JP2012153267A - タイヤ - Google Patents
タイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012153267A JP2012153267A JP2011014433A JP2011014433A JP2012153267A JP 2012153267 A JP2012153267 A JP 2012153267A JP 2011014433 A JP2011014433 A JP 2011014433A JP 2011014433 A JP2011014433 A JP 2011014433A JP 2012153267 A JP2012153267 A JP 2012153267A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- rail
- tread
- block
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
【解決手段】タイヤ100は、トレッド部10に、複数本の周方向溝11〜15を配置して、複数列の分割陸部21〜26を区画形成し、これら周方向溝のうち、所定の2本の周方向溝11,12のタイヤ幅方向内側の分割陸部21〜24に、複数本の幅方向溝16〜19をそれぞれタイヤ周方向に間隔をおいて配置して、複数個のブロック陸部31〜34からなる少なくとも一列ブロック陸部列とし、かつ、周方向溝11,12のタイヤ幅方向外側の分割陸部25,26をリブ状陸部とし、ブロック陸部列21〜24は、トレッド部10のレール当接領域T全体にわたって少なくとも位置し、リブ状陸部25,26は、レール非当接領域Nに位置する。
【選択図】図1
Description
(1)道路上の走行および軌道のレール上の走行の両方に使用されるタイヤであって、
トレッド部に、
タイヤ周方向に沿って延びる複数本の周方向溝を配置して、複数列の分割陸部を区画形成し、
前記複数本の周方向溝のうち、所定の2本の周方向溝のタイヤ幅方向内側の分割陸部に、少なくともタイヤ幅方向に沿って延びる複数本の幅方向溝をタイヤ周方向に間隔をおいて配置して、複数個のブロック陸部からなる少なくとも一列のブロック陸部列を区画形成し、かつ、前記所定の2本の周方向溝のタイヤ幅方向外側の分割陸部をリブ状陸部とし、
前記ブロック陸部列は、前記トレッド部のレール当接領域全体にわたって少なくとも位置し、
前記リブ状陸部は、前記トレッド部のレール非当接領域に位置することを特徴とするタイヤ。
本発明のタイヤを説明する前に、本発明のタイヤが装着される車両であるDMVの一例について、図5〜図7を用いて簡単に説明する。図5および図6は、本発明のタイヤが装着された車両(DMV)700の側面図である。DMV700は、道路上および軌道上の両方を走行可能に構成されている。図5は、DMV700が道路の路面D上を走行している状態を示しており、これを「道路走行状態」という。図6は、DMV700が軌道のレールR上を走行している状態を示しており、これを「軌道走行状態」という。
以下、本発明の実施形態1にかかるタイヤ100について、図1および図2を用いて説明する。タイヤ100は、道路上の走行および軌道のレール上の走行の両方に使用されるタイヤであり、DMV700の駆動輪として使用されるものである。タイヤ100のトレッド部10は、ブロック陸部列21〜24とそのタイヤ幅方向両外側に形成されたリブ状陸部25,26とからなる。
0.0115Lpc≦Lt≦0.0147Lpc
LtとLpcとの関係は周方向に関するブロック剛性バランスを表す指標である。そして、Lt<0.0115Lpcの場合、ブロック平均周長が短く、十分なブロック剛性が確保できず、結果としてトラクション性も耐摩耗性も十分に確保できなくなるおそれがある。また、Lt>0.0147Lpcの場合、耐摩耗性は向上する反面、軌道走行時のトラクション性が確保できなくなるおそれがある。
本発明の実施形態2にかかるタイヤ200について、図3を用いて説明する。タイヤ200は、リブ状陸部25,26の構成が実施形態1のタイヤ100と異なるのみで、その他の点は同じであるため説明は省略し、リブ状陸部25,26の構成のみを説明する。
不図示であるが、レール当接領域Tのタイヤ幅方向両端部(図1におけるTとNとの境界の破線部)が位置するブロック陸部列、すなわち図1におけるブロック陸部列21,24を構成する各ブロック陸部31,34は、そのトレッド踏面における表面積S1が、他のブロック陸部列22,23を構成する各ブロック陸部32,33の表面積S2よりも大きくすることができる。ブロック陸部列21,24は、レールRの端部と接触するため、他のブロック陸部列22,23と比べて摩耗しやすいが、上記構成を採用することにより、他のブロック陸部列22,23よりもブロック剛性が高くなり、ブロック陸部列21,24とブロック陸部列22,23との不均一摩耗を抑制することができる。なお、この表面積は、タイヤを適用リムに装着し、所定空気圧を充填した無負荷状態でのものとする。
図4に示すように、トレッド部全体がブロック基調のパターンを有するタイヤ300を比較例タイヤ1とした。
図1に示す実施形態1のタイヤ100において、ブロック陸部列21,22,23,24の部分をリブ状陸部25,26と同様のリブ状陸部としたタイヤを比較例タイヤ2とした。
タイヤサイズ:235/70R17.5
タイヤの内部構造:1組の交差ベルトを有するラジアルタイヤ
(ベルトコード角度:周方向に対して40°〜74°,カーカス1枚)
これらのタイヤを車両(日野プロフィア)に装着し、テストコース(軌道)で発進加速試験を行った。なお、試験に用いたレールは、50kgNレール(レール幅:60mm)であり、レールとタイヤはタイヤ赤道がレール頂面の幅中心と一致するように当接し、レール当接領域は、タイヤ赤道を中心として、レール幅の110%以内の領域として設定し、トレッド幅の35%以内の領域であった。トラクション性評価については、テストドライバーのフィーリング評価を活用し、比較例1の評価ポイントを100とし実施例のフィーリングポイントを指数化した。
A−B法で1000km毎に左右ローテーションを実施し、常時100%積載条件で、20%をレール走行、80%を路面走行の割合で4000km走行したのち、各周方向溝の摩耗量を測定し、周方向溝の平均摩耗量を算出した。求めた平均摩耗量から、各タイヤにおける使用開始時から残溝1.6mmまでの使用寿命を求めた。比較例1の使用寿命を100として指数化した。すなわち、指数が大きいほど摩耗性能が高いことを示す。
各タイヤを装着した車両でテストコースの騒音測定路面(ISO路面)を走行したときの騒音を、JASO法で評価した。比較例1の騒音レベルと100としたとき、騒音が半減した場合を指数200とする方法で指数化した。すなわち、指数が大きいほど騒音が低減された良好な結果であることを示す。
10 トレッド部
11,12 周方向溝(所定の周方向溝、最外周方向溝)
13,14,15 周方向溝
16,17,18,19 幅方向溝
21,22,23,24 第1分割陸部(ブロック陸部列)
25,26 第2分割陸部(リブ状陸部)
31,32,33,34 ブロック陸部
35,36 幅方向サイプ
37,38 周方向サイプ
39,40 幅方向溝
T レール当接領域
N レール非当接領域
Claims (6)
- 道路上の走行および軌道のレール上の走行の両方に使用されるタイヤであって、
トレッド部に、
タイヤ周方向に沿って延びる複数本の周方向溝を配置して、複数列の分割陸部を区画形成し、
前記複数本の周方向溝のうち、所定の2本の周方向溝のタイヤ幅方向内側の分割陸部に、少なくともタイヤ幅方向に沿って延びる複数本の幅方向溝をタイヤ周方向に間隔をおいて配置して、複数個のブロック陸部からなる少なくとも一列のブロック陸部列を区画形成し、かつ、前記所定の2本の周方向溝のタイヤ幅方向外側の分割陸部をリブ状陸部とし、
前記ブロック陸部列は、前記トレッド部のレール当接領域全体にわたって少なくとも位置し、
前記リブ状陸部は、前記トレッド部のレール非当接領域に位置することを特徴とするタイヤ。 - 前記リブ状陸部のうち、トレッド端を含むタイヤ幅方向最外側のリブ状陸部には、一端が該トレッド端に開口し、他端が前記リブ状陸部内で終端する複数本の幅方向溝が、タイヤ周方向に間隔をおいて配置される請求項1に記載のタイヤ。
- 前記レール当接領域のタイヤ幅方向両端部が位置するブロック陸部列を構成する各ブロック陸部のトレッド踏面における表面積は、他のブロック陸部列を構成する各ブロック陸部のトレッド踏面における表面積よりも大きい請求項1または2に記載のタイヤ。
- 前記トレッド部は、点対称のトレッドパターンを有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタイヤ。
- 前記タイヤは夏用タイヤである請求項1乃至4のいずれか1項に記載のタイヤ。
- 前記タイヤは重荷重用タイヤである請求項1乃至5のいずれか1項に記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011014433A JP5745280B2 (ja) | 2011-01-26 | 2011-01-26 | タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011014433A JP5745280B2 (ja) | 2011-01-26 | 2011-01-26 | タイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012153267A true JP2012153267A (ja) | 2012-08-16 |
JP5745280B2 JP5745280B2 (ja) | 2015-07-08 |
Family
ID=46835460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011014433A Expired - Fee Related JP5745280B2 (ja) | 2011-01-26 | 2011-01-26 | タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5745280B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08192607A (ja) * | 1994-11-17 | 1996-07-30 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りタイヤ |
JP2006298202A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2006321435A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Hokkaido Railway Co | タイヤ |
JP2009046024A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2009051330A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
-
2011
- 2011-01-26 JP JP2011014433A patent/JP5745280B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08192607A (ja) * | 1994-11-17 | 1996-07-30 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りタイヤ |
JP2006298202A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2006321435A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Hokkaido Railway Co | タイヤ |
JP2009046024A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2009051330A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5745280B2 (ja) | 2015-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108099505B (zh) | 轮胎 | |
US8763659B2 (en) | Pneumatic tire with tread having sub-grooves and sipes | |
CN107150557B (zh) | 轮胎 | |
RU2401749C1 (ru) | Пневматическая шина | |
KR101877573B1 (ko) | 공기 타이어 | |
US10046607B2 (en) | Winter tire | |
KR20160095121A (ko) | 공기입 타이어 | |
KR101787111B1 (ko) | 중하중용 공기 타이어 | |
JP5902491B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US20130312887A1 (en) | Pneumatic tire | |
JP2002029224A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2014073776A (ja) | 空気入りタイヤ | |
AU2011228471A1 (en) | Pneumatic tire | |
US20130020002A1 (en) | Tire | |
JP2018095079A (ja) | タイヤ | |
JP2014076680A (ja) | 空気入りタイヤ | |
RU2473430C1 (ru) | Пневматическая шина | |
JP5200123B2 (ja) | 重荷重用空気入りタイヤ | |
JP2006315433A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5113450B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2006297991A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5147315B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5675381B2 (ja) | タイヤ | |
JP5745280B2 (ja) | タイヤ | |
WO2021002209A1 (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140909 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150407 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5745280 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |