JP2006278976A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体実装プロセスにおいて、LSI素子と回路基板とのギャップを十分に確保し、シード層上へのハンダの濡れ広がりを防止し、接合の信頼性を向上する事を特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体装置の製造方法において、半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に、ドライフィルムレジストを用いて、アスペクト比が1以上の開口パターンを有するレジストマスクを形成する。次に、前記開口内に、第1の金属膜を前記膜厚の1/2以上の高さに形成する。次に、前記開口内の第1の金属膜に重ねて、第2の金属膜を、前記レジストマスクの膜厚を越え、かつ隣接する開口の第2金属膜と接触しないように形成する。次に、レジストマスクを残したまま、レジストマスクから突出する第2金属膜を、他方の基板上の電極に対して、フラックスレス接合する。接合の後に、レジストマスクを剥離する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、LSI等の半導体素子の実装技術に関し、特に、狭ピッチ対応、かつ、十分なバンプ高さを確保することのできる半導体装置の製造方法と、これにより作製される半導体装置に関する。
近年、電子部品の高密度実装化への要求が高まっており、パッケージングされていないむき出しの半導体素子(チップ)を回路配線基板に実装するベアチップ実装方式が注目されている。そして、ベアチップ実装の接続方式に関して言えば、ワイヤボンディング法によるフェイスアップ実装から、はんだバンプを用いたフリップチップ接合等のフェイスダウン実装へと変化してきている。
半導体チップの表面の電極上にはんだバンプを形成する方法としては、電解めっき法、無電解めっき法、蒸着法等、種々の方法が知られている。
たとえば、図1に示すように、LSI素子に形成されたバンプと回路基板に形成されたバンプを共晶反応により低温接合する方法(たとえば、特許文献1参照)、図2に示すように、感光性樹脂膜を用いた無電解めっき法によりLSI素子上に突起電極を形成する方法(たとえば、特許文献2参照)、図3に示すように、低融点金属を含むバンプを超音波加熱により接合する方法(たとえば、特許文献3参照)などが知られている。
図1の公知技術では、LSI素子101のアルミニウム電極102上にメタルマスク104を固定して、Sn、In、Bi、Pbなどの金属膜103をマスク蒸着する。同様に、回路基板105の電極106上にメタルマスク108を固定して、LSI素子101の金属膜103と共晶反応を起こす金属(Sn、In、Bi、Pbなど)で、金属膜107をマスク蒸着する(図1(a))。それぞれのメタルマスクを除去して(図1(b))、LSI素子101と回路基板105の位置合わせをし、共晶反応による低温接合を行なう(図1(c))。
図2の公知技術では、厚さ20μm〜30μmの感光性樹脂膜を塗布、パターニングして、無電解めっきにより、開口内に、10μm〜15μmの厚さの金属膜103aを形成する(図2(a))。その後、レジスト114を剥離することによって、LSI素子111の電極112上に、突起電極113bを形成する。
図3の公知技術では、Snなどの低融点金属層125が、LSI素子121の素子電極122上のAuバンプ123の先端、または、対向する回路基板側電極126上に設けられ、200℃〜250℃の超音波加熱により、LSI素子121を対向電極126上に接合する。このとき、低融点金属125は、超音波加熱によりAuバンプの一部と化合物を形成して、金属化合物(Au−Sn化合物)層127が形成される。
これらの実装プロセスは、いずれも、100μm以上のオーダー、たとえば200μm程度のピッチサイズを予定している。
しかし、近年、半導体素子のピッチサイズはますます微細化する傾向にあり、100μm以下、ひいては、50μm以下のピッチサイズの接合形態が求められている。次世代の実装形態では、40μm以下とさらなる狭ピッチ接合が必要となってくる。
はんだバンプの形成方法として、蒸着法やはんだペースト充填法では、狭ピッチ化が進むと十分なはんだ量を確保できないうえに、バンプ間でブリッジを生じ、ショート等の不良を生じる。
このような状況で、感光性ドライフィルムレジストを用いて、パターニングした開口部にはんだめっきを形成し、ドライフィルムレジストの膜厚に応じてアスペクト比の高いはんだバンプを作製する方法が有力視されている。
また、環境に対する意識が高まる中で、鉛フリーのはんだ材料を用いることへの要請がある。
図4は、ドライフィルムレジストを用いためっき法による狭ピッチ対応の実装プロセスの一例を示す。
LSI素子141の電極142および絶縁膜143を覆って、全面にCuシード層144を形成し、Cuシード層144上に膜厚20μm程度のドライフィルムレジスト145を設置する(図4(a))。
ドライフィルムレジスト145をパターニングし(図4(b))、開口内にSn−Ag合金、Sn−Bi合金などの金属膜147をめっき形成する(図4(c))。その後、270℃以上で熱処理してバンプ149を形成し(図4(d))、レジスト145を剥離し、Cuシード層144をエッチング除去する(図4(e))。
LSI素子141のバンプ149を回路基板151に対して位置合わせし、フリップフロップで、LSI素子141を回路基板151にフラックスレス接合する(図4(f))。このときの接合温度は170℃〜250℃である。最後に、アンダーフィル153を充填して半導体装置が完成する(図4(g))。
特開平8−31835号公報 特開2001−332577号公報 特開2002−313838号公報
しかし、従来の狭ピッチ対応の実装プロセスにおいても、
(1)リフロー温度、接合温度などのプロセス温度の高温化により、Sn−Agはんだ147がCuシード層144上に染み出す、
(2)熱処理により、ドライフィルムレジスト145が剥離しにくくなる、
(3)LSI素子141と回路基板151の間隔を十分に確保できない(20μm程度のギャップしかとれない)、
(4)応力緩和が十分でない、
という問題点がある。
そこで、本発明は、100μm未満の狭ピッチ対応を前提として、プロセス温度の低温化を図り、バンプ形成後のCuシードへの染み出しを防止して、高いアスペクト比で、LSI素子と回路基板の間のギャップを確保することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明では、従来の2倍の膜厚(約40μm)のドライフィルムレジストを用い、アスペクト比が1以上の開口パターンを形成する。開口内に、第1金属として、Cu、Ni等をドライフィルムレジストの膜厚の1/2以上の高さに形成し、次に、第2金属として、Sn,Bi,In,Zn,Agのうち2種類以上を含む半田合金を、レジストの膜厚を越え、かつ隣接バンプと接しないように形成する。
あるいは、LSI素子と回路基板に、第1金属による第1バンプと、第2金属による第2バンプを個別に形成し、第1バンプと第2バンプを、第2金属よりも低い温度で熱圧着する。
具体的には、第1の側面では、半導体装置の製造方法は、
(a)半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に、ドライフィルムレジストを用いて、アスペクト比1以上の開口パターンを有するレジストマスクを形成するステップと、
(b)前記開口内に、第1の金属膜を前記膜厚の1/2以上の高さになるように形成するステップと、
(c)前記開口内の第1の金属膜に重ねて、第2の金属膜を、前記レジストマスクの膜厚を越え、かつ隣接する開口の第2金属膜と接触しないように形成するステップと、
(d)前記レジストマスクを残したまま、前記レジストマスクから突出する第2金属膜を、他方の基板上の電極に対して、フラックスレス接合するステップと、
(e)前記接合の後に、前記レジストマスクを剥離するステップと、
を含む。
良好な実施例では、レジストマスク形成ステップは、開口パターンの形成後に、酸素プラズマを照射し、超音波印加下で、界面活性剤水溶液中に所定時間浸漬するステップを含む。
第2の側面では、半導体装置の製造方法は、
(a)半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に、ドライフィルムレジストを用いて、開口パターンを有するレジストマスクを形成するステップと、
(b)前記開口パターンの形成後に、酸素プラズマを照射し、超音波印加下で界面活性剤水溶液中に所定時間浸漬するステップと、
(c)前記開口内に、第1の金属膜を形成するステップと、
前記開口内の第1の金属膜に重ねて、第2の金属膜を、前記レジストマスクの膜厚を越え、かつ隣接する開口の第2金属膜と接触しないように形成するステップと、
(d)前記レジストマスクを残したまま、前記レジストマスクから突出する第2金属膜を、他方の基板上の電極に対して、フラックスレス接合するステップと、
(e)前記接合の後に、前記レジストマスクを剥離するステップと、
を含む。
第3の側面では、半導体装置の製造方法は、
(a)半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に100μm未満のピッチで配置される第1電極上に、第1の金属で第1の柱状バンプを形成するステップと、
(b)他方の基板上に前記ピッチで配置される第2電極上に、前記第1金属よりも低い融点の第2の金属で第2の柱状バンプを形成するステップと、
(c)前記第1の柱状バンプと、第2の柱状バンプを位置合わせし、前記第2の金属の融点よりも低い温度で熱圧着するステップと、
(d)前記第1基板と第2基板の間にアンダーフィルを充填し、130℃〜170℃で接合、硬化するステップと、
を含む。
上記いずれの方法においても、第2の金属は、錫−ビスマス(Sn−Bi)、錫−インジウム(Sn−In)、インジウム−銀(In−Ag)、インジウム−亜鉛(In−Zn)合金の中から選択される鉛フリーの金属である。
第4の側面では、上述した方法で作製される半導体装置を提供する。半導体装置は、回路配線基板と、前記回路配線基板上に、ピッチサイズが100μm未満、アスペクト比が1以上の柱状バンプを介して接合される半導体チップと、を有し、前記柱状バンプは、当該柱状バンプの高さの1/2以上の高さを占める第1金属膜と、前記第1金属膜の融点よりも低い融点の鉛フリーの第2金属膜と、で構成される。
狭ピッチでありながら、LSI素子と回路配線基板間のギャップを、従来の2倍以上にできる。したがって、ドライフィルムの剥離、Cuシードのエッチング、その他各種洗浄が容易に行える。
柱状バンプ形状によって、応力緩和効果が得られ、長期の接続信頼性を維持できる。
低温プロセスにより、めっき形成後のレジストの剥離が容易かつ短時間に行え、また、Sn−Bi、In−Sn等のはんだ材料のCuシード層へのぬれ拡がり(染み出し)を防止できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の良好な実施形態を説明する。
図5よび図6は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す図である。図5および図6に示す例では、膜厚のレジストに形成した開口パターンの内部を、2層のめっきにより充填する際に、第1の金属としてCuあるいはNi、第2の金属としてSn−Bi(錫−ビスマス)、Sn−In(錫−インジウム)、In−Ag(インジウム−銀)、あるいはIn−Zn(インジウム−亜鉛)合金を使用する。第1および第2の金属膜形成後に、レジストマスクを残したままで、組成に応じて100〜140℃で熱圧着・接合させる。
まず、図5(a)に示す工程では、LSIチップ11(あるいは対向する回路配線基板側でもよい)上に、絶縁膜13を介して、下層の半導体回路(不図示)と接続する電極12を形成する。電極12のピッチサイズは40μm、電極パッド径は20μmである。
電極12および絶縁膜13を覆って全面に、電解めっきシード層として、銅(Cu)シード層14を、スパッタ法により形成する。Cuシード層14の膜厚は、200nmである。
Cuシード層14上に、厚さ40μmの感光性のドライフィルムレジスト15を100℃で貼り付ける。ドライフィルムレジストとして、たとえばアクリレート系樹脂フィルムを用いる。従来のドライフィルムレジストの膜厚の約2倍の厚さのドライフィルムレジスト15を用いることによって、バンプの高さを確保する。
次に、図5(b)に示すように、レジスト15の露光、現像を行い、電極に対応する箇所に直径20μmの開口部15Aを有するレジストマスク15Mを形成する。現像は、たとえばnメチル2−ピロリドンを使用して行う。
現像後、酸素プラズマ(圧力:0.1Torr)を5分間照射する。これにより、めっき液に対する親水性を高める。さらに、LSI素子11を、界面活性剤水溶液中(濃度:5〜10倍希釈、超音波印加:10〜20分)に浸漬し、流水洗浄する。界面活性剤はたとえばエキストランMA02(メルク社製)を使用して行う。
次に、図5(c)に示すように、パターニングしたレジストマスク15Mの開口15A内に、第1の金属17として、Cuを、レジストマスク15Mの膜厚の1/2以上になるように、たとえば、20〜30μm±1μmとなるように、電解めっきにより形成する。
次に、図5(d)に示すように、レジストマスク15Mの開口15A内に、第2の金属19として、Bi含有量が50〜80wt%のSn−Biを、電解めっきにより形成する。Sn−Biめっきの膜厚は、Cu膜17とSn−Bi膜19の膜厚を合わせて、全体でレジスト15の膜厚以上であり、かつ隣接バンプと接触しない程度、おおよそ15〜25μm±1μmである。
次に、図6(e)に示すように、上述した方法で形成された柱状バンプを有するLSI素子11を、レジストマスク15を残したまま、素子面(バンプ)が下向きになるようにして、回路配線基板21に対して所定の位置に合わせ、FCボンダで接合する。このときの接合は、低加重で融点直下の熱圧着による接合である。圧着条件は、たとえば、128℃(融点138℃マイナス10℃)、10秒の加熱、加重2Kg/chipである。
次に、図6(f)に示すように、モノエタノールアミン水溶液でレジストマスク15Mを除去し、酢酸−硝酸系の液により、Cuシード層14をエッチング除去して、LSI素子11と回路配線基板21の接合体を作製する。
最後に、図6(g)に示すように、圧着後、アンダーフィルを注入し、170℃、2分の加熱で接合、硬化する。このときの回路配線基板温度は98℃である。
アンダーフィル剤は、たとえば、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(添加量100重量部)、ナフタレン型エポキシ樹脂(添加量100重量部)を主剤とする樹脂剤である。この主剤に、硬化剤として、Me−THPA(KRM−291−5:旭電化製)を100重量部)、硬化促進剤としてイミダゾールを0.5重量部、有機酸として無水こはく酸を20重量部、無機フィラーとしてシリカ粉末を334重量部、カップリング剤としてγ- グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(添加量1重量部)とヘキサメチルジシラザン(添加量1重量部)を添加する。
無機フィラーと無機フィラー以外の接着剤組成物の混合比は、無機フィラー量が0.5〜70wt%の範囲、それ以外の残部が接着剤組成物である
接着剤組成物に関しては、上記に限らず以下の材料から選択することが可能である。
主剤には、脂環式エポキシ樹脂,ビスフェノールF型エポキシ樹脂,ビスフェノールA型エポキシ樹脂,ビフェニル型エポキシ樹脂,ノボラック型エポキシ樹脂などを用いることができる。
活性剤として、無水こはく酸、こはく酸、セバシン酸、アジピン酸、ステアリン酸パルミチン酸、マレイン酸、無水酢酸、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどを用いることができる。
カップリング剤として、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン,γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン,N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン,γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン,ヘキサメチルジシラザンならびにシリコーン系カップリング剤などを用いることができる。
硬化促進剤として、イミダゾール(2ーエチル−4−メチルイミダゾール,2−フェニルイミダゾール,2−フェニル−4−メチルイミダゾール.1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール,1−ベンジル−2−メチルイミダゾール,1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール,1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール,1−メチル−2−エチルイミダゾール),有機ホスフィン(トリフェニルホスフィン,トリメタトリルホスフィン,テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート,トリフェニルホスフィントリフェニルボラン),ジアザビシクロウンデセン,ジアザビシクロウンデセントルエンスルホン酸塩,ジアザビシクロウンデセンオクチル酸塩等があり、添加量は0.1〜40重量部である。
硬化剤として、メチルテトラヒドロ無水フタル酸,メチルヘキサヒドロ無水フタル酸,無水メチルハイミック酸,ヘキサヒドロ無水フタル酸,トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸,テトラヒドロ無水フタル酸,メチルシクロヘキセンジカルボン酸無水物,無水ナジック酸等があり、添加量はエポキシ等量により算出される。
無機フィラーとして、シリカ、アルミナを用いることができる。
アンダーフィル剤として、上述した樹脂に代えて、エポキシ系フラックスフィル(千住金属製)にシリカ粉末(平均粒径4μm)を50〜80wt%の割合で混合したものを用いてもよい。
上記の方法でLSIチップ11を回路配線基板21に実装した半導体装置を用いて、接続信頼性を確認するために、−55〜125℃の温度サイクル試験を500サイクル行った。この結果、抵抗上昇を10%以下に抑制でき、良好な信頼性が達成できた。
図7〜図9は、半導体装置の製造プロセスの変形例を示す図である。変形例では、LSIチップ側と、回路配線基板側の双方に、それぞれ異なる材料でバンプを形成し、その後接合する。
図7に示すように、LSIチップ側の金属としてCuあるいはNiを用いて、第1の金属膜を形成する。
図8に示すように、回路配線基板側の金属としてSn−Bi(錫−ビスマス)、Sn−In(錫−インジウム)、In−Ag(インジウム−銀)、あるいはIn−Zn(インジウム−亜鉛)合金を使用して、第2の金属膜を形成する。
LSI側および回路配線基板側の金属膜形成後に、レジストマスクを除去して、第1の柱状バンプおよび第2の柱状バンプを得る。Cuシード層エッチング後、組成に応じて100〜140℃で熱圧着・接合させる。
図7は、LSI側のバンプ形成プロセスである。まず、図7(a)に示すように、図LSIチップ上に、絶縁膜13を介して下層の半導体回路(不図示)と接続する電極12を形成する。電極12のピッチサイズは40μm、電極パッド径は20μmである。このようなピッチで配置される電極12を覆って、電解めっきシード層として、銅(Cu)シード層14を、200nmの膜厚でスパッタ法により形成する。
その上に、感光性のドライフィルムレジスト15(厚さ20〜30μm)を、100℃で貼り付ける。ドライフィルムレジストとして、たとえばアクリレート系樹脂フィルムを用いる。ドライフィルムレジスト15を用いることによって、バンプの高さを確保する。
次に、図7(b)に示すように、レジストの露光、現像を行い、電極に対応する箇所に直径20μmの開口部15Aを有するレジストマスク15Mを形成する。現像は、たとえばnメチル2−ピロリドンを使用して行う。開口を形成後、酸素プラズマ(圧力:0.1Torr)を5分間照射する。さらに、界面活性剤水溶液中(濃度:5〜10倍希釈、超音波印加:10〜20分)に浸漬し、流水洗浄する。界面活性剤はたとえばエキストランMA02(メルク社製)を使用して行う。
次に図7(c)に示すように、開口15A内に、LSIチップの第1金属膜17として、Cu膜17を膜厚が20〜30μm±1μmとなるように電解めっきにより形成する。
次に、図7(d)に示すように、モノエタノールアミン水溶液でレジストマスク15Mを除去し、酢酸−硝酸系の液によりCuシード層14をエッチング除去して、第1の柱状のめっきバンプ17aを形成する。
図8は、回路配線基板側のバンプ形成プロセスである。まず、図8(a)に示すように、回路配線基板21上に、絶縁膜23を介して下層の配線(不図示)と接続する電極22を形成する。電極のピッチサイズは40μm、電極パッド径は20μmである。電極22を覆って全面に、電解めっきシード層として、銅(Cu)シード層24を200nmの膜厚でスパッタ法により形成する。
その上に、厚さ20μmの感光性のドライフィルムレジスト25を100℃で貼り付ける。ドライフィルムレジストとして、たとえばアクリレート系樹脂フィルムを用いる。ドライフィルムレジストを用いることによって、バンプの高さを確保する。
次に、図8(b)に示すように、レジストの露光、現像を行い、電極に対応する箇所に直径20μmの開口部25Aを有するレジストマスク25Mを形成する。現像は、たとえばnメチル2−ピロリドンを使用して行う。開口を形成後、酸素プラズマ(圧力:0.1Torr)を5分間照射後する。さらに、界面活性剤水溶液中(濃度:5〜10倍希釈、超音波印加:10〜20分)に浸漬し、流水洗浄する。界面活性剤はたとえばエキストランMA02(メルク社製)を使用して行う。
次に、図8(c)に示すように、開口25A内に、回路配線基板側の第2金属膜19として、Bi含有量が50〜80wt%のSn−Biを、電解めっきにより形成する。Sn−Biめっき19の膜厚は10μm±1μmである。
次に、図8(d)に示すように、モノエタノールアミン水溶液でレジストマスク25Mを除去し、酢酸−硝酸系の液によりCuシード層24をエッチング除去して、第2の柱状のめっきバンプ19aを形成する。
図9は、LSI素子11と回路基板21との接合プロセスである。
図9(a)に示すように、上述した方法で形成された第1の柱状バンプ17aを有するLSIチップ11を、素子面(バンプ)が下向きになるようにして、第2の柱状バンプ19aを有する回路配線基板21に対して所定の位置に合わせ、FCボンダで接合する。このときの接合は、低加重で融点直下の熱圧着による接合である。圧着条件は、たとえば、128℃(融点138−10℃)、10秒の加熱、加重2Kg/chipである。
圧着により、ピッチが40μm、高さが40μm以上の柱状バンプ20が形成される。この柱状バンプの高さの1/2以上は、第1金属としてのCu膜17aであり、残りが、第1金属よりも低融点のSn−Bi膜19aである。
図9(b)に示すように、圧着後、アンダーフィルを注入し、170℃、2分の加熱で接合、硬化する。このときの回路配線基板温度は98℃である。
アンダーフィル剤は、たとえば、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(添加量100重量部)、ナフタレン型エポキシ樹脂(添加量100重量部)を主剤とする樹脂剤である。この主剤に、硬化剤として、Me−THPA(KRM−291−5:旭電化製)を100重量部)、硬化促進剤としてイミダゾールを0.5重量部、有機酸として無水こはく酸を20重量部、無機フィラーとしてシリカ粉末を334重量部、カップリング剤としてγ- グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(添加量1重量部)とヘキサメチルジシラザン(添加量1重量部)を添加する。
無機フィラーと無機フィラー以外の接着剤組成物の混合比は、無機フィラー量が0.5〜70wt%の範囲、それ以外の残部が接着剤組成物である
接着剤組成物に関しては、上記に限らず以下の材料から選択することが可能である。
主剤には、脂環式エポキシ樹脂,ビスフェノールF型エポキシ樹脂,ビスフェノールA型エポキシ樹脂,ビフェニル型エポキシ樹脂,ノボラック型エポキシ樹脂などを用いることができる。
活性剤として、無水こはく酸、こはく酸、セバシン酸、アジピン酸、ステアリン酸パルミチン酸、マレイン酸、無水酢酸、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどを用いることができる。
カップリング剤として、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン,γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン,N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン,γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン,ヘキサメチルジシラザンならびにシリコーン系カップリング剤などを用いることができる。
硬化促進剤として、イミダゾール(2ーエチル−4−メチルイミダゾール,2−フェニルイミダゾール,2−フェニル−4−メチルイミダゾール.1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール,1−ベンジル−2−メチルイミダゾール,1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール,1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール,1−メチル−2−エチルイミダゾール),有機ホスフィン(トリフェニルホスフィン,トリメタトリルホスフィン,テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート,トリフェニルホスフィントリフェニルボラン),ジアザビシクロウンデセン,ジアザビシクロウンデセントルエンスルホン酸塩,ジアザビシクロウンデセンオクチル酸塩等があり、添加量は0.1〜40重量部である。
硬化剤として、メチルテトラヒドロ無水フタル酸,メチルヘキサヒドロ無水フタル酸,無水メチルハイミック酸,ヘキサヒドロ無水フタル酸,トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸,テトラヒドロ無水フタル酸,メチルシクロヘキセンジカルボン酸無水物,無水ナジック酸等があり、添加量はエポキシ等量により算出される。
無機フィラーとして、シリカ、アルミナを用いることができる。
アンダーフィル剤として、上述した樹脂に代えて、エポキシ系フラックスフィル(千住金属製)にシリカ粉末(平均粒径4μm)を50〜80wt%の割合で混合したものを用いてもよい。
上記の方法でLSIチップを回路配線基板に実装した半導体装置を用いて、接続信頼性を確認するために、−55〜125℃の温度サイクル試験を500サイクル行った。この結果、抵抗上昇を10%以下に抑制でき、良好な信頼性が達成できた。
実施形態では、厚膜のドライフィルムレジストを用い、アスペクト比の大きい(1以上の)柱状のバンプを作製し、熱圧着固定およびアンダーフィル充填して接合体を作製している。これらによって以下の効果が見込まれる。
(1)接合体のLSI素子−回路配線基板間のギャップは、従来の2倍以上となり、ドライフィルムの剥離、Cuシードのエッチング、その他各種洗浄が容易に行える。
(2)柱状バンプ形状によって、応力緩和効果が得られ、接合体の長期接続信頼性が期待される。
(3)製造プロセスでのドライフィルムに加わる熱は、最大150℃程度であり、その温度による硬化促進(ドライフィルムレジストとの密着性向上)の進行は小さく、めっき形成後のレジストの剥離が容易かつ短時間に行える。
(4)Sn−Bi、In−Sn等のはんだ材料は未溶融につき、Cuシード層へのはんだぬれ拡がり(染み出し)といった障害は生じない。
なお、本実施形態では、電極ピッチが40μm、電極パッド径が20μmの狭ピッチに対応させて、レジストの膜厚を40μm、開口のアスペクト比1以上としたが、たとえば、電極ピッチ80μm、電極パッド径30μmのときは、レジストの膜厚をたとえば60μmとして、アスペクト比1以上の柱状バンプを形成することができる。逆に、電極ピッチが40μmよりも小さくなる場合も、適切な膜厚のドライフィルムレジストを用いて、アスペクト比が1以上の柱状バンプを形成することができる。
いずれの場合も、LSI素子と回路基板間のギャップを十分に確保し、低温プロセスによる接合の信頼性を確保できる。
最後に、以上の説明に関して、以下の付記を開示する。
(付記1) 半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に、ドライフィルムレジストを用いて、アスペクト比1以上の開口パターンを有するレジストマスクを形成するステップと、
前記開口内に、第1の金属膜を前記膜厚の1/2以上の高さに形成するステップと、
前記開口内の第1の金属膜に重ねて、第2の金属膜を、前記レジストマスクの膜厚を越え、かつ隣接する開口の第2金属膜と接触しないように形成するステップと、
前記レジストマスクを残したまま、前記レジストマスクから突出する第2金属膜を、他方の基板上の電極に対して、フラックスレス接合するステップと、
前記接合の後に、前記レジストマスクを剥離するステップと、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記レジストマスク形成ステップは、前記開口パターンの形成後に、酸素プラズマを照射し、超音波印加下で界面活性剤水溶液中に所定時間浸漬するステップを含むことを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に、ドライフィルムレジストを用いて、開口パターンを有するレジストマスクを形成するステップと、
前記開口パターンの形成後に、酸素プラズマを照射し、超音波印加下で界面活性剤水溶液中に所定時間浸漬するステップと、
前記開口内に、第1の金属膜を形成するステップと、
前記開口内の第1の金属膜に重ねて、第2の金属膜を、前記レジストマスクの膜厚を越え、かつ隣接する開口の第2金属膜と接触しないように形成するステップと、
前記レジストマスクを残したまま、前記レジストマスクから突出する第2金属膜を、他方の基板上の電極に対して、フラックスレス接合するステップと、
前記接合の後に、前記レジストマスクを剥離するステップと、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記フラックスレス接合は、100℃〜140℃で行なわれることを特徴とする付記1または3に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記フラックスレス接合は、前記第2金属膜の融点よりも低い温度で行なわれることを特徴とする付記1または3に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記レジストマスク剥離語に、前記第1基板と第2基板の間にアンダーフィルを充填し、130℃〜170℃で熱処理するステップをさらに含むことを特徴とする付記1または3に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に100μm未満のピッチで配置される第1電極上に、第1の金属で第1の柱状バンプを形成するステップと、
他方の基板上に前記ピッチで配置される第2電極上に、前記第1金属よりも低い融点の第2の金属で第2の柱状バンプを形成するステップと、
前記第1の柱状バンプと、第2の柱状バンプを位置合わせし、前記第2の金属の融点よりも低い温度で熱圧着するステップと、
前記第1基板と第2基板の間にアンダーフィルを充填し、130℃〜170℃で接合、硬化するステップと、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記8) 前記第2の金属は、錫−ビスマス(Sn−Bi)、錫−インジウム(Sn−In)、インジウム−銀(In−Ag)、インジウム−亜鉛(In−Zn)合金の中から選択されることを特徴とする付記1、3または6の半導体装置の製造方法。
(付記9) 回路配線基板と、
前記回路配線基板上に、ピッチサイズが100μm未満、アスペクト比が1以上の柱状バンプを介して接合される半導体チップと、
を有し、前記柱状バンプは、当該柱状バンプの高さの1/2以上の高さを占める第1金属膜と、前記第1金属膜の融点よりも低い融点の鉛フリーの第2金属膜と、で構成されることを特徴とする半導体装置。
(付記10) 前記第2の金属は、錫−ビスマス(Sn−Bi)、錫−インジウム(Sn−In)、インジウム−銀(In−Ag)、インジウム−亜鉛(In−Zn)合金の中から選択されることを特徴とする付記9の半導体装置。
狭ピッチ以前の公知の実装プロセスおよび実行構造例1を示す図である。 狭ピッチ以前の公知の実装プロセスおよび実装構造例2を示す図である。 狭ピッチ以前の公知の実装プロセスおよび実装構造例3を示す図である。 従来の狭ピッチ対応の実装プロセスを示す図である。 本発明の一実施形態に係る接合プロセスを示す図(その1)である。 本発明の一実施形態に係る接合プロセスを示す図(その2)であり、図5(d)に引き続く工程を示す図である。 接合プロセスの変形例であり、LSI素子側のバンプ形成プロセスを示す図である。 接合プロセスの変形例であり、回路基板側のバンプ形成プロセスを示す図である。 図7及び図8で形成されたLSI素子と回路基板の接合を示す図である。
符号の説明
11 半導体素子(LSIチップ)
12、22 電極
13、23 絶縁膜
14、24 Cuシード層
15、25 ドライフィルムレジスト
15A、25A 開口
15M,25M レジストマスク
17 第1金属膜
17a 第1バンプ
19 第2金属膜
19a 第2バンプ
21 回路基板(回路配線基板)
31 アンダーフィル

Claims (5)

  1. 半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に、ドライフィルムレジストを用いて、アスペクト比が1以上の開口パターンを有するレジストマスクを形成するステップと、
    前記開口内に、第1の金属膜を前記膜厚の1/2以上の高さに形成するステップと、
    前記開口内の第1の金属膜に重ねて、第2の金属膜を、前記レジストマスクの膜厚を越え、かつ隣接する開口の第2金属膜と接触しないように形成するステップと、
    前記レジストマスクを残したまま、前記レジストマスクから突出する第2金属膜を、他方の基板上の電極に対して、フラックスレス接合するステップと、
    前記接合の後に、前記レジストマスクを剥離するステップと、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記レジストマスク形成ステップは、前記開口パターンの形成後に、酸素プラズマを照射し、超音波印加下で界面活性剤水溶液中に所定時間浸漬するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に、ドライフィルムレジストを用いて、開口パターンを有するレジストマスクを形成するステップと、
    前記開口パターンの形成後に、酸素プラズマを照射し、超音波印加下で界面活性剤水溶液中に所定時間浸漬するステップと、
    前記開口内に、第1の金属膜を形成するステップと、
    前記開口内の第1の金属膜に重ねて、第2の金属膜を、前記レジストマスクの膜厚を越え、かつ隣接する開口の第2金属膜と接触しないように形成するステップと、
    前記レジストマスクを残したまま、前記レジストマスクから突出する第2金属膜を、他方の基板上の電極に対して、フラックスレス接合するステップと、
    前記接合の後に、前記レジストマスクを剥離するステップと、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 半導体素子を構成する第1基板または回路配線を有する第2基板のいずれか一方の基板上に100μm未満のピッチで配置される第1電極上に、第1の金属で第1の柱状バンプを形成するステップと、
    他方の基板上に前記ピッチで配置される第2電極上に、前記第1金属よりも低い融点の第2の金属で第2の柱状バンプを形成するステップと、
    前記第1の柱状バンプと、第2の柱状バンプを位置合わせし、前記第2の金属の融点よりも低い温度で熱圧着するステップと、
    前記第1基板と第2基板の間にアンダーフィルを充填し、130℃〜170℃で接合、硬化するステップと、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 回路配線基板と、
    前記回路配線基板上に、ピッチサイズが100μm未満、アスペクト比が1以上の柱状バンプを介して接合される半導体チップと、
    を有し、前記柱状バンプは、当該柱状バンプの高さの1/2以上の高さを占める第1金属膜と、前記第1金属膜の融点よりも低い融点の鉛フリーの第2金属膜と、で構成されることを特徴とする半導体装置。
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