JP2006277792A - 情報記録再生装置および情報記録再生方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 音楽データの圧縮処理と再生処理とを並行して実行する際に、圧縮処理された圧縮音楽データを一時的に順次DSP用ワークRAM16に記憶し、このDSP用ワークRAM16に記憶されている圧縮音楽データに基づいて再生処理を実行するとともに、1曲分の音楽データの圧縮処理が完了したときに、DSP用ワークRAM16に記憶されている圧縮音楽データをハードディスクドライブ13に転送して格納するようにした。
【選択図】 図3
Description
そして、近年では、音楽データの再生と並行して、オーディオCDから音楽データを抽出してハードディスクへ記録するオーディオ録音再生装置が知られている。この種のオーディオ録音再生装置では、音楽データの記録と再生とを並行して行う場合に、オーディオCDから音楽データを順次抽出してハードディスクに順次格納する(リッピング)とともに、当該ハードディスクから音楽データを順次読み出して再生するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特に、ローカルバスを介してデータ転送を要する他の処理(例えば表示処理など)がオーディオ記録再生時に発生した場合、当該他の処理のためのデータ転送が遅滞し、当該他の処理の処理速度が低下するといった問題がある。また、この問題を回避すべく、ローカルバスを介したデータ転送をオーディオ記録再生処理よりも他の処理を優先させると、ハードディスクから音楽データ再生部への音楽データの転送速度が低下し、再生音声が途切れてしまうといった問題もある。
図1は本実施の形態に係る情報記録再生装置1の構成を示す図である。この情報記録再生装置1は、オーディオCDに記録された音楽データ(オーディオデータ、音声データ)を読み取り、当該音楽データを再生する機能の他に、音楽データの再生と並行して音楽データを圧縮してハードディスクドライブ(記憶装置)に格納する機能を有するものである。
図1において、CPU10は本情報記録再生装置1の各部の制御や各種演算処理を実行するものである。ワークRAM11は各種データを一時的に記憶するものであり、CPU10とローカルバス2を介して接続され、CPU10のワークエリアとして用いられる。
CDデータ読取部14はオーディオCD(図示せず)に記録されている音楽データを読出し、DSP(Digital Signal Processor)部15に順次出力するものである。
音声圧縮処理部15Bは、CDデータ読取部14から順次出力された音楽データを所定のコーデック(符号化方式)に基づいて順次エンコード処理(圧縮処理)して圧縮音声データを生成するものである。音声データの符号化方式としては、可逆/非可逆に拘らず任意の圧縮方式を用いることが可能である。
D/A変換器17は、圧縮音声データ再生処理部15Aから順次受け取った音楽再生データをデジタル/アナログ変換して、スピーカ18に順次出力するものであり、これにより、圧縮された音声データの再生が行われる。
そして、DSP用ワークRAM16に一時的に格納されている圧縮音声データは、1曲分の音楽データの圧縮処理が完了するなどの所定の条件が成立した場合に、ローカルバス2を介してワークRAM11に格納し、そして、バス変換部12を介してハードディスクドライブ13に格納される。以下、かかる動作についてより詳細に説明する。
また、CPU10は、1曲分の音楽の再生が終了した後、次に再生すべき音楽があるか否かを判断し(ステップSB4)、再生すべき音楽がある場合には(ステップSB4:YES)、処理手順をステップSB1に戻して音楽データのデコード・再生処理を開始し、また、再生すべき音楽がない場合には(ステップSB4:NO)、音楽再生処理を終了する。
また、本実施の形態によれば、高速動作するCPUや広帯域かつ高速データ転送可能なローカルバス2を用いる必要がないため、装置の低コスト化を図ることができる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、1曲分の音楽データの圧縮処理が完了した時点で、圧縮音楽データをDSP用ワークRAM16からハードディスクドライブ13へ転送する構成について例示したが、これに限らない。すなわち、1曲分の音楽データの圧縮処理が完了した後、ローカルバス2が他の処理に使用されていないタイミング、或いは、圧縮音楽データを転送しても他の処理のためのデータ転送帯域が確保可能なタイミングで圧縮音楽データをDSP用ワークRAM16からハードディスクドライブ13へ転送する構成としても良い。
特に、本変形例によれば、圧縮処理速度が音楽再生速度に対して高速になるほど、圧縮処理が終了してから音楽再生が終了するまでの時間、すなわち、ハードディスクドライブ13に圧縮音楽データを転送可能期間が長くなる。したがって、音楽記録再生処理と並行して複数の処理が実行されている場合であっても、圧縮音楽データを転送可能期間内で、それら複数の処理がローカルバス2を使用しないタイミングが発生し易くなり、そのタイミングで圧縮音楽データを転送することで、他の処理の実行を阻害することなく、ハードディスクドライブ13に圧縮音楽データを転送することができる。
上述した実施の形態および変形例では、1曲分の音楽データの圧縮処理が終了した後に、圧縮音楽データをDSP用ワークRAM16からハードディスクドライブ13へ転送する構成について例示したが、これに限らない。
詳述すると、圧縮音楽データは演奏時間の長い音楽ほど大きくなるため、長時間に亘る音楽の圧縮音楽データを全てDSP用ワークRAM16に一時的に格納する構成とすると、DSP用ワークRAM16のメモリ容量が肥大化しコストが高くなってしまう。
そこで、DSP用ワークRAM16のメモリ容量に対する圧縮音楽データの格納容量が所定容量に至った場合には、圧縮処理(エンコード)を中断し、圧縮音楽データをハードディスクドライブ13に転送し、また、その時点で再生が終了している分の圧縮音楽データをDSP用ワークRAM16から破棄した後、音楽データの圧縮処理を再開するといったことを繰り返し実行する構成としても良い。
この構成によれば、DSP用ワークRAM16として大容量のメモリを用いる必要がないため、低コスト化を図ることが可能となる。
上述した実施の形態および各変形例にて例示した情報記録再生装置1は、例えば、カーオーディオ装置やステレオ装置、ポータブルオーディオ装置といった、オーディオ再生機能を有する一般的なオーディオ装置として構成することが可能であり、また、オーディオ再生機能を有する例えばカーナビゲーション装置などの他の電子機器として構成することも可能である。
特に、オーディオ再生機能を有するカーナビゲーション装置に本発明を適用することで、音楽データを記録再生しているときに、地図のスクロール処理や経路計算処理、音声認識処理などの経路案内に関する処理が発生したとしても、それらの処理に要するデータ転送のための帯域をローカルバス2に確保することができ、経路案内に関する処理が遅滞することを確実に防止することができる。
2 ローカルバス
10 CPU
13 ハードディスクドライブ(記録装置)
14 CDデータ読取部
15 DSP部
15A 圧縮音声データ再生処理部
15B 音声圧縮処理部
16 DSP用ワークRAM(一時記憶手段)
Claims (6)
- 記録媒体に記録された記録データを再生処理しつつ、前記記録データを圧縮処理して圧縮データを記録装置に格納する情報記録再生装置において、
圧縮処理された圧縮データを一時的に順次記憶する一時記憶手段を設け、
前記一時記憶手段に記憶されている圧縮データに基づいて再生処理を実行するとともに、所定の条件が成立したときに、前記一時記憶手段に記憶されている圧縮データを前記記録装置に転送して格納する
ことを特徴とする情報記録再生装置。 - 前記一時記憶手段に記憶されている圧縮データを前記記録装置に転送して格納した後、前記再生処理が完了した場合に、当該再生処理の対象だった圧縮データを前記一時記憶手段から消去する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。 - 前記記録データが音楽データである場合に、1曲分の音楽データの圧縮データを生成したときに、前記一時記憶手段に記憶されている1曲分の圧縮データを前記記録装置に転送して格納する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報記録再生装置。 - 前記一時記憶手段の記憶容量に対して当該一時記憶手段に記憶されている圧縮データのデータ容量が所定の割合に達したときに、前記一時記憶手段に記憶されている圧縮データを前記記録装置に転送して格納する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。 - 前記一時記憶手段に記憶されている圧縮データを前記記録装置に転送して格納した後、その時点で再生された分の圧縮データを前記一時記憶手段から消去する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報記録再生装置。 - 記録媒体に記録された記録データを再生処理しつつ、前記記録データを圧縮処理して圧縮データを記録装置に格納する情報記録再生方法において、
圧縮処理された圧縮データを一時的に順次一時記憶手段に記憶し、前記一時記憶手段に記憶されている圧縮データに基づいて再生処理を実行するとともに、所定の条件が成立したときに、前記一時記憶手段に記憶されている圧縮データを前記記録装置に転送して格納する
ことを特徴とする情報記録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005091572A JP2006277792A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 情報記録再生装置および情報記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005091572A JP2006277792A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 情報記録再生装置および情報記録再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006277792A true JP2006277792A (ja) | 2006-10-12 |
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ID=37212410
Family Applications (1)
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JP2005091572A Pending JP2006277792A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 情報記録再生装置および情報記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006277792A (ja) |
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2005
- 2005-03-28 JP JP2005091572A patent/JP2006277792A/ja active Pending
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