JP2006039315A - 自動焦点装置及びそれを用いた顕微鏡装置 - Google Patents

自動焦点装置及びそれを用いた顕微鏡装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 合焦点位置を短い時間で正確に求めることが可能な自動焦点装置、及びそれを用いた顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】 試料Sの画像を取得するCCDカメラ30と、試料Sの光像をカメラ30へと導く導光光学系20と、カメラ30及び光学系20を駆動して試料Sでの焦点位置をz軸方向について変更する光学系駆動部25と、焦点制御部51を含む制御装置50とを備えて顕微鏡装置1Aを構成する。また、焦点制御部51は、焦点位置を一方向に連続的に変更しつつ実行される第1の焦点計測で取得された複数の画像から第1の焦点計測値を算出し、焦点位置を第1の焦点計測とは逆方向に連続的に変更しつつ実行される第2の焦点計測で取得された複数の画像から第2の焦点計測値を算出するとともに、第1、第2の焦点計測値の平均値によって合焦点位置を求める。
【選択図】 図1

Description

本発明は、試料の画像を取得する際の焦点を制御するための自動焦点装置、及び自動焦点装置を用いた顕微鏡装置に関するものである。
顕微鏡を用いて試料の画像を取得する場合、装置内の光学系、機構系の傾き、あるいは試料自体の傾き、凹凸形状などによる焦点ずれが問題となる。これに対して、従来、顕微鏡装置において、CCDカメラなどの撮像装置による撮像の焦点を自動的に制御する自動焦点(オートフォーカス)が行われている。このような自動焦点を行う装置としては、例えば、特許文献1に記載された装置がある。
特開平5−288981号公報
上記した文献1には、顕微鏡の対物レンズと、顕微鏡による観察対象となる試料との間での焦点位置を連続的に変更しながら一定の変更間隔毎に試料の画像を取得し、得られた複数の画像から合焦点位置を求める方法が開示されている。しかしながら、このような方法では、顕微鏡の各部を駆動して焦点位置を変更するのにステッピングモータやピエゾアクチュエータなどの機器が用いられるため、焦点位置を連続的に変更していく際にその機器特有の遅れが発生する。したがって、上記した方法での焦点計測によって合焦点位置を求めた場合、焦点位置の変更の遅れに起因する誤差が生じるという問題がある。
一方、このような焦点位置の変更の遅れの影響を解消する方法として、焦点位置を変更していく際に一定の変更間隔毎に機器を停止させ、焦点位置が安定してから試料の画像を取得することを繰り返す方法を用いることができる。しかしながら、この方法では、合焦点位置を求めるのに必要な複数の画像を取得する際に、1回の画像取得毎に焦点位置の安定を待たなければならない。したがって、合焦点位置を求めるのに必要な時間が非常に長くなるという問題がある。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、合焦点位置を短い時間で正確に求めることが可能な自動焦点装置、及びそれを用いた顕微鏡装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明による自動焦点装置は、(1)観察対象となる試料の光像による画像を取得する撮像手段と、(2)試料からの光が入射する対物レンズを含み、試料の光像を撮像手段へと導く導光光学系と、(3)撮像手段及び導光光学系に対する試料における焦点位置を光軸方向について変更する焦点変更手段と、(4)撮像手段及び焦点変更手段を用いて、試料の画像を取得する際の焦点情報を取得する焦点制御手段とを備え、(5)焦点制御手段は、焦点変更手段によって焦点位置を一方向に連続的に変更しつつ実行される第1の焦点計測で取得された複数の試料の画像から第1の焦点計測値を算出し、焦点位置を第1の焦点計測とは逆方向に連続的に変更しつつ実行される第2の焦点計測で取得された複数の試料の画像から第2の焦点計測値を算出するとともに、第1の焦点計測値及び第2の焦点計測値に基づいて試料における合焦点位置を求めることを特徴とする。
上記した自動焦点装置においては、一定の変更間隔毎に焦点位置の変更を停止するのではなく、焦点位置を連続的に変更しつつ複数の試料の画像を取得する焦点計測方法を用いて合焦点位置を求めている。これにより、試料の観察位置に対する焦点情報を短い時間で取得することが可能となる。さらに、合焦点位置を求めるための焦点計測について、焦点位置の変更方向を変えて2回の焦点計測を行い、そのそれぞれで算出された焦点計測値を参照して合焦点位置を求めている。このとき、2回の焦点計測では、焦点位置の変更の遅れの影響が逆になる。したがって、2回の焦点計測においてそれぞれ複数の画像から算出される焦点計測値を用いることにより、最終的な合焦点位置を正確に求めることが可能となる。
ここで、焦点制御手段は、第1の焦点計測値及び第2の焦点計測値の平均値によって合焦点位置を求めることが好ましい。この場合、焦点位置の変更の遅れの影響が打ち消された状態の合焦点位置を確実に求めることができる。あるいは、合焦点位置を求める方法については、具体的な焦点計測方法に応じて他の方法を用いても良い。
また、焦点制御手段は、第1の焦点計測及び第2の焦点計測において、複数の試料の画像の取得を、被写界深度以下に設定された焦点位置の変更間隔毎に行うことが好ましい。この場合、試料の観察位置に対する合焦点位置を充分に高い精度で求めることができる。
また、自動焦点装置は、撮像手段及び導光光学系に対する試料における観察位置を光軸に垂直な方向について変更する観察位置変更手段を備え、焦点制御手段は、試料の観察対象領域を複数の焦点計測領域に区分し、複数の焦点計測領域のそれぞれについて求められた合焦点位置によって観察対象領域に対する合焦点位置のマッピングを行うこととしても良い。
あるいは、自動焦点装置は、撮像手段及び導光光学系に対する試料における観察位置を光軸に垂直な方向について変更する観察位置変更手段を備え、焦点制御手段は、試料の観察対象領域内で3点以上の焦点計測位置を設定し、3点以上の焦点計測位置のそれぞれについて求められた合焦点位置を用いて観察対象領域内での各観察位置に対する合焦点位置を求めることとしても良い。
これらの構成によれば、観察対象の試料に対して複数の観察位置で画像の取得を行う場合に、複数の観察位置を含む観察対象領域に対する合焦点位置などの焦点情報を効率的に取得することができる。
本発明による顕微鏡装置は、上記した自動焦点装置と、試料の観察位置に対して焦点制御手段によって求められた合焦点位置を含む焦点情報に基づいて、試料の画像の取得を制御する画像取得制御手段とを備えることを特徴とする。
上記した顕微鏡装置においては、焦点位置の変更方向を変えて2回の焦点計測を行い、そのそれぞれで算出された焦点計測値を参照して試料の観察位置に対する合焦点位置を求める上記した自動焦点装置を用いて顕微鏡装置を構成している。これにより、試料の画像を取得する際の合焦点位置を短い時間で正確に求めて、高い精度で効率良く試料の観察を実行することが可能となる。
本発明の自動焦点装置及びそれを用いた顕微鏡装置によれば、合焦点位置を求めるための焦点計測について、焦点位置を連続的に変更しつつ複数の試料の画像を取得するとともに、焦点位置の変更方向を変えて2回の焦点計測を行い、そのそれぞれで算出された焦点計測値を参照して合焦点位置を求めることにより、試料の観察位置に対する合焦点位置を短い時間で正確に求めることが可能となる。
以下、図面とともに本発明による自動焦点装置、及びそれを用いた顕微鏡装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、本発明による自動焦点装置を用いた顕微鏡装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。この顕微鏡装置1Aは、試料Sの画像の取得に用いられるものである。ここで、顕微鏡装置1Aでの光軸方向となる垂直方向をz軸方向、光軸に垂直な方向である水平方向をx軸方向、y軸方向とする。また、本顕微鏡装置1Aによる観察対象となる試料Sは、例えば生体サンプルであり、試料ステージ10上に載置されている。
試料ステージ10は、x方向及びy方向(水平方向)に可動なXYステージからなり、このXYステージ10をxy面内で駆動することにより、試料Sに対する顕微鏡装置1Aでの観察位置が設定または変更される。また、試料ステージ10は、XYステージ駆動部15によって駆動制御されている。この構成において、XYステージ駆動部15は、顕微鏡装置1Aに対する試料Sにおける観察位置を光軸に垂直な方向について変更する観察位置変更手段として機能する。
試料ステージ10上の試料Sに対し、ステージ10の上方に、試料Sの光像を導光するための導光光学系20が設けられている。この導光光学系20は、試料Sからの光が入射する対物レンズ21、及び試料Sの光像の導光、集束に必要な光学要素を含んで構成されている。また、試料Sの光像が導光光学系20によって導かれる光路上の所定位置には、撮像装置であるCCDカメラ30が設置されている。このCCDカメラ30は、試料Sの光像による画像を取得する撮像手段である。これらの導光光学系20、及びCCDカメラ30は、その光軸及び光学系20−カメラ30間の距離等が調整された状態で、一体に固定されている。
また、導光光学系20及びCCDカメラ30に対して、光学系駆動部25が設置されている。光学系駆動部25は、例えばステッピングモータやピエゾアクチュエータなどを用いて構成され、光学系20及び光学系20に対して固定されたカメラ30を光軸方向であるz軸方向に移動させる。この構成において、光学系駆動部25は、CCDカメラ30及び導光光学系20に対する試料Sにおける焦点位置を光軸方向について変更する焦点変更手段として機能する。この光学系駆動部25は、試料Sの画像取得における焦点の制御に用いられる。
これらの試料ステージ10、導光光学系20、及びCCDカメラ30に対し、焦点制御部51及び画像取得制御部52を有する制御装置50が設置されている。焦点制御部51は、CCDカメラ30、及び光学系駆動部25を用いて、試料Sの画像取得における合焦点位置を含む焦点情報を取得する。
図1に示す顕微鏡装置1Aでは、上記した試料ステージ10、導光光学系20、撮像手段であるCCDカメラ30、観察位置変更手段であるステージ駆動部15、及び焦点変更手段である光学系駆動部25と、制御装置50の焦点制御部51とによって、試料Sの画像を取得する際に用いられる焦点情報を取得するための自動焦点装置が構成されている。また、焦点制御部51で取得された焦点情報は、焦点情報記憶部55に記憶される。
画像取得制御部52は、CCDカメラ30を用いて実際に試料Sの画像の取得を実行する場合に、試料Sの観察位置に対して焦点制御部51によって求められた合焦点位置を含む焦点情報に基づいて、試料Sの画像の取得を制御する。図1に示した構成においては、画像取得制御部52は、焦点情報記憶部55から読み出した合焦点位置を含む焦点情報を参照し、CCDカメラ30による試料Sの画像取得動作、光学系駆動部25による焦点変更動作、及びステージ駆動部15による観察位置変更動作を制御して、所望の観察条件で試料Sの観察及び画像の取得を実行する。
焦点制御部51及び画像取得制御部52を有する制御装置50は、例えば、CPU及び必要なメモリ、ハードデイスクなどの記憶装置を含むコンピュータによって構成される。また、この制御装置50に対して、入力装置58及び表示装置59が接続されている。入力装置58は、例えばコンピュータに接続されたキーボードやマウス等から構成され、本顕微鏡装置1Aにおける焦点制御部51による焦点情報取得動作、あるいは画像取得制御部52による画像取得動作の実行に必要な情報、指示の入力等に用いられる。また、表示装置59は、例えばコンピュータに接続されたCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等から構成され、本顕微鏡装置1Aにおける焦点情報取得及び画像取得に関する必要な情報の表示等に用いられる。
次に、図1に示した自動焦点装置及び顕微鏡装置1Aにおける焦点情報の取得方法について説明する。
本実施形態の顕微鏡装置1Aにおいては、試料Sの画像取得における合焦点位置を含む焦点情報の取得は、上記したように制御装置50の焦点制御部51によって行われる。焦点制御部51は、撮像手段であるCCDカメラ30、焦点変更手段である光学系駆動部25、あるいはさらに必要に応じて観察位置変更手段であるステージ駆動部15を用いて、試料Sの画像取得のための焦点情報取得を実行する。
焦点制御部51は、光学系駆動部25によってCCDカメラ30及び導光光学系20を光軸方向であるz軸方向に駆動し、試料Sにおける焦点位置をz軸方向に沿って一方向に連続的に変更する。そして、この焦点位置の連続的な変更の間に、所定の変更間隔毎に試料Sの画像を取得する焦点計測を行うとともに、得られた複数の画像に対して解析を行って、CCDカメラ30及び導光光学系20による画像取得の焦点が合う合焦点位置を示す焦点計測値を算出する。
焦点計測を実行する焦点位置の変更範囲については、合焦点位置が変更範囲内に含まれるように適宜設定される。また、設定された焦点位置の変更範囲にわたってCCDカメラ30によって取得された複数の画像を用いた焦点計測値の算出については、例えば、複数の画像の間でのコントラストの高低、明るさの高低などの画像特性の変化を評価し、その評価結果に基づいて最も画像取得の焦点が合っている位置を焦点計測値として算出する方法が用いられる。
図2は、一方向の焦点計測で求められる合焦点位置について示すグラフである。このグラフにおいて、横軸は試料Sにおける焦点位置zを連続的に変更しつつ実行される焦点計測での計測時間tを示し、縦軸は焦点位置zを示している。また、図2中において、グラフA1は焦点制御部51が光学系駆動部25に対して指示する焦点位置を示し、グラフA2は光学系駆動部25によって設定される実際の焦点位置を示している。
このグラフからわかるように、ステッピングモータやピエゾアクチュエータなどの機器を用いた光学系駆動部25によって焦点位置を連続的に変更すると、グラフA2に示す実際の焦点位置の変化では、グラフA1に示す指示された焦点位置の変化からみて矢印A6で示した変更の遅れが発生する。したがって、上記した焦点計測で取得された複数の画像から焦点計測値を算出した場合、算出された焦点計測値において、焦点位置の変更の遅れに起因する誤差が生じる。
図1に示した自動焦点装置及び顕微鏡装置1Aにおいては、このような焦点計測値の誤差を低減するため、双方向の焦点計測を実行して合焦点位置を求める。図3は、双方向の焦点計測で求められる合焦点位置について示すグラフである。図3中において、グラフB1は焦点制御部51が光学系駆動部25に対して指示する焦点位置を示し、グラフB2は光学系駆動部25によって設定される実際の焦点位置を示している。
具体的には、焦点制御部51は、試料Sにおける焦点位置をz軸方向に沿って一方向に連続的に変更しつつ第1の焦点計測を実行する。そして、その間に所定の変更間隔毎に取得された試料Sの画像から第1の焦点計測値を算出する。このとき、得られる第1の焦点計測値は、図3中に矢印B6で示したように、焦点位置の変更の遅れに起因した誤差を有している。
焦点制御部51は、さらに、試料Sにおける焦点位置をz軸方向に沿って第1の焦点計測とは逆方向に連続的に変更しつつ第2の焦点計測を実行する。そして、その間に所定の変更間隔毎に取得された試料Sの画像から第2の焦点計測値を算出する。このとき、得られる第2の焦点計測値は、図3中に矢印B7で示したように、焦点位置の変更の遅れに起因した第1の焦点計測値とは逆方向の誤差を有している。焦点制御部51では、図3中に破線B0によって示すように、これらの第1の焦点計測値及び第2の焦点計測値の平均値によって試料Sにおける合焦点位置を求める。
上記実施形態による自動焦点装置及び顕微鏡装置の効果について説明する。
図1に示した自動焦点装置においては、一定の変更間隔毎に試料Sにおける焦点位置の変更を停止するのではなく、光学系駆動部25によって焦点位置を連続的に変更しつつCCDカメラ30によって複数の試料Sの画像を取得する焦点計測方法を用いて合焦点位置を求めている。これにより、試料Sの観察位置に対する焦点情報を短い時間で取得することが可能となる。
さらに、上記したように焦点位置を連続的に変更しつつ実行される焦点計測について、光軸方向についての焦点位置の変更方向を変えて2回の焦点計測を行い、そのそれぞれで算出された焦点計測値を参照して合焦点位置を求めている。このとき、2回の焦点計測では、図3中に矢印B6、B7で示したように、焦点位置の変更の遅れの影響による焦点計測値の誤差が逆方向となる。したがって、第1、第2の焦点計測のそれぞれで複数の画像から算出された第1、第2の焦点計測値を用いることにより、最終的な合焦点位置を正確に求めることが可能となる。また、このような自動焦点装置を用いた顕微鏡装置1Aによれば、試料Sの画像を取得する際の合焦点位置を短い時間で正確に求めて、高い精度で効率良く試料Sの観察を実行することが可能となる。
自動焦点装置及び顕微鏡装置1Aの効果について詳述する。光学系駆動部25にピエゾ素子等を用いた場合、それによる焦点位置の変更動作の遅れは大きいものでは数10ms〜100ms(ミリ秒)程度になる。これに対してCCDカメラ30での画像を取り込むフレームレートを30Hzとし、連続的に焦点位置を変更しながら試料Sの画像の取得を行うと、変更動作の遅れが100msの場合、焦点制御部51によって指示された焦点位置と、光学系駆動部25によって設定された実際の焦点位置とは、画像数でいえば3画像分ずれていることとなる。このような画像のずれは、フレームレートが高い撮像装置を用いればさらに大きくなる。上記した装置構成及び焦点情報の取得方法によれば、双方向で焦点計測を行うことにより、このような画像のずれの影響が解消される。
また、このような焦点情報の取得方法を用いることにより、焦点情報の取得を高速に行うことができる。例えば、一定の変更間隔毎に試料Sにおける焦点位置の変更を停止して焦点計測を行うことを考える。この場合、変更動作の遅れを100ms、変更された焦点位置が安定するまでの時間を遅れの3倍の300ms、画像取得のフレームレートを30Hz(画像取得時間1/30s)、焦点計測に用いられる画像の取得枚数を30枚とすると、焦点計測に要する時間は(画像取得時間+焦点位置の安定時間)×画像の取得枚数=(1/30+0.3)×30=10秒となる。
一方、焦点位置を連続的に変更しつつ双方向で焦点計測を行う上記方法では、同様に画像取得のフレームレートを30Hz、焦点計測に用いられる画像の取得枚数を一方向について30枚とすると、双方向での焦点計測に要する時間は2秒となる。このように、上記構成の自動焦点装置及び顕微鏡装置によれば、焦点情報の取得に要する時間を大幅に短縮することが可能である。
なお、焦点計測における焦点位置の変更の遅れ、及びその影響による焦点計測値の誤差は、焦点位置の変更速度によって大きさが変化する。図4は、焦点計測における焦点位置の変更の遅れについて示すグラフである。図4中において、グラフC1は所定の変更速度となるように焦点制御部51が指示する焦点位置を示し、グラフC2は光学系駆動部25によって設定される実際の焦点位置を示している。また、グラフD1はグラフC1での変更速度よりも遅い変更速度となるように焦点制御部51が指示する焦点位置を示し、グラフD2は光学系駆動部25によって設定される実際の焦点位置を示している。
このグラフからわかるように、変更速度を遅く設定した場合のグラフD1、D2での焦点位置の変更の遅れは、変更速度を速く設定した場合のグラフC1、C2での変更の遅れよりも小さくなる。すなわち、焦点計測における焦点位置の変更の遅れ、及び焦点計測値に生じる誤差は、焦点位置の変更速度などの焦点計測の具体的な条件によって異なるものとなる。また、このような誤差の違いは、例えば光学系駆動部25に用いられる機器の種類、個々の特性、あるいは装置特性の経時変化等によっても発生する。これに対して、上記した焦点情報の取得方法では、2回の焦点計測を実行して焦点位置の変更の遅れの影響を打ち消す方法を用いているため、そのような誤差の不確定性にかかわらず、確実に合焦点位置を求めることが可能である。
ここで、2回の焦点計測については、焦点位置の変更方向以外の条件、例えば焦点位置の変更範囲、変更間隔等については、同一の条件として焦点計測を実行することが好ましい。あるいは、焦点位置の変更方向以外の条件も異なる条件に設定しても良い。また、第1の焦点計測及び第2の焦点計測における試料Sでの焦点位置の変更間隔については、被写界深度以下に設定された焦点位置の変更間隔毎に試料Sの画像の取得を行って、焦点計測値の算出に用いられる複数の画像を取得することが好ましい。
このように焦点位置の変更間隔を設定して焦点計測を行うことにより、試料Sの観察位置に対する合焦点位置を充分に高い精度で求めることができる。なお、顕微鏡装置1Aにおける被写界深度は、導光光学系20において用いられる対物レンズ21の開口数NAによって異なるが、例えば、NA=0.4の場合で1.5μm程度、NA=0.7で0.5μm程度である。また、具体的な焦点位置の変更間隔の設定については、例えば被写界深度の半分の分解能で変更間隔を設定する方法を用いることができる。あるいは、必要とされる焦点位置の精度等に応じて、焦点位置の変更間隔を被写界深度よりも大きく設定しても良い。
また、第1の焦点計測値及び第2の焦点計測値を用いた合焦点位置の導出については、上記したように、第1、第2の焦点計測値の平均値によって合焦点位置を求めることが好ましい。焦点位置の変更方向が逆の第1、第2の焦点計測では、通常、焦点位置の変更の遅れは方向が逆、大きさは略等しくなる。したがって、上記のように第1、第2の焦点計測値の平均値を合焦点位置とすることで、焦点位置の変更の遅れの影響が打ち消された状態の合焦点位置を容易かつ確実に求めることができる。また、このような合焦点位置の導出方法については、具体的な焦点計測方法や、焦点位置の変更に用いる機器の特性等に応じて、平均値を合焦点位置とする方法以外の方法を用いても良い。
また、試料Sの画像を取得する撮像手段については、図1に示した構成では焦点制御部51による焦点情報の取得、及び画像取得制御部52による試料Sの画像の取得に同一のCCDカメラ30を用いているが、それぞれ別の撮像装置を用いる構成としても良い。この場合には、導光光学系20において焦点制御用光路及び画像取得用光路の2つの光路を設定し、それぞれの光路上に焦点制御用の撮像装置及び画像取得用の撮像装置を設置する構成を用いることができる。あるいは、単一の光路上において焦点制御用の撮像装置及び画像取得用の撮像装置を切換えて設置する構成としても良い。
一般には、焦点制御用の撮像装置としては、試料Sの2次元の画像を取得可能なCCDカメラなどのイメージセンサを用いることが好ましい。また、画像取得用の撮像装置としては、試料Sの1次元の画像を取得可能なリニアセンサ、または2次元の画像を取得可能なイメージセンサを用いることができる。例えば、試料Sに対してある程度の範囲の観察対象領域をスキャンしつつ画像を取得するような場合には、画像取得用の撮像装置としてはリニアセンサ(ラインセンサ)、またはTDI動作が可能な2次元のイメージセンサなどを用いることが好ましい。また、図1に示した構成では、CCDカメラ30として、通常の2次元画像の取得動作と、TDIラインセンサ動作との両方の動作が可能なCCDカメラを用いても良い。
図1に示した自動焦点装置及び顕微鏡装置1Aにおける焦点情報の取得方法についてさらに説明する。
図1の顕微鏡装置1Aでは、試料ステージ10としてxy面内で可動なXYステージを用いるとともに、このステージ10に対してXYステージ駆動部15を設けている。このような試料ステージ10及びXYステージ駆動部15を用いれば、試料Sに対する観察位置をxy面内で調整することができる。あるいは、試料Sに対して、ある程度の広さの観察対象領域について画像の取得を行う場合には、XYステージ駆動部15により、試料Sにおける観察位置をxy面内で光軸に垂直な方向について変更することが可能である。
このように一定の観察対象領域に対して試料Sの画像の取得を行う場合、観察対象領域の全体に対する焦点情報を取得する方法としては、焦点制御部51が、試料Sの観察対象領域を複数の焦点計測領域に区分し、複数の焦点計測領域のそれぞれについて合焦点位置を求めて、それらの合焦点位置によって観察対象領域に対する合焦点位置のマッピングを行う方法を用いることが好ましい。
図5は、試料の観察対象領域の全体に対する焦点情報の取得方法の一例を示す模式図である。顕微鏡装置1Aを用いて試料Sを広い範囲でスキャンして画像データを取得する場合、試料ステージ10の傾きや試料Sの形状などによる観察対象領域内での焦点位置の変化が問題となる。観察対象領域が狭い場合には、複数の観察位置で試料Sの画像取得を行う場合でも焦点位置の変化は問題とはならないが、例えば20mm×20mmの範囲を観察対象領域とする例のように、広い範囲で試料Sの画像取得を行う場合には、観察位置による焦点位置の変化を考慮する必要がある。
これに対して、図5に示した焦点情報の取得方法では、上記したように、観察対象領域Rを複数の焦点計測領域に区分する。図5の例では、矩形状の観察対象領域Rを横方向10、縦方向10に区切って、10×10個の焦点計測領域RFを設定している。そして、100個の焦点計測領域RFのそれぞれについて上記した方法で焦点計測を行って合焦点位置を求めることにより、観察対象領域Rの全体に対する合焦点位置のマッピングデータを作成することができる。このような方法によれば、複数の観察位置を含む観察対象領域Rに対する合焦点位置などの焦点情報を効率的に取得することが可能である。
ここで、観察対象領域Rの焦点計測領域RFへの区分数などの区分条件については、具体的な観察対象領域Rの広さや必要とされる焦点情報の精度などに応じて適宜設定すれば良い。また、各焦点計測領域RFでの焦点計測及び合焦点位置の導出については、例えば図5に示すように焦点計測領域RFの中心点を代表点RCとし、この代表点RCを計測位置として焦点計測及び合焦点位置の導出を行うことが好ましい。
このような方法で取得された焦点情報を用いて実際に試料Sの画像を取得する際には、画像取得制御部52は、焦点情報記憶部55に記憶された焦点情報のマッピングデータを読み出し、そのデータを参照しながら観察対象領域R内をスキャンして試料Sの画像を取得すれば良い。
図5には、このような観察対象領域R内での試料Sの画像の取得方法の一例を合わせて示している。この例では、観察対象領域R内で図中の上側から下側への画像スキャン(実線矢印)を左側から右側へ向けて繰り返して行って(破線矢印)、領域Rの全体に対して試料Sの画像を取得する。この場合、焦点情報のマッピングデータを参照し、観察対象領域R内での画像スキャンに追従するように焦点位置を調整しながら画像を取得することにより、領域Rの全体で焦点が合った良好な画像を取得することができる。
あるいは、試料Sの観察対象領域の全体に対する焦点情報を取得する方法としては、焦点制御部51が、試料Sの観察対象領域内で3点以上の焦点計測位置を設定し、3点以上の焦点計測位置のそれぞれについて合焦点位置を求めて、それらの合焦点位置を用いて観察対象領域内での各観察位置に対する合焦点位置を求める方法を用いることが好ましい。
図6は、試料の観察対象領域の全体に対する焦点情報の取得方法の他の例を示す模式図である。図6に示した焦点情報の取得方法では、上記したように、観察対象領域Rに対して3点の焦点計測位置PFを設定している。そして、3点の焦点計測位置PFのそれぞれについて上記した方法で焦点計測を行って合焦点位置を求めている。このとき、3点の焦点計測位置PFで求められた合焦点位置から、直線補完によって観察対象領域R内の任意の観察位置に対する合焦点位置を求めることができる。このような方法によっても、観察対象領域Rに対する合焦点位置などの焦点情報を効率的に取得することが可能である。
このような方法は、例えば、試料ステージ10が充分に平面状で、観察対象領域R内での焦点位置の変化がステージ10の傾きのみによる場合など、焦点位置の変化が平面的である場合に特に有効である。ただし、図6に示したように3点の焦点計測位置PFを用いる場合、3点が一直線上にないことが必要である。また、観察対象領域R内で4点以上の焦点計測位置を設定し、最小二乗法によって観察対象領域R内の任意の観察位置に対する合焦点位置を求めることとすれば、さらに精度良く焦点位置を制御することができる。
また、図5及び図6に示した例のように、観察対象領域Rに対して焦点情報の取得を行う場合には、試料ステージ10の真直度についても同時に補正を行うことが好ましい。一般に、XYステージの真直度では、ステージの移動に用いられるボールネジの偏芯等、ガイド自体の真直度(例えばステージが移動するレールの反り)、ガイドを取り付けるベース部分の平面度、ガイド取付のネジ固定による波打ち、ガイドがボール循環式の場合の転動体の通過に伴う振動、などの影響を受け、ステージが直線動作をしない場合がある。
図7及び図8は、それぞれステージ送り位置に対する真直度誤差の変化を示すグラフである。図7のグラフは、広い送り位置範囲についての真直度誤差の変化を示している。これは、主にステージが移動するレールの反りによる誤差パターンに対応している。また、図8のグラフは、狭い送り位置範囲についての真直度誤差の変化を示している。これは、主に送り用のネジによる誤差パターンに対応している。これに対して、上記した自動焦点装置及び顕微鏡装置1Aによれば、このようなステージの真直度についても、焦点計測による焦点情報の取得によって同時に補正することが可能である。
本発明による自動焦点装置及び顕微鏡装置は、上記した実施形態及び構成例に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、撮像手段及び導光光学系に対する試料Sにおける焦点位置を光軸方向について変更する焦点変更手段については、図1に示した構成ではCCDカメラ30及び導光光学系20をz軸方向に駆動する光学系駆動部25を用いているが、例えば試料Sが載置された試料ステージ10をz軸方向に駆動する構成など、他の構成を用いても良い。
また、試料Sにおける観察位置(撮像位置)を光軸に垂直な方向について変更する観察位置変更手段については、図1に示した構成では試料ステージ10をxy面内で駆動するXYステージ駆動部15を用いているが、例えばCCDカメラ30及び導光光学系20をxy面内で駆動する構成など、他の構成を用いても良い。あるいは、このような観察位置変更手段については、試料Sに対して1つの観察位置のみで画像取得を行う場合など、不要であれば設けない構成としても良い。
本発明による自動焦点装置及び顕微鏡装置は、合焦点位置を短い時間で正確に求めることが可能な自動焦点装置、及びそれを用いた顕微鏡装置として利用可能である。
自動焦点装置を用いた顕微鏡装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 一方向の焦点計測で求められる合焦点位置について示すグラフである。 双方向の焦点計測で求められる合焦点位置について示すグラフである。 焦点計測における焦点位置の変更の遅れについて示すグラフである。 試料の観察対象領域の全体に対する焦点情報の取得方法の一例を示す模式図である。 試料の観察対象領域の全体に対する焦点情報の取得方法の他の例を示す模式図である。 ステージ送り位置に対する真直度誤差の変化を示すグラフである。 ステージ送り位置に対する真直度誤差の変化を示すグラフである。
符号の説明
1A…顕微鏡装置、10…試料ステージ、15…ステージ駆動部、20…導光光学系、21…対物レンズ、25…光学系駆動部、30…CCDカメラ(撮像装置)、50…制御装置、51…焦点制御部、52…画像取得制御部、55…焦点情報記憶部、58…入力装置、59…表示装置。

Claims (6)

  1. 観察対象となる試料の光像による画像を取得する撮像手段と、
    前記試料からの光が入射する対物レンズを含み、前記試料の光像を前記撮像手段へと導く導光光学系と、
    前記撮像手段及び前記導光光学系に対する前記試料における焦点位置を光軸方向について変更する焦点変更手段と、
    前記撮像手段及び前記焦点変更手段を用いて、前記試料の画像を取得する際の焦点情報を取得する焦点制御手段とを備え、
    前記焦点制御手段は、前記焦点変更手段によって前記焦点位置を一方向に連続的に変更しつつ実行される第1の焦点計測で取得された複数の前記試料の画像から第1の焦点計測値を算出し、前記焦点位置を前記第1の焦点計測とは逆方向に連続的に変更しつつ実行される第2の焦点計測で取得された複数の前記試料の画像から第2の焦点計測値を算出するとともに、前記第1の焦点計測値及び前記第2の焦点計測値に基づいて前記試料における合焦点位置を求めることを特徴とする自動焦点装置。
  2. 前記焦点制御手段は、前記第1の焦点計測値及び前記第2の焦点計測値の平均値によって前記合焦点位置を求めることを特徴とする請求項1記載の自動焦点装置。
  3. 前記焦点制御手段は、前記第1の焦点計測及び前記第2の焦点計測において、複数の前記試料の画像の取得を、被写界深度以下に設定された前記焦点位置の変更間隔毎に行うことを特徴とする請求項1または2記載の自動焦点装置。
  4. 前記撮像手段及び前記導光光学系に対する前記試料における観察位置を光軸に垂直な方向について変更する観察位置変更手段を備え、
    前記焦点制御手段は、前記試料の観察対象領域を複数の焦点計測領域に区分し、前記複数の焦点計測領域のそれぞれについて求められた前記合焦点位置によって前記観察対象領域に対する合焦点位置のマッピングを行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の自動焦点装置。
  5. 前記撮像手段及び前記導光光学系に対する前記試料における観察位置を光軸に垂直な方向について変更する観察位置変更手段を備え、
    前記焦点制御手段は、前記試料の観察対象領域内で3点以上の焦点計測位置を設定し、前記3点以上の焦点計測位置のそれぞれについて求められた前記合焦点位置を用いて前記観察対象領域内での各観察位置に対する前記合焦点位置を求めることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の自動焦点装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項記載の自動焦点装置と、
    前記試料の観察位置に対して前記焦点制御手段によって求められた前記合焦点位置を含む前記焦点情報に基づいて、前記試料の画像の取得を制御する画像取得制御手段と
    を備えることを特徴とする顕微鏡装置。
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