JP2006295843A - コンパレータ回路および赤外線リモコン受信機 - Google Patents

コンパレータ回路および赤外線リモコン受信機 Download PDF

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Abstract

【課題】 待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響の低減が可能なコンパレータ回路を実現する。
【解決手段】 本発明のコンパレータ回路は、通常モード時には、コンパレータ部11から出力される待機電流を所定倍増幅して出力する電流バッファ回路12を備えている。待機モード時には、待機電流を十分小さな値とすることで低消費電流化が可能となり、一方、通常モード時には、待機電流が所定倍増幅されて出力される。その結果、待機電流が小さくてもドライブ能力があまり低下しないようにすることが可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばICに内蔵された、赤外線リモコン受信機やキャリアを含む信号の復調器等におけるヒステリシスコンパレータ回路等のコンパレータ回路および赤外線リモコン受信機に関するものである。
赤外線リモコン受信機等の出力回路部には一般的にヒステリシスコンパレータ回路が用いられている。ヒステリシスコンパレータは、チャタリング等の回路的な誤動作を防止する役割がある。
近年、省エネの要望は強く、赤外線リモコン受信機では、待機時(無信号時)の消費電流を低減することが必要である。しかし、低バイアス電流では、負荷をドライブすることが難しく、出力回路における低電流でのドライブ能力の向上が要望されている。
また、赤外線リモコン受信機用IC等のように光電変換素子に近接して配置されたICでは、信号光による回折光、散乱光や蛍光灯、白熱灯等のノイズ光により、寄生フォトダイオード(以下PD)に光リーク電流が発生し、回路誤動作の原因となる。特に、低電流回路では、リーク電流の影響が顕著になるため、問題である。
また、低価格の要望も強く、簡単な回路構成でチップ面積を増大させない回路が要望される。
ここでは、低動作電流下でも出力回路のドライブ電流能力を維持し、光リーク電流の影響が少なく、回路規模の小さいコンパレータ回路について述べる。
図14に赤外線リモコン受信機のブロック図を示す。foトリミング回路101、検波回路102、積分回路103、ヒステリシスコンパレータ104等で構成されている。一般的に、フォトダイオード(PD)チップから入力される光電流信号(入力電流信号)I_inを、集積化された受信チップで復調して出力し、その出力は電子機器を制御するマイコン等に接続される。光電流信号I_inは30kHz〜60kHz程度の決められたキャリアで変調されたASK信号である。受信チップでは、入力された光電流信号をアンプで増幅し、キャリアの周波数にあわせたバンドパスフィルタ(BPF)でキャリア成分を取り出し、検波回路でキャリアを検出し、積分回路でキャリアのある時間を積分し、ヒステリシスコンパレータでキャリアの有無を判別してディジタル出力する。各部の波形を図15に示す。
図16に従来例1として、実開平1−132127号公報記載のヒステリシスコンパレータ回路の1例を示す。このヒステリシスコンパレータ回路は、ヒステリシス電圧発生回路111、電流電圧変換用抵抗112(R1)、出力段回路113、コンパレータ回路114から構成される。コンパレータ回路部の入力段をNPNTr(Tr:トランジスタ、以下同じ)とPNPTrのダーリントン接続をもつ差動ペアで構成している(QN1、QN2、QP1、QP2)。従来例1の構成により、高入力インピーダンスを実現することができ、また出力回路の誤動作を防止することが可能なヒステリシスコンパレータ回路を提供している。
ここで、従来例1のコンパレータ回路のブロック図を図17に示す。
従来のヒステリシスコンパレータ回路の動作を説明する。
(i)待機時Vin<Vth_Hの時
差動ペアのQN2、QP2が動作するため、コンパレータ部の出力電流Iout1は
Iout1=0
となり、出力段回路は動作しない。よって、出力段回路の出力電流Ioutは
Iout=0
すなわち、
Vo=Hi
となる。
ヒステリシス電圧発生回路では、
Vth_H=Vbe(D1)+I2・R3+I1・(R2+R3)・・(1)
となる。この場合、待機時消費電流は、I1となる。
(ii)信号入力時Vin>Vth_Hの時(簡単のため、各トランジスタのベース電流は無視した)
差動ペアのQN1、QP1が動作するため、
Iout1=I1
出力段回路では、R1・I1>Vbe(QP5)の時、QP5がONし、
Iout2=Is・exp(R1・I1/Vt)
となり、よって、
Iout=m・Is・exp(R1・I1/Vt)・・・・・・・・・(2)
(Is:トランジスタの飽和電流
Vt=kT/q
k:ボルツマン定数
q:電子の素電荷
T:絶対温度
m:カレントミラーQN5、QN6の電流比)
すなわち、Vo=Loとなる。
ヒステリシス電圧発生回路では、
Vth_L=Vbe(D1)+I2・R3・・・・・・・・・・・・・(3)
となる。I1・(R2+R3)がヒステリシス電圧となる。この時、ドライブ電流は、式(2)で決定される。
実開平1−132127号公報(公開日平成元年9月7日)
従来例1では、コンパレータ回路の待機時消費電流はI1、ドライブ電流は式(2)となり、低消費電流化とドライブ電流はトレードオフの関係にある。すなわち、低消費電流化させるとドライブ電流も小さくなってしまう。
式(2)より、mを大きくすることでドライブ電流を大きくできるが、出力段のトランジスタは一般的に大きいため、チップサイズの増大となり、コストアップにつながる。
また、式(2)よりR1を大きくすることでドライブ電流を大きくできる。この場合の課題を述べる。
リモコン受信機用ICなど光電変換素子に近接して設置されるICでは、信号光による回折光、散乱光や蛍光灯、白熱灯等のノイズ光により、寄生PDに光リーク電流が発生し回路誤動作の原因となることが多い。図18にL(ラテラル、横型)PNPTrの構造、図19にLPNPTrの等価回路を示す。BS、EM、CLはそれぞれベース、エミッタ、コレクタである。S1は、N型エピタキシャル層の面積である。S2はエミッタ面積である。集積回路の構造上、N型エピタキシャル層とP型サブストレート層との間に寄生PDであるPDaが存在するため、PNPTrのベース端子−接地間に寄生PDが接続されることとなる。この寄生PDに光リーク電流が発生することにより、LPNPTrのベース電流が増加することとなり、回路の特性に多大な影響を与える。
図20にNPNTrの構造、図21にNPNTrの等価回路を示す。同様に、N型エピタキシャル層とP型サブストレート層との間に寄生PDが存在するため、NPNTrのコレクタ端子−接地間に寄生PDが接続されることとなる。NPNTrのコレクタ電流が増加することとなり、回路の特性に影響を与える。
従来例1の回路構成では、ヒステリシスコンパレータ回路内の差動増幅器入力部のNPNTrのコレクタ拡散とPNPTrのベース拡散の寄生PDで発生する光リーク電流は、QP1でhfe(pnp)倍に増幅されるため、
Ileak=hfe(pnp)・{Ipd(npn)+Ipd(pnp)}・・・・・・・・(4)
hfe(pnp):PNPTrのトランジスタの電流増幅率
Ipd(npn):NPNTrコレクタ拡散で発生する光リーク電流
Ipd(pnp):PNPTrベース拡散で発生する光リーク電流
となる。Ileakにより、R1に電圧降下が発生し、
R1・hfe(pnp)・{Ipd(npn)+Ipd(pnp)}>Vbe(QP5)・・・・(5)
となると、QP5がONし、Voが誤動作する。
式(5)から明らかなように、R1を大きくすると、光リーク電流の影響が増大する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、(1)コンパレータ回路の低消費電流化とドライブ能力のトレードオフを緩和でき、コンパレータ回路の低消費電流化させてもドライブ能力の低下を効果的に抑えることができ、(2)チップ面積増大およびコストアップを抑制でき、(3)光リーク電流の影響を抑制できるコンパレータ回路および赤外線リモコン受信機を実現することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係るコンパレータ回路は、入力電圧と閾値との比較結果に応じて通常モードおよび待機モードのいずれかをとり、各モードに応じた出力電流値を有するコンパレータ回路において、待機モード時にコンパレータ回路内部を流れる電流を待機電流と称するとき、上記入力電圧と閾値とを比較し、その結果通常モードであるときには上記待機電流を出力するコンパレータ部と、通常モード時には、上記コンパレータ部から出力される上記待機電流を増幅して出力する増幅回路を備えたことを特徴としている。
上記の構成により、通常モード時には、コンパレータ部から出力される待機電流が増幅されて出力される。したがって、まず、待機モード時には、待機電流を十分小さな値とすることで、低消費電流化が可能となり、一方、通常モード時には、その待機電流が増幅されて出力されるので、待機電流を小さくしてもドライブ能力があまり低下しないようにすることができる。そして、出力段回路の出力電流の式(2)のmを大きくさせずに済むので、チップ面積増大およびコストアップを抑制できる。また、上記式(2)のR1を大きくさせずに済むので、光リーク電流の影響を抑制できる。
それゆえ、(1)コンパレータ回路の低消費電流化とドライブ能力のトレードオフを緩和でき、コンパレータ回路の低消費電流化させてもドライブ能力の低下を効果的に抑えることができ、(2)チップ面積増大およびコストアップを抑制でき、(3)光リーク電流の影響を抑制できるという効果を奏する。
また、本発明に係るコンパレータ回路は、上記の構成に加えて、上記入力電圧上昇時に上昇用の閾値Vth_H以下の入力電圧が入力されるとき、および、入力電圧下降時に下降用の閾値Vth_L以下の入力電圧が入力されるときが待機モードであり、上記入力電圧上昇時に上昇用の閾値Vth_Hより大きい入力電圧が入力されるとき、および、入力電圧下降時に下降用の閾値Vth_Lより大きい入力電圧が入力されるときが通常モードであることを特徴としている。
上記の構成により、上記の構成による効果に加えて、簡単な構成で、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響の低減が可能となるという効果を奏する。
また、本発明に係るコンパレータ回路は、上記の構成に加えて、上記入力電圧上昇時に上昇用の閾値Vth_H以上の入力電圧が入力されるとき、および、入力電圧下降時に下降用の閾値Vth_L以上の入力電圧が入力されるときが待機モードであり、上記入力電圧上昇時に上昇用の閾値Vth_Hより小さい入力電圧が入力されるとき、および、入力電圧下降時に下降用の閾値Vth_Lより小さい入力電圧が入力されるときが通常モードであることを特徴としている。
上記の構成により、上記の構成による効果に加えて、簡単な構成で、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響の低減が可能となるという効果を奏する。
また、本発明に係るコンパレータ回路は、上記の構成に加えて、上記増幅回路が、上記入力電圧が入力される、第1のNPNトランジスタと第1のPNPトランジスタとのダーリントン接続をもつ第1の差動ペアと、コンパレータ回路の閾値が入力される、第2のNPNトランジスタと第2のPNPトランジスタとのダーリントン接続をもつ第2の差動ペアと、上記第1のPNPトランジスタにカレントミラー接続された第3のPNPトランジスタとを備えたことを特徴としている。
上記の構成により、上記の構成による効果に加えて、簡単な構成で、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響の低減が可能となるという効果を奏する。
また、本発明に係るコンパレータ回路は、上記の構成に加えて、上記増幅回路が、上記第2の差動ペアの第2のPNPトランジスタにカレントミラー接続された第4のPNPトランジスタを備え、上記第1・第2の差動ペアのカレントミラー電流比を等しくするように構成したことを特徴としている。
上記の構成により、上記の構成による効果に加えて、差動ペアのオフセット電圧を低減できるという効果を奏する。
また、本発明に係るコンパレータ回路は、上記の構成に加えて、上記増幅回路が、入力電圧が入力される、第1のPNPトランジスタと第1のNPNトランジスタとのダーリントン接続をもつ第1の差動ペアと、コンパレータ回路の閾値が入力される、第2のPNPトランジスタと第2のNPNトランジスタとのダーリントン接続をもつ第2の差動ペアと、上記第1のNPNトランジスタにカレントミラー接続された第3のNPNトランジスタとを備えたことを特徴としている。
上記の構成により、上記の構成による効果に加えて、簡単な構成で、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響の低減が可能となるという効果を奏する。
また、本発明に係るコンパレータ回路は、上記の構成に加えて、上記増幅回路が、上記第2の差動ペアの第2のNPNトランジスタにカレントミラー接続された第4のNPNトランジスタを備え、上記第1・第2の差動ペアのカレントミラー電流比を等しくするように構成したことを特徴としている。
上記の構成により、上記の構成による効果に加えて、差動ペアのオフセット電圧を低減できるという効果を奏する。
また、本発明に係るコンパレータ回路は、上記の構成に加えて、上記PNPトランジスタが縦型PNP構造となっていることを特徴としている。
上記の構成により、上記PNPトランジスタが縦型PNP構造となっている。したがって、上記の構成による効果に加えて、光リーク電流の影響を低減できるという効果を奏する。
また、本発明に係る赤外線リモコン受信機は、入力電圧と閾値との比較結果に応じて通常モードおよび待機モードのいずれかをとり、各モードに応じた出力電流値を有するコンパレータ回路を備えた赤外線リモコン受信機において、上記いずれかのコンパレータ回路を備えたことを特徴としている。
上記の構成により、赤外線リモコン受信機は、上記いずれかのコンパレータ回路を備えている。したがって、まず、待機モード時には、待機電流を十分小さな値とすることで、低消費電流化が可能となり、一方、通常モード時には、その待機電流が増幅されて出力されるので、待機電流を小さくしてもドライブ能力があまり低下しないようにすることができる。そして、出力段回路の出力電流の式(2)のmを大きくさせずに済むので、チップ面積増大およびコストアップを抑制できる。また、上記式(2)のR1を大きくさせずに済むので、光リーク電流の影響を抑制できる。
それゆえ、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響を低減が可能となる赤外線リモコン受信機を提供することができるという効果を奏する。
以上のように、本発明に係るコンパレータ回路は、待機モード時にコンパレータ回路内部を流れる電流を待機電流と称するとき、上記入力電圧と閾値とを比較し、その結果通常モードであるときには上記待機電流を出力するコンパレータ部と、通常モード時には、上記コンパレータ部から出力される上記待機電流を増幅して出力する増幅回路を備えた構成である。
また、本発明に係る赤外線リモコン受信機は、上記いずれかのコンパレータ回路を備えた構成である。
それゆえ、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響を低減が可能となるコンパレータ回路および赤外線リモコン受信機を提供することができるという効果を奏する。
ここでは、本発明のコンパレータ回路を赤外線リモコン受信機に適用した例について述べる。しかしながら、本発明のコンパレータ回路は、赤外線リモコン受信機以外の種々の装置に対しても適用可能である。赤外線リモコン受信機は、前述の図14に示した通りの構成であり、その中のヒステリシスコンパレータ104が、本発明のコンパレータ回路を用いたヒステリシスコンパレータ回路に置き換えられたものとなっている。
図1に本形態のコンパレータ回路のブロック図を示す。コンパレータ回路は、コンパレータ部11の電流出力段に電流バッファ回路12(増幅回路)を設けており、コンパレータ部11の出力電流Iout1を(N+1)倍増幅する。
図2に本形態のコンパレータ回路の具体的な回路図を示す。図3に、上記コンパレータ回路を用いたヒステリシスコンパレータ回路を示す。ヒステリシスコンパレータ回路は、ヒステリシス電圧発生回路21、電流電圧変換用抵抗22、出力段回路23、コンパレータ回路24を備えている。ヒステリシス電圧発生回路21、電流電圧変換用抵抗22、出力段回路23は、上記従来例1と同じである。コンパレータ回路24は、電流バッファ回路(増幅回路)を設けていること以外は上記従来例1と同じである。図4に本形態を用いたヒステリシスコンパレータ回路の動作波形を示す。
Vth_Hは電圧Vinが上昇するときのコンパレータの閾値、Vth_Lは電圧が降下するときのコンパレータの閾値である。
本形態では、信号が入力されていないとき(待機モード)は、回路に流れる電流(待機電流)を増幅せず、信号が入力されているとき(通常モード)は、待機電流I1を増幅するようになっている。
本形態は、入力電圧Vinが(上昇時に)閾値(Vth_H)以上であるときが通常モードである例である。
本形態は、前述の従来例同様、
待機時(無信号時)とは:Vin<Vth_H(Vin上昇時)(時刻ta、tcまで)、またはVin<Vth_L(Vin下降時)(時刻tb、td以降)、つまり図4においてVin<Vthとなっている期間のことであり、
信号入力時とは:Vin>Vth_H(Vin上昇時)(時刻ta、tc以降)、またはVin>Vth_L(Vin下降時)(時刻tb、tdまで)、つまり図4においてVin>Vthとなっている期間のことを表している。
本形態のヒステリシスコンパレータ回路においては、信号入力時のVthはVth_Lになり、待機時(無信号時)のVthはVth_Hになる。
コンパレータ回路の入力段を、第1のNPNTr(QN1)と第1のPNPTr(QP1)のダーリントン接続をもつ差動ペアとし、第1のPNPTr(QP1)にカレントミラー接続された第3のPNPTr(QP3)を設けることで電流バッファ回路(増幅回路)としている。
本形態のヒステリシスコンパレータ回路の動作を説明すると、
(i)待機時Vin<Vth_Hの時
差動ペアのQN2、QP2が動作するため、
Iout1=0
となり、出力段回路は動作しない。よって、
Iout=0
すなわち、
Vo=Hi
となる。
ヒステリシス電圧発生回路では、
Vth_H=Vbe(D1)+I2・R3+I1・(R2+R3)・・・・(6)
となる。
この場合、待機時消費電流は、I1となる。
(ii)信号入力時Vin>Vth_Hの時(簡単のため、各トランジスタのベース電流は無視した)
差動ペアのQN1、QP1が動作するため、
Iout1=I1
である。QP1とQP3のカレントミラーにより、コンパレータ回路の出力電流はN+1倍に増幅され、
コンパレータ回路の出力電流
=(N+1)Iout1
=(N+1)I1
(NはQP1、QP3のカレントミラー電流比)
である。
出力段回路23では、R1・(N+1)・I1>Vbe(QP5)の時、QP5がONし、
Iout2=Is・exp{R1・(N+1)・I1/Vt}
よって、
Iout=m・Is・exp{R1・(N+1)・I1/Vt}・・・(7)
(Is:トランジスタの飽和電流
Vt=kT/q
k:ボルツマン定数
q:電子の素電荷
T:絶対温度
m:カレントミラーQN5、QN6の電流比)
すなわち、
Vo=Lo
となる。
ヒステリシス電圧発生回路では、
Vth_L=Vbe(D1)+I2・R3・・・・・・(8)
となる。I1・(R2+R3)がヒステリシス電圧となる。
この時、ドライブ電流は、式(7)で決定される。
式(7)より、本形態の構成により、ドライブ電流をN+1項の分、増幅できる。すなわち、指数部(exp)内の(N+1)項がある分、ドライブ電流がexp(R1・N・I1/Vt)倍される。また、QP3は信号入力時のみ動作するため、待機時消費電流はI1である。よって、ドライブ電流を一定とすると、待機時消費電流はI1/(N+1)に低減可能である。すなわち、待機電流(定電流I1)をI1からI1/(N+1)に変更する(つまり待機電流を低減する)と、式(7)は
Iout=m・Is・exp{R1・(N+1)・I1/(N+1)/Vt}
=m・Is・exp(R1・I1/Vt)
となって式(2)と同じになり、従来例と同じドライブ電流を供給できることになる。したがって、従来例と同じドライブ電流を維持しつつ(Iout一定)、待機時の消費電流を低減できる。
このとき、光リーク電流は、QN1コレクタ、QP1、QP3ベースで発生し、
Ileak=hfe(pnp)・{Ipd(npn)+(N+1)・Ipd(pnp)}・・・・・・・(9)
hfe(pnp):PNPTrのトランジスタの電流増幅率
Ipd(npn):NPNTrコレクタ拡散で発生する光リーク電流
Ipd(pnp):PNPTrベース拡散で発生する光リーク電流
となる。Ileakにより、R1に電圧降下R1・Ileakが発生する。すなわち、
R1・Ileak
=R1・hfe(pnp)・{Ipd(npn)+(N+1)・Ipd(pnp)}
である。
この電圧降下がVbe(QP5)を超える、すなわち
R1・Ileak>Vbe(QP5)
言い換えれば
R1・hfe(pnp)・{Ipd(npn)+(N+1)・Ipd(pnp)}>Vbe(QP5)・・(10)
となると、QP5がONし、Voが誤動作する。
したがって、定電流I1はそのままI1とし、抵抗R1の値をR1/(N+1)に設定(つまり抵抗値を低減する)すると、式(7)は
Iout=m・Is・exp{R1/(N+1)・(N+1)・I1/Vt}
=m・Is・exp(R1・I1/Vt)
となり、ドライブ電流値を従来例のドライブ電流値(式(2))と同じ値に設定することができる。
抵抗R1をR1/(N+1)に低減すると、光リーク電流により抵抗で発生する電圧降下は、前述のR1・Ileakを表す式でR1をR1/(N+1)に置き換えることにより
R1/(N+1)・Ileak
=R1・hfe(pnp)・{Ipd(npn)/(N+1)+Ipd(pnp)}
となり、従来例において光リーク電流により抵抗で発生する電圧降下の式(5)(リーク電流をIleak0とする)と比較すると、
R1・Ileak0−R1/(N+1)・Ileak
=R1・hfe(pnp)・Ipd(npn)・N/(N+1)
となり、この分だけ電圧降下が低減していることがわかる。したがって、ある照度の外乱光により、光リーク電流Ipd(npn)、Ipd(pnp)が発生している場合、従来例に比べて、QP5がONして誤動作を始める電圧に達しにくくなるため、光リーク電流の影響を低減できる。
実際の回路設計では、待機時消費電流、ドライブ電流、光リーク電流の影響を考慮してI1、Iout、R1を任意の値に設定する。
別の構成例について述べる。図5に本形態のコンパレータ回路の具体的な回路図を示す。図6に、上記コンパレータ回路を用いたヒステリシスコンパレータ回路を示す。ヒステリシスコンパレータ回路は、ヒステリシス電圧発生回路31、電流電圧変換用抵抗32、出力段回路33、コンパレータ回路34を備えている。図7に本形態を用いたヒステリシスコンパレータ回路の動作波形を示す。
本形態は、入力電圧Vinが(下降時に)閾値(Vth_L)以下であるときが通常モードである例である。
本形態は、図2の構成とは逆に、
待機時(無信号時)とは:Vin>Vth_L(Vin下降時)(時刻te、tgまで)、またはVin>Vth_H(Vin上昇時)(時刻tf、th以降)、つまり図7においてVin>Vthとなっている期間のことであり、
信号入力時とは:Vin<Vth_L(Vin下降時)(時刻te、tg以降)、またはVin<Vth_H(Vin上昇時)(時刻tf、thまで)、つまり図7においてVin<Vthとなっている期間のことを表している。
本形態のヒステリシスコンパレータ回路においては、信号入力時のVthはVth_Hになり、待機時(無信号時)のVthはVth_Lになる。
コンパレータ回路の入力段を、PNPTrとNPNTrのダーリントン接続をもつ差動ペアとし、第1のNPNTrにカレントミラー接続された第3のNPNTrを設けることで電流バッファ回路(増幅回路)としている。
図6の構成は図2の上下対称の構造となっている。
本形態のヒステリシスコンパレータ回路の動作を説明すると、
(i)待機時Vin>Vth_Hの時
差動ペアのQP12、QN12が動作するため、
Iout1=0
となり、出力段回路は動作しない。よって、
Iout=0
すなわち、
Vo=Lo
となる。
ヒステリシス電圧発生回路では、
Vth_L=Vcc−{Vbe(D1)+I2・R3+I1・(R2+R3)}・・・・・・・・・(11)
となる。
この場合、待機時消費電流は、I1となる。
(ii)信号入力時Vin<Vth_Hの時(簡単のため、各トランジスタのベース電流は無視した)
差動ペアのQP11、QN11、QN13が動作するため、
Iout1=I1
である。QN11とQN13のカレントミラーにより、コンパレータ回路の出力電流はN+1倍に増幅され、
コンパレータ回路の出力電流
=(N+1)Iout1
=(N+1)I1
(NはQN11、QN13のカレントミラー電流比)
である。
出力段回路33では、
R1・(N+1)・I1>Vbe(QN15)
の時、QN15がONし、
Iout2=Is・exp{R1・(N+1)・I1/Vt}
よって、
Iout=m・Is・exp{R1・(N+1)・I1/Vt}・・(12)
(Is:トランジスタの飽和電流
Vt=kT/q
k:ボルツマン定数
q:電子の素電荷
T:絶対温度
m:カレントミラーQP15、QP16の電流比)
すなわち、
Vo=Hi
となる。
ヒステリシス電圧発生回路では、
Vth_H=Vcc−{Vbe(D1)+I2・R3}・・・・・・(13)
となる。I1・(R2+R3)がヒステリシス電圧となる。
この時、ドライブ電流は、式(12)で決定される。
式(12)より、本形態の構成により、ドライブ電流をN+1項の分、増幅できる。すなわち、指数部(exp)内の(N+1)項がある分、ドライブ電流がexp(R1・N・I1/Vt)倍される。また、QN13は信号入力時のみ動作するため、待機時消費電流はI1である。よって、ドライブ電流を一定とすると、待機時消費電流はI1/(N+1)に低減可能である。すなわち、待機電流(定電流I1)をI1からI1/(N+1)に変更する(つまり待機電流を低減する)と、式(12)は
Iout=m・Is・exp{R1・(N+1)・I1/(N+1)/Vt}
=m・Is・exp(R1・I1/Vt)
となって式(2)と同じになり、従来例と同じドライブ電流を供給できることになる。したがって、従来例と同じドライブ電流を維持しつつ(Iout一定)、待機時の消費電流を低減できる。
このとき、光リーク電流は、QP11ベースで発生し、hfe(npn)・hfe(pnp)倍される。QN11、QN13コレクタで発生する分はR1には影響しない。すなわち、
Ileak=hfe(npn)・hfe(pnp)・Ipd(pnp)・・・・・・・・・・(14)
hfe(npn):NPNTrのトランジスタの電流増幅率
hfe(pnp):PNPTrのトランジスタの電流増幅率
Ipd(pnp):PNPTrベース拡散で発生する光リーク電流
となる。Ileakにより、R1に電圧降下R1・Ileakが発生する。すなわち、
R1・Ileak
=R1・hfe(npn)・hfe(pnp)・Ipd(pnp)
である。
この電圧降下がVbe(QP5)を超える、すなわち
R1・Ileak>Vbe(QP5)
言い換えれば
R1・hfe(npn)・hfe(pnp)・Ipd(pnp)>Vbe(QP5)・・・・・・・・(15)
となると、QP5がONし、Voが誤動作する。
したがって、定電流I1はそのままI1とし、抵抗R1の値をR1/(N+1)に設定(つまり抵抗値を低減する)すると、式(12)は
Iout=m・Is・exp{R1/(N+1)・(N+1)・I1/Vt}
=m・Is・exp(R1・I1/Vt)
となり、
ドライブ電流値を従来例のドライブ電流値(式(2))と同じ値に設定することができる。
抵抗R1をR1/(N+1)に低減すると、光リーク電流により抵抗で発生する電圧降下は、前述のR1・Ileakを表す式でR1をR1/(N+1)に置き換えることにより、
R1/(N+1)・Ileak
=R1・hfe(npn)・hfe(pnp)・Ipd(pnp)/(N+1)
となり、従来例において光リーク電流により抵抗で発生する電圧降下と比較すると、
R1・Ileak−R1/(N+1)・Ileak
=R1・Ileak・N/(N+1)
=R1・hfe(pnp)・Ipd(npn)・N/(N+1)
となり、この分だけ電圧降下が低減していることがわかる。したがって、ある照度の外乱光により、光リーク電流Ipd(npn)、Ipd(pnp)が発生している場合、従来例に比べて、QP5がONして誤動作を始める電圧に達しにくくなるため、光リーク電流の影響を低減できる。
別の構成例について述べる。図8に本形態のコンパレータ回路を示す。これは、図2の構成において、QP1、QP2、QP3を縦型(バーチカル)PNP構造(以下VPNP)としたものである。回路動作については、図2の場合と同様である。
ここで、光リーク電流の影響について述べる。
図9にVPNPTrの構造、図10にVPNPTrの等価回路を示す。BS、EM、CLはそれぞれベース、エミッタ、コレクタである。以下同様である。S1は、N型エピタキシャル層の面積である。S2はエミッタ面積である。N型エピタキシャル層とP型サブストレート層との間に寄生PDであるPDaが存在するが、VPNPTr構造の場合、N型エピタキシャル層は電位(一般的にVcc)を与えるだけであり、光リーク電流はTr動作には影響しない。ベース拡散(N)とコレクタ拡散(P)の間にも寄生PDは存在するが、ベース拡散面積が小さいため、その影響はLPNPTrに比べ非常に小さい。よって、本構成の光リーク電流は、
Ileak=hfe(pnp)・Ipd(npn)・・・・・・・・・・・・・(16)
hfe(pnp):PNPTrのトランジスタの電流増幅率
Ipd(npn):NPNTrコレクタ拡散で発生する光リーク電流
となり、光リーク電流の発生を低減でき、誤動作を低減できる。
別の構成例について述べる。図11に本構成のコンパレータ回路を示す。これは、図5の構成において、QP11、QP12をVPNP構造としたものである。回路動作については、図2の場合と同様である。
QP11はVPNP構造のため光リーク電流を発生しない。QN11、QN13コレクタで発生する分はR1には影響しない。よって、本構成の光リーク電流は、
Ileak=0・・・・・・・・・・・・(17)
となり、光リーク電流の発生を低減でき、誤動作を低減できる。
別の構成例について述べる。図12に本構成のコンパレータ回路を示す。これは、図2の構成において、差動ペアの逆側の第2のPNPTrであるQP2にカレントミラー接続された第4のPNPTrとしてのQP4を設け、それぞれのカレントミラー電流比を等しくしたものである。
図2の場合は、差動ペアの片側のみPNPTrがN+1倍されているため、差動ペアQN1、QN2にオフセット電圧Vosが発生する。すなわち、
Vbe=Vt・ln(Ic/Is)
(Vbe:トランジスタのベース−エミッタ電圧
Vt=kT/q
k:ボルツマン定数
q:電子の素電荷
T:絶対温度
Is:トランジスタの飽和電流
Ic:トランジスタのコレクタ電流)
であって、各トランジスタのIs、hfe(pnp)は等しいとすると、オフセット電圧Vosは、
Vos=Vbe(QN1)−Vbe(QN2)
=Vt・ln{(N+1)・I1/(hfe(pnp)・Is)}−Vt・ln{I1/(hfe(pnp)・Is)}
=Vt・ln(N+1)・・・・・・・・・・・・(18)
となり、オフセット電圧が発生する。
一方、図12の場合は、
Vos=Vbe(QN1)−Vbe(QN2)
=Vt・ln{(N+1)・I1/(hfe(pnp)・Is)}−Vt・ln{(N+1)・I1/(hfe(pnp)・Is)}
=Vt・ln1
=0・・・・・・・・・・・・(19)
となり、素子の不整合が無い場合、理想的にはオフセット電圧は発生しない。
別の構成例について述べる。図13に本構成のコンパレータ回路を示す。これは、図5の構成において、差動ペアの逆側の第2のNPNTrであるQN12にカレントミラー接続された第4のNPNTrとしてのQN14を設け、それぞれのカレントミラー電流比を等しくしたものである。
オフセット電圧Vosは、
Vos=Vbe(QP11)−Vbe(QP12)
=Vt・ln{(N+1)・I1/(hfe(npn)・Is)}−Vt・ln{(N+1)・I1/(hfe(npn)・Is)}
=Vt・ln1
=0・・・・・・・・・・・・(20)
となり、素子の不整合が無い場合、理想的にはオフセット電圧は発生しない。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、コンパレータ回路の電流出力段に、電流バッファ回路を設置(接続)するように構成してもよい。これにより、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響の低減が可能となる。
本発明は、上記の構成において、コンパレータ回路の入力段をNPNTrとPNPTrのダーリントン接続をもつ差動ペアとし、第1のPNPTrにカレントミラー接続された第3のPNPTrを設けることで電流バッファ回路とするように構成してもよい。これにより、簡単な構成で、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響の低減が可能となる。
本発明は、上記の構成において、コンパレータ回路の入力段をPNPTrとNPNTrのダーリントン接続をもつ差動ペアとし、第1のNPNTrにカレントミラー接続された第3のNPNTrを設けることで電流バッファ回路とするように構成してもよい。これにより、簡単な構成で、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響を低減が可能となる。
本発明は、上記の構成において、差動ペアの逆側の第2のPNPTrにカレントミラー接続された第4のPNPTrを設け、それぞれのカレントミラー電流比を等しくするように構成してもよい。これにより、差動ペアのオフセット電圧を低減できる。
本発明は、上記の構成において、差動ペアの逆側の第2のNPNTrにカレントミラー接続された第4のNPNTrを設け、それぞれのカレントミラー電流比を等しくするように構成してもよい。これにより、差動ペアのオフセット電圧を低減できる。
本発明は、上記の構成において、カレントミラーの電流比を1:Nとするように構成してもよい。これにより、上記の効果をN+1倍にできる。
本発明は、上記の構成において、PNPTrをVPNPTr構造とするように構成してもよい。これにより、光リーク電流の影響を低減できる。
本発明は、上記の構成において、コンパレータ回路、電流電圧変換用抵抗R、出力段回路、ヒステリシス電圧発生回路で構成してもよい。これにより、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響の低減が可能となるヒステリシスコンパレータ回路を提供できる。
本発明は、上記のいずれかを含む赤外線リモコン受信機であるように構成してもよい。これにより、待機時消費電流低減、ドライブ電流の増大、光リーク電流の影響を低減が可能となる赤外線リモコン受信機を提供できる。
例えばICに内蔵された、赤外線リモコン受信機やキャリアを含む信号の復調器等におけるヒステリシスコンパレータ回路等のような用途にも適用できる。
ヒステリシスコンパレータ回路の一構成例を示すブロック図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の一構成例を示す回路図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の一構成例を示す回路図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の動作波形を示す図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の一構成例を示す回路図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の一構成例を示す回路図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の動作波形を示す図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の一構成例を示す回路図である。 VPNPトランジスタの構造を示す斜視図である。 VPNPトランジスタ等価回路を示す回路図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の一構成例を示す回路図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の一構成例を示す回路図である。 ヒステリシスコンパレータ回路の一構成例を示す回路図である。 従来の赤外線リモコン受信機全体の構成例を示すブロック図である。 従来の受信システム信号処理波形を示す図である。 従来のヒステリシスコンパレータ回路の構成例を示す回路図である。 従来のヒステリシスコンパレータ回路の構成例を示すブロック図である。 従来のLPNPトランジスタの構造を示す斜視図である。 従来のLPNPトランジスタ等価回路を示す回路図である。 従来のNPNトランジスタの構造を示す斜視図である。 従来のNPNトランジスタ等価回路を示す回路図である。
符号の説明
11 コンパレータ部
12 電流バッファ回路(増幅回路)
21、31 ヒステリシス電圧発生回路
22、32 電流電圧変換用抵抗
23、33 出力段回路
24、34 コンパレータ回路
I1 待機電流
Iout1 コンパレータ部の出力電流
Iout 出力段回路の出力電流

Claims (9)

  1. 入力電圧と閾値との比較結果に応じて通常モードおよび待機モードのいずれかをとり、各モードに応じた出力電流値を有するコンパレータ回路において、
    待機モード時にコンパレータ回路内部を流れる電流を待機電流と称するとき、
    上記入力電圧と閾値とを比較し、その結果通常モードであるときには上記待機電流を出力するコンパレータ部と、
    通常モード時には、上記コンパレータ部から出力される上記待機電流を増幅して出力する増幅回路を備えたことを特徴とするコンパレータ回路。
  2. 上記入力電圧上昇時に上昇用の閾値Vth_H以下の入力電圧が入力されるとき、および、入力電圧下降時に下降用の閾値Vth_L以下の入力電圧が入力されるときが待機モードであり、
    上記入力電圧上昇時に上昇用の閾値Vth_Hより大きい入力電圧が入力されるとき、および、入力電圧下降時に下降用の閾値Vth_Lより大きい入力電圧が入力されるときが通常モードであることを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  3. 上記入力電圧上昇時に上昇用の閾値Vth_H以上の入力電圧が入力されるとき、および、入力電圧下降時に下降用の閾値Vth_L以上の入力電圧が入力されるときが待機モードであり、
    上記入力電圧上昇時に上昇用の閾値Vth_Hより小さい入力電圧が入力されるとき、および、入力電圧下降時に下降用の閾値Vth_Lより小さい入力電圧が入力されるときが通常モードであることを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  4. 上記増幅回路が、
    上記入力電圧が入力される、第1のNPNトランジスタと第1のPNPトランジスタとのダーリントン接続をもつ第1の差動ペアと、
    コンパレータ回路の閾値が入力される、第2のNPNトランジスタと第2のPNPトランジスタとのダーリントン接続をもつ第2の差動ペアと、
    上記第1のPNPトランジスタにカレントミラー接続された第3のPNPトランジスタとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  5. 上記増幅回路が、
    上記第2の差動ペアの第2のPNPトランジスタにカレントミラー接続された第4のPNPトランジスタを備え、上記第1・第2の差動ペアのカレントミラー電流比を等しくするように構成したことを特徴とする請求項4に記載のコンパレータ回路。
  6. 上記増幅回路が、
    入力電圧が入力される、第1のPNPトランジスタと第1のNPNトランジスタとのダーリントン接続をもつ第1の差動ペアと、
    コンパレータ回路の閾値が入力される、第2のPNPトランジスタと第2のNPNトランジスタとのダーリントン接続をもつ第2の差動ペアと、
    上記第1のNPNトランジスタにカレントミラー接続された第3のNPNトランジスタとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  7. 上記増幅回路が、
    上記第2の差動ペアの第2のNPNトランジスタにカレントミラー接続された第4のNPNトランジスタを備え、上記第1・第2の差動ペアのカレントミラー電流比を等しくするように構成したことを特徴とする請求項6に記載のコンパレータ回路。
  8. 上記PNPトランジスタが縦型PNP構造となっていることを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記載のコンパレータ回路。
  9. 入力電圧と閾値との比較結果に応じて通常モードおよび待機モードのいずれかをとり、各モードに応じた出力電流値を有するコンパレータ回路を備えた赤外線リモコン受信機において、
    請求項1ないし8のいずれかに記載のコンパレータ回路を備えたことを特徴とする赤外線リモコン受信機。
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