ補助縦溝17とが設けられる。またミドル横溝16は、前記一つの十字状溝交差部10を持つ第1のミドル横溝16aと、2つの前記T字状溝交差部11を有する第2のミドル横溝16bとを有する。そして、第1のミドル横溝16aと第2のミドル横溝16bとはタイヤ周方向に交互に設けられている。
このように、前記十字状溝交差部10及びT字状溝交差部11を有するパターン部分は、ショルダー領域Shに限定されるものではなく、本実施形態のようにミドル領域Mdに設けられたり、さらにはセンター領域Crに設けることもできる。また全ての各領域に形成することもできる。
この実施形態において、タイヤ赤道Cの左半分では、補助縦溝17は、いずれもタイヤ周方向の他方側Bから一方側Aに向かって溝幅が漸減している(タイヤ赤道Cの右半分ではその逆に、タイヤ周方向の一方側Aから他方側Bに向かって溝幅が漸減している。)。また、補助縦溝17は、平均溝幅が大きい第1の補助縦溝17aと、平均溝幅がそれよりも小さい第2の補助縦溝17bとがタイヤ周方向に交互に配される。さらに、第1の補助縦溝17aと第2の補助縦溝17bとは、十字状溝交差部10を介して、前記タイヤ周方向の他方側Bから一方側Bに向かって溝幅が連続的に漸減するように組み合わせて配置される(タイヤ赤道Cの右半分ではその逆である。)。
このような補助縦溝17では、ブロック剛性をより均一化でき、ドライ路面での操縦安定性や耐偏摩耗性能に有利となる。
またミドル横溝16は、この例ではタイヤ軸方向内側の端部において、溝幅が局部的に減じられた絞り部が設けられている。このような絞り部23は、雪柱端でもラテラル方向のせん断力を利用し、より高い横Gの発生が期待できる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく種々の態様に変形して実施しうる。
表1の仕様に基づいた空気入りラジアルタイヤ(サイズ195/65R15 91Q)を試作し、それらの氷上性能及び雪上性能をテストした。実施例のトレッドパターンは、図1に示すものを基調とし、各部の寸法を変化させた。トレッドゴムには、JISデュロメータA硬さ46度のゴム組成物を採用した。また比較例1は、図1のトレッドパターンのショルダー領域Shを、図5(B)のように、十字状溝交差部を有する第1のショルダー横溝と補助縦溝とで構成されたものに変更したものである。さらに比較例2は、図1のトレッドパターンのショルダー領域Shを、図5(B)のように、T字状溝交差部を有する第2のショルダー横溝と補助縦溝とで構成されたものに変更した。
テストの方法は、次の通りである。
<雪上性能>
下記の条件にて全輪に供試タイヤを装着した車両を使用し、気温0℃の環境下にあるシャーベット状の雪質路において速度40km/hから急制動を行い、車が停車するまでの制動距離を測定した。結果は、それぞれの制動距離の逆数を計算し、比較例1を100とした指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
車両:排気量2500ccのFR車(ABS装置付き)
リム:15×6JJ
空気圧:180kPa
<氷上性能>
上記と同じ条件で、気温0℃の環境下にあるミラーバーン状の氷路において、上記と同様、速度40km/hからの急制動時の制動距離を測定した。結果は、それぞれの制動距離の逆数を計算し、比較例1を100とした指数で表示した。数値が大きいほど良好である。テストの結果などを表1に示す。
Figure 2006298202
テストの結果、実施例のタイヤは、氷上性能及び雪上性能をバランス良く向上していることが確認できる。
本実施形態の空気入りタイヤのトレッド面の展開図である。 その左半分拡大図である。 ショルダー領域の他の実施形態を示す部分拡大図である。 図1のパターンのフットプリントを示す部分平面図である。 (A)、(B)は比較例のパターンの一部を示す図である。 本発明の他の実施形態を示すトレッド部の部分拡大図である。 本発明の他の実施形態を示すトレッド部の部分拡大図である。 本発明の他の実施形態を示す部の部分拡大図である。 (A)、(B)は、T字状溝交差部の拡大図である。 本発明の他の実施形態を示すトレッド部の展開図である。 本発明の他の実施形態を示すトレッド部の展開図である。
符号の説明
2 トレッド面
3、3a、3b 縦溝
4 センター横溝
5、8、9 ブロック
6 ショルダー横溝
6a 第1のショルダー横溝
6b 第2のショルダー横溝
7 補助縦溝
10 十字状溝交差部
11 T字状溝交差部
11a 一方側のT字状溝交差部
11b 他方側のT字状溝交差部
13 他方側のコーナ部
14 一方側のコーナ部
16 ミドル横溝
16a 第1のミドル横溝
16b 第2のミドル横溝
E トレッド端
E1 一方のトレッド端
E2 他方のトレッド端
Cr センター領域
Md ミドル領域
Sh ショルダー領域

Claims (7)

  1. トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる2本の縦溝で挟まれる領域又は1本の縦溝とトレッド端とで挟まれる領域を有し、
    前記領域には、幅方向にのび該領域を横切る複数本の横溝と、タイヤ周方向で隣り合う前記横溝間を継ぐ補助縦溝とが設けられることにより複数個のブロックが区分され、
    かつ前記横溝は、その溝中心線の実質的に同じ位置から前記補助縦溝がタイヤ周方向の一方及び他方にのびることにより一つの十字状溝交差部を持つ第1の横溝と、
    前記溝中心線の異なる位置から前記補助縦溝がタイヤ周方向の一方及び他方にのびることにより2つのT字状溝交差部を有する第2の横溝とを含み、しかも
    前記第1の横溝と前記第2の横溝とがタイヤ周方向に交互に設けられている空気入りタイヤ。
  2. 前記第2の横溝は、一方のトレッド端側の一方のT字状溝交差部と、他方のトレッド端側の他方のT字状溝交差部とを有し、
    前記一方のT字状溝交差部は、前記他方のトレッド端側に前記補助縦溝の溝壁と前記横溝の溝壁とが交わる他方のコーナ部を含むとともに、
    前記他方のT字状溝交差部は、前記一方のトレッド端側に前記補助縦溝の溝壁と前記横溝の溝壁とが交わる一方のコーナ部を含み、
    かつ該他方のコーナ部は、前記一方のコーナ部とタイヤ軸方向で同じ位置又は前記一方のトレッド端側に位置することを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記横溝の溝幅は、前記補助縦溝の溝幅よりも大きい請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記横溝の溝幅は、前記補助縦溝の溝幅の2倍以上である請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記各補助縦溝は、タイヤ周方向に対して同方向に傾きかつ直線状にのびる請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記T字状溝交差部は、前記補助縦溝の溝壁と前記横溝の溝壁とが交わるコーナ部にエッジを有する請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記トレッド部は、67〜75%のランド比を有し、かつ少なくとも路面と接地するトレッドゴムは、JISデュロメータA硬さが42〜50度である請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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