JP2006283834A - シリンダ装置 - Google Patents

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Naoto Okudai
直人 奥代
Shinichi Kagawa
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Abstract

【課題】ばね入力に対してばね受の剛性を高めることを可能にし、もって強度的に信頼性の高いシリンダ装置を提供する。
【解決手段】ピストンロッド3が延出するシリンダ1の一端部に、釣鐘形状のスプリングシート10(ばね受)を嵌着してなる油圧緩衝器であって、スプリングシート10が、その天端部12に形成した複数の凹座13をシリンダ1の上端に接触させて軸方向に拘束され、かつその筒状部14に円周方向に等配して形成した複数の半径内方向の張出部15をシリンダ1の外周面に接触させて、軸径方向に拘束されるものにおいて、前記張出部15を、つば部11に一体的に設けられた筒状部14の終端部分(図1中、下方側)に形成して、シリンダ1の外周面に対するスプリングシート10の固定部をばね入力を受けるつば部11に接近させ、ばね入力に対してスプリングシート10の剛性不足を解消しつつ、ばねの支持力を高める。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧緩衝器、流体圧シリンダ、ガスばね等のシリンダ装置に係り、特にピストンロッドが延出するシリンダの一端部に、釣鐘形状のばね受を嵌着してなるシリンダ装置に関する。
例えば、車両のサスペンションに用いられる油圧緩衝器としては、図5に示されるように、内機部品を納めかつ作動流体を封入したシリンダ1の底部に固設した取付アイ2を介してサスペンションアーム(図示略)に取付けられる一方で、シリンダ1内のピストンから延ばしたピストンロッド3の先端に設けた取付部4を介して車体に取付けられ、この状態で、前記ピストンロッド3が延出するシリンダ1の一端部に嵌着した釣鐘形状のスプリングシート(ばね受)10のつば部11にサスペンションスプリング(図示略)を受ける構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、同図中、5は、ピストンロッド3の取付部に配設されるバンプラバー(図示略)と最縮小時に衝突するバンプキャップであり、前記スプリングシート10の天端部12にプロジェクション溶接されている。また、6は、センサやホースなどの外装部品を支持するためのブラケットであり、シリンダ1の中間部位に固定されている。
このような油圧緩衝器において、上記釣鐘形状のスプリングシート10は、通常、図6によく示されるように、その天端部12に形成した複数の凹座13をシリンダ1の上端に接触させて軸方向に拘束される一方で、該天端部12からつば部11へ続く筒状部14に円周方向に等配して形成した複数(通常、3つ)の半径内方向の張出部15をシリンダ1の外周面に接触させて、軸径方向および径方向に拘束されるようになっている。
実公昭50−38710号公報
ところで従来、上記スプリングシート10を軸径方向および径方向に拘束するための張出部15は、同じく図6に示されるように、筒状部14の、天端部12に近接する側の始端部分に形成されていた。このため、該張出部(固定部)15とサスペンションスプリングを受けるつば部11との距離が長くなり、サスペンションスプリングからの入力(ばね入力)に対してスプリングシート10が剛性不足を来す虞があった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、ばね入力に対してばね受の剛性を高めることを可能にし、もって強度的に信頼性の高いシリンダ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、ピストンロッドが延出するシリンダの一端部に、釣鐘形状のばね受を嵌着してなるシリンダ装置において、前記ばね受は、径方向へ延びるつば部と、該つば部と一体的に設けられ軸方向に延びる筒状部とを備え、該筒状部の終端部分が前記シリンダの外周面に接触していることを特徴とする。
このように構成したシリンダ装置においては、シリンダの外周面に対するばね受の接触部(固定部)がばね入力を受けるつば部に近接して配置されるので、ばね入力に対してばね受の支持力が相対的に高まり、結果としてばね受の剛性不足が解消される。
本発明において、上記ばね受の筒状部とシリンダの外周面との接触は、ばね受の筒状部に予め設けた半径内方向の張出部をシリンダの外周面に接触させる構造としても、あるいはシリンダに予め設けた半径外方向の張出部を前記ばね受の筒状部に接触させる構造としてもよい。この場合、前記半径内方向の張出部および半径外方向の張出部は、円周方向に等配して断続的に設けてもよい。
本発明に係るシリンダ装置によれば、シリンダの外周面に対するばね受の接触部がばね入力を受けるつば部に近接して配置されるので、ばね受の剛性不足が解消され、装置に対する強度的な信頼性が向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の実施形態を示したものである。本第1の実施形態は、前記した車両サスペンション用の油圧緩衝器として構成されており、その基本構造は、前記図5、6に示したものと同じになっている。したがって、ここでは、要部のみを示しかつ同一部分に同一符号を付すこととする。本第1の実施形態において、図示を略すサスペンションスプリングを受けるスプリングシート(ばね受)10は、従来と同様に天端部12から延ばした筒状部14の終端につば部11を連接した釣鐘形状をなしている。また、このスプリングシート10は、従来と同様にその天端部12に形成した複数(ここでは、6つ)の凹座13をシリンダ1の上端に接触させて軸方向に拘束される一方で、その筒状部14に円周方向に等配して形成した複数(ここでは、3つ)の半径内方向の張出部15をシリンダ1の外周面に接触させて、軸方向および径方向に拘束されている。なお、図2中、16は、前記バンプキャップ5のプロジェクション溶接に用いられる突起であり、ここでは、天端部12に3個設けられている。
本第1の実施形態において、上記スプリングシート10を軸方向および径方向に拘束するための3つの張出部15は、つば部11と一体的に設けられ軸方向に延びる筒状部14の終端部分(図1中、下方側)に形成されている。各張出部15は、これに接する内接円の直径が、シリンダ1の外径よりわずか小径となるように張出し高さが設定されており、これにより、スプリングシート10は、張出部15を介して圧入状態でシリンダ1の一端部に組付けられている。
上記のように構成された油圧緩衝器は、前記したようにシリンダ1の底部に固設した取付アイ2とピストンロッド3の先端に設けた取付部4とを利用してサスペンションアームと車体との間に組付けられ(図5)、この状態で、シリンダ1の一端部に嵌着した釣鐘形状のスプリングシート10のつば部11にサスペンションスプリングを受けるようになっている。しかして、本実施形態におけるスプリングシート10は、そのつば部11に続く側の筒状部14の終端部分に、シリンダ1の外周面に接触する張出部15を設けているので、シリンダ1の外周面に対するスプリングシート10の接触部(固定部)とばね入力を受けるつば部11との距離が、従来のもの(図5、6)よりも短縮し、これによってばね入力に対してスプリングシート10の剛性不足が解消され、結果的にばねの支持力を相対的に高めることができる。
図4は、本発明の第2の実施形態を示したものである。本第2の実施形態の特徴とするところは、上記第1の実施形態としての油圧緩衝器において、スプリングシート10の全体の大きさおよび全体形状に変更を加えることなく、その筒状部14から、シリンダ1の外周面に接触する半径内方向の張出部15を省略し、これに代えて、シリンダ1に前記スプリングシート10の筒状部14に接触する半径外方向の張出部17を形成した点にある。本第2の実施形態において、前記半径外方向の張出部17は、スプリングシート10の、つば部11と一体的に設けられた筒状部14の終端部分(図4中、下方側)に接触する位置に円周方向に等配して複数(ここでは、3つ)設けられている。
本第2の実施形態において、上記シリンダ1に形成した3つの張出部17は、これに接する外接円の直径が、スプリングシート10の内径よりわずか大径となるように張出し高さが設定されており、これにより、スプリングシート10は、第1の実施形態と同様に張出部17を介して圧入状態でシリンダ1の一端部に組付けられている。
本第2の実施形態の作用は、第1の実施形態と実質的に同じであり、シリンダ1の外周面に対するスプリングシート10の接触部(固定部)がばね入力を受けるつば部11に近接して配置されるので、ばね入力に対してスプリングシート10の剛性不足が解消され、結果的にばねの支持力を相対的に高めることができる。
なお、上記2つの実施形態においては、スプリングシート10側の半径内方向の張出部15(図1参照)およびシリンダ1側の半径外方向の張出部17(図4参照)をそれぞれ円周方向に等配して3つ設けたが、その数は4つ以上であってもよい。また、これら張出部15、17は円周方向に連続するように環状に設けてもよい。
また、上記2つの実施形態においては、油圧緩衝器として構成した例を示したが、本発明は、シリンダ上にばね受を必要とする各種シリンダ装置に適用できることはもちろんである。
本発明の第1の実施形態としての油圧緩衝器の要部構造を示す断面図である。 図1のA−A矢視線に沿う断面図である。 図1のB−B矢視線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施形態としての油圧緩衝器の要部構造を示す断面図である。 従来の油圧緩衝器の全体的構造を一部断面として示す正面図である。 図5に示した油圧緩衝器の要部構造を示す断面図である。
符号の説明
1 シリンダ
3 ピストンロッド
10 スプリングシート(ばね受)
11 つば部
12 天端部
14 筒状部
15 半径内方向の張出部
17 半径外方向の張出部

Claims (5)

  1. ピストンロッドが延出するシリンダの一端部に、釣鐘形状のばね受を嵌着してなるシリンダ装置において、前記ばね受は、径方向へ延びるつば部と、該つば部と一体的に設けられ軸方向に延びる筒状部とを備え、該筒状部の終端部分が前記シリンダの外周面に接触していることを特徴とするシリンダ装置。
  2. ばね受の筒状部に、シリンダの外周面に接触する半径内方向の張出部を予め設けたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 半径内方向の張出部が、円周方向へ等配して断続的に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のシリンダ装置。
  4. シリンダに、ばね受の筒状部に接触する半径外方向の張出部を予め設けたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  5. 半径外方向の張出部が、円周方向へ等配して断続的に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のシリンダ装置。

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