JP2006296473A - 画像表示装置付きベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像表示装置付きベッドにおいて、非使用時に、ベッド上の患者に対する医療行為などの邪魔にならず、また、ベッド上に横たわる患者にテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、テレビを収納できるようにする。
【解決手段】 ベッド1の側方においてベッド側面と平行な面内で旋回可能に配設されたサイドアーム21と、該サイドアームの先端からベッド上方に延びる横アーム22とでなる旋回アーム20と、ベッド1のサイド支持部10に配置され旋回アームの基端部を回動可能に支持するアーム支持具15と、横アーム22に設けられて薄型テレビDを取り付けるテレビ取付具24とを備え、旋回アームがアーム支持具による枢支部Csを中心として旋回することにより、薄型テレビが、サイド支持部より上方に位置する使用位置と、ベッド足元方向端末のフットパネル8の外側に位置する非使用位置との間で移動する。
【選択図】図1
【解決手段】 ベッド1の側方においてベッド側面と平行な面内で旋回可能に配設されたサイドアーム21と、該サイドアームの先端からベッド上方に延びる横アーム22とでなる旋回アーム20と、ベッド1のサイド支持部10に配置され旋回アームの基端部を回動可能に支持するアーム支持具15と、横アーム22に設けられて薄型テレビDを取り付けるテレビ取付具24とを備え、旋回アームがアーム支持具による枢支部Csを中心として旋回することにより、薄型テレビが、サイド支持部より上方に位置する使用位置と、ベッド足元方向端末のフットパネル8の外側に位置する非使用位置との間で移動する。
【選択図】図1
Description
この発明は、例えば液晶タイプのテレビ受像機などの薄型の画像表示装置を備えた画像表示装置付きベッドに関する。
周知のように、例えば入院施設を備えた病院等においては、テレビ鑑賞は、長期間の入院生活を送る患者の退屈を紛らわせる貴重な手段である。このため、従来では、一般に、入院患者のベッド近くに床頭台を配置し、この床頭台(の基台部)上にテレビ受像機(以下、適宜、単に「テレビ」と略称する)を配設するようにしている。
ところが、このようにテレビを床頭台上に配置した場合、ベッド上の患者に対して診療や治療または介護行為などを施す際に、床頭台上に配置したテレビ自体あるいはその配線類などが邪魔になるといった問題がある。また、特に、複数の患者が同室に入院する環境では、床頭台上のテレビまで引き回された電源コードやビデオ配線等が病室の美観を損ない、更には、病室内の安全歩行の妨げにもなる。
このため、テレビをベッド自体に支持させることが考えられており、例えば、特許文献1には、頭部側のベッドフレームの一方に下部を連結した脚材を立設し、この脚材の上端側にベッド面と平行なアーム筒を旋回可能に取り付け、このアーム筒内部にスライド部材を軸方向へスライド自在に収納し、このスライド部材の先端にブラウン管タイプのテレビを取り付けるようにした構成が開示されている。
この特許文献1に係る従来技術では、テレビ使用時(視聴時)には前記アーム筒をベッド上方へ張り出す位置に旋回させ、スライド部材をアーム筒から引き出すことで、テレビを使用位置(視聴位置)に位置させる。一方、テレビを視聴しない非使用時には、スライド部材をアーム筒内へ引き込み、このアーム筒を頭部側のベッドフレームと略平行となる非使用位置(非視聴位置)まで旋回させることで、テレビは患者の頭部の上側方に位置させられる。
また、例えば特許文献2や特許文献3に示されるように、通常時はベッド上の患者にとって好適な視聴位置にテレビ位置させる一方、べッド上の患者に対して診療や治療または介護行為などを行う際にはテレビの存在が妨げとなることを回避するために、状況に応じてテレビを移動可能とすべく、当該テレビを移動キャスタ付きの床頭台やキャリア台に載せて配置することも一般的に行われている。
特開昭56−160062号公報
特開平6−118880号公報
特開平9−233404号公報
しかしながら、前記特許文献1の従来技術では、テレビは非使用時でも患者の頭部の上側方に位置しているので、ベッド上の患者に対して診療や治療または介護行為などを施す際には、やはりテレビが邪魔になる場合がある。また、前記従来の構成では、重量のあるテレビをベッド上方で旋回するアーム部材(前記アーム筒およびスライド部材)の先端に支持させており、視聴時にはこのように支持された重量のあるテレビがベッド上方に位置することとなり、患者がテレビ落下の(つまり、テレビが落下して来るかも知れないという)不安感や恐怖感を覚える場合がある。特に、テレビ非使用時には、このように支持されたテレビが、ベッドに横たわる患者の頭部の上側方に位置することになるので、患者がテレビ落下の不安感や恐怖感をより強く覚え、十分な安息感が得られない、といった問題がある。
従って、テレビをベッド自体に支持させる場合、テレビ非使用時には、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド上に横たわる患者にテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、テレビを収納できるようにすることが求められる。
また、前記特許文献2,特許文献3の従来技術の場合、通常、前記床頭台やキャリア台には、患者の荷物や医療用具あるいは介護用具などが収納または載置されており、その重量がかなり嵩むことになる。また、特に、複数の患者が同室に入院する環境では、床頭台やキャリア台を移動させるにしても、その移動スペースは一般に非常に限られたものとなる。従って、たとえ移動キャスタ付きではあっても、床頭台やキャリア台を簡単に移動させることは難しいのが実情である。
このため、実際には、前記床頭台やキャリア台は、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならない箇所に固定して配置されることが多く、ベッド上の患者は、テレビが多少なりとも視聴し辛い位置にあっても、我慢せざるを得ないのが実情であった。
ところで、近年では、液晶方式の採用などにより、従来のブラウン管方式のものに比して飛躍的に薄型化されたテレビが普及しつつある。ベッドに付設するテレビにかかる薄型のものを採用することで、その支持構造の簡素化や取り扱い性の向上などが期待できる。
尚、近年では、例えばパーソナルコンピュータのブロードバンド受信機能などを利用して、インターネットで配信される画像をディスプレイ画面で鑑賞することも幅広く普及して来ており、テレビ受像機のみに限定することなく、かかるインターネット配信の画像などを視認可能なものを含む薄型の画像表示装置が用いられる場合もあり得る。
尚、近年では、例えばパーソナルコンピュータのブロードバンド受信機能などを利用して、インターネットで配信される画像をディスプレイ画面で鑑賞することも幅広く普及して来ており、テレビ受像機のみに限定することなく、かかるインターネット配信の画像などを視認可能なものを含む薄型の画像表示装置が用いられる場合もあり得る。
この発明は、前記技術的課題に鑑みてなされたもので、画像表示装置付きベッドにおいて、薄型の画像表示装置を用いることで、非使用時に、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド上に横たわる患者にテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、テレビを収納できるようにすることを第1の基本的な目的とする。更に、画像表示装置を、ベッド上の患者の近辺で比較的容易に移動させることができるようにすることを第2の基本的な目的とする。
このため、本願発明に係る画像表示装置付きベッドは、ベッド床部の左右側部を支持する左右一対のサイド支持部を備えるとともに、使用位置と非使用位置との間で移動可能に支持された画像表示装置が付設されてなる画像表示装置付きベッドであって、ベッドの左右何れかの側方においてベッド側面と平行な面内で旋回可能に配設されたサイドアームを少なくとも一部に含む旋回アームと、前記サイド支持部に配置され、旋回アームの一端を回動可能に支持するアーム支持部と、前記旋回アームの他端側に設けられ、薄型の画像表示装置を取り付ける表示装置取付部とを備え、旋回アームは、前記アーム支持部による枢支部を中心として旋回することにより、前記表示装置取付部に取り付けた画像表示装置を、サイド支持部より上方に位置する使用位置と、サイド支持部の側方および当該サイド支持部のベッド足元方向の端末部よりも遠方の何れか一方に位置する非使用位置との間で移動させることを特徴としたものである。
この構成では、薄型の画像表示装置は、非使用時には、サイド支持部の側方または当該サイド支持部のベッド足元方向の端末部よりも遠方に収納される。
この構成では、薄型の画像表示装置は、非使用時には、サイド支持部の側方または当該サイド支持部のベッド足元方向の端末部よりも遠方に収納される。
この場合において、前記表示装置取付部は、画像表示装置の表示画面を起伏方向に角度調節するチルト機構を備えていることが好ましい。
この構成により、容易かつ正確に表示画面を起伏方向に角度調節することができ、画像表示装置の取り扱い性が向上する。
この構成により、容易かつ正確に表示画面を起伏方向に角度調節することができ、画像表示装置の取り扱い性が向上する。
また、以上の場合において、前記表示装置取付部は、画像表示装置の表示画面を起伏方向と直交する方向に角度調節する角度調節機構を備えていることがより好ましい。
この構成により、容易かつ正確に表示画面を起伏方向と直交する方向に角度調節することができ、画像表示装置の取り扱い性がより向上する。
この構成により、容易かつ正確に表示画面を起伏方向と直交する方向に角度調節することができ、画像表示装置の取り扱い性がより向上する。
更に、以上の場合において、前記旋回アームは、当該旋回アームの長さを複数段階に調整し得る長さ調整機構を備えていることが更に好ましい。
この構成により、容易かつ正確に旋回アームの長さを複数段階に調整することができ、旋回アーム及び画像表示装置の取り扱い性が更に向上する。
この構成により、容易かつ正確に旋回アームの長さを複数段階に調整することができ、旋回アーム及び画像表示装置の取り扱い性が更に向上する。
また更に、以上の場合において、好ましくは、アーム支持部が配置された前記サイド支持部は、当該サイド支持部の長手方向に延びるレール部材を備えており、前記アーム支持部は、前記レール部材にスライド移動可能に係合している。
この構成により、アーム支持部は前記レール部材に沿ってサイド支持部の長手方向にスライド移動することができる。つまり、旋回アームの旋回中心を移動させて画像表示装置の旋回軌跡を移動させることができ、旋回アーム及び画像表示装置の取り扱い性がより向上する。
この構成により、アーム支持部は前記レール部材に沿ってサイド支持部の長手方向にスライド移動することができる。つまり、旋回アームの旋回中心を移動させて画像表示装置の旋回軌跡を移動させることができ、旋回アーム及び画像表示装置の取り扱い性がより向上する。
また更に、以上の場合において、前記アーム支持部は、旋回アームを、使用位置と非使用位置の間の任意の旋回位置で旋回停止させ、且つ、この停止状態を解除させ得るクラッチ機構を備えていることがより好ましい。
この構成により、使用位置と非使用位置の間の任意の旋回位置で、旋回アームを容易かつ確実に旋回停止および停止解除することができ、旋回アーム及び画像表示装置の取り扱い性がより向上する。また、停止中の旋回アームは、前記クラッチ機構で確実に旋回停止状態が維持され、クラッチ機構で停止状態を解除しない限り旋回できず、停止中の旋回アームが不用意に旋回挙動することを確実に防止できる。
この構成により、使用位置と非使用位置の間の任意の旋回位置で、旋回アームを容易かつ確実に旋回停止および停止解除することができ、旋回アーム及び画像表示装置の取り扱い性がより向上する。また、停止中の旋回アームは、前記クラッチ機構で確実に旋回停止状態が維持され、クラッチ機構で停止状態を解除しない限り旋回できず、停止中の旋回アームが不用意に旋回挙動することを確実に防止できる。
また更に、以上の場合において、前記旋回アームを電動で旋回させるアーム電動機構が付設されていることが更に好ましい。
この構成により、人手を煩わすことなく旋回アームを旋回させることができ、利便性が向上する。
この構成により、人手を煩わすことなく旋回アームを旋回させることができ、利便性が向上する。
この場合において、前記ベッド床部は電動で起伏動作する背部床板を備えており、アーム電動機構は、背部床板の起伏角度に応じて旋回アームを旋回させることが好ましい。
この構成により、ベッド上の患者の上体を起伏させる介助が不要となり、また、患者の上体を起こして画像表示装置を視聴させる際には、上体の起立動作に応じて旋回アームの(つまり画像表示装置の)旋回位置を自動で調節できるようになる。
この構成により、ベッド上の患者の上体を起伏させる介助が不要となり、また、患者の上体を起こして画像表示装置を視聴させる際には、上体の起立動作に応じて旋回アームの(つまり画像表示装置の)旋回位置を自動で調節できるようになる。
また更に、以上の場合において、好ましくは、旋回アームは、ベッド側面と平行な面内で伸長する前記サイドアームと、該サイドアームの先端から略直角方向に伸長し前記表示装置取付部が設けられた横アームとで構成され、前記サイドアームの長さは、アーム支持部による枢支部の中心から画像表示装置の外形までの側面視における最短距離が、アーム支持部による枢支部の中心からサイド支持部のベッド足元方向の端末側に設けたフットパネルの外形までの側面視における最長距離よりも長く設定されており、旋回アームは、前記アーム支持部による枢支部を中心として旋回することにより、前記表示装置取付部に取り付けた画像表示装置を、サイド支持部より上方に位置する使用位置と、前記フットパネルよりも遠方に位置する非使用位置との間で移動させる。
この構成により、画像表示装置は、非使用時には、前記サイド支持部のベッド足元方向の端末部よりも遠方に収納される。従って、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などを、少なくとも何れか一方のサイド支持部の側方から、支障なく行うことができる。
この構成により、画像表示装置は、非使用時には、前記サイド支持部のベッド足元方向の端末部よりも遠方に収納される。従って、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などを、少なくとも何れか一方のサイド支持部の側方から、支障なく行うことができる。
この場合、画像表示装置の表示画面の起伏角度は、画像表示装置が前記フットパネルの上方を通過する前後において異なるように調節されることが好ましい。
この構成により、旋回アームの旋回半径を過度に大きく設定することなく、画像表示装置がフットパネルの上方を通過する際に、フットパネルと干渉することを確実に回避し、且つ、当該画像表示装置を支障なくフットパネルの外側に収納することができる。
この構成により、旋回アームの旋回半径を過度に大きく設定することなく、画像表示装置がフットパネルの上方を通過する際に、フットパネルと干渉することを確実に回避し、且つ、当該画像表示装置を支障なくフットパネルの外側に収納することができる。
本願の他の発明に係る画像表示装置付きベッドは、使用位置と非使用位置との間で移動可能に支持された画像表示装置が付設されてなる画像表示装置付きベッドであって、前記ベッドの側方に位置し薄型の画像表示装置を視聴可能な高さに支持する支持アームと、該支持アームを前記ベッドの側面に略沿って水平面内でスライド移動させるスライド機構と、を備えたことを特徴としたものである。
この構成では、ベッドの外方に位置する支持アームに薄型の画像表示装置を視聴可能な高さに支持し、スライド機構を介して前記支持アームをベッドの側面に略沿って水平面内でスライド移動させることができる。
この構成では、ベッドの外方に位置する支持アームに薄型の画像表示装置を視聴可能な高さに支持し、スライド機構を介して前記支持アームをベッドの側面に略沿って水平面内でスライド移動させることができる。
この場合において、前記支持アームの上端近傍に画像表示装置を取り付ける表示装置取付部が設けられており、該表示装置取付部は、画像表示装置の表示画面を起伏方向に角度調節するチルト機構を備えていることが好ましい。
この構成により、容易かつ正確に表示画面を起伏方向に角度調節することができ、画像表示装置の取り扱い性が向上する。
この構成により、容易かつ正確に表示画面を起伏方向に角度調節することができ、画像表示装置の取り扱い性が向上する。
また、以上の場合において、前記表示装置取付部は、画像表示装置の表示画面を起伏方向と直交する方向に角度調節する角度調節機構を備えていることがより好ましい。
この構成により、容易かつ正確に表示画面を起伏方向と直交する方向に角度調節することができ、画像表示装置の取り扱い性がより向上する。
この構成により、容易かつ正確に表示画面を起伏方向と直交する方向に角度調節することができ、画像表示装置の取り扱い性がより向上する。
更に、以上の場合において、前記支持アームは、画像表示装置の高さを複数段階に調整し得る高さ調整機構を備えていることが更に好ましい。
この構成により、容易かつ正確に画像表示装置の高さを複数段階に調整することができ、支持アーム及び画像表示装置の取り扱い性が更に向上する。
この構成により、容易かつ正確に画像表示装置の高さを複数段階に調整することができ、支持アーム及び画像表示装置の取り扱い性が更に向上する。
また更に、以上の場合において、好ましくは、前記スライド機構は、ベッドの左右側方および足元側の側方に延設された一連のガイドレールを備えている。
この構成によれば、支持アームを(つまり画像表示装置を)ベッドの左右側方および足元側の側方に延設された一連のガイドレールに沿ってスライド移動させることができる。
この構成によれば、支持アームを(つまり画像表示装置を)ベッドの左右側方および足元側の側方に延設された一連のガイドレールに沿ってスライド移動させることができる。
或いは、前記スライド機構は、ベッドの左右側方の何れか一方のみに延設されたガイドレールを備えていても良い。
この構成によれば、支持アームを(つまり画像表示装置を)ベッドの左右側方の何れか一方のみに延設されたガイドレールに沿ってスライド移動させることができる。
この構成によれば、支持アームを(つまり画像表示装置を)ベッドの左右側方の何れか一方のみに延設されたガイドレールに沿ってスライド移動させることができる。
若しくは、前記スライド機構は、ベッドの足元側の側方のみに延設されたガイドレールを備えていても良い。
この構成によれば、支持アームを(つまり画像表示装置を)ベッドの足元側の側方のみに延設されたガイドレールに沿ってスライド移動させることができる。
この構成によれば、支持アームを(つまり画像表示装置を)ベッドの足元側の側方のみに延設されたガイドレールに沿ってスライド移動させることができる。
また、前記支持アームは、前記ガイドレールとスライド可能に係合するスライド係合部を備えていることが好ましい。
この構成によれば、支持アームは、前記スライド係合部を介して、確実にガイドレールとスライド可能に係合する。
この構成によれば、支持アームは、前記スライド係合部を介して、確実にガイドレールとスライド可能に係合する。
この場合において、前記支持アームは、ガイドレールの延設方向に離間した複数のスライド係合部を備えていてもよい。
この構成によれば、支持アームは、複数のスライド係合部を介して、より確実にガイドレールとスライド可能に係合し、より安定したスライド移動動作が得られる。
この構成によれば、支持アームは、複数のスライド係合部を介して、より確実にガイドレールとスライド可能に係合し、より安定したスライド移動動作が得られる。
更に、上下方向に所定間隔を隔てた複数の平行なガイドレールが延設され、支持アームは、前記各ガイドレールとそれぞれ係合する複数のスライド係合部を備えていても良い。
この構成によれば、支持アームは、複数のスライド係合部を介して、上下方向に所定間隔を隔てた複数の平行なガイドレールとスライド可能に係合し、より安定したスライド移動動作が得られる。
この構成によれば、支持アームは、複数のスライド係合部を介して、上下方向に所定間隔を隔てた複数の平行なガイドレールとスライド可能に係合し、より安定したスライド移動動作が得られる。
前記スライド係合部は、ガイドレールを互いに対向する方向から挟持する少なくとも一対の回転ローラを備えていることが好ましい。
この構成によれば、ガイドレールは少なくとも一対の回転ローラで互いに対向する方向から挟持され、円滑で安定したスライド移動動作が得られる。
この構成によれば、ガイドレールは少なくとも一対の回転ローラで互いに対向する方向から挟持され、円滑で安定したスライド移動動作が得られる。
また、前記スライド係合部はガイドレールを互いに対向する方向から挟持する少なくとも一対の回転ローラを備えており、前記複数のスライド係合部のうち任意の2つのスライド係合部は、それぞれの回転ローラが前記ガイドレールを挟持する方向が互いに直交するように設定されていることがより好ましい。
この構成によれば、ガイドレールは少なくとも一対の回転ローラで互いに対向する方向から挟持され、円滑で安定したスライド移動動作が得られる。しかも、複数のスライド係合部のうち任意の2つのスライド係合部について、それぞれの回転ローラがガイドレールを挟持する方向が互いに直交することにより、スライド係合部がガイドレールから脱落して支持アームのスライド移動に支障を来すことを、効果的に防止できる。
この構成によれば、ガイドレールは少なくとも一対の回転ローラで互いに対向する方向から挟持され、円滑で安定したスライド移動動作が得られる。しかも、複数のスライド係合部のうち任意の2つのスライド係合部について、それぞれの回転ローラがガイドレールを挟持する方向が互いに直交することにより、スライド係合部がガイドレールから脱落して支持アームのスライド移動に支障を来すことを、効果的に防止できる。
本願発明に係る画像表示装置付きベッドによれば、ベッドの左右何れかの側方においてベッド側面と平行な面内で旋回可能に配設されたサイドアームを少なくとも一部に含む旋回アームが、ベッドのサイド支持部に配置されたアーム支持部による枢支部を中心として旋回することにより、旋回アームの他端側の表示装置取付部に取り付けられた薄型の画像表示装置を、サイド支持部より上方に位置する使用位置と、前記サイド支持部の側方および当該サイド支持部のベッド足元方向の端末部よりも遠方の何れか一方に位置する非使用位置との間で移動させることができる。
したがって、従来のように、画像表示装置の非使用時に、当該画像表示装置がベッド上に横たわる患者の頭部の上側方など頭部上方の近辺に位置することはない。その結果、画像表示装置の非使用時に、ベッド上に横たわる患者がテレビ落下の恐怖感や不安感を覚えることを確実に防止できる。特に、薄型の画像表示装置を用いたことにより、従来の例えばブラウン管式のものに比して、画像表示装置の重量および外形サイズ等が飛躍的に小さくなり、ベッド上方に位置する使用状態や旋回状態においても患者にテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことを抑制できる。更に、旋回アームやアーム支持部に加わる荷重も小さくて済み、これら要素をコンパクトなものとすることができる。
また、画像表示装置の非使用位置をサイド支持部の側方とした場合には、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などをサイド支持部の他の側方やベッド足元側から行うことで、これらの行為の邪魔になることを有効に回避できる。一方、前記非使用位置をサイド支持部のベッド足元方向の端末部よりも遠方とした場合には、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などをサイド支持部の一方または両方の側方から行うことで、これらの行為の邪魔になることを有効に回避できる。
すなわち、画像表示装置の非使用時に、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド上に横たわる患者にテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、テレビを収納できる。
したがって、従来のように、画像表示装置の非使用時に、当該画像表示装置がベッド上に横たわる患者の頭部の上側方など頭部上方の近辺に位置することはない。その結果、画像表示装置の非使用時に、ベッド上に横たわる患者がテレビ落下の恐怖感や不安感を覚えることを確実に防止できる。特に、薄型の画像表示装置を用いたことにより、従来の例えばブラウン管式のものに比して、画像表示装置の重量および外形サイズ等が飛躍的に小さくなり、ベッド上方に位置する使用状態や旋回状態においても患者にテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことを抑制できる。更に、旋回アームやアーム支持部に加わる荷重も小さくて済み、これら要素をコンパクトなものとすることができる。
また、画像表示装置の非使用位置をサイド支持部の側方とした場合には、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などをサイド支持部の他の側方やベッド足元側から行うことで、これらの行為の邪魔になることを有効に回避できる。一方、前記非使用位置をサイド支持部のベッド足元方向の端末部よりも遠方とした場合には、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などをサイド支持部の一方または両方の側方から行うことで、これらの行為の邪魔になることを有効に回避できる。
すなわち、画像表示装置の非使用時に、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド上に横たわる患者にテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、テレビを収納できる。
また、本願の他の発明に係る画像表示装置付きベッドによれば、ベッドの側方に位置する支持アームに薄型の画像表示装置を視聴可能な高さに支持し、スライド機構を介して前記支持アームをベッドの側面に略沿って水平面内でスライド移動させることができる。
したがって、画像表示装置をベッド上の患者の近辺で比較的容易に移動させることができる。その結果、通常時には、画像表示装置をベッド上の患者にとって好適な視聴位置に位置させ、一方、ベッド上の患者に対して診療や治療または介護行為などを施す際には、邪魔にならない箇所に画像表示装置をスライド移動させることができる。特に、薄型の画像表示装置を用いたことにより、従来の例えばブラウン管式のものに比して、画像表示装置の重量および外形サイズ等が飛躍的に小さくなり、支持アームやスライド機構に加わる荷重も小さくて済み、これら要素をコンパクトなものとすることができる。
したがって、画像表示装置をベッド上の患者の近辺で比較的容易に移動させることができる。その結果、通常時には、画像表示装置をベッド上の患者にとって好適な視聴位置に位置させ、一方、ベッド上の患者に対して診療や治療または介護行為などを施す際には、邪魔にならない箇所に画像表示装置をスライド移動させることができる。特に、薄型の画像表示装置を用いたことにより、従来の例えばブラウン管式のものに比して、画像表示装置の重量および外形サイズ等が飛躍的に小さくなり、支持アームやスライド機構に加わる荷重も小さくて済み、これら要素をコンパクトなものとすることができる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置付きベッド(以下、適宜、単に「ベッド」という)の概略構成を示す側面説明図である。また、図2及び図3は、それぞれ前記ベッドの平面説明図および正面説明図である。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置付きベッド(以下、適宜、単に「ベッド」という)の概略構成を示す側面説明図である。また、図2及び図3は、それぞれ前記ベッドの平面説明図および正面説明図である。
図1に示されるように、前記ベッド1は、床板4上にマット5を載置してなる床部3と、該床部3の頭部側を覆う縦壁状のヘッドパネル7と、床部3の足元側を覆う縦壁状のフットパネル8とを備えている。
前記床部3の左右側部3s(図2参照)は、前後一対の支持ベース11と、これら支持ベース11の上部どうしを連結するように掛け渡して延設されたフレーム部材13(サイドフレーム)とで支持されている。つまり、これらサイドフレーム13及び前後一対の支持ベース11とで、ベッド床部3の左右側部3sを支持するサイド支持部10の主要部が構成されている。
前記床部3の左右側部3s(図2参照)は、前後一対の支持ベース11と、これら支持ベース11の上部どうしを連結するように掛け渡して延設されたフレーム部材13(サイドフレーム)とで支持されている。つまり、これらサイドフレーム13及び前後一対の支持ベース11とで、ベッド床部3の左右側部3sを支持するサイド支持部10の主要部が構成されている。
前記ベッド1は、好ましくは介護用(つまり介護に適したタイプ)のもので、ベッド床板3のうち、患者Mの主として上体Maを支持する背部床部3aは起伏動作できるようになっている(図1における実線,破線および2点鎖線の各表示参照)。また、より好ましくは、患者Mの主として脚部Mbを支持する脚部床部3bも屈伸動作できるようになっている。
そして、背部床部3aを所定角度まで起立させ、且つ、脚部床部3bを屈曲させることにより、ベッド床部3上の患者Mに、上体Maをある程度起こし、且つ、脚部Mbを(つまり膝部Mcを)若干屈曲させた無理のない起き上がり姿勢を取らせることができる(図1における実線表示参照)。尚、より好ましくは、この起き上がり姿勢での上体Maの起立角度は、図1において2点鎖線で示されるように調節可能である。
一方、床部3をフラットに(平坦に)保つことで、患者Mに、上体Ma及び脚部Mbを伸ばして床部3上に横たわった安息姿勢を取らせることができる(図1における破線表示参照)。
一方、床部3をフラットに(平坦に)保つことで、患者Mに、上体Ma及び脚部Mbを伸ばして床部3上に横たわった安息姿勢を取らせることができる(図1における破線表示参照)。
前記ベッド床部3の動作、つまり、背部床部3aの起伏動作及び脚部床部3bの屈伸動作は、それぞれ対応する床板4部分を駆動することによって行われるもので、例えば介護者の手動操作で行われる。このような手動操作によってベッド床部3の姿勢を変更するベッド機構は、従来公知のものと同様のものである。
本実施形態では、ベッド1の左右何れかの側方に、ベッド側面と平行な面内で旋回し得る棒状のサイドアーム21が配設されている。このサイドアーム21の基端部(下端部)は、サイド支持部10に(具体的には、例えばサイドフレーム13に)配置されたアーム支持具15によって枢支部Csの中心廻りに回動可能に枢支されている。
一方、サイドアーム21の先端部(上端部)には、該先端部から略直角方向に伸長し、ベッド1の上方に張り出す横アーム22が一体的に設けられている。この横アーム22とサイドアーム21とで、正面視および平面視で略L字形(図2及び図3参照)の旋回アーム20が構成されている。
一方、サイドアーム21の先端部(上端部)には、該先端部から略直角方向に伸長し、ベッド1の上方に張り出す横アーム22が一体的に設けられている。この横アーム22とサイドアーム21とで、正面視および平面視で略L字形(図2及び図3参照)の旋回アーム20が構成されている。
この旋回アーム20の先端側(つまり横アーム22の先端側)に、画像表示装置取付部としてのテレビ取付具24が設けられている。そして、このテレビ取付具24を介して、例えば液晶タイプの薄型の画像表示装置D(本実施形態ではテレビ受像機:以下、薄型テレビと略称する)が、旋回アーム20の先端側に取り付けられている。
従って、前記薄型テレビDは、旋回アーム20の旋回動作に応じて、テレビ取付具24の旋回軌跡に沿った移動動作を行い、旋回アーム20の(つまりサイドアーム21の)旋回角度で定まる旋回位置に移動することができる。
従って、前記薄型テレビDは、旋回アーム20の旋回動作に応じて、テレビ取付具24の旋回軌跡に沿った移動動作を行い、旋回アーム20の(つまりサイドアーム21の)旋回角度で定まる旋回位置に移動することができる。
これにより、薄型テレビDは、平坦な床部3上に横たわった前記姿勢の患者Mの視聴に適した第1視聴位置(第1使用位置:図1の破線表示参照)と、上体Maがある程度起立した起き上がり姿勢の患者Mの視聴に適した第2視聴位置(第2使用位置:図1の実線表示参照)と、患者MがテレビDを視聴しない非視聴位置(非使用位置:図1の1点鎖線表示参照)との間で、旋回しながら移動させることができるようになっている。
すなわち、旋回アーム20が(つまりサイドアーム21が)アーム支持具15による枢支部Csを中心として旋回することにより、旋回アーム20の先端側(つまり横アーム22の先端側)のテレビ取付具24に取り付けた薄型テレビDを、前記サイド支持部10より上方に位置する使用位置と、サイド支持部10のベッド足元方向の端末側に位置するフットパネル8の外側に位置する非使用位置との間で移動させることができる。
これにより、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などをサイド支持部10の一方または両方の側方から行う際には、薄型テレビDを、これらの行為の邪魔にならないフットパネル8の外側に収納することができるのである。
これにより、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などをサイド支持部10の一方または両方の側方から行う際には、薄型テレビDを、これらの行為の邪魔にならないフットパネル8の外側に収納することができるのである。
特に、前記サイドアーム21の長さは、アーム支持具15による枢支部Csの中心から薄型テレビDの外形までの側面視における最短距離が、アーム支持具15による前記枢支部Csの中心からフットパネル8の外形までの側面視における最長距離よりも長く設定されている。そして、旋回アーム20は、アーム支持具15による前記枢支部Csを中心として旋回することにより、薄型テレビDを、サイド支持部10より上方に位置する使用位置と、フットパネル8よりも遠方に位置する非使用位置との間で移動させるようになっている。
この構成により、薄型テレビDは、非使用時には、前記サイド支持部10のベッド足元方向の端末部に位置するフットパネル8よりも遠方に収納される。従って、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などを、少なくとも何れか一方のサイド支持部10の側方から、支障なく行うことができる。
この構成により、薄型テレビDは、非使用時には、前記サイド支持部10のベッド足元方向の端末部に位置するフットパネル8よりも遠方に収納される。従って、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などを、少なくとも何れか一方のサイド支持部10の側方から、支障なく行うことができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、薄型テレビDは、非使用時には、サイド支持部10のベッド足元方向の端末側に位置するフットパネル8の外側の非使用位置に収納することができる。したがって、従来のように、薄型テレビDの非使用時に、当該テレビDがベッド上に横たわる患者の頭部の上側方など頭部上方の近辺に位置することはない。その結果、薄型テレビDの非使用時に、ベッド1上に横たわる患者Mがテレビ落下の恐怖感や不安感を覚えることを確実に防止できる。特に、画像表示装置として薄型テレビDを用いたことにより、従来の例えばブラウン管式のものに比して、その重量および外形サイズ等が飛躍的に小さくなり、ベッド1の上方に位置する使用状態や旋回状態においても患者Mにテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことを抑制できる。更に、旋回アーム20やアーム支持具15部に加わる荷重も小さくて済み、これら要素をコンパクトなものとすることができる。
また、薄型テレビDは、非使用時には、サイド支持部10のベッド足元方向の端末側に位置するフットパネル8の外側に収納できるので、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などをサイド支持部10の一方または両方の側方から行うことで、これらの行為の邪魔になることを有効に回避できる。
すなわち、薄型テレビDの非使用時に、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド1上に横たわる患者Mにテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、薄型テレビDを収納できるのである。
すなわち、薄型テレビDの非使用時に、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド1上に横たわる患者Mにテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、薄型テレビDを収納できるのである。
前記テレビ取付具24には、好ましくは、薄型テレビDの表示画面DfをテレビDの起伏方向に角度調節するチルト機構が備えられている。かかるチルト機構を備えることにより、容易かつ正確に表示画面Dfを起伏方向に角度調節することができ、薄型テレビDの取り扱い性を高めることができる。
図4は前記テレビ取付具24の要部を示す斜視図、図5はテレビ取付具24による薄型テレビDの取付状態を示す側面説明図である。
テレビ取付具24は、図4に詳しく示すように、横アーム22の先端側に固定される例えば略直方体状の本体ブロック25と、薄型テレビDの背面を固定支持する板状の取付金具28(VESA規格に準拠した所謂VESA金具)とを備えている。尚、この取付金具28は、薄型テレビDの背面側を固定するために、複数(本実施形態では例えば4つ)のボルト挿通穴28hを備えている。
テレビ取付具24は、図4に詳しく示すように、横アーム22の先端側に固定される例えば略直方体状の本体ブロック25と、薄型テレビDの背面を固定支持する板状の取付金具28(VESA規格に準拠した所謂VESA金具)とを備えている。尚、この取付金具28は、薄型テレビDの背面側を固定するために、複数(本実施形態では例えば4つ)のボルト挿通穴28hを備えている。
前記本体ブロック25の側面には、表面から突出した軸支突状部26が一体的に設けられており、この軸支突状部26に前記板状の取付金具28が取り付けられている。該取付金具28は一対の脚部29を備える一方、本体ブロック25の軸支突状部26には、横アーム22と平行な方向の貫通孔26hが形成されており、この貫通孔26hに嵌合された枢支軸27を介して、取付金具28が回動可能に本体ブロック25の側面に取り付けられている。
前記枢支軸27は、適度な締め代をもって締まり嵌めで前記貫通孔26hに嵌合されており、取付金具28に薄型テレビDが固定支持されている状態で、該薄型テレビDの重量に基づくモーメント荷重が取付金具28に作用しても、不用意に薄型テレビDが起伏方向に回動することはなく、使用者が薄型テレビDをもって傾け操作することにより、その操作力に応じて起伏方向(図5における矢印a1,a2方向)に回動できるようになっている。
前記枢支軸27は、適度な締め代をもって締まり嵌めで前記貫通孔26hに嵌合されており、取付金具28に薄型テレビDが固定支持されている状態で、該薄型テレビDの重量に基づくモーメント荷重が取付金具28に作用しても、不用意に薄型テレビDが起伏方向に回動することはなく、使用者が薄型テレビDをもって傾け操作することにより、その操作力に応じて起伏方向(図5における矢印a1,a2方向)に回動できるようになっている。
つまり、本体ブロック25の軸支突状部26,取付金具28及びその脚部29、並びに枢支軸27で、薄型テレビDを起伏方向に角度調節するチルト機構が構成されている。かかるチルト機構を介して薄型テレビDを取付具24に保持したことにより、テレビDの起伏方向における向きを比較的簡単に変えることができ、テレビ取り扱い時の利便性を高めることができるのである。
尚、この場合、薄型テレビDは、前記チルト機構,本体ブロック25及び横アーム22を介して、背面側の略中央部分を起伏方向へ回動可能に保持されている。従って、該薄型テレビDを起伏方向へ回動させてチルト方向の角度調節を行う際の回動半径は、当該薄型テレビDの上下方向寸法の略半分で済み、従来、薄型テレビDの一端側の取付部を支点にして起伏させる場合に比して、回動軌跡が下方へ張り出すことを大幅に抑制できる。
尚、この場合、薄型テレビDは、前記チルト機構,本体ブロック25及び横アーム22を介して、背面側の略中央部分を起伏方向へ回動可能に保持されている。従って、該薄型テレビDを起伏方向へ回動させてチルト方向の角度調節を行う際の回動半径は、当該薄型テレビDの上下方向寸法の略半分で済み、従来、薄型テレビDの一端側の取付部を支点にして起伏させる場合に比して、回動軌跡が下方へ張り出すことを大幅に抑制できる。
このようなチルト機構を設けることにより、薄型テレビDをフットパネル8の外側へ収納する際に、当該薄型テレビDのチルト角(起伏角度)が前記フットパネル8の上方を通過する前後において異なるように調節でき、フットパネル8の上方通過前および通過時には表示画面Dfが旋回軌跡Tdの接線方向にできるだけ沿った傾斜角度となるように調節し、フットパネル8の上方通過後には表示画面Dfがフットパネル8に沿った略鉛直方向を向くように調節することで、旋回アーム20の旋回半径を過度に大きく設定することなく、薄型テレビDがフットパネル8の上方を通過する際に、フットパネル8の上端部と干渉することをより確実に回避し、且つ、当該薄型テレビDを支障なくフットパネル8の外側に収納することができる。
また、テレビ取付具に、薄型テレビDの表示画面Dfを前記起伏方向と直交する方向に角度調節する角度調節機構を設けることも可能である。かかる角度調節機構を備えることにより、容易かつ正確に表示画面Dfを起伏方向と直交する方向に角度調節することができ、薄型テレビDの取り扱い性がより向上する。
図6は変形例に係るテレビ取付具の要部を示す斜視図、図7は前記変形例に係るテレビ取付具による薄型テレビDの取付状態を示す平面説明図である。尚、この変形例の説明において、前記図4及び図5に示した実施形態における場合と、同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付しそれ以上の説明は省略する。
この変形例では、横アーム22の先端に、略直角に折り曲げられて、上下方向の何れか一方(本変形例では下方)へ延長された延長アーム部22aが設けられ、この延長アーム部22aの下部側は、テレビ取付具31の本体ブロック32に回動可能に組み付けられている。
この変形例では、横アーム22の先端に、略直角に折り曲げられて、上下方向の何れか一方(本変形例では下方)へ延長された延長アーム部22aが設けられ、この延長アーム部22aの下部側は、テレビ取付具31の本体ブロック32に回動可能に組み付けられている。
前記本体ブロック32には、前記延長アーム部22aを回動可能に挿通させる上下方向の貫通孔32hが設けられており、また、具体的には図示しなかったが、延長アーム部22aの下端部には、その脱落防止用に、貫通孔32hよりも大径のストッパ部が一体的に形成されている。そして、このストッパ部が本体ブロック32の下端面を支持した状態で、延長アーム部22aの下部側が本体ブロック32に回動可能に組み付けられている。
前記延長アーム部22aは、適度な締め代をもって締まり嵌めで本体ブロック32の貫通孔32hに嵌合されており、取付金具28に薄型テレビDが固定支持されている状態で、該薄型テレビDに水平面内の軽微なモーメント荷重が作用しても、不用意に薄型テレビDが回動することはなく、使用者が薄型テレビDをもって回動操作することにより、その操作力に応じて、表示画面Dfを、延長アーム部22aの軸線回りに、つまり、表示画面Dfの起伏方向(チルト方向:図5における矢印a1,a2方向)と直交する方向(図7における矢印b1,b2方向)に回動できるようになっている。
これにより、薄型テレビDを、その表示画面Dfの起伏方向だけでなく、この起伏方向と直交する方向においても角度調節を行うことができ、薄型テレビDを使用する際の利便性がより高いものとなっている。
これにより、薄型テレビDを、その表示画面Dfの起伏方向だけでなく、この起伏方向と直交する方向においても角度調節を行うことができ、薄型テレビDを使用する際の利便性がより高いものとなっている。
尚、より好ましくは、延長アーム部22aと貫通孔32hの間には、例えばゴム等の弾性に富む材料で形成された円筒状の弾性ブッシュ33が介装されている。これにより、本体ブロック31が(従って、薄型テレビDが)延長アーム部22aの軸線回りに不用意に回動することが防止される。また、薄型テレビDを回動操作してテレビDの左右方向の向きを変える際に、前記弾性ブッシュ33の弾性力により適度な操作感が得られるようにすることができる。
また、前記ベッド1において、旋回アーム20に、当該旋回アーム20の長さを複数段階に調整し得る長さ調整機構を設けることができる。このように構成することにより、容易かつ正確に旋回アーム20の長さを複数段階に調整することができ、旋回アーム20及び薄型テレビDの取り扱い性が更に向上する。
特に、旋回アーム20のサイドアーム21の長さを複数段階に調整可能とすることにより、薄型テレビDの視聴位置をサイドアーム21の長さ方向に沿って複数段階に調整することができ、例えば患者Mの体格等に応じて、薄型テレビDをより好適な視聴位置に位置させるように調整できる。
特に、旋回アーム20のサイドアーム21の長さを複数段階に調整可能とすることにより、薄型テレビDの視聴位置をサイドアーム21の長さ方向に沿って複数段階に調整することができ、例えば患者Mの体格等に応じて、薄型テレビDをより好適な視聴位置に位置させるように調整できる。
また、薄型テレビDをフットパネル8の外側へ収納する際には、テレビ視聴時よりも前記サイドアーム21の長さを長くして、旋回アーム20の旋回半径を長くすることで、その先端側に取り付けた薄型テレビDとフットパネル8の上端部との干渉を確実に回避できるようにすることも可能である。この場合、薄型テレビDがフットパネル8の上方を通過してその外側に位置した後に、サイドアーム21の長さを短くすることで、薄型テレビDをフットパネル8に極力近い外側に位置させることができ、よりコンパクトな収納を実現することができる。
尚、以上のような旋回アーム20のサイドアーム21或いは横アーム22の長さを複数段階に調整する調整機構としては、従来公知の種々の機構を利用することができ、例えば、外筒スリーブの内部に円柱ロッドや円筒管を同軸に配置し、これを外筒スリーブに対しスライド可能に保持してスライド位置を複数段階に調整可能とすればよい。
更に、前記ベッド1において、より好ましくは、アーム支持具15が配置された前記サイド支持部10には、当該サイド支持部10の長手方向に延びるレール部材17を備えている。そして、前記アーム支持具15は、このレール部材17にスライド移動可能に係合しており、このレール部材17上の任意の位置で、或いは予め設定された複数箇所で、移動を停止させ位置固定することができるようになっている。
この構成により、アーム支持具15はレール部材17に沿ってサイド支持部10の長手方向にスライド移動することができる。つまり、旋回アーム20の旋回中心を移動させて薄型テレビDの旋回軌跡Tdを移動させることができ、旋回アーム20及び薄型テレビDの取り扱い性をより高めることができる。
この構成により、アーム支持具15はレール部材17に沿ってサイド支持部10の長手方向にスライド移動することができる。つまり、旋回アーム20の旋回中心を移動させて薄型テレビDの旋回軌跡Tdを移動させることができ、旋回アーム20及び薄型テレビDの取り扱い性をより高めることができる。
特に、薄型テレビDをフットパネル8の外側へ収納する際には、テレビ視聴時よりもアーム支持具15の位置をフットパネル8側(図1における右側)へ移動させて、旋回アーム20の旋回軌跡Tdをフットパネル8側へ移動させることで、その先端側に取り付けた薄型テレビDとフットパネル8の上端部との干渉を確実に回避できるようにすることも可能である。この場合、薄型テレビDがフットパネル8の上方を通過してその外側に位置した後に、アーム支持具15の位置をヘッドパネル7側(図1における左側)へ移動させることで、薄型テレビDをフットパネル8に極力近い外側に位置させることができ、よりコンパクトな収納を実現することができる。
尚、以上のように、アーム支持具15を、レール部材17にスライド移動可能に係合させ、このレール部材17上の任意の位置で或いは予め設定された複数箇所で、移動を停止させ位置固定する機構としては、従来公知の種々の機構を利用することができる。
また、前記旋回アーム20,サイドフレーム13,アーム支持具15,レール部材17及びテレビ取付具24の本体ブロック25などの主要部品は、十分な強度および剛性を有する例えば金属等の材料を用いて製作されている。
また、前記旋回アーム20,サイドフレーム13,アーム支持具15,レール部材17及びテレビ取付具24の本体ブロック25などの主要部品は、十分な強度および剛性を有する例えば金属等の材料を用いて製作されている。
また更に、前記ベッド1において、前記アーム支持具15は、旋回アーム20を使用位置と非使用位置の間の任意の旋回位置で旋回停止させ、且つ、この停止状態を解除させ得るクラッチ機構を備えていることがより好ましい。この構成により、使用位置と非使用位置の間の任意の旋回位置で、旋回アーム20を容易かつ確実に旋回停止および停止解除することができ、旋回アーム20及び薄型テレビDの取り扱い性をより一層高めることができる。また、旋回停止中の旋回アームは、前記クラッチ機構で確実に旋回停止状態が維持されており、クラッチ機構で停止状態を解除しない限り旋回はできない。従って、停止中の旋回アームが不用意に旋回挙動して患者の身体の一部と干渉する等の不具合が生じることが確実に防止され、安全性のより一層の向上を図る上でも有利である。尚、このようなクラッチ機構としては、従来公知の種々の機構を利用することができる。
前記ベッド1は、より好ましくは、電動式の介護用ベッドとすることができる。
この場合、ベッド1の床部3の動作、つまり背部床部3aの起伏動作及び脚部床部3bの屈伸動作は、それぞれ対応する床板4部分を電動式で駆動することによって行われる。背部床部3aの起伏動作と脚部床部3bの屈伸動作とを、連動した動作として制御することも可能である。
このような電動式のベッド1では、床部3(背部床部3a及び脚部床部3b)の動作を含むベッド1の各部の動作を制御するために、例えばマイクロコンピュータを主要部として構成された制御ユニット及び操作用の遠隔式コントローラ(共に不図示)が付設され、床部3(背部床部3a及び脚部床部3b)を駆動する電動機構は、前記制御ユニットに信号授受可能に接続される。そして、前記遠隔式コントローラの操作ボタンを操作することで、床部3の動作を自動制御することができる。
この場合、ベッド1の床部3の動作、つまり背部床部3aの起伏動作及び脚部床部3bの屈伸動作は、それぞれ対応する床板4部分を電動式で駆動することによって行われる。背部床部3aの起伏動作と脚部床部3bの屈伸動作とを、連動した動作として制御することも可能である。
このような電動式のベッド1では、床部3(背部床部3a及び脚部床部3b)の動作を含むベッド1の各部の動作を制御するために、例えばマイクロコンピュータを主要部として構成された制御ユニット及び操作用の遠隔式コントローラ(共に不図示)が付設され、床部3(背部床部3a及び脚部床部3b)を駆動する電動機構は、前記制御ユニットに信号授受可能に接続される。そして、前記遠隔式コントローラの操作ボタンを操作することで、床部3の動作を自動制御することができる。
このように、床部3(背部床部3a及び脚部床部3b)の動作を電動式としたことにより、患者M自身のボタン操作一つで、介護者を特に必要とすることなく、前記の起き上がり姿勢を取ることも可能となる。
尚、介護用とされた前記ベッド1において、背部床部3aを起伏動作させる機構、脚部床部3bを屈伸動作させる機構、及びこれらを電動で動作させる電動機構、並びに前記両機構を連動させて駆動する連動機構、更にはその制御機構等は、何れも従来公知のものを利用することができる。
尚、介護用とされた前記ベッド1において、背部床部3aを起伏動作させる機構、脚部床部3bを屈伸動作させる機構、及びこれらを電動で動作させる電動機構、並びに前記両機構を連動させて駆動する連動機構、更にはその制御機構等は、何れも従来公知のものを利用することができる。
また、前記旋回アーム20を電動で旋回させるアーム電動機構を設けて、アーム20の旋回動作を電動で行わせるようにすることができる。
この構成では、人手を煩わすことなく旋回アーム20を旋回させることができ、利便性が向上する。特に、アーム電動機構を前記制御ユニットに信号授受可能に接続し、遠隔式コントローラの操作ボタンにより操作できるようにすることで、患者M自身のボタン操作一つで、介護者を特に必要とすることなく、旋回アーム20の旋回動作を操作できる。
この構成では、人手を煩わすことなく旋回アーム20を旋回させることができ、利便性が向上する。特に、アーム電動機構を前記制御ユニットに信号授受可能に接続し、遠隔式コントローラの操作ボタンにより操作できるようにすることで、患者M自身のボタン操作一つで、介護者を特に必要とすることなく、旋回アーム20の旋回動作を操作できる。
この場合において、更には、アーム電動機構が、背部床部3aの起伏角度に応じて旋回アーム20を旋回させることが好ましい。
この構成によれば、患者Mの上体Maを起こして薄型テレビDを視聴させる際には、
患者Mの上体Maの起立動作に応じて旋回アーム20の(つまり薄型テレビDの)旋回位置を自動で調節でき、介護者を特に必要とすることなく、患者M自身のボタン操作一つで、薄型テレビDを良好な視聴位置に位置させることができる。
この構成によれば、患者Mの上体Maを起こして薄型テレビDを視聴させる際には、
患者Mの上体Maの起立動作に応じて旋回アーム20の(つまり薄型テレビDの)旋回位置を自動で調節でき、介護者を特に必要とすることなく、患者M自身のボタン操作一つで、薄型テレビDを良好な視聴位置に位置させることができる。
更に、薄型テレビDの表示画面DfをテレビDの起伏方向に角度調節するチルト機構についても、従来公知の機構を利用することで、電動式として構成し、制御ユニットに信号授受可能に接続して、遠隔式コントローラの操作ボタンにより操作できるようにすることもできる。
この場合、特に、薄型テレビDをフットパネル8の外側へ収納する際に、当該薄型テレビDのチルト角(起伏角度)が前記フットパネル8の上方を通過する前後において異なるように、つまり、フットパネル8の上方通過前および通過時には表示画面Dfが旋回軌跡Tdの接線方向にできるだけ沿った傾斜角度となるように調節し、フットパネル8の上方通過後には表示画面Dfがフットパネル8に沿った略鉛直方向を向くように、自動で調節することが可能になる。
この場合、特に、薄型テレビDをフットパネル8の外側へ収納する際に、当該薄型テレビDのチルト角(起伏角度)が前記フットパネル8の上方を通過する前後において異なるように、つまり、フットパネル8の上方通過前および通過時には表示画面Dfが旋回軌跡Tdの接線方向にできるだけ沿った傾斜角度となるように調節し、フットパネル8の上方通過後には表示画面Dfがフットパネル8に沿った略鉛直方向を向くように、自動で調節することが可能になる。
また更に、薄型テレビDの表示画面Dfを前記起伏方向と直交する方向に角度調節する角度調節機構、旋回アーム20の長さを複数段階に調整し得る長さ調整機構、アーム支持具15をレール部材17に沿ってスライド移動させて任意の位置で(或いは予め設定された複数箇所で)移動を停止させ位置固定する機構、及び、旋回アーム20を使用位置と非使用位置の間の任意の旋回位置で旋回停止させ、且つ、この停止状態を解除させ得るクラッチ機構などについても、従来公知の機構を利用することで、電動式として構成し、制御ユニットに信号授受可能に接続して、遠隔式コントローラの操作ボタンにより操作できるようにすることもできる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、ベッド1の左右何れかの側方においてベッド1の側面と平行な面内で旋回可能に配設されたサイドアーム21を少なくとも一部に含む旋回アーム20が、ベッド1のサイド支持部10に配置されたアーム支持具15による枢支部Csを中心として旋回することにより、旋回アーム20の先端側のテレビ取付具24に取り付けられた薄型テレビDを、サイド支持部10より上方に位置する使用位置と、サイド支持部10の側方および当該サイド支持部10のベッド足元方向の端末に位置するフットパネル8よりも遠方の何れか一方に位置する非使用位置との間で移動させることができる。
これにより、薄型テレビDの非使用時に、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド1上に横たわる患者Mにテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、テレビを収納することができるのである。
これにより、薄型テレビDの非使用時に、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド1上に横たわる患者Mにテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、テレビを収納することができるのである。
尚、図1〜図7に示した第1実施形態では、旋回アーム20は、ベッド1の側面と平行な面内で旋回し得る棒状のサイドアーム21と、このサイドアーム21の先端部(上端部)から略直角方向に伸長してベッド1の上方に張り出す横アーム22とで、正面視および平面視で略L字形(図2及び図3参照)に構成されていたが、この代わりに、旋回アームを、ベッド側面と平行な面内で旋回し得る棒状のサイドアームのみで構成するようにしても良い。
次に、前記第1実施形態の変形例について説明する。
尚、以下の説明において、前記図1〜図7に示した実施形態における場合と同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付しそれ以上の説明は省略する。
図8は、前記第1実施形態の変形例に係る画像表示装置付きベッドの要部を模式的に示す側面説明図である。また、図9は、前記変形例に係るベッドの要部を模式的に示す平面説明図である。
尚、以下の説明において、前記図1〜図7に示した実施形態における場合と同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付しそれ以上の説明は省略する。
図8は、前記第1実施形態の変形例に係る画像表示装置付きベッドの要部を模式的に示す側面説明図である。また、図9は、前記変形例に係るベッドの要部を模式的に示す平面説明図である。
これらの図に示すように、この変形例では、旋回アーム40は、ベッド1の側面1sと平行な面内で旋回し得る棒状のアーム部材(サイドアーム)のみで構成されており、この旋回アーム40の先端側に、テレビ取付具24を介して薄型テレビDが取り付けられている。
前記旋回アーム40の基端部(下端部)は、サイド支持部10に(具体的には、例えばサイドフレーム13に)配置されたアーム支持具15によって枢支部Csの中心廻りに回動可能に枢支されている。従って、この場合には、旋回アーム40及び薄型テレビDは、専らベッド1の側面1sと平行な面内で旋回する。
前記旋回アーム40の基端部(下端部)は、サイド支持部10に(具体的には、例えばサイドフレーム13に)配置されたアーム支持具15によって枢支部Csの中心廻りに回動可能に枢支されている。従って、この場合には、旋回アーム40及び薄型テレビDは、専らベッド1の側面1sと平行な面内で旋回する。
薄型テレビDは、旋回アーム40の旋回動作に応じて、テレビ取付具24の旋回軌跡に沿った移動動作を行い、旋回アーム40の旋回角度で定まる旋回位置に移動することができる。
これにより、薄型テレビDは、サイド支持部10より上方に位置する使用位置(図8及び図9における実線表示参照)と、サイド支持部10の側方に位置する非使用位置(図8及び図9における1点鎖線表示参照)との間で移動することができる。
従って、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などを、反対側のサイド支持部10の側方から、或いは足元側から行う際には、薄型テレビDを、これらの行為の邪魔にならないサイド支持部10の側方に収納することができるのである。
これにより、薄型テレビDは、サイド支持部10より上方に位置する使用位置(図8及び図9における実線表示参照)と、サイド支持部10の側方に位置する非使用位置(図8及び図9における1点鎖線表示参照)との間で移動することができる。
従って、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などを、反対側のサイド支持部10の側方から、或いは足元側から行う際には、薄型テレビDを、これらの行為の邪魔にならないサイド支持部10の側方に収納することができるのである。
この場合においても、従来のように、薄型テレビDの非使用時に、当該テレビDがベッド上に横たわる患者の頭部の上側方など頭部上方の近辺に位置することはない。従って、薄型テレビDの非使用時に、ベッド1上に横たわる患者Mがテレビ落下の恐怖感や不安感を覚えることを確実に防止できる。特に、画像表示装置として薄型テレビDを用いたことにより、従来の例えばブラウン管式のものに比して、その重量および外形サイズ等が飛躍的に小さくなり、ベッド1の上方に位置する使用状態や旋回状態においても患者Mにテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことを抑制できる。更に、旋回アーム40やアーム支持具15部に加わる荷重も小さくて済み、これら要素をコンパクトなものとすることができる。
すなわち、薄型テレビDの非使用時に、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド1上に横たわる患者Mにテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、薄型テレビDを収納できるのである。
すなわち、薄型テレビDの非使用時に、ベッド1上の患者Mに対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド1上に横たわる患者Mにテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、薄型テレビDを収納できるのである。
この変形例においても、第1実施形態における場合と同様に、薄型テレビDの表示画面DfをテレビDの起伏方向に角度調節するチルト機構,表示画面Dfを前記起伏方向と直交する方向に角度調節する角度調節機構、旋回アーム40の長さを複数段階に調整し得る長さ調整機構、アーム支持具15をレール部材17に沿ってスライド移動させて任意の位置で(或いは予め設定された複数箇所で)移動を停止させ位置固定する機構、及び、旋回アーム40を使用位置と非使用位置の間の任意の旋回位置で旋回停止させ、且つ、この停止状態を解除させ得るクラッチ機構などを設けることができる。
また、従来公知の構成を利用することで、これらの機構をそれぞれ電動式のものとして構成し、制御ユニットに信号授受可能に接続して、遠隔式コントローラの操作ボタンにより操作できるようにすることもできる。
また、従来公知の構成を利用することで、これらの機構をそれぞれ電動式のものとして構成し、制御ユニットに信号授受可能に接続して、遠隔式コントローラの操作ボタンにより操作できるようにすることもできる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
尚、以下の説明において、前記第1実施形態における場合と同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付しそれ以上の説明は省略する。
図10は、第2実施形態に係る画像表示装置付きベッド51(以下、適宜、単に「ベッド」と言う)の全体構成を模式的に示す斜視図である。
尚、以下の説明において、前記第1実施形態における場合と同様の構成を備え同様の作用をなすものについては、同一の符号を付しそれ以上の説明は省略する。
図10は、第2実施形態に係る画像表示装置付きベッド51(以下、適宜、単に「ベッド」と言う)の全体構成を模式的に示す斜視図である。
この図に示すように、本実施形態では、ベッド51の側方に、薄型テレビDを視聴可能な高さに支持する略鉛直方向の支持アーム60が配設され、この支持アーム60がベッド51の側面に延設されたガイドレール56に沿ってスライド移動するようになっている。
ベッド51のサイドパネル52の内側には、ベッド床部53を支持するベッドフレーム54(後述する図11参照)が配設されており、前記ガイドレール56は、このベッドフレーム54に固定されることで、ベッド51の側面に略沿って(つまり、サイドパネル52に略沿って)水平方向に延設されている。尚、本実施形態では、ガイドレール56は、ベッド51の左右側方の何れか一方のみに延設されている。
ベッド51のサイドパネル52の内側には、ベッド床部53を支持するベッドフレーム54(後述する図11参照)が配設されており、前記ガイドレール56は、このベッドフレーム54に固定されることで、ベッド51の側面に略沿って(つまり、サイドパネル52に略沿って)水平方向に延設されている。尚、本実施形態では、ガイドレール56は、ベッド51の左右側方の何れか一方のみに延設されている。
前記支持アーム60の上端側には、薄型テレビDを取り付けるテレビ取付具61が固定され、一方、支持アーム60の下端側には、ガイドレール56とスライド可能に係合するレール係合具71が固定されている。
次に、前記支持アーム60並びにテレビ取付具61及びレール係合具71の構成について説明する。
図11は支持アーム60による薄型テレビDの支持状態を示す説明図、図12は前記テレビ取付具の要部を示す斜視図、また、図13は図11のY13−Y13矢印方向からの矢視図である。
次に、前記支持アーム60並びにテレビ取付具61及びレール係合具71の構成について説明する。
図11は支持アーム60による薄型テレビDの支持状態を示す説明図、図12は前記テレビ取付具の要部を示す斜視図、また、図13は図11のY13−Y13矢印方向からの矢視図である。
これらの図に示されるように、前記テレビ取付具61は、支持アーム60の上端側に固定された例えば略直方体状の本体ブロック62と、薄型テレビDの背面を固定支持する板状の取付金具28(VESA規格に準拠した所謂VESA金具)とを備えている。尚、この取付金具28は、第1実施形態におけるものと同様のもので、薄型テレビDの背面側の略中央部分を保持している。
前記本体ブロック62の側面には、表面から突出した軸支突状部63が一体的に設けられており、この軸支突状部63に前記板状の取付金具28が取り付けられている。該取付金具28は一対の脚部29を備える一方、本体ブロック62の軸支突状部63には、支持アーム60と直交する方向の貫通孔63hが形成されており、この貫通孔63hに嵌合された枢支軸27を介して、取付金具28が回動可能に本体ブロック62に取り付けられている。
前記枢支軸27は、適度な締め代をもって締まり嵌めで前記貫通孔63hに嵌合されており、取付金具28に薄型テレビDが固定支持されている状態で、該薄型テレビDの重量に基づくモーメント荷重が取付金具28に作用しても、不用意に薄型テレビDが起伏方向に回動することはなく、使用者が薄型テレビDをもって傾け操作することにより、その操作力に応じて起伏方向(図11における矢印a1,a2方向)に回動できるようになっている。
つまり、本体ブロック62の軸支突状部63,取付金具28及びその脚部29、並びに枢支軸27で、薄型テレビDを起伏方向に角度調節するチルト機構が構成されている。尚、このチルト機構は、第1実施形態におけるものと同様のものである。
かかるチルト機構を介して薄型テレビDをテレビ取付具61に取り付けたことにより、容易かつ正確に表示画面Dfを起伏方向に角度調節することができ、テレビ取り扱い時の利便性を高めることができる。
かかるチルト機構を介して薄型テレビDをテレビ取付具61に取り付けたことにより、容易かつ正確に表示画面Dfを起伏方向に角度調節することができ、テレビ取り扱い時の利便性を高めることができる。
前記本体ブロック62には、支持アーム60を回動可能に挿通させる上下方向の貫通孔62h(図11参照)が設けられている。一方、支持アーム60の上端部には、貫通孔62hよりも大径のストッパ部60sが一体形成されている。
そして、このストッパ部60sが本体ブロック62の上端面に当て止められるまで、支持アーム60を上方から貫通孔62hに挿通させることにより、支持アーム60の上端側が本体ブロック62に回動可能に組み付けられる。
そして、このストッパ部60sが本体ブロック62の上端面に当て止められるまで、支持アーム60を上方から貫通孔62hに挿通させることにより、支持アーム60の上端側が本体ブロック62に回動可能に組み付けられる。
前記支持アーム60は、適度な締め代をもって締まり嵌めで本体ブロック62の貫通孔62hに嵌合されており、取付金具28に薄型テレビDが固定支持されている状態で、該薄型テレビDに水平面内の軽微なモーメント荷重が作用しても、不用意に薄型テレビDが回動することはなく、使用者が薄型テレビDをもって回動操作することにより、その操作力に応じて支持アーム60の軸線回りに、つまり、テレビ取付具61の上下方向の中心線回りに(図13における矢印b1,b2方向)に回動できるようになっている。
これにより、薄型テレビDをテレビ取付具61の上下方向の中心線回りに回動させて、つまり起伏方向(チルト方向)と直交する方向に回動させて、表示画面Dfの角度調節を行うことができる。従って、容易かつ正確に表示画面Dfを起伏方向と直交する方向に角度調節することができ、薄型テレビDの取り扱い性がより向上する。
これにより、薄型テレビDをテレビ取付具61の上下方向の中心線回りに回動させて、つまり起伏方向(チルト方向)と直交する方向に回動させて、表示画面Dfの角度調節を行うことができる。従って、容易かつ正確に表示画面Dfを起伏方向と直交する方向に角度調節することができ、薄型テレビDの取り扱い性がより向上する。
尚、より好ましくは、支持アーム60と貫通孔62hの間には、例えばゴム等の弾性に富む材料で形成された円筒状の弾性ブッシュ64が介装されている。これにより、本体ブロック62が(従って、薄型テレビDが)支持アーム60の軸線回りに不用意に回動することが防止される。また、薄型テレビDを回動操作してテレビDの起伏方向と直交する向きを変える際に、前記弾性ブッシュ64の弾性力により適度な操作感が得られるようにすることができる。
前記支持アーム60の下端側は、図11に示されるように、レール係合具71のブロック体72(本体ブロック)に固定されている。この本体ブロック72は、例えば略直方体状に形成され、前記支持アーム60の下端側を挿通させる上下方向の貫通孔72hを有している。支持アーム60の下端側は、この貫通孔72hに挿通させた上で、上下の固定ナット73,74を用いてレール係合具71の本体ブロック72に締結固定されている。
ガイドレール56は、略円形の断面形状を有し、ベッド51のサイドパネル52の外側に延設されており、サイドパネル52に設けた開口部52hを挿通して水平方向に延びる連結メンバ57により、ベッド51のベッドフレーム54に連結支持されている。
ガイドレール56は、略円形の断面形状を有し、ベッド51のサイドパネル52の外側に延設されており、サイドパネル52に設けた開口部52hを挿通して水平方向に延びる連結メンバ57により、ベッド51のベッドフレーム54に連結支持されている。
前記本体ブロック72の内方向きの側面には、表面から突出するように上下一対の枢支軸75a,75cが一体的に設けられている。これら枢支軸75a,75cは何れも水平方向に伸長しており、レール係合具71をガイドレール56に取り付けた状態では、上側枢支軸75aはガイドレール56よりも上方に、下側枢支軸75cはガイドレール56よりも下方に、それぞれ位置している。また、これら上下の枢支軸75a,75cの途中部には、両者75a,75cを掛け渡すようにして、鉛直方向に伸長する枢支軸75b(鉛直枢支軸)が連結されている。
前記上下の枢支軸75a,75cの先端には、例えばガイドレール56の断面における上下の周縁形状に略沿った転動面を有する回転ローラ76A,76Cが、対応する枢支軸75a,75cの軸線回りにそれぞれ回転自在に取り付けられている。この一対の回転ローラ76A,76Cはガイドレール56を互いに対向する方向(この場合、上下方向)から挟持している。また、鉛直枢支軸75bの略中央には、例えば円柱状の回転ローラ76Bが鉛直枢支軸75bの軸線回りに回転自在に取り付けられている。これら各回転ローラ76A,76B,76Cは、ガイドレール56の上端,側部,下端にそれぞれ転動可能に当接している。
そして、これら回転ローラ76A,76B,76Cがガイドレール56に沿って転動することにより、レール係合具71がガイドレール56に沿って、非常に低摩擦で支障なく移動するようになっている。
このように、ガイドレール56は少なくとも一対の回転ローラ76A,76Cで互いに対向する方向から挟持されており、円滑で安定した支持アーム60のスライド移動動作が得られる。
このように、ガイドレール56は少なくとも一対の回転ローラ76A,76Cで互いに対向する方向から挟持されており、円滑で安定した支持アーム60のスライド移動動作が得られる。
かかるレール係合具71を設けたことで、支持アーム60の下端側を、確実にガイドレール56とスライド可能に係合させることができる。
尚、前記ガイドレール56とレール係合具71とで、本願請求項に記載した「スライド機構」の主要部が構成されている。また、前記支持アーム60,テレビ取付具61の本体ブロック62,レール係合具71の本体ブロック72,ガイドレール56,該レール56を連結支持する連結メンバ57及びベッド51のベッドフレーム54などの主要部品は、十分な強度および剛性を有する例えば金属等の材料を用いて製作されている。
尚、前記ガイドレール56とレール係合具71とで、本願請求項に記載した「スライド機構」の主要部が構成されている。また、前記支持アーム60,テレビ取付具61の本体ブロック62,レール係合具71の本体ブロック72,ガイドレール56,該レール56を連結支持する連結メンバ57及びベッド51のベッドフレーム54などの主要部品は、十分な強度および剛性を有する例えば金属等の材料を用いて製作されている。
以上の構成によれば、ベッド51の側方に位置する支持アーム60に薄型テレビDを視聴可能な高さに支持し、ガイドレール56及びレール係合具71を介して前記支持アーム60をベッド1の側面に略沿って水平面内でスライド移動させることができる。
したがって、薄型テレビDをベッド51上の患者の近辺で比較的容易に移動させることができる。その結果、通常時には、薄型テレビDをベッド51上の患者にとって好適な視聴位置(使用位置)に位置させ、一方、ベッド51上の患者に対して診療や治療または介護行為などを施す際には、邪魔にならない箇所(非使用位置)に薄型テレビDをスライド移動させることができるのである。特に、画像表示装置として薄型テレビDを用いたことにより、従来の例えばブラウン管式のものに比して、画像表示装置の重量および外形サイズ等が飛躍的に小さくなり、支持アーム60やスライド機構に加わる荷重も小さくて済み、これら要素をコンパクトなものとすることができる。
したがって、薄型テレビDをベッド51上の患者の近辺で比較的容易に移動させることができる。その結果、通常時には、薄型テレビDをベッド51上の患者にとって好適な視聴位置(使用位置)に位置させ、一方、ベッド51上の患者に対して診療や治療または介護行為などを施す際には、邪魔にならない箇所(非使用位置)に薄型テレビDをスライド移動させることができるのである。特に、画像表示装置として薄型テレビDを用いたことにより、従来の例えばブラウン管式のものに比して、画像表示装置の重量および外形サイズ等が飛躍的に小さくなり、支持アーム60やスライド機構に加わる荷重も小さくて済み、これら要素をコンパクトなものとすることができる。
前記ベッド51において、支持アーム60に、薄型テレビDの高さを複数段階に調整し得る高さ調整機構を設けることができる。このように構成することにより、容易かつ正確に薄型テレビDの高さを複数段階に調整することができ、支持アーム60及び薄型テレビDの取り扱い性が更に向上する。
特に、支持アーム60の長さを複数段階に調整して薄型テレビDの高さを調整可能とすることにより、例えば患者Mの体格等に応じて、薄型テレビDをより好適な視聴位置に位置させるように調整できる。
尚、以上のような高さ調整機構を得るための支持アーム60の構造としては、従来公知の種々の機構を利用することができ、例えば、外筒スリーブの内部に円柱ロッドや円筒管を同軸に配置し、これを外筒スリーブに対しスライド可能に保持してスライド位置を複数段階に調整可能とすればよい。
特に、支持アーム60の長さを複数段階に調整して薄型テレビDの高さを調整可能とすることにより、例えば患者Mの体格等に応じて、薄型テレビDをより好適な視聴位置に位置させるように調整できる。
尚、以上のような高さ調整機構を得るための支持アーム60の構造としては、従来公知の種々の機構を利用することができ、例えば、外筒スリーブの内部に円柱ロッドや円筒管を同軸に配置し、これを外筒スリーブに対しスライド可能に保持してスライド位置を複数段階に調整可能とすればよい。
前記ベッド51は、より好ましくは、第1実施形態における場合と同様に、電動式の介護用ベッドとすることができる。
また、この第2実施形態においても、第1実施形態における場合と同様に、薄型テレビDの表示画面DfをテレビDの起伏方向に角度調節するチルト機構,表示画面Dfを前記起伏方向と直交する方向に角度調節する角度調節機構、支持アーム60の長さを調整して薄型テレビDの高さを複数段階に調整し得る高さ調整機構、及び、レール係合具71をガイドレール56に沿ってスライド移動させて任意の位置で(或いは予め設定された複数箇所で)移動を停止させる機構などについて、従来公知の構成を利用することで、これら各機構をそれぞれ電動式のものとして構成し、制御ユニットに信号授受可能に接続して、遠隔式コントローラの操作ボタンにより操作できるようにすることもできる。
また、この第2実施形態においても、第1実施形態における場合と同様に、薄型テレビDの表示画面DfをテレビDの起伏方向に角度調節するチルト機構,表示画面Dfを前記起伏方向と直交する方向に角度調節する角度調節機構、支持アーム60の長さを調整して薄型テレビDの高さを複数段階に調整し得る高さ調整機構、及び、レール係合具71をガイドレール56に沿ってスライド移動させて任意の位置で(或いは予め設定された複数箇所で)移動を停止させる機構などについて、従来公知の構成を利用することで、これら各機構をそれぞれ電動式のものとして構成し、制御ユニットに信号授受可能に接続して、遠隔式コントローラの操作ボタンにより操作できるようにすることもできる。
前記レール係合具71とガイドレール56の係合の態様としては、種々の変形例が考えられる。以下、この変形例について説明する。
<第1変形例>
図14は第2実施形態の第1変形例に係るレール係合具とガイドレールの係合状態を模式的に示す説明図、図15は図14のY15−Y15矢印方向からの矢視図、また、図16は図14のY16−Y16矢印方向からの矢視図である。
これらの図に示すように、第1変形例では、レール係合具81は、ガイドレール89の延設方向に離間した複数の(本変形例では2つの)スライド係合部、すなわち、2組の回転ローラ83A/83B及び85A/85Bを備えている。これら2組の回転ローラ83A/83B及び85A/85Bは、ガイドレール89の延設方向について支持アーム80を中心として両側(ベッドの頭部側と足元側)に振り分けて配置されている。
従って、レール係合具81は、2組の回転ローラ83A/83B及び85A/85Bを介して、より確実にガイドレール89とスライド可能に係合し、より安定した支持アーム80のスライド移動動作が得られる。
<第1変形例>
図14は第2実施形態の第1変形例に係るレール係合具とガイドレールの係合状態を模式的に示す説明図、図15は図14のY15−Y15矢印方向からの矢視図、また、図16は図14のY16−Y16矢印方向からの矢視図である。
これらの図に示すように、第1変形例では、レール係合具81は、ガイドレール89の延設方向に離間した複数の(本変形例では2つの)スライド係合部、すなわち、2組の回転ローラ83A/83B及び85A/85Bを備えている。これら2組の回転ローラ83A/83B及び85A/85Bは、ガイドレール89の延設方向について支持アーム80を中心として両側(ベッドの頭部側と足元側)に振り分けて配置されている。
従って、レール係合具81は、2組の回転ローラ83A/83B及び85A/85Bを介して、より確実にガイドレール89とスライド可能に係合し、より安定した支持アーム80のスライド移動動作が得られる。
前記2組の回転ローラ83A/83B及び85A/85Bのうち一方の組の回転ローラ83A/83Bは、それぞれ枢支軸84a/84bで回転自在に枢支され、ガイドレール89を上下の互いに対向する方向から挟持している。他方の組の回転ローラ85A/85Bは、それぞれ枢支軸86a/86bで回転自在に枢支され、ガイドレール89を左右の互いに対向する方向から挟持している。つまり、2組の回転ローラ83A/83B及び85A/85Bは、ガイドレール89を挟持する方向が互いに直交するように設定されている。尚,上記枢支軸84a/84b及び86a/86bは、全てレール係合具81の本体ブロック82に支持されている。
従って、円滑で安定した支持アーム80のスライド移動動作が得られるだけでなく、スライド係合部がガイドレール89から脱落して支持アーム80のスライド移動に支障を来すことを、効果的に防止できる。
尚、この第1変形例の場合、ガイドレール89はベッドの頭部側と足元側の各端末部で鉛直方向のベッドフレームに支持することができる。或いは、ベッド側面に沿って水平方向に延びるベッドフレームを複数設け、そのうちの一つをガイドレール89として使用するようにしても良い。
尚、この第1変形例の場合、ガイドレール89はベッドの頭部側と足元側の各端末部で鉛直方向のベッドフレームに支持することができる。或いは、ベッド側面に沿って水平方向に延びるベッドフレームを複数設け、そのうちの一つをガイドレール89として使用するようにしても良い。
<第2変形例>
図17は第2変形例に係るレール係合具とガイドレールの係合状態を模式的に示す説明図である。
この図に示すように、第2変形例では、上下方向に所定間隔を隔てた複数の(本変形例では2本の)平行なガイドレール98及び99が延設されており、レール係合具91は、これら上下のガイドレール98及び99とそれぞれ係合する複数の(本変形例では2つの)スライド係合部、すなわち、2組の回転ローラ93A/93B及び95A/95Bを備えている。
従って、レール係合具91は、2組の回転ローラ93A/93B及び95A/95Bを介して、上下2本の平行なガイドレール98及び99とスライド可能に係合し、より安定した支持アーム90のスライド移動動作が得られる。
図17は第2変形例に係るレール係合具とガイドレールの係合状態を模式的に示す説明図である。
この図に示すように、第2変形例では、上下方向に所定間隔を隔てた複数の(本変形例では2本の)平行なガイドレール98及び99が延設されており、レール係合具91は、これら上下のガイドレール98及び99とそれぞれ係合する複数の(本変形例では2つの)スライド係合部、すなわち、2組の回転ローラ93A/93B及び95A/95Bを備えている。
従って、レール係合具91は、2組の回転ローラ93A/93B及び95A/95Bを介して、上下2本の平行なガイドレール98及び99とスライド可能に係合し、より安定した支持アーム90のスライド移動動作が得られる。
前記2組の回転ローラ93A/93B及び95A/95Bのうち一方の(上側の)組の回転ローラ93A/93Bは、それぞれ枢支軸94a/94bで回転自在に枢支され、上側のガイドレール98を左右の互いに対向する方向から挟持している。他方の(下側の)組の回転ローラ95A/95Bは、それぞれ枢支軸96a/96bで回転自在に枢支され、下側のガイドレール99を上下の互いに対向する方向から挟持している。つまり、2組の回転ローラ93A/93B及び95A/95Bは、それぞれのガイドレール98及び99を挟持する方向が互いに直交するように設定されている。尚,上記枢支軸94a/94b及び96a/96bは、全てレール係合具91の本体ブロック92に支持されている。
従って、円滑で安定した支持アーム90のスライド移動動作が得られるだけでなく、スライド係合部がガイドレール98又は99から脱落して支持アーム90のスライド移動に支障を来すことを、効果的に防止できる。
従って、円滑で安定した支持アーム90のスライド移動動作が得られるだけでなく、スライド係合部がガイドレール98又は99から脱落して支持アーム90のスライド移動に支障を来すことを、効果的に防止できる。
<第3変形例>
図18は第3変形例に係るレール係合具とガイドレールの係合状態を模式的に示す説明図である。この第3変形例は、前記第1変形例と第2変形例とを組み合わせたものと言える。すなわち、図18に示すように、第3変形例では、上下方向に所定間隔を隔てた複数の(本変形例では2本の)平行なガイドレール108及び109が延設されている。また、レール係合具101は、各ガイドレール108及び109毎に、その延設方向に離間した複数の(本変形例では2つの)スライド係合部を備えている。
図18は第3変形例に係るレール係合具とガイドレールの係合状態を模式的に示す説明図である。この第3変形例は、前記第1変形例と第2変形例とを組み合わせたものと言える。すなわち、図18に示すように、第3変形例では、上下方向に所定間隔を隔てた複数の(本変形例では2本の)平行なガイドレール108及び109が延設されている。また、レール係合具101は、各ガイドレール108及び109毎に、その延設方向に離間した複数の(本変形例では2つの)スライド係合部を備えている。
すなわち、上側のガイドレール108には、2組の回転ローラ103A/103B及び104(一対のもののうち片側のみ図示)が係合する。これら2組の回転ローラ103A/103B及び104は、ガイドレール108の延設方向について支持アーム100を中心として両側(ベッドの頭部側と足元側)に振り分けて配置されている。また、下側のガイドレール109には、2組の回転ローラ105(一対のもののうち片側のみ図示)及び106A/106Bが係合している。これら2組の回転ローラ105及び106A/106Bについても、ガイドレール109の延設方向について支持アーム100を中心として両側(ベッドの頭部側と足元側)に振り分けて配置されている。
従って、レール係合具101は、上下方向に所定間隔を隔てた2本の平行なガイドレール108及び109と係合し、各ガイドレール108,109毎に、その延設方向に離間した2組の回転ローラ103A/103B及び104,105及び106A/106Bを介して、より確実にスライド可能に係合するので、より一層安定した支持アーム100のスライド移動動作が得られる。
この場合において、上側のガイドレール108と係合する2組の上側回転ローラ103A/103B及び104は、ガイドレール108を挟持する方向が互いに直交するように設定されている。下側のガイドレール109と係合する2組の下側回転ローラ105及び106A/106Bについても、ガイドレール109を挟持する方向が互いに直交するように設定されている。
しかも、より好ましくは、支持アーム100よりもベッド頭部側において上下に並ぶ2組の回転ローラ103A/103B及び105、並びに、支持アーム100よりもベッド足元側において上下に並ぶ2組の回転ローラ104及び106A/106Bについても、ガイドレール108,109を挟持する方向が、それぞれ互いに直交するように設定されている。
しかも、より好ましくは、支持アーム100よりもベッド頭部側において上下に並ぶ2組の回転ローラ103A/103B及び105、並びに、支持アーム100よりもベッド足元側において上下に並ぶ2組の回転ローラ104及び106A/106Bについても、ガイドレール108,109を挟持する方向が、それぞれ互いに直交するように設定されている。
従って、円滑で安定した支持アーム100のスライド移動動作が得られるだけでなく、スライド係合部がガイドレール108又は109から脱落して支持アーム100のスライド移動に支障を来すことを、より確実に防止できる。
尚、各回転ローラ103A/103B及び104,105及び106A/106Bを、レール係合具101の本体ブロック102に支持させる構造としては、第1,第2変形例における場合と同様の構造を利用することができる。
また、この第3変形例の場合、第1変形例における場合と同様に、各ガイドレール108,109はベッドの頭部側と足元側の各端末部で鉛直方向のベッドフレームに支持することができる。或いは、ベッド側面に沿って水平方向に延びるベッドフレームを複数設け、そのうちの二つをガイドレール108,109として使用するようにしても良い。
尚、各回転ローラ103A/103B及び104,105及び106A/106Bを、レール係合具101の本体ブロック102に支持させる構造としては、第1,第2変形例における場合と同様の構造を利用することができる。
また、この第3変形例の場合、第1変形例における場合と同様に、各ガイドレール108,109はベッドの頭部側と足元側の各端末部で鉛直方向のベッドフレームに支持することができる。或いは、ベッド側面に沿って水平方向に延びるベッドフレームを複数設け、そのうちの二つをガイドレール108,109として使用するようにしても良い。
<第4変形例>
図19は第4変形例に係るレール係合具とガイドレールの係合状態を模式的に示す説明図である。
この図に示すように、第4変形例では、上下方向に所定間隔を隔てた複数の(本変形例では2本の)平行なガイドレール118及び119が延設されており、レール係合具111は、これら上下のガイドレール118及び119とそれぞれ係合する複数の(本変形例では2つの)スライド係合部、すなわち、2組の回転ローラ113A/113B及び115A/115Bを備えている。この場合、より好ましくは、各回転ローラ113A/113B及び115A/115Bは、図11に示されたものと同じく、各ガイドレール118及び119の断面における上下の周縁形状に略沿った転動面を有しており、ガイドレール118及び119から脱落し難くなっている。
図19は第4変形例に係るレール係合具とガイドレールの係合状態を模式的に示す説明図である。
この図に示すように、第4変形例では、上下方向に所定間隔を隔てた複数の(本変形例では2本の)平行なガイドレール118及び119が延設されており、レール係合具111は、これら上下のガイドレール118及び119とそれぞれ係合する複数の(本変形例では2つの)スライド係合部、すなわち、2組の回転ローラ113A/113B及び115A/115Bを備えている。この場合、より好ましくは、各回転ローラ113A/113B及び115A/115Bは、図11に示されたものと同じく、各ガイドレール118及び119の断面における上下の周縁形状に略沿った転動面を有しており、ガイドレール118及び119から脱落し難くなっている。
前記2組の回転ローラ113A/113B及び115A/115Bはそれぞれ、略矩形ボックス状のカバーケース117内に収納され、少なくともその側方が覆われている。各回転ローラ113A/113B及び115A/115Bの枢支軸114a/114b及び116a/116bはそれぞれ、前記カバーケース117の側壁に支持されている。また、各カバーケース117は、連結部材117mを介してレール係合具111の本体ブロック112の側面に固定支持されている。
このように、回転ローラ113A/113B及び115A/115Bを前記カバーケース117内に収納して少なくともその側方を覆ったことにより、支持アーム110がガイドレール118及び119に沿ってスライド移動する際に、回転ローラ113A/113B及び115A/115Bが、ベッド側部にはみ出した布団や毛布などを巻き込む等の不具合が生じることを有効に防止できる。
この変形例においてもガイドレール118,119はベッドの頭部側と足元側の各端末部で鉛直方向のベッドフレームに支持することができる。或いは、ベッド側面に沿って水平方向に延びるベッドフレームを複数設け、そのうちの二つをガイドレール118,119として使用するようにしても良い。
この変形例においてもガイドレール118,119はベッドの頭部側と足元側の各端末部で鉛直方向のベッドフレームに支持することができる。或いは、ベッド側面に沿って水平方向に延びるベッドフレームを複数設け、そのうちの二つをガイドレール118,119として使用するようにしても良い。
尚、以上の各実施形態およびその変形例では、ベッドの左右側方の何れか一方のみにガイドレールが延設され、支持アームを(つまり薄型テレビDを)ベッドの左右側方の何れか一方のみにおいて、ガイドレールに沿ってスライド移動させることができるように構成されていたが、この代わりに、若しくはこれに加えて、ベッドの足元側の側方のみにガイドレールを延設し、支持アームをベッドの足元側の側方のみにおいて、ガイドレールに沿ってスライド移動させるようにしても良い。
或いは、図20に模式的に示すように、ベッド130の左右側方および足元側の側方に一連のガイドレール131を延設し、支持アーム132を(つまり薄型テレビDを)ベッド130の左右側方および足元側の側方において、一連のガイドレール131に沿ってスライド移動させるようにすることもできる(図20における1点鎖線矢印参照)。
尚、以上の実施形態は何れも、薄型の画像表示装置として薄型テレビDを用いたものであったが、本発明は、かかる場合に限定されるものではなく、例えばパーソナルコンピュータの薄型のディスプレイ装置など、他の種類の薄型の画像表示装置についても有効に適用できるものである。
このように、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の他の用途にも適用でき、また、様々の改良や変更を行うことができるものである。
本発明は、例えば液晶タイプのテレビ受像機などの薄型の画像表示装置を備えた画像表示装置付きベッドに関するもので、非使用時に、ベッド上の患者に対する診療や治療または介護行為などの邪魔にならず、また、ベッド上に横たわる患者にテレビ落下の恐怖感や不安感を及ぼすことない箇所に、テレビを収納でき、或いは、画像表示装置をベッド上の患者の近辺で比較的容易に移動させることができ、例えば介護用ベッドとして、有効に利用することができる。
1,51,131 ベッド
3,53 床部
8 フットパネル
10 サイド支持部
15 アーム支持具
17 レール部材
20,40 旋回アーム
21 サイドアーム
22 横アーム
24,31,61 テレビ取付具
56,89,98,99,108,109,118,119,131 ガイドレール
60,80,90,100,110,132 支持アーム
71,81,91,101,111 レール係合具
76A〜C,85A及びB,93A及びB,95A及びB,103A及びB,104,105,106A及びB,113A及びB,115A及びB 回転ローラ
Cs 枢支部
D 薄型テレビ
Df 表示画面
3,53 床部
8 フットパネル
10 サイド支持部
15 アーム支持具
17 レール部材
20,40 旋回アーム
21 サイドアーム
22 横アーム
24,31,61 テレビ取付具
56,89,98,99,108,109,118,119,131 ガイドレール
60,80,90,100,110,132 支持アーム
71,81,91,101,111 レール係合具
76A〜C,85A及びB,93A及びB,95A及びB,103A及びB,104,105,106A及びB,113A及びB,115A及びB 回転ローラ
Cs 枢支部
D 薄型テレビ
Df 表示画面
Claims (22)
- ベッド床部の左右側部を支持する左右一対のサイド支持部を備えるとともに、使用位置と非使用位置との間で移動可能に支持された画像表示装置が付設されてなる画像表示装置付きベッドであって、
ベッドの左右何れかの側方において、ベッド側面と平行な面内で旋回可能に配設されたサイドアームを少なくとも一部に含む旋回アームと、
前記サイド支持部に配置され、前記旋回アームの一端を回動可能に支持するアーム支持部と、
前記旋回アームの他端側に設けられ、薄型の画像表示装置を取り付ける表示装置取付部と、を備え、
前記旋回アームは、前記アーム支持部による枢支部を中心として旋回することにより、前記表示装置取付部に取り付けた前記画像表示装置を、前記サイド支持部より上方に位置する使用位置と、前記サイド支持部の側方および当該サイド支持部のベッド足元方向の端末部よりも遠方の何れか一方に位置する非使用位置との間で移動させる、
ことを特徴とする画像表示装置付きベッド。 - 前記表示装置取付部は、前記画像表示装置の表示画面を起伏方向に角度調節するチルト機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記表示装置取付部は、前記画像表示装置の表示画面を起伏方向と直交する方向に角度調節する角度調節機構を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記旋回アームは、当該旋回アームの長さを複数段階に調整し得る長さ調整機構を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記アーム支持部が配置された前記サイド支持部は、当該サイド支持部の長手方向に延びるレール部材を備えており、前記アーム支持部は、前記レール部材にスライド移動可能に係合していることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記アーム支持部は、前記旋回アームを、前記使用位置と前記非使用位置の間の任意の旋回位置で旋回停止させ、且つ、この停止状態を解除させ得るクラッチ機構を備えていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記旋回アームを電動で旋回させるアーム電動機構が付設されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記ベッド床部は電動で起伏動作する背部床板を備えており、前記アーム電動機構は、前記背部床板の起伏角度に応じて前記旋回アームを旋回させることを特徴とする請求項7記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記旋回アームは、ベッド側面と平行な面内で伸長する前記サイドアームと、該サイドアームの先端から略直角方向に伸長し前記表示装置取付部が設けられた横アームとで構成され、
前記サイドアームの長さは、前記アーム支持部による枢支部の中心から前記画像表示装置の外形までの側面視における最短距離が、前記アーム支持部による枢支部の中心から前記サイド支持部のベッド足元方向の端末側に設けたフットパネルの外形までの側面視における最長距離よりも長く設定されており、
前記旋回アームは、前記アーム支持部による枢支部を中心として旋回することにより、前記表示装置取付部に取り付けた前記画像表示装置を、前記サイド支持部より上方に位置する使用位置と、前記フットパネルよりも遠方に位置する非使用位置との間で移動させる、
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。 - 前記画像表示装置の表示画面の起伏角度は、前記画像表示装置が前記フットパネルの上方を通過する前後において異なるように調節されることを特徴とする請求項9記載の画像表示装置付きベッド。
- 使用位置と非使用位置との間で移動可能に支持された画像表示装置が付設されてなる画像表示装置付きベッドであって、
前記ベッドの側方に位置し、薄型の画像表示装置を視聴可能な高さに支持する支持アームと、
該支持アームを前記ベッドの側面に略沿って水平面内でスライド移動させるスライド機構と、
を備えたことを特徴とする画像表示装置付きベッド。 - 前記支持アームの上端近傍に前記画像表示装置を取り付ける表示装置取付部が設けられており、該表示装置取付部は、前記画像表示装置の表示画面を起伏方向に角度調節するチルト機構を備えていることを特徴とする請求項11記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記表示装置取付部は、前記画像表示装置の表示画面を起伏方向と直交する方向に角度調節する角度調節機構を備えていることを特徴とする請求項11又は12記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記支持アームは、前記画像表示装置の高さを複数段階に調整し得る高さ調整機構を備えていることを特徴とする請求項11〜13の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記スライド機構は、前記ベッドの左右側方および足元側の側方に延設された一連のガイドレールを備えていることを特徴とする請求項11〜14の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記スライド機構は、前記ベッドの左右側方の何れか一方のみに延設されたガイドレールを備えていることを特徴とする請求項11〜14の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記スライド機構は、前記ベッドの足元側の側方のみに延設されたガイドレールを備えていることを特徴とする請求項11〜14の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記支持アームは、前記ガイドレールとスライド可能に係合するスライド係合部を備えていることを特徴とする請求項15〜17の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記支持アームは、前記ガイドレールの延設方向に離間した複数の前記スライド係合部を備えていることを特徴とする請求項18記載の画像表示装置付きベッド。
- 上下方向に所定間隔を隔てた複数の平行な前記ガイドレールが延設され、前記支持アームは、前記各ガイドレールとそれぞれ係合する複数の前記スライド係合部を備えていることを特徴とする請求項18又は19に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記スライド係合部は、前記ガイドレールを互いに対向する方向から挟持する少なくとも一対の回転ローラを備えていることを特徴とする請求項18〜20の何れか一に記載の画像表示装置付きベッド。
- 前記スライド係合部は前記ガイドレールを互いに対向する方向から挟持する少なくとも一対の回転ローラを備えており、前記複数のスライド係合部のうち任意の2つのスライド係合部は、それぞれの回転ローラが前記ガイドレールを挟持する方向が互いに直交するように設定されていることを特徴とする請求項19又は20に記載の画像表示装置付きベッド。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005118497A JP2006296473A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | 画像表示装置付きベッド |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2459697A (en) * | 2008-05-01 | 2009-11-04 | Paul Rodgers | Divan bed with television support arm |
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CN115126994A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-09-30 | 长江工程职业技术学院 | 一种全方位调节的计算机显示器支架 |
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- 2005-04-15 JP JP2005118497A patent/JP2006296473A/ja active Pending
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