JPH0947022A - 直流コンバータ装置 - Google Patents

直流コンバータ装置

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JPH0947022A
JPH0947022A JP7192127A JP19212795A JPH0947022A JP H0947022 A JPH0947022 A JP H0947022A JP 7192127 A JP7192127 A JP 7192127A JP 19212795 A JP19212795 A JP 19212795A JP H0947022 A JPH0947022 A JP H0947022A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流コンバータ装置の消費電力を削減して効
率の向上を図る。 【構成】 本発明による直流コンバータ装置では、放電
管50の点灯前等の負荷インピーダンスが極めて高い状
態のとき、コンデンサ20の充電作用によりトランス6
の2次巻線6bの略2倍の電圧が高圧出力回路24から
出力され、放電管50等の負荷に印加される。また、放
電管50の点灯時等の負荷インピーダンスが低い状態の
とき、コンデンサ20の静電容量により高圧出力回路2
4内に流れる電流が制限されて高圧出力回路24の出力
電圧がトランス6の2次巻線6bの電圧よりも低くな
り、トランス6の2次巻線6b、6cより整流平滑回路1
2を通して放電管50等の負荷に直流電圧が供給され
る。したがって、高圧出力回路24の出力電圧を抑制す
る直列抵抗が不要となり、直列抵抗の電圧降下による電
力損失が発生しないので、直流コンバータ装置の消費電
力を削減して効率の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電管等の点灯時
に高電圧を出力する高圧出力回路を備えた直流コンバー
タ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流コンバータ装置により放電管等を点
灯(アーク放電)させる場合、点灯前に放電管等をコロ
ナ放電させ、1kV程度の超高圧パルスを印加してアー
ク放電に移行させる。このため、点灯前の略無負荷状態
のときに高電圧を放電管等に印加する高圧出力回路を備
えた直流コンバータ装置が従来から使用されている。例
えば、図13に示す直流コンバータ装置は、直流電源1
と、直流電源1の両端に直列接続された第1及び第2の
スイッチング素子としての第1及び第2のMOS-FE
T2、3と、第1及び第2のMOS-FET2、3の両
端に直列接続された第1及び第2の電流共振用コンデン
サ4、5と、1次〜3次巻線6a〜6eを有しかつ第1及
び第2のMOS-FET2、3の接続点と第1及び第2
の電流共振用コンデンサ4、5の接続点との間に1次巻
線6aが接続されたトランス6と、第1及び第2のMO
S-FET2、3にそれぞれ並列接続された第1及び第
2の電圧共振用コンデンサ7、8と、2つの整流用ダイ
オード9、10及び平滑コンデンサ11から成りかつト
ランス6の2次巻線6b、6cと出力端子13、14との
間に接続された整流平滑回路12とを備えたハーフブリ
ッジ型共振コンバータにおいて、トランス6の3次巻線
6d、6eと、2つの高圧整流用ダイオード15、16
と、平滑コンデンサ17と、直列抵抗18とから成りか
つ略無負荷状態のときに高電圧を出力する高圧出力回路
19を整流平滑回路12の平滑コンデンサ11と並列に
接続したものである。また、トランス6は漏洩インダク
タンスを有するリーケージトランスが使用され、3次巻
線6d、6eの巻数は2次巻線6b、6cの巻数に比較して
極めて多い。
【0003】上記の構成において、第1及び第2のMO
S-FET2、3を交互にオン・オフ動作させることに
より直流電源1の直流電圧を交番的にトランス6の1次
巻線6aに印加すると、1次巻線6aに交流電流が流れ
る。第1のMOS-FET2がオン状態のときは、直流
電源1、第1のMOS-FET2、トランス6の1次巻
線6a、第2の電流共振用コンデンサ5及び直流電源1
の経路と、第1の電流共振用コンデンサ4、第1のMO
S-FET2、トランス6の1次巻線6a及び第1の電流
共振用コンデンサ4の経路で電流が流れる。このとき、
トランス6の漏洩インダクタンスと第1及び第2の電流
共振用コンデンサ4、5との共振作用によりトランス6
の1次巻線6aに共振電流が流れる。第1のMOS-FE
T2がオン状態からオフ状態になったときは、トランス
6の1次巻線6aと第1及び第2の電圧共振用コンデン
サ7、8とにより電圧擬似共振が発生する。また、第2
のMOS-FET3がオン状態のときは、直流電源1、
第1の電流共振用コンデンサ4、トランス6の1次巻線
6a、第2のMOS-FET3及び直流電源1の経路と、
第2の電流共振用コンデンサ5、トランス6の1次巻線
6a、第2のMOS-FET3及び第2の電流共振用コン
デンサ5の経路で電流が流れる。このとき、トランス6
の漏洩インダクタンスと第1及び第2の電流共振用コン
デンサ4、5との共振作用によりトランス6の1次巻線
6aに共振電流が流れる。第2のMOS-FET3がオン
状態からオフ状態になったときは、トランス6の1次巻
線6aと第1及び第2の電圧共振用コンデンサ7、8と
により電圧擬似共振が発生する。更に、トランス6の1
次巻線6aに流れる交流電流により2次巻線6b、6cに
交流電圧が誘起され、この誘起電圧は2つの整流用ダイ
オード9、10と平滑コンデンサ11とから成る整流平
滑回路12により整流平滑されて出力端子13、14間
に直流電源1の直流電圧とは異なる電圧の直流出力が発
生する。また、トランス6の3次巻線6d、6eには2次
巻線6b、6cの誘起電圧よりも高い交流電圧が誘起され
る。
【0004】ここで、出力端子13、14間に負荷とし
て放電管50を接続した場合、点灯前における放電管5
0はインピーダンスが極めて高いため、放電管50の点
灯前において略無負荷状態に等しくなり高圧出力回路1
9が作動する。このとき、トランス6の3次巻線6d、
6eに誘起された高圧の交流電圧が2つの高圧整流用ダ
イオード15、16及び平滑コンデンサ17により整流
平滑され、直列抵抗18を通して出力端子13、14間
に高圧の直流電圧が出力される。これにより、放電管5
0がコロナ放電され点灯を開始する。また、放電管50
の点灯時においては負荷インピーダンスが低くなるた
め、高圧出力回路19の平滑コンデンサ17の両端の電
圧が直列抵抗18により抑制される。したがって、放電
管50の点灯時はトランス6の2次巻線6b、6cより整
流平滑回路12を通して放電管50に直流電圧が供給さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13に示
す直流コンバータ装置では、放電管50の点灯時の負荷
インピーダンスが低い状態において、高圧出力回路19
の平滑コンデンサ17の両端の電圧、即ち高圧出力回路
19の高圧出力電圧を直列抵抗18の電圧降下により抑
制しているため、直列抵抗18の電圧降下分が電力損失
となる。また、実際には出力端子13、14間の電圧を
検出しかつその検出電圧に基づいて第1及び第2のMO
S-FET2、3のオン・オフ時間を制御することによ
り直流出力電圧を制御する制御回路が設けられる場合が
多い。このため、放電管50の点灯前の負荷インピーダ
ンスが極めて高い状態においても前記の制御回路及び高
圧出力回路19に微小な電流が流れ、電力損失が発生す
る。微小な電流ではあるが、トランス6の3次巻線6
d、6eで発生する電圧が極めて高いため、直列抵抗18
の消費電力が非常に大きくなり、それ故高圧出力回路1
9において相当大きな電力損失が発生する。したがっ
て、直列抵抗18の電圧降下により消費電力が増大し、
直流コンバータ装置の効率が低下する欠点があった。
【0006】そこで、本発明は消費電力が少なくかつ高
効率の直流コンバータ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】「請求項1」に係る発明
の直流コンバータ装置は、直流電源の直流電圧を1つの
スイッチング素子又は複数のスイッチング素子のオン・
オフ動作により断続的又は交番的にトランスの1次巻線
に印加し、該トランスの1次巻線に発生した電圧を整流
平滑回路にて整流平滑して前記直流電源の直流電圧とは
異なる電圧の直流出力を取り出す直流コンバータ装置に
おいて、前記トランスの1次巻線に対して直列に接続さ
れるコンデンサ及び該コンデンサに接続される整流回路
を有しかつ略無負荷状態のときに前記トランスの1次巻
線の電圧よりも高い電圧を出力する高圧出力回路を前記
整流平滑回路と並列に接続している。「請求項2」に係
る発明の直流コンバータ装置では、前記スイッチング素
子と並列に共振用コンデンサが接続されている。「請求
項3」に係る発明の直流コンバータ装置では、前記トラ
ンスの1次巻線と直列に共振用リアクトルが接続されて
いる。
【0008】また、「請求項4」に係る発明の直流コン
バータ装置は、直流電源の直流電圧を1つのスイッチン
グ素子又は複数のスイッチング素子のオン・オフ動作に
より断続的又は交番的にトランスの1次巻線に印加し、
該トランスの1次巻線に発生した電圧を整流平滑回路に
て整流平滑して前記直流電源の直流電圧とは異なる電圧
の直流出力を取り出す直流コンバータ装置において、前
記トランスの2次巻線に対して直列に接続されるコンデ
ンサ及び該コンデンサに接続される整流回路を有しかつ
略無負荷状態のときに前記トランスの1次巻線の電圧よ
りも高い電圧を出力する高圧出力回路を前記整流平滑回
路と並列に接続している。「請求項5」に係る発明の直
流コンバータ装置では、前記スイッチング素子と並列に
共振用コンデンサが接続されている。「請求項6」に係
る発明の直流コンバータ装置では、前記トランスの1次
巻線と直列に共振用リアクトルが接続されている。
【0009】また、「請求項7」に係る発明の直流コン
バータ装置は、直流電源の直流電圧を1つのスイッチン
グ素子又は複数のスイッチング素子のオン・オフ動作に
より断続的又は交番的にトランスの1次巻線に印加し、
これにより前記トランスの2次巻線に誘起された電圧を
整流平滑回路にて整流平滑して前記直流電源の直流電圧
とは異なる電圧の直流出力を取り出す直流コンバータ装
置において、前記トランスの1次巻線に対して直列に接
続されるコンデンサ及び該コンデンサに接続される整流
回路を有しかつ略無負荷状態のときに前記トランスの2
次巻線の電圧よりも高い電圧を出力する高圧出力回路を
前記整流平滑回路と並列に接続している。「請求項8」
に係る発明の直流コンバータ装置では、前記スイッチン
グ素子と並列に共振用コンデンサが接続されている。
「請求項9」に係る発明の直流コンバータ装置では、前
記トランスの1次巻線と直列に共振用リアクトルが接続
されている。
【0010】また、「請求項10」に係る発明の直流コ
ンバータ装置は、直流電源の直流電圧を1つのスイッチ
ング素子又は複数のスイッチング素子のオン・オフ動作
により断続的又は交番的にトランスの1次巻線に印加
し、これにより前記トランスの2次巻線に誘起された電
圧を整流平滑回路にて整流平滑して前記直流電源の直流
電圧とは異なる電圧の直流出力を取り出す直流コンバー
タ装置において、前記トランスの2次巻線に対して直列
に接続されるコンデンサ及び該コンデンサに接続される
整流回路を有しかつ略無負荷状態のときに前記トランス
の2次巻線の電圧よりも高い電圧を出力する高圧出力回
路を前記整流平滑回路と並列に接続している。「請求項
11」に係る発明の直流コンバータ装置では、前記スイ
ッチング素子と並列に共振用コンデンサが接続されてい
る。「請求項12」に係る発明の直流コンバータ装置で
は、前記トランスの1次巻線と直列に共振用リアクトル
が接続されている。
【0011】また、「請求項13」に係る発明の直流コ
ンバータ装置は、直流電源の直流電圧を1つのスイッチ
ング素子又は複数のスイッチング素子のオン・オフ動作
により断続的又は交番的にトランスの1次巻線に印加
し、これにより前記トランスの2次巻線に誘起された電
圧を整流平滑回路にて整流平滑して前記直流電源の直流
電圧とは異なる電圧の直流出力を取り出す直流コンバー
タ装置において、前記トランスの3次巻線に対して直列
に接続されるコンデンサ及び該コンデンサに接続される
整流回路を有しかつ略無負荷状態のときに前記トランス
の2次巻線の電圧よりも高い電圧を出力する高圧出力回
路を前記整流平滑回路と並列に接続している。「請求項
14」に係る発明の直流コンバータ装置では、前記スイ
ッチング素子と並列に共振用コンデンサが接続されてい
る。「請求項15」に係る発明の直流コンバータ装置で
は、前記トランスの1次巻線と直列に共振用リアクトル
が接続されている。
【0012】ここで、放電管の点灯前等の負荷インピー
ダンスが極めて高く略無負荷状態のときは、コンデンサ
の充電作用によりトランスの出力巻線の電圧よりも高い
電圧が高圧出力回路から出力され、放電管等の負荷に印
加される。また、放電管の点灯時等の負荷インピーダン
スが低い状態のときは、コンデンサの静電容量により高
圧出力回路内に流れる電流が制限され、高圧出力回路の
出力電圧がトランスの出力巻線の電圧よりも低くなるた
め、トランスの出力巻線より整流平滑回路を通して放電
管等の負荷に直流電圧が供給される。したがって、負荷
インピーダンスが低いときに高圧出力回路の出力電圧を
抑制する直列抵抗が不要となり、直列抵抗の電圧降下に
よる電力損失が発生しないので、直流コンバータ装置の
消費電力を削減して効率を向上することができる。な
お、高圧出力回路内のコンデンサをトランスの入力巻線
及び出力巻線以外の巻線に対して直列に接続した場合
は、その巻線の巻数により高圧出力回路の出力電圧を調
整できる利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による直流コンバー
タ装置の一実施例を図1に基づいて説明する。但し、図
1では図13に示す箇所と実質的に同一の部分には同一
の符号を付し、その説明を省略する。本実施例の直流コ
ンバータ装置は、図1に示すように、図13に示す直流
コンバータ装置において高圧出力回路19の代わりに、
トランス6の2次巻線6bに対して直列に接続されるコ
ンデンサ20とコンデンサ20に接続される2つの整流
用ダイオード21、22から成る整流回路23とを有し
かつ略無負荷状態のときにトランス6の2次巻線6bの
電圧とコンデンサ20の充電電圧との和の電圧を出力す
る高圧出力回路24を整流平滑回路12の平滑コンデン
サ11と並列に接続したものである。したがって、図1
に示すトランス6では3次巻線6d、6eが省略されてい
る。また、高圧出力回路24及び平滑コンデンサ11は
半波型の倍電圧整流回路を構成する。その他の構成は、
図13に示す直流コンバータ装置と同一である。
【0014】次に、出力端子13、14間に負荷として
放電管50を接続した場合における図1に示す直流コン
バータ装置の動作について説明する。図1に示す直流コ
ンバータ装置のハーフブリッジ型共振コンバータとして
の基本的な動作は先述の図13に示す直流コンバータ装
置と略同様であるので、説明は省略する。放電管50の
点灯前は負荷インピーダンスが極めて高く略無負荷状態
である。このとき、トランス6の2次巻線6b、6cの電
圧の負の半周期に2次巻線6bから整流用ダイオード2
2を通してコンデンサ20が2次巻線6bの電圧の最大
値まで図示の極性で充電される。その後、トランス6の
2次巻線6b、6cの電圧の正の半周期にトランス6の2
次巻線6bの電圧とコンデンサ20の充電電圧との和の
電圧、即ちトランス6の2次巻線6bの電圧の略2倍の
電圧が整流用ダイオード21を通して高圧出力回路24
から出力され、出力端子13、14に接続された放電管
50に印加される。これにより、放電管50がコロナ放
電され、超高圧パルスが印加されて点灯を開始する。ま
た、放電管50の点灯時は負荷インピーダンスが低くな
るので、コンデンサ20の静電容量により高圧出力回路
24内に流れる電流が制限され、高圧出力回路24の出
力電圧がトランス6の2次巻線6bの電圧よりも低くな
る。これにより、トランス6の2次巻線6b、6cから整
流平滑回路12を通して放電管50に直流電圧が供給さ
れる。
【0015】本実施例では、放電管50の点灯前の負荷
インピーダンスが極めて高い状態においてコンデンサ2
0の充電作用によりトランス6の2次巻線6bの電圧の
略2倍の電圧が高圧出力回路24から放電管50に印加
され、放電管50が点灯を開始する。このため、トラン
ス6に昇圧用の3次巻線を別に設ける必要がなく、トラ
ンス6の巻線構造を簡略化できると共にコンデンサ20
及び整流用ダイオード21、22に耐圧の低いものを使
用できる。また、放電管50の点灯時は負荷インピーダ
ンスが低くなり、コンデンサ20の静電容量により高圧
出力回路24内に流れる電流が制限されて高圧出力回路
24の出力電圧がトランス6の2次巻線6bの電圧より
も低下し、トランス6の2次巻線6b、6cより整流平滑
回路12を通して放電管50に直流電圧が供給される。
したがって、図13に示す高圧出力回路19の出力電圧
を抑制する直列抵抗18が不要となり、直列抵抗18の
電圧降下による電力損失が発生しない。このため、直流
コンバータ装置の消費電力を削減して効率を向上でき
る。更に、コンデンサ20の静電容量を適当に選択する
ことにより、高圧出力回路24からの軽負荷時の取得電
流を調整できる。
【0016】図1に示す実施例の直流コンバータ装置は
変更が可能である。例えば図2に示す実施例の直流コン
バータ装置は、図1に示す回路において、第1及び第2
の電流共振用コンデンサ4、5と第1及び第2の電圧共
振用コンデンサ7、8の代わりに第1及び第2のMOS
-FET2、3の両端に第1及び第2のハーフブリッジ
用コンデンサ25、26を直列接続してハーフブリッジ
型の共振コンバータから通常のハーフブリッジ型コンバ
ータに変更し、整流平滑回路12の整流用ダイオード
9、10と平滑コンデンサ11との間にチョークコイル
27を接続し、高圧出力回路24のコンデンサ20をト
ランス6の一方の2次巻線6bに対して直列に接続する
代わりに他方の2次巻線6cに対して直列に接続したも
のである。図2に示す回路の動作は、図1に示すトラン
ス6の1次巻線6aと第1及び第2の電圧共振用コンデ
ンサ7、8とによる電圧擬似共振作用がない点を除けば
図1に示す回路の動作と略同様である。したがって、図
2に示す実施例の直流コンバータ装置においても、図1
に示す実施例と略同様の効果が得られる。
【0017】また、図3に示す実施例の直流コンバータ
装置は、図2に示す実施例の回路における第1及び第2
のハーフブリッジ用コンデンサ25、26を第3及び第
4のMOS-FET28、29に変更してハーフブリッ
ジ型コンバータからフルブリッジ型コンバータに変更し
たものである。図3に示す回路の動作は、第1及び第4
のMOS-FET2、29と第2及び第3のMOS-FE
T3、28とを交互にオン・オフ動作させる点を除けば
図2に示す回路の動作と略同様である。したがって、図
3に示す実施例の直流コンバータ装置においても、図1
に示す実施例と略同様の効果が得られる。
【0018】また、図4に示す実施例の直流コンバータ
装置は、図2に示す実施例の回路において、トランス6
を1次巻線30a、30b及び2次巻線30c、30dを有
するトランス30に変更し、一方の1次巻線30a及び
第1のMOS-FET2を直流電源1に対して直列に接
続し、他方の1次巻線30b及び第2のMOS-FET3
を直流電源1に対して直列に接続してハーフブリッジ型
コンバータからセンタータップ型プッシュプルコンバー
タに変更したものである。図4に示す回路の動作は、第
1及び第2のMOSFET2、3を交互にオン・オフ動
作させることにより、直流電源1の直流電圧がトランス
30の1次巻線30a、30bにそれぞれ互いに逆極性で
印加され、1次巻線30a、30bの両端に交流電圧が発
生する。この交流電圧により2次巻線30c、30dの両
端に交流電圧が誘起され、更にこの誘起電圧は整流平滑
回路12により整流平滑されて出力端子13、14間に
直流電源1の直流電圧とは異なる電圧の直流出力が発生
する。また、出力端子13、14間に放電管50を負荷
として接続した場合の図4に示す回路の動作は図2に示
す回路の動作と略同様である。したがって、図4に示す
実施例の直流コンバータ装置においても、図1に示す実
施例と略同様の効果が得られる。
【0019】図5に本発明の直流コンバータ装置の第1
の変更実施例を示す。即ち、図5に示す実施例の回路
は、図1に示す回路において、第1の電流共振用コンデ
ンサ4を省略してハーフブリッジ型共振コンバータから
変形ハーフブリッジ型共振コンバータに変更し、トラン
ス6に3次巻線6dを追加して高圧出力回路24のコン
デンサ20を3次巻線6dに対して直列に接続したもの
である。図5に示す回路の動作は、第1及び第2のMO
S-FET2、3を交互にオン・オフ動作させると、ト
ランス6内の漏洩インダクタンスと第2の電流共振用コ
ンデンサ5との共振作用によりトランス6の1次巻線6
aに正弦波状の共振電流が流れる。第1及び第2のMO
S-FET2、3のターンオフ時には、トランス6の1
次巻線6aと第1及び第2の電圧共振用コンデンサ7、
8とが電圧共振して第1及び第2のMOS-FET2、
3の両端に正弦波状の共振電圧が発生する。トランス6
の1次巻線6aに流れる電流により2次巻線6b、6cに
電圧が誘起され、この誘起電圧は整流平滑回路12によ
り整流平滑されて出力端子13、14間に直流電源1の
直流電圧とは異なる電圧の直流出力が発生する。これと
同時に、トランス6の3次巻線6dにも電圧が誘起され
る。ここで、出力端子13、14間に負荷として放電管
50を接続した場合、放電管50の点灯前はコンデンサ
20の充電作用により、トランス6の3次巻線6dの電
圧の略2倍の電圧が高圧出力回路24から放電管50に
印加される。このとき、超高圧パルスが放電管50に印
加されることによって放電管50が点灯を開始する。ま
た、放電管50の点灯時はコンデンサ20により高圧出
力回路24内に流れる電流が制限されて高圧出力回路2
4の出力電圧がトランス6の2次巻線6b、6cの電圧よ
りも低下し、トランス6の2次巻線6b、6cより整流平
滑回路12を通して放電管50に直流電圧が供給され
る。したがって、図5に示す実施例の直流コンバータ装
置においても、図1に示す実施例と同様に直流コンバー
タ装置の消費電力を削減して効率を向上できる。なお、
図5に示す実施例の回路においてはトランス6の3次巻
線6dの巻数により高圧出力回路24の出力電圧を調整
できる利点がある。
【0020】図5に示す実施例の直流コンバータ装置は
更に変更が可能である。例えば図6に示す実施例の直流
コンバータ装置は、図5に示す回路において、第1及び
第2のMOS-FET2、3の寄生容量(図6の破線部
分)を用いて第1及び第2の電圧共振用コンデンサ7、
8を省略し、トランス6の1次巻線6a及び第2の電流
共振用コンデンサ5の接続点と直流電源1及び第1のM
OS-FET2の接続点との間に第1の電流共振用コン
デンサ4を接続し、高圧出力回路24の整流回路23を
構成する2つの整流用ダイオード21、22を4つの整
流用ダイオードから成るブリッジ整流回路31に変更し
たものである。即ち、図6に示す直流コンバータ装置の
主回路方式は図1に示す直流コンバータ装置の主回路方
式と略同様であり、ハーフブリッジ型共振コンバータを
構成する。よって、図6に示す直流コンバータ装置のハ
ーフブリッジ型共振コンバータとしての基本的な動作は
図1に示す直流コンバータ装置と略同様である。また、
出力端子13、14間に負荷として放電管50を接続し
た場合、放電管50の点灯前はコンデンサ20の充電電
圧とトランス6の3次巻線6dとの和の電圧が高圧出力
回路24から放電管50に印加される。このとき、超高
圧パルスが放電管50に印加されることによって放電管
50が点灯を開始する。また、放電管50の点灯時はコ
ンデンサ20により高圧出力回路24内に流れる電流が
制限されて高圧出力回路24の出力電圧がトランス6の
2次巻線6b、6cの電圧よりも低下し、トランス6の2
次巻線6b、6cより整流平滑回路12を通して放電管5
0に直流電圧が供給される。したがって、図6に示す実
施例の直流コンバータ装置においても、図5に示す実施
例と略同様の効果が得られる。
【0021】また、図7に示す実施例の直流コンバータ
装置は、図5に示す回路において、トランス6の1次巻
線6a及び第2の電流共振用コンデンサ5の接続点と直
流電源1及び第1のMOS-FET2の接続点との間に
第1の電流共振用コンデンサ4を接続し、トランス6の
1次巻線6aと直列に電流共振用リアクトル32を接続
し、高圧出力回路24を構成するコンデンサ20及び2
つの整流用ダイオード21、22を2つの整流用ダイオ
ード21、22及び2つのコンデンサ34、35から成
るハーフブリッジ型倍電圧整流回路33に変更したもの
である。図7に示す直流コンバータ装置のハーフブリッ
ジ型共振コンバータとしての基本的な動作は図1に示す
直流コンバータ装置と略同様である。また、出力端子1
3、14間に負荷として放電管50を接続した場合、放
電管50の点灯前はハーフブリッジ型倍電圧整流回路3
3の2つのコンデンサ34、35の各々がトランス6の
3次巻線6dの電圧にそれぞれ充電され、トランス6の
3次巻線6dの電圧の2倍の電圧が高圧出力回路24か
ら放電管50に印加される。このとき、超高圧パルスが
放電管50に印加されることによって放電管50が点灯
を開始する。また、放電管50の点灯時はハーフブリッ
ジ型倍電圧整流回路33の2つのコンデンサ34、35
により高圧出力回路24内に流れる電流が制限されて高
圧出力回路24の出力電圧がトランス6の2次巻線6
b、6cの電圧よりも低下し、トランス6の2次巻線6
b、6cより整流平滑回路12を通して放電管50に直流
電圧が供給される。したがって、図7に示す実施例の直
流コンバータ装置においても、図5に示す実施例と略同
様の効果が得られる。更に、図7に示す実施例ではトラ
ンス6に対して電流共振用リアクトル32を独立して設
けたので、トランス6に特に漏洩インダクタンスを有す
るリーケージトランスを用いる必要がなく、通常のトラ
ンスを使用できる利点がある。
【0022】また、図8に示す実施例の直流コンバータ
装置は、MOS-FET2及び1次〜3次巻線36a〜3
6cを有するトランス36の1次巻線36aを直流電源1
に対して直列に接続し、トランス36の2次巻線36b
と出力端子13、14との間に整流用ダイオード9及び
平滑コンデンサ11から成る整流平滑回路12を接続し
て構成されたフライバック型コンバータにおいて、図5
に示す実施例と同様に、トランス36の3次巻線36c
と平滑コンデンサ11との間にコンデンサ20及び2つ
のダイオード21、22から成る高圧出力回路24を設
けたものである。図8に示す回路の動作は、MOS-F
ET2をオン・オフ動作させることにより直流電源1の
直流電圧が断続的にトランス36の1次巻線36aに印
加され、MOS-FET2がオン状態からオフ状態にな
るときに2次巻線36b及び3次巻線36cに電圧が誘起
される。トランス36の2次巻線36bの誘起電圧は整
流用ダイオード9及び平滑コンデンサ11から成る整流
平滑回路12により整流平滑され、出力端子13、14
間に直流電源1の電圧とは異なる電圧の直流出力が発生
する。ここで、出力端子13、14間に負荷として放電
管50を接続した場合、放電管50の点灯前はコンデン
サ20の充電作用によりMOS-FET2のターンオフ
時にトランス36の3次巻線36cの電圧の略2倍の電
圧が高圧出力回路24から放電管50に印加される。こ
のとき、超高圧パルスが放電管50に印加されることに
よって放電管50が点灯を開始する。また、放電管50
の点灯時はコンデンサ20により高圧出力回路24内に
流れる電流が制限されて高圧出力回路24の出力電圧が
トランス36の2次巻線36bの電圧よりも低下し、ト
ランス36の2次巻線36bより整流平滑回路12を通
して放電管50に直流電圧が供給される。したがって、
図8に示す実施例の直流コンバータ装置においても、図
5に示す実施例と略同様の効果が得られる。
【0023】また、図9に示す実施例の直流コンバータ
装置は、ダイオード37及び1次〜3次巻線38a〜3
8dを有するトランス38の一方の1次巻線38aを直流
電源1に対して直列に接続し、トランス38の他方の1
次巻線38b及びMOS-FET2を直流電源1に対して
直列に接続し、トランス38の2次巻線38cと出力端
子13、14との間に2つの整流用ダイオード9、10
及びチョークコイル27及び平滑コンデンサ11から成
る整流平滑回路12を接続して構成されたフォワード型
コンバータにおいて、図5に示す実施例と同様に、トラ
ンス38の3次巻線38dと平滑コンデンサ11との間
にコンデンサ20及び2つのダイオード21、22から
成る高圧出力回路24を設けたものである。図9に示す
回路の動作は、MOS-FET2がオン状態のときに2
次巻線36b及び3次巻線36cに電圧が誘起される点及
び放電管50の点灯前においてMOS-FET2がオン
状態のときにトランス38の3次巻線38dの電圧の略
2倍の電圧が高圧出力回路24から放電管50に印加さ
れる点を除けば図8に示す回路の動作と略同様である。
したがって、図9に示す実施例の直流コンバータ装置に
おいても、図5に示す実施例と略同様の効果が得られ
る。
【0024】図10に本発明の直流コンバータ装置の第
2の変更実施例を示す。即ち、図10に示す実施例の回
路は、図1に示す回路において、高圧出力回路24のコ
ンデンサ20をトランス6の2次巻線6bに対して直列
に接続する代わりに高圧出力回路24のコンデンサ20
をトランス6の1次巻線6aに対して直列に接続し、ト
ランス6の1次巻線6aと直列に電流共振用リアクトル
32を接続したものである。したがって、図10に示す
直流コンバータ装置のハーフブリッジ型共振コンバータ
としての基本的な動作は図1に示す直流コンバータ装置
と略同様である。また、出力端子13、14間に負荷と
して放電管50を接続した場合、放電管50の点灯前は
コンデンサ20の充電作用により第1のMOS-FET
2がオン状態のときにトランス6の1次巻線6aの略2
倍の電圧が高圧出力回路24から放電管50に印加され
る。このとき、超高圧パルスが放電管50に印加される
ことによって放電管50が点灯を開始する。また、放電
管50の点灯時はコンデンサ20により高圧出力回路2
4内に流れる電流が制限されて高圧出力回路24の出力
電圧がトランス6の2次巻線6b、6cの電圧よりも低下
し、トランス6の2次巻線6b、6cより整流平滑回路1
2を通して放電管50に直流電圧が供給される。したが
って、図10に示す実施例の直流コンバータ装置におい
ても、図1に示す実施例と略同様の効果が得られる。更
に、図10に示す実施例ではトランス6に対して電流共
振用リアクトル32を独立して設けたので、トランス6
に特に漏洩インダクタンスを有するリーケージトランス
を用いる必要がなく、通常のトランスを使用できる利点
がある。
【0025】図11に本発明の直流コンバータ装置の第
3の変更実施例を示す。即ち、図11に示す実施例の回
路は、MOS-FET2及び1次及び2次巻線36a、3
6bを有するトランス36の1次巻線36aを直流電源1
に対して直列に接続し、トランス36の1次巻線36a
と出力端子13、14との間に整流用ダイオード9及び
平滑コンデンサ11から成る整流平滑回路12を接続し
て構成されたフライバック型コンバータにおいて、図5
に示す実施例と同様に、トランス36の2次巻線36b
と平滑コンデンサ11との間にコンデンサ20及び2つ
のダイオード21、22から成る高圧出力回路24を設
けたものである。図11に示す回路の動作は、MOS-
FET2をオン・オフ動作させることにより直流電源1
の直流電圧が断続的にトランス36の1次巻線36aに
印加され、MOS-FET2がオン状態からオフ状態に
なるときにトランス36の1次巻線36aの自己誘導作
用により電圧が発生する。トランス36の1次巻線36
aに発生した電圧は整流用ダイオード9及び平滑コンデ
ンサ11から成る整流平滑回路12により整流平滑さ
れ、出力端子13、14間に直流電源1の電圧とは異な
る電圧の直流出力が発生する。これと同時に、トランス
36の2次巻線36bに電圧が誘起される。ここで、出
力端子13、14間に負荷として放電管50を接続した
場合、放電管50の点灯前はコンデンサ20の充電作用
によりMOS-FET2のターンオフ時にトランス36
の2次巻線36bの電圧の略2倍の電圧が高圧出力回路
24から放電管50に印加される。このとき、超高圧パ
ルスが放電管50に印加されることによって放電管50
が点灯を開始する。また、放電管50の点灯時はコンデ
ンサ20により高圧出力回路24内に流れる電流が制限
されて高圧出力回路24の出力電圧がトランス36の1
次巻線36aの電圧よりも低下し、トランス36の1次
巻線36aより整流平滑回路12を通して放電管50に
直流電圧が供給される。したがって、図11に示す実施
例の直流コンバータ装置においても、図5に示す実施例
と略同様の効果が得られる。
【0026】図12に本発明の直流コンバータ装置の第
4の変更実施例を示す。即ち、図12に示す実施例の回
路は、図11に示す回路において、高圧出力回路24の
コンデンサ20をトランス36の2次巻線36bに対し
て直列に接続する代わりに高圧出力回路24のコンデン
サ20をトランス36の1次巻線36aに対して直列に
接続したものである。したがって、図12に示す直流コ
ンバータ装置のフライバック型コンバータとしての基本
的な動作は図11に示す直流コンバータ装置と略同様で
ある。また、出力端子13、14間に負荷として放電管
50を接続した場合、放電管50の点灯前はコンデンサ
20の充電作用によりMOS-FET2のターンオフ時
にトランス36の1次巻線36aの電圧の略2倍の電圧
が高圧出力回路24から放電管50に印加される。この
とき、超高圧パルスが放電管50に印加されることによ
って放電管50が点灯を開始する。また、放電管50の
点灯時はコンデンサ20により高圧出力回路24内に流
れる電流が制限されて高圧出力回路24の出力電圧がト
ランス36の1次巻線36aの電圧よりも低下し、トラ
ンス36の1次巻線36aより整流平滑回路12を通し
て放電管50に直流電圧が供給される。したがって、図
12に示す実施例の直流コンバータ装置においても、直
流コンバータ装置の消費電力を削減して効率を向上でき
る。なお、図12に示す実施例の回路においては。トラ
ンス36の巻線が1次巻線36aのみでよいため、トラ
ンスの代わりに単巻型チョークコイルを使用でき、回路
構成を大幅に簡素化できる利点がある。
【0027】本発明の実施態様は上記の各実施例に限定
されず、更に種々の変更が可能である。例えば上記の各
実施例では各スイッチング素子2、3、28、29とし
てMOS-FETを使用した例を示したが、バイポーラ
形トランジスタ、接合型FET(J-FET)等の他の
スイッチング素子を使用してもよい。但し、図6に示す
実施例の回路において各MOS-FET2、3の代わり
にバイポーラ形トランジスタを使用する場合には、各バ
イポーラ形トランジスタと並列に電圧共振用のコンデン
サを接続すればよい。また、上記の各実施例における直
流コンバータ装置の主回路方式と高圧出力回路24との
組み合わせは、図1〜図12に示す組み合わせに限定さ
れない。例えば、図8に示す構成のフライバック型コン
バータに図7に示す構成の高圧出力回路24を設けるこ
とが可能である。更に、上記の各実施例の直流コンバー
タ装置の主回路方式を図示以外の方式、即ちフルブリッ
ジ方式の共振型、センタータップ方式の共振型、フライ
バック方式の擬似共振型、フォワード方式の擬似共振
型、変形ハーフブリッジ(シングルエンド)方式の擬似
共振型、フルブリッジ方式の擬似共振型又はハーフブリ
ッジ方式の擬似共振型等とすることは勿論可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、放電管の点灯時等の負
荷インピーダンスが低いときにコンデンサにより電流を
制限して高圧出力回路の出力電圧を抑制できるので、高
圧出力回路の出力電圧を抑制する直列抵抗が不要とな
り、直列抵抗の電圧降下による電力損失が発生しない。
したがって、直流コンバータ装置の消費電力を削減でき
ると共に効率を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す直流コンバータ装置
の電気回路図
【図2】 図1の回路の第1の変形例を示す電気回路図
【図3】 図1の回路の第2の変形例を示す電気回路図
【図4】 図1の回路の第3の変形例を示す電気回路図
【図5】 本発明の第1の変更実施例を示す直流コンバ
ータ装置の電気回路図
【図6】 図5の回路の第1の変形例を示す電気回路図
【図7】 図5の回路の第2の変形例を示す電気回路図
【図8】 図5の回路の第3の変形例を示す電気回路図
【図9】 図5の回路の第4の変形例を示す電気回路図
【図10】 本発明の第2の変更実施例を示す直流コン
バータ装置の電気回路図
【図11】 本発明の第3の変更実施例を示す直流コン
バータ装置の電気回路図
【図12】 本発明の第4の変更実施例を示す直流コン
バータ装置の電気回路図
【図13】 直流コンバータ装置の従来例を示す電気回
路図
【符号の説明】
1...直流電源、2,3...第1,第2のMOS-
FET(第1,第2のスイッチング素子)、4,
5...第1,第2の電流共振用コンデンサ、6...
トランス、6a...1次巻線、6b,6c...2次巻
線、6d,6e...3次巻線、7,8...第1及び第
2の電圧共振用コンデンサ、9、10...整流用ダイ
オード、11,17...平滑コンデンサ、12...
整流平滑回路、13,14...出力端子、15,1
6...高圧整流用ダイオード、18...直列抵抗、
19,24...高圧出力回路、20...コンデン
サ、21,22...整流用ダイオード、23...整
流回路、31...ブリッジ整流回路、32...電流
共振用リアクトル、33...ハーフブリッジ型倍電圧
整流回路、50...放電管

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源の直流電圧を1つのスイッチン
    グ素子又は複数のスイッチング素子のオン・オフ動作に
    より断続的又は交番的にトランスの1次巻線に印加し、
    該トランスの1次巻線に発生した電圧を整流平滑回路に
    て整流平滑して前記直流電源の直流電圧とは異なる電圧
    の直流出力を取り出す直流コンバータ装置において、 前記トランスの1次巻線に対して直列に接続されるコン
    デンサ及び該コンデンサに接続される整流回路を有しか
    つ略無負荷状態のときに前記トランスの1次巻線の電圧
    よりも高い電圧を出力する高圧出力回路を前記整流平滑
    回路と並列に接続したことを特徴とする直流コンバータ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子と並列に共振用コ
    ンデンサが接続された「請求項1」に記載の直流コンバ
    ータ装置。
  3. 【請求項3】 前記トランスの1次巻線と直列に共振用
    リアクトルが接続された「請求項1」又は「請求項2」
    に記載の直流コンバータ装置。
  4. 【請求項4】 直流電源の直流電圧を1つのスイッチン
    グ素子又は複数のスイッチング素子のオン・オフ動作に
    より断続的又は交番的にトランスの1次巻線に印加し、
    該トランスの1次巻線に発生した電圧を整流平滑回路に
    て整流平滑して前記直流電源の直流電圧とは異なる電圧
    の直流出力を取り出す直流コンバータ装置において、 前記トランスの2次巻線に対して直列に接続されるコン
    デンサ及び該コンデンサに接続される整流回路を有しか
    つ略無負荷状態のときに前記トランスの1次巻線の電圧
    よりも高い電圧を出力する高圧出力回路を前記整流平滑
    回路と並列に接続したことを特徴とする直流コンバータ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチング素子と並列に共振用コ
    ンデンサが接続された「請求項4」に記載の直流コンバ
    ータ装置。
  6. 【請求項6】 前記トランスの1次巻線と直列に共振用
    リアクトルが接続された「請求項4」又は「請求項5」
    に記載の直流コンバータ装置。
  7. 【請求項7】 直流電源の直流電圧を1つのスイッチン
    グ素子又は複数のスイッチング素子のオン・オフ動作に
    より断続的又は交番的にトランスの1次巻線に印加し、
    これにより前記トランスの2次巻線に誘起された電圧を
    整流平滑回路にて整流平滑して前記直流電源の直流電圧
    とは異なる電圧の直流出力を取り出す直流コンバータ装
    置において、 前記トランスの1次巻線に対して直列に接続されるコン
    デンサ及び該コンデンサに接続される整流回路を有しか
    つ略無負荷状態のときに前記トランスの2次巻線の電圧
    よりも高い電圧を出力する高圧出力回路を前記整流平滑
    回路と並列に接続したことを特徴とする直流コンバータ
    装置。
  8. 【請求項8】 前記スイッチング素子と並列に共振用コ
    ンデンサが接続された「請求項7」に記載の直流コンバ
    ータ装置。
  9. 【請求項9】 前記トランスの1次巻線と直列に共振用
    リアクトルが接続された「請求項7」又は「請求項8」
    に記載の直流コンバータ装置。
  10. 【請求項10】 直流電源の直流電圧を1つのスイッチ
    ング素子又は複数のスイッチング素子のオン・オフ動作
    により断続的又は交番的にトランスの1次巻線に印加
    し、これにより前記トランスの2次巻線に誘起された電
    圧を整流平滑回路にて整流平滑して前記直流電源の直流
    電圧とは異なる電圧の直流出力を取り出す直流コンバー
    タ装置において、 前記トランスの2次巻線に対して直列に接続されるコン
    デンサ及び該コンデンサに接続される整流回路を有しか
    つ略無負荷状態のときに前記トランスの2次巻線の電圧
    よりも高い電圧を出力する高圧出力回路を前記整流平滑
    回路と並列に接続したことを特徴とする直流コンバータ
    装置。
  11. 【請求項11】 前記スイッチング素子と並列に共振用
    コンデンサが接続された「請求項10」に記載の直流コ
    ンバータ装置。
  12. 【請求項12】 前記トランスの1次巻線と直列に共振
    用リアクトルが接続された「請求項10」又は「請求項
    11」に記載の直流コンバータ装置。
  13. 【請求項13】 直流電源の直流電圧を1つのスイッチ
    ング素子又は複数のスイッチング素子のオン・オフ動作
    により断続的又は交番的にトランスの1次巻線に印加
    し、これにより前記トランスの2次巻線に誘起された電
    圧を整流平滑回路にて整流平滑して前記直流電源の直流
    電圧とは異なる電圧の直流出力を取り出す直流コンバー
    タ装置において、 前記トランスの3次巻線に対して直列に接続されるコン
    デンサ及び該コンデンサに接続される整流回路を有しか
    つ略無負荷状態のときに前記トランスの2次巻線の電圧
    よりも高い電圧を出力する高圧出力回路を前記整流平滑
    回路と並列に接続したことを特徴とする直流コンバータ
    装置。
  14. 【請求項14】 前記スイッチング素子と並列に共振用
    コンデンサが接続された「請求項13」に記載の直流コ
    ンバータ装置。
  15. 【請求項15】 前記トランスの1次巻線と直列に共振
    用リアクトルが接続された「請求項13」又は「請求項
    14」に記載の直流コンバータ装置。
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