JP2009150915A - 封緘シール - Google Patents

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Abstract

【課題】不正開封の検知能力を向上できる封緘シールを提供する。
【解決手段】封緘シール1は、基材層10と、基材層10の表面に形成される粘着層11と、粘着層11の表面に形成されるアンテナ線13と、アンテナ線13に接続される井Cチップ12とを備える。容器40に封緘シール1を貼付したとき、アンテナ線13は、容器40の表面と粘着層11とに挟まれる。そのため、溶剤により粘着層11を溶かして封緘シール1を剥がそうとすれば、アンテナ線13は封緘シール1から外れる。また、カッターにより粘着層11ごと封緘シール1を剥がそうとすれば、アンテナ線13がカッターにより削られる。そのため、いったん剥がした封緘シール1を再び貼付しても、リーダでICチップ内の識別情報を読みとることができない。その結果、不正開封を検知できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、封緘シールに関し、さらに詳しくは、容器や箱を封印するために用いられ、不正な開封を検知するための封緘シールに関する。
医薬品や食品、化粧品等を収容した容器や箱が不正に開封されたか否かを判断するために、開封されたことが分かるような仕組みを備えた種々の封緘シールが利用されている。封緘シールには、一度剥がすと開封の痕跡が残るもの、たとえば、「開封済み」等の文字がシール表面に表示されるものがある。
このような封緘シールは、パチンコ機やパチスロ機等の遊戯機に対する不正行為を防止するためにも利用される。通常、遊戯機はROM(Read Only Memory)等の電子機器を含む制御基板を搭載し、この制御基板により遊戯動作内容が決定される。したがって、制御基板上のROM等を交換すれば、遊戯動作内容を不正に変更できる。そのため、ROMを不正に交換されないように、制御基板は、基板ケースに収納された状態で、遊戯機内に取り付けられ、基板ケースは封緘シールで封印される。遊戯機の管理者は、封緘シールが剥がれた痕跡の有無を確認することで、不正な開封及び不正なROM交換を発見できる。
しかしながら、剥がされた痕跡の有無を探すのは手間である。たとえば、不正行為者が、いったん封緘シールを剥がした後、再貼付していれば、剥がされた痕跡はあるものの、その痕跡を発見しにくい場合がある。この場合、不正な開封を発見しにくい。
さらに、不正行為者が、基板ケースに貼り付けられた封緘シールを模倣した偽の封緘シールを準備し、封緘シールを剥がした後に、偽の封緘シールを貼り付ければ、不正な開封を発見しにくくなる。
このような封緘シールの改ざんを防止できる封緘シールが特開2005−309935号公報(特許文献1)に開示されている。この文献に開示された封緘シールには、脆性ラベル基材層上に、IC(Integrated Circuit)チップ及びアンテナ線からなるラベル識別情報交信機能層(以下、単に機能層という)が敷設され、機能層と反対側の面上に、粘着剤層が形成される(特許文献1中の図1参照)。
ICチップは固有の識別情報を記憶しており、リーダ等によりその識別情報を読み出すことにより封緘シールが特定される。不正な開封をした後に、偽の封緘シールを貼付した場合、偽の封緘シールのICチップから読み出される識別情報は真の封緘シールの識別情報と異なるため、不正開封を発見できる。
この場合、不正な開封を発見されないようにするために、不正行為者が、一度剥がした封緘シールを再び貼付することも考えられる。そこで、特許文献1はさらに、封緘シールの再貼付を防止する技術も開示している。すわなち、容器の開封部分に貼付された封緘シールを手指にて引き剥がそうとした場合、脆性ラベル基材層が容易に破断し、これにより、脆性ラベル基材層に設けたアンテナ線も破断する。そのため、ICチップ及び破断されたアンテナ線から発信されるラベル識別情報信号の波長が変動し、再貼付してもICチップの情報を読み込むことができない。これにより、再貼付された場合であっても、不正な開封を検知することができる(特許文献1中の段落[0041]〜[0043]及び図7参照)。
しかしながら、特許文献1の封緘シールでは、不正な開封が発見されないように再貼付される可能性が残る。たとえば、溶剤を用いて粘着剤を溶かして封緘シールを剥がした場合、脆性ラベル基材層と、脆性ラベル基材層上に形成された機能層(ICチップ及びアンテナ線)とを破壊することなく、封緘シールを剥がすことができる。この場合、粘着剤を再塗布すれば、封緘シールを再貼付することができる。そのため、不正な開封を知られることなく、封緘シールを再貼付することができる。さらに、カッター等を用いて慎重に封緘シールを剥がせば、粘着剤層が残存した状態で、封緘シールを破壊することなく剥がすことができる。したがって、これらの方法で剥がされた場合であっても、不正に開封されたことが検知できる方が好ましい。
特開2005−309935号公報
本発明の目的は、不正開封の検知能力を向上できる封緘シールを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明による封緘シールは、基材層と、粘着層と、導線と、断線検知回路とを備える。粘着層は、基材層の表面に形成される。導線は、粘着層の表面に形成される。断線検知回路は、導線と接続される。断線検知回路は、導線の断線を検知する。
本発明による封緘シールは、粘着層の表面に導線が形成される。したがって、容器に貼付されたとき、導線は、容器の表面と接触する。つまり、粘着層と容器表面との間に導線が挟まれる。不正行為者が封緘シールを引き剥がそうとすれば、粘着層が破断し、粘着層上に形成された導線も破断する。そのため、断線検知回路により断線が検知される。
また、溶剤を用いて粘着層を溶かせば、導線は封緘シールから外れて破断する。そのため、断線検知回路により導線の断線が検知され、再利用できなくなる。
さらに、カッターを用いて粘着層表面を削って封緘シートを剥がそうとすれば、粘着層表面に貼着された導線も削られ、破断する。そのため、断線検知回路が断線を検知し、再利用できない。したがって、不正開封の検知精度が向上する。
本発明による封緘シールは、基材層と、粘着層と、導線と、断線検知回路とを備える。粘着層は、基材層の表面に形成される。導線は、粘着層に埋入される。断線検知回路は、導線と接続される。断線検知回路は、導線の断線を検知する。
本発明による封緘シールは、粘着層に導線が埋入されている。不正行為者が封緘シールを引き剥がそうとすれば、粘着層が破断し、粘着層内の導線も破断する。そのため、断線検知回路により断線が検知される。また、溶剤を用いて粘着層を溶かせば、導線は封緘シールから外れて破断する。そのため、断線検知回路により導線の断線が検知される。したがって、不正開封の検知精度を向上できる。
さらに、導線は粘着層に埋入されているため、封緘シールを容器に貼付するときに、導線が傷つきにくい。
好ましくは、断線検知回路は、ICチップである。ICチップは識別情報を記憶する。導線は、ICチップに記憶された識別情報を発信するためのアンテナ線である。
この場合、アンテナ線及びICチップは非接触ICタグを構成する。アンテナ線が断線すれば、ICチップ内の識別情報は発信されない。そのため、断線を検知できる。
さらに、封緘シールが改ざんされた場合であっても、ICチップ内の識別情報を認識することにより、封緘シールの真偽を判断することができ、不正開封を検知できる。
好ましくは、アンテナ線は、導電性塗料を用いて印刷形成される。また、好ましくは、アンテナ線は、蒸着法により形成された薄膜である。
非接触ICタグ等に用いられるアンテナ線に代表される導線は、一般的にエッチング法により形成されるが、エッチング法で形成された導線の強度は高く、破壊されにくい。印刷法や蒸着法により導線を形成する場合、導線の強度を低く抑えることができる。したがって、これらの製法で製造された導線を含む封緘シールを剥がす場合、導線が容易に破壊され、不正開封の検知精度が向上する。
好ましくは、基材層は剥離加工された表面を有する。粘着層は、前記基材層の剥離加工された表面上に形成される。
この場合、封緘シールを容器に貼付後、基材層を粘着層から容易に剥がすことができる。基材層を剥がした場合、容器に貼付された封緘シールの残り(粘着層や導線等)を剥がしにくくなる。そのため、不正行為者が不正開封しにくくなる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
図1A〜図1Cを参照して、本実施の形態による封緘シール1は、基材層10と、粘着層11と、ICチップ12と、アンテナ線13とを備える。
基材層10は、シート状又はフィルム状である。基材層10は、たとえば、樹脂フィルムや紙類である。樹脂フィルムはたとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリブテン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリアミド及び合成紙である。合成紙は、たとえば、ポリプロピレンで内部紙化方式で成膜したフィルムや、ポリプロピレンのフィルムベースの表面に白色ピグメントをコートしたもの等がある。
好ましくは、基材層10は、脆質のフィルムである。たとえば、上述の樹脂フィルムを構成する樹脂に、非導電性の有機又は無機粉体を適量含有して脆質化したフィルム等である。
粘着層11は、基材層10の表面に形成される。粘着層11は、たとえば、アクリル系粘着剤や、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤、ポリオレフィン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤等である。粘着層11は脆質であるものが好ましい。
アンテナ線13は、粘着層11の表面に貼着される。より具体的には、アンテナ線13は、粘着層11のうち、基材層10が敷設された面と反対側の面上に貼着される。アンテナ線13は、線状又はコイル状である。アンテナ線13は、導線性塗料(インキ)を用いて印刷形成される。用いる印刷法は、たとえば、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、グラビア印刷法、インクジェット印刷法等である。アンテナ線13はさらに、印刷法に代えて、蒸着法により形成されてた薄膜であってよい。アンテナ線13は、たとえば、銀、アルミニウム、金、銅、白金等の導電材料からなる。
アンテナ線13は、印刷法や蒸着法に代えて、金属箔をエッチングするサブトラクティブ法により形成されてもよい。ただし、好ましくは、アンテナ線13は、印刷法又は蒸着法により形成される。これらの製法によれば、薄くて細く、強度の低いアンテナ線13を容易に製造できる。アンテナ線13の強度が低ければ、容器に貼付された封緘シール1を剥がすときに、アンテナ線13が破損しやすくなる。
ICチップ12は、粘着層11上に配設され、アンテナ線13に接続される。ICチップ12には、固有の識別情報が記憶されている。固有の識別情報は、図示しないリーダにより読み出される。封緘シールが改ざんされた場合であっても、ICチップ内の識別情報を認識することにより、封緘シールの真偽を判断することができ、不正開封を検知できる。
なお、貼付前の封緘シール1には、図2に示すように、ICチップ12及びアンテナ線13が装着された粘着層11の表面に、剥離シート14が貼付される。剥離シートは、たとえば、表面が剥離処理された合成紙である。剥離シート14は、貼付時に剥がされる。
以下、封緘シール1の使用方法について説明する。図3に示すように、蓋41と筐体42とを有する容器40の開封部分に封緘シール1を貼付する。利用者は、図2に示された封緘シール1の剥離シート14を剥がし、容器表面に封緘シール1を貼付する。このとき、図4に示すように、封緘シール1のうち、アンテナ線13は、容器40(蓋41及び筐体42)の表面と接触する。換言すれば、アンテナ線13は、容器40の表面と粘着層11との間に挟まれる。
不正行為者が、容器40を不正に開封するために、封緘シール1を剥がそうとすれば、アンテナ線13は容易に破損する。アンテナ線13が粘着層11の表面上に形成されているからである。たとえば、封緘シール1をゆっくり剥がそうとしても、粘着層11は脆質であるため、粘着層11はきれいに剥がれず、一部が容器40に残存する。そのため、粘着層11が剥がれた部分と容器40に残存した部分とにまたがって形成されているアンテナ線13は、剥がす途中で破損する。その結果、アンテナ線13の抵抗値が変化し、ICチップ12内の識別情報をリーダで読みとることができなくなる。要するに、ICチップ12は、アンテナ線13の断線検知回路として機能する。なお、基材層10が脆質なフィルムであれば、剥がすときに基材層10が粘着層11とともに破損し、それに伴ってアンテナ線13も破損する。
以上のとおり、封緘シール1を剥がすときにアンテナ線13が破損するため、封緘シール1を再貼付しても、ICチップ12内の識別情報を読みとれない。そのため、不正に開封されたことが分かる。粘着層11をドライヤー等で温めて封緘シール1を剥がす場合も同様に、粘着層11の一部が容器40表面に残存するため、アンテナ線13が破損する。そのため、不正に開封されたことを容易に検知できる。
また、溶剤を用いて粘着層11を溶かして封緘シール1を剥がす場合、粘着層11を溶かせば、アンテナ線13が粘着層11に固定されなくなる。そのため、アンテナ線13は形状を維持することができずに破損する。特に、アンテナ線13が導電性塗料を用いて印刷形成されている場合や、蒸着法による薄膜で形成されている場合、容易に破損する。したがって、封緘シール1を再貼付しても、ICチップ12内の識別情報を読み出せず、不正に開封されたことを検知できる。
さらに、カッターを用いて粘着層11ごと封緘シール1を剥がす場合、カッターの刃がアンテナ線13に接触する。そのため、たとえ粘着層11を維持したまま封緘シール1を剥がすことができたとしても、カッターの刃によりアンテナ線13が破損する。したがって、この場合も、封緘シール1を再貼付しても、ICチップ12内の識別情報を読みとることができず、不正な開封を検知できる。
以上の特徴を有する封緘シール1は、たとえば、以下の方法で製造することができる。まず、剥離シート14を準備する。準備された剥離シート14上に、印刷法によりアンテナ線13を形成する。アンテナ線13を形成後、ICチップ12をアンテナ線と接続させた状態で剥離シート14上に配設する。ICチップ12を配設後、粘着剤を剥離シート14上に塗布し、乾燥することで粘着層11を形成する。粘着剤はたとえば、ロールコータ、グラビアコータ、ブレードコータ、エアーナイフコータ、スクリーンコータ等により塗布及び乾燥される。粘着層11を形成後、粘着層11上に基材シートを貼付して、封緘シール1とする。
なお、上述の説明では、印刷形成によりアンテナ線13を剥離シート14上に形成したが、アンテナ線13を蒸着法やエッチング法により剥離シート14上に形成することもできる。
以上、本実施の形態による封緘シールについて説明したが、アンテナ線13の形状は、図1Bに示した形状に限らず、他の形状であってもよい。また、ICチップ12は、図1Cに示すように、粘着層11の表面に配設されてもよいし、粘着層11の内部又は外部に配設されてもよい。要するに、アンテナ線13と接続されていれば、その配設場所は問わない。
[第2の実施の形態]
図5に、第2の実施の形態による封緘シールの断面図を示す。図5を参照して、第2の実施の形態による封緘シール20は、第1の実施の形態による封緘シール1と同様に、基材層10と、粘着層11と、ICチップ12と、アンテナ線13とを備える。
封緘シール20は、封緘シール1と異なり、アンテナ線13が、粘着層11の表面から露出しない程度に、粘着層11内に埋め込まれる。封緘シール20を容器等に貼付するとき、アンテナ線13は容器の表面に直接接触しない。そのため、貼付時にアンテナ線13が傷つくのを抑制できる。要するに、粘着層11がアンテナ線13を保護する役割を果たす。
容器に貼付された封緘シール20を剥がそうとすれば、封緘シール1と同様に、アンテナ線13は破損する。また、溶剤を用いて粘着層11を溶かして封緘シール1を剥がせば、アンテナ線13が粘着層11に固定されなくなり、形状を維持することができずに破損する。そのため、封緘シール1と同様に、不正開封を容易に検知できる。
なお、図5では、ICチップ12もアンテナ線13と共に粘着層11に埋入されているが、ICチップは粘着層11に埋入されず、粘着層11の外からリード線を介してアンテナ線13に接続されてもよい。また、図2と同様に、封緘シール20の粘着層11の表面に剥離シートを貼付してもよい。この場合、封緘シール20は、剥離シートを剥がしてから、容器等に貼付される。
[第3の実施の形態]
図6に第3の実施の形態による封緘シールの断面図を示す。図6を参照して、第3の実施の形態による封緘シール30は、基材層として、剥離シート14を用いる。剥離シート14は、たとえば、表面を剥離加工された合成紙である。剥離シート14の剥離加工された表面上に、粘着層11が形成される。その他の構成は封緘シール1と同じである。
図7に示すように、容器40に貼付された封緘シール30の表面は、剥離シート14である。そのため、不正行為者が封緘シール30を剥がそうとした場合、剥離シート14だけが容易に剥離し、粘着層11、アンテナ線13及びICチップ12からなる封緘シールが容器に残存する。残存された封緘シールはさらに剥がしにくく、剥がそうとすれば、アンテナ線13がより破断しやすい。そのため、不正開封を容易に検知できる。
なお、図6では、アンテナ線13が粘着層11の表面上に形成されているが、粘着層11に埋入されていてもよい。また、図2と同様に、粘着層11の表面にも剥離シートを貼付してもよい。この場合、粘着層11、アンテナ線13及びICチップ12が2枚の剥離シートで挟まれる。
[第4の実施の形態]
図8及び図9を参照して、第4の実施の形態による封緘シール35は、基材層10と、粘着層11と、導線15と、断線検知回路16とを備える。粘着層11は、基材層10の表面上に形成される。また、導線15は、粘着層11上に形成される。導線15は、アンテナ線13と同様に、導電材料からなり、アンテナ線13と同じ製法(印刷法、蒸着法、エッチング法)により形成される。
封緘シール35には、基材層10の表面101から導線15にまで至る孔36が形成される。導線15は、孔36を介してリード線17と接続される。断線検知回路16は、リード線17を介して導線15と接続される。
断線検知回路16は、導線15の断線を検知し、断線を通知する。図10に、断線検知回路16の回路図を示す。断線検知回路16は、ノーマリークローズタイプのリレー19と、LED素子18とを備える。導線15が断線していない場合、リレー19内のコイルは励磁状態であるため、リレー接点はNC側となる。一方、導線15が断線した場合、コイルが非励磁状態となり、リレー接点はNO側となる。その結果、LED18が発光し、断線を通知する。
容器等に貼付された封緘シール35を剥がそうとすれば、導線15が破断する。そのため、断線検知回路16内のLEDが発光し、断線が通知される。管理者は、LEDの発光の有無を確認するだけで、不正開封を容易に検知できる。
なお、図10では、断線の通知手段として発光素子(LED18)を用いたが、LED18の代わりに、ベルやブザー等を用い、音により断線を通知してもよい。
また、図9では、導線15は粘着層11の表面上に形成されているが、粘着層11に埋入されていてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の第1の実施の形態による封緘シールの上面図である。 図1Aに示した封緘シールの下面図である。 図1B中の線分IC−ICの断面図である。 図1A〜図1Cに示した封緘シールの他の例を示す断面図である。 図1に示した封緘シールの使用例を示す図である。 図3中の封緘シールの貼付部分の断面図である。 本発明の第2の実施の形態による封緘シールの断面図である。 本発明の第3の実施の形態による封緘シールの断面図である。 図6に示した封緘シールの使用例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態による封緘シールの下面図である。 図8中の線分IX−IXの断面図である。 図8に示した断線検知回路の回路図である。
符号の説明
1,20,30,35 封緘シール
10 基材層
11 粘着層
12 チップ
13 アンテナ線
14 剥離シート
15 導線
16 断線検知回路

Claims (6)

  1. 基材層と、
    前記基材層の表面に形成される粘着層と、
    前記粘着層の表面に貼着される導線と、
    前記導線と接続され、前記導線の断線を検知可能な断線検知回路とを備えることを特徴とする封緘シール。
  2. 基材層と、
    前記基材層の表面に形成される粘着層と、
    前記粘着層に埋入される導線と、
    前記導線と接続され、前記導線の断線を検知可能な断線検知回路とを備えることを特徴とする封緘シール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の封緘シールであって、
    前記断線検知回路は、識別情報を記憶するICチップであり、前記導線は、前記ICチップに記憶された識別情報を発信するためのアンテナ線であることを特徴とする封緘シール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の封緘シールであって、
    前記導線は、導電性塗料を用いて印刷形成されることを特徴とする封緘シール。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の封緘シールであって、
    前記導線は、蒸着法により形成される薄膜であることを特徴とする封緘シール。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の封緘シールであって、
    前記基材層は剥離加工された表面を有し、前記粘着層は、前記剥離加工された表面上に形成されることを特徴とする封緘シール。
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