JP2578117B2 - 可変焦点カメラ - Google Patents

可変焦点カメラ

Info

Publication number
JP2578117B2
JP2578117B2 JP13945287A JP13945287A JP2578117B2 JP 2578117 B2 JP2578117 B2 JP 2578117B2 JP 13945287 A JP13945287 A JP 13945287A JP 13945287 A JP13945287 A JP 13945287A JP 2578117 B2 JP2578117 B2 JP 2578117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
group lens
guide
focusing
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13945287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63303327A (ja
Inventor
知章 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP13945287A priority Critical patent/JP2578117B2/ja
Publication of JPS63303327A publication Critical patent/JPS63303327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578117B2 publication Critical patent/JP2578117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光学系を切換えることにより複数の焦点距
離を有する可変焦点カメラに関する。
(発明の背景) 従来、光学系を切換えることにより複数の焦点距離を
有する可変焦点カメラは種々提案されている。しかし、
それらの変倍方式は、主光学系が光軸に沿って移動した
あとに副光学系(コンバージョンレンズ)を挿入する方
式である。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の副光学系(コンバージョンレンズ)を光軸に挿
入する変倍方式の可変焦点カメラにおいては、副光学系
を挿入する機構が必要である。又、その機構は、副光学
系を正確に光軸上に挿入せねばならないため、機構が複
雑となり、又、製造工程における光軸合せ調整も難しい
という問題点がある。更に副光学系を挿入すると、レン
ズのF値(明るさを示す値)が大幅に大きくなり、レン
ズが暗くなってしまうという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、副光学系が不要で、機構が簡単で、製造工程にお
ける光軸合せ調整も容易で、各焦点でのンズのF値があ
まり変化しない可変焦点カメラを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決する本発明は、複数のレンズ群を光
軸方向に移動させることにより焦点距離を切り換える可
変焦点カメラであって、直線案内ガイドが設けられた固
定胴と、前記複数のレンズ群の内少なくとも一つのレン
ズ群を保持すると共に、第1及び第2のガイドが形成さ
れ、前記第1のガイドの案内により前記固定胴に対して
移動及び回動する保持胴と、前記複数のレンズ群の他の
レンズ群を保持すると共に、前記直進案内ガイド及び前
記第2のガイドに案内され、前記保持胴の移動及び回動
に応じて光軸方向に移動するレンズ枠とを備え、前記第
1のガイドは、変倍時に前記保持胴を光軸方向に移動さ
せるための第1の部分と、該第1の部分の両端に設けら
れフォーカシング時に前記保持胴を回動させながら光軸
方向に移動させるための第2の部分とを有し、前記第2
のガイドは、フォーカシング時に前記レンズ枠を案内す
る部分であって前記第1のガイドにおける前記第2の部
分と光軸に対する傾斜が同じ部分を有し、前記第1のガ
イドの第1及び第2の部分の案内で前記保持胴を移動及
び回動させることにより、変倍とフォーカシングを連続
して行うようにしたことを特徴とするものである。
(作用) 本発明の可変焦点カメラにおいて、固定胴に対して移
動可能に設けられ、光軸方向に移動する複数のレンズ群
の内少なくとも1つのレンズ群を保持し、前記複数のレ
ンズ群の他のレンズ群を保持するレンズ枠を案内する保
持胴が光軸に沿って移動することにより、変倍とフォー
カシングがなされる。
(実施例) 次に本発明の第1の実施例を第1図乃至第8図を用い
て説明する。
第1の実施例の斜視図である第1図において、1はカ
メラ本体に固定される固定胴、2は固定胴1に移動可能
に支持された第1群レンズ保持胴である。第1群レンズ
保持胴2には、ガイドとしてラック3rが刻設された第1
群レンズ保持胴ガイド3とラックが刻設されていない第
1群レンズ保持胴ガイド(図示せず)と、一対の第3群
レンズ移動用カム溝4(1つは図示せず)とが設けられ
ている。固定胴1と第1群レンズ保持胴2内には撮影レ
ンズ5が配設されており、そのレンズ配置を第2図及び
第3図に示す。
本実施例における撮影レンズ5は第1群レンズ5a、第
2群レンズ5b、第3群レンズ5c及びマスタ系レンズ5dよ
り成る。第2図は望遠(テレ)側のレンズ配置であり、
フォーカシングは第1群レンズ5aを光軸に沿って移動さ
せることにより行われる。又、第3図は広角(ワイド)
側のレンズ配置で、望遠側を示す第2図の状態より、移
動レンズである第1群レンズ5aと第3群レンズ5cとが光
軸に沿ってカメラ本体方向に移動している。このレンズ
配置においても、フォーカシングは第1群レンズ5aが光
軸に沿って移動することにより行われる。又、第3群レ
ンズ5cとマスタ系レンズ5dの間には、絞り機構6が配設
されている。
第1図に戻って説明を続ける。固定胴1は第1群レン
ズ保持胴2を移動自在に支持する本体部1aと、第2群レ
ンズ5bを保持する第2群レンズ固定胴部1bと、マスタ系
レンズ5dを保持するマスタ系レンズ固定胴部1cとより成
る。第1群レンズ5aは第1群レンズ保持胴2の先端部に
て保持されている。第3群レンズ5cは、移動レンズ枠で
ある第3群レンズ用枠7に保持され、該第3群レンズ用
枠7は第2群レンズ固定胴部1b内に配設される。第2群
レンズ固定胴部1bの上部及び下部には、第3群レンズ用
通し溝1dが、固定胴1の本体部1aの上部側及び下部に
は、第3群レンズ移動用直進案内溝1eが穿設され、前述
の第3群レンズ用枠7の支持部7aが、第3群レンズ用通
し溝1dを挿通し、更に、支持部7aに設けられた摩擦係数
の小さなカムピン7bが、第3群レンズ移動用直進案内溝
1e及び第3群レンズ移動用カム溝4に係合している。8
は減速器8aを有するDCモータで、出力軸8bにはピニオン
8cが取付けられ、該ピニオン8cは、第1群レンズ保持胴
2の第1群レンズ保持胴ガイド3のラック3rに噛合して
いる。又、図示しない第1群レンズ保持胴ガイド3には
カメラ本体側に設けられたガイドローラが係合してい
る。第1群レンズ保持胴2の基端部にはエンコーダパタ
ーン(例えば、白地に黒色のパターンが印刷されている
もの)9が設けられている。エンコーダパターン9の上
方のカメラ本体側には、フォトカプラ10が配設されてい
る。
次に第1群レンズ保持胴2の展開構成図を示す第4図
を用いて、第1群レンズ保持胴ガイド3及び第3群レン
ズ移動用カム溝4の説明をする。第1群レンズ保持胴ガ
イド3はワイド・フォーカシング部3a、該ワイド・フォ
ーカシング部3aに連設される変倍部3b及び該変倍部3bに
連設されるテレ・フォーカシング部3cの3つの部分より
なる。又、第3群レンズ移動用カム溝4はワイド・フォ
ーカシング部4aとテレ・フォーカシング部4bとの2つの
部分よりなる。尚、本図においては、第1群レンズ保持
胴ガイド3のラック3rは省略している。そして、モータ
8が回動することにより、ピニオン8cに案内されて、第
1群レンズ保持胴2(第1群レンズ5a)は、光軸(矢印
にて示す)に沿って移動する。ここで、第1群レンズ保
持胴ガイドの変倍部3bは第4図において光軸に対して平
行であるので、変倍時は第1群レンズ保持胴2(第1群
レンズ5a)は光軸に対して、回動せずに平行に移動す
る。この時、第3群レンズ用枠7(第3群レンズ5c)は
第3群レンズ移動用直進案内溝1eに案内されて、第1群
レンズ保持胴2との相対位置関係が一定のまま移動す
る。又、第1群レンズ保持胴ガイド3のワイド・フォー
カシング部3aとテレ・フォーカシング部3cとは光軸に対
して傾斜しており、又、第3群レンズ移動用カム溝4の
ワイド・フォーカシング部4aとテレ・フォーカシング部
4bとは同様に光軸に対して傾斜している。そして、ワイ
ド・フォーカシング部3aとワイド・フォーカシング部4a
との傾き及びテレ・フォーカシング部3cとテレ・フォー
カシング部4bとの傾きはそれぞれ同じ傾きとなってい
る。よって、フォーカシング時には第1群レンズ保持胴
2(第1群レンズ5a)のみが光軸に沿って回動しながら
移動し、第3群レンズ用枠7(第3群レンズ5c)は静止
した状態となる。このようにすることにより、モータ8
を回動させると、ワイドのフォーカシング〜変倍〜テレ
のフォーカシングが連続して行えるようになっている。
次に、第5図を用いて第1群レンズ保持胴2の回動を
検知する手段(エンコーダ)11の説明を行う。第1群レ
ンズ保持胴2に設けられたエンコーダパターン9は第5
図に示すように、白地に印刷された黒色のパターン9a,9
b,9c及び9dよりなる。又、フォトカプラ10もパターン9
a,9b上に配設されるフォーカシングフォトカプラ10a,パ
ターン9c上に配設される変倍域フォトカプラ10b及びパ
ターン9d上に配設されるテレ/ワイドフォトカプラ10c
よりなっている。フォトカプラ10は黒色のパターン9に
光を放射した時は、光に吸収されてON信号、パターン9
以外の白地の部分に光を放射した時には反射光を受光し
てOFF信号を出力する。そして、フォトカプラ10の出力
は第6図に示すようになり、フォトカプラ10の出力を検
出することにより、第1群レンズ保持胴2がどの域にあ
るかが検出できるようになっている。
次に、本実施例の駆動回路を第7図を用いて説明す
る。図において、11は第1群レンズ保持胴2がどの域に
あるかを検知するエンコーダ、12は例えば位相差検出方
式を用い、デフォーカスの方向とデフォーカス量を検知
する測距素子、13はテレ/ワイドの倍率切換スイッチ、
14はモータ電源、15はエンコーダ11、測距素子12及び倍
率切換スイッチ13からの情報を取込んで、これらの情報
に基づいてモータ8を制御する制御回路である。この制
御回路15は、各域において、第8図に示すモータ8の制
御を行う。(イ)は変倍域でのモータ8の制御方法であ
る。この時、モータ8は、定電圧により高速駆動され
る。(ロ)はワイド・フォーカシング域でのモータ8の
制御方法である。この時、モータ8は、パルス電圧によ
り低速駆動となるが、前述の定電圧の駆動よりも位置決
め精度が向上する。(ハ)は、テレ・フォーカシング域
でのモータ8の制御方法である。この時、モータ8は、
ワイド・フォーカシング域と同様にパルス電圧により低
速駆動となるが、望遠は広角よりも焦点深度が浅くなる
ので、デューティレシオを(ロ)よりも更に小さくし、
ワイド・フォーカシング域より更に低速駆動とし、位置
決めの精度が更に向上するようにしている。
次に上記構成の作動を説明する。先ず、倍率切換スイ
ッチ13を操作して、望遠又は広角に切換える。すると、
制御回路15はモータ8を定電圧駆動して、レンズ系がテ
レ・フォーカシング域又はワイド・フォーカシング域に
なる迄第1群レンズ保持胴2を光軸方向に移動させる。
次に、被写体のデフォーカス方向とデフォーカス量の情
報が測距素子12より制御回路15へ取込まれる。制御回路
15は、エンコーダ11からの第1群レンズ保持胴2の位置
制御と前述の即距素子12からのデフォーカス方向及びデ
フォーカス量の情報とにより、第1群レンズ保持胴2を
どの方向にどれくらい移動(回動)すれば、レンズ系は
合焦するかを演算し、その演算結果を基づいてモータ9
を前述のパルス電圧により駆動させ、合焦位置迄第1群
レンズ保持胴2を移動(回動)させる。尚、第1群レン
ズ保持胴2を移動させる量は、エンコーダ11のフォトカ
プラ10のON・OFFのパルス出力をカウントすることによ
り達成できる。
以上述べた構成によれば、副光学系がないので、機構
が簡単で、製造工程における光軸合せ調整も容易で、各
頂点でのレンズのF値があまり変化しない。
そして、エンコーダ11、測距素子12及び倍率切換スイ
ッチ13よりの情報を制御回路15に取込み、これらの情報
に基づいてモータ8を制御することにより、オートフォ
ーカスを実現できる。更に、フォーカシング域におい
て、モータ8の駆動をパルス電圧とすることによりモー
タ8の駆動スピードを自在に設定することができ、レン
ズ系の焦点距離に応じて、位置決め精度を任意に設定す
ることができる。
又、第1群レンズ5aを保持する第1群レンズ保持胴2
がテレとワイドの切替時に光軸に沿って移動するので、
ワイド時(広角時)にはレンズ系がコンパクトになる。
更に、第1群レンズ5aを保持する第1群レンズ保持胴2
にラック3rを刻設し、直接第1群レンズ5aを移動させる
ので、構造が簡単である。
次に、第9図及び第10図を用いて本発明の第2の実施
例を説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符
号を付しその説明は省略する。第2の実施例を示す第9
図において、22は第1群レンズ保持胴である。第1群レ
ンズ保持胴22には、一対の第1群レンズ保持胴ガイド23
と一対の第3群レンズ移動用カム溝24とが穿設されてい
る。更に、第1群レンズ保持胴22の基部にはフォーカス
用ラック22aが刻設されている。第1群レンズ保持胴ガ
イド23には固定胴1に回動自在に取付けられたガイドロ
ーラ25が係合している。28はDCモータで、出力軸にはピ
ニオン28cが取付けられ、減速歯車列29を介して、モー
タ28の駆動力は第1群レンズ保持胴22のフォーガス用ラ
ック22aへ伝達され、第1群レンズ保持胴22は回動する
ようになっている。
次に、第1群レンズ保持胴22の展開構成図を示す第10
図を用いて、第1群レンズ保持胴ガイド23及び第3群レ
ンズ移動用カム溝24の説明をする。第1群レンズ保持胴
ガイド23はワイド・フォーカシング部23a、該ワイド・
フォーカシング部23aに連設される変倍部23c及び該変倍
部23bに連設されるテレ・フォーカシング部23cの3つの
部分よりなる。同様に第3群レンズ移動用カム溝24もワ
イド・フォーカシング部24a、変倍部24b及びテレ・フォ
ーカシング部24cの3つの部分よりなっている。モータ2
8を駆動させると、第1群レンズ保持胴22(第1群レン
ズ5a)は、ガイドローラ25に案内されて、回動しながら
光軸方向に移動する。ここで、第3群レンズ移動用カム
溝24の変倍部24bは第10図において、光軸(図において
矢印にて示す)に垂直な平面上にあって、光軸を中心と
した円弧状であるので、変倍時は、第3群レンズ用枠7
(第3群レンズ5c)は、第3群レンズ移動用直進案内溝
1eに案内されて、第1群レンズ保持胴22との相対位置関
係が一定のまま移動する。又、第1群レンズ保持胴ガイ
ド23のワイド・フォーカシング部23aとテレ・フォーカ
シング部23cとは、光軸に対して傾斜しており、又、第
3群レンズ移動用カム溝24のワイド・フォーカシング部
24aとテレ・フォーカシング部24cとは同様に傾斜してい
る。第1群レンズ保持胴ガイド23のワイド・フォーカシ
ング部23aと第3群レンズ移動用カム溝24のワイド・フ
ォーカシング部24aとの傾き及び第1群レンズ保持胴ガ
イド23のテレ・フォーカシング部23cと第3群レンズ移
動用カム溝24のテレ・フォーカシング部24cとの傾きは
それぞれ同じ傾きとなっている。よって、フォーカシン
グ時には、第1群レンズ保持胴22(第1群レンズ5a)の
みが光軸に沿って回動しながら移動し、第3群レンズ用
枠7(第3群レンズ5c)は静止した状態となる。このよ
うにすることにより、モータ28を回動させると、ワイド
のフォーカシング〜変倍〜テレのフォーカシングが連続
して行えるようになっている。本実施例においては、第
1群レンズ保持胴22の回動を検知する手段(エンコー
ダ)11や駆動回路等は第1の実施例と同じであるので、
その説明は省略する。
上記構成によれば、第1の実施例で述べた効果の外
に、第1群レンズ保持胴(鏡胴)22にラックが刻設され
たガイドを設けなくても良いので、ラックが刻設できな
い径の小さな第1群レンズ保持胴にも適用可能となる。
次に、第11図及び第12図を用いて、本発明の第3の実
施例を説明する。本実施例は第1の実施例における第1
群レンズ保持胴ガイド3の形状を変えたものであり、他
の部分は第1の実施例と同一であるので、同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例の第1
群レンズ保持胴ガイド33は、第12図に示すように、ワイ
ド・フォーカシング部33aと略U字形の変倍部33bとテレ
・フォーカシング部33cとからなる。尚、一方の第1群
レンズ保持胴ガイド33には、ラックが刻設されている
が、図においては省略している。そして、第1群レンズ
保持胴ガイド33のワイド・フォーカシング部33aとテレ
・フォーカシング部33cの反変倍部33bの側端部33d,33e
がワイド側、テレ側の無限焦点(U=∞)となってい
る。
上記構成によれば、第1の実施例で述べた効果の外
に、第1群レンズ保持胴ガイド33のワイド・フォーカシ
ング部33aとテレ・フォーカシング部33cの傾斜を等しく
すると、テレとワイドのエンコーダパターンを共通にす
ることができる。又、カメラの製品検査時には、レンズ
を無限焦点の状態にして、エンコーダ11の調整、第1群
レンズ5aの微調整、測距装置の微調整を行うが、ワイド
側、テレ側の無限焦点(U=∞)は第1群レンズ保持胴
ガイドの端部33d,33eへのピニオン8cの当接で実現で
き、それらの調整が精度よく簡単に行うことができる。
次に、第13図を用いて、本発明の第4の実施例を説明
する。本実施例は第1の実施例における第1群レンズ保
持胴ガイド3と第3群レンズ移動用カム溝4の形状を変
えたものであり、他の部分の構成及び作動は第1の実施
例と同じなので、それらの説明は省略する。図におい
て、43は第1群レンズ保持胴ガイド、44は第3群レンズ
移動用カム溝である。尚、一方の第1群レンズ保持胴ガ
イド43には、ラックが刻設されているが図においては省
略している。第1群レンズ保持胴ガイド43は、ワイド・
フォーカシング部43aと変倍部43bとテレ・フォーカシン
グ部43cとよりなる。又、第3群レンズ移動用カム溝44
も、ワイド・フォーカシング部44aと変倍部44bとテレ・
フォーカシング部44cとよりなる。そして、第1群レン
ズ保持胴ガイド43のテレ・フォーカシング部43cの変倍
部43b側端部には、テレ側の無限焦点(U=∞)域43dが
設けられ、ワイド・フォーカシング部43aの反変倍部43b
側端部43eがワイド側の無限焦点(U=∞)となってい
る。
上記構成によれば、第1の実施例で述べた効果の外
に、ワイド側の無限焦点(U=∞)は第1群レンズ保持
胴ガイド43の端部43eへのピニオン8cの当接、テレ側の
無限焦点(U=∞)は第1群レンズ保持胴ガイド43の無
限焦点域43dにピニオン8cがある状態で実現でき、カメ
ラ製品検査時の調整が精度よく簡単に行える。
次に、第14図を用いて、本発明の第5の実施例を説明
する。本実施例は第1の実施例における第1群レンズ保
持胴ガイド3と第3群レンズ移動用カム溝4の形状を変
えたものであり、他の部分の構成及び作動は第1の実施
例と同じなので、それらの説明は省略する。図におい
て、53は第1群レンズ保持胴ガイド、54は第3群レンズ
移動用カム溝である。尚、第1群レンズ保持胴ガイド53
の一方には、ラックが固設されているが図においては省
略している。第1群レンズ保持胴ガイド53は、ワイド・
フォーカシング部53aと変倍部53bとテレ・フォーカシン
グ部53cとよりなる。又、第3群レンズ移動用カム溝54
も、ワイド・フォーカシング部54aと変倍部54bとテレ・
フォーカシング部54cとよりなる。そして、第1群レン
ズ保持胴ガイド53のワイド・フォーカシング部53aの変
倍部53b側端部にはワイド側の無限焦点(U=∞)域53d
が設けられ、テレ・フォーカシング部53cの反変倍部53b
側端部53eがテレ側の無限焦点(U=∞)となってい
る。
上記構成によれば、第1の実施例で述べた効果の外
に、ワイド側の無限焦点(U=∞)は第1群レンズ保持
胴ガイド53の無限焦点域53dにピニオン8cがある状態
で、テレ側の無限焦点(U=∞)は端部53eにピニオン8
cが当接する状態で実現でき、カメラ製品検査時の調整
が精度よく簡単に行える。
次に、第15図を用いて、本発明の第6の実施例を説明
する。本実施例も第1の実施例における第1群レンズ保
持胴ガイド3と第3群レンズ移動用カム溝4の形状を変
えたものであり、他の部分構成及び作動は第1の実施例
と同じであるので、それらの説明は省略する。図におい
て、63は第1群レンズ保持胴ガイド、64は第3群レンズ
移動用カム溝である。尚、第1群レンズ保持胴ガイド63
の一方には、ラックが刻設されているが図においては省
略している。第1群レンズ保持胴ガイド63は、ワイド・
フォーカシング部63aと変倍部63bとテレ・フォーカシン
グ部63cとよりなる。又、第3群レンズ移動用カム溝64
も、ワイド/テレ・フォーカシング部64aと変倍部64bと
よりなる。そして、第1群レンズ保持胴ガイド63のワイ
ド・フォーカシング部63aの変倍部63b側端部にはワイド
側の無限焦点(U=∞)域63dが、テレ・フォーカシン
グ部63cの変倍部63b側端部には、テレ側の無限焦点(U
=∞)域63eが設けられている。更に、第3群レンズ移
動用カム溝64のワイド/テレ・フォーカシング部64aの
変倍部64b側端部には、ワイド/テレの無限焦点(U=
∞)域64cが設けられている。
上記構成によれば、第1の実施例で述べた効果の外
に、第1群レンズ保持胴ガイド63のワイド・フオーカシ
ング部63aとテレ・フォーカシング部63cの傾斜を等しく
すると、テレとワイドのエンコーダパターンを共通にす
ることができる。又、テレ側とワイド側の無限焦点(U
=∞)は第1群レンズ保持胴ガイト63の無限焦点域63d,
63eにピニオン8cがある状態で実現でき、カメラ製品検
査時の調整が簡単に行える。
次に、第16図を用いて、本発明の第7の実施例を説明
する。本実施例は第2の実施例における第1群レンズ保
持胴ガイド23と第3群レンズ移動用カム溝24の形状を変
えたものであり、他の部分の構成及び作動は第2の実施
例と同じであるので、それらの説明は省略する。図にお
いて、73は第1群レンズ保持胴ガイド、74は第3群レン
ズ移動用カム溝である。第1群レンズ保持胴ガイド73
は、ワイド・フォーカシング部73aと変倍部73bとテレ・
フォーカシング部73cとよりなる。又、第3群レンズ移
動用カム溝74も、ワイド・フォーカシング部74aと変倍
部74bとテレ・フォーカシング部74cとよりなる。そし
て、第1群レンズ保持胴ガイド73のワイド・フォーカシ
ング部73aとテレ・フォーカシング部73cの反変倍部73b
側端部73d,73eがワイド側,テレ側の無限焦点(U=
∞)となっている。
上記構成によれば、第1の実施例で述べた効果の外
に、ワイド側とテレ側の無限焦点(U=∞)は第1群レ
ンズ保持胴ガイド73の端部73d,73eにピニオン8cが当接
する状態で実現でき、カメラ製品検査時の調整が精度よ
く簡単に行える。
次に、第17図を用いて、本発明の第8の実施例を説明
する。本実施例も第2の実施例における第1群レンズ保
持胴ガイド23と第3群レンズ移動用カム溝24の形状を変
えたものであり、他の部分の構成及び作動は第2の実施
例と同じであるので、それらの説明は省略する。図にお
いて、83は第1群レンズ保持胴ガイド、84は第3群レン
ズ移動用カム溝である。第1群レンズ保持胴ガイド83
は、ワイド・フォーカシング部83aと変倍部83bとテレ・
フォーカシング部83cとよりなる。又、第3群レンズ移
動用カム溝84も、ワイド・フォーカシング部84aと変倍
部84bとテレ・フォーカシング部84cとよりなる。そし
て、第1群レンズ保持胴ガイド83のテレ・フォーカシン
グ83cの変倍部83bの側端部には,テレ側の無限焦点(U
=∞)域83dが設けられ、ワイド・フォーカシング部83a
の反変倍部83b側端部83eがワイド側の無限焦点(U=
∞)となっている。
上記構成によれば、第1の実施例で述べた効果の外
に、テレ側の無限焦点(U=∞)は、第1群レンズ保持
胴ガイド83の無限焦点域83dにピニオン8cがある状態、
ワイド側の無限焦点(U=∞)は、端部83eにピニオン8
cが当接すれば実現でき、カメラ製品検査時の調整が精
度よく簡単に行える。
次に、第18図を用いて、本発明の第9の実施例を説明
する。本実施例も第2の実施例における第1群レンズ保
持胴ガイド23と第3群レンズ移動用カム溝24の形状を変
えたものであり、他の部分の構成及び作動は第2の実施
例と同じであるので、それらの説明は省略する。図にお
いて、93は第1群レンズ保持胴ガイド、94は第3群レン
ズ移動用カム溝である。第1群レンズ保持胴ガイド93
は、ワイド・フォーカシング部93aと変倍部93bとテレ・
フォーカシング部93cとよりなる。又、第3群レンズ移
動用カム溝94も、ワイド・フォーカシング部94aと変倍
部94bとテレ・フォーカシング部94cとよりなる。そし
て、第1群レンズ保持胴ガイド93のワイド・フォーカシ
ング93aの変倍部93b側端部には,ワイド側の無限焦点
(U=∞)域93dが設けられている。又、テレ・フォー
カシング部93cの反変倍部93b側端部93eがワイド側の無
限焦点(U=∞)となっている。
上記構成によれば、第1の実施例で述べた効果の外
に、テレ側の無限焦点(U=∞)は、第1群レンズ保持
胴ガイド93の端部93eにピニオン8cが当接すればよく、
ワイド側の無限焦点(U=∞)は、無限焦点域93dにピ
ニオン8cがあれば実現でき、カメラ製品検査時の調整が
精度よく簡単に行える。
次に、第19図を用いて、本発明の第10の実施例を説明
する。本実施例も第2の実施例における第1群レンズ保
持胴ガイド23と第3群レンズ移動用カム溝24の形状を変
えたものであり、他の部分の構成及び作動は第2の実施
例と同様であるので、それらの説明は省略する。図にお
いて、103は第1群レンズ保持胴ガイド、104は第3群レ
ンズ移動用カム溝である。第1群レンズ保持胴ガイド10
3は、ワイド・フォーカシング部103aと変倍部103bとテ
レ・フォーカシング部103cとよりなる。又、第3群レン
ズ移動用カム溝104も、ワイド・フォーカシング部104a
と変倍部104bとテレ・フォーカシング部104cとよりな
る。そして、第1群レンズ保持胴ガイド103のワイド・
フォーカシング103aの変倍部103b側端部には,ワイド側
の無限焦点(U=∞)域103dがテレ・フォーカシング部
103cの変倍部103b側端部には、テレ側の無限焦点(U=
∞)域103eが設けられている。
上記構成によれば、第1の実施例で述べた効果の外
に、テレ側とワイド側の無限焦点(U=∞)は、第1群
レンズ保持胴ガイド103の無限焦点域103e,103dにピニオ
ン8cがそれぞれあれば実現でき、カメラ製品検査時の調
整が精度よく簡単に行える。
尚、本発明は上記実施例に限るものではない。上記実
施例では、フォーカシングは第1群レンズ5aが光軸に沿
って移動する撮影レンズ5にて説明を行ったが、第1群
レンズと第3群レンズの両方が保持胴に保持され、一体
となって移動してフォーカシングを行う撮影レンズにお
いても、本発明は適用できる。モータ8,28は、DCモータ
としていたが限るものではなく、例えばステッピングモ
ータにしてもよいし、更に、モータ駆動によらず、手動
でフォーカシングを行うようにしてもよい。そして、測
距素子14は位相差検出方式としていたが、他にコントラ
スト検出方式等であってもよい。又、エンコーダ11もフ
ォトカプラ10とエンコーダパターン9に限るものでな
く、例えば、所定のプリントパターンが設けられた基板
にブラシが摺接するタイプのエンコーダであってもよ
い。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、副光学系が不
要で、機構が簡単で、製造工程における光幅合せ調整も
容易で、各焦点でのレンズのF値がおまり変化しない可
変焦点カメラを実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す斜視図、第2図及
び第3図は第1図におけるレンズ配置を示す図、第4図
は第1図における第1群レンズ保持胴の展開構成図、第
5図は第1図におけるエンコーダパターンの説明図、第
6図は第1図におけるフォトカプラの出力を示す図、第
7図は第1図における駆動回路図、第8図は第1図にお
ける各域でのモータ駆動制御の説明図、第9図は第2の
実施例を示す斜視図、第10図は第9図における第1群レ
ンズ保持胴の展開構成図、第11図は第3の実施例を示す
斜視図、第12図は第11図における第1群レンズ保持胴の
展開構成図、第13図は第4の実施例を示す第1群レンズ
保持胴の展開構成図、第14図は第5の実施例を示す第1
群レンズ保持胴の展開構成図、第15図は第6の実施例を
示す第1群レンズ保持胴の展開構成図、第16図は第7図
の実施例を示す第1群レンズ保持胴の展開構成図、第17
図は第8の実施例を示す第1群レンズ保持胴の展開構成
図、第18図は第9の実施例を示す第1群レンズ保持胴の
展開構成図、第19図は第10の実施例を示す第1群レンズ
保持胴の展開構成図である。 1……固定胴、1a……本体部 1b……第2群レンズ固定胴部 1c……マスタ系レンズ系固定部 1d……第3群レンズ用通し溝 1e……第3群レンズ移動用直進案内溝 2,22……第1群レンズ保持胴 3,23,33,43,53,63,73,83,93,103……第1群レンズ保持
胴ガイド 3r……ラック 4,24,34,44,54,64,74,84,94,104……第3群レンズ保持
胴ガイド 5……撮影レンズ、5a……第1群レンズ 5b……第2群レンズ、5c……第3群レンズ 5d……マスタ系レンズ、6……絞り機構 7……第3群レンズ用枠、7a……支持部 7b……カムピン、8,28……モータ 8a……減速機、8b……出力軸 8c,28c……ピニオン 9……エンコーダパターン 10……フォトカプラ、11……エンコーダ 12……測距素子 13……倍率切換スイッチ 14……モータ電源、15……制御回路 22a……フォーカス用ラック 25……ガイドローラ、29……減速歯車列

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のレンズ群を光軸方向に移動させるこ
    とにより焦点距離を切り換える可変焦点カメラであっ
    て、 直線案内ガイドが設けられた固定胴と、 前記複数のレンズ群の内少なくとも一つのレンズ群を保
    持すると共に、第1及び第2のガイドが形成され、前記
    第1のガイドの案内により前記固定胴に対して移動及び
    回動する保持胴と、 前記複数のレンズ群の他のレンズ群を保持するととも
    に、前記直進案内ガイド及び前記第2のガイドに案内さ
    れ、前記保持胴の移動及び回動に応じて光軸方向に移動
    するレンズ枠とを備え、 前記第1のガイドは、変倍時に前記保持胴を光軸方向に
    移動させるための第1の部分と、該第1の部分の両端に
    設けられフォーカシング時に前記保持胴を回動させなが
    ら光軸方向に移動させるための第2の部分とを有し、 前記第2のガイドは、フォーカシング時に前記レンズ枠
    を案内する部分であって前記第1のガイドにおける前記
    第2の部分と光軸に対する傾斜が同じ部分を有し、 前記第1のガイドの第1及び第2の部分の案内で前記保
    持胴を移動及び回動させることにより、変倍とフォーカ
    シングを連続して行うようにしたことを特徴とする可変
    焦点カメラ。
JP13945287A 1987-06-03 1987-06-03 可変焦点カメラ Expired - Lifetime JP2578117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13945287A JP2578117B2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 可変焦点カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13945287A JP2578117B2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 可変焦点カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63303327A JPS63303327A (ja) 1988-12-09
JP2578117B2 true JP2578117B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=15245540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13945287A Expired - Lifetime JP2578117B2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 可変焦点カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2578117B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5774748A (en) * 1995-07-07 1998-06-30 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Zoom lens barrel and camera having such a barret
JPH09269448A (ja) * 1996-04-01 1997-10-14 Asahi Optical Co Ltd ズームレンズカメラのマクロ方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63303327A (ja) 1988-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5196963A (en) Zoom lens device
JP3174551B2 (ja) 焦点調節レンズ位置検出装置
US5675444A (en) Lens barrel having a piezoelectric actuator for moving optical elements
US5365296A (en) Motor and an optical apparatus having such motor
US20100020413A1 (en) Lens barrel
US6670989B2 (en) Optical system driving control device and camera using the same
JP2578117B2 (ja) 可変焦点カメラ
US4922281A (en) Distance measuring device for automatic focusing camera
JPH09189844A (ja) レンズ鏡筒
JP3676509B2 (ja) ズームレンズ鏡筒及びそのバックフォーカス調整方法
JP2535013B2 (ja) 可変焦点カメラ
JPH06100707B2 (ja) 倍率切換装置
JP6108977B2 (ja) 光学機器およびレンズの駆動制御方法
JPH05107440A (ja) 光学機器
JPH1164707A (ja) ズームレンズ鏡筒
JP3050897B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2795439B2 (ja) 光学機器
JP2002116367A (ja) レンズ位置制御装置および光学機器
JP2988793B2 (ja) 光学機器
JPH07109468B2 (ja) 可変焦点カメラ
JPH07109469B2 (ja) 可変焦点カメラ
JPH0894906A (ja) レンズ装置
JPH10133091A (ja) ズームレンズ装置
JPH11174311A (ja) 光学系駆動装置およびこれを備えた光学機器
JP2006058367A (ja) 光学機器