JP2006271465A - 遊技機 - Google Patents

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克哉 梶原
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Abstract

【課題】特定時に特有の表示態様に変化させる演出が充分な演出効果を発揮できるようになる遊技機の提供。
【解決手段】領域表示制御手段625により、特定の時に限らず、常に表示を行う常時表示領域20Aと、特定の時にのみ実質的な表示を行う特別表示領域20Bとに、装飾図柄表示装置20の画面を区画する。ここで、特定時には、常時表示領域20Aだけでなく特別表示領域20Bにも表示を行わせ、常時表示領域20Aの外側に図柄がはみ出した拡大表示を行う。これにより、図柄を拡大表示する演出を行う際に、充分な拡大率が確保できるので、遊技者に充分強い印象を与えることができ、優れた演出効果を確保することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像を表示する画面が平面状に形成されるとともに、前記画面に表示される表示態様が可変となった面状表示部と、入賞内容の抽選を行う抽選手段とを備え、前記抽選手段が入賞内容の抽選を行う毎に、前記面状表示部の表示態様を変化させて、前記抽選手段が抽選した入賞内容を遊技者に報知するようにした遊技機に関する。
従来から、パチンコ機等の遊技機では、遊技者が遊技において所定の条件をクリアすると、遊技者に有利な状態で遊技を展開していく機能を有するものが知られている。
例えば、パチンコ機には、内部で行われる抽選の結果を示す図柄を表示する特別図柄表示装置と、抽選の結果に対応した演出用の図柄である装飾図柄を表示する装飾図柄表示装置とが設けられている。このうち、特別図柄表示装置は、装飾図柄表示装置の画面の一部を流用して構成することもできる。
このようなパチンコ機では、遊技盤の中央に配置された始動入賞口に遊技球が入賞し、この遊技球の入賞が検出されると抽選がなされる。そして、その抽選結果が当たりとなると、大入賞口を所定期間、所定回数開放し、例えば、1回の開閉を1ラウンドとすると、一般に、大入賞口の開放状態を10〜16ラウンド継続させ、遊技球の入賞率を高め、遊技者に有利となる状況を作り出すようになっている。
そして、前述のパチンコ機においては、前述の特別図柄表示装置で、抽選結果を遊技者に報知するとともに、前述の装飾図柄表示装置で、抽選結果に応じた演出を行うようになっている。
具体的に説明すると、装飾図柄表示装置は、それぞれ複数の図柄が配列された三列の図柄列を移動可能に表示する図柄変動領域と、これらの図柄列の背景を表示する背景領域とを画面に表示するものとなっている。そして、図柄の移動表示を開始することにより、抽選が行われたことを遊技者に報知する。また、移動表示された図柄を停止させ、三つの図柄列が形成する図柄の並びを見せることにより、抽選の当たり外れを遊技者に報知することもできるようになっている。
ここで、装飾図柄表示装置が移動していた図柄を停止させ、抽選結果、すなわち、当たりか外れかを遊技者に報知することで、遊技者を一喜一憂させることができ、また、装飾図柄表示装置が図柄の移動を開始すると、抽選が行われたことが遊技者に報知されるので、遊技者に期待感を持たせることができる。
また、装飾図柄表示装置は、その演出動作により、遊技者に更に大きな期待感を持たせることが可能となっている。すなわち、装飾図柄表示装置は、一般的に、移動を開始した三列の図柄列のうち、両端の図柄列を先に停止させるとともに、停止させた二列の図柄列の図柄が当たり図柄の両端の図柄と一致させ、いわゆるリーチ図柄を形成するようにしている。これにより、遊技者は、最後に真ん中の図柄列がどの図柄で停止するかについて、大きな期待を抱くようになる。この演出動作により、装飾図柄表示装置は、遊技者に更に大きな期待感を持たせることができる。
ここで、遊技機としては、特定の時に、装飾図柄表示装置の画面に表示されるべき図柄を、通常時よりも大きく拡大して表示するものがある。
すなわち、当該遊技機では、装飾図柄表示装置の画面に表示された三つの図柄列にすべて同じ図柄が揃った時などの特定時に、三つの図柄を通常よりも大きく拡大して表示する演出を行っている。このような演出により、特定時に移行する際に、図柄を大きく拡大できれば、図柄を含む表示態様が、通常時の表示態様から著しく変化したように感じさせることができるので、遊技者の関心を画面に強く引き付けることが可能となり、当たりに当選したことを遊技者に強く印象付けることが図れるようになる(特許文献1等参照)。
特開2004−24281号公報(図22)
このような遊技機では、通常時の表示面積が拡大されないので、特定時に移行する際に図柄を拡大させようとしても、充分な拡大率が確保できず、特定時特有の表示態様を予め設定しておき、特定時に特有の表示態様に変化させる演出を行っても、充分な演出効果を得ることが困難となっている、という問題がある。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特定時に特有の表示態様に変化させる演出が充分な演出効果を発揮できるようになる遊技機を提供することを目的とする。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、画像を表示する画面が平面状に形成されるとともに、前記画面に表示される表示態様が可変となった面状表示部(20)と、入賞内容の抽選を行う抽選手段(621a,623)とを備え、前記抽選手段(621a,623)が入賞内容の抽選を行う毎に、前記面状表示部(20)の表示態様を変化させて、前記抽選手段(621a,623)が抽選した入賞内容を遊技者に報知するようにした遊技機(PM)であって、前記面状表示部(20)の前記画面に表示される画像の表示制御を行うとともに、表示を常時行う常時表示領域(20A)と、特定の時に実質的な表示を行う特別表示領域(20B)とに前記画面を区画する領域表示制御手段(625)が設けられていることを特徴とする。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記面状表示部(20)の前記画面に、前記抽選手段(621a,623)の抽選結果を示す表示態様が表示されるようになっており、前記抽選手段(621a,623)が行った抽選の結果に応じて、前記所定の条件が成立した前記特定の時であるか否かの判定を行う結果対応判定手段(631)が設けられ、この結果対応判定手段(631)は、前記抽選手段(621a,623)が当たりを抽選すると、前記特別表示領域(20B)に実質的な表示を行わせるものとなっていることを特徴とする。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項1記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、抽選結果を遊技者に知らせるために前記画面に表示される複数種類の表示態様のうち、前記特別表示領域(20B)に実質的な表示を行わせるトリガーとなる特定表示態様が記された特定表示態様テーブルが予め設定され、この特定表示態様テーブルが記憶された記憶手段(637)と、抽選結果を示す表示態様が前記特定表示態様テーブルに含まれているか否かに基づいて、前記特定の時であるか否かの判定を行うテーブル参照判定手段(636)とを備えていることを特徴とする。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、前述した請求項1から請求項3までのいずれかに記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記画面に表示される表示態様として、少なくとも、当たりであることを示す当たり表示態様と、この当たり表示態様に類似する表示態様であってリーチ状態を示すリーチ表示態様とが含まれ、前記所定の条件を成立せしめる事項として、前記面状表示部(20)の前記画面にリーチ表示態様が表示されていることが含まれていることを特徴とする。
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、前述した請求項1から請求項4までのいずれかに記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記常時表示領域(20A)が前記面状表示部(20)の前記画面の中央部分に設けられ、この常時表示領域(20A)の周辺を囲むように前記特別表示領域(20B)が設けられていることを特徴とする。
(請求項6)
(特徴点)
請求項6記載の発明は、前述した請求項5記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項6記載の発明は、前記面状表示部(20)の前記画面が、当該遊技機(PM)が備えている遊技盤(7)の盤面全体に広がっていることを特徴とする。
(請求項7)
(特徴点)
請求項7記載の発明は、前述した請求項5又は6記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項7記載の発明は、前記領域表示制御手段(625)として、特定の時以外は、前記特別表示領域(20B)を前記画面の周囲の態様に視覚的に同化させるために、前記画面の周囲の態様を擬態したカムフラージュ画像を前記特別表示領域(20B)に表示するものが採用されていることを特徴とする。
(請求項8)
(特徴点)
請求項8記載の発明は、前述した請求項5から請求項7までのいずれかに記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項8記載の発明は、前記領域表示制御手段(625)として、特定の時に前記常時表示領域(20A)に表示された表示態様を鏡に映した鏡像を、前記特別表示領域(20B)に表示するものが採用されていることを特徴とする。
(請求項9)
(特徴点)
請求項9記載の発明は、前述した請求項5から請求項8までのいずれかに記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項9載の発明は、前記領域表示制御手段(625)として、特定の時に、表示態様に含まれる所定の表示形態を、通常時に表示されるサイズよりも大きく拡大し、その一部が前記常時表示領域(20A)からはみ出るように当該常時表示領域(20A)に表示し、且つ、前記常時表示領域(20A)からはみ出る表示形態の一部を前記特別表示領域(20B)に表示するものが採用されていることを特徴とする。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、特定の時に限らず、常に表示を行う常時表示領域と、特定の時にのみ実質的な表示を行う特別表示領域とに画面を区画する領域表示制御手段を設け、特定時には、常時表示領域だけでなく特別表示領域にも表示を行わせるようにしたので、非特定時における表示領域が特定時に拡大され、その面積が拡大される。これにより、特定時特有の表示態様を予め設定しておき、特定時に特有の表示態様に変化させる演出、例えば、特定時に移行する際に図柄を拡大する演出を行うにようにすれば、充分な拡大率が確保できるようになり、遊技者に充分強い印象を与えることができ、優れた演出効果を確保することができる。
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、特定時であるか否かの判定を行う結果対応判定手段を設け、この結果対応判定手段が、抽選結果が当たりであることを検出し、この検出結果に基づいて特定時となったことを判定し、特別表示領域に実質的な表示を行わせるので、当たり当選時が特定時として的確に判定されるようになり、当たり当選にふさわしい演出を適切なタイミングで行うことができ、この点からも、優れた演出効果を確保することができる。
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、面状表示部の画面に表示されている表示態様が、特定表示態様テーブルに記された特定表示態様であるか否かにより特定時の判定を行うテーブル参照判定手段を設けたので、当たりであることを示す当たり表示態様や、リーチ状態を示すリーチ表示態様が表示された時を特定時であるとする判定だけでなく、何らかの演出を行いたい所望の表示態様を特定表示態様として特定表示態様テーブルに含ませておけば、当たり時及びリーチ時以外の特定時を設定することができ、目的の異なる様々な演出を適切なタイミングで行うことができる。
(請求項4の効果)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1から請求項3までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、面状表示部の画面にリーチ表示態様が表示されていることにより、所定の条件が成立して特定の時となり、特別表示領域に実質的な表示が行われるようになるので、リーチ時には、常時表示領域及び特別表示領域の両方でリーチ表示態様が表示されるようになり、リーチ時にふさわしい演出を行うことができ、この点からも、優れた演出効果を確保することができる。
(請求項5の効果)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1から請求項4までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5記載の発明によれば、特別表示領域で常時表示領域の四方を囲むようにすれば、所定の面積拡大率を達成するために必要な縦横の長さを最低限とすることができるうえ、縦横の比率を変更せずに常時表示領域を拡大することもできる。そして、特定時における画像の縦横の比率を変えない特別表示領域を採用すれば、特定時において、通常時における画像の縦横の比率を変えずに、常時表示領域の画像をそのまま拡大して表示することができ、特定時に画像を拡大するにあたり、イメージデータの変換やトリミング操作等の面倒な処理が不要となるので、画像処理装置等のハードウェアの負荷を軽減することができる。
(請求項6の効果)
請求項6記載の発明によれば、上記した請求項5記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6記載の発明によれば、面状表示部の画面が遊技盤の盤面全体に広がっているので、常時表示領域に対して特別表示領域を著しく大きく設定することが可能となる。そのうえ、抽選の結果に応じて特別表示領域の大きさを段階的に設定しておけば、大当たりを引き当てた際には、普通の当たりよりも特別表示領域のサイズを大きくした状態で演出が行え、より演出効果を高めることができ、当たりの内容に釣り合った適切な演出を行うことができる。
(請求項7の効果)
請求項7記載の発明によれば、上記した請求項5又は6記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7記載の発明によれば、特定時以外の非特定時は、カムフラージュ画像を特別表示領域に表示するようにしたので、特別表示領域で実質的な表示を行わない通常時等には、カムフラージュ画像により、実質的な表示をしていない特別表示領域がその周囲の態様にとけ込み、外観について遊技者に何ら不自然な印象与えることがないうえ、何らかの仕掛けがあるのではないかという疑念を抱かせることもない。そして、非特定時に不自然さを感じさせない分、演出のために特別表示領域に実質的な表示を行わせる特定時に、例えば、常時表示領域の画像を拡大することにより、遊技者により大きな驚きを与えることができる。
(請求項8の効果)
請求項8記載の発明によれば、上記した請求項5から請求項7までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項8記載の発明によれば、鏡に内張りされた箱の中に常時表示領域を収納したような画像を遊技者に見させることができ、単に通常時における常時表示領域の画像を拡大する演出とは、まったく異なる心理的な演出効果を得ることができ、面状表示部を利用した演出のバリエーションを拡張することができ、演出の新鮮さや独創性を維持することができる。
(請求項9の効果)
請求項9記載の発明によれば、上記した請求項5から請求項8までのいずれかに記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項9記載の発明によれば、常時表示領域に表示されている表示態様に含まれている表示形態を拡大表示するにあたり、特別表示領域を利用して、当該表示形態の一部が常時表示領域からはみ出るように拡大表示するので、あたかも常時表示領域から表示形態が飛び出てくるように錯覚させることができ、単に表示形態を拡大する演出とは異なる心理的な演出効果を得ることができ、面状表示部を利用した演出のバリエーションを拡張することができ、演出の新鮮さや独創性を維持することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1から図6までの図は、本実施形態を示すものである。図1は、本実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機を示す正面図、図2は、本実施形態に係る遊技制御手段の概略構成を示すブロック図、図3は、本実施形態に係る通常遊技実行手段の概略構成を示すブロック図、図4は、本実施形態に係る特別遊技実行手段の概略構成を示すブロック図、図5は、本実施形態に係る図柄制御手段の概略構成を示すブロック図、図6は、本実施形態に係る装飾図柄表示装置に示される表示画像の例を示す模式図である。
(パチンコ機PMの概略構成)
本実施形態に係るパチンコ機PMは、図1の如く、当該パチンコ機PMの外郭保持枠をなす外枠1と、この外枠1に開閉自在に軸支された前枠2とを備えたものとなっている。そして、前枠2には、パチンコ機PMの遊技領域10を形成するための遊技盤7と、この遊技盤7の前方を覆う板ガラスが嵌め込まれたガラス扉3と、遊技球を受ける上側の上球皿4a及び下側の下球皿4bと、遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル5と、遊技領域10の周辺を囲むように遊技盤7に固定された一対のレール6とが設けられている。
パチンコ機PMの遊技領域10には、遊技球が入賞すると遊技者へ賞球が払い出される複数の一般入賞口11と、遊技球の入賞により、遊技者への賞球払出を行うとともに、大当たり抽選の契機となり、且つ、面状表示部である装飾図柄表示装置20の図柄変動を開始させる始動入賞口12と、通常遊技では閉鎖されている大入賞口13と、遊技球を回収するアウト口14と、打球の落下に影響を与える風車15と、図示しない多数の遊技釘とが設けられている。
ここで、装飾図柄表示装置20の画面に表示される図柄は、装飾図柄表示装置20の画面に表示される映像としての表示態様に含まれて、当該表示態様を構成する構成要素としての表示形態となっている。
なお、遊技領域10の周囲には、遊技中に点灯もしくは点滅表示される複数のランプから構成されるランプ装置30が設けられている。
装飾図柄表示装置20は、画像を表示する画面が平面状に形成されるとともに、その画面に表示される三つの図柄の表示態様が可変となった液晶表示装置であり、後述する変動図柄や停止図柄や演出パターン等の画像及び図柄を表示することができ、遊技領域10の略中央に配置されている。
ここで、装飾図柄表示装置20の画面は、予め設定された特定の時にのみ実質的な表示を行う特別表示領域20Bと、特定の時に限らず、遊戯中は常に表示を行う表示を行う常時表示領域20Aとに区画されている。そして、特別表示領域20Bは、装飾図柄表示装置20の画面の中央部分に設けられている。一方、特別表示領域20Bは、この常時表示領域20Aの周辺を四方から囲むように設けられている。
ここで、特定の時とは、装飾図柄表示装置20の画面でリーチ演出や当たり演出を行う時をいう。
この際、常時表示領域20Aのサイズは、装飾図柄表示装置20の画面全体に比べると若干小さいものとなっている。例えば、常時表示領域20Aは、図柄の視認性に問題がなければ、装飾図柄表示装置20の画面全体の50%よりも小さな面積、換言すると、寸法(長さ)にして70%よりも小さく設定することもできる。
また、特別表示領域20Bは、特定の時以外は、当該特別表示領域20Bを装飾図柄表示装置20の画面周囲の態様に視覚的に同化させるために、当該画面の周囲の態様を擬態したカムフラージュ画像を表示するようになっている。これにより、通常時は、遊技者に特別表示領域20Bの存在が意識されないようになっている。
このような構成のパチンコ機PMでは、遊技者が操作ハンドル5を所定の方向へ回動操作すると、上球皿4aに収納された遊技球が1個ずつ図示しない発射部へ送られる。発射部に到達した遊技球は、操作ハンドル5の回動角度に応じた強度で、発射部から遊技領域10へ向かって発射され、遊技領域10内において落下し、入賞口11,12及びアウト口14のいずれかに受け入れられる。ここで、遊技球が入賞口11,12に受け入れられた場合には、所定の賞球が上球皿4aに払い出される。
そして、入賞口11,12のうち始動入賞口12に打球が入賞すると、所定の賞球が上球皿4aに払い出される他、装飾図柄表示装置20の画面に表示されている図柄の変動を開始させる。この図柄の変動が開始されてから所定の時間が経過すると、装飾図柄表示装置20に変動表示された図柄が停止する。ここで、停止した三つの図柄が予め規定された特別図柄(例えば、1〜9の各数字のぞろ目)となっている場合には、大当たりとなり、大入賞口13が開放され、遊技領域10へ向かって発射された遊技球の大半が大入賞口13へ入賞するようになり、遊技者に大量の賞球の払い出し行われる。
なお、本実施形態に係るパチンコ機PMには、内部で行われる抽選の結果を示す図柄を表示する特別図柄表示装置として、7セグメントの小型表示装置を含んで構成された特別図柄表示装置200が設けられている。この特別図柄表示装置200は、装飾図柄表示装置20の近傍に配置することが好ましく、例えば、装飾図柄表示装置20の周りを囲むように形成された役物の表面に窓を設け、且つ、この窓に嵌め込まれるように特別図柄表示装置200を設けることが望ましい。
なお、本実施形態では、始動入賞口12に打球が入賞すると、前述のように、装飾図柄表示装置20の図柄を変動させる変動図柄演出と同時に、ランプ装置30のランプを所定の順序で点滅させるランプ点滅演出を行う。そして、これらの変動図柄演出及びランプ点滅演出を所定時間行った後に、遊技者に対し、停止した図柄で大当たりを引き当てたか否かを報知するようになっている。
換言すると、パチンコ機PMは、後述する抽選手段が入賞内容の抽選を行う毎に、装飾図柄表示装置20の表示形態である図柄を変動させることにより、抽選が行われたことを報知し、変動させた図柄を停止して停止図柄を見せることにより、抽選手段が抽選した入賞内容を遊技者に報知するようにしたものである。
(遊技制御手段50)
本実施形態のパチンコ機PMは、前述のような演出動作や遊技動作等を制御するための制御装置として、遊技制御手段50を備えている。図2には、遊技制御手段50の概略構成が示されている。遊技制御手段50は、マイクロコンピュータを利用したCPU並びにROM及びRAM等の記憶手段を含んで構成されたハードウェアに、演出動作制御や遊技動作制御を行うためのソフトウェアがインストールされた制御装置である。
遊技制御手段50には、図2に示すように、当該遊技制御手段50へ所定の信号を送出する信号発信源として、始動入賞口12の内部に設けられた始動口入賞検出器12aと、大入賞口13の内部に設けられた大入賞口入賞検出器13aと、大入賞口13の図示しない特定領域に設けられた特定領域通過検出器13b等が電気的に接続されている。
また、遊技制御手段50には、その制御対象となる機器として、賞球の払い出しを行う賞球払出装置45と、前述の装飾図柄表示装置20及びランプ装置30と、大入賞口13を開閉する図示しない扉部材を駆動するための大入賞口駆動装置13mとが電気的に接続している。
そして、遊技制御手段50には、通常のゲームを実行するために、その動作を制御する通常遊技実行手段60と、いわゆるボーナスゲームを実行するために、その動作を制御する特別遊技実行手段70と、通常のゲームからボーナスゲームへの移行確率を高めるための高確率遊技設定手段80と、賞球払出装置45の動作を制御する払出制御手段90とが設けられている。
通常遊技実行手段60は、パチンコ機PMの通常のゲームである通常遊技を実行するために、その動作を制御するものである。
通常遊技実行手段60には、図3に示すように、遊技領域10に設けられた一般入賞口11及び始動入賞口12等の入賞口に遊技球が入賞した際の処理を行う入賞口入賞処理手段61と、通常遊技から、遊技者に通常遊技よりも大量の賞球が払い出される特別遊技へ移行するか否かを決定する特別遊技移行判定手段62とが設けられている。
ここで、入賞口入賞処理手段61は、一般入賞口11及び始動入賞口12等の入賞口への遊技球の入賞の際に、従来と同様に所定数の賞球を払い出す処理を行うものであるので、詳細な説明は省略する。
一方、特別遊技移行判定手段62は、特別遊技へ移行するか否か等の判定を、乱数による抽選で行う複数種類の手段を備えたものとなっている。
すなわち、特別遊技移行判定手段62には、装飾図柄表示装置20の図柄等の決定要素である乱数を取得するための図柄要素取得手段621と、取得した乱数を記憶するための乱数記憶手段622と、特別遊技を行うか否かの判定を行うための抽選用乱数判定手段623と、装飾図柄表示装置20等による演出を決定する演出決定手段624と、装飾図柄表示装置20の画面における表示領域についての制御を行う領域表示制御手段625とが設けられている。
図柄要素取得手段621は、乱数を発生する図示しない乱数発生手段を複数種類有し、これらの乱数発生手段のそれぞれに乱数を発生させることにより、複数種類の乱数値を取得し、これらの乱数値を図示しない抽選テーブルと参照することにより抽選を行い、この抽選により、装飾図柄表示装置20に表示する図柄や画像等を決定するものである。
この際、前述の乱数発生手段としては、それ自身には乱数の発生機能はなくても、出力値の取得タイミングをランダムにとる等により、実質的な乱数が取得できるカウンタ等を採用することが好ましい。
例えば、所定の手順に従って出力値を更新していくインクリメントカウンタは、出力値の出力動作に規則性があるが、その出力値の取得タイミングをランダムにして、取得タイミングに規則性をなくすことにより、実際に乱数として利用できる数値の出力が可能となるので、乱数発生手段として採用することができる。
このような図柄要素取得手段621には、特別遊技へ移行するための抽選用乱数を取得する抽選用乱数取得手段621aと、装飾図柄表示装置20に停止表示する図柄を決定するための停止図柄乱数を取得する停止図柄乱数取得手段621bと、装飾図柄表示装置20における演出パターンを決定するための演出乱数を発生する演出乱数取得手段621cとが設けられている。
ここで、乱数発生手段として、ソフトウェアからなるインクリメントカウンタモジュールを採用すれば、インクリメントカウンタモジュールで、ある所定値から別の所定値までの複数通りの数値を順次発生させ、発生させた数値を、始動口入賞検出器12aからの入賞信号等に基づいてランダムに取り出すことにより、ある所定値から別の所定値までの複数通りの数値が不規則に得られるようになるので、これにより、簡単なソフトウェア構成で多数種類の乱数を容易に取得することができる。
停止図柄乱数取得手段621bは、左右方向に配列された三つの停止図柄である左図、中図及び右図を決定するために、左図柄決定乱数、中図柄決定乱数及び右図柄決定乱数の三つの停止図柄乱数を取得するためのものである。停止図柄乱数取得手段621bは、例えば、ソフトウェアのインクリメントカウンタモジュールに0から9までの10通りの数値を3種類発生させ、上述した始動口入賞検出器12aからの入賞信号に基づいて、0から9までの10通りの数値をランダムに取り出す等により、3種類の数値を抽出し、これら3種類の数値を、それぞれ左図柄決定乱数、中図柄決定乱数及び右図柄決定乱数として取得するものである。
演出乱数取得手段621cは、演出パターンを得るための演出乱数を取得するものであり、例えば、ソフトウェアのインクリメントカウンタモジュールを含んで構成することができる。
乱数記憶手段622は、書き込み及び読み出しの両方が自在に行えるRAM等の記憶手段に確保された複数の乱数値エリアを有し、これらの乱数値エリアに、前述した抽選用乱数、停止図柄乱数及び演出乱数をそれぞれ記憶するものである。なお、乱数記憶手段622に記憶された抽選用乱数、停止図柄乱数及び演出乱数は、必要に応じて任意に読み出すことができるようになっている。
抽選用乱数判定手段623は、抽選用乱数取得手段621aが取得した抽選用乱数に応じて特別遊技を行うか否か、換言すると、大当たりか否かを判定するものである。
具体的に説明すると、抽選用乱数判定手段623は、記憶手段としてのROMに記憶されるとともに、所定の当たり数値が記録されている抽選テーブルを参照し、前述のように取得した抽選用乱数が、抽選テーブルに記録された当たり数値に該当するか否かに基づいて、特別遊技を行うか否かを判定するものとなっている。例えば、抽選用乱数取得手段621aにより、0から319までの数値のうち、抽選用乱数として数値「7」が取得されとすると、抽選用乱数判定手段623は、抽選テーブルを参照し、当たり数値の中に「7」があれば、「大当たり」と判定する一方、当たり数値の中に「7」がなければ、「外れ」と判定するようになっている。
以上において、本実施形態における抽選手段は、入賞内容である「大当たり」の抽選を行うものであり、抽選用乱数取得手段621a及び抽選用乱数判定手段623により構成されたものとなっている。
なお、後述の確率変動中には、高確率遊技設定手段80が起動され、当たり確率の高い抽選テーブルが採用されるようになっている。例えば、当たり確率の高い抽選テーブルには、当たり値として、「7」の他に、「71」、「135」、「199」及び「263」が含まれている。
演出決定手段624は、装飾図柄表示装置20に表示される変動図柄の変動を開始させてから停止させる際に、装飾図柄表示装置20やランプ装置30における様々な演出を決定するためのものである。
この演出決定手段624には、装飾図柄表示装置20に表示される停止図柄を決定するための停止図柄決定手段624aと、装飾図柄表示装置20及びランプ装置30の様々な演出パターンを記憶するための演出パターン群メモリ624bとが設けられている。
停止図柄決定手段624aは、原則として、停止図柄乱数取得手段621bによって取得された停止図柄乱数に基づいて停止図柄を決定するものとなっている。
すなわち、停止図柄決定手段624aは、抽選用乱数判定手段623が当たりと判定した場合、換言すると、外れと判定した場合には、停止図柄乱数取得手段621bにより取得された左図柄決定乱数、中図柄決定乱数及び右図柄決定乱数に応じて、左図柄・中図柄・右図柄を設定し、ここで、左図柄・中図柄・右図柄が同一の図柄であると、特別図柄とならないように、停止図柄乱数取得手段621bが取得した中図柄決定乱数に2を加えた数値を新たな中図柄決定乱数とし、これら三つの停止図柄乱数に応じて、装飾図柄表示装置20の停止図柄を決定するものとなっている。
例えば、左図柄決定乱数が「1」、中図柄決定乱数が「2」、右図柄決定乱数が「3」の場合、これらの三つの停止図柄乱数「1」、「2」、「3」に応じて、停止図柄「1・2・3」が決定されるようになっている。また、左図柄決定乱数が「7」、中図柄決定乱数が「7」、右図柄決定乱数が「7」の場合、停止図柄は、特別図柄を表示しないように、元の中図柄決定乱数「7」に2を加えた「9」を新たな中図柄決定乱数として採用し、これらの三つの停止図柄乱数「7」、「9」、「7」に応じて、停止図柄「7・9・7」が決定されるようになっている。
一方、停止図柄決定手段624aは、抽選用乱数判定手段623が当たりと判定した場合、停止図柄乱数取得手段621bにより取得された左図柄乱決定乱数のみ、換言すると、一つの停止図柄乱数のみに対応して、装飾図柄表示装置20の停止図柄を決定するものとなっている。具体的には、停止図柄決定手段624aは、左図柄乱決定乱数に応じて左図柄を決定し、この左図柄を、中図柄及び右図柄の両図柄にそれぞれコピーすることにより、装飾図柄表示装置20に特別図柄を停止図柄として表示するようになっている。
例えば、左図柄決定乱数が「1」、中図柄決定乱数が「2」、右図柄決定乱数が「3」の場合、左図柄乱決定乱数である「1」のみに対応して、停止図柄「1・1・1」が決定されるようになっている。
演出パターン群メモリ624bは、比較的記憶容量が大きいROM等の記憶手段を含んで構成されたものである。
この演出パターン群メモリ624bには、装飾図柄表示装置20で行われる様々な演出パターン群、すなわち、装飾図柄表示装置20に表示される複数種類の停止条件図柄とを含んだ様々な演出パターン群が記憶されている。
このように構成された演出決定手段624は、抽選用乱数判定手段623の判定結果に基づいて停止図柄決定手段624aが停止図柄を決定してから、この停止図柄に基づいて、演出パターン群メモリ624bから一の演出パターン群を選択した後、取得した演出乱数に基づいて、この選択された演出パターン群から1つの演出パターンを選択することにより、演出の決定を行うようになっている。
領域表示制御手段625は、常時表示領域20A及び特別表示領域20Bのそれぞれについて表示制御を行うものである。また、領域表示制御手段625は、変動図柄を変動表示した後に停止表示させたり、この変動図柄の変動表示を停止させるための停止条件図柄を表示させたりする機能を有するうえ、ランプ装置30の点灯もしくは点滅結果に応じているかの如く、選択図柄を明示させたりする等、装飾図柄表示装置20における様々な表示制御を実行できるものとなっている。この領域表示制御手段625については、後で詳しく説明する。
特別遊技実行手段70は、抽選用乱数判定手段623が「大当たり」と判定すると、特別遊技を実行するものである。
この特別遊技実行手段70には、図4に示すように、特別遊技であるボーナスゲームを1ラウンドずつ行うための単位遊技実行手段71と、ボーナスゲームが1ラウンド終了する毎に特別遊技を継続させるか否かを判定する継続判定手段72と、次に特別遊技に当選する確率を変動させるための確率変動移行手段73とを備えている。
単位遊技実行手段71は、所定の遊技球数まで入賞球数を計数すること、あるいは、所定時間が経過するまで時間を計時することにより、ボーナスゲームを単位遊技毎に区切り、実質的にボーナスゲームが複数の単位遊技から構成されるようにするものである。
この単位遊技実行手段71には、大入賞口13の開閉用扉部材を駆動する大入賞口駆動装置13mの動作を制御する大入賞口駆動手段711と、単位遊技を終了させるか否かを判定する単位遊技終了手段712とが設けられている。
大入賞口駆動手段711は、通常遊技時に閉ざされていた大入賞口13を、ボーナスゲームに移行した時点で開放し、遊技球を大入賞口13に入賞しやすくし、ボーナスゲームにおいて遊技球の入賞確率を通常遊技よりも著しく高く設定するものである。そして、大入賞口駆動手段711は、ボーナスゲームが終了すると、それまで開かれていた大入賞口13を閉じ、これにより、ゲームを実質的に通常遊技に移行させるものでもある。
単位遊技終了手段712は、ボーナスゲームにおいて、単位遊技の1ラウンドが開始された時点から、大入賞口13に入賞した遊技球の球数カウントと、経過時間の計時とを開始するものである。そして、単位遊技終了手段712は、所定数の遊技球の入賞、あるいは、所定時間の経過のいずれか早い方が達成された時点で、単位遊技1ラウンドを終了させ、これにより、ボーナスゲームに区切りを付けるものとなっている。
継続判定手段72は、予め設定された継続条件に基づいて、特別遊技が完了したか否かの判定を行うものである。すなわち、継続判定手段72は、ボーナスゲームが開始された時点から、単位遊技が行われた回数であるラウンド値のカウントを開始し、当該ラウンド値が所定値に達すると、特別遊技が完了したと判定するものである。
確率変動移行手段73は、ボーナスゲームに移行するきっかけとなった特別図柄に基づいて、ボーナスゲーム終了後に確率変動を実行するためのものである。具体的には、確率変動移行手段73は、特別図柄表示領域200に表示された特別図柄が予め定められた確変図柄であるか否かを検知するものとなっている。
ここで、確変図柄としては、特別図柄全体が該当するものも採用できるし、特別図柄のうちの一部の図柄が該当するものも採用できる。
図2に戻って、高確率遊技設定手段80は、確率変動移行手段73の判定結果が肯定的、すなわち、確率変動移行手段73により確率変動を実行する旨の判定がなされた場合に、当該ボーナスゲームの終了後の当たり発生確率を低確率から高確率に変動させるものである。
具体的には、高確率遊技設定手段80は、確率が変動されると、抽選用乱数判定手段623が抽選を行うにあたり、抽選用乱数判定手段623が参照する抽選テーブルを、通常の抽選テーブルから、当たり確率のより高い抽選テーブルへ切り換えるものである。例えば、高確率遊技設定手段80は、通常の抽選テーブルに含まれる当たり値である「7」の他に、「71」、「135」、「199」及び「263」が含まれた抽選テーブルへ切り換え、この当たり確率の高い抽選テーブルを抽選用乱数判定手段623に参照させて抽選を行わせ、これにより、当たり発生確率を高確率に変動するものである。
払出制御手段90は、一般入賞口11、始動入賞口12及び大入賞口13のいずれかに遊技球が入賞すると、その入賞に応じた数の遊技球を賞球として賞球払出装置45から遊技者に払い出させるべく、賞球払出装置45の動作を制御するものである。
領域表示制御手段625は、装飾図柄表示装置20の画面に表示される画像の表示制御を行うとともに、特定の時に限らず、常に表示を行う、換言すると、特定の時及び非特定の時の両方において表示を行う常時表示領域20Aと、特定の時にのみ実質的な表示を行う特別表示領域20Bとに画面を区画するものとなっている。また、領域表示制御手段625は、抽選手段である抽選用乱数取得手段621a及び抽選用乱数判定手段623が行った抽選の抽選結果を遊技者に報知するために、抽選結果を示す図柄を装飾図柄表示装置20の画面に表示する機能をも有している。
この領域表示制御手段625には、装飾図柄表示装置20の画面に表示される抽選結果としての図柄に応じて、特定の時であるか否かの判定を行う結果対応判定手段631と、装飾図柄表示装置20の画面にリーチ図柄が表示されるか否かに基づいて、特定の時であるか否かの判定を行うリーチ対応判定手段632と、特定の時以外は、画面の周囲の態様を擬態したカムフラージュ画像のイメージデータを、後述する演出画像加工処理手段635へ送出する擬態画像データ送出手段633と、この擬態画像データ送出手段633が送出するカムフラージュ画像のイメージデータを記憶している擬態画像データ記憶手段634と、装飾図柄表示装置20の画面に表示される演出用の画像の加工処理を行う演出画像加工処理手段635とが設けられている。
このうち、演出画像加工処理手段635は、装飾図柄表示装置20の常時表示領域20A及び特別表示領域20Bのそれぞれに表示すべき画像のイメージデータを加工処理するものである。
具体的に説明すると、演出画像加工処理手段635は、通常時においては、図6(A)に示すように、変動図柄が停止又は変動している画像、例えば、左図柄FLである「7」が停止し、中図柄FC及び右図柄FRが変動している画像を常時表示領域20Aに表示させるものとなっている。これと同時に、演出画像加工処理手段635は、擬態画像データ送出手段633によって擬態画像データ記憶手段634から送出されたカムフラージュ画像に係るイメージデータを受信し、このイメージデータに基づいてカムフラージュ画像を、例えば、装飾図柄表示装置20の周囲に配置された役物の一部分を模した形状や色彩が描かれる等、特別表示領域20Bが周囲と渾然一体となる画像を特別表示領域20Bに表示させるものとなっている。
なお、演出画像加工処理手段635の特定時における機能については後述する。
結果対応判定手段631は、具体的に言うと、装飾図柄表示装置20の画面に変動表示されていた三つの図柄の変動がすべて停止され、抽選結果としての図柄が表示された時に、当該図柄が当たり図柄であるか否かを検出し、この検出結果に応じて特定の時(以下、「当たり特定時」という。)であるか否かの判定を行うものとなっている。
なお、当たり図柄は、装飾図柄表示装置20の画面に表示されるとともに、当たりであることを示す当たり表示態様であって、図6(B)の如く、左図柄FL、中図柄FC及び右図柄FRがすべて同一の形態(図形、記号又は文字)となっているものである。
そして、結果対応判定手段631は、抽選手段である抽選用乱数取得手段621a及び抽選用乱数判定手段623が当たりを抽選すると、特別表示領域20Bに実質的な表示を行わせるように、演出画像加工処理手段635へその旨を指令する当たり指令信号を送出するものとなっている。
すなわち、演出画像加工処理手段635は、当たり特定時においては、結果対応判定手段631から当たり指令信号を受信し、特定時となったことを判別し、図6(B)に示すように、三つの図柄、例えば、「7」の一部が常時表示領域20Aからはみ出るように、図柄のみを通常時に表示されるサイズよりも大きく拡大するものとなっている。これと同時に、演出画像加工処理手段635は、拡大された図柄全体のうち、常時表示領域20Aに収まる部分のイメージデータと、常時表示領域20Aからはみ出た部分のイメージデータとを加工処理し、一方のイメージデータに基づいて、はみ出ていない部分を常時表示領域20Aに表示させ、他方のイメージデータに基づいて、はみ出た部分を特別表示領域20Bに表示させるようになっている。
リーチ対応判定手段632は、具体的に言うと、装飾図柄表示装置20の画面において変動表示が開始された三つの図柄のうち、左図柄FLの変動が停止され、更に、右図柄FRの変動が停止された際に、当該図柄がリーチ図柄となったか否かを検出し、この検出結果に応じて特定の時(以下、「リーチ特定時」という。)であるか否かの判定を行うものとなっている。
リーチ図柄は、前述の当たり表示態様に類似する表示態様であってリーチ状態を示すリーチ表示態様であり、左図柄FL及び右図柄FRが同一の形態(図形、記号又は文字)となっているものである。
そして、リーチ対応判定手段632は、装飾図柄表示装置20の画面に表示される図柄がリーチ図柄となると、特別表示領域20Bに実質的な表示を行わせるように、演出画像加工処理手段635へその旨を指令するリーチ指令信号を送出するものとなっている。
すなわち、演出画像加工処理手段635は、リーチ特定時においては、リーチ対応判定手段632からリーチ指令信号を受信し、特定時となったことを判別し、停止している図柄については、例えば、左図柄及び右図柄「7」の一部が常時表示領域20Aからはみ出るように、図柄を通常時に表示されるサイズよりも大きく拡大するものとなっている。これと同時に、演出画像加工処理手段635は、拡大された停止図柄全体のうち、常時表示領域20Aに収まる部分のイメージデータと、常時表示領域20Aからはみ出た部分のイメージデータとを加工処理し、一方のイメージデータに基づいて、はみ出ていない部分を常時表示領域20Aに表示させ、他方のイメージデータに基づいて、はみ出た部分を特別表示領域20Bに表示させるようになっている。
また、演出画像加工処理手段635は、変動中の図柄、例えば、中図柄については、その変動範囲を、常時表示領域20A及び特別表示領域20Bの両方にまたがって設定し、装飾図柄表示装置20の画面の縦方向全域を中図柄が変動する画像を表示させるようになっている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機PMの動作について、図7〜図16のフローチャートを参照しながら説明する。なお、これらの図7〜図16において、円の内部に数字等が記された部位は、各ステップの接続点を表している。
まず、パチンコ機PMの電源が投入されると、図7の如く、ステップS1000から始まる処理において初期設定が行われ、この初期設定が終了すると、ステップS2000から始まる通常遊技処理が開始される。この通常遊技処理が開始されると、遊技者は、パチンコゲームを楽しむことができる。
そして、ステップS2000から始まる通常遊技処理において、抽選用乱数判定手段623が大当たりの判定を行うと、ステップS3000から始まる特別遊技処理が実行される。この特別遊技処理が終了すると、ステップS2000に戻って通常遊技処理が再開される。
ここでは、初期設定に係る処理については、詳しい説明を省略し、以下に、通常遊技処理及び特別遊技処理について順次説明する。
ステップS2000から開始される通常遊技処理においては、図8に示されるように、当該ステップS2000から開始されるとともに、始動入賞口への入賞をチェックする始動入賞口入賞チェック処理と、ステップS2100から開始されるとともに、特別遊技へ移行するか否かを判定する特別遊技移行判定処理とが行われる。
すなわち、図9に示すように、ステップS2000において、始動口入賞検出器12aにより、始動入賞口12に遊技球が入賞したか否かが検出される。
このステップS2000で、始動入賞口12への入賞が検出されない場合は、次の特別遊技移行判定処理を行うために、ステップS2100へジャンプする。
一方、ステップS2000で、始動口入賞検出器12aにより、始動入賞口12への入賞が検出されると、その検出信号が遊技制御手段50に送出され、検出信号の送出が完了すると、ステップS2030へ進む。
ステップS2030では、始動入賞フラグがセットされ、このフラグに基づいて払出制御手段90により賞球払出装置45に作動信号が出力され、この信号を受けて賞球払出装置45が作動して、入賞球1個に対して所定数、例えば、10球の遊技球を賞球として上球皿4a又は下球皿4bに払い出す。以上により、入賞口入賞チェック処理が終了し、この後、次の特別遊技移行判定処理を行うために、ステップS2100に進む。
ステップS2100からは、特別遊技移行判定処理が開始される。この特別遊技移行判定処理においては、図10に示すように、まず、当該ステップS2100において、保留球の記憶があるか否かの検出を行い、ここで、保留球の記憶がないことが検出された場合には、本特別遊技移行判定処理を終了し、ステップS3000から始まる特別遊技処理を開始する。
一方、ステップS2100で、保留球の記憶があることが検出された場合には、ステップS2110へ進む。
このステップS2110からは、図柄変動要素取得処理が開始される。すなわち、ステップS2110では、図11に示すように、始動入賞口12に入賞したか否かを確認するために、始動入賞フラグがオンであるか否かが判定される。ここで、始動入賞フラグがオンでないと判定された場合は、この図柄変動要素取得処理を終了し、ステップS2180(図10参照)へジャンプする。
一方、ステップS2110で、始動入賞フラグがオンであると判定された場合は、次のステップS2120へ進んで、始動入賞フラグをクリアした後、ステップS2130へ進む。
ステップS2130では、始動入賞口12への入賞に係る処理が保留される保留球の記憶が可能であるか否かが判定される。
すなわち、始動入賞口12に入賞しても、始動入賞口12への入賞に係る処理が保留されている保留球が発生すると、その時点までに発生した保留球の球数がRAM等の記憶手段に記憶されるようになっている。ここで、記憶される保留球の数が記憶上限値、例えば、4個に達すると、それ以上大きい数は、記憶されないようになっている。
このため、換言すると、ステップS2130においては、記憶されている保留球の数が記憶上限個数に達しているか否かが判定される。
このステップS2130で、保留球の数が記憶上限個に達しており、記憶可能ではないと判定された場合は、図柄変動要素取得処理を終了し、ステップS2180(図10参照)へジャンプする。
一方、ステップS2130で、保留球の数が記憶上限個に達しておらず、記憶可能であると判定された場合は、ステップS2135へ進む。
ステップS2135では、装飾図柄表示装置20の画面に表示されている図柄が変動中であるか否かが検出され、図柄が変動中であることが検出されると、図柄変動要素取得処理を終了し、ステップS2180(図10参照)へジャンプする。
一方、ステップS2135で、図柄が変動中であることが検出されない場合には、次のステップS2140へ進んで、抽選用乱数取得手段621aに抽選用乱数を取得させ、抽選用乱数を取得の取得が完了したら、次のステップS2150へ進む。
ステップS2150において、停止図柄乱数取得手段621bに停止図柄乱数を取得させた後、ステップS2160へ進む。
ステップS2160では、演出乱数取得手段621cに演出乱数を取得させ、演出乱数の取得が完了したら、ステップS2170に進む。
ステップS2170では、それまでに取得した抽選用乱数、停止図柄乱数及び演出乱数を、記憶されている保留球の数m(m=1,2,3,4)に対応して設けられている乱数値エリアに格納する。これらの乱数の格納が完了したら、図柄変動要素取得処理を終了し、ステップS2180(図10参照)へ進む。
続いて、ステップS2180では、図10の如く、保留球の数m=1に対応する乱数値エリアに格納されている乱数の値を読み出して、レジスタ等に保持しておく。この乱数の読み出しが完了したら、次のステップS2190へ進む。
ステップS2190では、乱数値エリアの乱数をシフトする処理を行う。
具体的には、保留球の数m=1,2,3,4に対応する乱数値エリアを、それぞれ#1,#2,#3,#4エリアとすると、ステップS2190では、ステップS2180で読み出された乱数を、#1エリアから削除して同#1エリアを空にし、この状態で、#2エリアに格納されている乱数を読み出して保持した後、この乱数を同乱数値エリアから削除して、同乱数値エリアを空にするとともに、それまで#2エリアに格納されていた乱数を、空の#1エリアに繰り上げて格納する。このような乱数のシフトを#3エリア及び#4エリアについても順次行い、全乱数値エリアの乱数シフト処理が完了したら、次のステップS2200(図12参照)へ進む。
ステップS2200では、図12の如く、ステップS2180で読み出した乱数を抽選用乱数とし、この抽選用乱数に基づいて、当たりであるか否かの判定が抽選用乱数判定手段623により行われる。
ここで、当たりであるとの判定がなされると、ステップS2210へ進み、ステップS2210において、ステップS2180で読み出した停止図柄乱数に基づいて、停止図柄の決定が停止図柄決定手段624aによりなされる。当たりの判定がなされた場合に決定される停止図柄は、左図柄、右図柄及び中図柄の3つの数字がすべて同一となる特別図柄、換言すると、大当たりの図柄となる。
ステップS2210における図柄の決定処理が完了すると、ステップS2220へ進む。ステップS2220では、決定された大当たり図柄と、ステップS2180で読み出した演出乱数に基づいて、演出パターン群メモリ624bから1つの演出パターンが読み出され、ここで読み出された演出パターンが当たりのリーチ変動態様パターンとしてセットされる。この後、ステップS2230へ進む。
ステップS2230では、決定された大当たり図柄と、ステップS2180で読み出した演出乱数に基づいて、演出パターン群メモリ624bから1つの演出パターンが読み出され、ここで読み出された演出パターンが当たりのリーチ演出パターンとしてセットされる。この後、図柄変動表示演出処理を行うべく、ステップS2500へ進む。
ステップS2200で、外れであるとの判定がなされると、ステップS2300へ進み、ステップS2300において、ステップS2180で読み出した停止図柄乱数に基づいて、停止図柄の決定が停止図柄決定手段624aによりなされる。外れの判定がなされた場合に決定される停止図柄は、左図柄、右図柄及び中図柄の3つの数字のうち、少なくとも1つが他の数字と異なる外れ図柄となる。このような外れ停止図柄を決定する処理が完了したら、ステップS2310へ進む。
ステップS2310では、ステップS2300で決定された停止図柄が、左図柄及び右図柄が同一の図柄であり、中図柄のみ他と異なるリーチ図柄であるか否かが検出される。ステップS2310でリーチ図柄が検出されない場合には、ステップS2420へ進む一方、リーチ図柄が検出された場合には、ステップS2320へ進む。
ステップS2320では、決定された外れ図柄と、ステップS2180で読み出した演出乱数に基づいて、演出パターン群メモリ624bから1つの演出パターンが読み出され、ここで読み出された演出パターンが外れのリーチ変動態様パターンとしてセットされる。この後、ステップS2330へ進む。
ステップS2330では、決定された外れ図柄と、ステップS2180で読み出した演出乱数に基づいて、演出パターン群メモリ624bから1つの演出パターンが読み出され、ここで読み出された演出パターンが外れのリーチ演出パターンとしてセットされる。この後、図柄変動表示演出処理を行うべく、ステップS2500へ進む。
一方、ステップS2420では、決定された外れ図柄と、ステップS2180で読み出した演出乱数に基づいて、演出パターン群メモリ624bから1つの演出パターンが読み出され、ここで読み出された演出パターンが外れの変動態様パターンとしてセットされる。この後、ステップS2430へ進む。
ステップS2430では、決定された外れ図柄と、ステップS2180で読み出した演出乱数に基づいて、演出パターン群メモリ624bから1つの演出パターンが読み出され、ここで読み出された演出パターンが外れ演出パターンとしてセットされる。この後、図柄変動表示演出処理を行うべく、ステップS2500へ進む。
図柄変動表示演出処理は、図13に示すように、ステップS2500から開始される。このステップS2500では、装飾図柄表示装置20の常時表示領域20Aに表示される変動図柄の変動が開始され、この変動が開始されて所定時間が経過したら、次のステップS2520へ進む。
ステップS2520では、ステップS2500で変動開始した常時表示領域20Aの変動図柄のうち、左図柄の変動を停止する。次いで、次のステップS2530に進み、ステップS2530において、ステップS2500で変動開始した常時表示領域20Aの変動図柄のうち、右図柄の変動を停止する。以上により、左図柄及び右図柄の両方の変動が完全に停止したら、ステップS2540へ進む。
ステップS2540では、常時表示領域20Aに現在表示中の図柄が、リーチ図柄であるか否かが判定され、リーチ図柄であると判定されると、ステップS2600へ進む一方、ステップS2540でリーチ図柄でないと判定されると、ステップS2700へ進む。
ステップS2600では、特別表示領域20Bに実質的な表示動作を行わせ、リーチ演出図柄を拡大して表示し、これにより、常時表示領域20A及び特別表示領域20Bの両方を使用してリーチ図柄を拡大表示するリーチ演出を開始する。この後、次のステップS2700へ進む。
ステップS2700では、装飾図柄表示装置20の画面に表示されている図柄のうち、それまで変動していた中図柄を停止させる。中図柄が完全に停止したら、次のステップS2710へ進む。
ステップS2710では、装飾図柄表示装置20の画面に現在表示中の図柄が、当たり図柄であるか否かが判定され、当たり図柄であると判定されると、ステップS2720へ進む。一方、ステップS2710で当たり図柄でないと判定された場合には、次のステップS2720をスキップしてステップS2800へ進む。
ステップS2720では、ステップS2600で開始した拡大表示を継続する。すなわち、常時表示領域20A及び特別表示領域20Bの両方を使用して当たり図柄を拡大表示する当たり演出を開始する。この当たり図柄を拡大表示する当たり演出が開始されてから所定時間が経過したら、次のステップS2800へ進む。
ステップS2800では、その時点で装飾図柄表示装置20の画面に表示されている図柄が抽選の結果を報知するものとして確定したことを遊技者に知らせる停止図柄表示確定処理が行われる。すなわち、ステップS2800においては、変動図柄用の背景を通常遊技用の背景に切り換え、変動図柄が拡大表示されていた場合には、変動図柄を元の通常の大きさに戻す等の処理を行うことにより、現在表示されている図柄が抽選結果を反映した確定図柄であることを遊技者に認識させるようになっている。
また、停止図柄表示確定処理は、一の入賞球により発生した図柄変動がひととおり終了したことを遊技者に報知するものでもある。以上により、ステップS2500から開始された図柄変動表示演出処理が終了し、次のステップS2900(図12参照)へ進む。
図12に戻って、ステップS2900では、抽選用乱数判定手段623により取得した抽選用乱数が当たりか否かを判定し、当たりと判定されたときは、ステップS2910へ進み、特別遊技フラグをセットし、これにより、特別遊技移行判定処理、更には、通常遊技処理全体が終了する。一方、ステップS2900で外れと判定されたときは、ステップS2910をスキップし、そのまま、特別遊技移行判定処理、更には、通常遊技処理全体を終了する。
図7に戻って、通常遊技処理が終了したら、特別遊技処理を行うべく、ステップS3000へ進む。
特別遊技処理を開始するにあたり、まず、図14に示すように、ステップS3000において、特別遊技フラグがオンであるか否かを検出する。換言すると、取得した当たり乱数が当たりであったか否かを検出する。そして、外れが検出された場合には、この特別遊技処理を終了し、通常遊技処理を行うべく、ステップS2000(図7参照)へ戻る。
一方、当たりが検出された場合には、ステップS3100へ進み、特別遊技に係る初期設定を行うとともに、特別遊技フラグをリセットする。この後、ステップS3110へ進む。
ステップS3110では、大入賞口駆動手段711により大入賞口駆動装置13mを作動させて大入賞口13を開放し、これにより、遊技球が大入賞口13に非常に入賞しやすい状態にする等の準備動作を含めた単位遊技のための各種初期設定を行う。
この単位遊技のための初期設定が完了したら、ステップS3200(図15参照)へ進み、単位遊技を開始する。
ここで、1ラウンド当たりの単位遊技は、大入賞口13に入賞した遊技球の累積数である「入賞球数」が所定数に到達したこと、及び、大入賞口13が開放されている時間、換言すると、単位遊技の開始から経過した経過時間である「開放時間」が所定時間に到達したことのうち、より早く達成された要件によって終了するものとなっている。
具体的には、大入賞口13に入賞した遊技球の累積数が所定数(例えば、10球)に達しする前に、単位遊技の開始から所定時間が経過してしまった場合には、当該所定時間が経過した時点で、単位遊技の1ラウンドが終了する。あるいは、単位遊技の開始から所定時間が経過する前に、大入賞口13に入賞した遊技球の累積数が所定数に達してしまった場合にも、単位遊技の1ラウンドが終了する。このような単位遊技の終了要件をふまえて、以下に、特別遊技処理の説明を行う。
ステップS3200においては、図15に示すように、大入賞口入賞検出器13aにより遊技球が大入賞口13に入賞したか否かが検出される。ここで、入賞が検出されない場合は、ステップS3210をスキップしてステップS3220へ進む。
一方、ステップS3200で入賞が検出された場合は、ステップS3210へ進む。そして、ステップS3210では、大入賞口13に取り付けられている図示しない入賞球のカウンタから予め設定されている単位遊技条件終了のために必要な入賞球を示すカウント数(例えば、10球)を受信し、さらに、このカウント数から1を減算したものを新たなカウント数として更新保持する。この更新保持が完了したら、次のステップS3220へ進む。
ステップS3220では、特定領域通過検出器13bにより図示しない特定領域を遊技球が通過したか否かが検出される。ここで、遊技球の通過が検出されない場合は、ステップS3230をスキップしてステップS3240へ進む。
一方、ステップS3220で、遊技球の通過が検出された場合は、ステップS3230へ進み、ステップS3230で、特定領域フラグをセットし、その後、ステップS3240へ進む。
ステップS3240では、大入賞口13の入賞球累積数が所定数(例えば、10球)に達したか否かの判定を行う。具体的には、ステップS3210で更新保持したカウント数が1よりも小さいか否かを判定する。ここで、カウント数が1よりも小さいと判定されると、単位遊技の1ラウンドが終了となり、ステップS3300(図14参照)へジャンプする。
一方、ステップS3240で、カウント数が1よりも小さくないと判定されると、次のステップS3250へ進む。
ステップS3250では、単位遊技の開始から経過した経過時間である開放時間が所定時間(例えば、30秒)に達したか否か、換言すると、開放時間が終了したか否かが判定される。ここで、開放時間が終了していないと判定されると、単独遊技を継続するために、ステップS3200へ戻り、以上のステップS3200〜S3250が繰り返される。
一方、ステップS3250で、開放時間が終了したと判定されると、タイムオーバーとなり、単位遊技の1ラウンドが終了し、ステップS3300(図14参照)へ進む。なお、大入賞口13は、単位遊技の1ラウンドが終了する度に閉鎖されるものとなっている。
図14に戻って、ステップS3300では、継続判定手段72により特別遊技であるボーナスゲームの継続条件が達成されているか否かが判定される。すなわち、ボーナスゲームの継続条件とは、単位遊技中に特定領域に遊技球が入賞して特定領域フラグがセットされたことである。従って、ステップS3300においては、特定領域フラグがオンであるか否かが検出される。
ステップS3300で特定領域フラグがオンであることが検出されると、特別遊技の継続が決定されることとなり、次の単独遊技を開始するための準備処理として、単独遊技のラウンド値を減算する処理等を行うために、ステップS3400へ進む。
一方、ステップS3300で特定領域フラグがオンでないことが検出されると、ステップS3500へ進み、ステップS3500から特別遊技終了処理を開始する。
なお、単位遊技中に特定領域を遊技球が通過した場合にのみ継続条件が達成されるので、特定領域への遊技球の通過がないまま単位遊技が終了した場合には、当然、ステップS3300で特定領域フラグがオンでないことが検出され、ステップS3500へ進み、特別遊技終了処理が開始される。
ステップS3400では、特定領域フラグがクリアされ、この特定領域フラグのクリアが完了したら、ステップS3410へ進む。
ここで、継続判定手段72には、特別遊技の開始後、何回の単独遊技が実行されたかを把握するために、単位遊技のラウンド値を計数する図示しないカウンタが設けられている。このカウンタには、ラウンド値の初期値として、予め所定値(例えば、15回)がセットされている。ステップS3410においては、このカウンタのラウンド値から1を減して当該ラウンド値の更新保持を行うラウンド減算が行われる。
ラウンド減算が完了すると、ステップS3420へ進み、このステップS3420で、更新保持されたラウンド値が1よりも小さくなったか否かが判定される。換言すると、ステップS3420では、単位遊技の繰り返し回数が所定回数に達したか否かが判定される。
このステップS3420で、ラウンド値が1よりも小さくないと判定されると、特別遊技は未だ終了しないこととなるので、ステップS3110へ戻り、次の単独遊技を開始する。
一方、ステップS3420で、ラウンド値が1よりも小さいと判定されると、特別遊技は終了となるので、特別遊技を終了させるために、ステップS3500へ進み、特別遊技終了処理を開始する。
特別遊技終了処理は、図16に示すように、ステップS3500から開始される。このステップS3500では、大当たり当選時における停止図柄が確変図柄であるか否かを判定する。確変図柄であると判定された場合には、ステップS3510へ進む。
このステップS3510では、確率変動に当選したことを報知する確率変動当選画面を装飾図柄表示装置20に表示するとともに、当たり発生確率を通常の低確率から高確率に変動させる。ここで、確率変動当選画面としては、遊技者の注目を引いて当たり発生確率が高確率に変動したこと容易に把握することできるように、例えば、「確変」の文字が大きく表示される画面表示態様が採用できる。
一方、ステップS3500で停止図柄が確変図柄ではないと判定された場合には、ステップS3520へ進む。このステップS3520では、確率変動に当選できなかったことを報知する確率変動非当選画面を装飾図柄表示装置20に表示する。なお、確率変動非当選画面としては、当たり柄発生確率が高確率にはならなかったことを報知するために、例えば、「ざんねん」といった文字が大きく表示される画面表示態様が採用できる。
以上により、特別遊技処理が終了し、この後、ステップS2000に戻り、電源が遮断されるまで、通常遊技処理及び特別遊技処理が繰り返し行われる。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、特定の時に限らず、常に表示を行う常時表示領域20Aと、特定の時にのみ実質的な表示を行う特別表示領域20Bとに、装飾図柄表示装置20の画面を区画する領域表示制御手段625を設け、特定時には、常時表示領域20Aだけでなく特別表示領域20Bにも表示を行わせるようにしたので、通常時における表示領域が特定時に拡大され、その面積が拡大される。これにより、特定時特有の表示態様として図柄の拡大表示を予め設定しておき、特定時に移行すると、図柄を拡大表示する演出を行うことができる。そして、拡大表示を行うにあたり、充分な拡大率が確保できるので、遊技者に充分強い印象を与えることができ、優れた演出効果を確保することができる。
また、特定時であるか否かの判定を行う結果対応判定手段631を設け、この結果対応判定手段631が、抽選結果が当たりであることを検出し、この検出結果に基づいて特定時となったことを判定し、特別表示領域20Bに実質的な表示を行わせるので、当たり当選時が特定時として的確に判定されるようになり、当たり当選にふさわしい演出を適切なタイミングで行うことができ、この点からも、優れた演出効果を確保することができる。
さらに、装飾図柄表示装置20の画面にリーチ図柄が表示されるか否かを検出するリーチ対応判定手段632を設け、このリーチ対応判定手段632が、リーチ図柄が表示されたことを検出し、この検出結果に基づいて特定時となったことを判定し、特別表示領域20Bに実質的な表示を行わせるので、リーチ図柄を表示している時が特定時として的確に判定されるようになり、リーチ時にふさわしい演出を適切なタイミングで行うことができ、この点からも、優れた演出効果を確保することができる。
また、特別表示領域20Bを常時表示領域20Aの四方を囲むように設けたので、所定の面積拡大率を達成するために必要な縦横の長さを最低限とすることができるうえ、縦横の比率を変更せずに常時表示領域20Aを拡大することもできる。そして、特定時における画像の縦横の比率を変えない特別表示領域20Bを採用することとなるので、特定時において、通常時における画像の縦横の比率を変えずに、常時表示領域20Aの画像をそのまま拡大して表示することができ、特定時に画像を拡大するにあたり、イメージデータの変換やトリミング操作等の面倒な処理が不要となるので、画像処理装置等のハードウェアの負荷を軽減することができる。
さらに、特定時以外の時は、カムフラージュ画像を特別表示領域20Bに表示するための擬態画像データ送出手段633及び擬態画像データ記憶手段634を設けたので、特別表示領域で実質的な表示を行わない通常時等には、カムフラージュ画像により、実質的な表示をしていない特別表示領域20Bがその周囲の態様にとけ込み、外観について遊技者に何ら不自然な印象与えることがないうえ、何らかの仕掛けがあるのではないかという疑念を抱かせることもない。そして、通常に不自然さを感じさせない分、演出のために特別表示領域20Bに実質的な表示を行わせた時、具体的には、常時表示領域20Aの画像を拡大した時に、遊技者により大きな驚きを与えることができる。
また、常時表示領域20Aに表示されている図柄を拡大表示するにあたり、特別表示領域20Bを利用して、当該図柄の一部が常時表示領域からはみ出るように、図柄のみを拡大表示するようにしたので、あたかも常時表示領域20Aから図柄が飛び出てくるように錯覚させることができ、単に図柄を拡大する演出とは異なる心理的な演出効果を得ることができ、装飾図柄表示装置20を利用した演出のバリエーションを拡張することができ、演出の新鮮さや独創性を維持することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、領域表示制御手段としては、抽選結果が当たりであることを検出し、この検出結果に基づいて特定時となったことを判定し、この判定に応じて特別表示領域に実質的な表示を行わせる結果対応判定手段を備えたものに限らず、結果対応判定手段が省略され、その代わりに別の手段で特定時の判定を行うものでもよい。
すなわち、前記実施形態における装飾図柄表示装置20の画面に表示される複数種類の図柄のうち、特別表示領域20Bに実質的な表示を行わせるきっかけとしてのトリガーとして、特定の図柄を予め設定しておくとともに、これらの図柄を記した特定表示態様テーブルを予め作成しておく。
そして、図17に示すように、作成した特定表示態様テーブルが記憶された記憶手段としての特定表示態様テーブル記憶手段637と、抽選結果を示す表示態様である図柄が特定表示態様テーブルに含まれているか否かに基づいて、特定の時であるか否かの判定を行うテーブル参照判定手段636とが、前記結果対応判定手段631の代わりに設けられた領域表示制御手段625Aを採用してもよい。
このような領域表示制御手段625Aを採用すれば、装飾図柄表示装置20の画面に表示されている図柄が、特定表示態様テーブルに記された特定図柄であるか否かにより特定時を判定することができるので、当たりであることを示す当たり図柄が表示された時に特定時であると判定されるだけでなく、何らかの演出を行いたい所望の図柄を特定図柄として特定表示態様テーブルに含ませておけば、当たり時以外の特定時を設定することができ、目的の異なる様々な演出を適切なタイミングで行うことができる。
また、領域表示制御手段としては、通常時に常時表示領域に表示された図柄を拡大したものを特定時に表示するものに限らず、図18に示すように、特定時には、常時表示領域20Aに表示された図柄FG鏡像MFを特別表示領域20Bに表示するものでもよい。
このようにすれば、鏡に内張りされた箱の中に常時表示領域20Aを収納したような画像を遊技者に見させることができ、単に通常時における常時表示領域20Aの画像を拡大する演出とは、まったく異なる心理的な演出効果を得ることができ、装飾図柄表示装置20を利用した演出のバリエーションを拡張することができ、演出の新鮮さや独創性を維持することができる。
さらに、面状表示部としては、液晶表示装置に限らず、プラズマ式表示装置、ドットマトリクス式表示装置及びCRT式表示装置等、他の画像表示形式の表示装置を採用してもよい。
また、リーチ表示態様、リーチ演出表示態様、当たり表示態様及び当たり演出表示態様としては、数字からなる図柄に限らず、漢数字、漢字または仮名、あるいは、これらの文字を基本的なモチーフとした図形からなる図柄でもよく、さらに、トランプのカードに付されている「ハート」や「スペード」等の記号、あるいは、フルーツや樽等の物体を模した純然たる図形等でもよい。
さらに、図柄要素取得手段としては、停止図柄乱数取得手段を有するものに限らず、停止図柄乱数取得手段が省略されたものでもよい。停止図柄乱数取得手段が省略された図柄要素取得手段を採用する場合には、抽選用乱数取得手段が取得した抽選用乱数に基づいて、停止図柄決定手段等が停止図柄を設定するようにすればよい。
さらに、面状表示部としては、前記実施形態のように、その画面が遊技盤の盤面を部分的にしか占有していないものに限らず、その画面が遊技盤の盤面全体に広がっているものも採用することができる。このように、遊技盤の盤面全体に広がっている画面を備えた面状表示部を採用すれば、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる他、次のような効果を付加できる。
すなわち、面状表示部の画面が遊技盤の盤面全体に広がっているので、常時表示領域に対して特別表示領域を著しく大きく設定することが可能となる。そのうえ、抽選の結果に応じて特別表示領域の大きさを段階的に設定しておけば、大当たりを引き当てた際には、普通の当たりよりも特別表示領域のサイズを大きくした状態で演出が行え、より演出効果を高めることができ、当たりの内容に釣り合った適切な演出を行うことができる、という効果を付加することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機を示す正面図である。 前記実施形態に係る遊技制御手段の概略構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係る通常遊技実行手段の概略構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係る特別遊技実行手段の概略構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係る領域表示制御手段の概略構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係る装飾図柄表示装置に示される図柄の例を示す模式図である。 前記実施形態の全体的な動作を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の通常遊技処理における動作を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の通常遊技処理に含まれる入賞口チェック処理の動作を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の通常遊技処理に含まれる特別遊技移行判定処理の動作を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の特別遊技移行判定処理に含まれる図柄変動要素取得処理の動作を説明するためのフローチャートである。 図10に示されたステップの後に続く動作を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の特別遊技移行判定処理に含まれる図柄拡大表示演出処理の動作を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の特別遊技処理における動作を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の特別遊技処理における単位遊技動作を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の特別遊技処理に含まれる特別遊技終了処理における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の変形例に係る領域表示制御手段の概略行成を示すブロック図である。 本発明の変形例において装飾図柄表示装置に示される画像を示す模式図である。
符号の説明
7 遊技盤
20 面状表示部としての装飾図柄表示装置
20A 常時表示領域
20B 特別表示領域
621a 抽選手段を構成する抽選用乱数取得手段
623 抽選手段を構成する抽選用乱数判定手段
625 領域表示制御手段
631 結果対応判定手段
632 リーチ対応判定手段
636 テーブル参照判定手段
637 記憶手段としての特定表示態様テーブル記憶手段
PM 遊技機としてのパチンコ機

Claims (9)

  1. 画像を表示する画面が平面状に形成されるとともに、前記画面に表示される表示態様が可変となった面状表示部と、入賞内容の抽選を行う抽選手段とを備え、前記抽選手段が入賞内容の抽選を行う毎に、前記面状表示部の表示態様を変化させて、前記抽選手段が抽選した入賞内容を遊技者に報知するようにした遊技機であって、
    前記面状表示部の前記画面に表示される画像の表示制御を行うとともに、表示を常時行う常時表示領域と、所定の条件が成立した特定の時に実質的な表示を行う特別表示領域とに前記画面を区画する領域表示制御手段が設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記面状表示部の前記画面には、前記抽選手段の抽選結果を示す表示態様が表示されるようになっており、
    前記抽選手段が行った抽選の結果に応じて、前記所定の条件が成立した前記特定の時であるか否かの判定を行う結果対応判定手段が設けられ、
    この結果対応判定手段は、前記抽選手段が当たりを抽選すると、前記特別表示領域に実質的な表示を行わせるものとなっていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 抽選結果を遊技者に知らせるために前記画面に表示される複数種類の表示態様のうち、前記特別表示領域に実質的な表示を行わせるトリガーとなる特定表示態様が記された特定表示態様テーブルが予め設定され、
    この特定表示態様テーブルが記憶された記憶手段と、
    抽選結果を示す表示態様が前記特定表示態様テーブルに含まれているか否かに基づいて、前記特定の時であるか否かの判定を行うテーブル参照判定手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記画面に表示される表示態様として、少なくとも、当たりであることを示す当たり表示態様と、この当たり表示態様に類似する表示態様であってリーチ状態を示すリーチ表示態様とが含まれ、
    前記所定の条件を成立せしめる事項として、前記面状表示部の前記画面にリーチ表示態様が表示されていることが含まれていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記常時表示領域が前記面状表示部の前記画面の中央部分に設けられ、この常時表示領域の周辺を囲むように前記特別表示領域が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記面状表示部の前記画面が、当該遊技機が備えている遊技盤の盤面全体に広がっていることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 前記領域表示制御手段は、特定の時以外は、前記特別表示領域を前記画面の周囲の態様に視覚的に同化させるために、前記画面の周囲の態様を擬態したカムフラージュ画像を前記特別表示領域に表示するものとなっていることを特徴とする請求項5又は6記載の遊技機。
  8. 前記領域表示制御手段は、特定の時に前記常時表示領域に表示された表示形態を鏡に映した鏡像を、前記特別表示領域に表示するものとなっていることを特徴とする請求項5から請求項7までのいずれかに記載の遊技機。
  9. 前記領域表示制御手段は、特定の時に、表示態様に含まれる所定の表示形態を、通常時に表示されるサイズよりも大きく拡大し、その一部が前記常時表示領域からはみ出るように当該常時表示領域に表示し、且つ、前記常時表示領域からはみ出る表示形態の一部を前記特別表示領域に表示するものとなっていることを特徴とする請求項5から請求項8までのいずれかに記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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