JP6913613B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、洗い流さないタイプの毛髪化粧料に関する。
従来のスタイリング剤では、毛髪表面で被膜を形成するポリマー(セットポリマー)で毛髪間を固定することでヘアスタイルを形成するものが多い。
例えば特許文献1には、ハンドブロー時の指通りが良く、髪がきしむことなく、自然なまとまりのある仕上がりの得られるスタイリング剤として、被膜形成ポリマーとアルキルグリセリルエーテルを特定の比で含有してなる毛髪化粧料が開示されている。また、特許文献2には、使用時に特有の刺激臭及び異臭がなく、毛髪のセットを快適に行えるスタイリング剤として、揮発性シリコーン又は揮発性炭化水素と、水溶性高分子化合物を含有するヘアスプレーが開示されている。
また、特許文献1及び2においても用いられているアルキルグリセリルエーテルを特定のポリグリセリンと併用した、洗い流して使用するタイプの毛髪処理剤によって、毛髪を内部から改質して整髪性を向上させる技術も提案されている(特許文献3)。
特開2017-128513号公報 特開平6-199640号公報 国際公開第2013/081018号パンフレット
近年、人々のライフスタイルの変化に伴い、時間の効率化や、自由なスタイルを楽しむといったことがより一層求められるようになってきた。しかしながら特許文献1や2のようにセットポリマーを用いる方法では、毛髪表面のセットポリマーをしっかり乾燥させるために乾燥に時間がかかり、また、いったん形がつくと手直しができないため、ライフ変化に伴う上記ニーズに対応できないといった問題があった。
また、特許文献3に記載の毛髪処理剤は洗い流して使用するタイプであるため、毛髪改質効果も十分ではなく、またこのものを洗い流さずに使用した場合には、上記同様乾燥に時間がかかるため、同様に上記ニーズに対応できないという問題があった。
したがって本発明は、毛髪にスタイリング性を付与しながら、乾燥が速く、いったんついた形をドライヤーで手直しすることも可能な、洗い流さないタイプの毛髪化粧料に関する。
本発明者らは、特定のグリセリン脂肪酸エステル又はアルキルグリセリルエーテルと有機酸を併用すると共に、水と揮発性油との比率を一定範囲としたリーブオン型の毛髪化粧料によって、前記課題が解決されることを見出した。
本発明は、成分(a)〜(d)を含有し、成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が0.005以上1.0以下である、洗い流さないタイプの毛髪化粧料を提供するものである。
(a) グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル及びアルキルポリグリセリルエーテルからなる群より選ばれる1種又は2種以上
(b) 有機酸
(c) 水
(d) 揮発性油
本発明の毛髪化粧料は、毛髪にスタイリング性を付与しながら、乾燥が速く、いったんついた形をドライヤーで手直しすることも可能である。
〔成分(a):グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル及びアルキルポリグリセリルエーテルからなる群より選ばれる1種又は2種以上〕
成分(a)のうちグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、直鎖又は分岐鎖の炭素数8以上22以下のアシル基を1個又は複数個有するものが挙げられる。具体的には、ステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル、ラウリン酸グリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2等が挙げられる。成分(a)のうちアルキルグリセリルエーテル、アルキルポリグリセリルエーテルとしては、直鎖又は分岐鎖の炭素数8以上22以下のアルキル基を1個又は複数個有するものが挙げられる。具体的には、イソステアリルグリセリルエーテル、ステアリルグリセリルエーテル、イソデシルグリセリルエーテル、2-エチルヘキシルグリセリルエーテル、セチルグリセリルエーテル、オレイルグリセリルエーテル(別名セラキルアルコール)等が挙げられる。
これらのうち、スタイリング性及び感触を向上させる観点からは、直鎖又は分岐鎖の炭素数8以上22以下のアルキル基を1個又は複数個有するアルキルグリセリルエーテルが好ましく、分岐鎖の炭素数8以上22以下のアルキル基を1個又は2個有するアルキルグリセリルエーテルがより好ましく、分岐鎖の炭素数12以上22以下のアルキル基を1個又は2個有するアルキルグリセリルエーテルが更に好ましく、分岐鎖の炭素数12以上22以下のアルキル基を1個有するアルキルグリセリルエーテルが更により好ましい。
また、速乾性を向上させる観点からは、直鎖又は分岐鎖の炭素数8以上22以下のアシル基を1個又は複数個有するポリグリセリン脂肪酸エステル、直鎖又は分岐鎖の炭素数8以上22以下のアルキル基を1個又は複数個有するアルキルグリセリルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、分岐鎖の炭素数8以上22以下のアシル基を1個又は2個有するポリグリセリン脂肪酸エステル、直鎖の炭素数8以上22以下のアルキル基を1個又は2個有するアルキルグリセリルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種がより好ましく、分岐鎖の炭素数12以上20以下のアシル基を1個又は2個有するポリグリセリン脂肪酸エステル、直鎖の炭素数12以上20以下のアルキル基を1個又は2個有するアルキルグリセリルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種が更に好ましく、分岐鎖の炭素数12以上20以下のアシル基を1個有するポリグリセリン脂肪酸エステル、直鎖の炭素数12以上20以下のアルキル基を1個有するアルキルグリセリルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種が更により好ましい。
したがって、スタイリング性、速乾性及び感触のいずれか1以上を向上させる観点から、ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、イソステアリルグリセリルエーテル、ステアリルグリセリルエーテル、2-エチルヘキシルグリセリルエーテル、オレイルグリセリルエーテル(別名セラキルアルコール)からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、イソステアリルグリセリルエーテル、オレイルグリセリルエーテル(別名セラキルアルコール)からなる群より選ばれる少なくとも1種がより好ましい。これら成分(a)は、いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて、毛髪化粧料中に含有することができる。
本発明の毛髪化粧料中における成分(a)の含有量は、スタイリング性を向上させる観点から、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上、更により好ましくは0.40質量%以上であり、また、化粧料を手にとった時や毛髪へのベタつきを抑制する観点から、好ましくは5質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1.7質量%以下、更により好ましくは1.5質量%以下である。
〔成分(b):有機酸〕
成分(b)としては、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、グルコン酸、パントテン酸等が挙げられ、スタイリング性、速乾性及び手直し性を向上させる観点からは、炭素数10以下の有機酸が好ましく、炭素数6以下の有機酸がより好ましい。このうち、スタイリング性、速乾性及び手直し性を向上させる観点からは、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、コハク酸からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、速乾性を向上させる観点からは、リンゴ酸、コハク酸、パントテン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、スタイリング性、手直し性を向上させる観点から、乳酸、クエン酸、酒石酸からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましい。これら成分(b)は、いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の毛髪化粧料中における成分(b)の含有量は、スタイリング性を向上させる観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、更に好ましくは0.6質量%以上、更により好ましくは0.8質量%以上であり、また、スタイリング性及び毛髪化粧料の安定性向上の観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下、更により好ましくは1.8質量%以下である。
〔成分(c):水〕
本発明の毛髪化粧料中における成分(c)の水の含有量は、成分(b)の溶解性を向上させる観点から、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは0.8質量%以上、更により好ましくは0.9質量%以上であり、また、ドライヤー乾燥時における乾燥速度の向上の観点から、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは30質量%以下、更により好ましくは15質量%以下である。
〔成分(d):揮発性油〕
成分(d)としては、揮発性のシリコーン及び炭化水素が挙げられ、なかでも、速乾性を向上させる観点から、低沸点鎖状シリコーン油、低沸点環状シリコーン油、低沸点イソパラフィン系炭化水素等を用いることが好ましい。ここで低沸点とは、沸点が常圧において300℃以下、好ましくは280℃以下、更には260℃以下であることをいう。
低沸点鎖状シリコーンの具体例としては、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、ヘキサデカメチルヘプタシロキサン等が挙げられる。
低沸点環状シリコーンの具体例としては、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロへプタシロキサン等が挙げられる。
低沸点イソパラフィン系炭化水素としては、水添ポリイソブテン、イソドデカン等の常圧における沸点が260℃以下である軽質流動イソパラフィン、各種鎖長の脂肪族炭化水素の混合物等が挙げられる。市販品としては、IPソルベント(出光石油化学社製)、Marukasol(出光石油化学社製)、パールリーム(日油社製)等が挙げられる。
これらのうち、べとつきがない仕上がり感を得るためには、低沸点環状シリコーン油、低沸点イソパラフィン系炭化水素からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく、なかでもデカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、イソドデカン、水添ポリイソブテンから選ばれる少なくとも1種が好ましい。
また、スタイリング性、速乾性、及び手直し性を向上させる観点から、化粧料中に低沸点イソパラフィン系炭化水素を含有することが好ましい。低沸点イソパラフィン系炭化水素の中では、スタイリング性と手直し性を向上させる観点から、常圧における沸点が260℃以下である軽質流動イソパラフィンが好ましく、速乾性を向上させる観点から、イソドデカンが好ましい。
本発明の毛髪化粧料中における成分(d)の含有量は、乾燥の速さを向上する観点から、好ましくは20質量%以上、より好ましくは50質量%以上、更に好ましくは70質量%以上である。また、成分(d)の含有量の上限は、他の成分の合計含有量に対するバランス量となるが、製造容易性、及び得られる化粧料の安定性を向上させる観点から、好ましくは98質量%以下、より好ましくは95質量%以下、更に好ましくは92質量%以下である。
本発明の毛髪化粧料中における成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)は、成分(b)の溶解性を向上させる観点から、0.005以上であって、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.015以上、更に好ましくは0.02以上であり、また、乾燥の速さを向上する観点から、1.0以下であって、好ましくは0.7以下、より好ましくは0.5以下、更に好ましくは0.4以下、更により好ましくは0.35以下である。
〔成分(e):ジメチコン及びジメチコノールから選ばれる平均重合度1000以上20000以下の高重合シリコーン〕
本発明の毛髪化粧料には、感触をより向上させるため、成分(e)としてジメチコン及びジメチコノールから選ばれる平均重合度1000以上20000以下の高重合シリコーンを含有させることができる。成分(e)に該当する高重合シリコーンの市販品の具体例としては、TSE200A(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製;高重合ジメチコン)、SH200-1,000,000cs(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコン)、TSF451-100MA(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製;高重合ジメチコン)、BY11-026(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコンの低粘度シリコーンによる希釈溶液)、KF9008(信越化学工業社製;高重合ジメチコンの環状シリコーンによる希釈溶液)、BY22-050A(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコンのアニオンエマルション)、BY22-060(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコンを低粘度シリコーンで希釈した溶液のカチオンエマルション)、BY22-020(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコンを軽質流動イソパラフィンで希釈した溶液のカチオンエマルション)、KM904(信越化学工業社製;高重合ジメチコンを低粘度シリコーンで希釈した溶液のカチオンエマルション)、DC1501 Fluid(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコノールの環状シリコーンによる希釈溶液)、DC1503 Fluid(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコノールの低粘度ジメチコンによる希釈溶液)、X-21-5849(信越化学工業社製;高重合ジメチコノール)X-21-5666(信越化学工業社製;高重合ジメチコノールの環状シリコーンによる希釈溶液)、X-21-5613(信越化学工業社製;高重合ジメチコノールの低粘度ジメチコンによる希釈溶液)等が挙げられる。これら成分(e)は、いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の毛髪化粧料中における成分(e)の含有量は、感触を向上させる観点から、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上であり、また、毛髪化粧料の毛髪に対するベタつきや粉ふきを低減させる観点から、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは8質量%以下である。また、成分(e)を毛髪化粧料中に含有させる方法として、成分(c)又は成分(d)の一部又は全部を溶媒又は分散媒とする成分(e)の分散液として配合してもよい。
〔成分(f):被膜形成ポリマー〕
本発明の毛髪化粧料は、仕上がった毛髪の感触を向上させる観点から、成分(f)被膜形成ポリマーの含有量が少ない方が好ましい。上記観点より、本発明の毛髪化粧料中における成分(f)の被膜形成ポリマーの含有量は、0.1質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以下であることがより好ましく、0.01質量%以下であることがより好ましく、0質量%、すなわち成分(f)を含有しないことが更に好ましい。
このような被膜形成ポリマーとしては、一般的に毛髪化粧料に使用される被膜形成ポリマーであれば全て対象となり、例えば、シリコーン系グラフトポリマー、ウレタン系高分子化合物、ポリビニルピロリドン系高分子化合物、アニオン性ビニルエーテル系高分子化合物、アニオン性ポリ酢酸ビニル系高分子化合物、アニオン性(メタ)アクリル系高分子化合物、両性(メタ)アクリル系高分子化合物、ノニオン性(メタ)アクリル系高分子化合物、カチオン性(メタ)アクリル系高分子化合物、マレイミド系高分子化合物等が挙げられる。
〔不揮発性油〕
また、本発明の効果を損しない範囲で、本発明の毛髪化粧料には、成分(d)以外の油、すなわち不揮発油を含むことができる。スタイリング性、速乾性及び感触性を向上させる観点から、本発明の毛髪化粧料中における不揮発油の含有量は、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下である。
〔その他の成分〕
本発明の毛髪化粧料には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような成分としては、界面活性剤、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物性抽出物、生薬抽出物、タンパク質加水分解物、ビタミン、染料等の着色剤、香料、紫外線吸収剤、エチレングリコールジ脂肪酸エステル等のパール化剤等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料中における界面活性剤の含有量は、スタイリング性を向上させる観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。
〔形態〕
本発明の毛髪化粧料の形態は、泡状、液状、霧状、ゲル状、ペースト状、クリーム状等、適宜選択できる。
以下に、各種の観点から好ましい本発明の毛髪化粧料の態様について記載する。
●速乾性を向上させる観点から好ましい態様
速乾性を向上させる観点からは、成分(a)〜(d)を含有し、成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が0.005以上0.35以下である、洗い流さないタイプの毛髪化粧料が好ましい。
(a) 分岐鎖の炭素数12以上22以下のアルキル基を1個有するアルキルグリセリルエーテル 0.1質量%1.7質量%以下
(b) 乳酸、リンゴ酸、クエン酸及びコハク酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機酸 0.1質量%以上1.8質量%以下
(c) 水 0.3質量%以上30質量%以下
(d) デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、イソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種の揮発性油
上記の観点から、更に、成分(a)がイソステアリルグリセリルエーテルであり、成分(d)がイソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、成分(b)が乳酸及びリンゴ酸からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
なお、前記態様において速乾性を更に向上させる観点、及び感触を向上させる観点からは、成分(d)がイソドデカンであることが好ましい。一方、前記態様においてスタイリング性を向上させる観点からは、成分(d)が水添ポリイソブテンであることが好ましい。
●スタイリング性と感触を向上させる観点から好ましい態様
スタイリング性と感触を向上させる観点からは、成分(a)〜(d)を含有し、成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が0.005以上0.35以下である、洗い流さないタイプの毛髪化粧料が好ましい。
(a) 分岐鎖の炭素数12以上20以下のアシル基を1個有するポリグリセリン脂肪酸エステル及び直鎖の炭素数12以上20以下のアルキル基を1個有するアルキルグリセリルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種 0.1質量%1.7質量%以下
(b) 乳酸、リンゴ酸、クエン酸及びコハク酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機酸 0.1質量%以上1.8質量%以下
(c) 水 0.3質量%以上30質量%以下
(d) デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、イソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種の揮発性油
上記の観点から、更に、成分(a)がイソステアリルグリセリルエーテルであり、成分(d)がイソドデカン又は水添ポリイソブテンであることが好ましく、成分(b)が乳酸及びリンゴ酸からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
なお、前記態様において速乾性を向上させる観点、及び感触を更に向上させる観点からは、成分(d)がイソドデカンであることが好ましい。一方、前記態様においてスタイリング性を向上させる観点からは、成分(d)が水添ポリイソブテンであることが好ましい。
〔スタイリング方法〕
本発明の毛髪化粧料を用いたスタイリング方法は、通常のブロースタイリングと同様に操作すればよく、毛髪化粧料を毛髪に適用した後、頭髪から適量の毛束を取り、これにドライヤー、ヒーター、コテ等の加熱手段により加熱させながら、クシ、ブラシ等の整髪道具を用いて毛束の長さ方向に毛髪を引き伸ばす操作を所定時間かけて行う方法が挙げられる。加熱することで、成分(a)〜(c)の毛髪への浸透を促進させることができる。また、本発明の毛髪化粧料を塗布する際に、毛髪はあらかじめ乾燥させてもよいし、シャンプー等の後の濡れ髪に本発明の毛髪化粧料を塗布してもよい。本発明においては、本発明の毛髪化粧料を塗布後、スタイリングのために洗い流す必要はない。
以上述べた実施形態に関し、以下に本発明の好ましい態様を更に開示する。
<1>
成分(a)〜(d)を含有し、成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が0.005以上1.0以下である、洗い流さないタイプの毛髪化粧料。
(a) グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル及びアルキルポリグリセリルエーテルからなる群より選ばれる1種又は2種以上
(b) 有機酸
(c) 水
(d) 揮発性油
<2>
成分(a)が、好ましくはステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、イソステアリルグリセリルエーテル、ステアリルグリセリルエーテル、2-エチルヘキシルグリセリルエーテル、オレイルグリセリルエーテル(別名セラキルアルコール)からなる群より選ばれる少なくとも1種、より好ましくはジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、イソステアリルグリセリルエーテル、オレイルグリセリルエーテル(別名セラキルアルコール)からなる群より選ばれる少なくとも1種である<1>に記載の毛髪化粧料。
<3>
成分(a)の含有量が、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上、更により好ましくは0.40質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1.7質量%以下、更により好ましくは1.5質量%以下である、<1>又は<2>に記載の毛髪化粧料。
<4>
成分(b)が、好ましくはグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、グルコン酸及びパントテン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種である、<1>〜<3>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<5>
成分(b)の含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、更に好ましくは0.6質量%以上、更により好ましくは0.8質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下、更により好ましくは1.8質量%以下である、<1>〜<4>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<6>
成分(c)の含有量が、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは0.8質量%以上、更により好ましくは0.9質量%以上であり、また、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは30質量%以下、更により好ましくは15質量%以下である、<1>〜<5>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<7>
成分(d)が、好ましくは低沸点鎖状シリコーン油、低沸点環状シリコーン油、低沸点イソパラフィン系炭化水素からなる群より選ばれる少なくとも1種、より好ましくは低沸点環状シリコーン油及び低沸点イソパラフィン系炭化水素からなる群より選ばれる少なくとも1種、更に好ましくはデカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、イソドデカン及び水添ポリイソブテンから選ばれる少なくとも1種である、<1>〜<6>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<8>
成分(d)の含有量が、好ましくは20質量%以上、より好ましくは50質量%以上、更に好ましくは70質量%以上であり、また、好ましくは98質量%以下、より好ましくは95質量%以下、更に好ましくは92質量%以下である、<1>〜<7>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<9>
成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.015以上、更に好ましくは0.02以上であり、また、好ましくは0.7以下、より好ましくは0.5以下、更に好ましくは0.4以下、更により好ましくは0.35以下である、<1>〜<8>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<10>
好ましくは、更に成分(e)を含有する<1>〜<9>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
(e) ジメチコン及びジメチコノールから選ばれる平均重合度1000以上20000以下の高重合シリコーン
<11>
成分(e)の含有量が、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは8質量%以下である、<1>〜<10>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<12>
成分(f)の含有量が、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.05質量%以下、更に好ましくは0.01質量%以下、更により好ましくは0質量%である、<1>〜<11>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
(f) 被膜形成ポリマー
<13>
成分(a)〜(d)を含有し、成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が0.005以上0.35以下である、洗い流さないタイプの毛髪化粧料。
(a) 分岐鎖の炭素数12以上22以下のアルキル基を1個有するアルキルグリセリルエーテル 0.1質量%1.7質量%以下
(b) 乳酸、リンゴ酸、クエン酸及びコハク酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機酸 0.1質量%以上1.8質量%以下
(c) 水 0.3質量%以上30質量%以下
(d) デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、イソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種の揮発性油
<14>
好ましくは、成分(a)がイソステアリルグリセリルエーテルであり、成分(d)がイソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種である、<13>に記載の毛髪化粧料。
<15>
好ましくは、成分(b)が乳酸及びリンゴ酸からなる群より選ばれる少なくとも1種である、<14>に記載の毛髪化粧料。
<16>
好ましくは、成分(d)がイソドデカンである、<15>に記載の毛髪化粧料。
<17>
好ましくは、成分(d)が水添ポリイソブテンである、<15>に記載の毛髪化粧料。
<18>
成分(a)〜(d)を含有し、成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が0.005以上0.35以下である、洗い流さないタイプの毛髪化粧料。
(a) 分岐鎖の炭素数12以上20以下のアシル基を1個有するポリグリセリン脂肪酸エステル及び直鎖の炭素数12以上20以下のアルキル基を1個有するアルキルグリセリルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種 0.1質量%1.7質量%以下
(b) 乳酸、リンゴ酸、クエン酸及びコハク酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機酸 0.1質量%以上1.8質量%以下
(c) 水 0.3質量%以上30質量%以下
(d) デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、イソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種の揮発性油
<19>
好ましくは、成分(a)がイソステアリルグリセリルエーテルであり、成分(d)がイソドデカン又は水添ポリイソブテンである、<18>に記載の毛髪化粧料。
<20>
好ましくは、成分(b)が乳酸及びリンゴ酸からなる群より選ばれる少なくとも1種である、<19>に記載の毛髪化粧料。
<21>
好ましくは、成分(d)がイソドデカンである、<20>に記載の毛髪化粧料。
<22>
成分(d)が水添ポリイソブテンである、<20>に記載の毛髪化粧料。
<23>
成分(a)〜(d)を含有し、成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が0.005以上0.35以下である組成物の、洗い流さないタイプの毛髪化粧料としての使用。
(a) 分岐鎖の炭素数12以上22以下のアルキル基を1個有するアルキルグリセリルエーテル 0.1質量%1.7質量%以下
(b) 乳酸、リンゴ酸、クエン酸及びコハク酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機酸 0.1質量%以上1.8質量%以下
(c) 水 0.3質量%以上30質量%以下
(d) デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、イソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種の揮発性油
<24>
好ましくは、成分(a)がイソステアリルグリセリルエーテルであり、成分(d)がイソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種である、<23>に記載の使用。
<25>
好ましくは、成分(b)が乳酸及びリンゴ酸からなる群より選ばれる少なくとも1種である、<24>に記載の使用。
<26>
好ましくは、成分(d)がイソドデカンである、<25>に記載の使用。
<27>
好ましくは、成分(d)が水添ポリイソブテンである、<25>に記載の使用。
<28>
成分(a)〜(d)を含有し、成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が0.005以上0.35以下である組成物の、洗い流さないタイプの毛髪化粧料としての使用。
(a) 分岐鎖の炭素数12以上20以下のアシル基を1個有するポリグリセリン脂肪酸エステル及び直鎖の炭素数12以上20以下のアルキル基を1個有するアルキルグリセリルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも1種 0.1質量%1.7質量%以下
(b) 乳酸、リンゴ酸、クエン酸及びコハク酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機酸 0.1質量%以上1.8質量%以下
(c) 水 0.3質量%以上30質量%以下
(d) デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、イソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種の揮発性油
<29>
好ましくは、成分(a)がイソステアリルグリセリルエーテルであり、成分(d)がイソドデカン及び水添ポリイソブテンからなる群より選ばれる少なくとも1種である、<28>に記載の使用。
<30>
好ましくは、成分(b)が乳酸及びリンゴ酸からなる群より選ばれる少なくとも1種である、<29>に記載の使用。
<31>
好ましくは、成分(d)がイソドデカンである、<30>に記載の使用。
<32>
好ましくは、成分(d)が水添ポリイソブテンである、<30>に記載の使用。
<33>
<1>〜<12>のいずれか1項に記載の組成物を毛髪に適用して、好ましくは加熱しながら整髪する、スタイリング方法。
実施例1〜13、比較例1〜4
表1及び2に示す毛髪化粧料を調製し、乾燥の速さ、スタイリング性(カールセット性)、及び感触を評価した。
<乾燥の速さ(水分含有率)>
(1)化学処理を受けていない日本人女性の直毛を使い、長さ20cm、乾燥時質量3gのトレスを作製した。
(2)表1及び2に示す毛髪化粧料を毛髪トレスに浴比1:0.5(毛髪:剤質量)で塗布し、ラップで覆う。室温(25℃)で5分間静置した後、毛髪を取り出した。
(3)この毛髪トレスを下向きに設置し、ドライヤー(Tescom社製、Nobby NB3000)の吹き出し口から毛髪トレスの毛髪中心部までの距離が45cmになるようにドライヤー(強温風モード:1500W)を固定した。次いで、コーム幅2mmのコームを用いて10秒間ドライヤー乾燥し、その後、コーミングを2回行った。このドライヤー乾燥とコーミングを1セットとし、連続で計12セット行った。
(4)12セットのドライヤー乾燥とコーミングを行ったあと、毛髪を秤量し、水分含有率(%)を算出し、乾燥の速さの指標とした。水分含有率(%)が小さいほど、乾燥が速い。
<カールセット性評価>
(1)化学処理を受けていない日本人女性の直毛を使い、長さ23cm、質量0.1gのトレスを作製した。
(2)表1及び2に示す毛髪化粧料を、毛髪トレスに浴比1:0.5(毛髪:剤質量)で塗布し、ラップで覆った。室温で5分間静置した後、毛髪を取り出し、20℃、相対湿度65%の恒温恒湿室で8時間以上静置した。
(3)静置後のトレスを、80℃にセットした直径26mmのカールアイロン(ヘアビューロン[カール]リュミエリーナ社製)に巻きつけ、10秒間保持した。
(4)保持後、カールアイロンからトレスを外した直後、該トレスを吊り下げた状態でカールがついた部分の上下長L(mm)を測定し、カールセット性とした。L(mm)が小さいほどカールセット性に優れる。
なお、参考例1として、何も塗布しない場合のカールセット性を表2に示す。
<感触評価>
前述の<乾燥の速さ>で処理した評価用毛髪サンプルの毛束の感触を、専門パネラー5名により、下記基準に従い未処理毛と比較して評価し、その平均点をそれぞれ算出した。
1:未処理毛に比べ、滑らか
2:未処理毛に比べ、やや滑らか
3:未処理毛に比べ、ほぼ同等である
Figure 0006913613
Figure 0006913613
処方例1
<洗い流さないタイプの毛髪化粧料1> (質量%)
イソステアリルグリセリルエーテル(*1) 0.7
乳酸 1.0
乳酸ナトリウム 0.5
エタノール 1.0
デカメチルシクロペンタシロキサン(*2) 80.0
ジメチコン(*3) 1.0
水 15.8
*1:ペネトールGE-IS(花王社製)
*2:シリコーンTSF405A(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製;沸点210℃)
*3:シリコーンKT5050(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
処方例2
<洗い流さないタイプの毛髪化粧料2> (質量%)
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2(*1) 0.3
コハク酸 0.5
乳酸ナトリウム 0.3
プロピレングリコール 1.0
アルガンオイル(*2) 0.5
メチルトリメチコン(*3) 93.5
ジメチコノール(*4) 0.5
PEG-9ジメチコン(*5) 0.2
水 3.2
*1:コスモール42V(日精オイリオグループ社製)
*2:アルガンオイル(ニュートリション・アクト社製)
*3:TMF-1.5(-G)(信越化学工業社製;沸点210℃)
*4:シリコーンX-21-5849(信越化学工業社製)
*5:シリコーンKF-6029(信越化学工業社製)
処方例3
<洗い流さないタイプの毛髪化粧料3> (質量%)
セラキルアルコール(*1) 0.5
リンゴ酸 0.2
乳酸 0.2
コハク酸 0.2
乳酸ナトリウム 0.2
ホホバ種子油(*2) 1.0
濃グリセリン 0.5
水添ポリイソブテン(*3) 75.0
80%(ビスイソブチルPEG-15/アモジメチコン)コポリマー/20%EtOH混合物(*4)
0.5
水 21.7
*1:ニッコール セラキルアルコール(日光ケミカルズ社製)
*2:精製ホホバ油(香栄興業社製)
*3:パールリーム3(日油社製;沸点185〜210℃)
*4:DOW CORNING TORAY SS-3588(JP)(ダウコーニング社製)

Claims (5)

  1. 成分(a)〜(d)を含有し、成分(d)に対する成分(c)の質量比率(c)/(d)が0.005以上1.0以下である、洗い流さないタイプの毛髪化粧料。
    (a) グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル及びアルキルポリグリセリルエーテルからなる群より選ばれる1種又は2種以上
    (b) 有機酸
    (c) 水
    (d) 揮発性油
  2. 更に、成分(e)を含有する請求項1に記載の毛髪化粧料。
    (e) ジメチコン及びジメチコノールから選ばれる平均重合度1000以上20000以下の高重合シリコーン
  3. 成分(b)が、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、グルコン酸及びパントテン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
  4. 成分(d)が、低沸点環状シリコーン油及び低沸点イソパラフィン系炭化水素からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
  5. 成分(f)の含有量が0.1質量%以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
    (f) 被膜形成ポリマー
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