JPH07289563A - 医療器具の保持装置 - Google Patents

医療器具の保持装置

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JPH07289563A
JPH07289563A JP6297573A JP29757394A JPH07289563A JP H07289563 A JPH07289563 A JP H07289563A JP 6297573 A JP6297573 A JP 6297573A JP 29757394 A JP29757394 A JP 29757394A JP H07289563 A JPH07289563 A JP H07289563A
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Toshikuni Fukushima
利晋 福島
Koichi Tatsumi
康一 巽
Kuniaki Kami
邦彰 上
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Kazuo Masu
和夫 萬寿
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
Seiji Kuramoto
聖治 倉本
Akihiro Taguchi
晶弘 田口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】医療器具を動かしてもその位置で支持され、他
の医療器具とぶつかりにくく、操作性を向上できる医療
器具の保持装置を提供することにある。 【構成】保持部24を移動可能に保持する保持手段を、
設置部2に設けられた第1アーム9と、この第1のアー
ム9に連結され、保持部24を保持するとともにこの保
持部24を複数のアーム部および関節部からなる移動機
構11および内視鏡25の重量を相殺するバランス機構
19を備え、内視鏡25を含む保持部24を任意の位置
に移動し、その位置で静止する第2アーム10とから構
成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、手術を行う
際に内視鏡や手術器具を保持する医療器具の保持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡下手術の複雑化に伴い手術
中に操作する装置や器具が増えているため内視鏡や常に
手術にたずさわる手術器具を手術台に取付ける保持装置
が利用されるようになってきた。
【0003】例えば、実公平4−25121号公報に
は、複数のアームと関節部からなる支持アームの先端部
にラック・ピニオン機構を介して内視鏡を保持し、関節
部の回動操作およびラック・ピンオン機構により内視鏡
を任意の位置に移動可能な保持装置が開示されている。
【0004】また、特開平2−239854号公報には
複数の連接体を屈曲可能かつ回動自由に連設した可撓性
アームの先端に内視鏡を保持し、さらに前記可撓性アー
ムを支持アーム部および支持部を介して手術台に設置
し、手術中前記可撓性アームの固定または解除操作によ
り内視鏡を任意の位置に移動可能な保持装置が開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記実公平
4−25121号公報に開示された保持装置では内視鏡
を任意の位置に移動させる場合、複数本のアームをつな
いでいる各関節部の回動操作をいくつか組合わせなけれ
ばならないので面倒な上、前記各関節部には内視鏡の重
量を支えるだけの支持力がかかっているので大きな労力
を要するため、手術効率が悪かった。また手術中の内視
鏡の移動は小範囲であるにもかかわらず、保持装置全体
を動かさなければならないため、他の手術器具などとぶ
つかりやすく、この点でも操作性が悪かった。
【0006】これに対し、特開平2−239854号公
報に開示された保持装置では可撓性アームの作用により
内視鏡を一気に所望の位置に移動できる上、手術中必要
な移動は可撓性アーム部分の操作のみでまかなえるため
他の手術器具などとぶつかることもない。
【0007】しかしながら、可撓性アームは固定操作部
により固定を解除すると支持力をまったく失うため、術
者は片手で固定操作部を操作するとともに、もう一方の
手で内視鏡を保持しなければならず、この結果、手術作
業を一時中断せざるを得なかった。また、術中微細な作
業をしている途中での内視鏡の保持作業はいくら内視鏡
が軽量化されようとも労力を要するものであった。
【0008】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、内視鏡や手術器具等
の医療器具を保持部に保持し、この医療器具を含む保持
部を任意の位置に片手で移動した後、その位置で支持
し、しかも術者の身体や他の医療器具とぶつかりにく
い、医療器具の保持装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、床または手術台に設置される設置部と、
医療器具を保持する保持部と、前記設置部と保持部との
間を連結し、前記保持部を移動可能に保持する保持手段
とからなる医療器具の保持装置において、前記保持手段
は、前記設置部に設けられた第1アームと、この第1の
アームに連結され、前記保持部を保持するとともにこの
保持部を複数のアーム部および関節部からなる移動機構
および医療器具の重量を相殺するバランス機構を備え、
医療器具を含む保持部を任意の位置に移動し、その位置
で支持する第2アームとから構成されていることを特徴
とする。
【0010】
【作用】医療器具または保持部を術者が手に持って任意
の方向に移動させると、第2アームの複数のアーム部お
よび関節部が移動し、医療器具を含む保持部を任意の位
置に移動させることができる。しかも、医療器具の重量
を相殺するバランス機構を備えているため、医療器具を
含む保持部を移動した位置で支持される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1〜図5は第1の実施例を示し、図1は
医療器具の保持装置の全体図を示す。1は例えば手術台
のサイドレールであり、2は保持装置の設置部である。
この設置部2にはサイドレール1に固定するための固定
ねじ3が螺合されている。
【0013】設置部2には固定アーム4が設けられてい
る。この固定アーム4には鉛直方向に貫通する貫通孔5
が穿設されている。この貫通孔5には移動アーム6が鉛
直方向に移動自在に挿入されている。移動アーム6の軸
部には軸方向に所定間隔を存して複数の環状溝6aが設
けられている。
【0014】一方、固定アーム4には貫通孔5と直角方
向にねじ穴7が穿設されている。このねじ穴7には高さ
固定ピン8が螺合されている。そして、高さ固定ピン8
の先端部8aを移動アーム6の環状溝6aに係合するこ
とにより、移動アーム6の固定アーム4に対する高さ方
向の位置を固定することができる。
【0015】このように、固定アーム4に対して移動ア
ーム6を図1中で、矢印a方向にスライドして任意の高
さに調節できる。しかも移動アーム6は鉛直な回転軸O
1 まわりに回転可能に取り付けられている。そして、こ
れら固定アーム4、移動アーム6および高さ固定ピン8
によって第1アーム9が構成されている。
【0016】また、移動アーム6の上端部には第2アー
ム10の移動機構11が設けられている。この移動機構
11は支持部12、水平動アーム13および上下動アー
ム14によって構成されている。
【0017】ここで、支持部12は移動アーム6の上端
部に一体的に取り付けられている。また、水平動アーム
13は移動アーム6に対して水平動アーム13の中間に
設けられた関節部13aを介して回転軸O1 に垂直な回
転軸O2 まわりに回転可能に取り付けられている。
【0018】さらに、上下動アーム14は水平動アーム
13に対して上下動アーム14の中間に設けられた関節
部14aを介し回転軸O2 に平行な回転軸O3 まわりに
回転可能に取り付けられている。
【0019】また、第2アーム10には第1ロッド1
5,第2ロッド16,第1ウエイト17および第2ウエ
イト18が設けられ、第2アーム10のバランス機構1
9を構成している。第1ロッド15は支持部12に対し
て第1ロッド15の端部に設けられた関節部15aを介
して前記回転軸O2 まわりに回転可能に取り付けられて
いる。
【0020】また、第2ロッド16は上下動アーム14
に対して第2ロッド16の端部に設けられた関節部16
aを介して前記回転軸O2 に平行な回転軸O4 まわりに
回転可能に、かつ、前記第1ロッド15に対して第2ロ
ッド16のもう一方の端部に設けられた関節部16bを
介して前記回転軸O2 に平行な回転軸O5 まわりに回転
可能に取り付けられている。ここで第1ロッド15と、
上下動アーム14は平行、第2ロッド16と水平動アー
ム13は平行であり、しかして水平動アーム13、上下
動アーム14、第1ロッド15、第2ロッド16による
平行四辺形リンクを構成している。また、第1ウエイト
17、第2ウエイト18はそれぞれ第1ロッド15、水
平動アーム13の端部に取り付けられている。
【0021】前記上下動アーム14の先端部にはクラン
ク状に屈曲された第1回転体20が設けられ、この第1
回転体20には上下動アーム14に対して直角方向に第
2回転体21が設けられ、この第2回転体21に第3回
転体22が連結され、保持部24を構成している。
【0022】第1回転体20は前記上下動アーム14に
対して回転軸O6 まわりに回転可能であり、第2回転体
21は第1回転体20に対して前記回転軸O6 に直交す
る回転軸O7 まわりに回転可能に取り付けられ、第3回
転体22は第2回転体21に対して前記回転軸O6 ,O
7 の双方に直交する回転軸O8 まわりに回転可能に取り
付けられている。そして、第3回転体22には、医療器
具としての内視鏡25が図示しないビス等により固定さ
れている。ここで、内視鏡25は一点Oを中心にあらゆ
る方向に傾斜可能であり、この点と内視鏡25の重心が
一致すべく配置されている。
【0023】また、前記支持部12は図2に示すように
構成されている。すなわち、支持部12は円柱形状で、
その両端には軸部12aが突設されており、それぞれ軸
部12aには前記関節部13aおよび15aが回転可能
に支持されている。支持部12と関節部13aとの端面
にはそれぞれ突起部12b,13bが設けられており、
これらが当たる位置で、前記水平動アーム13の回転範
囲が規則されている。同じく支持部12と関節部15a
との端面には突起部12c、15bにより図示しない第
1ロッド15の回転範囲が規制されている。
【0024】次に、前述のように構成された医療器具の
保持装置の作用について説明する。まず、術者が保持装
置を設ける場合、サイドレール1に設置部2を嵌合した
状態で固定ねじ3を回転させると、サイドレール1を設
置部2と固定ねじ3の先端の間にはさみ込むことで保持
装置をサイドレール1に固定される。
【0025】図3および図4に保持装置を用いた手術の
状態図を示す。図3は手術部位が患者の正面にある場合
を示し、このとき手術台23に対する内視鏡25の保持
高さLは低くなり、図4は手術部位が患者Xの側面にあ
る場合を示し、このとき保持高さLは高くなる。このよ
うに手術部位によって要求される保持高さLが異なるの
で術者は保持装置の設置高さを変更しなければならな
い。
【0026】この場合、移動アーム6を固定アーム4に
対して鉛直方向にスライドさせ、複数の環状溝6aのう
ち適当な溝に高さ固定ピン8の先端部8aを挿入するべ
く高さ固定ピン8を回転させると、固定アーム4に対す
る移動アーム6の高さが適当な位置に固定される。
【0027】術中、内視鏡25を移動させる場合、術者
は内視鏡25を直接持ち所望の位置に移動させる。図1
中、水平方向の移動は固定アーム4に対する移動アーム
6の回転軸O1 まわりの回転および支持部12に対する
水平動アーム13の回転軸O2 まわりの回転により行な
われる。ここで、固定アーム4に対して移動アーム6を
回転させても回転軸O1 は鉛直なため、移動後も回転軸
1 まわりの回転モーメントは変化しないので、手を離
しても静止している。
【0028】また支持部12に対して水平動アーム13
を回転軸O2 まわりに回転した場合でも内視鏡25の移
動に連動する第2ウエイト18の作用により、回転軸O
2 まわりの回転モーメントは釣り合っているので手を離
しても静止している。つづいて、図1中、上下方向の移
動は水平動アーム13に対する上下動アーム14の回転
軸O3 まわりの回転により行なわれる。ここで水平動ア
ーム13に対して上下動アーム14を回転軸O3 まわり
に回転させた場合でも内視鏡25の移動に伴い、第1ロ
ッド15、第2ロッド16を介して第1ウエイト17が
連動し、第1ウエイト17の作用により回転軸O3 まわ
りの回転モーメントは釣り合っているので、手を離して
も静止している。
【0029】術中、内視鏡25を傾斜させる場合、術者
は内視鏡25を直接持ち、所望の角度に傾斜させる。図
1中、内視鏡25の所望の角度への傾斜は、第1回転体
20、第2回転体21、第3回転体22のそれぞれ回転
軸O6 ,O7 ,O8 のまわりの回転により行なわれる。
回転軸O6 ,O7 ,O8 は一点Oで交差し、その一点O
は内視鏡25の重心に一致しているので、所望の傾斜角
度で手を離しても、静止している上、水平動アーム13
の回転軸O2 まわりの回転モーメントや、上下動アーム
14の回転軸O3 まわりの回転モーメントも変化するこ
とがない。
【0030】術中、内視鏡25を交換する場合には、保
持部24から内視鏡25をいったん取り外すが、このと
き第1および第2ウエイト17,18の作用により水平
動アーム13および上下動アーム14が跳ね上がろうと
する。つまり、図5に示すように、一般に術者の斜線で
示した範囲Aは不潔域であるため清潔な上下動アーム1
4がこの部分に触れるのは好ましくない。本実施例は、
図2に示した突起部12bを13bに当接することによ
り水平動アーム13の跳ね上がりを防止し、また突起部
12cを15bに当接することにより上下動アーム14
の跳ね上がりを防止できる。この結果、内視鏡25が不
潔域に触れないようになっている。
【0031】また、本実施例は、第1アーム9の移動を
移動アーム6の固定アーム4に対する矢印a方向の移動
で行ない、また固定を移動アーム6の環状溝6aに高さ
固定ピン8を挿入することで行なっているので非常に簡
単な構成で様々な部位の手術に対応可能である。
【0032】また、第2アーム10は移動機構11に水
平動アーム13の回転軸O2 まわりの回転と上下動アー
ム14の回転軸O3 まわりの回転に連動する第1ウエイ
ト17および第2ウエイト18が設けられ構成している
ため、第2アーム10のあらゆる移動に対して常にバラ
ンスが保たれる。
【0033】また、保持部24を一点Oを中心に傾斜可
能な構成にするとともに、この一点Oに内視鏡25の重
心を配置しているため、非常に軽い力で内視鏡25を傾
斜し、その位置で静止させることができる上、傾斜によ
って第2アーム10がバランスをくずすこともない。
【0034】さらに、内視鏡25の重量を相殺するバラ
ンス式の保持装置において内視鏡25の移動範囲を一定
高さに規制するストッパ機能を設けたので、すなわち本
実施例では支持部12に突起部12b,12cを設け、
また水平動アーム13と、上下動アーム14に連動する
第1ロッド15にそれぞれ突起部13b,15bを設け
ただけの簡単で小型な構成で水平動アーム13、上下動
アーム14の跳ね上がりを防止できる。
【0035】図6は第2の実施例を示し、第1の実施例
と同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。手
術台のサイドレール1に保持装置の設置部2が嵌合さ
れ、固定ねじ3によって固定されている。設置部2には
固定アーム31が設けられ、この固定アーム31には水
平方向に凹溝31aが設けられている。この凹溝31a
には第1移動アーム32のラック部32aが挿入され、
このラック部32aは凹溝31aの内部に設けられた第
1ピンオン33と噛合している。
【0036】第1移動アーム32には鉛直方向に貫通す
る貫通孔34が穿設され、この貫通孔34には第2移動
アーム35が鉛直方向にスライド自在に挿入されてい
る。第2移動アーム35の軸部にはラック部35aが設
けられ、このラック部35aは貫通孔34の内部に設け
られた第2ピニオン36と噛合している。
【0037】そして、固定アーム31、第1移動アーム
32、ラック部32a、第1ピンオン33、第2移動ア
ーム35、ラック部35aおよび第2ピニオン36によ
って第1アーム37を構成している。
【0038】したがって、固定アーム31は設置部2に
一体的に取り付けられ、第1移動アーム32は、固定ア
ーム31に対して矢印b方向にスライド可能に取り付け
られている。第2移動アーム35は第1移動アーム32
に対して矢印c方向にスライド可能に取り付けられてい
る。そして、第1ピニオン33および第2ピニオン36
には紙面に対して垂直な軸を介してハンドル(図示しな
い)が設けられ、術者のハンドル操作によって第1ピニ
オン33および第2ピニオン36を回転できるようにな
っている。また回転力が逆に伝わらないように途中に図
示しないウォーム、ウォームホイールが介在されてい
る。
【0039】前記第2移動アーム35の上端部には第2
アーム38の移動機構39を構成する第1支持部40、
水平動アーム41、第2支持部42、上下動アーム43
が設けられている。第1支持部40は前記第2移動アー
ム35に対して鉛直軸O10を中心に回動自在に取り付け
られている。また、水平動アーム41は、第1支持部4
0および第2支持部42を互いに平行な2つのリンクと
し、リンク41a,41bとともに、互いに平行な軸ま
わりを回動自在な4つの関節部41c,41d,41
e,41fを含む平行四辺形リンクを構成している。
【0040】前記上下動アーム43も同様に第2支持部
42および後述の保持部24を互いいに平行な2つのリ
ンクとし、リンク43a,43bとともに、平行四辺形
リンクを構成している。
【0041】さらに、第2アーム38の第1支持部40
とリンク41bとの間および第2支持部42とリンク4
3bとの間にはバランス機構45を構成する第1圧縮ば
ね46と第2圧縮ばね47が設けられている。すなわ
ち、第1圧縮ばね46は水平動アーム41の関節部41
c,41dにかかる重量による回転モーメントを相殺す
べく、前記第1支持部40とリンク41bの間に前記4
つの関節部41c,41d,41e,41fと平行な軸
まわりを回動自在な関節部41g,41hを介して取り
付けられ、第2圧縮ばね46も同様に第2支持部42と
リンク43bの間に取り付けられている。
【0042】また、前記保持部24は、固定座47aと
回転座48とによって構成され、回転座48は固定座4
7aに対して傾動自在に取り付けられ、また回転座48
には内視鏡25が図示しないビスにより固定されてい
る。ここで固定座47aと、回転座48の間には内視鏡
25が自重により転動しないだけの摩擦力が付勢してあ
る。
【0043】さらに、第2支持部42の下端部には下方
へ突出する突出部49が設けられ、この突出部49には
ねじ込み式の第1摘み50が螺合され、第2支持部42
の上端部には水平へ突出する突出部51が設けられ、こ
の突出部51にはねじ込み式の第2摘み52が螺合され
ている。
【0044】第1摘み50を回転させることで進退し、
第1摘み50の先端が水平動アーム41のリンク41a
に当接する位置で水平動アーム41の移動範囲が規制さ
れている。同じく第2摘み52を回転させることで進退
し、第2摘み52の先端が上下動アーム43のリンク4
3bに当接する位置で上下動アーム43の移動範囲が規
制されている。
【0045】次に、前述のように構成された医療器具の
保持装置の作用について説明するが、保持装置の設置に
ついては、第1の実施例と同一の作用であり、ここでは
省略する。第1の実施例で図3および図4を用いて説明
した理由から、術者が保持装置の設置高さを変更する場
合、ハンドルを回転させて第2ピニオン36を回転させ
ることで、ラック部35aを有する第2移動アーム35
を矢印c方向にスライドさせ、固定アーム31に対する
第2移動アーム35の高さを手術に最適な位置に変更す
る。その後、ハンドルから手を離しても図示しないウォ
ーム、ウォームホイールの作用によって第2移動アーム
35の固定アーム31に対する高さはそのまま固定され
る。
【0046】次に、図示しないハンドルを回転させて第
1ピニオン33を回転させることでラック部32aを有
する第1移動アーム32を矢印b方向にスライドさせ、
固定アーム31に対する第2移動アーム35の水平方向
の位置を手術に最適な位置に変更する。その後、ハンド
ルから手を離しても、図示しないウォーム、ウォームホ
イールの作用によって第2移動アーム35の固定アーム
31に対する水平方向の位置は固定される。
【0047】術中、内視鏡25を移動させる場合、術者
は内視鏡25を直接持ち所定の位置に移動させる。矢印
b方向の移動は、第2移動アーム35に対する第1支持
部40の回転軸O10まわりの回転および第1支持部40
に対する水平動アーム41の移動(平行四辺形リンクの
変形による)により行なわれる。ここで、第2移動アー
ム35に対して第1支持部40を回転させても回転軸は
鉛直方向のため、移動後も回転軸O10まわりの回転モー
メントは変化しないので手を離しても静止している。
【0048】また、支持部40に対して水平動アーム4
1を移動させても第1圧縮ばね46の作用により関節部
41c,41dまわりの回転モーメントが相殺されるの
で手を離しても静止している。つづいて矢印c方向の移
動は、第2支持部42に対して上下動アーム43を移動
させることにより行なわれるが、移動させても水平動ア
ーム41の場合と同様にして第2圧縮ばね47の作用に
より回転モーメントが相殺されるので手を離しても静止
している。
【0049】術中、内視鏡25を傾斜させる場合、術者
は内視鏡25を直接持ち所望の角度に傾斜させる。内視
鏡25の所望の傾斜角への傾斜は、固定座47aに対す
る回転座48の転動により行なわれ、固定座47aと回
転座48の間には、内視鏡25が自重により転動しない
だけの摩擦力が付勢してあるので手を離しても内視鏡2
5の傾斜角はそのまま維持される。
【0050】また、上下動アーム43、水平動アーム4
1をそれぞれ平行リンクにより構成しているので内視鏡
25の傾斜により、上下動アーム43の第2支持部42
に対する回転モーメント、水平動アーム41の第1支持
部40に対する回転モーメントが変化することもない。
【0051】術中、内視鏡25を交換する場合は、第1
の実施例と同様に第2アーム38が跳ね上がろうとす
る。本実施例は、第1摘み50の先端および第2摘み5
2の先端を、それぞれ水平動アーム41、上下動アーム
43に当接することによりこれを防止する。ここで、第
1摘み50、第2摘み52の先端は、それぞれ進退可能
なので水平動アーム41、上下動アーム43の跳ね上が
り高さを任意に設定できる。
【0052】したがって、本実施例は、第1アーム37
の移動を図6中、矢印b方向、矢印c方向の移動で行な
い、また任意の位置で固定でき、第2アーム38の設置
部2に対する移動範囲が広いので様々な手術部位に対応
できる。
【0053】また、第2アーム38のバランス機構45
を圧縮ばねにより構成したので、第1の実施例のように
ウエイトが不要となり、ウエイトが術者の身体に当たる
という不具合を解消でき、また第2アーム38は小型軽
量に構成される。また、第2アーム38を平行リンクに
より構成したので、内視鏡25をその重心で保持する必
要がなく保持部24が小型、簡単に構成できる。
【0054】さらに、第1摘み50および第2摘み52
の先端はそれぞれ進退可能なため、必要に応じて跳ね上
がり高さを任意に設定できるので必要に応じより広い範
囲に内視鏡25を移動できる。
【0055】図7および図8は第3の実施例を示し、第
1の実施例と同一構成部分は同一符号を付して説明を省
略する。68は手術室の床面に設置される保持装置の設
置部であり、床面を移動可能にするためのキャスタ69
とその位置で固定するためのストッパ70が内蔵されて
いる。設置部68には第1アーム71を構成する固定ア
ーム73、移動アーム74、固定ノブ75およびコイル
スプリングからなるバランスばね76が設けられてい
る。
【0056】すなわち、固定アーム73は前記設置部2
に一体的に取り付けられ、移動アーム74は固定アーム
73の支持穴73aに対して矢印d方向にスライド可能
かつ鉛直な回転軸O11まわりに回転可能に取り付けられ
ている。また固定ノブ75は固定アーム73に螺合さ
れ、その先端75aを移動アーム74に押圧することに
より移動アーム74のスライドおよび回転を固定し、さ
らにバランスばね76は移動アーム74より上の重量部
による力を相殺すべく固定アーム73の支持穴73aの
底部73bと移動アーム74との間に収納される。
【0057】77は第2アーム78の垂直アームであ
り、前記移動アーム74に対して回転軸O11まわりに回
転可能に取り付けられるとともに、その先端には第2ア
ーム78の支持部12が取り付けられている。医療器具
を保持する保持部24の第3回転体22には術中腹腔内
の臓器を押さえつけるための医療器具としてのリトラク
ター79が図示しないビスにより固定されている。
【0058】前記支持部12は、図8に示すように構成
されている。ここでも第1の実施例と同様な部分につい
てはその説明を省略する。関節部13aにはばね80の
圧力に抗して摘み部81aを引くことにより退避自在な
突起部81が設けられており、必要に応じ突起部12b
と当接する位置で水平動アーム13の回転範囲が規制で
きる。また関節部15aも同様な構成となっている。
【0059】したがって、術者が保持装置を設置する場
合、設置部68を底面に移動させ手術に合った適当な位
置でストッパー70を操作し、その先端部70aを床面
に押しつけ水平面内の位置を固定するとともに、移動ア
ーム74を固定アーム73に対してスライドさせ、適当
な位置で固定ノブ75を回転し、その先端部75aを移
動アーム74に押圧し高さを固定する。
【0060】術中のリトラクター79の移動および傾斜
については第1の実施例の内視鏡25の移動とまったく
同じ作用のため説明を省略する。術中、リトラクター7
9を交換する場合、第1の実施例と同様に第2アーム7
8が跳ね上がろうとする。本実施例は、図8に示した突
起部12b,12cを突起部81に当接することにより
これを防止するとともに術中リトラクター79の移動範
囲がより必要となった場合には、前記突起部81の摘み
部81aを引くことにより退避することができる。
【0061】このように、本実施例は、設置部68を床
面に固定したため、術中、手術台の上面(サイドレール
含む)を傾斜させても保持装置全体が移動することがな
く、一度設置したらより他の手術器具とぶつかりにく
い。また第1アーム71の移動の他に設置部68にもキ
ャスター70による移動手段があるため、第2アーム7
8の支持部12の移動範囲が広く様々な手術部位に対応
できる。さらに突起部81が退避自在なため、必要に応
じて跳ね上がり防止を解除し、より広い範囲にリトラク
ター79を移動できる。
【0062】また、図9〜11はこの発明の第4の実施
例を示すものである。これは、第1の実施例の固定アー
ム4の貫通孔5内に鉛直方向に移動自在に挿入された移
動アーム6の高さ調節機構の構成を変更したものであ
る。
【0063】すなわち、本実施例の固定アーム4には図
10に示すように貫通孔5と直角方向に横穴91が貫通
孔5に連通させる状態で穿設されている。この横穴91
には固定アーム4の側面開口部側に小径部91aが形成
され、貫通孔5との連通部側にこの小径部91aよりも
大径な大径部91bが形成されている。
【0064】また、横穴91には高さ固定ピン92が挿
入されている。この高さ固定ピン92のピン本体92a
には軸体92bの基端部側につまみ部92c、先端部側
に軸体92bよりも大径な先端大径部92dがそれぞれ
形成されている。この高さ固定ピン92の先端大径部9
2dは横穴91の大径部91bと略同径に形成されてい
る。
【0065】また、横穴91の大径部91b内には高さ
固定ピン92を貫通孔5側に付勢するコイルばね93が
装着されている。このコイルばね93は横穴91の小径
部91aと大径部91bとの間の段部と、高さ固定ピン
92の先端大径部92dとの間に配設されている。
【0066】そして、高さ固定ピン92の先端大径部9
2dを移動アーム6の環状溝6aに係合することによ
り、移動アーム6の固定アーム4に対する高さ方向の位
置を固定することができるようになっている。
【0067】また、移動アーム6の中途部には移動アー
ム6の下降限界位置を規制する規制部材であるフランジ
6bが設けられている。このフランジ6bは移動アーム
6の軸部に形成された複数の環状溝6aの上側位置に配
置されている。なお、これ以外の部分は第1の実施例と
同一構成である。
【0068】次に、本実施例の移動アーム6の高さ調節
作業について説明する。この移動アーム6の高さ調節時
にはまず、高さ固定ピン92のつまみ部92cを固定ア
ーム4の外側(図10中で矢印b方向)に引っ張り操作
する。これにより、図10に示すように高さ固定ピン9
2の先端大径部92dが移動アーム6の環状溝6aから
外れ、移動アーム6の係止が解除される。
【0069】この状態で、移動アーム6を固定アーム4
の貫通孔5に沿って下降させ、フランジ6bを固定アー
ム4の上面4aに当接させた位置で係止させる。続い
て、この移動アーム6の係止位置から移動アーム6を上
方に移動させた際に、コイルばね93の付勢力によって
高さ固定ピン92が固定アーム4の貫通孔5側(図11
中で矢印c方向)に押圧され、図11に示すように高さ
固定ピン92の先端大径部92dが移動アーム6の環状
溝6a内に挿入されて係合することにより、移動アーム
6が固定アーム4側に固定される。
【0070】そこで、上記構成のものにあっては移動ア
ーム6の環状溝6aが固定アーム4の貫通孔5内に挿入
され、この移動アーム6の環状溝6aと高さ固定ピン9
2との係合部を直接目視できない状態であっても移動ア
ーム6の環状溝6aと高さ固定ピン92との係合部を簡
単に探し当てることができるので、移動アーム6の高さ
調節作業を容易化することができる。
【0071】また、図12はこの発明の第5の実施例を
示すものである。これは、第4の実施例の移動アーム6
の下降限界位置を規制するフランジ6bをナット部材に
よって形成するとともに、移動アーム6の軸体の外周面
にフランジ6bの高さ位置を調整するための雄ねじ部9
4を設け、この雄ねじ部94にフランジ6bのねじ穴9
5を螺着させる構成にしたものである。ここで、フラン
ジ6bは回り止め用の図示しないロックねじ等の手段で
自由な回転が防止されている。
【0072】そこで、上記構成のものにあっては移動ア
ーム6の軸体の外周面の雄ねじ部94が形成されている
範囲内でフランジ6bの高さ位置を上下方向に調整する
ことができるので、例えば術式の違いに応じて前もって
フランジ6bの高さ位置を設定することにより、所望の
位置の環状溝6aに高さ固定ピン92の先端大径部92
dを係合させる作業を容易化することができる。
【0073】なお、移動アーム6の軸体の外周面には術
式の違いに応じて前もってフランジ6bの固定位置を表
示する目印を付けておく構成にしてもよい。この場合に
は移動アーム6の環状溝6aが固定アーム4の貫通孔5
内に挿入され、この移動アーム6の環状溝6aと高さ固
定ピン92との係合部を直接目視できない状態であって
も移動アーム6の複数の環状溝6aと高さ固定ピン92
との係合部を簡単に探し当てることができるので、移動
アーム6の高さ調節作業を一層容易化することができ
る。
【0074】また、図13はこの発明の第6の実施例を
示すものである。これは、移動アーム6の下降限界位置
を規制する規制部材として、第4の実施例のフランジ6
bに代えて固定ねじ6dを設けるとともに、移動アーム
6の軸体にこの軸体の軸心方向と直交する方向に固定ね
じ6dと螺合する複数のねじ穴6cを設けたものであ
る。ここで、複数のねじ穴6cは移動アーム6の軸体の
軸心方向に適宜間隔を存して配置されている。
【0075】そこで、上記構成のものにあっては移動ア
ーム6の軸体の複数のねじ穴6cのいずれかに固定ねじ
6dを螺着することにより、移動アーム6の下降限界位
置を上下方向に調整することができる。そのため、この
場合も第5の実施例と同様に例えば術式の違いに応じて
前もって選択された所望の位置のねじ穴6cに固定ねじ
6dを螺着することにより、所望の位置の環状溝6aに
高さ固定ピン92の先端大径部92dを係合させる作業
を容易化することができる。
【0076】また、図14はこの発明の第7の実施例を
示すものである。これは、第1の実施例の固定アーム4
の貫通孔5内に鉛直方向に移動自在に挿入された移動ア
ーム6の高さ調節機構の構成をさらに変更したものであ
る。
【0077】すなわち、本実施例では固定アーム4の下
面に貫通孔5に連通するシリンダ状のばね受け部材10
1が取付けられている。このばね受け部材101の内部
にはコイルスプリングからなるバランスばね102が収
納されている。
【0078】そして、移動アーム6は貫通孔5に沿って
矢印aの方向にスライドして任意の高さに調節できる。
さらに、この移動アーム6は鉛直な回転軸O1 周りに回
転可能に固定アーム4に取付けられている。そして、固
定ピン8を螺進操作してこの固定ピン8の先端部8aに
よって移動アーム6を押圧することにより、移動アーム
6のスライドおよび回転を固定することができる。
【0079】そこで、上記構成のものにあっては貫通孔
5に連通するシリンダ状のばね受け部材101にバラン
スばね102を収納したので、移動アーム6より上の重
量部による力を相殺し、保持部材本体の回転軸O1 の軸
方向への移動を楽にすることができる。
【0080】また、図15(A)〜(C)はこの発明の
第8の実施例を示すものである。これは、第1の実施例
の医療器具保持装置の上下動アーム14の先端部に1回
の挿入操作で簡単に装着できるアダプタ着脱部551
と、内視鏡335の保持アダプタ552とを設けたもの
である。
【0081】ここで、アダプタ552には略L字状のア
ダプタ本体553が設けられている。このアダプタ本体
553の一方のL字構成要素553aには内視鏡335
が着脱可能に装着される内視鏡装着部554が設けられ
ている。また、アダプタ本体553の他方のL字構成要
素553bの両側部にはそれぞれ突起部555が突設さ
れている。そして、このアダプタ本体553のL字構成
要素553bによってフック部556が形成されてい
る。さらに、アダプタ本体553のL字構成要素553
bの略中央にはガイド孔557が形成されている。
【0082】また、アダプタ本体553のL字構成要素
553bの外面には図15(C)に示すようにガイド孔
557の下方に凹陥状のガイド溝558が形成されてい
る。このガイド溝558の内底部にはアダプタ本体55
3の下面からガイド孔557に向かうにしたがって深さ
が徐々に小さくなる略円弧状のガイド面559が形成さ
れている。
【0083】さらに、アダプタ着脱部551には着脱部
本体560の一側面にアダプタガイド561が回転可能
に支持されている。このアダプタガイド561にはアダ
プタ552のフック部556が挿入される挿入溝562
がアダプタ552のフック部556の外形形状に合わせ
て形成されている。
【0084】この場合、アダプタガイド561の外面中
央には挿入溝562に連通させた切欠部563が形成さ
れている。そして、この切欠部563の両側にはアダプ
タ552のフック部556の両側の突起部555をガイ
ドするガイド部564がそれぞれ形成されている。
【0085】また、着脱部本体560の中央部位には図
15(B)に示すように解除ノブ565が配設されてい
る。この解除ノブ565はアダプタ552のフック部5
56をアダプタガイド561に挿入した際に、フック部
556のガイド孔557に係合可能な位置に配置されて
いる。
【0086】さらに、この解除ノブ565の先端部には
フック部556のガイド孔557内に係脱可能に係合さ
れる係合部565aが形成されている。そして、この解
除ノブ565は着脱部本体560にアダプタガイド56
1の挿入溝562側に突没可能に支持されている。
【0087】また、着脱部本体560には解除ノブ56
5の係合部565aをアダプタガイド561の挿入溝5
62側に突出する方向に付勢するばね部材566が装着
されている。
【0088】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、アダプタ552をアダプタガイド561に装着す
る場合にはアダプタ552のフック部556がアダプタ
ガイド561内に挿入される。このとき、アダプタガイ
ド561内にフック部556を挿入していくにしたがっ
て解除ノブ565の先端の係合部565aはガイド溝5
58のガイド面559に押圧されて着脱部本体560の
内部側に徐々に押し出される。そして、フック部556
のガイド孔557の位置が解除ノブ565の先端の係合
部565aの位置に合った時点で、ばね部材566の付
勢力により、解除ノブ565の先端の係合部565aが
突出してガイド孔557に係合する。これにより、アダ
プタ552がアダプタガイド561に係止される。
【0089】また、解除ノブ565を持って外側に引っ
張り操作した場合には先端の係合部565aはばね部材
566の付勢力に抗して着脱部本体560内に引っ込
む。そのため、解除ノブ565の係合部565aがフッ
ク部556のガイド孔557から引き抜かれ、解除ノブ
565の係合部565aとアダプタ552のガイド孔5
57との間の係合が解除される。この状態で、アダプタ
552をアダプタガイド561から引き抜くことによ
り、アダプタ552をアダプタガイド561から取外す
ことができる。
【0090】そこで、上記構成のものにあってはアダプ
タ552のフック部556をアダプタガイド561内に
挿入するワンアクションのみでアダプタ552をアダプ
タ着脱部551のアダプタガイド561に接続する作業
を行うことができ、その作業の作業性を高めることがで
きる。さらに、解除ノブ565の操作方向と内視鏡33
5の光軸とが直交するので、内視鏡335の操作の際に
解除ノブ565にアダプタ552の係止解除方向に力が
加わるおそれがない。
【0091】また、図16はこの発明の第9の実施例を
示すものである。これは、第1の実施例の医療器具保持
装置の上下動アーム14と平行四辺形リンクからなるリ
ンク機構部のロッド323との着脱部の構成を変更した
ものである。
【0092】本実施例では上下動アーム14の基端部に
雌ねじ状の回転ねじ571が回転自在に取付けられてい
る。さらに、ロッド323の上下動アーム14との着脱
部にはこの回転ねじ571がねじ込まれる雄ねじ部57
2が設けられている。
【0093】また、雄ねじ部572の先端面には直線状
のガイド溝573が形成されている。さらに、上下動ア
ーム14の基端部には雄ねじ部572のガイド溝573
と対応する形状の突起部574が形成されている。そし
て、雄ねじ部572のガイド溝573に上下動アーム1
4の突起部574が係合されるようになっている。
【0094】ここで、回転ねじ571はポリエーテル、
エーテルケトン等の摺動性のあるプラスチック材料で出
来ている。そのため、回転ねじ571をロッド323の
雄ねじ部572にねじ込む際に、回転ねじ571を円滑
かつ静かにロッド323の雄ねじ部572にねじ込むこ
とができる。
【0095】また、雄ねじ部572のガイド溝573と
上下動アーム14の突起部574との係合部により、回
転ねじ571をロッド323の雄ねじ部572にねじ込
む際の上下動アーム14のぶれを防いでいる。
【0096】なお、上下動アーム14の基端部にはTV
カメラ337のケーブル339およびライトガイドケー
ブル338を絡めて留めるためのケーブル止め具575
が設けられている。このケーブル止め具575は少なく
とも2巻きしたフレキシブルな螺旋形のワイヤによって
形成されている。そのため、このケーブル止め具575
にケーブル類を絡め留めた後にケーブル類がはずれる事
がない。また、アームカバーはポリエーテル、エーテル
ケトン等の絶縁性のあるプラスチック材料で出来てお
り、上下動アーム14の中央で電気的に絶縁されてい
る。
【0097】また、図17および図18は本発明の第1
0の実施例を示す。図17は医療器具保持装置全体の概
略構成を示すもので、501は例えば手術台のガイドレ
ールに取り付けノブ502の操作によりねじ止め式に脱
着可能に取付けられる設置部である。
【0098】この設置部501には支柱503の下端部
が略鉛直方向に沿って伸びる第1の回転軸O1 を中心に
回転可能な軸受504を介して連結されている。この支
柱503の上端部には略水平方向に沿って伸びる連結軸
505a上の第2の回転軸O2 を中心に回転可能な軸受
部505を介して第1アーム506の基端部が連結され
ている。この第1アーム506の先端部には略水平方向
に沿って伸びる連結軸507a上の第3の回転軸O3
中心に回転可能な軸受部507を介して第2アーム50
8の基端部が連結されている。
【0099】なお、第2アーム508の先端部には第1
0の実施例の第1の先端アーム331と同様な構成の第
1の先端アーム331が連結されている。そして、この
第1の先端アーム331の先端部にはアダプタ着脱部3
34が設けられている。このアダプタ着脱部334には
内視鏡335を保持する保持部としてのアダプタ336
が着脱自在に装着されている。
【0100】また、支柱503、第1アーム506およ
び第2アーム508は中空状の骨格部材によって形成さ
れている。そして、支柱503と第1アーム506との
間の軸受部505、および第1アーム506と第2アー
ム508との間の軸受部507にはそれぞれ図18に示
す構成の釣り合い機構508が内蔵されている。
【0101】この釣り合い機構508には図18に示す
ように支柱503(または第1アーム506)内にうず
巻き状の板ばねであるうず巻きばね509が収納されて
いる。このうず巻きばね509の中心部は支柱503
(または第1アーム506)の両側面間に架設された支
持ピン510に固定されている。
【0102】さらに、軸受部505(または507)の
周辺部には連結軸505a(または507a)の近傍部
位に固定ピン511が固定されているとともに、軸受部
505(または507)を中心として支持ピン510の
固定部とは反対側の第1アーム506(または第2アー
ム508)上にワイヤ止め具512が固定されている。
【0103】また、うず巻きばね509の外端部には連
結ワイヤ513の一端が取付けられている。この連結ワ
イヤ513の他端は固定ピン511に引っ掛けられ、屈
曲されたのち、ワイヤ止め具512に固定されている。
【0104】そして、本実施例では先端アーム331の
アダプタ336に保持されている内視鏡335、先端ア
ーム331、第2アーム508、第1アーム506に至
る全ての連結部品の自重によって各軸受部505、50
7に作用する旋回運動に対して各軸受部505、507
に内蔵されたうず巻きばね509により反力を与え、内
視鏡335を釣り合った静止状態で固定させることがで
きる。
【0105】そこで、上記構成のものにあっては内視鏡
335を釣り合った静止状態で固定させる釣り合い機構
508を支柱503や、第1アーム506などに収納す
るようにしたので、医療器具保持装置の本体の外部側に
突出される突出部分の突出量を少なくすることができ
る。そのため、医療器具保持装置の本体に作業者が接触
し難くすることができるとともに、医療器具保持装置本
体の清掃が楽になる効果もある。
【0106】また、図19は第10の実施例の各軸受部
505,507の周辺部に組み込まれた釣り合い機構5
08の変形例を示すものである。すなわち、本変形例で
は第10の実施例の各軸受部505,507にそれぞれ
2組のうず巻きばね509,509´を設けたものであ
る。ここで、2組のうず巻きばね509,509´の一
方は第18の実施例のうず巻きばね509と同様の構成
になっている。
【0107】さらに、他方のうず巻きばね509´はう
ず巻きばね509に対して連結軸505a,507aを
中心に対称位置に配置されている。ここで、うず巻きば
ね509´の中心部は第1アーム506(または第2ア
ーム508)の両側面間に架設された支持ピン510´
に固定されている。
【0108】さらに、軸受部505(または507)の
周辺部には連結軸505a(または507a)の近傍部
位に固定ピン511´が固定されているとともに、軸受
部505(または507)を中心として支持ピン510
´の固定部とは反対側の支柱503(または第1アーム
506)上にワイヤ止め具512´が固定されている。
【0109】また、うず巻きばね509´の外端部には
連結ワイヤ513´の一端が取付けられている。この連
結ワイヤ513´の他端はワイヤ止め具512´に固定
されている。なお、511´は図19の第1アーム50
6(または第2アーム508)を第3の回転軸O3 を中
心に対称位置に旋回させたときに連結ワイヤ513´を
引っ掛けるための固定ピンである。
【0110】そこで、上記構成のものにあっては第10
の実施例と比較してより広範囲の第1アーム506およ
び第2アーム508の旋回運動に対して内視鏡335を
釣り合った静止状態で固定させることができる。
【0111】次に、この出願の他の特徴的な技術事項を
列記すると次のとおりである。
【0112】(特徴1)前記第1アームは、前記第2ア
ームを高さ調整可能に保持するための固定アームと移動
アームとからなることを特徴とする請求項1記載の医療
器具の保持装置。
【0113】(特徴2)前記移動アームの高さ調整手段
が同アームに設けられた溝と、この溝に挿入可能に前記
固定アームに設けられた高さ固定部材からなる特徴1記
載の医療器具の保持装置。
【0114】(特徴3)前記移動アームの高さ調整手段
が同アームと前記固定アームに設けられたラック・ピニ
オン機構からなる特徴2記載の医療器具の保持装置。
【0115】(特徴4)前記移動アームの高さ調整手段
が同アームを鉛直方向に付勢する手段と、前記固定アー
ムに設けられた移動アームを押圧することで高さ固定を
する高さ固定部材からなる特徴2記載の医療器具の保持
装置。
【0116】(特徴5)前記移動アームを鉛直方向に付
勢する手段がコイルスプリングである特徴4記載の医療
器具の保持装置。
【0117】(特徴6)前記第1アームは、第2アーム
を水平面内で移動自在に保持する部材からなる特徴1記
載の医療器具の保持装置。
【0118】(特徴7)移動手段は、ラック・ピニオン
機構からなる特徴6記載の医療器具の保持装置。
【0119】(特徴8)移動手段は、前記設置部に設け
た運搬機構である特徴6記載の医療器具の保持装置。
【0120】(特徴9)前記移動機構は、少なくとも1
つの平行四辺形リンク機構を含む請求項1記載の医療器
具の保持装置。
【0121】(特徴10)前記平行四辺形リンク機構の
動きを所望の範囲内に規定する規制手段を含む特徴9記
載の医療器具の保持装置。
【0122】(特徴11)前記規制手段の少なくとも1
組の相交わるリンクの双方に規定範囲で対面するように
設けられた一対の突起部である特徴10記載の医療器具
の保持装置。
【0123】(特徴12)前記規制手段が少なくとも1
つのリンクに規定範囲で対面するように設けた突起部で
ある特徴10記載の医療器具の保持装置。
【0124】(特徴13)前記規制手段がリンク機構の
動きの所望の範囲を変更調整できる特徴10記載の医療
器具の保持装置。
【0125】(特徴14)前記規制手段がリンク機構の
動きの所望の範囲の規定を解除できる特徴10記載の医
療器具の保持装置。
【0126】(特徴15)前記保持手段は保持する医療
器具を所定の点を中心に傾斜できることを特徴とする請
求項1記載の医療器具の保持装置。
【0127】(特徴16)設置部、設置部に対し着脱可
能な移動アーム、医療器具の保持部よから少なくとも構
成する医療器具保持装置において、移動アームの一部を
形成する設置部への着脱部に、設置部に対する移動アー
ムの移動を規制する部材を設けたことを特徴とする医療
器具保持装置。
【0128】(特徴17)移動アームが複数のアーム要
素を回転自在に連結したもので、保持部に医療器具を取
付けたときに全体の平衡を保つバランス機構を具備する
特徴16記載の医療器具保持装置。
【0129】(特徴18)バランス機構が平行四辺形リ
ンク型アーム要素を含むカウンターバランス機構である
特徴17記載の医療器具保持装置。
【0130】(特徴19)バランス機構が各アーム要素
の間に配設されたばね要素を含む特徴16記載の医療器
具保持装置。
【0131】(特徴20)着脱部がアーム要素を支える
支柱である特徴18、19記載の医療器具保持装置。
【0132】(特徴21)規制部材が着脱部に設けたフ
ランジである特徴20記載の医療器具保持装置。
【0133】(特徴22)規制部材が着脱部に設けた係
止ピンである特徴20記載の医療器具保持装置。
【0134】(特徴23)規制部材の位置を支柱に沿っ
て調節可能な特徴20記載の医療器具保持装置。
【0135】(特徴24)設置部、設置部に対し着脱可
能な移動アーム、医療器具の保持部とから少なくとも構
成する医療器具保持装置において、保持部に医療器具を
取付けたときに全体の平衡を保つばね要素を具備するこ
とを特徴とする医療器具保持装置。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、術中頻繁には動かすことのない内視鏡や手術器具等
の医療器具の大きな範囲の移動及びその位置での固定は
第1アームで行い、また手術中頻繁に動かす小さな範囲
の移動は、任意の位置に移動し、その位置で静止される
ように保持部を複数のアーム部と関節部からなる移動機
構と医療器具の重量を相殺するバランス機構を備えた第
2アームを設けることにより、医療器具が他の医療器具
とぶつかりにくく、医療器具を含む保持部を軽い力量で
操作でき、操作性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す医療器具の保持
装置の全体の斜視図。
【図2】同実施例の支持部の縦断側面図。
【図3】同実施例の医療器具の保持装置の作用説明図。
【図4】同実施例の医療器具の保持装置の作用説明図。
【図5】従来の医療器具の保持装置の作用説明図。
【図6】この発明の第2の実施例を示す医療器具の保持
装置の全体の斜視図。
【図7】この発明の第3の実施例を示す医療器具の保持
装置の全体の斜視図。
【図8】同実施例の支持部の縦断側面図。
【図9】この発明の第4の実施例を示す医療器具の保持
装置の全体の斜視図。
【図10】同実施例の移動アームが下降限位置まで移動
した状態を示す縦断面図。
【図11】同実施例の移動アームが固定ピンと環状溝と
の係合によって固定された状態を示す縦断面図。
【図12】この発明の第5の実施例を示す医療器具の保
持装置の要部の縦断面図。
【図13】この発明の第6の実施例を示す医療器具の保
持装置の要部の縦断面図。
【図14】この発明の第7の実施例を示す医療器具の保
持装置の要部の概略構成図。
【図15】この発明の第8の実施例を示すもので、
(A)は上下動アームのアダプタ着脱部の斜視図、
(B)は同横断面図、(C)は(B)のL1 −L1 線断
面図。
【図16】この発明の第9の実施例を示す要部の斜視
図。
【図17】この発明の第10の実施例を示す医療器具保
持装置全体の斜視図。
【図18】同実施例の軸受の周辺の詳細構造を示す斜視
図。
【図19】第10の実施例の軸受部の周辺部に組み込ま
れた釣り合い機構の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…サイドレール、2…設置部、9…第1アーム、10
…第2アーム、11…移動機構、19…バランス機構、
24…保持部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 萬寿 和夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐沢 均 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 倉本 聖治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田口 晶弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床または手術台に設置される設置部と、
    医療器具を保持する保持部と、前記設置部と保持部との
    間を連結し、前記保持部を移動可能に保持する保持手段
    とからなる医療器具の保持装置において、 前記保持手段は、前記設置部に設けられた第1アーム
    と、この第1のアームに連結され、前記保持部を保持す
    るとともにこの保持部を複数のアーム部および関節部か
    らなる移動機構および医療器具の重量を相殺するバラン
    ス機構を備え、医療器具を含む保持部を任意の位置に移
    動し、その位置で支持する第2アームとから構成されて
    いることを特徴とする医療器具の保持装置。
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