JP2006293715A - 情報配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯端末機の登録手続を省略して、特定の地域にいる人に広く情報を提供することが可能な情報提供システムを提供すること。
【解決手段】 サーバは、配信地域情報と種類情報との入力を受け付ける手段と、各基地局の通信可能地域を示すエリア情報を記憶する手段と、配信地域情報とエリア情報とに基づき、配信先地域を通信可能地域とする基地局を選択する手段と、その基地局に対して種類情報を送信する手段とを備え、基地局は、携帯端末機が該基地局を介して最後に通信した最終通信時刻を記録する手段と、複数種類の配信情報を記憶する手段と、サーバから種類情報を受信したとき、最終通信時刻に基づき、所定時間前から現在時までに該基地局を介して通信した携帯端末機を特定する手段と、種類情報に応じた配信情報を、特定された携帯端末機に配信する手段とを備えた情報配信システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、利用者の携帯端末機に対して所定の情報を配信するための情報配信システムに関し、特に、災害時に災害に関する情報を配信するための情報配信システムに関する。
特定の地域のみを対象とした情報の提供は、その地域にいる人のみにその地域に応じた情報を提供することができるという点から効率的である。特に、災害時における町内放送や防災無線等のように、災害が発生したか又は災害が発生するおそれのあるときに、その地域にいる人に対して災害の情報を提供することは、災害による被害を最小限に留めるための有効な手段の一つである。しかし、実際には、このような情報の提供を行うための施設等を有さない地域が多いのが現状である。また、このような施設等を新たに整備するにはコストがかかってしまうという問題もある。
従来、駅の改札機を定期券で通過した利用者の携帯電話機に対して、その駅の近辺や当該沿線における店舗やイベントの情報を提供することが行われている。このような情報の提供であれば、利用者の位置を改札機で特定して、利用者が所持する携帯電話機に対して情報の提供を行うことから、新たに施設等を整備するコストを軽減することができる。しかし、情報を提供する対象となる地域が、駅の近辺や当該沿線に限られてしまうという問題がある。
また、例えば、移動体通信網に接続された基地局及び情報提供サービス管理システムと、基地局との通信が可能な情報提供者端末及び携帯電話機とを備え、情報提供サービス管理システムが、情報提供者端末からの指令に応じて、特定地域に存在し且つ情報提供サービス管理システムに予め登録されている携帯電話機にのみ情報提供者端末からの情報を提供する情報提供システムが存在する(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の情報提供システムによれば、全国的に整備されている移動体通信網を利用して情報の提供を行うことができるため、情報を提供する対象とすることが可能な地域が特定の地域に限られることがない。
特開2001−320767号公報
しかしながら、特許文献1に記載の情報提供システムは、予め登録されている携帯電話機にのみ情報を提供するものであって、登録されていない携帯電話機には情報を提供することができないため、特定の地域にいる人に広く情報を提供することができないという問題がある。特に、災害時には、その地域にいる人に対して広く災害の情報を提供したいという要請があるが、特許文献1に記載の情報提供システムでは、予め登録されている携帯電話機にしか情報を提供することができないため、情報の提供が不充分になり、災害による被害の発生やその拡大を充分に防止することができないおそれがある。また、携帯電話機の登録手続は、特許文献1に記載の情報提供システムに限らず広く行われているものであるが、このような手続は一般的に煩わしいものであり、利用率の向上を阻害する要因の一つともなっている。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、携帯端末機の登録手続を省略して、特定の地域にいる人に広く情報を提供することが可能な情報提供システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)利用者が所持する携帯端末機との通信が可能な複数の基地局と、上記複数の基地局との通信が可能なサーバとを備えた情報配信システムであって、
上記サーバは、
携帯端末機に配信するための配信情報の配信先地域を示す配信地域情報と配信情報の種類を示す種類情報との外部からの入力を受け付ける入力受付手段と、
各基地局の通信可能地域を示すエリア情報を記憶するエリア情報記憶手段と、
上記入力受付手段により受け付けられた配信地域情報と上記エリア情報記憶手段に記憶されたエリア情報とに基づいて、配信先地域を通信可能地域とする基地局を選択する選択手段と、
上記選択手段により選択された基地局に対して、上記入力受付手段により受け付けられた種類情報を送信する種類情報送信手段とを備え、
上記基地局は、
携帯端末機が該基地局を介して最後に通信した最終通信時刻を携帯端末機ごとに記録する通信記録手段と、
複数種類の配信情報を記憶する配信情報記憶手段と、
上記サーバから種類情報を受信したとき、上記通信記録手段に記録された最終通信時刻に基づいて、所定時間前から現在時までに該基地局を介して通信した携帯端末機を特定する特定手段と、
上記サーバから受信した種類情報に応じた配信情報を上記配信情報記憶手段から抽出し、上記特定手段により特定された携帯端末機に配信する情報配信手段とを備えた
ことを特徴とする情報配信システム。
(1)の発明によれば、サーバは、外部から配信地域情報と種類情報との入力を受け付けると、配信地域情報が示す配信先地域を通信可能地域とする基地局を選択し、選択した基地局に種類情報を送信する。一方、基地局は、携帯端末機の最終通信時刻を予め記録していて、サーバから種類情報を受信したとき、所定時間前から現在時までに該基地局を介して通信した携帯端末機を特定し、種類情報に応じた配信情報をその携帯端末機に配信する。このように、(1)の発明によれば、基地局に記録された携帯端末機の最終通信時刻から、配信情報の配信先の携帯端末機を特定し、その携帯端末機に対して配信情報を配信するため、携帯端末機の登録手続を省略することが可能であり、基地局の通信可能地域にいる人に広く情報を提供することが可能になる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)の情報配信システムであって、
上記配信地域情報は、災害が発生したか又は災害が発生するおそれのある災害地域を示す災害地域情報であり、
上記種類情報は、災害の種類を示す災害種類情報であり、
上記配信情報は、災害に関する災害情報である
ことを特徴とする。
(2)の発明によれば、サーバは、外部から災害地域情報と災害種類情報との入力を受け付けると、災害地域情報が示す災害地域を通信可能地域とする基地局を選択し、選択した基地局に災害種類情報を送信する。一方、基地局は、携帯端末機の最終通信時刻を予め記録していて、サーバから災害種類情報を受信したとき、所定時間前から現在時までに該基地局を介して通信した携帯端末機を特定し、災害種類情報が示す災害の種類に応じた災害情報をその携帯端末機に配信する。このように、(2)の発明によれば、災害が発生したとき又は災害が発生するおそれのあるときに、その地域にいる人に対して広く災害の情報を提供することができるため、災害による被害の発生やその拡大を充分に防止することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(2)の情報配信システムであって、
上記災害情報は、当該基地局の通信可能地域における災害への対応策を示す災害対策情報を含むことを特徴とする。
(3)の発明によれば、その基地局の通信可能地域における災害への対応策を示す災害対策情報を配信することができるため、災害が発生したとき又は災害が発生するおそれのあるときに、その地域にいる人に対して広く、災害への対応策を提供することができるため、災害による被害の発生やその拡大をより効果的に防止することができる。
本発明の情報配信システムによれば、携帯端末機の登録手続を省略して、特定の地域にいる人に広く情報を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報配信システムのネットワーク構成図である。
本実施形態では、災害に関する災害情報を配信するための情報配信システムについて説明するが、本発明の情報配信システムは、この例に限定されるものではない。
情報配信システム1は、情報配信管理サーバ9と、複数の基地局5とを備えている。
情報配信管理サーバ9は、本発明の情報配信システムに係るサーバに相当するものである。図中では、説明の便宜上、3つの基地局5A〜5Cのみを示しているが、実際には、基地局5の数はより多数である。なお、本発明の情報配信システムにおいて、基地局の数は、複数であれば、特に限定されるものではない。
情報配信管理サーバ9には、インターネット4を介して、情報提供者端末12が接続されている。情報提供者端末12は、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータである。
情報提供者端末12は、例えば、WEBブラウザを使用して情報配信管理サーバ9にアクセスし、WEBブラウザ上で情報提供者の操作により入力された災害地域情報及び災害種類情報を、情報配信管理サーバ9に送信する。
情報配信管理サーバ9には、通信回線を介して、携帯端末通信管理システム7が接続されている。携帯端末通信管理システム7は、携帯電話機13間の通信制御処理機能を有していて、交換機等の通信処理装置とコンピュータ等の情報処理装置とによって構成されている。
情報配信管理サーバ9及び携帯端末通信管理システム7は、移動体通信網3に接続されていて、移動体通信網3には、さらに基地局5(5A〜5C)が接続されている。
基地局5は、携帯電話機13と無線通信を行い、移動体通信網3を経由して、通信データを携帯端末通信管理システム7と送受信する機能を有する。また、基地局5は、存在確認のための制御信号と、電子メール着信や留守番電話等のための制御信号とを送信する機能を有する。図中、6A〜6Cは、夫々、基地局5A〜5Cの通信可能範囲を示している。
携帯電話機13は、電子メールサービスを受けることが可能なものであり、基地局5からの存在確認用の制御信号を受信した際に、自らの端末識別IDを返信する機能を有する。
図1に示す情報配信システム1は、例えば、以下のように機能する。
まず、災害地域が通信可能地域6Aに属する旨の災害地域情報と災害種類情報とが情報提供者端末12から情報配信管理サーバ9に入力されると、情報配信管理サーバ9は、後述するエリア情報(図4参照)と災害地域情報とに基づいて、通信可能地域6Aの基地局5Aを選択し、災害種類情報を、携帯端末通信管理システム7を経由して基地局5Aに送信する。基地局5Aは、情報配信管理サーバ9から災害種類情報を受信したとき、通信記録ファイル(図7参照)に基づいて、1日前から現在時までに基地局5Aを介して通信した携帯電話機13を特定し、災害種類情報に応じた災害情報をその携帯電話機13に配信する。従って、基地局5Aから災害情報が配信されるのは、通信可能地域6Aに属し、かつ、1日前から現在時までに基地局5Aを介して通信した携帯電話機13ということになる。
図2は、情報配信管理サーバ9の内部構成を示すブロック図である。
情報配信管理サーバ9は、演算処理装置としてのCPU91、一時記憶領域としてのRAM92、通信用I/F回路93、及び、ハードディスク95を備えている。通信用I/F回路93は、移動体通信網3及びインターネット4を介した通信、及び、携帯端末通信管理システム7との通信を行うためのものである。ハードディスク95には、各種のプログラムやデータが記憶され、その他にも、エリア情報ファイル96が格納されている。エリア情報ファイル96については、後で詳述することにする。
通信用I/F回路93は、携帯電話機13に配信するための配信情報の配信先地域を示す配信地域情報と配信情報の種類を示す種類情報との情報提供者端末12からの入力を受け付ける入力受付手段として機能するものである。そして、通信用I/F回路93は、配信地域情報として、災害が発生したか又は災害が発生するおそれのある災害地域を示す災害地域情報の情報提供者端末12からの入力を受け付ける。また、通信用I/F回路93は、種類情報として、災害の種類を示す災害種類情報の情報提供者端末12からの入力を受け付ける。ハードディスク95に格納されたエリア情報ファイル96は、各基地局5の通信可能範囲6を示すエリア情報を記憶するエリア情報記憶手段に相当するものである。
CPU91は、通信用I/F回路93(入力受付手段)により受け付けられた災害地域情報(配信地域情報)と、エリア情報ファイル96(エリア情報記憶手段)に記憶されたエリア情報とに基づいて、災害地域(配信先地域)を通信可能地域6とする基地局5を選択する選択手段として機能する。また、CPU91は、選択した基地局5に対して、通信用I/F回路93(入力受付手段)により受け付けた災害種類情報(種類情報)を送信する種類情報送信手段として機能する。
図3は、基地局5の内部構成を示すブロック図である。
基地局5は、演算処理装置としてのCPU51、一時記憶領域としてのRAM52、通信用I/F回路53、アンテナ装置54、及び、ハードディスク55を備えている。
CPU51は、内蔵時計(図示せず)を備えている。なお、計時用の回路を備えることとしてもよい。通信用I/F回路53は、移動体通信網3を介した携帯端末通信管理システム7との通信を行うためのものである。アンテナ装置54は、携帯電話機13との無線通信を行うための装置である。ハードディスク55には、各種のプログラムやデータが記憶され、その他にも、通信記録ファイル56と、災害情報ファイル57とが格納されている。通信記録ファイル56及び災害情報ファイル57については、後で詳述することにする。
ハードディスク55に格納された通信記録ファイル56は、携帯電話機13がその基地局5を介して最後に通信した最終通信時刻を携帯電話機13ごとに記録する通信記録手段に相当する。ハードディスク55に格納された災害情報ファイル57は、複数種類の災害情報(配信情報)を記憶する配信情報記憶手段に相当する。
CPU51は、情報配信管理サーバ9から災害種類情報(種類情報)を受信したとき、通信記録ファイル56(通信記録手段)に記録された最終通信時刻に基づいて、所定時間前から現在時までに、その基地局5を介して通信した携帯電話機13を特定する特定手段として機能する。また、CPU51は、情報配信管理サーバ9から受信した災害種類情報(種類情報)に応じた災害情報(配信情報)を災害情報ファイル57(配信情報記憶手段)から抽出し、特定した携帯電話機13に配信する情報配信手段として機能する。
次に、エリア情報について図4を用いて説明する。
図4は、エリア情報ファイルについて説明するための図である。
エリア情報ファイル96は、基地局5ごとに、その基地局5の通信可能範囲6を示すエリア情報を記憶するファイルである。基地局5Aの通信可能範囲6Aは、W市及びX市である。基地局5Bの通信可能範囲6Bは、Y市である。基地局5Cの通信可能範囲6Cは、Y市地下街である。なお、各基地局5の通信可能範囲6は、実際の基地局5の通信可能範囲と正確に合致したものではなく、実際の通信可能範囲の概略を示している。
本発明の情報配信システムにおいて、基地局の通信可能範囲は、必ずしも、本実施形態のように、地域名(例えば、市町村名)によって特定される必要はなく、例えば、緯度及び経度により特定されることとしてもよい。
次に、災害情報ファイルについて図5を用いて説明する。
図5(a)〜(c)は、それぞれ基地局5A〜5Cの災害情報ファイル57を説明するための図である。図中、基地局A〜Cは、それぞれ基地局5A〜5Cに対応している。
災害情報ファイル57は、災害種類情報が示す災害の種類ごとに、携帯電話機13に送信するための災害情報を記憶するファイルである。
災害種類情報は、情報提供者端末12から情報配信管理サーバ9と携帯端末通信管理システム7とを経由して基地局5に送信される情報であり、災害の種類を示す情報だけではなく、その災害の内容を示す情報を含む。また、災害情報は、災害等に関する情報を通知するための災害通知情報と、その災害に対する対応策を示す災害対策情報とを含む。
図5(a)に示すように、W市及びX市を通信可能範囲とする基地局5Aの災害情報ファイル57には、災害種類情報が示す災害の種類に、地震、浸水、火災、津波及び支援情報連絡が含まれる。災害の種類に、津波が含まれているのは、W市及びX市が沿岸部を有するからである。なお、支援情報連絡とは、災害発生後に被災者に対して支援活動に関する情報を連絡するためのものである。また、災害対策情報には、避難地を示す地図が含まれている。
一方、図5(b)に示すように、Y市を通信可能範囲とする基地局5Bの災害情報ファイル57には、災害種類情報が示す災害の種類に、地震、浸水、火災及び支援情報連絡が含まれているが、津波は含まれていない。災害の種類に、津波が含まれていないのは、Y市が沿岸部を有さないからである。また、災害対策情報には、避難地を示す地図が含まれている。
また、図5(c)に示すように、Y市の地下街を通信可能範囲とする基地局5Cの災害情報ファイル57には、災害種類情報が示す災害の種類に、地震、浸水、火災及び事件が含まれている。また、基地局5Cの災害情報ファイル57の災害対策情報には、避難地を示す地図にかえて、避難経路を示す地図が含まれている。
図5を用いて説明したように、各基地局5(5A〜5C)の災害情報ファイル57には、その基地局5の通信可能範囲6の地域に応じた災害情報が記憶されている。
次に、通信記録ファイルについて図6を用いて説明する。
図6は、基地局Aの通信記録ファイル56について説明するための図である。
通信記録ファイル56は、携帯電話機13がその基地局5を介して最後に通信した最終通信時刻を携帯端末機13ごとに記録するファイルである。なお、通信記録ファイル56に最終通信時刻を記録する処理については、図7を用いて説明する。
図7は、基地局において携帯電話機との通信終了時に行われる処理を示すフローチャートである。この処理は、携帯電話機13の通信制御処理を行った後に基地局5のCPU51において実行される処理である。
まず、基地局5のCPU51は、携帯電話機13の電子メールについての通信制御処理を行った後、内蔵時計(図示せず)から通信終了時刻を取得する(ステップS10)。続いて、CPU51は、その携帯電話機13の識別情報(本実施形態では、メールアドレス)が記録されているか否かを判断する(ステップS11)。通信記録ファイル56に携帯電話機13の識別情報が記録されていないと判断したときには、CPU51は、その携帯電話機13の識別情報を通信記録ファイル56に登録し(ステップS12)、さらに、通信終了時刻を最終通信時刻として通信記録ファイル56に記録する(ステップS13)。その後、本サブルーチンを終了する。一方、通信記録ファイル56に携帯電話機13の識別情報が記録されていると判断したときには、CPU51は、その携帯電話機13の識別情報に対応付けて通信記録ファイル56に記録された最終通信時刻を、通信終了時刻(新たな最終通信時刻)に更新する(ステップS14)。その後、本サブルーチンを終了する。
図8は、情報配信システムにおいて行われる処理を示すフローチャートである。
まず、情報提供者の操作によって、情報提供者端末12に災害地域情報及び災害種類情報が入力されると、情報提供者端末12は、インターネット4を介して、災害地域情報及び災害種類情報を、情報配信管理サーバ9に送信する(ステップS21)。
本実施形態において、災害地域情報は、災害が発生したか又は災害が発生するおそれのある地域を地域名(市町村名)により示したものである。また、災害種類情報は、単に災害の種類のみを示す情報だけではなく、災害の内容を示す情報も含むものである(図5参照)。
情報配信管理サーバ9のCPU91は、通信用I/F回路93により、情報提供者端末12から災害地域情報及び災害種類情報を受信し、災害地域情報及び災害種類情報の入力を受け付けると、受信した災害地域情報と、エリア情報ファイル96に記憶されたエリア情報(図4参照)とに基づいて、上記災害地域情報が示す災害地域を通信可能地域6とする基地局5を選択する(ステップS31)。例えば、受信した災害地域情報が、災害地域としてX市を示す場合、X市は通信可能地域6Aに含まれるので、CPU91は、基地局5Aを選択する。ステップS31の処理を実行するとき、CPU91は、選択手段として機能する。
次に、情報配信管理サーバ9のCPU91は、通信用I/F回路93により、通信回線を介して、ステップS31において選択された基地局5に対して、災害種類情報を送信する(ステップS32)。具体的には、情報配信管理サーバ9のCPU91は、通信回線を介して、災害種類情報を、ステップS31において選択された基地局5を識別するための識別用データとともに、携帯端末通信管理システム7に送信する。携帯端末通信管理システム7は、移動体通信網3を介して、上記識別用データが示す基地局5に対して、災害種類情報を送信する。その結果、情報配信管理サーバ9から、ステップS31において選択された基地局5に対して、災害種類情報が送信されたことになる。
基地局5のCPU51は、通信用I/F回路53により、情報配信管理サーバ9から災害種類情報を受信すると、通信記録ファイル56(図6参照)に記録された最終通信時刻に基づいて、1日前から現在時までに、この基地局5を介して通信した携帯電話機13を特定する(ステップS41)。
例えば、基地局5Aのハードディスク55に、図6に示した通信記録ファイル56が格納されていて、基地局5AのCPU51が、2005年3月15日13時00分に情報配信管理サーバ9から災害種類情報を受信した場合、CPU51は、最終通信時刻が2005年3月14日13時00分から2005年3月15日13時00分に含まれる携帯電話機13(メールアドレスがP、Q、Sの携帯電話機13)を、1日前から現在時までに、基地局5Aを介して通信した携帯電話機13として特定する。ステップS41の処理を実行するとき、CPU51は、特定手段として機能する。
次に、CPU51は、情報配信管理サーバ9から受信した災害種類情報が示す災害の種類に対応する災害情報を災害情報ファイル57(図5参照)から抽出する(ステップS42)。このとき、CPU51は、災害種類情報に含まれる災害の内容を、災害通知情報に含める処理を実行する。
続いて、CPU51は、ステップS42において抽出した災害情報を含む電子メールを作成し、その電子メールをアンテナ装置54により、ステップS41において特定した携帯電話機13に送信する(ステップS43)。携帯電話機13は、基地局5から送信された電子メールを受信する(ステップS51)。その結果、携帯電話機13の液晶パネル13aには、例えば、図9(a)〜(d)に示すような画像が表示される。
図9(a)〜(d)は、携帯電話機に表示される画像の一例を示す図である。
図9(a)に示す画像は、W市及びX市を災害地域とする災害地域情報と災害の種類が地震であることを示す災害種類情報とが、情報提供者端末12から情報配信管理サーバ9に入力されたときに、基地局5Aから、通信可能範囲6Aに属する携帯電話機13に対して送信される電子メールの一例を示すものである。
図9(a)に示すように、液晶パネル13aには、地震の発生時刻、震源地及び震度を示す災害通知情報と、避難地地図を示す災害対策情報とが表示されている。
図9(b)に示す画像は、W市及びX市を災害地域とする災害地域情報と災害の種類が津波であることを示す災害種類情報とが、情報提供者端末12から情報配信管理サーバ9に入力されたときに、基地局5Aから、通信可能範囲6Aに属する携帯電話機13に対して送信される電子メールの一例を示すものである。
図9(b)に示すように、液晶パネル13aには、津波の到達予測時刻や津波が到達すると予測される地区を示す災害通知情報と、避難地地図や対応策を示す災害対策情報とが表示されている。
図9(c)に示す画像は、Y市地下街を災害地域とする災害地域情報と災害の種類が火災であることを示す災害種類情報とが、情報提供者端末12から情報配信管理サーバ9に入力されたときに、基地局5Cから、通信可能範囲6Cに属する携帯電話機13に対して送信される電子メールの一例を示すものである。
図9(c)に示すように、液晶パネル13aには、火災の発生時刻やその場所を示す災害通知情報と、避難経路図や対応策を示す災害対策情報とが表示されている。
図9(d)に示す画像は、災害地域情報及び災害種類情報として、W市及びX市の住民を対象とした食料の配給が行われる旨の情報が、情報提供者端末12から情報配信管理サーバ9に入力されたときに、基地局5Aから、通信可能範囲6Aに属する携帯電話機13に対して送信される電子メールの一例を示すものである。
図9(d)に示すように、液晶パネル13aには、配給の日時や場所、地図等が表示されている。
以上、情報配信システム1によれば、情報配信管理サーバ9は、情報提供者端末12から災害地域情報と災害種類情報との入力を受け付けると、災害地域情報が示す災害地域を通信可能地域6とする基地局5を選択し、選択した基地局5に災害種類情報を送信する(図8、ステップS31〜S32参照)。一方、基地局5は、携帯電話機13の最終通信時刻を予め記録していて(図7参照)、情報配信管理サーバ9から災害種類情報を受信したとき、1日前から現在時までに基地局5を介して通信した携帯電話機13を特定し、災害種類情報に応じた災害情報をその携帯電話機13に配信する(図8、ステップS41〜S43参照)。その結果、携帯電話機13の液晶パネル13aには、例えば、図9(a)〜(d)に示したような画像が表示され、利用者は、災害に関する情報を入手することができる。
このように、情報配信システム1によれば、基地局5に記録された携帯電話機13の最終通信時刻から、災害地域に属する携帯電話機13を特定し、その携帯電話機13に対して災害情報を配信するため、携帯電話機13の登録手続を省略することが可能であり、基地局5の通信可能地域にいる人に広く情報を提供することが可能になる。従って、災害による被害の発生やその拡大を充分に防止することができる。
本実施形態では、配信地域情報は、災害が発生したか又は災害が発生するおそれのある災害地域を示す災害地域情報であり、種類情報は、災害の種類を示す災害種類情報であり、配信情報は、災害に関する災害情報である場合について説明したが、本発明は、この例に限定されるものではない。配信情報としては、特に限定されるものではなく、例えば、イベント、買い物、交通等の情報を挙げることができる。また、配信地域情報としては、配信情報の配信先地域を示す情報であれば、特に限定されるものではない。また、種類情報としては、配信情報の種類を示す情報であれば、特に限定されるものではない。
本実施形態では、基地局5のCPU51(特定手段)が、情報配信管理サーバ9から種類情報(災害種類情報)を受信したとき、通信記録ファイル56(通信記録手段)に記録された最終通信時刻に基づいて、1日前から現在時までに基地局5を介して通信した携帯電話機13を特定する場合について説明したが、本発明において、基地局を介して通信した携帯電話機を特定する際の基準となる時間(上述した例では、1日前)は、特に限定されるものではなく、例えば、3日前、1週間前等を挙げることができる。
また、本実施形態では、配信情報が各基地局5が備えるハードディスク55に記憶されている場合について説明したが、情報配信管理サーバ9から基地局5へ、適宜、送信されることとしてもよい。
本実施形態では、基地局5が備える通信記録ファイルには、携帯電話機13の最終通信時刻と、携帯電話機13のメールアドレスとが対応付けられて記憶されていて、災害情報(配信情報)が電子メールによって各携帯端末機13に配信される場合について説明したが、本発明は、この例に限定されず、例えば、基地局が備える通信記録ファイルには、携帯電話機の最終通信時刻と、携帯電話機13の電話番号とが対応付けられて記憶されていて、災害情報(配信情報)が電話(例えば留守番電話等)によって各携帯端末機13に配信されることとしてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る情報配信システムのネットワーク構成図である。 情報配信管理サーバの内部構成を示すブロック図である。 基地局の内部構成を示すブロック図である。 エリア情報ファイルについて説明するための図である。 災害情報ファイルについて説明するための図である。 通信記録ファイルについて説明するための図である。 基地局において携帯電話機との通信終了時に行われる処理を示すフローチャートである。 情報配信システムにおいて行われる処理を示すフローチャートである。 携帯電話機に表示される画像の一例を示す図である。
符号の説明
1 情報配信システム
3 移動体通信網
4 インターネット
5(5A〜5C) 基地局
6(6A〜6C) 通信可能地域
7 携帯端末通信管理システム
9 情報配信管理サーバ
12 情報提供者端末
13 携帯電話機

Claims (3)

  1. 利用者が所持する携帯端末機との通信が可能な複数の基地局と、前記複数の基地局との通信が可能なサーバとを備えた情報配信システムであって、
    前記サーバは、
    携帯端末機に配信するための配信情報の配信先地域を示す配信地域情報と配信情報の種類を示す種類情報との外部からの入力を受け付ける入力受付手段と、
    各基地局の通信可能地域を示すエリア情報を記憶するエリア情報記憶手段と、
    前記入力受付手段により受け付けられた配信地域情報と前記エリア情報記憶手段に記憶されたエリア情報とに基づいて、配信先地域を通信可能地域とする基地局を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された基地局に対して、前記入力受付手段により受け付けられた種類情報を送信する種類情報送信手段とを備え、
    前記基地局は、
    携帯端末機が該基地局を介して最後に通信した最終通信時刻を携帯端末機ごとに記録する通信記録手段と、
    複数種類の配信情報を記憶する配信情報記憶手段と、
    前記サーバから種類情報を受信したとき、前記通信記録手段に記録された最終通信時刻に基づいて、所定時間前から現在時までに該基地局を介して通信した携帯端末機を特定する特定手段と、
    前記サーバから受信した種類情報に応じた配信情報を前記配信情報記憶手段から抽出し、前記特定手段により特定された携帯端末機に配信する情報配信手段とを備えた
    ことを特徴とする情報配信システム。
  2. 前記配信地域情報は、災害が発生したか又は災害が発生するおそれのある災害地域を示す災害地域情報であり、
    前記種類情報は、災害の種類を示す災害種類情報であり、
    前記配信情報は、災害に関する災害情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記災害情報は、当該基地局の通信可能地域における災害への対応策を示す災害対策情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008257332A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Nec Engineering Ltd 避難誘導システム及び避難誘導方法

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