JP2006276515A - シュリンクフィルム - Google Patents

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裕子 渋谷
Hironori Ueda
洋典 上田
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Abstract

【課題】容器から容易に剥離できるシュリンクフィルムを提供する。
【解決手段】両側辺を接合して接合部9を有する円筒を形成し、その円筒内に容器本体を挿入した後、収縮させて容器本体の外周に取り付け、容器本体から剥離するための剥離帯8を備える。そして、剥離帯8が接合部9に沿って両側に形成された2本のミシン目(剥離線)11,12を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、両側辺を接合して接合部を有する円筒を形成し、その円筒内に容器本体を挿入した後、収縮させて容器本体の外周に取り付けるシュリンクフィルムに関する。
従来、ビール、ビタミン飲料、乳・乳飲料、ジュ−ス、炭酸飲料、水、お茶等の飲料水、あるいは、オイル、調味料、その他種々の液状食品を充填包装するために、種々の形態からなるプラスチック製ボトル、ガラス瓶、金属缶等(以下「容器本体」という。)が開発されている。これらの容器本体の表面に、容器の保護、結束、ラベル貼り等の目的で、上記の容器本体の一部または全部を迅速に被覆、あるいは、結束する包装材料として、シュリンクフィルムが知られている。
シュリンクフィルムの包装方法としては、例えば、筒状、若しくは、袋状のシュリンクフィルムに少し余裕を持たせて容器本体に一次包装した後、熱風、スチーム等によってシュリンクフィルムを容器本体外周面にシュリンク包装させる方法が知られている。また、他のシュリンクフィルムの包装方法としては、シュリンクフィルムをある程度緊張状態で包装し、フィルムの端を容器本体の底部に折り込んで、該折り込み部をフィルム同士の自己密着力または熱融着により一次包装した後、シュリンク処理させてフィルムの弛みやシワを除去するストレッチシュリンク等の方法も知られている。
容器本体の形状としては、角状、丸状、ひょうたん状等のあらゆる形状の容器本体にシュリンク包装することができるため、容器本体の形状の選択幅を広くとることができるものである。また、シュリンクフィルムと容器本体とを直接接着していないため、シュリンクフィルムを剥離することにより容器本体とを完全に分離することができる。このため、リサイクルの観点からも、シュリンクフィルムは今後益々需要の拡大が期待される。
しかしながら、従来のシュリンクフィルムはミシン目(剥離線)が1本のため、剥離途中でミシン目から逸れて破断が進行してしまい、最後まで縦方向にスムーズに剥離できないという問題があった。
この問題を解決するために、図9(a)のようなミシン目Aを2本設けたシュリンクフィルムBを容器本体Cに外装することが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2002−337880号公報
しかし、図9(b)のように開封途中でミシン目(A)から逸れて容器本体(C)の周方向に裂けてしまい依然として開封しにくいことから、上記問題点を解決するに至っていない。
そこで、この発明の目的は、容器から容易に剥離できるシュリンクフィルムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、両側辺を接合して接合部を有する円筒を形成し、該円筒内に容器本体を挿入した後、収縮させて前記容器本体の外周に取り付けるシュリンクフィルムであって、前記容器本体から剥離するための剥離帯を備えるシュリンクフィルムにおいて、前記剥離帯が複数の剥離線を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシュリンクフィルムにおいて、剥離帯が前記接合部に沿って両側に形成されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のシュリンクフィルムにおいて、前記剥離線が剥離促進部と形状保持部とを交互に備え、隣接した2本の前記剥離線の前記剥離促進部が千鳥状に配置されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のシュリンクフィルムにおいて、前記一の剥離線の前記剥離促進部の後端と、前記別の剥離線の前記剥離促進部の前端とが前記容器本体の周方向に対してオーバーラップし、該オーバーラップした領域が前記剥離促進部の長さの10%未満であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のシュリンクフィルムにおいて、前記剥離線がミシン目であるシュリンクフィルムであって、前記剥離促進部が切断部であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、両側辺を接合して接合部を有する円筒を形成し、その円筒内に容器本体を挿入した後、収縮させて容器本体の外周に取り付けるシュリンクフィルムであって、容器本体から剥離するための剥離帯を備えるシュリンクフィルムにおいて、剥離帯が複数の剥離線を備えるので、容器本体からシュリンクフィルムを剥離するにあたり、一の剥離線から逸れて剥離が進行したときには、別の剥離線に沿って剥離を継続することができ、容器本体からシュリンクフィルムを容易に剥離することができる。
請求項2に記載の発明によれば、剥離帯が接合部に沿って両側に形成されるので、補強された接合部を剥離に使用して剥離帯から逸れて剥離が進行することを防止することができ、いっそう容器本体からシュリンクフィルムを容易に剥離することができる。
請求項3に記載の発明によれば、剥離線が剥離促進部を形状保持部とを交互に備え、隣接した2本の剥離線の剥離促進部が千鳥状に配置されるので、容器からシュリンクフィルムを剥離するにあたり、一の剥離線から逸れて剥離が進行したときには、別の剥離線に沿って剥離を一層継続しやすくなり、容器本体からシュリンクフィルムを一層容易に剥離することができる。
請求項4に記載の発明によれば、一の剥離線の剥離促進部の後端と、別の剥離線の剥離促進部の前端とが容器本体の周方向に対してオーバーラップし、オーバーラップした領域が剥離促進部の長さの10%未満であるので、2本の剥離線のうち、一の剥離線または別の剥離線のいずれか一方が剥離促進部にて開始することができ、剥離を容易にするとともに、シュリンクフィルムの強度を適切に保持することができる。
請求項5に記載の発明によれば、剥離線がミシン目であるシュリンクフィルムであって、剥離促進部が切断部であるので、簡単な装置により剥離線を形成することができる。
このように、フィルムが重なり合う比較的強度の高い接合部の両側に、複数の剥離線からなる剥離帯をそれぞれ形成した本発明のシュリンクフィルムを用いることにより消費者が容易、且つ確実に開封できるシュリンクフィルムを提供することができる。
また、接合部をさけて商品ロゴなどを印刷すると、剥離時に商品ロゴが破損することなく、商品の周知効果を高めることができる。さらには、接合部には商品ロゴなどの印刷を施さないため、ミシン目が見えやすく、剥離帯を探し易い効果もある。
以下、本発明のシュリンクフィルムの一例について図面を参酌しつつ説明する。図1は、外周面にシュリンクフィルム(7)を備える容器(P)の側面図である。容器Pは、筒状の熱収縮性フィルムが容器に外嵌装着されてなるものである。
容器本体(1)の口部(3)はキャップ(2)により嵌着され密閉される。口部(3)の下方は連続的に断面積の増加する肩部(4)を有し、該肩部(4)より底部(6)に向かって略同一断面積よりなる側部(5)を備える。
側部(5)には容器本体(1)の周方向にわたってシュリンクフィルム(7)を設ける。シュリンクフィルム(7)は、シート状のシュリンクフィルムの両側辺を接合してなる接合部(9)を有する円筒状に形成し、接合部の両側にはそれぞれ剥離帯(8)を備える。
この剥離帯(8)は詳しくは、図2に示すようになっている。すなわち、シュリンクフィルム(7)の接合部(9)を挟んだ両側に、それぞれ2列のミシン目(剥離線)(11)(12)からなる剥離帯(8)が形成され、ミシン目(11)は、縦方向に切断部分(11A)と非切断部分(11B)を交互に形成してなる。
同様にミシン目(12)は縦方向に切断部分(剥離促進部)(12A)と非切断部分(形状保持部)(12B)を交互に形成してなる。
図3は、シュリンクフィルム(7)の展開図である。シュリンクフィルム(7)の両側辺(7c)(7c')から距離aだけ離れた位置に剥離帯(8)を構成するミシン目(11)を設ける。なお、距離aは15mm程度であることが好ましい。また、ミシン目(12)はミシン目(11)と平行に距離cだけ内側に形成する。cは2mm程度が好ましい。
さらに、シュリンクフィルム(7)の両側辺(7c)(7c')より内側に距離bを接合部分(9A)とする。この接合部分(9A)を重ね合わせると接合部(9)が形成される。
2本のミシン目(11)(12)を同時に破断することによってシュリンクフィルム(7)の剥離を進行させるので、剥離途中にたとえミシン目(11)が容器(P)の周方向(S)に裂けてしまっても隣り合う別のミシン目(12)によって破断が進行するため、接合部(9)を最後まで継続して確実に切り取ることができる。
接合部分(9A)を重ね合わせて形成した筒状体のシュリンクフィルム(7)を、容器Pに装着する方法について以下に説明する。図4は、自動ラベル装着装置の一例を示す概略的構成図である。まず、自動ラベル装着装置のラベラー(L)において、連続して供給される容器本体(1)の上部より筒状体となったシュリンクフィルム(7)を装着する。次に、容器本体(1)をシュリンクトンネル(T)に通して、所定温度、例えば、80〜200℃の熱風や、水蒸気、及び、水蒸気が結露した湯気により加熱するスチームや、赤外線等の輻射熱を作用させて、周方向に高収縮させてシュリンク容器(P)を完成する。
以上のように製造された容器(P)よりシュリンクフィルム(7)を剥離するには、図5に示すように剥離開始位置(10)を下方に引っ張り(あるいは剥離帯(8)の下端部(7B)を上方に引っ張り)、ミシン目(11)(12)に沿って切り取ることにより接合部(9)をシュリンクフィルム(7)から切り離す。この時、剥離帯(8)が接合部(9)の両側にそれぞれ設けられており、この接合部(9)は比較的強度が高く、力を加えやすいため、小さな力でも容易に剥離帯を切り取ることができる。
なお、シュリンクフィルム(7)は、図6に示すように、3本のミシン目(11)(12)(13)を備える剥離帯(8)を有するように構成してもよい。この時ミシン目(11)(12)(13)はそれぞれ距離cで形成されるものとする。
剥離帯(8)をこのように構成すると、シュリンクフィルム(7)をよりいっそう剥離帯(8)に沿って最後まで剥離することが容易になる。
また、シュリンクフィルム(7)は、図7に示すようにミシン目(11)(一の剥離線)、ミシン目(12)(別の剥離線)とが千鳥状に配置されていてもよい。
この場合、フィルムの両側辺(7c)(7c')から距離a離れた位置に剥離帯(8)としての2列のミシン目(11)(12)を千鳥状に設ける。
なお、距離aは15mm程度であることが好ましい。ミシン目間の距離cは2mm前後であり、シュリンクフィルム(7)の両側辺(7c)(7c')を接合してなる接合部分(9A)が重なる距離bは5mm前後であることが好ましい。
このようにして、剥離帯(8)を千鳥状に設けることにより、周方向(S)に対して剥離開始部(10)において、剥離帯(8)の2列のミシン目(11)(12)のうち少なくとも1つが切断部(剥離促進部)(11A)(12A)を形成しており、シュリンクフィルム(7)の切り取り開始がより一層容易となる。
また、千鳥状に配置されたミシン目(11)(12)は、図8(a)に示すようにミシン目(11)の切断部(11A)の後端(11b)と、ミシン目(12)の切断部(12A)の前端(12a)とが、シュリンクフィルム(7)の周方向(S)に対して10%でオーバーラップするように形成される。この場合、ミシン目(12)の切断部(12A)の長さMが0.5mmであり、隣り合うミシン目(11)の切断部(11A)のオーバーラップする長さNは0.05mmとする。なお、ミシン目は、一のミシン目の後端(11b)と隣り合う別のミシン目の前端(12a)とが0%から10%の範囲でオーバーラップすることが望ましい。これにより、複数本のミシン目のうち、何れかのミシン目の切断部が、シュリンクフィルムの上端部(7A)に形成されることが可能となる。
また、図8(b)に示すようにオーバーラップする割合が0%であった場合、ミシン目の切断部の後端と、隣り合う別のミシン目の切断部の前端とは、周方向(S)の同一線(l)上で一致するように形成されることとなる。
よって、シュリンクフィルム(7)の千鳥状に配置されたミシン目(11)(12)は、剥離開始位置であるシュリンクフィルム上端部(7A)において必ず1つの切断部分(11A)または切断部分(12A)が形成されることとなり、シュリンクフィルム(7)の切り始めが容易となるばかりでなく、シュリンクフィルム上端部(7A)において2つの切断部分が形成される場合と比較して、シュリンクフィルム(7)の適切な強度を保つことができる。よって、容器(P)の落下時に不用意に剥離帯が剥がれてしまうようなことがない。
本発明において、シュリンクフィルムの材質としては、印刷適性を有すれば、特に限定されず、一般的にシュリンクフィルムに使用されている熱収縮性のポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、低密度直鎖状ポリエチレンフィルム、環状ポリオレフィンフィルム、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体等の樹脂から製膜されたポリオレフィン系フィルム、塩素化ポリエチレン,塩素化ポリプロピレンなどの樹脂から製膜された変性ポリオレフィンフィルム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の樹脂から製膜されたフィルム、アクリル系樹脂系フィルム等、同素材または異種素材をラミネートした積層のもの、不織布が使用できる。
また、シュリンクフィルムは、顔料等の着色剤で着色され遮光性を有するものであってもよい。このようにすると、容器(P)の内容物が直接光に当たると変質してしまう場合に好適である。シュリンクフィルムの厚みは、特に限定されないが、耐熱性、剛性、ラベルとした時の作業性、外観等を損なわない範囲で、適宜選択され、5〜70μm位好ましく、15〜60μm位が望ましい。シュリンクフィルムの種類は、印刷適性、剛性、ラベルとした時の作業性の面から、ポリエチレンテレフタレート・ポリスチレンフィルム等を用いることが好ましい。また、印刷をせず着色のみのシュリンクフィルムであっても良い。これによって、ワインなどの品質劣化を防止することができる。
本発明にかかるシュリンクフィルム(7)に設けられているミシン目(11〜13)は、例えば、周囲に切断部と非切断部とが繰り返し形成された円板状の刃物を押し当てる方法等によりミシン目を施すことができる。このミシン目は筒状体からなるシュリンクラベルを製造する工程、即ち、シュリンクフィルム断裁工程、筒貼り工程、シュリンクラベル断裁工程のうち、適宜の段階で施すことができる。
前記のミシン目としては、70〜90℃の温水10秒間で、熱収縮が最大70〜80%以上であって、ポリエチレンテレフタレートフィルム等の硬い熱収縮フィルムの場合、剥離促進部の長さ0.3〜0.6mmで、形状保持部の長さ0.3〜0.6mmが好ましい。また、ミシン目の切断部分としては、貫通孔でなくフィルム薄肉部としても良い。
本発明にかかるシュリンクフィルムを嵌着する容器本体(1)としては、例えば、ガラス瓶、プラスチックボトル、金属缶等の容器などが挙げられる。前記のプラスチック製容器を構成する樹脂として、例えば、ポリプロピレンなどのオレフィン系重合体やポリスチレンなどのスチレン系重合体等のビニル重合体、ポリエステル、塩化ビニル樹脂などが挙げられる。上記の容器の形状としては、丸型、角型、八角型、ひょうたん型でも良い。
また、上記の容器に充填する内容物としては、ビール、ビタミン飲料、乳・乳飲料、ジュ−ス、炭酸飲料、水、お茶等の飲料水、あるいは、油脂、調味料、その他種々の液状食品、化粧水、液状洗剤等が挙げられる。
以下、本発明のシュリンクフィルムのミシン目の形成条件を変化させたときの容器からの剥離し易さの評価結果を示す。
なお、シュリンクフィルム(7)は、ミシン目の切断部分(孔)の長さと、ミシン目の非切断部分(ピッチ)の長さ、ミシン目の本数と、シュリンクフィルムの種類と、を変化させて、以下パターン1からパターン4に示す12種類を作製した。
シュリンクフィルム(7)を装着する容器本体(1)としては、280mlのペットボトル容器を用い、図4に示す自動ラベル装着装置に供給した。この時、シュリンクフィルム(7)の幅は、容器本体(1)の胴周りの108%となっている。このシュリンクフィルム(7)をペットボトル製容器本体(1)の外周表面に嵌着後、シュリンクトンネル(T)においてスチームヒータで90℃、10秒間加熱しシュリンク装着したペットボトル(P)を得た。
〈パターン1〉
シュリンクフィルム素材として、G社製の厚さ50μmの延伸ポリプロピレン(OPP)ラベルを用いた。そして、ミシン目は、剥離促進部(孔)の長さ0.4mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.6mmのミシン目をシュリンクフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で2列施した。その後、シュリンクフィルムの両側辺を重ね合わせ形成した接合部分(9A)を溶着シールで熱接着させ円筒状に形成した。
同様に、剥離促進部(孔)の長さ0.5mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.5mmのミシン目をシュリンクフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で2列施した。また、剥離促進部(孔)の長さ0.5mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.5mmのミシン目をシュリンクフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で3列施した。これらのシュリンクフィルムを装着したペットボトル容器(P)において、容器(P)のシュリンクフィルムを剥離帯に沿って上端部から下方に向けて切り取った切り取り評価結果を表2に示す。また、表1は従来のミシン目が1列の市販品を用いた評価結果である。なお、市販品のシュリンクフィルムのミシン目の孔は0.5mmであり、ピッチは2.5mmであって、シュリンクフィルムを収縮させた後のミシン目のサイズである。
Figure 2006276515
Figure 2006276515
〈パターン2〉
シュリンクフィルム素材として、M社製の厚さ50μmの延伸ポリプロピレン(OPP)ラベルを用いた。そして、ミシン目は、剥離促進部(孔)の長さ0.4mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.6mmのミシン目をフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で2列施した。その後、シュリンクフィルムの両側辺を重ね合わせ形成した接合部を溶着シールで熱接着させ円筒状に形成した。
同様に、剥離促進部(孔)の長さ0.5mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.5mmのミシン目をフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で2列施した。また、剥離促進部(孔)の長さ0.5mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.5mmのミシン目をフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で3列施した。これらのシュリンクフィルムを装着したペットボトルにおいて、容器(P)のシュリンクフィルムを剥離帯に沿って上端部から下方に向けて切り取った切り取り評価結果を表3に示す。
Figure 2006276515
〈パターン3〉
シュリンクフィルム素材として、O社製の厚さ50μmの延伸ポリプロピレン(OPP)ラベルを用いた。そして、ミシン目は、剥離促進部(孔)の長さ0.4mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.6mmのミシン目をフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で2列施した。その後、シュリンクフィルムの両側辺を重ね合わせ形成した接合部を溶着シールで熱接着させ円筒状に形成した。
同様に、剥離促進部(孔)の長さ0.5mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.5mmのミシン目をフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で2列施した。また、剥離促進部(孔)の長さ0.5mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.5mmのミシン目をフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で3列施した。これらのシュリンクフィルムを装着したペットボトルにおいて、容器(P)のシュリンクフィルムを剥離帯に沿って上端部から下方に向けて切り取った切り取り評価結果を表4に示す。
Figure 2006276515
〈パターン4〉
シュリンクフィルム素材として、OPS(延伸ポリスチレン)フィルムを用いた。そして、ミシン目は、剥離促進部(孔)の長さ0.5mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.5mmのミシン目をフィルムの両側辺(7c)(7c')から距離15mmの位置に1列施した。その後、シュリンクフィルムの両側辺を重ね合わせ形成した接合部を溶着シールで熱接着させ円筒状に形成した。
同様に、剥離促進部(孔)の長さ0.5mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.5mmのミシン目をフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で2列施した。また、剥離促進部(孔)の長さ0.5mm、形状保持部(ピッチ)の長さ0.5mmのミシン目をフィルムの両側辺から距離15mmの位置において、2mmの間隔で3列施した。これらのシュリンクフィルムを装着したペットボトルにおいて、容器(P)のシュリンクフィルムを剥離帯に沿って上端部から下方に向けて切り取った切り取り評価結果を(表5)に示す。
Figure 2006276515
以上、表1から表5に示す評価の結果、ミシン目が1列の市販品に比べ、複数のミシン目を有する場合において、よい結果が得られた。特に、パターン1および2のシュリンクフィルムでは、センターシール部の両側にミシン目を設けることで、ミシン目の列に係わらず比較的良い結果が得られた。しかし、パターン3のシュリンクフィルムでは、ミシン目が1列の場合の評価は悪く、2列以上の評価が良いことがわかった。さらには、パターン4のOPSフィルムでは、ミシン目が1列よりも2列、3列の場合の評価が最も良かった。
また、すべての場合において、センターシール部をはさんでミシン目を両側に設けることにより、シュリンクフィルムを少ない力で容易に開封でき、開封途中でミシン目間を移動することはあってもミシン目外の包装体が破断することはなかった。
以上詳述したように、この発明のシュリンクフィルム7は、両側辺7c,7c´を接合して接合部9を有する円筒を形成し、その円筒内に容器本体1を挿入した後、収縮させて容器本体1の外周に取り付けるシュリンクフィルムであって、容器本体1から剥離するための剥離帯8を備える。そして、剥離帯8が接合部9に沿って両側に形成された複数のミシン目(剥離線)11,12を備える。また、ミシン目11,12が切断部(剥離促進部)11A,12Aと非切断部(形状保持部)11B,12Bとを交互に備え、隣接した2本のミシン目11,12の切断部11A,12Aが千鳥状に配置されてもよい。さらに、ミシン目(一の剥離線)11の切断部11Aの後端11bと、ミシン目(別の剥離線)12の切断部12Aの前端12aとが容器Pの周方向Sに対して同一線l上に配置されてもよい。また、剥離促進部がエンボス加工または、熱で表層を溶融してフィルム厚を薄くするなどして形成した薄肉部であってもよい。さらに、シュリンクフィルム7が、遮光性を有するようにしてもよい。
なお、剥離帯8は接合部9に沿って両側に形成されることに限定されるものではなく、シュリンクフィルム7の外周面の任意の場所に形成することができる。
本発明の実施形態を示す容器の側面図である。 シュリンクフィルム上端部の拡大図である。 2本の剥離線を有するシュリンクフィルムの展開図である。 容器本体にシュリンクフィルムを取り付ける工程を示す図である。 容器からシュリンクフィルムを剥離する様子を示した図である。 3本の剥離線を有するシュリンクフィルムの展開図である。 千鳥状の剥離帯を有する加熱収縮前のシュリンクフィルムの展開図である。 (a)千鳥状の剥離帯の一部拡大図である。 (b)千鳥状の剥離帯の別の例を示す一部拡大図である。 従来のシュリンク容器を示す側面図である。
符号の説明
1 容器本体
2 キャップ
3 口部
4 肩部
5 側部
6 底部
7 シュリンクフィルム
7A 上端部
7B 下端部
7c,7c´ 側辺
8 剥離帯
9 接合部
9A 接合部分
10 剥離開始部
11,12,13 ミシン目(剥離線)
11A,12A 切断部(剥離促進部)
11B,12B 非切断部分(形状保持部)
11a,12a 前端
11b,12b 後端
P ペットボトル(容器)
S 周方向
L ラベラー
T シュリンクトンネル
M 切断部の長さ
N オーバーラップ部の長さ
l 同一線

Claims (5)

  1. 両側辺を接合して接合部を有する円筒を形成し、該円筒内に容器本体を挿入した後、収縮させて前記容器本体の外周に取り付けるシュリンクフィルムであって、前記容器本体から剥離するための剥離帯を備えるシュリンクフィルムにおいて、前記剥離帯が複数の剥離線を備えることを特徴とする、シュリンクフィルム。
  2. 前記剥離帯が前記接合部に沿って両側に形成されることを特徴とする、請求項1に記載のシュリンクフィルム。
  3. 前記剥離線が剥離促進部と形状保持部とを交互に備え、隣接した2本の前記剥離線の前記剥離促進部が千鳥状に配置されたことを特徴とする、請求項1に記載のシュリンクフィルム。
  4. 前記一の剥離線の前記剥離促進部の後端と、前記別の剥離線の前記剥離促進部の前端とが前記容器本体の周方向に対してオーバーラップし、該オーバーラップした領域が前記剥離促進部の長さの10%未満であることを特徴とする、請求項3に記載のシュリンクフィルム。
  5. 前記剥離線がミシン目であるシュリンクフィルムであって、前記剥離促進部が切断部であることを特徴とする、請求項3に記載のシュリンクフィルム。
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