JP2006280123A - インバータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ランプ点灯用のインバータ装置に関し、ランプ交換によっても、交流電源側のスイッチ操作を不要とする。
【解決手段】 全波整流回路RC1からの全波整流電圧を、起動抵抗R1を介して印加するコンデンサC2と、全波整流電圧を印加する直列接続の第1、第2のトランジスタQ1,Q2と、全波整流電圧を印加する直列接続の第1,第2のコンデンサC3,C4と、これらの第1,第2のコンデンサC3,C4の接続点と第1、第2のトランジスタQ1,Q2の接続点との間に一次巻線とコイルL2−2とを直列に接続した出力トランスT1と可飽和トランスと、起動抵抗R1を介して全波整流電圧により充電するコンデンサC2の端子電圧を、第2のトランジスタQ2のベースの印加する為のトリガダイオードSBS1とを含む構成に於いて、トリガダイオードSBS1と直列にツェナーダイオードZDを接続した構成を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 全波整流回路RC1からの全波整流電圧を、起動抵抗R1を介して印加するコンデンサC2と、全波整流電圧を印加する直列接続の第1、第2のトランジスタQ1,Q2と、全波整流電圧を印加する直列接続の第1,第2のコンデンサC3,C4と、これらの第1,第2のコンデンサC3,C4の接続点と第1、第2のトランジスタQ1,Q2の接続点との間に一次巻線とコイルL2−2とを直列に接続した出力トランスT1と可飽和トランスと、起動抵抗R1を介して全波整流電圧により充電するコンデンサC2の端子電圧を、第2のトランジスタQ2のベースの印加する為のトリガダイオードSBS1とを含む構成に於いて、トリガダイオードSBS1と直列にツェナーダイオードZDを接続した構成を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ランプ点灯用の高周波電圧を出力するインバータ装置に関する。
蛍光灯、ハロゲンランプ、白熱ランプ等のランプの点灯用電源として、高周波電圧を出力するインバータ装置を適用することが多い。そのインバータ装置としては、例えば、図4に示す構成が知られている。同図に於いて、F1はヒューズ、C1〜C4はコンデンサ、Q1,Q2はトランジスタ、T1は出力トランス、L1はチョークコイル、L2−1〜L2−3は可飽和トランスのコイル、R1〜R3は抵抗、RC1は全波整流回路、D1はダイオード、SBS1はトリガダイオード、ACは入力交流電圧、OUTは出力電圧を示し、交流電源側のスイッチ及び負荷としてのランプは図示を省略している。
全波整流回路RC1は、コンデンサC1とチョークコイルL1とによるノイズ除去用のフィルタを介して入力される交流電圧を全波整流して、抵抗R1とコンデンサC2との直列回路と、トランジスタQ1,Q2の直列回路と、コンデンサC3、C4の直列回路に印加する。又抵抗R1とコンデンサC2との接続点とトランジスタQ2のベースとの間にトリガダイオードSBS1を接続すると共に、そのベースとエミッタとの間に抵抗R3と可飽和トランスのコイルL2−3を接続する。又抵抗R1とコンデンサC2との接続点と、トランジスタQ1のエミッタとトランジスタQ2のコレクタとの接続点との間にダイオードD1を接続し、又トランジスタQ1のベースとエミッタとの間に抵抗R2と可飽和トランスのコイルL2−2を接続する。又トランジスタQ1とエミッタとトランジスタQ2のコレクタとの接続点と、コンデンサC3,C4の接続点との間に、可飽和トランスのコイルL2−1と出力トランスT1の一次巻線とを接続し、出力トランスT1の二次巻線にランプ(図示を省略)を接続する。
交流電源側のスイッチ(図示を省略)をオンとすると、コンデンサC1とチョークコイルL1とによるフィルタを介して交流電圧ACが全波整流回路RC1に入力されて全波整流される。起動初期状態に於いては、トランジスタQ1,Q2とトリガダイオードSBS1とはオフ状態である。又可飽和トランスのコイルL2−1を一次巻線とすると、コイルL2−2,L2−3は二次巻線に相当するもので、コイルL2−1に所定値以上の電流が流れることにより、鉄心が磁気飽和するから、コイルL2−2,L2−3のインピーダンスは略抵抗成分のみの小さい値となる。
又トリガダイオードSBS1は、トリガ電圧以上の電圧が印加されるとオン状態となる2端子回路素子であり、トリガ素子と称する場合もある。そのトリガダイオードSBS1の等価回路は、例えば、図5の(A)に示すもので、Q3〜Q6はトランジスタ、D2,D3はダイオード、t1、t2は端子である。図4に於けるトリガダイオードSBS1の場合、例えば、端子t1をコンデンサC2に、端子t2をトランジスタQ2のベースにそれぞれ接続する。又端子t1、t2間にそれぞれ逆極性に接続したダイオードD2、D3は、ツェナーダイオードとして、端子t1、t2間に過大な電圧が印加された時にオンとなって、トランジスタQ3〜Q6を保護する構成とすることができる。又トランジスタQ3,Q6のベースが共通に接続されているが、この接続点を外部に引き出して、トリガダイオードSBS1のオン、オフ制御端子とすることも可能である。
又図5の(B)は、トリガダイオードSBS1の特性を示すもので、横軸は印加電圧V、縦軸は電流I、又+Vt,−Vtはトリガ電圧を示す。初期時に、トリガ電圧+Vt,−Vt以下の電圧を端子t1、t2間に印加している状態では、トランジスタQ3〜Q6はオフ状態を継続する。従って、印加電圧極性に対応した極性の漏洩電流程度の微小電流が流れるだけとなる。又端子t1側を+極性としたトリガ電圧以上の電圧を端子t1、t2間に印加すると、トランジスタQ3,Q4がオンとなり、トランジスタQ3のベース電流をトランジスタQ4により供給するから、その後、トリガ電圧以下の電圧が端子t1、t2間に印加される状態でも、オン状態を継続する。その場合、オン状態を継続する為の保持電流以下の電流しか流れないような0V等の低い電圧が印加されると、オフ状態に戻り、次にトリガ電圧以上の電圧を印加すると、再びオン状態となる。又端子t2側を+極性としたトリガ電圧以上の電圧を端子t1、t2間に印加すると、トランジスタQ5,Q6がオンとなり、トリガダイオードとしてはオン状態となる。なお、トランジスタQ3,Q4はオフ状態を継続する。又トリガ電圧は、数V〜数10V程度、保持電流は、数mA以下程度の各種の特性が知られている。
従って、交流電源側のスイッチをオンとした起動初期に於いては、トリガダイオードSBS1及びトランジスタQ1,Q2はオフ状態であり、コンデンサC2の端子電圧は、抵抗R1を介して充電され、その端子電圧がトリガダイオードSBS1のトリガ電圧を超えると、トリガダイオードSBS1はオン状態となる。それにより、コンデンサC2の端子電圧がトランジスタQ2のベースに印加されて、トランジスタQ2はオンとなる。この時、可飽和トランスは非飽和状態であるから、コイルL2−2,l2−3は高インピーダンス状態である。
トランジスタQ2がオンとなると、コンデンサC3→出力トランスT1の一次巻線→可飽和トランスのコイルL2−1→トランジスタQ2の経路で電流が流れ、この電流は、出力トランスT1の二次巻線に接続したランプ(図示を省略)に供給する電力に対応したものとなる。この電流が上昇することにより可飽和トランスは飽和状態となり、コイルL2−2,L2−3は低インピーダンス状態となる。それにより、トランジスタQ2のベース電流は、抵抗R3とコイルL2−3とを介してバイパスされ、オフ状態となる。又トランジスタQ1のベースに、低インピーダンスのコイルL2−2と抵抗R2とを介して,コンデンサC2の端子電圧が印加されて、トランジスタQ1はオンとなる。それにより、このトランジスタQ1→可飽和トランスのコイルL2−1→コンデンサC4の経路で電流が流れる。従って、可飽和リアクトルのコイルL2−1と出力トランスT1の一次巻線に流れる電流は反転する。この電流の反転過程に於いて可飽和トランスは、非飽和状態となるから、トランジスタQ1はオフ、トランジスタQ2はオンとある。従って、トランジスタQ1,Q2は交互にオン、オフを繰り返す発振状態となり、出力トランスT1の二次巻線から高周波電圧を出力することができる。
出力トランスT1の二次側に接続したランプは、取替えを行うことがある。その場合に、交流電源側の図示を省略したスイッチをオンの状態でランプを取り外すと、負荷電流が流れなくなるので、可飽和トランスのコイルL2−1に流れる電流は出力トランスT1の励磁電流程度となり、可飽和トランスは非飽和状態を継続し、自励発振は停止する。又コンデンサC2の充電電圧は全波整流電圧に対応して変化するが、0Vとなることはなく、トリガダイオードSBS1の保持電流程度の電流が抵抗R3とコイルL2−3とを介して流れるから、トリガダイオードSBS1はオン状態を継続する。
この状態で、新しいランプを取り付けると、自励発振は停止しているから、そのランプには高周波電圧は印加されない。即ち、点灯しない。その場合に、交流電源側のスイッチをオフとして、一旦トリガダイオードSBS1をオフ状態とした後、交流電源側のスイッチをオンとすると、前述のように、トリガダイオードSBS1をオン状態とすることによって自励発振を開始させ、ランプを点灯することができる。
このような交流電源側のスイッチのオフ、オンの操作を必要としないように、トリガ電圧が低いトリガダイオードSBS1を用いると共に、このトリガダイオードSBS1に電圧を印加する為のコンデンサに、整流用のダイオードを介して交流電圧を印加する構成として、コンデンサC3,C4による平滑化された電圧ではなく、全波整流した波形に従った電圧が印加されるように構成し、そのコンデンサの充電電圧が交流電圧の周期に従って変動することにより、周期的にトリガダイオードSBS1のオン維持電流以下となるようにして、トリガダイオードが周期的にオン、オフの状態を繰り返すようにし、ランプ交換によっても、自励発振を継続させることにより、ランプ交換時の交流電源側のスイッチのオン、オフの操作を省略できるように構成したインバータ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
又交流電源の電圧を直列接続のコンデンサに印加し、そのコンデンサ同士の接続点に、トリガダイオードSBS1を接続し、且つそれぞれのコンデンサに抵抗を並列に接続し、交流電圧の周期に従ってトリガダイオードSBS1のオン、オフの状態を繰り返す構成として、ランプ交換時に、交流電源側のスイッチ操作を省略できるようにしたインバータ装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−264283号公報
特開平9−224380号公報
ランプ点灯用のインバータ装置は、ランプ対応に設ける構成であり、店舗や事務所等に於いては、多数のランプを交流電源側の1個のスイッチにより点灯する構成が一般的である。従って、図4に示す従来のインバータ装置を用いる場合、1個のランプを交換する度に、全部のランプを一旦消灯する必要があった。そこで、前述の特許文献1,2に示すように、ランプ交換によってもインバータ装置が再起動状態となり、全部のランプが消灯するような状態を回避できることになる。しかし、前述の特許文献1に於いては、交流電圧を全波整流する為の高耐圧の2個のダイオードを追加する必要があり、コストアップとなる問題がある。又前述の特許文献2に於いては、交流電圧を直接的に印加する為の高耐圧の2個のコンデンサ及び2個の抵抗を追加する必要があり、且つ交流電圧がトリガダイオード側に印加されるから、安全性を確保する構成が必要となるから、コストアップとなる問題がある。
本発明は、簡単な構成により、コストダウンを図り、ランプ交換時の交流電源側のスイッチ操作を省略可能とすることを目的とする。
本発明のインバータ装置は、全波整流回路からの全波整流電圧を、起動抵抗を介して印加するコンデンサと、前記全波整流電圧を印加する直列接続の第1、第2のトランジスタと、前記全波整流電圧を印加する直列接続の第1、第2のコンデンサと、該第1、第2のコンデンサの接続点と前記第1、第2のトランジスタの接続点との間に一次巻線とコイルとを直列に接続した出力トランスと可飽和トランスと、前記起動抵抗を介して前記全波整流電圧により充電する前記コンデンサの端子電圧を前記第2のトランジスタのベースの印加する為のトリガダイオードとを含む構成のインバータ装置に於いて、前記トリガダイオードと直列にツェナーダイオードを接続した構成を有するものである。
又トリガダイオードは、前記全波整流電圧により前記起動抵抗を介して充電される前記コンデンサの端子電圧が、周期的に低下する所定の電圧のツェナー電圧を有するものである。
トリガダイオードは、トリガ電圧を超える電圧が印加されることによりオン状態となり、その後は、保持電流が流れる状態であれば、低電圧が印加されていてもオン状態を継続する。それにより、出力トランスの二次巻線に接続したランプを取り外すと、自励発振が停止するが、ツェナーダイオードをトリガダイオードと直列に接続することにより、起動抵抗を介して充電されるコンデンサの端子電圧が周期的に低下した時に、ツェナー電圧以下となるから、ツェナーダイオードがオフとなり、それによりトリガダイオードもオフ状態となり、再びコンデンサの端子電圧がツェナー電圧を超えると、ツェナーダイオードがオンとなり、トリガダイオードもオン状態となる。従って、発振状態が継続していることになり、新しいランプを取り付けると、自励発振を開始して、交流電源側のスイッチを操作することなく、ランプを点灯することができる。
本発明のインバータ装置は、図1を参照すると、全波整流回路RC1からの全波整流電圧を、起動抵抗R1を介して印加するコンデンサC2と、全波整流電圧を印加する直列接続の第1、第2のトランジスタQ1,Q2と、全波整流電圧を印加する直列接続の第1,第2のコンデンサC3,C4と、これらの第1,第2のコンデンサC3,C4の接続点と第1、第2のトランジスタQ1,Q2の接続点との間に一次巻線とコイルL2−2とを直列に接続した出力トランスT1と可飽和トランスと、起動抵抗R1を介して全波整流電圧により充電するコンデンサC2の端子電圧を、第2のトランジスタQ2のベースの印加する為のトリガダイオードSBS1とを含む構成に於いて、トリガダイオードSBS1と直列にツェナーダイオードZDを接続した構成を有するものである。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、同図に於いて、F1はヒューズ、C1,C2はコンデンサ、C3,C4は第1,第2のコンデンサ、Q1,Q2は第1,第2のトランジスタ、T1は出力トランス、L1はチョークコイル、L2−1〜L2−3は可飽和トランスのコイル、R1は起動抵抗、R2,R3は抵抗、RC1は全波整流回路、D1はダイオード、ZDはツェナーダイオード、SBS1はトリガダイオード、ACは入力交流電圧、OUTは出力電圧を示し、V1は全波整流電圧、V2はコンデンサC2の端子電圧、V3は第2のトランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間の電圧を示す。即ち、図4に示す従来例の構成に対して、ツェナーダイオードZDを、トリガダイオードSBS1に対して直列に接続する。なお、交流電源側のスイッチ及び出力トランスT1の二次巻線に接続するランプは、図示を省略している。
ツェナーダイオードZDとトリガダイオードSBS1とによる特性は、例えば、図5の(B)に示す特性に対して、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧を追加した特性となる。従って、起動時は、起動抵抗R1を介して充電されるコンデンサC2の端子電圧が、トリガ電圧+Vとツェナー電圧との和の電圧以上となると、ツェナーダイオードZDとトリガダイオードSBS1とがオン状態となり、第2のトランジスタQ2がオンとなって自励発振を開始し、出力トランスT1の二次巻線に接続したランプ(図示せず)に高周波電圧を印加して、点灯することができる。このトリガダイオードSBS1にオン保持電流以上が流れる状態に於いては、オン状態を継続する。
ランプを取り外すと、前述のように、自励発振は停止する状態となる。この時、コンデンサC2の端子電圧V2は、全波整流電圧V1の波形に対応して周期的に変化し、0Vに低下しない場合でも、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧以下に周期的に低下するから、ツェナーダイオードZDがオフとなり、トリガダイオードSBS1のオン状態を維持する保持電流を零とすることができる。従って、全波整流電圧V1が周期的にピークに達する過程に於いてトリガダイオードSBS1のトリガ電圧以上となり、トリガダイオードSBS1はオン状態となり、次に全波整流電圧V1が0Vに向かって低下し、ツェナー電圧以下となると、トリガダイオードSBS1はオフとなる。従って、第2のトランジスタQ2は、全波整流電圧V1の周期に対応してオン、オフを繰り返す。
そして、出力トランスT1の二次巻線にランプを接続すると、第2のトランジスタQ2がオンとなった時の電流により、その二次巻線に電圧が発生し、ランプの点灯電流が流れる。従って、可飽和トランスは、非飽和状態から飽和状態となり、第2のトランジスタQ2はオフ、第1のトランジスタQ1はオンとなり、自励発振状態に移行することなるから、交流電源側のスイッチを操作することなく、ランプ交換後のランプ点灯を可能とすることができる。
図2は、ランプ点灯時の動作特性説明図であり、(A)は従来例、(B)は本発明の実施例のそれぞれ全波整流電圧V1と、コンデンサC2の端子電圧V2と、第2のトランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間の電圧V3とを示す。全波整流電圧V1は、従来例も本発明の実施例も同様な半波の繰り返し波形であり、コンデンサC2の端子電圧V2は、トリガダイオードSBS1のトリガ電圧に相当するピークを含み、本発明の実施例に於いては、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧の分だけ、従来例より高くなる。又第2のトランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間の電圧V3の波形は、発振波形の包絡線を示している。
図3は、ランプ取り外し状態に於ける動作特性説明図であり、(A)は従来例、(B)は本発明の実施例、(C)は拡大図である。従来例に於いては、全波整流電圧V1は、第1,第2のコンデンサC3,C4により平滑化された波形となる。又コンデンサC2の端子電圧V2も殆ど変化しない波形となる。又自励発振が停止している状態であるから、第2のトランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間の電圧V3は殆ど変化しないものとなる。
一方、本発明の実施例の場合は、全波整流電圧V1の波形は、略従来例と同様であるが、コンデンサC2の端子電圧V2は、トリガダイオードSBS1がオフ状態となることにより、(C)の拡大図に示すように鋸歯状波形となる。又第2のトランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間の電圧V3は、コンデンサC2の端子電圧V2の変化に対応した周期で変化する。即ち、トランジスタQ2が間欠的にオン、オフを繰り返していることを示している。従って、ランプを出力トランスT1の二次巻線に接続すると、自動的に自励発振を開始することにより、ランプに高周波電圧を印加して点灯することができる。
又ツェナーダイオードZDは、コンデンサC2とトリガダイオードSBS1との間に接続した構成を図示しているが、トリガダイオードSBS1と第2のトランジスタQ2のベースとの間に接続した構成とすることもできる。又トリガダイオードSBS1は、図5に示すように、端子t1、t2に印加する電圧極性が指定されないものであるが、ツェナーダイオードZDを端子t1とトランジスタQ3,Q5との間又は端子t2とトランジスタQ4,Q5との間に接続した構成とすることも可能である。
C1、C2 コンデンサ
C3,C4 第1,第2のコンデンサ
Q1,Q2 第1、第2のトランジスタ
T1 出力トランス
L1 チョークコイル
L2−1〜L2−3 可飽和トランスのコイル
R1 起動抵抗
R2,R3 抵抗
RC1 全波整流回路
D1 ダイオード
ZD ツェナーダイオード
SBS1 トリガダイオード
C3,C4 第1,第2のコンデンサ
Q1,Q2 第1、第2のトランジスタ
T1 出力トランス
L1 チョークコイル
L2−1〜L2−3 可飽和トランスのコイル
R1 起動抵抗
R2,R3 抵抗
RC1 全波整流回路
D1 ダイオード
ZD ツェナーダイオード
SBS1 トリガダイオード
Claims (2)
- 全波整流回路からの全波整流電圧を、起動抵抗を介して印加するコンデンサと、前記全波整流電圧を印加する直列接続の第1、第2のトランジスタと、前記全波整流電圧を印加する直列接続の第1、第2のコンデンサと、該第1、第2のコンデンサの接続点と前記第1、第2のトランジスタの接続点との間に一次巻線とコイルとを直列に接続した出力トランスと可飽和トランスと、前記起動抵抗を介して前記全波整流電圧により充電する前記コンデンサの端子電圧を前記第2のトランジスタのベースの印加する為のトリガダイオードとを含む構成のインバータ装置に於いて、
前記トリガダイオードと直列にツェナーダイオードを接続した
ことを特徴とするインバータ装置。 - 前記トリガダイオードは、前記全波整流電圧により前記起動抵抗を介して充電される前記コンデンサの端子電圧の周期的に低下する所定の電圧のツェナー電圧を有することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
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