JP2006295768A - ボイスコイルボビン、および、スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周囲に巻かれたボイスコイル600からの駆動力を受けて振動板400に当該駆動力を伝達するボイスコイルボビン500を、平面に対して略平行で異なる4方向に軸方向が沿う線状部材を有した基材にて形成している。このため、基材における伸縮性や強度の特異的な方向性がなくなり、繊維自体の強度を特に高めなくても実質的にボイスコイルボビン500の強度を向上できる。ボイスコイルボビン500が径方向に撓むことを防ぐことができ、スピーカ装置100の良好な音質特性を得ることができる。
【選択図】図1
Description
次に、上記スピーカ装置100の動作について説明する。
上述したように、上記実施の形態では、周囲に巻かれたボイスコイル600からの駆動力を受けて振動板400に当該駆動力を伝達するボイスコイルボビン500を、平面に対して略平行で異なる4方向に軸方向が沿う線状部材、すなわち緯糸群511と、表斜め糸群512と、裏斜め糸群513と、経糸群514とを有した基材510にて形成している。このため、当該ボイスコイルボビン500をスピーカ装置100に用いた際、スピーカ装置100の動作時にボイスコイル600からの駆動力およびボイスコイル600自体の自重が、基材510における緯糸群511と、表斜め糸群512と、裏斜め糸群513と、経糸群514とにそれぞれ分散されて作用することになる。これにより、基材510における伸縮性や強度の特異的な方向性がなくなり、繊維自体の強度を特に高めなくても実質的にボイスコイルボビン500の強度が向上する。そして、ボイスコイルボビン500は、径方向に対しても高い剛性を有することになり、ボイスコイルボビン500が径方向に撓むことを防ぐことができる。このことより、ボイスコイルボビン500が軸方向に沿って良好に移動する状態が得られ、ボイスコイル600の軸方向に沿った駆動力を振動板400に確実に伝達することができる。したがって、スピーカ装置100の良好な音質特性を得ることができる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
上述したように、上記実施の形態では、周囲に巻かれたボイスコイル600からの駆動力を受けて振動板400に当該駆動力を伝達するボイスコイルボビン500を、平面に対して略平行で異なる4方向に軸方向が沿う線状部材を有した基材510にて形成している。このため、当該ボイスコイルボビン500をスピーカ装置100に用いた際、スピーカ装置100の動作時にボイスコイル600からの駆動力およびボイスコイル600自体の自重が、各線状部材にそれぞれ分散されて作用することになる。これにより、基材510における伸縮性や強度の特異的な方向性がなくなり、繊維自体の強度を特に高めなくても実質的にボイスコイルボビン500の強度が向上する。そして、ボイスコイルボビン500は、径方向に対しても高い剛性を有することになり、ボイスコイルボビン500が径方向に撓むことを防ぐことができる。このことより、ボイスコイルボビン500が軸方向に沿って良好に移動する状態が得られ、ボイスコイル600の軸方向に沿った駆動力を振動板400に確実に伝達することができる。したがって、スピーカ装置100の良好な音質特性を得ることができる。
200…フレーム
220…磁気回路部
221…上プレート
222…下ヨーク
300…磁性体としての磁石
400…振動板
500…ボイスコイルボビン
510,530,540,550,560…基材
511A…線状部材である第2の線状部材としての第1の緯糸
511B…線状部材である第2の線状部材としての第2の緯糸
512A…線状部材である第1の線状部材としての表斜め糸
513A…線状部材である第3の線状部材としての裏斜め糸
514A…線状部材である第4の線状部材としての第1の経糸
514B…線状部材である第4の線状部材としての第2の経糸
541A,561A…線状部材である第4の線状部材としての経糸
551A…線状部材である第1の線状部材としての第1の表斜め糸
551B…線状部材である第1の線状部材としての第2の表斜め糸
552A…線状部材である第3の線状部材としての第1の裏斜め糸
552B…線状部材である第3の線状部材としての第2の裏斜め糸
600…ボイスコイル
Claims (6)
- 周囲に巻かれたボイスコイルからの駆動力を受けて振動板に当該駆動力を伝達するボイスコイルボビンであって、
略薄膜状に形成され平面に対して略平行で異なる4方向に軸方向が沿う線状部材を有した基材を備えた
ことを特徴としたボイスコイルボビン。 - 周囲に巻かれたボイスコイルからの駆動力を受けて振動板に当該駆動力を伝達するボイスコイルボビンであって、
略薄膜状に形成され平面に対して略平行で異なる4方向に軸方向が沿う線状部材を有した基材にて形成された
ことを特徴としたボイスコイルボビン。 - 請求項1または請求項2に記載のボイスコイルボビンであって、
前記基材は、互いに交差する状態でかつ互いの軸方向が異なる状態に配設された第1の線状部材、第2の線状部材、第3の線状部材および第4の線状部材を前記線状部材として有する
ことを特徴としたボイスコイルボビン。 - 請求項3に記載のボイスコイルボビンであって、
前記基材は、前記第1の線状部材、前記第2の線状部材および前記第3の線状部材が、前記第4の線状部材に対してそれぞれ約45°、約90°、約135°の角度をなす状態にそれぞれ配設されて、前記略薄膜状に形成された
ことを特徴としたボイスコイルボビン。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のボイスコイルボビンであって、
前記基材は、互いの軸方向が異なる4つの方向に沿う前記線状部材の織布である
ことを特徴としたボイスコイルボビン。 - 振動板と、
この振動板に取り付けられた請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のボイスコイルボビンと、
磁性体と、
前記振動板および前記ボイスコイルボビンを保持し前記磁性体とにより磁気回路を形成するヨークを備えたフレームと、
を具備したことを特徴としたスピーカ装置。
Priority Applications (1)
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JP2005116723A JP2006295768A (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | ボイスコイルボビン、および、スピーカ装置 |
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JP2006295768A true JP2006295768A (ja) | 2006-10-26 |
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Family Applications (1)
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JP2005116723A Pending JP2006295768A (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | ボイスコイルボビン、および、スピーカ装置 |
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-
2005
- 2005-04-14 JP JP2005116723A patent/JP2006295768A/ja active Pending
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