JP2005303909A - スピーカ用振動板及びスピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】 織布を使用したスピーカ用振動板において、織布に意匠性等の観点か
ら要求される所望の粗さの織り目を確保すると同時に、振動伝播のロスの増大を
招く織布の重量増を防止して、出力効率の向上、応答性の向上を図ることのでき
るスピーカ用振動板及びスピーカを提供する。
【解決手段】 振動板40は、アラミド繊維が使用された織布に熱硬化性樹脂を
含浸させた後に、その織布41を所定の成形型に挟んで、所定温度の加熱成形を
実施することによってコーン型に成形される。織布41は、織り込まれる縦糸4
3及び横糸44のそれぞれが、2本の糸43a,43b及び44a,44bを並
列に並べて織り込んで、帯状に幅を持たせた構成とされている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、スピーカ用振動板及びスピーカに関する。
図1は、従来の一般的なスピーカの構成を示したものである。
このスピーカ1は、磁気回路3と、この磁気回路3が後部に取り付けられたフ
レーム5と、外周のロール状のエッジ7がフレーム5の前部のエッジ支持部5a
に固定されたコーン状の振動板9と、円筒状のボイスコイルボビン11に巻回さ
れたボイスコイル12とを備えた構成である。
磁気回路3は、円板状のプレート15aの中心に円筒状のセンターポール15
bが突設された構造のヨーク15と、センターポール15bの外周に遊嵌するリ
ング状のマグネット16と、プレート15aとの間にマグネット16を挟み込む
ようにセンターポール15bの先端側に遊嵌して装備されたリング状のトッププ
レート17とから構成されている。
トッププレート17の内周とセンターポール15bとの間の隙間が、ボイスコ
イル12を配置する磁気ギャップ19となっている。
振動板9の中心には、ボイスコイルボビン11を挿通させる開口部9aが形成
されている。振動板9の外周縁に接合されたエッジ7は、該エッジ7の外周に装
備された取付用フランジ部がエッジ支持部5aに貼着されたリング状のガスケッ
ト21とエッジ支持部5aとの間に挟まれた形態で、エッジ支持部5aに固定さ
れる。開口部9aを形成している振動板9の内周縁9bは、開口部9aに挿通さ
れたボイスコイルボビン11の外周に接着等により固定される。
また、このような振動板9の中央部には、ダストキャップ23が貼着装備され
る。このダストキャップ23は、ボイスコイルボビン11の前方を覆って、磁気
ギャップ19への塵埃等の進入を防止する。
円筒状のボイスコイルボビン11は、軸方向に移動自在に、センターポール1
5bの外周に遊嵌すると共に、軸方向の移動が規制されるように、ダンパー25
を介してフレーム5に弾性支持される。そして、ボイスコイル12への入力信号
に伴うボイスコイルボビン11の往復振動によって振動板9を振動させて、音響
再生をする。
ダンパー25は、半径方向に交互に凹凸が並ぶ蛇腹構造(コルゲーション構造
)に形成されたもので、コルゲーションダンパーと呼ばれている。
このダンパー25は、外周縁がフレーム5のダンパー支持部5bに固定される
と共に、内周縁がボイスコイルボビン11の外周に固定されて、ボイスコイルボ
ビン11の半径方向の変位を規制し、且つ、振動板9の駆動時には、蛇腹の変形
によって振動エネルギーを吸収し、振動板9の制振を行う。
ところで、近年、スピーカユニットの大出力化等に伴い、大出力に耐える高剛
性、高性能のスピーカ振動板として、アラミド繊維等が使用された織布に熱硬化
性樹脂を含浸させた後、加熱成形を実施することによって所定形状(例えば、コ
ーン形状や、ドーム形状)に成形されるスピーカ用振動板が提案されている(例
えば、特許文献1,2参照)。
図2及び図3は、このようなスピーカ用振動板に使用される織布の織り構造を
示したものである。何れの織布も、縦糸及び横糸をそれぞれ1本ずつ交互に織り
込んだ平織りである。
図2の場合は、縦糸31及び横糸32に太い糸を使用したもので、織り目が粗
い。図3の場合は、縦糸33及び横糸34に細い糸を使用したもので、織り目が
細かい。
特開2001−169387号公報 特開平11−2285094号公報
ところで、織布を使用したスピーカ用振動板では、織布の織り目が視認可能な
ため、織布の織り目の大きさが商品の意匠性に大きな影響を持つ。
しかし、従来のように縦糸及び横糸をそれぞれ1本ずつ交互に織り込んだ平織
りの場合は、図2及び図3に示したように、使用する糸の太さによって、織り目
の大きさ、布地の厚さがt1,t2が決定してしまう。
その為、例えば織り目が目立つように、粗い織り目を形成したい場合には、太
い糸を使用しなければならず、その結果、布地の厚さt1が大きくなって織布の
重量が増大し、振動伝播のロスが大きくなってしまうという問題が一例として挙
げられる。
この様な振動伝播のロスの増大は、スピーカの出力効率を低下させると同時に
、応答性の低下を招き、音の分解能、鮮明度を低減させる原因となってしまう。
請求項1に記載の発明は、織布に熱硬化性樹脂を含浸させた後、加熱成形を実
施することによって所定形状に成形されるスピーカ用振動板であって、前記織布
に織り込まれる縦糸及び横糸のそれぞれが、複数本の糸を並列に並べて織り込ん
だ構成とされたものである。
本発明に係わるスピーカ用振動板及びスピーカの実施の形態について説明する

本発明のスピーカ用振動板は、織布に熱硬化性樹脂を含浸させた後、加熱成形
を実施することによって所定形状に成形されるスピーカ用振動板であって、前記
織布に織り込まれる縦糸及び横糸のそれぞれが、複数本の糸を並列に並べて織り
込んだ構成とされたものである。
即ち、織布を形成する際に使用する縦糸及び横糸が、複数本の糸を並列に並べ
て織り込んだ構成とされるので、縦横1本ずつ交互に糸を織り込む従来の平織り
と比較すると、糸の太さを変えずとも、織り目が縦横それぞれ複数倍に拡大され
た織布を得ることができる。
そこで、スピーカ用振動板の原材料となる繊維による織布を、意匠性等の観点
から要求される所望の粗さの織り目を確保しつつ、薄く、且つ、軽く仕上げるこ
とができる。
また、本発明の前記縦糸及び前記横糸を構成する複数本の糸が、材質の異なる
少なくとも2種以上の糸を混在させた構成とされる。
そこで、縦糸又は横糸として並列に並べられる2本の糸の内、例えば一方にメ
タ型アラミド繊維の糸を使用すると共に、他方にパラ型アラミド繊維の糸を使用
するなど、材質の異なる糸を混在して使用することで、共振を分散させて不要な
振動を取り除くことが可能になり、S/N比が改善されたより鮮明な音響再生が
可能になる。
更に、上記構成のスピーカ用振動板を用いたスピーカは、振動伝播のロスの増
大を招く織布の重量増が防止され、スピーカの出力効率の向上、応答性の向上を
図ることができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例に係るスピーカ用振動板及びスピ
ーカを詳細に説明する。
図4は本発明の一実施例に係るスピーカの構成を示す縦断面図であり、図5は
図4に示したスピーカ用振動板で使用する織布の織り構造の一実施例を示した平
面図及び断面図である。
図4に示したスピーカ61は、磁気回路3と、この磁気回路3が後部に取り付
けられたフレーム5と、外周のロール状のエッジ7がフレーム5の前部のエッジ
支持部5aに固定されたコーン状の振動板(スピーカ用振動板)40と、円筒状
のボイスコイルボビン11に巻回されたボイスコイル12とを備えた構成である
磁気回路3は、円板状のプレート15aの中心に円筒状のセンターポール15
bが突設された構造のヨーク15と、センターポール15bの外周に遊嵌するリ
ング状のマグネット16と、プレート15aとの間にマグネット16を挟み込む
ようにセンターポール15bの先端側に遊嵌して装備されたリング状のトッププ
レート17とから構成されている。
トッププレート17の内周とセンターポール15bとの間の隙間が、ボイスコ
イル12を配置する磁気ギャップ19となっている。
振動板40の中心には、ボイスコイルボビン11を挿通させる開口部40aが
形成されている。振動板40の外周縁に接合されたエッジ7は、該エッジ7の外
周に装備された取付用フランジ部がエッジ支持部5aに貼着されたリング状のガ
スケット21とエッジ支持部5aとの間に挟まれた形態で、エッジ支持部5aに
固定される。開口部40aを形成している振動板40の内周縁は、開口部40a
に挿通されたボイスコイルボビン11の外周に接着等により固定される。
また、このような振動板40の中央部には、ダストキャップ23が貼着装備さ
れる。このダストキャップ23は、ボイスコイルボビン11の前方を覆って、磁
気ギャップ19への塵埃等の侵入を防止する。
円筒状のボイスコイルボビン11は、軸方向に移動自在に、センターポール1
5bの外周に遊嵌すると共に、軸方向の移動が規制されるように、スピーカ用ダ
ンパー25介してフレーム5に弾性支持される。そして、ボイスコイル12への
入力信号に伴うボイスコイルボビン11の往復振動によって振動板40を振動さ
せて、音響再生をする。
ダンパー25は、外周縁がフレーム5のダンパー支持部5bに固定されると共
に、内周縁がボイスコイルボビン11の外周に固定されており、ボイスコイルボ
ビン11の半径方向の変位を規制し、且つ、振動板40の駆動時には、コルゲー
ションの変形によって振動エネルギーを吸収し、振動板40の制振を行う。
本実施例の振動板40は、織布41に熱硬化性樹脂を含浸させた後に、その織
布41を所定の成形型に挟んで、所定温度の加熱成形を実施することによってコ
ーン型に成形されるもので、アラミド繊維等の繊維が使用された織布41の織り
構造に特徴を有している。
図5に示した織布41では、織り込まれる縦糸43が、アラミド繊維を所定径
に撚った2本の糸43a,43bを並列に並べて織り込んで、帯状に幅を持たせ
た構成とされている。また、同様に、横糸44も、アラミド繊維を所定径に撚っ
た2本の糸44a,44bを並列に並べて織り込んで、帯状に幅を持たせた構成
とされている。
そして、これらの縦糸43及び横糸44をそれぞれ交互に平織りのように織り
込むことで、織布41に仕上げている。
また、これらの帯状の縦糸43及び横糸44を構成するそれぞれの2本の糸は
、材質を相異させている。例えば、一方の糸43a,44aはメタ型アラミド繊
維で形成され、他方の糸43b,44bはパラ型アラミド繊維で形成されている

メタ型アラミド繊維の代表例としては、ポリメタフェニレンイソフタルアミド
が挙げられる。
又、パラ型アラミド繊維の代表例としては、コパラフェニレン-3,4'-オキシジ
フェニレンテレフタルアミド、PPTA(ポリパラフェニレンテレフタルアミド
)等の芳香族ポリアミド繊維が挙げられる。
尚、本発明のスピーカ用振動板に係る織布に用いられる繊維は、上記アラミド
繊維に限らず、カーボンファイバー、PBO(ポリパラフェニレンベンゾビスオ
キサゾール)繊維、ガラス繊維、PET(ポリエチレンテレフタレート)繊維、
PEN(ポリエチレンナフタレート)繊維等が挙げられる。
そして、上述した織布41に熱硬化性樹脂を含浸させた後に、加熱成形を実施
することによって所定形状に成形された振動板40では、織布41の縦糸43及
び横糸44が、それぞれ2本の糸43a,43b及び44a,44bを並列に並
べて織り込んだ構成であり、縦横1本ずつ交互に糸を織り込む従来の平織りと比
較すると、糸の太さを変えずとも、織り目が縦横それぞれ略2倍に拡大された織
布41を得ることができる。一方、縦糸43と横糸44が重なる織布41の厚さ
t3は、それぞれ1本の糸を平織りした場合と同様で済む。
即ち、織布41を形成する際に使用する縦糸43及び横糸44として、2本の
糸を並列に並べたことで、織り込む糸の太さは変えずとも、織布41における織
り目の粗さを2倍にでき、織り目を目立ち易くして意匠的効果を向上させること
ができる。
更に、織布41の厚さt3は、1本の糸を平織りした場合と変わらないため、
薄く、且つ、軽く仕上げることができる。
従って、本実施例のスピーカ61は、振動伝播のロスの増大を招く織布41の
重量増が防止され、スピーカの出力効率の向上、応答性の向上を図ることができ
る。
更に、上記実施例の織布41の場合、縦糸43及び横糸44は、並列に並べら
れる2本の糸の内、一方にはメタ型アラミド繊維の糸を使用すると共に、他方に
はパラ型アラミド繊維の糸を使用することにより、材質の異なる糸を混在して使
用した構造となっているので、振動伝播時に、共振を分散させて不要な振動を取
り除くことが可能になり、S/N比を改善したより鮮明な音響再生が可能になる
図6は、本発明の他の実施例に係るスピーカ用振動板の織布の織り構造を示し
た平面図及び断面図である。
図6に示した織布51では、織り込まれる縦糸53が、アラミド繊維を所定径
に撚った3本の糸53a,53b,53cを並列に並べて織り込んで、帯状に幅
を持たせた構成とされている。また、同様に、横糸54も、アラミド繊維を所定
径に撚った3本の糸54a,54b,54cを並列に並べて織り込んで、帯状に
幅を持たせた構成とされている。
そして、これらの縦糸53及び横糸54をそれぞれ交互に平織りのように織り
込むことで、織布51に仕上げている。
また、これらの帯状の縦糸53及び横糸54を構成するそれぞれの3本の糸は
、材質を相異させている。例えば、3本の内の1本目の糸53a,54aはメタ
型アラミド繊維であるポリメタフェニレンイソフタルアミドで形成され、2本目
の糸53b,54bはパラ型アラミド繊維であるコパラフェニレン-3,4'-オキシ
ジフェニレンテレフタルアミドで形成され、3本目の糸53c,54cはパラ型
アラミド繊維である芳香族ポリアミド繊維で形成されている。
そして、上述した織布51に熱硬化性樹脂を含浸させた後に、加熱成形を実施
することによって所定形状に成形されたスピーカ用振動板では、織布51の縦糸
53及び横糸54が、それぞれ3本の糸53a,53b,53c及び54a,5
4b,54cを並列に並べて織り込んだ構成であり、縦横1本ずつ交互に糸を織
り込む従来の平織りと比較すると、糸の太さを変えずとも、織り目が縦横それぞ
れ略3倍に拡大された織布51を得ることができる。一方、縦糸53と横糸54
が重なる織布51の厚さt4は、それぞれ1本の糸を平織りした場合と同様で済
む。
即ち、織布51を形成する際に使用する縦糸53及び横糸54として、3本の
糸を並列に並べたことで、織り込む糸の太さは変えずとも、織布51における織
り目の粗さを3倍にでき、織り目を目立ち易くして意匠的効果を向上させること
ができる。
更に、織布51の厚さt4は、1本の糸を平織りした場合と変わらないため、
薄く、且つ、軽く仕上げることができる。
従って、振動伝播のロスの増大を招く織布51の重量化が防止され、スピーカ
の出力効率の向上、応答性の向上を図ることができる。
更に、上記実施例の織布51の場合、縦糸53及び横糸54は、並列に並べら
れる3本の糸の材質を相異させて、材質の異なる糸が混在する構造となっている
ので、振動伝播時に、共振を分散させて不要な振動を取り除くことが可能になり
、S/N比を改善したより鮮明な音響再生が可能になる。
尚、本発明のスピーカ用振動板及びスピーカにおける繊維、織布及びスピーカ
用振動板等の構成は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の趣
旨に基づいて種々の形態を採りうることは勿論である。
例えば、本発明に係る織布において、縦糸及び横糸を構成するために使用する
糸の本数は、上記実施例に示した2本又は3本に限らない。4本以上の任意数に
設定することも可能である。そして、並列に並べる糸の本数を変えることで、織
布の厚さを変えずに、織り目を任意の粗さに設定することができ、織り目の粗さ
を意匠性等の観点から任意の大きさに設定することができる。
また、上記各実施例では、縦糸及び横糸を構成する複数本の糸の全てをアラミ
ド繊維にしたが、例えば一部の糸をアラミド繊維以外の樹脂繊維又は木綿繊維等
で形成するようにしても良い。
更に、上記実施例では、織布に熱硬化性樹脂を含浸させてプリプレグを形成後
、加熱冷却による成形を実施することによって所定形状のスピーカ用振動板を得
る成形方法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、織布
をセットした成形金型内に熱硬化性樹脂を射出し、インジェクション成形との同
時成形により所定形状のスピーカ用振動板を得る成形方法等により成形すること
もできる。
従来のスピーカの構成を示す縦断面図である。 図1に示したスピーカに使用されているスピーカ用振動板の織布の織り構造の説明図である。 従来の他の織布の織り構造の説明図である。 本発明の一実施例に係るスピーカの構成を示す縦断面図である。 図4に示したスピーカに使用されているスピーカ用振動板の織布の織り構造の説明図である。 図5に示したスピーカ用振動板の他の実施例に係る織布の織り構造の説明図である。
符号の説明
40 振動板(スピーカ用振動板)
41 織布
43 縦糸
43a 糸
43b 糸
44 横糸
44a 糸
44b 糸
61 スピーカ

Claims (3)

  1. 織布に熱硬化性樹脂を含浸させた後、加熱成形を実施することによって所定形
    状に成形されるスピーカ用振動板であって、
    前記織布に織り込まれる縦糸及び横糸のそれぞれが、複数本の糸を並列に並べ
    て織り込んだ構成とされるスピーカ用振動板。
  2. 前記縦糸及び前記横糸を構成する複数本の糸が、材質の異なる少なくとも2種
    以上の糸を混在させた構成とされることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ
    用振動板。
  3. 請求項1又は請求項2に記載したスピーカ用振動板を用いたスピーカ。
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