JP7125115B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
したがって、演出ボタンが自動的に押下される速度が常に同じであり、かつ、同じボタン演出が行われる従来の遊技機よりも興趣を高めることができる。
たものと前記制御手段により見做される見做し操作モードに切替え可能な遊技機であって、選択候補となる複数の前記変動演出パターン毎に前記見做し操作モードにおいて繰り返し操作されたと見做される操作間隔を示す連打速度が予め対応付けられ、且つ大当たりの期待度が高い前記変動演出パターン程、速い連打速度が対応付けられており、前記見做し操作モードに切替えられているときは、前記所定期間において実行対象に選択されている前記変動演出パターンに対応する連打速度で前記操作手段の操作が繰り返し行われたと見做されるとともに、連打速度に応じてボタン演出を実行することを特徴とする。
したがって、演出ボタンが自動的に押下される速度が常に同じであり、かつ、同じボタン演出が行われる従来の遊技機よりも興趣を高めることができる。
〈第1実施形態〉
本発明の第1実施形態のパチンコ遊技機について図を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、パチンコ遊技機の各部の方向を説明する場合は、そのパチンコ遊技機と対向して遊技を行う遊技者から見た方向を基準とする。具体的には、パチンコ遊技機の各部の左右方向および上下方向は、遊技者から見た左右方向および上下方向とする。また、遊技者に近づく方向を前方とし、遊技者から遠ざかる方向を後方とする。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、遊技機枠16を備える。遊技機枠16は、前方側から順に、前面枠18、内枠(図示せず)、外枠(図示せず)によって構成される。前面枠18は、ハンドル4と、打球供給皿(上皿ともいう)24と、余剰球受皿(下皿ともいう)25と、演出ボタン9と、演出レバー6と、スピーカ8,8と、左サイドランプ23aと、右サイドランプ23bとを備えている。
パチンコ遊技機1は、演出ボタン9を手動で操作する手動操作モード、または、演出ボタン9が自動で操作される自動操作モードに切替え可能に構成されている。本実施形態では、パチンコ遊技機1は、初期設定では、手動操作モードに設定されており、演出ボタン9を押圧操作した状態を一定時間継続すると自動操作モードに切り替わる。また、自動操作モードに切り替わっているときに、演出ボタン9を押圧操作すると、自動操作モードが解除され、手動操作モードに切り替わる。
演出レバー6は、左手で掴むことができる棒状に形成されており、右回転または左回転の回転操作の他、後方への押し込み操作が可能である。
第2大入賞装置33の内部には、第2大入賞口35に入賞した遊技球が通過可能な領域である特定領域(図示せず)および非特定領域(図示せず)が形成されている。また、第2大入賞装置33の内部には、第2大入賞口35に入賞した遊技球を特定領域または非特定領域に振り分ける振分部材(図示せず)と、この振分部材を駆動する振分部材ソレノイド35d(図3)とが設けられている。
また、本実施形態では、普通図柄表示器53は、2個のLEDから構成されている。点灯したLED(■)および消灯したLED(□)が普通図柄を表しており、各LEDが点灯または消灯を繰り返す状態が普通図柄の変動表示を表している。また、遊技球がゲート12を通過すると普通図柄の抽選が実行され、普通図柄表示器53が普通図柄を変動表示する。そして、普通図柄表示器53は、普通図柄の変動表示を開始してから所定時間経過後に、普通図柄の抽選結果に対応する普通図柄を確定表示する。普通図柄表示器53が確定表示した普通図柄が、当たりを示す普通図柄(当たり普通図柄)であった場合は、普通可変入賞装置20が作動して可動部材21が開閉し、第2始動口22が開閉する。ここで、確定表示とは、普通図柄が点灯および消灯を繰り返すことなく、完全に点灯または消灯した表示状態のことである。
以下、大入賞口が開口してから閉口するまでに要する期間を大入賞口の開口期間といい、大入賞口が開口してから次回開口するまでの期間をラウンドという。また、最初のラウンドから最終ラウンドが終了するまでの遊技を大当たり遊技という。大当たり抽選において大当たりが抽選された場合は、大当たりの種類が抽選される。大当たりの種類には、開閉する大入賞口(第1大入賞口32および第2大入賞口35の一方または両方)、大入賞口の開口期間、実行可能な最大ラウンド数などが決められている。
また、パチンコ遊技機1は、可動体15を備える。可動体15は、センター装飾体14の後方に配置されている。可動体15は、いわゆるギミックの一例である。図1は、可動体15がセンター装飾体14に略隠れた状態を示す。可動体15は、演出内容に応じて所定のタイミングで下方に降下し、遊技者から視認可能な状態に変位する。
演出表示装置7は、各演出図柄を特別図柄の変動表示と同期して変動表示し、特別図柄が確定表示されると同時に各演出図柄を確定表示する。ここで、確定表示とは、演出図柄が上下に揺れたり、再変動したりすることなく、完全に停止した表示状態のことである。
以下、演出表示装置7が特別図柄と同期して表示する演出図柄および背景画像から成る画像を変動演出パターンという。
次に、パチンコ遊技機1の主な電気的構成について図3および図4を参照しつつ説明する。
パチンコ遊技機1は、主制御基板60(図3)と、払出制御基板73(図3)と、サブ制御基板100(図4)と、画像制御基板200(図4)とを備えている。
また、主制御基板60には、払出制御基板73を介して貸球払出装置80と、カードユニット76と、賞球払出装置400とが電気的に接続されている。カードユニット76は、パチンコ遊技機1に隣接して設けられており、プリペイドカードに対して残高の読取りや書き込みなどを行う。貸球払出装置80は、球貸モータ81と、球貸センサ82とを備えている。球貸モータ81は、貸球としての遊技球を払出す部材を駆動し、球貸センサ82は、その部材によって遊技球が払出されたことを示す信号を払出制御基板73を介して主制御基板60へ出力する。遊技制御用マイコン61は、払出制御基板73から出力される信号に基づいて、貸球払出装置80が払出した貸球数を計数する。カードユニット76に挿入されたプリペイドカードに、払出可能な最小残高以上の残高が記録されているときに、球貸ボタン(図示せず)が操作されると、貸球払出装置80が作動し、最小単位個数の貸球が打球供給皿24(図1)に払出される。
また、主制御基板60には、発射制御回路75を介して発射装置90が電気的に接続されている。発射装置90は、発射モータ91と、タッチスイッチ92と、発射ボリューム93とを備えている。発射モータ91は、遊技球を打撃して発射する打撃槌(図示せず)を駆動する。タッチスイッチ92は、遊技者がハンドル4を握ったことに対応する信号を出力する。発射ボリューム93は、発射レバー4a(図1)の回転量に応じて、上記打撃槌が遊技球を打撃する強度を調節する。
電源基板70には、バックアップ電源回路71が設けられている。バックアップ電源回路71は、パチンコ遊技機1に対して外部から電力が供給されていない場合に、主制御基板60のRAM64などに対して情報の保持に必要な電力を供給する。電源基板70には、電源基板70へ電力を供給する主電源をオンオフするための電源スイッチ72が電気的に接続されている。
ランプ制御基板79には、中継基板77を介して可動体15が電気的に接続されている。可動体15は、可動体15を動作させるための装置(図示せず)が接続されており、その装置には、その装置を駆動するための可動体モータ(図示せず)が接続されている。演出制御用マイコン101は、ROM110に記憶されているデータを用いて可動体15の動作パターンを決める動作パターンデータを作成し、その動作パターンデータをランプ制御基板79に送信する。そして、動作パターンデータを受信したランプ制御基板79は、その動作パターンに従って中継基板77を介して上記可動体モータを駆動し、可動体15の動作制御を行う。
演出ボタンソレノイド9dは、演出ボタン9の操作モードが自動操作モードに切替えられているときに、演出ボタン9の自動操作タイミングになると作動し、演出ボタン9を押下させ、演出ボタン検出スイッチ9aをオンさせる。演出ボタン9の自動操作タイミングは、後述する操作パターンテーブルTa1により決定する。
ROM110(図4)に格納されている操作パターンテーブルTa1について図5を参照しつつ説明する。
操作パターンテーブルTa1は、演出ボタン9の操作モードが自動操作モードに切替えられているときに、CPU102が、演出ボタン9の自動操作タイミングと、ボタン演出と、大当たり予告とを抽選により決定する際に参照するテーブルである。演出ボタン9の操作モードは、手動で操作する手動操作モードと、自動で操作される自動操作モードとに切替えることができる。本実施形態では、パチンコ遊技機1が起動したときの初期設定では、手動操作モードに設定されている。また、パチンコ遊技機1が起動しているときに演出ボタン9を長押し(たとえば、2秒以上押圧操作)すると、手動操作モードから自動操作モードに切替わる。また、自動操作モードに切替わっているときに再度演出ボタン9を長押しすると、手動操作モードに切替わる。演出表示装置7の画面には、切替わった操作モードが表示される。なお、操作モードを切替えるためのスイッチをパチンコ遊技機1の所定箇所に設けることもできる。
なお、ボタン演出Q1~Q5が本発明の異なる演出の一例である。また、大当たり予告Y1~Y5のうち、期待度が相対的に低い大当たり予告が本発明の第1の示唆演出の一例であり、期待度が相対的に高い大当たり予告が本発明の第2の示唆演出の一例である。
遊技の流れについて図6を参照しつつ説明する。CPU102は、主制御基板60から変動開始コマンドを受信すると、抽選により、変動演出パターン選択テーブル(図示せず)から変動演出パターンを選択し、演出表示装置7の各演出図柄表示領域(図1)において演出図柄の変動を開始する(t0)。ここでは、変動演出パターンとしてSPリーチA~Eのいずれかを選択したものとする。演出図柄の変動開始から時間t1が経過したときに、各演出図柄がリーチの状態になる。続いて、リーチ特有の演出が実行され、時間t2になると、演出ボタン9の押圧操作の有効期間VPが開始される。有効期間VPが開始されると、たとえば、図8(a)に示すように、演出ボタン9を表す演出ボタン画像E1、「押せ!」という演出ボタン9の押圧操作を促す画像E5、有効期間VPの経過時間を表す有効期間画像E6などを演出表示装置7に表示する。図示の例では、演出図柄の変動パターンを縮小した画像K1が画面の片隅に表示されている。なお、自動操作モードのときは、演出ボタン9の押圧操作を促す画像E5を表示しないようにしても良い。
CPU102が実行するボタン演出処理について、その流れを示す図7のフローチャートを参照しつつ説明する。
なお、ボタン演出が本発明の所定の演出の一例である。また、CPU102が実行するS10およびS14が本発明の演出手段の一例である。また、自動操作タイミングが本発明の所定の操作パターンの一例である。また、CPU102が実行するS5が本発明の操作パターン決定手段の一例である。
(1)上述した第1実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、演出ボタン9の操作モードが自動操作モードに切替えられているときは、CPU102により決定された自動操作タイミングに応じて異なるボタン演出および大当たり予告を実行することができる。
したがって、演出ボタンが自動的に押下されるタイミングが常に同じであり、かつ、同じボタン演出が行われる従来の遊技機よりも興趣を高めることができる。
(3)さらに、演出ボタン9が自動操作されるタイミングが有効期間の終了時間に近いほど、大当たりの発生に対する期待度が相対的に高い大当たり予告が相対的に高い確率で実行されるため、遊技者は、演出ボタン9が有効期間の終了時間近くで自動操作されるか否か、スリルのある遊技を楽しむことができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るパチンコ遊技機について図9および図10を参照しつつ説明する。図9は、操作パターンテーブルの構成を示す説明図である。図10は、ボタン演出の説明図であり、(a)は演出ボタンの連打を促す画像が表示された状態を示し、(b)はボタン演出画像が表示された状態を示す。なお、本実施形態のパチンコ遊技機は、自動操作モードにおけるボタン演出以外は、第1実施形態と同じ構成および機能であるため、以下では、同じ構成および機能については説明を省略し、同じ符号を用いる。
図9に示すように、操作パターンテーブルTa2は、変動演出パターンと、自動連打速度と、ボタン演出と、大当たり予告とを対応付けて構成されている。SPリーチAには、自動連打速度として2回/秒が、SPリーチBには、3回/秒が、SPリーチCには、5回/秒が、SPリーチDには、7回/秒が、SPリーチEには、10回/秒がそれぞれ対応付けられている。大当たりの発生に対する期待度は、10回/秒が90%と最も高く、以下、順に、7回/秒が80%、5回/秒が70%、3回/秒が40%、2回/秒が30%になっている。つまり、演出ボタン9の自動連打速度が速いほど期待度が高くなっている。
CPU102は、自動操作モードにおいてボタン演出を開始するタイミングになると、RAM120に記憶されている変動演出パターンを参照する。続いて、CPU102は、操作パターンテーブルTa2(図9)を参照し、参照した変動演出パターンと対応付けられている自動連打速度を選択する。たとえば、参照した変動演出パターンがSPリーチEであった場合は、SPリーチEと対応付けられている10回/秒を選択する。そして、CPU102は、演出ボタン9を自動連打するタイミングになると、演出ボタンソレノイド9d(図4)へ操作命令を出力し、演出ボタン9を連打する。
そして、CPU102は、演出ボタン9の自動連打が終了すると、各自動連打速度と対応付けられているボタン演出Q1~Q5を実行し、その後、大当たり予告Y1~Y5を実行する。
(1)上述した第2実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、演出ボタン9が自動的に連打されるときの自動連打速度に応じて異なるボタン演出および大当たり予告を実行することができる。
したがって、演出ボタンが自動連打速度が常に同じであり、かつ、同じボタン演出が行われる従来の遊技機よりも興趣を高めることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るパチンコ遊技機について図11および図12を参照しつつ説明する。図11は、操作パターンテーブルの構成を示す説明図であり、図12は、ボタン演出処理2の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態のパチンコ遊技機は、見做し操作モードにおけるボタン演出以外は、第1実施形態と同じ構成および機能であるため、以下では、同じ構成および機能については説明を省略し、同じ符号を用いる。
本実施形態のパチンコ遊技機1は、見做し操作モードにおいて演出ボタン9が操作されたものと見做すタイミング(以下、見做し操作タイミングという)になると、演出ボタン9が操作されたものとCPU102により見做され、その見做されたタイミングに応じて演出内容および期待度が異なることを特徴とする。
図11に示す操作パターンテーブルTa3は、演出ボタン9の操作モードが見做し操作モードに切替えられているときに、CPU102が、演出ボタン9の見做し操作タイミングと、ボタン演出と、大当たり予告とを抽選により決定する際に参照するテーブルである。操作パターンテーブルTa3は、変動演出パターンと、見做し操作タイミングと、ボタン演出と、大当たり予告とを対応付けて構成されている。操作パターンテーブルTa1には、演出表示装置7が表示する変動演出パターンのうち、SPリーチA~SPリーチEが設定されている。
つまり、演出ボタン9が有効期間の10秒が終了する直前に、見做し操作されたとCPU102により判定された場合が、期待度が最も高くなるように設定されている。このため、遊技者は、演出ボタン9が有効期間の終了直前に見做し操作されたとCPU102により判定されないか、スリルを味わうことができる。また、実際には、演出ボタン9が操作されたと見做されると直ぐにボタン演出が実行されるため、遊技者は、演出ボタン9が有効期間の終了直前にボタン演出が実行されないかスリルを味わうことができる。
また、演出ボタン9が見做し操作されたとCPU102により判定された場合に、演出ボタン9は自動的に操作されないが、演出ボタンランプ9c(図4)を点灯させることにより、CPU102による見做し操作の判定タイミングが視覚的に分かるようにしても良い。また、手動操作モードのときに演出ボタン9を押圧操作した際に各スピーカ8から出力される効果音が、演出ボタン9が見做し操作されたとCPU102により判定されたときに出力されるようにすることもできる。また、演出ボタン9が見做し操作されたとCPU102により判定された場合に、演出ボタン9は自動的に操作されないが、演出ボタン9が押圧操作される様子を表す動画像を演出表示装置7に表示することもできる。
CPU102が実行するボタン演出処理2について、その流れを示す図12のフローチャートを参照しつつ説明する。
CPU102は、ボタン演出を開始するタイミングであるか否かを判定する(S20)。ボタン演出を開始するタイミングは、演出表示装置7が変動演出パターンを表示している期間の中に設定されている。ここで、CPU102は、ボタン演出を開始するタイミングであると判定すると(S20:Yes)、演出ボタン9の操作モードが見做し操作モードか否かを判定する(S21)。ここで、CPU102は、見做し操作モードであると判定した場合は(S21:Yes)、RAM120(図4)に記憶されている変動演出パターンを参照する(S22)。変動演出パターンは、このボタン演出処理を実行する前の、変動演出パターンを抽選により決定する処理(図示せず)において決定され、RAM120に記憶されている。続いて、CPU102は、操作パターンテーブルTa3(図11)を参照し(S23)、S22において取得した変動演出パターンと対応付けられている見做し操作タイミングを選択する(S24)。たとえば、取得した変動演出パターンがSPリーチEであった場合は、SPリーチEと対応付けられている9秒経過時を選択する。
続いて、CPU102は、演出ボタン9の見做し操作タイミングであるか否かを判定し(S26)、S24において選択した見做し操作タイミングになるまで待機する。たとえば、S24において選択した見做し操作タイミングが9秒経過時であった場合は、S25において計測を開始した有効期間が9秒になるまで待機する。そして、CPU102は、演出ボタン9の見做し操作タイミングであると判定すると(S26:Yes)、ボタン演出を実行し(S27)、次の処理へ移行する。図8(b)に示す例では、ボタン演出として「GR」を表すボタン演出画像H1が表示されている。次の処理では、大当たり予告Y1~Y5のうち、操作パターンテーブルTa3において見做し操作タイミングと対応付けられている大当たり予告を実行する。
(1)上述した第3実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、演出ボタン9の操作モードが見做し操作モードに切替えられているときは、CPU102により決定された見做し操作タイミングに応じて異なるボタン演出および大当たり予告を実行することができる。
したがって、演出ボタンが操作されたと見做されるタイミングが常に同じであり、かつ、同じボタン演出が行われるパチンコ遊技機よりも興趣を高めることができる。
(3)さらに、演出ボタン9が操作されたと見做されるタイミングが有効期間の終了時間に近いほど、大当たりの発生に対する期待度が相対的に高い第2の示唆演出が相対的に高い確率で実行されるため、遊技者は、演出ボタン9が有効期間の終了時間近くで操作されたと見做されるか否か、つまり、ボタン演出が有効期間の終了時間近くで実行されるか否か、スリルのある遊技を楽しむことができる。
(1)第1実施形態において、演出ボタン9の自動操作タイミングが、有効期間の開始時間に近いほど、大当たりの発生に対する期待度が高くなるように構成することもできる。この構成を実施すれば、遊技者は、演出ボタン9が有効期間の開始時間近くで自動操作されるか否か、スリルのある遊技を楽しむことができる。
(2)第1実施形態において、演出ボタン9の自動操作タイミングを有効期間内に複数回設定することもできる。この場合、各自動操作タイミング間の時間の長さに応じて期待度が異なるように設定することもできる。また、有効期間をカウントダウンする動画と、演出ボタン9が自動操作された時間を表す画像とを演出表示装置7に表示することもできる。この構成を実施すれば、遊技者は、有効期間のどのタイミングで演出ボタン9が自動操作されたのかを知ることができる。
(4)第2実施形態において、演出ボタン9の自動連打の開始タイミングが、有効期間の開始時間または終了時間に近いほど、大当たりの発生に対する期待度が高くなるように構成することもできる。この構成を実施すれば、遊技者は、演出ボタン9の自動連打が有効期間の開始時間または終了時間近くで開始されるか否か、スリルのある遊技を楽しむことができる。
(7)また、演出ボタン9および演出レバー6の両方を手動で操作する手動操作モードと、演出ボタン9および演出レバー6の両方を自動で操作する自動操作モードとに切替えることができるように構成することもできる。
(8)さらに、演出ボタン9および演出レバー6の一方を手動で操作する手動操作モードと、演出ボタン9および演出レバー6の他方を自動で操作する自動操作モードとに切替えることができるように構成することもできる。
(10)見做し操作モードに切替えられているときにおいて、有効期間内に演出ボタン9が手動で操作されたことをCPU102が検出したときに、見做し操作モードから手動操作モードに切替わるように構成することもできる。
(12)手動操作モードと、自動操作モードと、見做し操作モードとを切替え可能に構成することもできる。この場合、各操作モードに対応する操作パターンテーブルTa1~Ta3を設け、演出ボタン9の操作態様に対応する操作パターンテーブルを参照し、操作態様により演出および期待度が異なるように構成することもできる。
また、上記振動数変更手段が、上記経過時間が長いほど、または、上記残り時間が短いほど上記振動手段の振動数を増加させるように構成することもできる。
たとえば、上記残り時間と振動数とが対応付けられており、残り時間が短いほど、振動数が増加するように設定された振動数テーブルを用いる。そして、CPU102が、操作手段が操作されたときの残り時間に対応付けられた振動数を上記振動数テーブルから選択し、その選択した振動数にて上記振動手段を振動させる。この構成を備えたパチンコ遊技機を実施すれば、手動操作モードから自動操作モードに切替えられた時間が遅いほど、操作手段の振動数が増加するため、興趣を高めることができる。この構成を備えたパチンコ遊技機では、残り時間に対応付けられた振動数を上記振動数テーブルから選択し、その選択した振動数にて上記振動手段を振動させるためにCPU102が実行する処理が上記振動数変更手段として機能する。
2 遊技盤
7 演出表示装置
9 演出ボタン
9d 演出ボタンソレノイド
102 CPU
Ta1 操作パターンテーブル
Claims (2)
- 遊技者が操作可能な操作手段と、
図柄の変動開始に伴って、複数の候補の内から選択された変動演出パターンに従って演出を実行するとともに、前記変動演出パターンに従った演出の実行中の所定期間内に前記操作手段が繰り返し操作されたことに応じてボタン演出を実行する演出手段と、を備えており、
前記操作手段を手動で操作する手動操作モード、または、前記操作手段が自動で繰り返し操作される自動操作モードに切替え可能な遊技機であって、
選択候補となる複数の前記変動演出パターン毎に前記自動操作モードにおいて前記操作手段が自動で繰り返し操作されるときの操作間隔を示す連打速度が予め対応付けられ、且つ大当たりの期待度が高い前記変動演出パターン程、速い連打速度が対応付けられており、
前記自動操作モードに切替えられているときは、前記所定期間において実行対象に選択されている前記変動演出パターンに対応する連打速度で前記操作手段の自動操作が繰り返し行われるとともに、連打速度に応じてボタン演出を実行することを特徴とする遊技機。 - 遊技者が操作可能な操作手段と、
遊技を制御する制御手段と、
図柄の変動開始に伴って、複数の候補の内から選択された変動演出パターンに従って演出を実行するとともに、前記変動演出パターンに従った演出の実行中の所定期間内に前記操作手段が繰り返し操作されたこと、または、前記所定期間内に前記操作手段が繰り返し操作されたものと前記制御手段により見做されたことに応じてボタン演出を実行する演出手段と、を備えており、
前記操作手段を手動で操作する手動操作モード、または、前記操作手段が操作されない場合でも所定の条件が成立すると前記操作手段が繰り返し操作されたものと前記制御手段により見做される見做し操作モードに切替え可能な遊技機であって、
選択候補となる複数の前記変動演出パターン毎に前記見做し操作モードにおいて繰り返し操作されたと見做される操作間隔を示す連打速度が予め対応付けられ、且つ大当たりの
期待度が高い前記変動演出パターン程、速い連打速度が対応付けられており、
前記見做し操作モードに切替えられているときは、前記所定期間において実行対象に選択されている前記変動演出パターンに対応する連打速度で前記操作手段の操作が繰り返し行われたと見做されるとともに、連打速度に応じてボタン演出を実行することを特徴とする遊技機。
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