JP2016065025A - 非水系毛髪化粧料 - Google Patents

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満智子 小田
Machiko Oda
満智子 小田
貞徳 坂
Sadanori Saka
貞徳 坂
山口 剛
Takeshi Yamaguchi
山口  剛
隆幸 山田
Takayuki Yamada
隆幸 山田
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Abstract

【課題】
指すべりに優れ、べたつき感がなく、さらには仕上がり時に毛髪のまとまり、つや、ハリ・コシ感、しっとり感の付与に優れた非水系毛髪化粧料を提供すること。
【解決手段】
成分(A)ツバキ油及び成分(B)ユチャ油を配合し、成分(A)及び成分(B)の合計配合量が、80質量%以上であり、成分(A)及び成分(B)の配合質量比(A)/(B)が、1/2〜2/1であることを特徴とし、シリコーン系油剤を配合しないことを特徴とする非水系毛髪化粧料を構成する。

【選択図】なし

Description

本発明は、非水系毛髪化粧料に関する。詳細には、指すべりに優れ、べたつき感がなく、さらには毛髪のまとまり、つや、ハリ・コシ感、しっとり感の付与に優れた非水系毛髪化粧料に関するものである。
近年、染毛やパーマネントウェーブ等の化学的処理の普及により、毛髪に与えるダメージが大きくなっている。このような化学的処理を繰り返した髪は脆くなっており、日常生活でのシャンプー、紫外線、ブラッシング等の影響を複合的に受け、毛髪のキューティクルのはがれや枝毛等の大きなダメージを引き起こす。ダメージの大きい毛髪は、つやや滑りが悪く、ぱさつき、ごわつき、きしみなど、手触り感も悪化する。このような大きなダメージのある毛髪に対し、ヘアリンス、ヘアトリートメント等の水で洗い流すタイプの毛髪化粧料を使用するだけでは、十分な効果を得るのは難しい。そこで洗い流さないタイプの毛髪化粧料、特にオイルタイプの毛髪化粧料が提案されている(特許文献1〜3)。
従来より、オイルタイプの毛髪化粧料には、毛髪に油分を補い、毛髪のまとまり、つや、しっとり感等を与えることを目的として、植物油、炭化水素油、エステル油、鉱物油等様々な油剤が用いられているが、一方で上記油剤は毛髪にべたつきを与えたり、塗布時の指すべりが悪いという問題がある。そこで、各種シリコーン系油剤を配合することで、べたつき感の抑制や、指すべりを向上させる試みがなされてきた(特許文献4)。
しかしながら、シリコーン系油剤を配合することで、本来の目的である、毛髪のまとまり、つや、ハリ・コシ感、しっとり感を付与する効果が弱まり、さらには、近年シリコーンを配合した毛髪化粧料を継続使用することで、シリコーンの毛髪表面への吸着が問題視されており、シリコーンを配合した毛髪化粧料は敬遠される傾向にある(特許文献4〜6)。
特開2005−2037号公報 特開2005−206467号公報 特開2007−51078号公報 特開2008−273902号公報 特開2011−207807号公報 特開2013−23447号公報 特開2006−249002号公報
よって本発明の目的は、シリコーン系油剤を配合することなく、仕上がり時の毛髪のまとまり、つや、ハリ・コシ感、しっとり感の付与に優れ、さらにはべたつき感がなく、指すべりに優れた非水系毛髪化粧料を提供することを課題とした。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、成分(A)ツバキ油及び成分(B)ユチャ油を組み合わせることで上記課題を解決し得ることを見出し、本発明に至った。
本発明は、成分(A)ツバキ油及び成分(B)ユチャ油を組み合わせることで、毛髪に対し指すべりに優れ、べたつき感がなく、さらには、仕上がり時の毛髪のまとまり、つや、ハリ・コシ感、しっとり感の付与に優れた非水系毛髪化粧料が得られるものである。
本発明で用いられる成分(A)ツバキ油は、ツバキ科ツバキ属に属するヤブツバキの種子を圧搾することによって供給される。
本発明に用いる成分(A)ツバキ油の市販品としては、例えば「島椿」(東京島しょ農業協同組合製)、「精製椿油」(横関油脂工業社製)等が挙げられる。
本発明で用いられる成分(B)ユチャ油は、ツバキ科ツバキ属に属するユチャの種子を圧搾することによって供給される。
本発明に用いる成分(B)ユチャ油の市販品としては、例えばCAMELLIA(TEA SEED) OIL−ULTRA REFINED」(The HallStar社製)、「精製山茶花油」(横関油脂工業社製)、「クロピュア 油茶油−LQ−(JP)(YUCHAYU)」(クローダジャパン社製)等が挙げられる。
本発明の非水系毛髪化粧料における成分(A)及び成分(B)の配合量は、特に限定されないが、合計配合量(A)+(B)が80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上がより好ましい。さらには、配合質量比(A)/(B)が1/2〜2/1であることが好ましく、2/3〜3/2がより好ましい。この範囲であれば、格段に優れた効果を得ることができる。
本発明の非水系毛髪化粧料は、上記成分(A)及び成分(B)の他に、本発明の効果を損なわない質的量的範囲で、通常の非水系毛髪化粧料に用いられる成分を配合しても良い。例えば、植物油、炭化水素油、エステル油、鉱物油等の油性成分、多価アルコール、高分子化合物、界面活性剤、粉体、色材、動植物抽出液、ビタミン、紫外線吸収剤、防腐剤、酸化防止剤、香料等、非水系毛髪化粧料に通常配合される化粧品成分を適宜配合させることができる。上記成分から一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
次に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、以下の実施例、比較例において、各成分の配合量はいずれも質量%であり、また、表中ではその質量%の表示を省略し、配合量を示す数値のみで表示する。
実施例1〜13及び比較例1〜8に示す組成で非水系毛髪化粧料を常法にて調製し、得られた非水系毛髪化粧料について官能評価で、指すべり、まとまり、つや、ハリ・コシ感、しっとり感、べたつき感のなさを評価した。
官能評価は、10名の官能検査専門パネラーにより、市販のシャンプーで洗髪し、各試料を適当量取り、髪に馴染ませ、ドライヤーで乾かした後、下記a〜fの評価項目について、(1)の絶対評価基準を用いて5段階に官能評価し、各試料の評点の平均値を、更に(2)の4段階判定基準を用いて判定した。
(官能評価項目)
a.指すべり
b.まとまり
c.つや
d.ハリ・コシ感
e.しっとり感
f.べたつき感のなさ
(1)絶対評価基準
評点:評 価
5:非常に良い
4:良い
3:普通
2:悪い
1:非常に悪い
(2)4段階判定基準
評点の平均値 :評価
4点を超える :◎
3点を超えて4点以下 :○
2点を超えて3点以下 :△
2点以下 :×
成分(A)及び成分(B)からなる非水系毛髪化粧料(実施例1)は、すべての官能評価項目において良好であり、本願発明効果が得られた。一方、成分(A)又は成分(B)のどちらか一方を配合していない非水系毛髪化粧料(比較例1〜8)は本願発明効果を得ることができなかった。
成分(A)及び成分(B)の合計配合量が80質量%以上である非水系毛髪化粧料(実施例1〜3)はすべての官能評価項目において良好であり、本願発明効果が得られた。特に成分(A)及び成分(B)の合計配合量が90質量%以上である非水系毛髪化粧料(実施例1、2)では、格段に優れた評価結果であった。
成分(A)及び成分(B)の配合質量比(A)/(B)が、1/2〜2/1である非水系毛髪化粧料(実施例1、7〜10)はすべての官能評価項目において良好であり、本願発明効果が得られた。特に配合質量比2/3〜3/2(実施例1、8、9)では、すべての評価項目において格段に優れた評価結果であった。
本発明の非水系毛髪化粧料のその他の処方例を実施例(12、13)として挙げる。なお、これら実施例においても、すべての官能評価項目において優れた結果であり、本願発明効果が得られた。
実施例12 非水系毛髪化粧料
配合成分 配合量(質量%)
(1)ツバキ油※1 55.0
(2)ユチャ油※2 44.0
(3)アルガニアスピノサ核油※6 0.5
(4)ベルガモット果実油※7 0.5
実施例13 非水系毛髪化粧料
配合成分 配合量(質量%)
(1)ツバキ油※1 30.00000
(2)ユチャ油※2 50.00000
(3)オリーブ油※4 5.00000
(4)マカデミアナッツ油※8 4.44980
(5)ジカプリリルエーテル※9 10.00000
(6)イソステアリルアルコール※10 0.50000
(7)分岐脂肪酸※11 0.00008
(8)脂肪酸※11 0.00002
(9)セラミド2※12 0.00010
(10)香料※13 0.05000
※1 島椿:東京島しょ農業協同組合製
※2 クロピュア 油茶油−LQ−(JP)(YUCHAYU)」:クローダジャパン社製
※3 NIKKOL ホホバ油 E:日光ケミカルズ社製
※4 クロピュア−OL−LQ−(JP):クローダジャパン社製
※5 NIKKOL シュガースクワラン:日光ケミカルズ社製
※6 リポフラクチル アルガン LS 9779:Cognis France社製
※7 ベルガモット BGF:山本香料社製
※8 NIKKOL マカデミアナッツ油:日光ケミカルズ社製
※9 COSMACOL OE:SASOL社製
※10 ファインオキソコール 180:日産石油化学社製
※11 18MEA:クローダジャパン社製
※12 CERAMIDE TIC−001 (N):高砂香料社製
※13 ヘヤケア TJP−F−011950:高砂香料社製
本発明の産業上の利用可能性は、指すべりに優れ、べたつき感がなく、さらには仕上がり時の毛髪のまとまり、つや、ハリ・コシ感、しっとり感の付与に優れた非水系毛髪化粧料を提供することにある。

Claims (4)

  1. 成分(A)ツバキ油及び成分(B)ユチャ油を配合することを特徴とする非水系毛髪化粧料。
  2. 成分(A)及び成分(B)の合計配合量が、80質量%以上であることを特徴とする請求項1記載の非水系毛髪化粧料。
  3. 成分(A)及び成分(B)の配合質量比(A)/(B)が、1/2〜2/1であることを特徴とする請求項2記載の非水系毛髪化粧料。
  4. シリコーン系油剤を配合しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の非水系毛髪化粧料。
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