JP2006293462A - 電磁誘導式封印シール - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、プリント配線を保護する表層フィルムに切り込みを設けることにより故意にシールを剥がす際に配線が破断することにより不正を検知する電磁誘導式封印シールを提供することを目的とするものである。
【解決手段】 本発明は、処理結果読取装置1のコイル2に電流を流すことにより磁界を発生させ、この磁界による電磁誘導によってプリント配線されるコイル状のアンテナ3に電流が発生し、この電流によってアンテナ3に接続されるICチップ4を起動させて入力される情報を読み取る電磁誘導式封印シールにおいて、該電磁誘導式封印シール5上面にアンテナ3を横切るように複数のミシン目10を形成し、該電磁誘導式封印シール5を対象物より剥ぎ取る場合に前記アンテナ3が破断するごとき構成とする
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子封印シールに関する。詳しくは物品を封印するシールを故意に剥がそうとする場合に、プリント配線が破断されて異常が検出される電磁誘導式封印シールに係るものである。
封印シールは、所定の状態に保持すべき物品に対して外部から変更が加えられるのを防止または感知するために、物品の外面の適当な場所に貼付されるものである。例えば、最近のパチンコ機械等の遊技機械は、プログラムに基づいて所定の動作をするコンピュータ制御が採用されているが、プログラムを変更することにより出球の状態を大幅に変化させることが可能となる。
そのため、外部からプログラムに変更が加えられるのを防止しあるいは異常の発生を検知するために、例えばプログラムの格納部を(ROM等)をカバー等で覆い、このカバーに上記封印シールを貼付する。
そこで制御基板のプログラムを変更したり、ROMを取り替えたりしようとする場合には、封印シールを剥離したり、切断したりして封印を解除することが必要となり、それ故に封印シールの状態に変化がないか視認することにより、不正が行われたかどうかを判断することができる。
しかし前記のような目視による封印シールの状態変化の有無の判定では、きわめて薄い鋭利な刃物等により巧妙にシールを切断された場合や、特殊な溶解剤によって接着材部分を溶解してシールを剥がされた場合には目視による判定が非常に困難となる問題があった。
そこでこれらの問題点に鑑みて例えば図5に示すような発明がある。この発明に係る封印シールは、プリント配線板101を有し、接着層の接着材に溶解しやすい材料スクリーン印刷することにより回路パターンを形成する封印シールまたは、少なくとも2つの分離独立した回路102,103が形成されており、第1の回路102は上面の第1パターン104と底面の第2パターン105とからなり、第2の回路103は上面の第3パターン106と底面の第4パターン107とからなり、第1パターン104と第4パターン107、及び第2パターン105と第3パターン106とを平面上の同一位置に形成してある封印シールから構成される(特許文献1参照。)。
特開2001−337605号公報(要約書、第1図)
しかしながら前記特許文献1に係る発明では、故意に溶解剤によって接着材を溶解させたり、または鋭利な針などの導電性の部材を回路に刺し込んだときに上面と底面の同一位置にある第1パターンと第4パターン間又は第2パターンと第3パターン間が短絡することで不正を認識するものであるが、これらの不正を検出する場合には検出装置の接続端子と封印シールの接続端同士を接続して電流を流すことで配線パターンが破断しているのを検出するものである。
したがってパチンコ台の前面扉を開いて、検出装置によりパチンコ台ごとに検査を行わなければならず非常に煩雑な作業となる問題がある。
また、接着層の接着材に溶解しやすい材料スクリーン印刷するには特殊な技術を要することになり、さらに上面と底面の同一位置にある第1パターンと第4パターン間又は第2パターンと第3パターンをプリントするには高等な精度を必要とし、生産工程において歩留まりが悪く頻繁に取り替えが行われる封印シールにあってはコスト高となる問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、プリント配線を保護する表層フィルムに切り込みを設けることにより故意にシールを剥がす際に配線が破断することにより不正を検知する電磁誘導式封印シールを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電磁誘導式封印シールは、処理結果読取装置のコイルに電流を流すことにより磁界を発生させ、この磁界による電磁誘導によってプリント配線されるコイル状のアンテナに電流が発生し、この電流によってアンテナに接続されるICチップを起動させて入力される情報を読み取る電磁誘導式封印シールにおいて、
前記電磁誘導式封印シール上面にアンテナを横切るように複数のミシン目を形成し、該電磁誘導式封印シールを対象物より剥ぎ取る場合に前記アンテナが破断するごとき構成とする。
ここで、電磁誘導式封印シールを粘着力に抗しながら対象物より剥ぎ取ろうとした場合には、粘着力の強弱などによってアンテナはミシン目によって破談し、アンテナに電流が流れなくなり、処理結果読取装置によりICチップに入力された情報を読み取ることができなくなり、その結果不正を検出することができる。
また、アンテナ間に、該アンテナの両側に沿って電磁誘導式封印シール上面より切り目を形成することにより、電磁誘導式封印シールを粘着力に抗しながら対象物より剥ぎ取ろうとした場合には、切り目によってアンテナ間のシート部分のみが対象物に貼着し、アンテナ部分が剥ぎ取られることにより、アンテナが捩れて破断することにより電流が流れなくなり、処理結果読取装置によりICチップに入力された情報を読み取ることができなくなり、その結果不正を検出することができる。
以上の構成よりなる本発明では、封印シールを故意に剥がそうとする場合に表層フィルムに切り込みを設けた部分以外から剥れるために、ねじれが生じて配線が破断することで不正を検出することができる。
また、電磁誘導式であるために直接に封印シールに接続して検知するものではなく、例えばパチンコ台の外部より不正の検出を行うことができ、非常に作業効率が良くなる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、電磁誘導式封印シールの動作原理を示す説明図である。
処理結果読取装置(リーダ・ライター)1のコイル2に電流を流すことにより磁界を発生させる。そしてこの磁界による電磁誘導によって封印シール2にプリント配線されるコイル状のアンテナ3に電流が発生し、この電流によってアンテナ3に接続されるICチップ4が起動する。
そこでICチップ4の起動によりICチップ4に入力される各種処理情報を処理結果読取装置(リーダ・ライター)1によって非接触により読み取ることによって電磁誘導式封印シールを貼っている対象物の認識を行うものである。このICチップ4には設定コードが入力されており、例えば不正により電磁誘導式封印シールが取り替えられた場合には、処理結果読取装置(リーダ・ライター)1によって不正が検出されることになる。
ここで電磁誘導式封印シール5は図2および図3に示すように、剥離紙6上面に粘着剤7が塗布される基盤シート8が粘着される。そしてこの基盤シート8上にアルミエッチング処理などによってアンテナ3が基盤シート8の外周より内側に向けて螺旋状に蒸着されICチップ4に接続される。
次に、前記アンテナ3およびICチップ4上にフィルム9を覆着する。これによりアンテナ3およびICチップ4は基盤シート8およびフィルム9によって介装された状態となる。
これにより電磁誘導式封印シール5を対象物に貼着する場合には、剥離紙6上面より基盤シート8を剥がし、対象物に対して基盤シート8下面に塗布される粘着剤7によって電磁誘導式封印シール5を貼着するものである。
したがって、粘着剤7の性能によっては対象物から電磁誘導式封印シール5を剥ぎ取って対象物への不正を行い、再び貼り直すことも可能となる。
そこで図2に示すように、フィルム9上面より基盤シート8下面に達するミシン目10を格子状に形成するものである。このミシン目10によってアンテナ3は完全に破断するのではなく、一部分が接続された状態となっている。
これにより、剥離紙6上面より基盤シート8を剥がし、対象物に対して基盤シート8下面に塗布される粘着剤7によって電磁誘導式封印シール5を貼着する。この状態では、アンテナ3はミシン目10によって一部が接続されているために、電磁誘導によりアンテナ2には電流が生起することになる。
ここで、基盤シート8を粘着剤7の粘着力に抗しながら対象物より剥ぎ取ろうとした場合には、粘着剤7の強弱などによってアンテナ3はミシン目10によって破談し、アンテナ3に電流が流れなくなり、処理結果読取装置(リーダ・ライター)1によりICチップ4に入力された情報を読み取ることができなくなり、その結果不正を検出することができる。
また、図4に示すように、螺旋状に形成されるアンテナ3の両側に沿ってフィルム9上面より基盤シート8下面に達する切り目11を、一定間隔ごとに繋がった状態で形成するものである。
これにより、剥離紙6上面より基盤シート8を剥がし、対象物に対して基盤シート8下面に塗布される粘着剤7によって電磁誘導式封印シール5を貼着する。この状態ではアンテナ3は破断されていないために電磁誘導によりアンテナ3には電流が生起することになる。
ここで、基盤シート8を粘着剤7の粘着力に抗しながら対象物より剥ぎ取ろうとした場合には、切り目11によってアンテナ3間の基盤シート8部分のみが対象物に貼着し、アンテナ3部分が剥ぎ取られることにより、アンテナ3が捩れて破断することになり、電流が流れなくなり、処理結果読取装置(リーダ・ライター)1によりICチップ4に入力された情報を読み取ることができなくなり、その結果不正を検出することができる。
なお、電磁誘導式封印シール5を貼着する場合に、基盤シート8下面に対してところどころに強力接着剤を塗布して対象物に貼着することによって対象物より剥ぎ取る際には粘着力の強弱が大きくなることでアンテナ3が破断しやすくなり、より一層の効果を得ることができる。
また、電磁誘導式封印シールを貼着する対象物としては、パチンコやスロットマシン等の遊技機械の他に、飛行場にて手荷物を預ける場合や郵便物などの対象物に対しても活用することができる。
なお、本実施例で示すようにアンテナの両側に沿ってフィルム上面より基盤シート下面に達する切り目を、必ずしも一定間隔ごとに繋がった状態で形成する必要性はないが、対象物に電磁誘導式封印シールを貼着する場合に切り目によってアンテナが捩れることがあるために、定間隔ごとに繋がった状態とすることが望ましい。
また、前記切り目は必ずしも全てのアンテナの両側に沿って形成する必要性はなく、不正により電磁誘導式封印シールを剥がす際に、アンテナが捩れて破断するものであれば良い。
本発明における電磁誘導式封印シールの動作原理を示す説明図である。 本発明を適用した電磁誘導式封印シールの一例を示す平面説明図である。 図2における断面説明図である。 本発明を適用した電磁誘導式封印シールの他の例を示す平面説明図である。 従来の封印シールの一例を示す説明図である。
符号の説明
1 処理結果読取装置
2 コイル
3 アンテナ
4 ICチップ
5 電磁誘導式封印シール
6 剥離紙
7 粘着剤
8 基盤シート
9 フィルム
10 ミシン目
11 切り目

Claims (2)

  1. 処理結果読取装置のコイルに電流を流すことにより磁界を発生させ、この磁界による電磁誘導によってプリント配線されるコイル状のアンテナに電流が発生し、この電流によってアンテナに接続されるICチップを起動させて入力される情報を読み取る電磁誘導式封印シールにおいて、
    前記電磁誘導式封印シール上面にアンテナを横切るように複数のミシン目を形成し、該電磁誘導式封印シールを対象物より剥ぎ取る場合に前記アンテナが破断するごとき構成とする
    ことを特徴とする電磁誘導式封印シール。
  2. 前記アンテナ間に、該アンテナの両側に沿って電磁誘導式封印シール上面より切り目を形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁誘導式封印シール。
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