JP2006290820A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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JP2006290820A JP2005115331A JP2005115331A JP2006290820A JP 2006290820 A JP2006290820 A JP 2006290820A JP 2005115331 A JP2005115331 A JP 2005115331A JP 2005115331 A JP2005115331 A JP 2005115331A JP 2006290820 A JP2006290820 A JP 2006290820A
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Hirokuni Kawabayashi
弘晋 河林
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Abstract

【課題】 製剤を毛髪に薄く均一に塗布することにより、毛髪がべたつかず、滑り感と同時に保湿感を付与させることが可能な毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】 高重合シリコーンおよび常温で揮発性のあるシリコーンを基剤とする毛髪用化粧料であって、液状植物油を含むことを特徴とする。前記植物油が、毛髪の保湿感を付与させることに寄与し、特にメドウフォーム油であることを特徴とする。上記化粧料を、毛髪に均一に塗布することにより非常に良い感触が得られる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、毛髪化粧料に関する。特に毛髪をべたつかせず、毛髪に優れた滑り感と同時に保湿感を付与することが可能となり、ブラッシング等の物理的刺激から毛髪を保護する効果に優れた毛髪化粧料に関する。
近年、毛髪用の染毛剤及びパーマネントウエーブ用剤の普及により、それぞれの薬剤が単独使用のみならず、重複して用いられることも珍しくなく、毛髪に与えるダメージが大きくなっていることは、一般的である。毛髪のダメージが大きくなると、洗髪後に絡んだり、切れたりする。また、ダメージの大きい毛髪は、非常に乾燥しやすく保湿感がないため、手触りが悪くなったりする。これに対し、ヘアリンス、ヘアトリートメント等の水で洗い流すタイプのヘアケア料のみでは、対応が難しくなっており、洗い流さないタイプのヘアトリートメント料、特にオイルタイプのエッセンスであって、軽い質感の仕上りで程よい保湿感のある毛髪化粧料の需要は増加しつつある。
例えば、特許第2537629号明細書記載の通り、高分子量シリコーンの一種または二種以上と、それを溶解するのに必要な低沸点シリコーンを含むことを特徴とする毛髪用化粧料が挙げられている。
特許第2537629号
ところが、現在使われているタイプのオイル系ヘアトリートメント料は、まだまだ毛髪にべたつきを感じるものが多い。一方で毛髪にべたつきを感じにくいものも存在するが、あまりにも仕上りの手触りが軽く、保湿感を実感できないという欠点を持っている。
上記従来技術は、いずれも毛髪化粧料として一定の改善がなされており、例えば毛髪に対するべたつきに関しては、軽減されていることが窺える。しかしながら、べたつきをこれ以上軽減する必要性が全く無くなったとは言えない。また、これらの毛髪化粧料塗布後の仕上り時に、べたつかせずに滑らかさを付与できても、毛髪の保湿感においては、必ずしも満足を示すとは限らない。従って、本発明は、仕上り時に毛髪をべたつかせずに滑らかさを付与すると同時に、一定の保湿感を併せ持つ毛髪化粧料を提供する。
従って上記課題は、本発明の下記毛髪化粧料の提供によって解決される。すなわち本発明によれば、高重合シリコーンの配合を特徴とする毛髪化粧料であって、その量が毛髪化粧料総重量当たり0.5〜14.0重量%の範囲内にあり、かつ毛髪化粧料総重量当たり常温で揮発性のあるシリコーンが74.0〜99.4重量%であり、かつ常温で液状を呈する植物油の量が毛髪化粧料総重量あたり0.1〜12.0重量%の範囲内である毛髪化粧料が提供される。
本発明の常温で揮発性のあるシリコーンは、具体的には、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサンなどが挙げられる。
又、液状植物油は、化粧料、医薬部外品、皮膚外用剤等に通常用いられる原料であり、常温で液状を呈しておればよく、例えばアボガド油、オリーブ油、パーシック油、ククイナッツ油、ブドウ種子油、サフラワー油、アーモンド油、コーン油、ピスタチオ種子油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、ホホバ油、ローズヒップ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油などが挙げられる。
又、本発明は、上記の毛髪化粧料において、前記液状植物油が、メドウフォーム油の場合に、特に効果があることを特徴とするものでもある。
本件に関し、既存の毛髪化粧成分の各種組合せについて誠心誠意研究したところ、一般に非水系のオイル系ヘアトリートメントに用いられる、高重合シリコーンおよび常温で揮発性のあるシリコーンの組合せによって得られる効果が、仕上り時に毛髪をべたつかせずに滑らかさを付与すること、さらに上記液状植物油を混合することで、毛髪をべたつかせず滑らかさを付与する効果を損なわずに、保湿感を相乗的に高めることを見い出し本発明を完成した。
まず、本発明の高重合シリコーンを詳細に説明する。
本発明の毛髪化粧料中には、少なくとも1種類の高重合シリコーンが含まれ、かつ常温で揮発性のあるシリコーンが含まれており、かつ液状植物油が含まれ、本発明の毛髪化粧料における高重合シリコーンの濃度は、毛髪化粧料総重量当たり、0.5〜14.0重量%の範囲内、好ましくは1.0〜14.0重量%、更に好ましくは1.0〜10.0重量%の範囲である。これは、高重合シリコーンの濃度が14.0重量%より多い場合では、仕上り時に毛髪がべたつくためである。
本発明の毛髪化粧料中に含有される液状植物油の具体例としては、アボガド油、オリーブ油、パーシック油、ククイナッツ油、ブドウ種子油、サフラワー油、アーモンド油、コーン油、ピスタチオ種子油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、ホホバ油、ローズヒップ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油等であり、特に好ましいのがメドウフォーム油であった。
本発明の毛髪化粧料における液状植物油の濃度は、毛髪化粧料総重量当たり、0.1〜12.0重量%の範囲内、好ましくは0.1〜10.0重量%、更に好ましくは0.2〜5.0重量%の範囲である。これは、常温で液状を呈する植物油の濃度が0.1重量%未満では、毛髪に保湿感を付与することが困難であり、12.0重量%より多い場合では仕上り時に毛髪がべたつくためである。
本発明の毛髪化粧料は、剤型として液状、高粘性液状、ゲル状、エアゾール、のタイプにすることが望ましい。これは、クリーム状、乳液状などの乳化系では、液状油本来の性質が消失する可能性があるためである。
その他、本発明の処理剤に加えても良い添加剤として、水、カチオン性ポリマー、増粘剤、植物抽出液、香料、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、金属封鎖剤などを効果を損なわない範囲で配合することができる。
以下、本発明に関し実施例を挙げてより具体的に詳細に説明するが、本発明はこれらの処方例に限定されるものではない。本処方例および比較例中で用いた評価方法は、下記の通りである。
(油脂類評価方法)
表1の油脂類に関し、表2の上段に記載される処方例1〜8及び比較例1〜8に記載される油脂類をそれぞれ、2重量%配合し、表2に記載される処方例1〜8及び比較例1〜8の毛髪化粧料1gを、30gの毛束に塗布し、ドライヤーにて乾燥させた後、官能的に毛髪のべたつきと毛髪の保湿感に関し専門のパネラー10名でそれぞれ評価した。この実験結果を表2に示す。
Figure 2006290820
(毛髪のべたつき)
◎べたつきがない ○ほとんどべたつかない △ややべたつく ×非常にべたつく
(毛髪の保湿感)
◎非常に保湿感あり ○保湿感あり △やや保湿感あり ×保湿感を感じない
Figure 2006290820
表2処方例1〜8より明らかなように、本発明の毛髪化粧料は、仕上り時に毛髪をべたつかせずに滑らかさを付与すると同時に、毛髪に保湿感を持たせる、優れた性能を示した。一方、表2の比較例1〜8より油脂類が本発明の液状植物油を使用しない場合、毛髪に保湿感を付与することは可能であっても、仕上り時に毛髪をべたつかせてしまう欠点があり、本発明の範囲外であり、いずれも処方例1〜8より劣った性能を示し、本発明の目的を達成できなかった。
なお、表2の処方例1〜8のうち、特に処方例1のメドウフォーム油を使用した際に、最も優れた性能を示した。すなわち、仕上り時に、毛髪をべたつかせずに滑らかさを付与し、かつ毛髪に保湿感を付与する優れた性能を兼ね備えたものであった。
(高重合シリコーン量の含有割合を変更させた場合の影響の評価)
表3の比較例9および処方例9〜13に記載される毛髪化粧料、表4の比較例10〜16に記載される毛髪化粧料1gを30gの毛髪に塗布し、ドライヤーにて乾燥させた後、官能的に毛髪のべたつきと毛髪の保湿感に関し専門のパネラー10名でそれぞれ評価した。この実験結果を表3、表4に示す。
(毛髪のべたつき)
◎べたつきがない ○ほとんどべたつかない △ややべたつく ×非常にべたつく
(毛髪の滑り)
◎非常によい ○よい △ややよい ×悪い
(毛髪の保湿感)
◎非常に保湿感あり ○保湿感あり △やや保湿感あり ×保湿感を感じない
Figure 2006290820
表3の比較例9および処方例9〜13より明らかなように、本発明の毛髪化粧料は、高重合シリコーンの濃度は、毛髪化粧料総重量当たり、0.5〜14.0重量%の範囲内、更に好ましくは1.0〜10.0重量%の範囲で仕上り時に毛髪をべたつかせずに滑らかさを付与すると同時に、毛髪に保湿感を持たせる、優れた性能を示した。
(毛髪のべたつき)
◎べたつきがない ○ほとんどべたつかない △ややべたつく ×非常にべたつく
(毛髪の滑り)
◎非常によい ○よい △ややよい ×悪い
(毛髪の保湿感)
◎非常に保湿感あり ○保湿感あり △やや保湿感あり ×保湿感を感じない
Figure 2006290820
表4の比較例10〜16のように、液状植物油として本発明のメドウフォーム油を配合しない場合、高重合シリコーンの配合量により、毛髪のべたつき感や、毛髪の滑り感に関しては、一定の評価を得たが、比較例10では毛髪の滑りを感じにくく、比較例16では毛髪に若干のべたつきを感じた。
一方、表4の比較例10〜16で明らかなように、メドウフォーム油を配合しない場合には、毛髪の保湿感が感じられず本発明の目的を達成できなかった。
(メドウフォーム油量の含有割合を変更させた場合の影響の評価)
表5の処方例14〜20に記載される毛髪化粧料、表6の比較例17〜18に記載される毛髪化粧料1gを30gの毛髪に塗布し、ドライヤーにて乾燥させた後、官能的に毛髪のべたつきと毛髪の保湿感に関し専門のパネラー10名でそれぞれ評価した。この実験結果を表5、表6に示す。
(毛髪のべたつき)
◎べたつきがない ○ほとんどべたつかない △ややべたつく ×非常にべたつく
(毛髪の滑り)
◎非常によい ○よい △ややよい ×悪い
(毛髪の保湿感)
◎非常に保湿感あり ○保湿感あり △やや保湿感あり ×保湿感を感じない
Figure 2006290820
表5の処方例14〜20より明らかなように、本発明の毛髪化粧料における、メドウフォーム油の濃度は、毛髪化粧料総重量当たり、0.1〜12.0重量%の範囲内、好ましくは0.1〜10.0重量%、更に好ましくは0.2〜5.0重量%の範囲で仕上り時に毛髪をべたつかせずに滑らかさを付与すると同時に、毛髪に保湿感を持たせる、優れた性能を示した。
(毛髪のべたつき)
◎べたつきがない ○ほとんどべたつかない △ややべたつく ×非常にべたつく
(毛髪の滑り)
◎非常によい ○よい △ややよい ×悪い
(毛髪の保湿感)
◎非常に保湿感あり ○保湿感あり △やや保湿感あり ×保湿感を感じない
Figure 2006290820
表6の比較例17で、メドウフォーム油を配合しない場合には、毛髪の保湿感が感じられず、比較例18でメドウフォーム油が12.0重量%より多い場合では仕上り時に毛髪がべたつき、本発明の目的を達成できなかった。
以上説明したように、本発明の毛髪化粧料を毛髪に塗布することにより、毛髪をべたつかせず、毛髪に優れた滑り感と同時に保湿感を付与させることが可能となる。

Claims (2)

  1. 毛髪化粧料総重量あたり、高重合シリコーンが0.5〜14.0重量%および常温で揮発性のあるシリコーンが74.0〜99.4重量%および常温で液状を呈する植物油が0.1〜12.0重量%を含むことを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 前記の液状植物油が、メドウフォーム油であることを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221143A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料

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