JP2006273407A - 紙製パレットの桁部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】4方向以上の差込口を確保し比較的重量物を運搬するパレットの桁部材に、紙やフィルムの巻取用に一旦使用された紙管をリサイクルして用い、且つ強度的にも従来パレットと遜色のない桁部材を提供する。
【解決手段】ダンボール製パレットの天板と地板の間に介在させる桁部材であって、径の異なる複数の紙管より構成し、その少なくとも1つの紙管の外周あるいは内周に段ボールシートを巻き付けて接着し、各々固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】ダンボール製パレットの天板と地板の間に介在させる桁部材であって、径の異なる複数の紙管より構成し、その少なくとも1つの紙管の外周あるいは内周に段ボールシートを巻き付けて接着し、各々固定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、4方向以上からフォークリフトの差込が可能で、比較的重量のある貨物を載せて運搬や保管するために用いる紙製パレットの桁部材に関する。
従来よりいろいろな分野で貨物を保管、運搬するためのパレットとして、軽量、安価、リサイクル可能であるという理由から段ボール等を構成素材とする紙製パレットが広く提供されている。上記パレットは一般的に天板、地板、桁部材から構成され、天板及び地板には段ボール板、桁部材には紙製の円柱や角柱を用いられる。
パレットを4方向以上からフォークリフトを差し込む用途で使用する場合、差し込みに支障がない位置に桁部材を配置し、フォークリフトの爪による破損を考慮して桁部材には紙管を用いる場合が多い。
上記の紙製パレットに比較的重量のある貨物を載せた場合、天板および地板と桁部材の接触面に最も荷重が掛かるが、桁部材と接触する部分の天板及び地板表面が荷重に耐えられずに陥没する場合がある。天板及び地板表面が陥没してしまうと、パレットの平面性、水平性が損なわれ、更なるパレットの損壊、あるいは貨物への悪影響を及ぼす場合もある。
天板及び地板表面が陥没する際の限界荷重は、構成素材、構造、積載貨物、振動、環境等の影響を受け都度変動するが、天板及び地板と桁部材との接触面積が大きければ荷重を受ける面が分散されて陥没しにくくなる。
また接着強度の面から見ても、接触面積を大きくすることは部材間の接着強度の向上にも効果的である。
よって紙製パレットに比較的重量のある貨物を載せる場合、桁部材には通常の紙管ではなく接触面積を大きくした特殊な円柱体を採用する場合が多いが、実際には桁部材を特殊化すると製造コストが掛かる点が問題となっていた。
上記の特殊な円柱体を採用したパレットに関し、下記特許文献1〜2に具体的な方法が開示されている。
特開平07−061448
特開平10−230938
本発明の目的は、4方向以上の差込口を確保し比較的重量物を運搬するパレットの桁部材に、紙やフィルムの巻取用に一旦使用された紙管をリサイクルして用い、且つ強度的にも従来パレットと遜色のない桁部材の提供を目的とする。
本発明の上記目的は、以下の発明により達成された。
1)ダンボール製パレットの天板と地板の間に介在させる桁部材であって、径の異なる複数の紙管より構成し、その少なくとも1つの紙管の外周あるいは内周に段ボールシートを巻き付けて接着し、各々固定せしめたことを特徴とする桁部材。
2)1)記載の紙管が、紙やフィルムの巻取用に一旦使用された紙管を所要寸法に切断して再利用したことを特徴とする桁部材。
1)ダンボール製パレットの天板と地板の間に介在させる桁部材であって、径の異なる複数の紙管より構成し、その少なくとも1つの紙管の外周あるいは内周に段ボールシートを巻き付けて接着し、各々固定せしめたことを特徴とする桁部材。
2)1)記載の紙管が、紙やフィルムの巻取用に一旦使用された紙管を所要寸法に切断して再利用したことを特徴とする桁部材。
本発明の紙パレット用の桁部材は、従来パレットの桁部材と強度的に遜色が無く、且つコスト抑制を実現する事ができた。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態のパレットの斜視図である。このパレットは桁部材1が直径の異なる複数の紙管と、その紙管に接着固定された段ボールシートで構成されており、各々の紙管の両端部は天板2及び地板3に接着剤で固定されて介設されたものである。
前記桁部材は図2に示すように、外周にダンボールシート13を巻きつけて接着固定した直径の異なる紙管11、12を用い、径の大きな紙管の内側に径の小さな紙管を配置して構成したものである。巻きつけるダンボールシートの長さで、接触面積を調節する事が可能である。また紙管の配置は図2のような円輪状の配置に限るものではなく、たとえば図3のような配置でもかまわない。
使用する紙管は、材質は紙管原紙B以上、紙管の厚みは3mm以上が強度的に好ましいが、前記の条件を満たさない紙管であってもダンボールシートを多く巻き付けることにより十分使用可能となる。
図4に示すように、1つの桁部材を成すそれぞれの紙管の軸線方向の長さは全て同一とする必要があるが、それぞれに誤差が生じてしまう場合でも±1mm以内に収めるのが好ましい。
なお上記に使用する紙管は、紙やフィルムなどの巻取に使用された後の廃材紙管を再利用するのがコスト的に好ましい。例えば内径φ25.4〜76.2mmの紙管は比較的重量の軽い紙やフィルムの小巻取製品に一般的に用いられ、内径φ76.2mmを越える紙管は重量のある金属やフィルムの大巻取製品に用いられる場合が多い。
以下、本発明を実施例を上げて説明するが、本発明の内容はこれらの実施例に限られるものではない。
図5に示すように、本発明の桁部材は、外周に片面段ボールシート53を2周巻き付けて接着固定した内径50.8mmで肉厚4mmの紙管51と、内径76.2mmで肉厚5mmの紙管52とで構成した。
実施例1に用いる紙管のうち、紙管51にはプロッター用紙の巻取ロールに用いられた廃材紙管を、紙管52には農業用ビニールシートの巻取ロールに用いられた廃材紙管を用いた。
1 桁部材
2 天板
3 地板
11 紙管
12 紙管
13 ダンボールシート
2 天板
3 地板
11 紙管
12 紙管
13 ダンボールシート
Claims (2)
- ダンボール製パレットの天板と地板の間に介在させる桁部材であって、径の異なる複数の紙管より構成し、その少なくとも1つの紙管の外周あるいは内周に段ボールシートを巻き付けて接着し、各々固定せしめたことを特徴とする桁部材。
- 請求項1の紙管が、紙やフィルムの巻取用に一旦使用された紙管を所要寸法に切断して再利用したことを特徴とする桁部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005098359A JP2006273407A (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | 紙製パレットの桁部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005098359A JP2006273407A (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | 紙製パレットの桁部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006273407A true JP2006273407A (ja) | 2006-10-12 |
Family
ID=37208531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005098359A Pending JP2006273407A (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | 紙製パレットの桁部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006273407A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103112640A (zh) * | 2011-11-17 | 2013-05-22 | 斯道拉恩索正元包装有限公司 | 瓦楞纸板托盘及其瓦楞纸板托盘脚 |
CN103287664A (zh) * | 2013-05-13 | 2013-09-11 | 高铮艺 | 新型物料托盘 |
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2005
- 2005-03-30 JP JP2005098359A patent/JP2006273407A/ja active Pending
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