JP2006267913A - 顕微鏡装置の位置制御方法および顕微鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動装置による移動可能範囲内で位置検出装置による位置検出可能範囲を超えて連続的に制御可能な位置制御方法を提供する。
【解決手段】まず、範囲R14において駆動装置による送り量に対する観察試料と対物レンズの相対位置の実際の変位量の関係を示す直線L11を得る。次に、得られた範囲R14における送り量に対する実際の変位量の関係を示す直線L11に基づいて、範囲R13における送り量に対する変位量の関係を示す直線L12を算出する。これにより、駆動装置による移動可能範囲R11の全体にわたり、単一の座標系による送り量に対する変位量の関係が得られる。このようにして得られる単一の座標系による送り量に対する変位量の関係に従って駆動装置を制御する。
【選択図】 図3
【解決手段】まず、範囲R14において駆動装置による送り量に対する観察試料と対物レンズの相対位置の実際の変位量の関係を示す直線L11を得る。次に、得られた範囲R14における送り量に対する実際の変位量の関係を示す直線L11に基づいて、範囲R13における送り量に対する変位量の関係を示す直線L12を算出する。これにより、駆動装置による移動可能範囲R11の全体にわたり、単一の座標系による送り量に対する変位量の関係が得られる。このようにして得られる単一の座標系による送り量に対する変位量の関係に従って駆動装置を制御する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、顕微鏡装置の位置制御方法に関する。
一般に、顕微鏡装置を使用した試料観察は、ステージに載置された観察試料に対して対物レンズを接近させ、試料内の観察要部を拡大して行なわれる。試料内の観察要部の位置は、対物レンズとステージの各制御軸に対して設けられた駆動装置と位置検出装置により制御される。このため、制御軸上の位置制御範囲は、駆動装置による移動可能範囲と位置検出装置による位置検出可能範囲とが重なった範囲内に制限される。
一方、対物レンズの倍率が高くなると観察範囲も微小になるため、観察位置の制御は、より高い分解能が必要になる。しかし、位置検出装置の分解能が高くなる程、検出精度が確保された位置検出可能範囲は小さくなる場合が多い。この場合には、位置制御範囲も小さくなる。
駆動装置による移動可能範囲内で位置検出装置による位置検出可能範囲を超えて位置制御するためには、位置検出装置によって設定される制御座標系とは別の制御座標系を設定し、範囲に応じて制御座標系を切り換えて制御することになる。このため、位置検出可能範囲の境界において制御を切り換えなければならず、連続的な位置制御が難しい。
本発明は、このような実状を考慮して成されたものであり、その目的は、駆動装置による移動可能範囲内で位置検出装置による位置検出可能範囲を超えて連続的に制御可能な位置制御方法を提供することである。
本発明は、顕微鏡装置における観察位置の制御方法に向けられている。顕微鏡装置は、観察試料と対物レンズを相対的に移動させる駆動装置と、観察試料と対物レンズの相対位置を検出する位置検出装置とを有し、位置検出装置は、駆動装置による移動可能範囲の一部分において相対位置を検出可能である。本発明の位置制御方法は、位置検出装置によって位置検出可能範囲に設定された制御座標系を位置検出不能範囲にまで拡張し、単一の座標系として扱うことにより、駆動装置による移動可能範囲内で位置検出装置による位置検出可能範囲を超えて観察試料と対物レンズの相対位置を連続的に制御する。
本発明によれば、駆動装置による移動可能範囲内で位置検出装置による位置検出可能範囲を超えて連続的に制御可能な位置制御方法が提供される。
本発明の実施形態の説明に先立ち、まず後述する実施形態が適用される顕微鏡装置について概略的に説明する。図1は、本発明の実施形態が適用される顕微鏡装置を示している。図1に示される顕微鏡装置は倒立顕微鏡であるが、本発明の適用先は倒立顕微鏡に限定されるものではない。本発明は正立顕微鏡に適用されても一向に構わない。
図1に示されるように、倒立顕微鏡は、観察試料12が載置される試料台11と、試料台11の下方に配置される対物レンズ13とを有している。試料台11は光学的な開口を有しており、この光学的な開口は対物レンズ13がそれを介して観察試料12からの光を収集するのを可能にする。
倒立顕微鏡は、観察試料12と対物レンズ13を相対的に移動させる駆動手段と、観察試料12と対物レンズ13の相対移動を検出する位置検出手段とを備えている。例えば、駆動手段は、観察試料12と対物レンズ13を第一の制御軸A1に沿って相対的に移動させる第一の駆動装置と、観察試料12と対物レンズ13を第二の制御軸A2に沿って相対的に移動させる第二の駆動装置と、観察試料12と対物レンズ13を第三の制御軸A3に沿って相対的に移動させる第三の駆動装置とを有している。また位置検出手段は、制御軸A1に沿った観察試料12と対物レンズ13の相対位置を検出する第一の位置検出装置と、制御軸A2に沿った観察試料12と対物レンズ13の相対位置を検出する第二の位置検出装置と、制御軸A3に沿った観察試料12と対物レンズ13の相対位置を検出する第三の位置検出装置を有している。
これらの駆動装置によってそれぞれ対応する制御軸に沿って一方向またはその反対方向に観察試料12と対物レンズ13が互いに相対的に移動され、その移動可能範囲は、例えばハードウェアリミットなどで両方向に対して制限されている。
観察試料12内の観察位置を対物レンズ13の光軸に平行な方向に(すなわち制御軸A1に沿って)制御する場合は、例えば対物レンズ13を制御軸A1に沿って移動させて対物レンズ13の位置を制御することにより観察位置を制御する。また、観察試料12内の観察位置を対物レンズ13の光軸に垂直な方向に(すなわち制御軸A2と制御軸A3に沿って)制御する場合は、例えば観察試料12を制御軸A2と制御軸A3に沿って移動させて観察試料12の位置を制御することにより観察位置を制御する。
図2は、倒立顕微鏡のさらに具体的な構成を示している。図2において、倒立顕微鏡10は、観察試料12が載置される試料台11と、試料台11の下方に配置される対物レンズ13と、対物レンズ13を保持するレボルバー14と、対物レンズ13に取り込まれた光を結像する結像レンズ15と、結像レンズ15からの光を折り返すミラー16と、結像された像を目視観察するための接眼レンズ17とを有している。
レボルバー14は上下に移動可能であり、倒立顕微鏡10は、レボルバー14を上下に移動させるモーター21と、モーター21を制御するコントローラー23と、準焦ハンドル22とを有している。準焦ハンドル22は、その回転方向を反映した信号をコントローラー23に出力し、コントローラー23は、入力される信号に従ってモーター21を制御する。これにより対物レンズ13は観察試料12に対して相対的に光軸に沿って上下に移動される。また倒立顕微鏡10は、対物レンズ13の位置を検出する位置検出器31を有している。位置検出器31は、試料台11に取り付けられた静電容量センサー32と、対物レンズ13の先端部に取り付けられた導電性のセンサーターゲット33とを有している。
試料台11は例えばXYステージで構成される。XYステージは、互いに直交する二本の軸(X軸とY軸)に沿ってそれぞれ移動可能な二枚の移動テーブル(XテーブルとYテーブル)を有し、例えばXテーブルをX軸に沿って移動させるX駆動機構と、YテーブルをXテーブルと共にY軸に沿って移動させるY駆動機構とを有している。X駆動機構とY駆動機構は、これに限らないが、例えばパルスモーターで駆動される。またXYステージは、Xテーブルの位置を検出するX位置検出器と、Yテーブルの位置を検出するY位置検出器とを有している。X位置検出器とY位置検出器は、これに限らないが、例えばリニアエンコーダーで構成される。
図2の倒立顕微鏡10では、モーター21と準焦ハンドル22とコントローラー23が前述した第一の駆動装置を構成し、位置検出器31が第一の位置検出装置を構成している。また、XYステージ内のX駆動機構とY駆動機構がそれぞれ第二の駆動装置と第三の駆動装置を構成し、X位置検出器とY位置検出器がそれぞれ第二の位置検出装置と第三の位置検出装置を構成している。
続く本実施形態では、図1の制御軸A1と制御軸A2と制御軸A3のいずれか一本の制御軸(代表的にAで表わす)に沿った位置制御について述べるが、その位置制御方法は、ほかの二本の制御軸に対してもそのまま適用可能である。
第一実施形態
本実施形態は、一本の制御軸Aに関して一つの位置検出装置を有する顕微鏡装置の位置制御方法である。図3は、本発明の第一実施形態による位置制御方法を模式的に示している。
本実施形態は、一本の制御軸Aに関して一つの位置検出装置を有する顕微鏡装置の位置制御方法である。図3は、本発明の第一実施形態による位置制御方法を模式的に示している。
図3は、駆動装置による移動可能範囲R11と、位置検出装置による位置検出可能範囲R12とを示している。移動可能範囲R11と位置検出可能範囲R12は制御軸Aに沿って互いにずれており、位置検出装置は移動可能範囲R11の一部分において位置検出可能である。範囲R14は移動可能範囲R11と位置検出可能範囲R12の両方に含まれるので、範囲R14では位置検出装置によって得られる位置情報に基づいて位置制御できる。範囲R15は移動可能範囲R11に含まれないので、位置制御の対象外である。範囲R13は移動可能範囲R11に含まれるが位置検出可能範囲R12に含まれないので、範囲R13では位置情報を得ることができない。
本実施形態では、次のようにして顕微鏡装置を制御する。
まず、範囲R14において駆動装置による送り量に対する観察試料と対物レンズの相対位置の実際の変位量の関係を示す直線L11を得る。ここで、例えば、駆動装置はパルスモーターであり、送り量はパルスモーターを駆動するパルス数である。
次に、得られた範囲R14における送り量に対する実際の変位量の関係を示す直線L11に基づいて、範囲R13における送り量に対する変位量の関係を示す直線L12を算出する。これにより、駆動装置による移動可能範囲R11の全体にわたり、単一の座標系による送り量に対する変位量の関係が得られる。
このようにして得られる単一の座標系による送り量に対する変位量の関係に従って駆動装置を制御する。その結果、駆動装置による移動可能範囲R11の全体にわたって、観察位置(すなわち観察試料12と対物レンズ13の相対位置)を連続的に制御できる。
第二実施形態
本実施形態は、一本の制御軸Aに関して二つの位置検出装置を有する顕微鏡装置の位置制御方法である。図4は、本発明の第二実施形態による位置制御方法を模式的に示している。
本実施形態は、一本の制御軸Aに関して二つの位置検出装置を有する顕微鏡装置の位置制御方法である。図4は、本発明の第二実施形態による位置制御方法を模式的に示している。
図4は、第一の位置検出装置による位置検出可能範囲R21と、第二の位置検出装置による位置検出可能範囲R22と、駆動装置による移動可能範囲R23とを示している。第一の位置検出装置による位置検出可能範囲R21と第二の位置検出装置による位置検出可能範囲R22は互いに隣接しており、両者は共に駆動装置による移動可能範囲R23内に含まれている。
本実施形態では、次のようにして顕微鏡装置を制御する。
まず、位置検出可能範囲R21において駆動装置による送り量に対する観察試料と対物レンズの相対位置の実際の変位量の関係を示す直線L21を得る。また、位置検出可能範囲R22において駆動装置による送り量に対する観察試料と対物レンズの相対位置の実際の変位量の関係を示す直線L22を得る。
次に、得られた位置検出可能範囲R22における送り量に対する実際の変位量の関係を示す直線L22に対して適切なオフセットを設定する。オフセットは、オフセットされた直線L23が直線L21に連続するように設定する。これにより、駆動装置による移動可能範囲R23の全体にわたり、単一の座標系による送り量に対する変位量の関係が得られる。
このようにして得られる単一の座標系による送り量に対する変位量の関係に従って駆動装置を制御する。その結果、駆動装置による移動可能範囲R23の全体にわたって、観察位置(すなわち観察試料12と対物レンズ13の相対位置)を連続的に制御できる。
第三実施形態
本実施形態は、一本の制御軸Aに関してN個の位置検出装置を有する顕微鏡装置の位置制御方法である。図5は、本発明の第三実施形態による位置制御方法を示している。
本実施形態は、一本の制御軸Aに関してN個の位置検出装置を有する顕微鏡装置の位置制御方法である。図5は、本発明の第三実施形態による位置制御方法を示している。
図5は、駆動装置による移動可能範囲R31と、N個の位置検出装置による位置検出可能範囲R32と、位置検出不能範囲R33とを示している。N個の位置検出装置による位置検出可能範囲R32は互いに離れており、それらはすべて駆動装置による移動可能範囲R31内に含まれている。このため、移動可能範囲R31には、N+1個の位置検出不能範囲R33がある。
本実施形態では、次のようにして顕微鏡装置を制御する。
まず、N個の位置検出可能範囲R32において駆動装置による送り量に対する観察試料と対物レンズの相対位置の実際の変位量の関係を示す直線L31を得る。
次に、N個の位置検出可能範囲R32における送り量に対する実際の変位量の関係を示す直線L31のそれぞれに対して適切なオフセットを設定する。より詳しくは、一本の直線L31を基準にして(そのオフセットを0として)、残りのN−1本の直線L31に対して適切なオフセットを設定する。オフセットは、オフセットされたN本の直線L32が一直線上に乗るように設定する。
さらに、N本の直線L31に基づいて、位置検出不能範囲R33における送り量に対する変位量の関係を示すN+1本の直線L33を算出する。各位置検出不能範囲R33の直線L33は、例えば、それに隣接する一個の位置検出可能範囲R32の直線L32に基づいて算出する。もちろん、隣接する二個の位置検出可能範囲R32の直線L32に基づいて算出してもよい。これにより、駆動装置による移動可能範囲R31の全体にわたり、単一の座標系による送り量に対する変位量の関係が得られる。
このようにして得られる単一の座標系による送り量に対する変位量の関係に従って駆動装置を制御する。その結果、駆動装置による移動可能範囲R31の全体にわたって、観察位置(すなわち観察試料12と対物レンズ13の相対位置)を連続的に制御できる。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。
上述した実施形態では、駆動装置による移動可能範囲の全体にわたって観察位置を連続的に制御しているが、その制御範囲は必ずしも移動可能範囲の全体である必要はなく、駆動装置による移動可能範囲の所望の一部分であってもよい。
駆動装置の送り量と、観察試料(ステージ)と対物レンズの相対位置の変位量の関係を求める作業は、観察に先立って済ませておき、その結果をメモリーなどの記録媒体に記録しておいてもよい。このようにすれば、位置検出可能範囲外に位置する試料に対しても、直ちに(新たに上記関係を求めることなく)、各実施形態のステージの位置制御を適用できる。また、上記関係の記録媒体への記録作業は、必ずしも、ユーザーサイドで行なう必要はなく、例えば顕微鏡装置の生産時点で実行してもよい。
また、駆動装置による送り量(ステージ)に対する観察試料と対物レンズの相対位置の変位量の関係は、図3と図4と図5に示したような線形的関係に限定されるものではない。駆動装置による送り量(ステージ)に対する観察試料と対物レンズの相対位置の変位量の関係を、例えば、多項式関数、対数・指数関数のような非線形関係として適用してもよい。
10…倒立顕微鏡、11…試料台、12…観察試料、13…対物レンズ、14…レボルバー、15…結像レンズ、16…ミラー、17…接眼レンズ、21…モーター、22…準焦ハンドル、23…コントローラー、31…位置検出器、32…静電容量センサー、33…センサーターゲット、A1…制御軸、A2…制御軸、A3…制御軸、L11…直線、L12…直線、L21…直線、L22…直線、L23…直線、L31…直線、L32…直線、L33…直線、R11…移動可能範囲、R12…位置検出可能範囲、R13…範囲、R14…範囲、R15…範囲、R21…位置検出可能範囲、R22…位置検出可能範囲、R23…移動可能範囲、R31…移動可能範囲、R32…位置検出可能範囲、R33…位置検出不能範囲。
Claims (9)
- 観察試料を光学的に観察する顕微鏡装置の位置制御方法であり、顕微鏡装置は、観察試料と対物レンズを相対的に移動させる駆動装置と、観察試料と対物レンズの相対位置を検出する位置検出装置とを有し、位置検出装置は、駆動装置による移動可能範囲の一部分において相対位置を検出可能であり、位置制御方法は、位置検出装置によって位置検出可能範囲に設定された制御座標系を位置検出不能範囲にまで拡張し、単一の座標系として扱うことにより、駆動装置による移動可能範囲内で位置検出装置による位置検出可能範囲を超えて観察試料と対物レンズの相対位置を連続的に制御する、顕微鏡装置の位置制御方法。
- 請求項1において、位置検出装置による位置検出可能範囲で得られる駆動装置による送り量に対する観察試料と対物レンズの相対位置の実際の変位量の関係に基づいて、駆動装置による移動可能範囲内で位置検出装置による位置検出可能範囲より広い範囲にわたる単一の座標系による送り量に対する変位量の関係を算出し、算出した単一の座標系による送り量に対する変位量の関係に従って観察試料と対物レンズの相対位置を連続的に制御する、顕微鏡装置の位置制御方法。
- 請求項2において、駆動装置による移動可能範囲全体にわたり単一の座標系による送り量に対する変位量の関係に従って駆動装置を制御する、顕微鏡装置の位置制御方法。
- 請求項2において、位置検出可能範囲で得られる送り量に対する実際の変位量の関係から、駆動装置による移動可能範囲内で位置検出不能範囲における送り量に対する変位量の関係を算出する、顕微鏡装置の位置制御方法。
- 顕微鏡装置が別の位置検出装置をさらに有し、二つの位置検出装置による位置検出可能範囲は隣接しており、一方の位置検出装置の位置検出可能範囲で得られる送り量に対する実際の変位量の関係にオフセットを設定して、単一の座標系による送り量に対する変位量の関係を算出する、顕微鏡装置の位置制御方法。
- 請求項2において、顕微鏡装置は複数の位置検出装置を有し、複数の位置検出装置による位置検出可能範囲は互いに離れており、駆動装置による移動可能範囲内で位置検出可能範囲については、位置検出可能範囲で得られる送り量に対する実際の変位量の関係のそれぞれに対して適切なオフセットを設定し、駆動装置による移動可能範囲内で位置検出不能範囲については、位置検出可能範囲で得られる送り量に対する実際の変位量の関係から送り量に対する変位量の関係を算出することにより、単一の座標系による送り量に対する変位量の関係を算出する、顕微鏡装置の位置制御方法。
- 請求項2において、駆動装置がパルスモーターを含んでおり、駆動装置による送り量がパルスモーターのパルス数である、顕微鏡装置の位置制御方法。
- ステージの位置を検出する位置検出装置と、上記ステージを移動させる駆動装置を有する顕微鏡装置において、上記ステージの位置を制御する方法であり、
上記ステージが、上記位置検出装置による位置検出可能範囲を外れる場合には、少なくとも上記駆動装置の送り量に対する上記ステージの変位量の関係を用いて、上記駆動装置による上記ステージの移動時に上記ステージの位置制御を行なうことを特徴とする顕微鏡装置の位置制御方法。 - ステージと、
上記ステージの位置を検出する位置検出装置と、
上記ステージを移動させる駆動装置と、
上記ステージが、上記位置検出装置による位置検出可能範囲を外れる場合には、少なくとも上記駆動装置の送り量に対する上記ステージの変位量の関係を用いて、上記駆動装置による上記ステージの移動時に上記ステージの位置制御を行なうコントローラーと
を有することを特徴とする顕微鏡装置。
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