JP7148137B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
したがって、遊技者の切替え反応速度に応じて繰り返し操作速度を変更することができるため、技量差による遊技者間の不公平さを解消することができる。
しかも、経過時間または残り時間に応じて操作手段の繰り返し操作速度を変更することができるため、繰り返し操作速度が常に一定である従来の遊技機よりも遊技の興趣を高めることもできる。
本発明の第1実施形態のパチンコ遊技機について図を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、パチンコ遊技機の各部の方向を説明する場合は、そのパチンコ遊技機と対向して遊技を行う遊技者から見た方向を基準とする。具体的には、パチンコ遊技機の各部の左右方向および上下方向は、遊技者から見た左右方向および上下方向とする。また、遊技者に近づく方向を前方とし、遊技者から遠ざかる方向を後方とする。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、遊技機枠16を備える。遊技機枠16は、前方側から順に、前面枠18、内枠(図示せず)、外枠(図示せず)によって構成される。前面枠18は、ハンドル4と、打球供給皿(上皿ともいう)24と、余剰球受皿(下皿ともいう)25と、演出ボタン9と、演出レバー6と、スピーカ8,8と、左サイドランプ23aと、右サイドランプ23bとを備えている。
ン9が押圧操作されたときに点灯または点滅する。演出ボタン9の表面は透光性材料によって形成されており、演出ボタンランプ9cが発した光を遊技者が視認できるように工夫されている。演出ボタン振動モータ9bは、演出ボタン9を振動させるものであり、演出ボタン9の押圧操作が有効な期間において所定のタイミングで振動する。本実施形態では、演出ボタンランプ9cはLEDである。
演出ボタン9の操作モードとして、手動で操作する手動操作モードと、自動で操作する自動操作モードとが切替え可能になっている。パチンコ遊技機1の初期設定では、手動操作モードに設定されており、有効期間内に演出ボタン9を一定時間(たとえば、1秒)以上押圧操作すると、つまり、長押しすると自動操作モードに切替わる。自動操作モードでは、演出ボタン9が自動的に連打(繰り返し操作)される。演出ボタン9が自動連打される速度(繰り返し操作速度)は、自動操作モードに切替わったとき、有効期間の残り時間の長さに応じて異なる。これについては、後に詳述する。
演出レバー6は、左手で掴むことができる棒状に形成されており、右回転または左回転の回転操作の他、後方への押し込み操作が可能である。
れている。演出表示装置7は、遊技盤2の後側に配置されており、その画面が遊技盤2の略中央から露出している。遊技盤2は、固定入賞装置10と、第1大入賞装置30と、第2大入賞装置33と、ゲート12と、普通可変入賞装置(電チューともいう)20と、一般入賞口13と、表示器類50と、センター装飾体14と、レール部材17とを備える。
第2大入賞装置33の内部には、第2大入賞口35に入賞した遊技球が通過可能な領域である特定領域(図示せず)および非特定領域(図示せず)が形成されている。また、第2大入賞装置33の内部には、第2大入賞口35に入賞した遊技球を特定領域または非特定領域に振り分ける振分部材(図示せず)と、この振分部材を駆動する振分部材ソレノイド35d(図3)とが設けられている。
共通の事項を説明する場合は、単に特別図柄という。
また、本実施形態では、普通図柄表示器53は、2個のLEDから構成されている。点灯したLED(■)および消灯したLED(□)が普通図柄を表しており、各LEDが点灯または消灯を繰り返す状態が普通図柄の変動表示を表している。また、遊技球がゲート12を通過すると普通図柄の抽選が実行され、普通図柄表示器53が普通図柄を変動表示する。そして、普通図柄表示器53は、普通図柄の変動表示を開始してから所定時間経過後に、普通図柄の抽選結果に対応する普通図柄を確定表示する。普通図柄表示器53が確定表示した普通図柄が、当たりを示す普通図柄(当たり普通図柄)であった場合は、普通可変入賞装置20が作動して可動部材21が開閉し、第2始動口22が開閉する。ここで、確定表示とは、普通図柄が点灯および消灯を繰り返すことなく、完全に点灯または消灯した表示状態のことである。
以下、大入賞口が開口してから閉口するまでに要する期間を大入賞口の開口期間といい、大入賞口が開口してから次回開口するまでの期間をラウンドという。また、最初のラウンドから最終ラウンドが終了するまでの遊技を大当たり遊技という。大当たり抽選において大当たりが抽選された場合は、大当たりの種類が抽選される。大当たりの種類には、開閉する大入賞口(第1大入賞口32および第2大入賞口35の一方または両方)、大入賞口の開口期間、実行可能な最大ラウンド数などが決められている。
装飾体14は、遊技盤2のうち上部に配置されている。センター装飾体14は透光性を有し、その内側には、演出内容に応じて点灯・点滅する複数のLEDが設けられている。
また、パチンコ遊技機1は、可動体15を備える。可動体15は、センター装飾体14の後方に配置されている。可動体15は、いわゆるギミックの一例である。図1は、可動体15がセンター装飾体14に略隠れた状態を示す。可動体15は、演出内容に応じて所定のタイミングで下方に降下し、遊技者から視認可能な状態に変位する。
演出表示装置7は、各演出図柄を特別図柄の変動表示と同期して変動表示し、特別図柄が確定表示されると同時に各演出図柄を確定表示する。ここで、確定表示とは、演出図柄が上下に揺れたり、再変動したりすることなく、完全に停止した表示状態のことである。
以下、演出表示装置7が特別図柄と同期して表示する演出図柄および背景画像から成る画像を変動演出パターンという。
次に、パチンコ遊技機1の主な電気的構成について図3および図4を参照しつつ説明する。
パチンコ遊技機1は、主制御基板60(図3)と、払出制御基板73(図3)と、サブ
制御基板100(図4)と、画像制御基板200(図4)とを備えている。
づく当たり抽選を行うタイミングになると、普図保留記憶部64cに記憶されている当り乱数と同じ当り乱数が当たり判定テーブルに記憶されているか否かの当り判定を実行し、記憶されている場合は当たりと判定する。
また、主制御基板60には、払出制御基板73を介して貸球払出装置80と、カードユニット76と、賞球払出装置400とが電気的に接続されている。カードユニット76は、パチンコ遊技機1に隣接して設けられており、プリペイドカードに対して残高の読取りや書き込みなどを行う。貸球払出装置80は、球貸モータ81と、球貸センサ82とを備えている。球貸モータ81は、貸球としての遊技球を払出す部材を駆動し、球貸センサ82は、その部材によって遊技球が払出されたことを示す信号を払出制御基板73を介して主制御基板60へ出力する。遊技制御用マイコン61は、払出制御基板73から出力される信号に基づいて、貸球払出装置80が払出した貸球数を計数する。カードユニット76に挿入されたプリペイドカードに、払出可能な最小残高以上の残高が記録されているときに、球貸ボタン(図示せず)が操作されると、貸球払出装置80が作動し、最小単位個数の貸球が打球供給皿24(図1)に払出される。
部材によって遊技球が払出されたことを示す信号を払出制御基板73を介して主制御基板60へ出力する。遊技制御用マイコン61は、払出制御基板73から出力される信号に基づいて、賞球払出装置400が払出した賞球数を計数する。
また、主制御基板60には、発射制御回路75を介して発射装置90が電気的に接続されている。発射装置90は、発射モータ91と、タッチスイッチ92と、発射ボリューム93とを備えている。発射モータ91は、遊技球を打撃して発射する打撃槌(図示せず)を駆動する。タッチスイッチ92は、遊技者がハンドル4を握ったことに対応する信号を出力する。発射ボリューム93は、発射レバー4a(図1)の回転量に応じて、上記打撃槌が遊技球を打撃する強度を調節する。
電源基板70には、バックアップ電源回路71が設けられている。バックアップ電源回路71は、パチンコ遊技機1に対して外部から電力が供給されていない場合に、主制御基板60のRAM64などに対して情報の保持に必要な電力を供給する。電源基板70には、電源基板70へ電力を供給する主電源をオンオフするための電源スイッチ72が電気的に接続されている。
変動演出パターン、ボタン演出画像などの演出画像を表示するための画像データが記憶されている。VDP201は、画像制御用CPU202によって作成されるディスプレイリストに従って、CGROM205から画像データを読み出し、その読出した画像データをVRAM206内の展開領域に展開する。そして、VDP201は、VRAM206内に展開した画像データを合成し、その合成した画像データをVRAM206内のフレームバッファに記憶する。そして、VDP201は、VRAM206内のフレームバッファに記憶した画像データをRGB信号に変換して演出表示装置7に出力する。これにより、演出表示装置7は、変動演出パターン、ボタン演出画像などの演出画像を表示する。
ランプ制御基板79には、中継基板77を介して可動体15が電気的に接続されている。可動体15は、可動体15を動作させるための装置(図示せず)が接続されており、その装置には、その装置を駆動するための可動体モータ(図示せず)が接続されている。演出制御用マイコン101は、ROM110に記憶されているデータを用いて可動体15の動作パターンを決める動作パターンデータを作成し、その動作パターンデータをランプ制御基板79に送信する。そして、動作パターンデータを受信したランプ制御基板79は、その動作パターンに従って中継基板77を介して上記可動体モータを駆動し、可動体15の動作制御を行う。
ROM110(図4)に格納されている自動連打速度テーブルTa1について図5を参照しつつ説明する。
自動連打速度テーブルTa1は、演出ボタン9の操作モードが自動操作モードに切替えられているときに、CPU102が、演出ボタン9の自動連打速度を決定する際に参照するテーブルである。自動連打速度テーブルTa1は、演出ボタン9の操作モードが手動操作モードから自動操作モードに切替わった時間(CPU102が演出ボタン9の押圧操作状態が長押しであると判定した時間)から有効期間の終了時間までの時間である残り時間と、自動連打速度とを対応付けて構成されている。本実施形態では、演出ボタン9の操作が有効な有効期間は10秒である。有効期間は、変動演出パターンの変動期間内に設定されている。また、本実施形態では、遊技者に演出ボタン9の連打を要求する場面において、目標の連打回数は50回である。つまり、有効期間の10秒間に50回の連打が目標である。
。また、制御的には、残り時間が4秒以下になったときでも自動連打回数を50回にすることは可能であるが、演出ボタンランプ9c(図4)の点滅間隔が極端に短くなるし、連打に応じて表示される画像の表示間隔も極端に短くなってしまい、連打している感じが出なくなるので、50回/5秒を自動連打速度の最高自動連打速度に設定している。
遊技の流れについて図6を参照しつつ説明する。CPU102は、主制御基板60から変動開始コマンドを受信すると、抽選により、変動演出パターン選択テーブル(図示せず)から変動演出パターンを選択し、演出表示装置7の各演出図柄表示領域(図1)において演出図柄の変動を開始する(t0)。ここでは、変動演出パターンとしてリーチが出現する変動演出パターンを選択したものとする。演出図柄の変動開始から時間t1が経過したときに、各演出図柄がリーチの状態になる。続いて、リーチ特有の演出が実行され、時間t2になると、演出ボタン9の押圧操作の有効期間VPが開始される。有効期間VPが開始されると、たとえば、図8(a)に示すように、演出ボタン9を表す演出ボタン画像E1、「連打」という演出ボタン9の連打を促す画像E2、連打回数を表す連打回数表示画像Gなどを演出表示装置7に表示する。また、図示の例では、演出図柄の変動パターンを縮小した画像K1が画面の片隅に表示されている。なお、自動操作モードのときは、連打を促す画像E2は表示しなくても良い。
CPU102が実行するボタン演出処理について、その流れを示す図7のフローチャートを参照しつつ説明する。
なお、有効期間VPが本発明の所定期間の一例であり、ボタン演出が本発明の所定の演出の一例であり、CPU102が実行するS9およびS13が本発明の演出手段の一例である。また、CPU102が実行するS5およびS6が本発明の切替手段の一例であり、S7およびS8が操作速度変更手段の一例である。
(1)上述した第1実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、有効期間VP内に手動操作モードから自動操作モードに切替えたときに、有効期間VPの残り時間RTが短いほど、演出ボタン9の自動連打速度を速くすることができる。
したがって、手動操作モードから自動操作モードに切替える反応が遅い遊技者であっても、自動連打回数を目標の回数に到達させることができる。
つまり、技量差による遊技者間の不公平さを解消することができる。
(2)しかも、残り時間RTに応じて演出ボタン9の自動連打速度を変更することができるため、自動連打速度が常に一定である従来のパチンコ遊技機よりも遊技の興趣を高めることもできる。
次に、本発明の第2実施形態のパチンコ遊技機について図を参照しつつ説明する。
本実施形態のパチンコ遊技機は、有効期間VP内に手動操作モードから自動操作モードに切替えたときに、有効期間VPの残り時間RTが短いほど、演出ボタン9の振動数が増加することを特徴とする。本実施形態のパチンコ遊技機は、係る特徴以外は、第1実施形態のパチンコ遊技機1と同じ構成および機能であるため、同じ構成および機能については同じ符号を用い、説明を省略する。
振動数テーブルTa2について図9を参照しつつ説明する。
振動数テーブルTa2は、演出ボタン9の操作モードが自動操作モードに切替えられているときに、CPU102が、演出ボタン振動モータ9b(図4)の振動数を決定する際に参照するテーブルである。振動数テーブルTa2は、ROM110(図4)に格納されている。振動数テーブルTa2は、演出ボタン9の操作モードが手動操作モードから自動操作モードに切替わった時間(CPU102が演出ボタン9の押圧操作状態が長押しであると判定した時間)から有効期間の終了時間までの時間である残り時間と、演出ボタン振動モータ9bの振動数とを対応付けて構成されている。本実施形態では、第1実施形態と同様、演出ボタン9の操作が有効な有効期間は10秒である。有効期間は、変動演出パターンの変動期間内に設定されている。また、本実施形態では、第1実施形態と同様、遊技者に演出ボタン9の連打を要求する場面において、目標の連打回数は50回である。つまり、有効期間の10秒間に50回の連打が目標である。
CPU102が実行するボタン演出処理2について、その流れを示す図10のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。
なお、演出ボタン振動モータ9bが本発明の振動手段の一例であり、CPU102が実行するS8AおよびS8Bが本発明の振動数変更手段の一例である。
上述した第2実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、有効期間VP内に手動操作モードから自動操作モードに切替えたときに、有効期間VPの残り時間RTが短いほど、演出ボタン9の振動数を増加させることができる。
したがって、遊技の興趣を高めることができる。
(1)有効期間VPの開始時間から、手動操作モードから自動操作モードに切替えた時間までの経過時間が長いほど、演出ボタン9の自動連打速度が速くなるように構成することもできる。この構成を備えるパチンコ遊技機も前述した実施形態のパチンコ遊技機1と同じ効果を奏することができる。
(2)演出ボタン9の操作モードを手動操作モードと自動操作モードとの間で切替えるための切替えスイッチを設けることもできる。
また、有効期間VPの開始時間から、手動操作モードから自動操作モードに切替えた時間までの経過時間が長いほど、演出レバー6の繰り返し操作速度が速くなるように構成することもできる。さらに、演出レバー6の操作モードを手動操作モードと自動操作モードとの間で切替えるための切替えスイッチを設けることもできる。
また、有効期間VPの開始時間から、手動操作モードから自動操作モードに切替えた時間までの経過時間が長いほど、演出レバー6の繰り返し操作速度が速くなるように構成することもできる。さらに、演出レバー6の操作モードを手動操作モードと自動操作モードとの間で切替えるための切替えスイッチを設けることもできる。
(6)演出ボタン9および演出レバー6の一方を手動で操作する手動操作モードと、演出ボタン9および演出レバー6の他方を自動で操作する自動操作モードとに切替えることができるように構成することもできる。
(8)有効期間VP内に手動操作モードから自動操作モードに切替えたときに、有効期間VPの残り時間RTが短いほど、あるいは、有効期間VPの開始時間から、手動操作モードから自動操作モードに切替えた時間までの経過時間が長いほど、演出レバー振動モータ6c(図4)の振動数が増加するように構成することもできる。この構成を備えるパチンコ遊技機も前述した実施形態2のパチンコ遊技機1と同じ効果を奏することができる。
2 遊技盤
7 演出表示装置
9 演出ボタン
102 CPU
Ta1 自動連打速度テーブル
Claims (1)
- 遊技者が操作可能な操作手段と、
前記操作手段を振動させる振動手段と、
遊技中の所定期間内に前記操作手段が操作されたときに所定の演出を実行する演出手段と、
前記操作手段を手動で繰り返し操作する手動操作モード、または、前記操作手段が自動で繰り返し操作される自動操作モードに切替える切替手段と、を備える遊技機であって、
前記所定期間内に前記切替手段により前記手動操作モードから前記自動操作モードに切替えられたときの時間を切替え時間とした場合に、前記所定期間の開始時間から前記切替え時間までの経過時間、または、前記切替え時間から前記所定期間の終了時間までの残り時間に応じて、前記自動操作モードに切替えられているときの前記操作手段の繰り返し操作速度を変更する操作速度変更手段と、
前記所定期間の開始時間から前記切替え時間までの経過時間、または、前記切替え時間から前記所定期間の終了時間までの残り時間に応じて、前記振動手段の振動数を変更する振動数変更手段と、を備え、
前記操作速度変更手段は、前記経過時間が長いほど、または、前記残り時間が短いほど前記操作手段の繰り返し操作速度を速くし、
前記振動数変更手段は、前記経過時間が長いほど、または、前記残り時間が短いほど前記振動手段の単位時間当たりの振動数を増加させ、
前記自動操作モードに切替えられているときの前記操作手段が単位時間当たりに操作される回数と前記振動手段の単位時間当たりの振動回数とは異なっており、且つ前記経過時間又は前記残り時間の変位量に対する前記操作手段の繰り返し操作速度の増加率よりも前記振動数の増加率の方が大きいことを特徴とする遊技機。
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- 2019-01-25 JP JP2019010796A patent/JP7148137B2/ja active Active
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JP2016202534A (ja) | 2015-04-22 | 2016-12-08 | 株式会社三共 | 遊技機 |
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