JP2004120665A - ボイスコイルボビン - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量且つ低コストでボイスコイルボビンに必要な剛性及び機械的強度を確保する。
【解決手段】ボイスコイルボビン8は縦繊維80と横繊維81を織り込んだクロス材からなるものであり、周囲に巻かれたボイスコイル9からの駆動力Fを受けて、その駆動力を振動板に伝達するものである。そして、この縦繊維80又は横繊維81を駆動力Fの方向に対して斜めに配置している。
【選択図】 図2
【解決手段】ボイスコイルボビン8は縦繊維80と横繊維81を織り込んだクロス材からなるものであり、周囲に巻かれたボイスコイル9からの駆動力Fを受けて、その駆動力を振動板に伝達するものである。そして、この縦繊維80又は横繊維81を駆動力Fの方向に対して斜めに配置している。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボイスコイルボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1はスピーカ1の構造を示す半断面図である。同図において環状のフレーム2の下端部には、センタポール3、磁石4、トッププレート5を含む環状磁気回路6が形成されている。センタポール3の上方外周部とトッププレート5の内周部の環状の空隙7には、高密度の磁束が形成され、ボイスコイルボビン8が上下動自在に保持されている。
【0003】
ボイスコイルボビン8は円筒状に成形された部材で、その下端部外周にはボイスコイル9が回巻されている。また、ボイスコイルボビン8に振動板10とサスペンション11が固着されており、振動板10はエッジ12を介してフレーム2に取付けられ、サスペンション11はフレーム2に直接取付けられて、振動自在に保持されている。
【0004】
このような構造のボイスコイルボビン8は、音声電流によってボイスコイル9に発生した駆動力を振動板10に忠実に伝達する機能が要求され、そのために、能率向上のために軽量であること、振動に伴う変形を防止するために高剛性であること等が要求される。これらの要求を満たす材料として、低密度で適度な剛性を備え、且つ安価であることから紙が多用されているが、その他にもアルミ、ジュラルミン等の金属箔、ポリイミド等の樹脂フィルムが使用されている。
【0005】
また、一方では、大入力が加えられるスピーカでは、ボイスコイル9に発生するジュール熱によるボイスコイルボビン8の膨張から、ボイスコイル9とボイスコイルボビン8との接着性が維持できず、ボイスコイル9とボイスコイルボビン8とが剥離してしまうことが問題になっている。これに対処するための従来技術としては、例えば、特許文献1に記載されるように、繊維を用いた織布にシリコーン樹脂等からなる結合樹脂を含浸させたものが提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−75197号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この文献に示されたような繊維を用いたボイスコイルボビンでは、通常は、円筒状のボイスコイルボビンの円筒軸に沿った方向に縦繊維が向けられ、その縦繊維に垂直に交わるように横繊維が織り込まれて織布が形成されている。つまり、繊維の織り方向に沿ってカットされた短冊状の織布を円筒状に成形してボイスコイルボビンを形成している。
【0008】
これに対して、ボイスコイルボビンには、横繊維に沿ってボイスコイルが巻かれており、ボイスコイルに流れる音声電流によって円筒軸方向に沿った方向に駆動力が作用するようになっている。したがって、従来のボイスコイルボビンでは、ボイスコイルの巻線部から受ける駆動力は、円筒軸に沿った縦繊維に集中することになり、それと垂直に配置された横繊維は駆動力を直接受けない構造になっている。
【0009】
しかしながら、縦繊維を高強度の材料にすると、重量が増してボイスコイルの振動を忠実に振動板に伝えることを妨げることになり、また、コストアップにもなるという問題がある。そして、このような状態で大入力による使用を継続した場合には、ボイスコイルボビンに歪みが発生し、更にはボイスコイルボビン自体に座屈破壊が生じてしまい、確実な出力が得られなくなり、スピーカの作動が不能になってしまうということが懸念されていた。
【0010】
本発明は、このような事情に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、軽量且つ低コストでボイスコイルボビンに必要な剛性及び機械的強度を確保すること等が本発明の目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明によるボイスコイルボビンは、以下の構成を少なくとも具備するものである。
【0012】
請求項1に係る発明は、周囲に巻かれたボイスコイルからの駆動力を受けて振動板に該駆動力を伝達するボイスコイルボビンであって、縦繊維と横繊維を織り込んだクロス材からなり、前記縦繊維又は横繊維を前記駆動力の方向に対して斜めに配置したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図2は本発明の一実施形態に係るボイスコイルボビンを示す説明図である。なお、かかるボイスコイルボビンは、例えば、図1に示すスピーカ装置のボイスコイルボビン8として用いられる。
【0014】
本発明の実施形態としては、第1には、ボイスコイルボビン8は縦繊維80と横繊維81を織り込んだクロス材からなるものであり、周囲に巻かれたボイスコイル9からの駆動力Fを受けて、その駆動力を図示省略の振動板に伝達するものであって、その縦繊維80又は横繊維81を駆動力Fの方向に対して斜めに配置している。これによると、ボイスコイル9からの駆動力F及びボイスコイル9自体の自重が縦繊維80と横繊維81の両方に分散されて作用することになり、繊維自体の強度を特に高めなくても実質的にボイスコイルボビン8の強度を向上させたことになり、重量又はコストに影響なくボイスコイルボビンに必要な機械的強度を確保することができる。また、縦繊維又は横繊維を円筒軸に対して斜めに配置することで、円筒状のボイスコイルボビンにおける径方向の剛性を向上させることができるので、振動板の分割振動によるボイスコイルの変形対策にも効果がある。
【0015】
第2には、前述したボイスコイルボビン8において、縦繊維80又は横繊維81と駆動力Fの方向との斜め配置角度αを45度にしている。これによると、前述した特徴において、配置角度αを45度とすることで、縦繊維及び横繊維に作用する負荷を均等に分散させることができる。これによっても、前述と同様に、重量又はコストに影響なくボイスコイルボビンに必要な機械的強度を確保することができると共に、円筒状のボイスコイルボビンにおける径方向の剛性を向上させることができ、振動板の分割振動によるボイスコイルの変形に対処できる。
【0016】
第3には、前述したボイスコイルボビン8において、縦繊維80又は横繊維81をガラス繊維としている。これによると、前述の作用と併せて、縦繊維80又は横繊維81をガラス繊維とすることで耐熱性を向上させることができ、ボイスコイルに大入力の音声電流が与えられることによるジュール熱でボイスコイルボビン8が加熱される場合にも、大きな熱膨張や熱破損を生じることがない。
【0017】
第4には、前述のボイスコイル9を磁気回路の空隙内に配置して前述したボイスコイルボビン8を図1に示されるように配備したスピーカ装置を構成することができる。これによると、機械的な強度及び剛性に優れると共に熱に対しても安定なボイスコイルボビンを用いているので、大入力に対しても確実にボイスコイル駆動力を振動板に伝達することができ、確実な音声出力を得ることができると共に、大入力に対する耐久性を向上させることができる。なお、斜め配置角度αは45度に限らず、ボイスコイルボビン自体の特性やこれを組み込んだスピーカ装置の特性に応じて適宜設定するようにしてもよい。
【0018】
【実施例】
以下に、本発明の実施例として、ガラス繊維を用いたボイスコイルボビン8の製造方法を説明する。ガラス繊維を縦繊維80及び横繊維81とした織布を基材として、まず、縦繊維81又は横繊維82を斜めに配置した状態で、織布を長方形の短冊状にカットする。そして、この織布に樹脂を含浸させて円筒状に成形する。これによって、円筒軸に対して斜めに縦繊維80又は横繊維81が配置された円筒体のボビンを得ることができる。そして、このボビンの下方部分にボイスコイルを巻き回してボイスコイルボビンを得る。
【0019】
本発明の実施形態及び各実施例は、このように構成されるので、軽量且つ低コストでボイスコイルボビンに必要な剛性及び機械的強度を確保することができ、このようなボイスコイルボビンを採用することで、特に大入力に対して確実な音声出力が得られ、耐久性の高いスピーカ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスピーカ装置を示す説明図である。
【図2】実施形態のボイスコイルボビンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 スピーカ装置
2 フレーム
3 センターポール
4 磁石
5 トッププレート
6 磁気回路
7 空隙
8 ボイスコイルボビン
9 ボイスコイル
10 振動板
11 サスペンション
12 エッジ
80 縦繊維
81 横繊維
F 駆動力
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボイスコイルボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1はスピーカ1の構造を示す半断面図である。同図において環状のフレーム2の下端部には、センタポール3、磁石4、トッププレート5を含む環状磁気回路6が形成されている。センタポール3の上方外周部とトッププレート5の内周部の環状の空隙7には、高密度の磁束が形成され、ボイスコイルボビン8が上下動自在に保持されている。
【0003】
ボイスコイルボビン8は円筒状に成形された部材で、その下端部外周にはボイスコイル9が回巻されている。また、ボイスコイルボビン8に振動板10とサスペンション11が固着されており、振動板10はエッジ12を介してフレーム2に取付けられ、サスペンション11はフレーム2に直接取付けられて、振動自在に保持されている。
【0004】
このような構造のボイスコイルボビン8は、音声電流によってボイスコイル9に発生した駆動力を振動板10に忠実に伝達する機能が要求され、そのために、能率向上のために軽量であること、振動に伴う変形を防止するために高剛性であること等が要求される。これらの要求を満たす材料として、低密度で適度な剛性を備え、且つ安価であることから紙が多用されているが、その他にもアルミ、ジュラルミン等の金属箔、ポリイミド等の樹脂フィルムが使用されている。
【0005】
また、一方では、大入力が加えられるスピーカでは、ボイスコイル9に発生するジュール熱によるボイスコイルボビン8の膨張から、ボイスコイル9とボイスコイルボビン8との接着性が維持できず、ボイスコイル9とボイスコイルボビン8とが剥離してしまうことが問題になっている。これに対処するための従来技術としては、例えば、特許文献1に記載されるように、繊維を用いた織布にシリコーン樹脂等からなる結合樹脂を含浸させたものが提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−75197号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この文献に示されたような繊維を用いたボイスコイルボビンでは、通常は、円筒状のボイスコイルボビンの円筒軸に沿った方向に縦繊維が向けられ、その縦繊維に垂直に交わるように横繊維が織り込まれて織布が形成されている。つまり、繊維の織り方向に沿ってカットされた短冊状の織布を円筒状に成形してボイスコイルボビンを形成している。
【0008】
これに対して、ボイスコイルボビンには、横繊維に沿ってボイスコイルが巻かれており、ボイスコイルに流れる音声電流によって円筒軸方向に沿った方向に駆動力が作用するようになっている。したがって、従来のボイスコイルボビンでは、ボイスコイルの巻線部から受ける駆動力は、円筒軸に沿った縦繊維に集中することになり、それと垂直に配置された横繊維は駆動力を直接受けない構造になっている。
【0009】
しかしながら、縦繊維を高強度の材料にすると、重量が増してボイスコイルの振動を忠実に振動板に伝えることを妨げることになり、また、コストアップにもなるという問題がある。そして、このような状態で大入力による使用を継続した場合には、ボイスコイルボビンに歪みが発生し、更にはボイスコイルボビン自体に座屈破壊が生じてしまい、確実な出力が得られなくなり、スピーカの作動が不能になってしまうということが懸念されていた。
【0010】
本発明は、このような事情に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、軽量且つ低コストでボイスコイルボビンに必要な剛性及び機械的強度を確保すること等が本発明の目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明によるボイスコイルボビンは、以下の構成を少なくとも具備するものである。
【0012】
請求項1に係る発明は、周囲に巻かれたボイスコイルからの駆動力を受けて振動板に該駆動力を伝達するボイスコイルボビンであって、縦繊維と横繊維を織り込んだクロス材からなり、前記縦繊維又は横繊維を前記駆動力の方向に対して斜めに配置したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図2は本発明の一実施形態に係るボイスコイルボビンを示す説明図である。なお、かかるボイスコイルボビンは、例えば、図1に示すスピーカ装置のボイスコイルボビン8として用いられる。
【0014】
本発明の実施形態としては、第1には、ボイスコイルボビン8は縦繊維80と横繊維81を織り込んだクロス材からなるものであり、周囲に巻かれたボイスコイル9からの駆動力Fを受けて、その駆動力を図示省略の振動板に伝達するものであって、その縦繊維80又は横繊維81を駆動力Fの方向に対して斜めに配置している。これによると、ボイスコイル9からの駆動力F及びボイスコイル9自体の自重が縦繊維80と横繊維81の両方に分散されて作用することになり、繊維自体の強度を特に高めなくても実質的にボイスコイルボビン8の強度を向上させたことになり、重量又はコストに影響なくボイスコイルボビンに必要な機械的強度を確保することができる。また、縦繊維又は横繊維を円筒軸に対して斜めに配置することで、円筒状のボイスコイルボビンにおける径方向の剛性を向上させることができるので、振動板の分割振動によるボイスコイルの変形対策にも効果がある。
【0015】
第2には、前述したボイスコイルボビン8において、縦繊維80又は横繊維81と駆動力Fの方向との斜め配置角度αを45度にしている。これによると、前述した特徴において、配置角度αを45度とすることで、縦繊維及び横繊維に作用する負荷を均等に分散させることができる。これによっても、前述と同様に、重量又はコストに影響なくボイスコイルボビンに必要な機械的強度を確保することができると共に、円筒状のボイスコイルボビンにおける径方向の剛性を向上させることができ、振動板の分割振動によるボイスコイルの変形に対処できる。
【0016】
第3には、前述したボイスコイルボビン8において、縦繊維80又は横繊維81をガラス繊維としている。これによると、前述の作用と併せて、縦繊維80又は横繊維81をガラス繊維とすることで耐熱性を向上させることができ、ボイスコイルに大入力の音声電流が与えられることによるジュール熱でボイスコイルボビン8が加熱される場合にも、大きな熱膨張や熱破損を生じることがない。
【0017】
第4には、前述のボイスコイル9を磁気回路の空隙内に配置して前述したボイスコイルボビン8を図1に示されるように配備したスピーカ装置を構成することができる。これによると、機械的な強度及び剛性に優れると共に熱に対しても安定なボイスコイルボビンを用いているので、大入力に対しても確実にボイスコイル駆動力を振動板に伝達することができ、確実な音声出力を得ることができると共に、大入力に対する耐久性を向上させることができる。なお、斜め配置角度αは45度に限らず、ボイスコイルボビン自体の特性やこれを組み込んだスピーカ装置の特性に応じて適宜設定するようにしてもよい。
【0018】
【実施例】
以下に、本発明の実施例として、ガラス繊維を用いたボイスコイルボビン8の製造方法を説明する。ガラス繊維を縦繊維80及び横繊維81とした織布を基材として、まず、縦繊維81又は横繊維82を斜めに配置した状態で、織布を長方形の短冊状にカットする。そして、この織布に樹脂を含浸させて円筒状に成形する。これによって、円筒軸に対して斜めに縦繊維80又は横繊維81が配置された円筒体のボビンを得ることができる。そして、このボビンの下方部分にボイスコイルを巻き回してボイスコイルボビンを得る。
【0019】
本発明の実施形態及び各実施例は、このように構成されるので、軽量且つ低コストでボイスコイルボビンに必要な剛性及び機械的強度を確保することができ、このようなボイスコイルボビンを採用することで、特に大入力に対して確実な音声出力が得られ、耐久性の高いスピーカ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスピーカ装置を示す説明図である。
【図2】実施形態のボイスコイルボビンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 スピーカ装置
2 フレーム
3 センターポール
4 磁石
5 トッププレート
6 磁気回路
7 空隙
8 ボイスコイルボビン
9 ボイスコイル
10 振動板
11 サスペンション
12 エッジ
80 縦繊維
81 横繊維
F 駆動力
Claims (4)
- 周囲に巻かれたボイスコイルからの駆動力を受けて振動板に該駆動力を伝達するボイスコイルボビンであって、縦繊維と横繊維を織り込んだクロス材からなり、前記縦繊維又は横繊維を前記駆動力の方向に対して斜めに配置したことを特徴とするボイスコイルボビン。
- 前記縦繊維又は横繊維と前記駆動力方向との斜め配置角度を45度にしたことを特徴とする請求項1記載のボイスコイルボビン。
- 前記縦繊維又は横繊維をガラス繊維としたことを特徴とするボイスコイルボビン。
- 前記ボイスコイルを磁気回路の空隙内に配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載されたボイスコイルボビンを備えたスピーカ装置。
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JP2002284684A JP2004120665A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | ボイスコイルボビン |
EP03019988A EP1404149A3 (en) | 2002-09-30 | 2003-09-03 | Voice coil bobbin |
US10/665,208 US20040062415A1 (en) | 2002-09-30 | 2003-09-22 | Voice coil bobbin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002284684A JP2004120665A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | ボイスコイルボビン |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004120665A true JP2004120665A (ja) | 2004-04-15 |
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Family Applications (1)
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EP (1) | EP1404149A3 (ja) |
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Cited By (1)
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US10425756B2 (en) * | 2017-03-29 | 2019-09-24 | Bose Corporation | Systems and methods for assembling an electro-acoustic transducer including a miniature voice coil |
US10375495B2 (en) | 2017-03-29 | 2019-08-06 | Bose Corporation | Systems and methods for assembling an electro-acoustic transducer including a miniature voice coil |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6057797B2 (ja) * | 1978-12-05 | 1985-12-17 | 松下電器産業株式会社 | スピ−カ用ボイスコイル |
JPS5714280A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-25 | Pioneer Electronic Corp | Voice coil bobbin |
US4552243A (en) * | 1984-05-03 | 1985-11-12 | Pioneer Industrial Components, Inc. | Diaphragm material for acoustical transducer |
JPS6460100A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-07 | Foster Electric Co Ltd | Voice coil bobbin for speaker |
JPH03126400A (ja) * | 1989-10-12 | 1991-05-29 | Mitsubishi Electric Corp | スピーカー用ボイスコイルボビン |
JP2002300697A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-11 | Tohoku Pioneer Corp | スピーカ用ボイスコイルボビンおよびその製造方法 |
-
2002
- 2002-09-30 JP JP2002284684A patent/JP2004120665A/ja active Pending
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2003
- 2003-09-03 EP EP03019988A patent/EP1404149A3/en not_active Withdrawn
- 2003-09-22 US US10/665,208 patent/US20040062415A1/en not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
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US20040062415A1 (en) | 2004-04-01 |
EP1404149A2 (en) | 2004-03-31 |
EP1404149A3 (en) | 2004-05-19 |
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Legal Events
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