JP2006269756A - 発光素子ユニットとその製造方法、表示装置、照明装置及び交通信号機 - Google Patents

発光素子ユニットとその製造方法、表示装置、照明装置及び交通信号機 Download PDF

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Abstract

【課題】 輝度のばらつきがなく低コストで生産可能な発光素子ユニットとその製造方法、この発光素子ユニットを用いた表示装置、照明装置及び交通信号機の提供。
【解決手段】 基板の一方の面側に発光素子が実装され、前記発光素子の輝度調整用の電気抵抗体が発光素子実装面の裏面側に配置されていることを特徴とする発光素子ユニット。基板の一方の面側に発光素子を実装し、かつ発光素子実装面の裏面側に前記発光素子と電気的に接続された抵抗調整部を含む電気抵抗体を設け、前記発光素子を発光させてその輝度を測定し、該輝度が目標値と異なる場合には、前記輝度が目標値に合致するように抵抗調整部を加工し、これによって輝度調整がなされた発光素子ユニットを得ることを特徴とする発光素子ユニットの製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード(以下、LEDと記す。)などの発光素子を基板に実装したLEDユニット等の発光素子ユニットとその製造方法、この発光素子ユニットを用いた表示装置、照明装置及び交通信号機に関する。
従来より、LED等の発光素子を表示装置、照明装置及び交通信号機などの用途に適用するために、多数の発光素子を基板上に実装し一体化したLEDユニット等が知られている。
LED等の発光素子は、製造条件の微妙な変化などにより、個々に定電流を通電した場合、電圧値にばらつきが発生し易い。このようにばらつきが発生したまま、基板に発光素子を多数実装して照明装置や表示装置を構成した場合、実装した発光素子の間で輝度のばらつきが発生してしまう。その問題を解消するためには、特許文献1に開示されているように、その電圧値が基板に実装した複数の発光素子間で均一になるようにその抵抗値を選択して、個々の発光素子に抵抗器を接続することが提案されている。これにより、輝度ばらつきのない品質の良好な照明装置、表示装置などを得ることができる。図4にその電気回路を示す。
しかし、その抵抗器を組み立てる作業は長い加工時間を要するために、結果として製品のコストアップを招いてしまう。また、抵抗器のサイズが大きいために、装置全体のサイズも大型化してしまう問題点があった。また、電気抵抗の種類は限られているので、高精度で輝度を調整することは困難である。
一方、特許文献2には、基板上に抵抗調整体を用意し、レーザ照射により抵抗値を調整する方法が開示されている。この方法によれば、厳密な抵抗値に調整することが可能となる。
特開平4−132275号公報 特開2000−133506号公報
しかしながら、特許文献2に記載された調整方法では、基板上の電子部品の搭載部側に抵抗調整体を設けた場合、さらにその電子部品が発光素子であった場合、発光面とレーザ照射面が同一面となるため、レーザ加工により発光素子や配線が劣化する可能性がある。
また、本調整方法を実施するには、(1)レーザ照射、(2)照射停止、(3)発光素子を発光させて輝度を測定、(4)必要な輝度に達していない場合は再度レーザ照射する、という手順で輝度調整をするために手間がかかる。またこのレーザ照射時、及び輝度測定時はいずれも固定治具に基板が精度良くセットされていないと正確な調整、測定ができない問題がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされ、輝度のばらつきがなく低コストで生産可能な発光素子ユニットとその製造方法、この発光素子ユニットを用いた表示装置、照明装置及び交通信号機の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、基板の一方の面側に発光素子が実装され、前記発光素子の輝度調整用の電気抵抗体が発光素子実装面の裏面側に配置されていることを特徴とする発光素子ユニットを提供する。
本発明の発光素子ユニットにおいて、前記基板は、ホーロー基板であることが好ましい。
本発明の発光素子ユニットにおいて、前記基板にスルーホールが設けられ、該スルーホール内に導電部材が充填され、該導電部材を介して発光素子と裏面側の電気抵抗体とが電気的に接続されていることが好ましい。
本発明の発光素子ユニットにおいて、前記電気抵抗体は、所望の抵抗値が得られるように抵抗体をレーザ光によって加工した抵抗調整部を含むことが好ましい。
また本発明は、基板の一方の面側に発光素子を実装し、かつ発光素子実装面の裏面側に前記発光素子と電気的に接続された抵抗調整部を含む電気抵抗体を設け、前記発光素子を発光させてその輝度を測定し、該輝度が目標値と異なる場合には、前記輝度が目標値に合致するように抵抗調整部を加工し、これによって輝度調整がなされた発光素子ユニットを得ることを特徴とする発光素子ユニットの製造方法を提供する。
本発明の発光素子ユニットの製造方法において、前記発光素子実装面側から発光素子の輝度を測定可能でありかつその裏面側の前記抵抗調整部にレーザ光を照射可能な加工装置に前記基板をセットし、前記発光素子を発光させてその輝度を測定し、該輝度が目標値と異なる場合には、裏面側の前記抵抗調整部にレーザ光を照射して前記輝度が目標値に合致するように抵抗調整部を溶断し、これによって輝度調整がなされた発光素子ユニットを得ることが好ましい。
本発明の発光素子ユニットの製造方法において、前記基板は、ホーロー基板であることが好ましい。
本発明の発光素子ユニットの製造方法において、前記基板にスルーホールが設けられ、該スルーホール内に導電部材が充填され、該導電部材を介して発光素子と裏面側の電気抵抗体とが電気的に接続されていることが好ましい。
また本発明は、前述した本発明に係る発光素子ユニットを有する表示装置、照明装置及び交通信号機を提供する。
本発明の発光素子ユニットは、基板の一方の面側に発光素子が実装され、前記発光素子の輝度調整用の電気抵抗体が発光素子実装面の裏面側に配置されている構成としたものなので、発光素子の輝度を調整する際、発光素子実装面側から発光素子の輝度を測定しながら、裏面側の電気抵抗体を加工することができ、調整の度毎に測定機械上から基板を外すことなく抵抗調整することができるので、簡単にかつ正確に輝度の調整を行うことができる。また、電気抵抗体の加工時に発光素子実装面側の発光素子や配線を損傷したり、性能低下を生じることなく電気抵抗体を加工することができる。
本発明の発光素子ユニットの製造方法は、基板の一方の面側に発光素子を実装し、かつ発光素子実装面の裏面側に前記発光素子と電気的に接続された抵抗調整部を含む電気抵抗体を設け、前記発光素子を発光させてその輝度を測定し、該輝度が目標値と異なる場合には、前記輝度が目標値に合致するように抵抗調整部をレーザ加工、電動やすり等によって加工し、これによって抵抗調整を行うので、調整の度毎に測定機械上から基板を外すことなく抵抗調整することができ、簡単にかつ正確に輝度の調整を行うことができる。また、電気抵抗体の加工時に発光素子実装面側の発光素子や配線を損傷したり、性能低下を生じることなく電気抵抗体を加工することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1〜図3は、本発明の発光素子ユニットの一実施形態を示す図であり、図1は発光素子ユニットの断面図、図2は平面図、図3は底面図である。これらの図中、符号10は発光素子ユニット、11はホーロー基板、11aは発光素子実装面、11bは裏面、12は発光素子、13は電極、14はボンディングワイヤ、15a及び15bはスルーホール、16は導電部材、17は電気抵抗体としての抵抗調整部、18はレーザ光である。
本実施形態の発光素子ユニット10は、ホーロー基板11の一方の面(発光素子実装面11a)に複数個の発光素子12が実装され、その裏面11bに発光素子12と電気的に接続された電気抵抗体としての抵抗調整部17が設けられた構成になっている。
前記発光素子実装面11aには、複数の発光素子12と、複数の電極13と、各発光素子12の電極端子と電極13とを電気的に接続している複数のボンディングワイヤ14とが設けられている。図2の例示においては、長方形状をなしているホーロー基板11の発光素子実装面11a上に、9個の発光素子12を3列3段の格子状に配列して実装している。また、発光素子実装面11aの一方の側縁部(図1〜図3において右側縁部)には通電用の長い電極13が設けられ、さらに各発光素子12の間には2列3段のつなぎ用の電極13が設けられている。これらの発光素子12及び電極13の個数、配列、電極形状等は本例示にのみ限定されない。
また、ホーロー基板11の他方の側縁部(図1〜図3において左側縁部)には、格子状に配列された各段毎の発光素子12に対応する3つの円形状のスルーホール15aが穿設され、かつ該スルーホール15aよりも側縁側に1本の長いスルーホール15bが穿設されている。これらのスルーホール15a,15b内には、半田等の導電性材料からなる導電部材16が充填されている。これらのスルーホール15a,15bのうち、側縁寄りのスルーホール15bの導電部材16は、通電用の電極として用いられる。また各段毎の発光素子12に対応する3つの円形状のスルーホール15a内に充填されている導電部材16は、ボンディングワイヤ14を介して発光素子12の一方の電極端子と電気的に接続されている。
本実施形態において、ホーロー基板11の裏面11bに設けられた抵抗調整部17は、比較的抵抗率の高い材料からなる薄膜からなり、各段毎の発光素子12に対応する3つの円形状のスルーホール15aに充填された導電部材16と、側縁側の長いスルーホール15bに充填された導電部材16とをつなぐように、ホーロー基板11の裏面11bに固着されている。この抵抗調整部17の構成材料としては、例えば、窒化タンタル、ニッケル−クロム合金、ニッケル−クロム−シリコン合金、モリブデン−シリコン合金、タングステン、モリブデン、チタン、クロム等の高い抵抗率を持つ薄膜などが挙げられる。この薄膜は加圧する方法、あるいは金属ペーストとしてスクリーン印刷などにより塗布し、焼き付ける方法などによりホーロー基板11の裏面11bに取り付けられる。
この抵抗調整部17は、格子状に配列された各段毎の発光素子12の輝度(発光強度)が目標値と合致するよう、そのために必要な電気抵抗を持つように個別に加工されている。この加工は、例えば、レーザ光18を照射して抵抗調整部17を適宜溶断することにより行われるが、これに限定されない。例えば、電動やすりなどにより抵抗部を削り、抵抗調整を行ってもよい。
本実施形態の発光素子ユニット10において用いられるホーロー基板11としては、所定の形状とした低炭素鋼などの金属材料からなるコア金属の表面に、ガラス粉末を電着などの方法により付着させ、一定温度で焼成することにより作製される。この際、コア金属にスルーホール15a,15bとなる孔を開けておけば、その孔内にもガラス粉末が付着するので、基板として見た場合、スルーホール15a,15b内の壁面が絶縁性を有するという特徴を持つ。そのため、前述のように導電部材16をスルーホール15a,15b内に入れて、基板の裏側に電子回路を形成することが可能となる。また、レーザ照射による温度上昇においても基板自体は劣化しない。
このホーロー基板11を構成するコア材は金属で構成されているので、放熱性が良好であることから、このホーロー基板11上に実装された発光素子12や電気抵抗体としての抵抗調整部17が発熱したとしても、その熱は基板全体に効率良く吸収されるとともに、基板全体を介して大気中に放散され、その結果、発光素子12や抵抗調整部17が高温になることなく、正常、かつ安定に発光素子12を発光させることができる。
本実施形態の発光素子ユニット10において用いられる発光素子12は、特に限定されないが、LED、レーザダイオード(LD)などの半導体発光素子、有機EL素子などが好適に用いられる。また本発明において用いる発光素子12の発光色は、特に限定されず、青色、緑色、赤色あるいはそれ以外の発光色でも良く、さらに、窒化物系化合物半導体からなる青色発光の半導体素子と、該青色系の光の少なくとも一部を吸収して可視波長域の光に波長変換する蛍光体(例えば、セリウムで賦活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット蛍光体など)を組み合わせた白色LEDを用いても良い。また、ホーロー基板11に並べて実装される複数の発光素子12は、例えば交通信号機等の用途には、同じ発光色のLED等であっても良いし、異なる発光色のLED等を順次、又はランダムに配置して表示装置としても良い。さらに、大面積のホーロー基板11上に、多数の青色LED、緑色LED、赤色LEDを順次、又はランダムに配置することで、LEDを用いた表示装置を構成することができる。また、発光素子12として白色LEDを用い、多数の白色LEDを大型のホーロー基板11に縦横に実装することで、大面積の平面型照明装置を構成することもできる。
本実施形態の発光素子ユニット10において用いられる電極13は、銀ペーストや銅ペーストを印刷などの方法により塗布し、それを所定温度で焼成して形成されたものが好ましい。また、銅箔を貼り合わせて電子回路を形成しても良い。
また、発光素子12の電極端子とそれぞれの電極13とを繋ぐボンディングワイヤ14としては、金細線などが用いられる。このボンディングワイヤ14は、従来より発光素子12等の接続に用いるワイヤボンディング装置を用いてボンディングすることができる。
本実施形態の発光素子ユニット10は、必要に応じて発光素子実装面11a側と裏面11b側のいずれか一方又は両方を、樹脂により封止してもよい。封止樹脂としては、光透過率の高いエポキシ系の熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、熱硬化性のシリコン樹脂などが用いられる。また、発光素子12を樹脂で封止する際に、透明樹脂中に粉末蛍光体を分散させた樹脂を用い、前述したような白色LEDを構成することもできる。
本実施形態の発光素子ユニット10は、図2に例示したように、ホーロー基板11の発光素子実装面11a上に、3段3列の格子状に合計9個の発光素子12を実装し、各段3つの発光素子12を直列につなぎ、各段3つの発光素子12の一端を通電用の電極13に接続し、他端をスルーホール15aに充填された導電部材16に接続している。さらに、このスルーホール15aの導電部材16は、抵抗調整部17を介して左側縁側のスルーホール15bに充填された導電部材16に接続されている。この発光素子ユニット10の回路構成は、図4に示す電気回路図と同じである。ただし、図4中の抵抗Rは、本実施形態では抵抗調整部17となる。この発光素子ユニット10は、通電用の右側縁側の電極13と左側縁側の導電部材16の間に通電することで、3段3列の発光素子12を発光させることができる。
本実施形態の発光素子ユニット10は、ホーロー基板の一方の面(発光素子実装面11a)側に発光素子12が実装され、発光素子12の輝度調整用の電気抵抗体となる抵抗調整部17が発光素子実装面11aの裏面11b側に配置された構成としたものなので、発光素子12の輝度を調整する際、発光素子実装面11a側から発光素子12の輝度を測定しながら、裏面11b側の抵抗調整部17を加工することができ、調整の度毎に測定機械上から基板を外すことなく抵抗調整することができるので、簡単にかつ正確に輝度の調整を行うことができる。また、抵抗調整部17の加工時に発光素子実装面11a側の発光素子12や配線を損傷したり、性能低下を生じることなく抵抗調整部17を加工することができる。
次に、本発明に係る発光素子ユニットの製造方法の一実施形態として、前述した発光素子ユニット10を製造する場合を例として説明する。
発光素子ユニット10を製造するには、まず、所定の形状とした低炭素鋼などの金属材料からなるコア金属にスルーホール15a,15bを穿設し、次いで該コア金属の表面にガラス粉末を電着などの方法により付着させ、次いで一定温度で焼成することによりホーロー層を形成してホーロー基板11を作製する。
次に、ホーロー基板11の一方の面(発光素子実装面11a)側に、電極13を形成すると共に、発光素子12を実装する。また、ホーロー基板11のスルーホール15a,15b内に半田を充填する。さらに、裏面11bの所定位置に、高い抵抗率を持つ薄膜を加圧などの方法により貼り付けて抵抗調整部17を形成する。これら各部材の形成・実装の順番は限定されず、各部材の材質等に応じて適宜選択することができる。例えば、電極13として銀等を用いる場合には、ホーロー基板11の発光素子実装面11a側に銀ペーストを印刷した後、ホーロー基板11を焼成して電極13を形成し、その後発光素子12の実装、抵抗調整部17の形成、スルーホール15a,15bへの半田充填の各工程を順次又は適宜入れ替えて実施することができる。
次に、ワイヤボンディング装置を用い、それぞれの発光素子12の電極端子と電極13、及び該電極端子とスルーホール15aに充填された導電部材16とを、ボンディングワイヤ14によって接続する。これによって、図2に示すように、3段3列の格子状に配列された発光素子12の各段3つの発光素子12が直列につながれ、各段3つの発光素子12の一端が通電用の電極13に接続され、他端がスルーホール15aの導電部材16に接続される。さらに、このスルーホール15aの導電部材16は、抵抗調整部17を介して左側縁側のスルーホール15bの導電部材16に接続されていることから、抵抗Rが未調整ながら、図4に示す回路構成が得られる。
なお、前記電気回路の形成は、前述した例示に限定されず、発光素子12の電極端子の配置などに応じて適宜変更可能である。例えば、ワイヤボンディングに代えて、電極部上に金バンプなどを配置してフリップチップ実装することもできる。また、上下面に電極端子を持つ発光素子構造の場合は、電極13上に発光素子12を導電ペーストなどによりボンディングし、実装時に電極13との電気的接続を図っても良い。
次に、抵抗調整部17を加工して発光素子12の輝度調整を行う。
前述したように、個々の発光素子12は、所定の輝度を得るための電圧値にばらつきを持つため、発光素子12に通電する電気回路内に適当な抵抗値を持った電気抵抗体を挿入して所定の輝度が得られるように調整する必要がある。本例示では、発光素子12に通電してその輝度を測定しながら、ホーロー基板11の裏面11b側に設けた抵抗調整部17を適宜加工して、3つの発光素子12が直列に接続された各段毎の電気回路の抵抗を調整し、発光素子12の輝度が均一になるように輝度調整する。
本例示において抵抗調整部17を加工するには、発光素子実装面11a側から発光素子12の輝度を測定可能であり、かつ裏面11b側の抵抗調整部17にレーザ光18を照射可能な加工装置(図示せず)に各部材を形成・実装済みのホーロー基板11をセットし、図1に示すように、発光素子12を発光させてその輝度を測定し、該輝度が目標値と異なる場合には、裏面11b側の抵抗調整部17にレーザ光18を照射して前記輝度が目標値に合致するように抵抗調整部17を溶断加工することによって行う。
具体的には、発光素子実装面11a側から発光素子12の輝度をモニタしながら、抵抗調整部17の薄膜にYAGレーザ等のレーザ光源から発したレーザ光18を照射し、抵抗調整部17を溶断加工し、適正な発光強度となったときにレーザ照射を停止する。これによって図4に示す回路構成を持った発光素子ユニット10が製造される。
この発光素子ユニット10の製造方法は、ホーロー基板11の一方の面側に発光素子12を実装し、かつ裏面11b側に前記発光素子と電気的に接続された抵抗調整部17を設け、発光素子12を発光させてその輝度を測定し、該輝度が目標値と異なる場合には、前記輝度が目標値に合致するように抵抗調整部17をレーザ加工等によって加工し、これによって抵抗調整を行うことにより、調整の度毎に測定機械上から基板を外すことなく抵抗調整することができるので、簡単にかつ正確に輝度の調整を行うことができる。また、電気抵抗体の加工時に発光素子実装面11a側の発光素子12や配線を損傷したり、性能低下を生じることなく抵抗調整部17を加工することができる。
なお、前述した例示は、本発明の一例を示したに過ぎず、本発明は前述した例示にのみ限定されるものではなく種々の変更や修正が可能である。
例えば、前述の例では、3個の発光素子を直列に接続した構造を例示したが、全部の発光素子を並列に接続して構成しても良い。
また、前述の例では、基板裏側にスルーホールを介して電子回路が構成されているが、その二つのスルーホール間を電気抵抗器で接続、さらに基板裏面に配置することもできる。この場合、前記と同様に、発光素子の発光強度を測定しながら、必要な電気抵抗を選択することができる。
本発明の発光素子ユニットの一実施形態を示す断面図である。 同じ発光素子ユニットの平面図である。 同じ発光素子ユニットの底面図である。 発光素子ユニットの回路図である。
符号の説明
10…発光素子ユニット、11…ホーロー基板、11a…発光素子実装面、11b…裏面、12…発光素子、13…電極、14…ボンディングワイヤ、15a,15bスルーホール、16…導電部材、17…抵抗調整部(電気抵抗体)、18…レーザ光。

Claims (11)

  1. 基板の一方の面側に発光素子が実装され、前記発光素子の輝度調整用の電気抵抗体が発光素子実装面の裏面側に配置されていることを特徴とする発光素子ユニット。
  2. 前記基板がホーロー基板であることを特徴とする請求項1に記載の発光素子ユニット。
  3. 前記基板にスルーホールが設けられ、該スルーホール内に導電部材が充填され、該導電部材を介して発光素子と裏面側の電気抵抗体とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子ユニット。
  4. 前記電気抵抗体が、所望の抵抗値が得られるように抵抗体をレーザ光によって加工した抵抗調整部を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光素子ユニット。
  5. 基板の一方の面側に発光素子を実装し、かつ発光素子実装面の裏面側に前記発光素子と電気的に接続された抵抗調整部を含む電気抵抗体を設け、前記発光素子を発光させてその輝度を測定し、該輝度が目標値と異なる場合には、前記輝度が目標値に合致するように抵抗調整部を加工し、これによって輝度調整がなされた発光素子ユニットを得ることを特徴とする発光素子ユニットの製造方法。
  6. 前記発光素子実装面側から発光素子の輝度を測定可能でありかつその裏面側の前記抵抗調整部にレーザ光を照射可能な加工装置に前記基板をセットし、前記発光素子を発光させてその輝度を測定し、該輝度が目標値と異なる場合には、裏面側の前記抵抗調整部にレーザ光を照射して前記輝度が目標値に合致するように抵抗調整部を溶断し、これによって輝度調整がなされた発光素子ユニットを得ることを特徴とする請求項5に記載の発光素子ユニットの製造方法。
  7. 前記基板がホーロー基板であることを特徴とする請求項5又は6に記載の発光素子ユニットの製造方法。
  8. 前記基板にスルーホールが設けられ、該スルーホール内に導電部材が充填され、該導電部材を介して発光素子と裏面側の電気抵抗体とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の発光素子ユニットの製造方法。
  9. 請求項1〜4に記載の発光素子ユニットを有する表示装置。
  10. 請求項1〜4に記載の発光素子ユニットを有する照明装置。
  11. 請求項1〜4に記載の発光素子ユニットを有する交通信号機。
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